JPH058192Y2 - - Google Patents

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JPH058192Y2
JPH058192Y2 JP1986083472U JP8347286U JPH058192Y2 JP H058192 Y2 JPH058192 Y2 JP H058192Y2 JP 1986083472 U JP1986083472 U JP 1986083472U JP 8347286 U JP8347286 U JP 8347286U JP H058192 Y2 JPH058192 Y2 JP H058192Y2
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seat
mat body
storage recess
pillow
bag
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は前席のシートバツクを後席側へ後倒し
て前席のシートクツシヨン、シートバツク、後席
のシートクツシヨンとで1つの平坦面を構成する
所謂フルフラツト式の自動車用シートの改良に関
するものである。
(従来の技術とその問題点) この種の従来品は第8図に示すように、乗員の
頭部が後席のシートクツシヨン1上に位置するよ
うに横臥して使用する。
ところで、乗員の頭部が位置するシートクツシ
ヨン1における上面は、その前部が隆起状に形成
されているのに対し、後部は凹窪状に形成されて
おり、図示するが如く乗員の頭部は凹窪状の後部
に位置する。
そのため、横臥した状態において頭部が低いた
めに、座蒲団などをシートクツシヨン1上に載置
して、これを枕としなければ使用性が頗る悪い不
具合があつた。従つて、斯る従来のシートは常
時、車内に枕体として利用できるものを搭載しな
ければならない煩わしさがあつた。
以上の従来品の不具合を除去するものとして、
シートバツクの一部に格納部を設け、この格納部
に枕を格納して、枕として使用する際に格納部よ
り枕を取り出すものが開示されている(例えば、
実公昭42−3045号公報、実公昭55−44524号公
報)。
これらは、いずれも枕として使用している際、
使用者の頭部後方に格納部が位置するため、自動
車の急停車時などにおいて、着座者の頭部が格納
部内に入り込む。そして、格納部には緩衝部材が
配設されていないため、格納部内の剛性材(枕を
格納部に格納状態において枕を支持できるように
剛性の支持部材が設けてある。)に着座者の頭部
が突き当たる不具合がある。
(目的) そこで、本考案は自動車の急停車時における使
用者の頭部の保護を確実にすることを目的とす
る。
以上の目的を達成するための本考案に係る自動
車用シートは、シートバツクの前面側に一部に設
けた格納凹部と、この格納凹部に連結部材で連結
され、格納凹部に着脱自在に嵌合するマツト体と
からなり、 該マツト体の肉厚は前記格納凹部の下辺とシー
トクツシヨンの上面との長さに対して薄く形成
し、マツト体をシートクツシヨン上に載置した際
に格納凹部下方のシートバツクが着座者の頭部受
け部としてなることを特徴とするものである。こ
のマツト体はシートバツクと同様に発泡体製クツ
シヨン材を表皮で被包したもの、或いは枕として
利用する際にその高さを調節できるように内部に
空気袋を内蔵したものなどを使用する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図乃至第3図は第1実施例を示し、図中第
8図に示す従来品と同一符号は同一品を示し、そ
の説明を省略する。
図中20に示す後席のシートバツクは、その着
座者の背面が接する上下方向の略中央に、マツト
体30が嵌合されている。
このマツト体30は第2図、第3図に示すよう
に、シートバツク20に設けた格納凹部21内に
嵌合されており、シートバツク20と同様に発泡
体(ウレタンフオーム)からなるクツシヨン材を
表皮で被包したものである。そして、このマツト
体30はシートクツシヨン1の凹窪状後部上に載
置されるように連結部材4で、シートバツク20
に連結されている。
以上のマツト体30の肉厚L1は、第3図に示
すように格納凹部21の下方に有するシートバツ
ク20の下部22の高さL2(格納凹部21の下辺
とシートクツシヨン1の上面との間の長さ)に対
して薄く形成されている。そのため、マツト体3
0をシートクツシヨン1上に載置した際、マツト
体30の上面よりシートバツク20の下部22に
おける前面上部の高さが高くなり、この前面上部
を頭部受け部22aとする。
連結部材4は前記表皮と同様柔軟性を有する部
材(例えば布地)であり、その一端縁はシートバ
ツク20の格納凹部21下部壁面に、また他端縁
はマツト体30の側面に夫々止着され、マツト体
30を格納凹部21内に嵌合した際に、マツト体
30と共に格納凹部21に収納される。そして、
この連結部材4の長さは取り出したマツト体30
がシートクツシヨン1上に載置できる程度に形成
されている。
斯して、第2図、第3図に示すようにマツト体
30を格納凹部21より取り出してシートクツシ
ヨン1の凹窪状後部上に載置すると、マツト体3
0はシートクツシヨン1の隆起状前部に対してそ
の高さが高くなるので、前席をフルフラツトとし
た場合に、枕として利用でき、しかも、連結部材
4の長さが所定に形成されているので、枕として
の利用状態において、マツト体30の移動が防止
される。また、枕として不要の際には格納凹部2
1内に格納すると、第1図に示すように、シート
バツク20の一部になる。
第4図乃至第7図は他の実施例を示し、斯る実
施例は枕として使用する際に、その枕の高さを高
低調節できるようにしたものである。
即ち、前記実施例と同様に、マツト体31はシ
ートバツク20の格納凹部21内に格納して連結
部材4で連結されているが、斯るマツト体31内
には空気袋32が内蔵されており(第5図A)、
この空気袋32にエアーを注入すると、膨張して
マツト体31の高さが高くなる(第5図B)。図
中33は発泡体からなるクツシヨン材、34は表
皮を夫々示す。
また、このマツト体31を載置するシートクツ
シヨン1の凹窪状後部11内には第6図Aに示す
ように空気袋12を内蔵して、エアーを注入する
ことにより膨張させると(第6図B)、シートク
ツシヨン1の凹窪状後部上面は上昇する。そのた
め、マツト体31を押し上げるのでマツト体31
の高さが更に高くなると共に、マツト体31は連
結部材4によつて連結されているので、第7図に
示すように傾斜し、頭部を載置した場合に頭部の
枕に対する当たりが良好になる。
そして、この枕となるマツト体31の高さは空
気袋32,12に対するエアーの注入量によつて
調節する。
以上、いずれの実施例におけるマツト体30,
31も、シートバツク20の格納凹部21に格納
している状態において、その裏面側が枕として使
用する場合に上面側に位置する。
そのため、枕として使用する場合に、シートバ
ツク20の表面を構成する表皮に比べ柔軟性、透
湿性などに優れた枕の外装材として最適な布地を
選択して使用することができる。
また、第4図乃至第7図に示す実施例は、マツ
ト体31をシートバツク20の上下方向の略中央
に格納しているが、これを下部に格納するも任意
であり、斯様に下部に格納してエアーを空気袋3
2に注入すると、マツト体31をシートバツク2
0の一部として利用する場合にはランバーサポー
トの機能をも奏することができる。
(効果) 本考案によれば、マツト体をシートバツクの格
納凹部から取り出して枕として使用する際、この
枕の後方側にシートバツクの一部を構成する頭部
受け部があるため、自動車の急停車時等、枕を使
用状態の乗員に後方荷重が加わつた際、頭部受け
部が乗員の頭部を保護し、安全性を向上し得る。
また、頭部受け部はシートバツクの一部を利用で
きるため、構造が簡単で低原価で提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は第1実施例を示し、第1図
はその斜視図、第2図はマツト体を枕として利用
する状態の斜視図、第3図は第2図における−
線断面図、第4図乃至第7図は他の実施例を示
し、第4図はマツトを枕として利用する状態の斜
視図、第5図A,Bは第4図におけるV−V線断
面図で、第5図Aはエアーを注入する前の状態、
第5図Bはエアーの注入後の状態図、第6図A,
Bは第4図における−線断面図で第6図Aは
エアーを注入する前の状態図、第6図Bはエアー
注入後の状態図、第7図は使用状態を示す側面
図、第8図は従来品の使用状態を示す側面図であ
る。 図中、20はシートバツク、21は格納凹部、
30,31はマツト体、4は連結部材を夫々示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートバツクの前面側に一部に設けた格納凹部
    と、この格納凹部に連結部材で連結され、格納凹
    部に着脱自在に嵌合するマツト体とからなり、 該マツト体の肉厚は前記格納凹部の下辺とシー
    トクツシヨンの上面との長さに対して薄く形成
    し、マツト体をシートクツシヨン上に載置した際
    に格納凹部下方のシートバツクが着座者の頭部受
    け部としてなることを特徴とする自動車用シー
    ト。
JP1986083472U 1986-05-31 1986-05-31 Expired - Lifetime JPH058192Y2 (ja)

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JP1986083472U JPH058192Y2 (ja) 1986-05-31 1986-05-31

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JP1986083472U JPH058192Y2 (ja) 1986-05-31 1986-05-31

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Publication Number Publication Date
JPS62194135U JPS62194135U (ja) 1987-12-10
JPH058192Y2 true JPH058192Y2 (ja) 1993-03-02

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ID=30937091

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3004419B1 (fr) * 2013-04-12 2016-04-29 Zodiac Seats France Arrangement de cabine classe affaire.

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS423045Y1 (ja) * 1964-02-07 1967-02-23
JPS5544524U (ja) * 1978-09-15 1980-03-24

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