JPS6018111Y2 - 軽量シ−ト - Google Patents

軽量シ−ト

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Publication number
JPS6018111Y2
JPS6018111Y2 JP1979053587U JP5358779U JPS6018111Y2 JP S6018111 Y2 JPS6018111 Y2 JP S6018111Y2 JP 1979053587 U JP1979053587 U JP 1979053587U JP 5358779 U JP5358779 U JP 5358779U JP S6018111 Y2 JPS6018111 Y2 JP S6018111Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
skin
seat
cavity
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979053587U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55153960U (ja
Inventor
智彦 有吉
敏郎 三田
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP1979053587U priority Critical patent/JPS6018111Y2/ja
Publication of JPS55153960U publication Critical patent/JPS55153960U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6018111Y2 publication Critical patent/JPS6018111Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシートのシートクッション及びシートバックを
空洞化した軽量シートに関するものであり、空洞化にも
拘らず座面の安定性及びダンピング特性の劣ることのな
いシートを提供することを目的としている。
シートのシートクッション及びシートバックには、快適
な座り心地を得るために、通常発泡ポリウレタンや各種
のばね等の固体弾性体が用いられているが、シートの軽
量化及び弾性体の簡易化をかかるためクッション体とし
て気体弾性体たる空気が用いられる方式がある。
しかるに従来、空気をクッション体として用いシートに
おいては、単にシート内を空洞化し密閉するのみであり
、座面と直角方向への変形等が生じ易く座面の安定性が
劣り、人体に適切なダンピングも得られるとは限らず、
種々な点で問題が多かった。
空気クッション方式のシートのシートクッション及びシ
ートバックにおける欠点の主なるものは下記2点と考え
られる。
(a) クッション構成体が気体であるために座乗時
に荷重点が前後、左右方向に移動し易い。
(b) 空気の圧縮性がかなり高いために、急に大き
な衝撃を受ける、例えば車輛のバウンド時の振動の減衰
性が低く、或時間振動が持続する。
即ちダンピングが悪い。
本考案は、この空気クッション方式ではあるが、以下に
記載する如く簡単な付加装置を用いることにより、前記
の欠点を解消し得たものであり、その構成について、以
下図面により説明する。
第1図に示す如くシートは、シートクッション1とシー
トバック2とが係合金具3により係合した構成とされて
おり、シートクッション1は第2図に示す如く気密な弾
性体よりなる表皮4がフレーム5に密着し、その内部が
軽量化をはかるため、ウレタン等の充填物のない、与圧
空気の密閉された空洞6に形成されている。
前記表皮4には、係止点7が複数所要位置に分散配設さ
れ、各係止点7は、フレーム5にテンショナ8を介して
係止されている。
第2図の実施例においては、テンショナ8は係止点71
個当り3本の復元力のあるワイヤが3脚状にフレーム5
との間に張設された構成のものである。
また図示例ではフレーム5の下面に密閉した予備室9が
連設され、該予備室9と空洞6とはフレーム5に穿設さ
れた流通孔10をして連通されている。
前記如き構成においては、各係止点7は、テンショナ8
を構成する3本のワイヤがフレーム5との係合点におい
て、それぞれのワイヤ長を半径とし各係止点を中心とし
て画いた球面体の相なる部分に相当する空洞6内の限定
された空間内で移動することができるものの、各係止点
7はそれぞれ弾性体よりなる表皮4に配設固着されてい
るため、各係止点7は路上下方向のみに移動可能となり
、各ワイヤは復元力があるから、結果として表皮4には
路上下方向にのみ動くことができ、シート座面の安定性
を保持することができる。
前述の如く空洞6内の空気は与圧されており、しかもテ
ンショナ8により各係止点7が制約された位置に保持さ
れるため、表皮4は所定の形状に保持されることとなる
このシートにおいて、車輛のバウンド時等に座乗者によ
り圧縮力が加わると、その瞬間空洞6内の空気が圧縮さ
れて座乗者を受支するためシートのクッション性が発揮
されるが次いで空気が再び膨張しようとし、この圧縮及
び膨張が繰返されて振動を惹起し、振動減衰機能が無い
とすると、何時までもこの振動が減衰せずに継続腰座り
心地が頗る悪いものとなる。
本考案においては、予備室9が設けられているため、前
記の圧縮による空洞6内の加圧された空気は、流通孔1
0を通って予備室9に流入し、前記の膨張により、逆に
予備室9の空気が流通孔10を通って空洞6へ逆流する
この流通孔10の開口面積は制限されているため、空気
の流通時に摩擦抵抗が生じ、流通エネルギが消費される
ため、空洞6内の振動は、減衰振動となり次第に振幅が
減衰し或時間経過後振動は停止する。
この減衰時間は流通孔10の開口面積及び空洞6と予備
室9の容積により定まる。
尚予備室9は、図示の如く、フレーム5の空洞6と反対
側に設けられるものに限らず、流通孔を介して空洞6と
連通ずる変形しない形状のものであれば何所に位置して
もよい。
第3図に示す第2の実施例においては、表皮4の係止点
7とフレーム5を係合するテンショナ11が錐体状の発
泡ポリウレタン等の如き弾性体よりなるものであり、そ
の弾性の範囲内において、各係止点7は、フレーム5に
対し、その係合位置において球面に近い移動領域を有す
るが、前記テンショナ11はそれぞれ頂点が表皮4の係
止点と、底面がフレーム5の対峙面とに固着されている
ため、表皮4は第1の実施例同様路上下運動をなすもの
である。
テンショナ11としては其の他の復元力のある弾性体を
用いることが可能なことは勿論である。
前述の実施例はいずれもシートクッション1の軽量化構
造について述べているが、シートバック2についても同
様構造とすることができる。
本考案は実用新案登録請求の範囲に記載された構成をな
すものであるから、クッション体として空気のみを使用
する部品点数も少なく極めて軽量なものであり、表皮が
復元力のあるテンショナにより表皮上の1点とフレーム
上の少なくとも3点とが係合され、表皮は路上下運動の
みを行うものであり、表皮の運動領域が制限されている
ため、クッション性が高いにも拘らず座面の安定性が良
好であり、しかもテンショナの復元力と予備室と空洞と
の間の細い流通孔を流通する空気の摩擦抵抗とにより相
俟って、ダンピング特性が良好である優れた考案である
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のシートの斜視図、第2図は第1図中■
−■面矢視断面斜視図、第3図は別の実施例の断面斜視
図である。 4・・・・・・表皮、5・・・・・・フレーム、6・・
・・・・空洞、7・・・・・・係止点、8,11・・・
・・・テンショナ、9・・・・・・予備室、10・・・
・・・流通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クッション体として空気が用いられるシートにおいて、
    気密弾性体よりなる表皮と変形しないフレームとにより
    密閉して形成されている中空の空洞内に、前記表皮上の
    1点である係止点と該係止点と対峙する位置にあるフレ
    ーム上の少なくとも3点とを係合する復元力のあるテン
    ショナが設けられ、前記係止点が前記表皮に分散配置さ
    れており、且つ前記フレームには細い空気の流通孔を介
    してのみ前記空洞に連通されている変形しない密閉され
    た予備室が連設されていることを特徴とする軽量シート
JP1979053587U 1979-04-20 1979-04-20 軽量シ−ト Expired JPS6018111Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979053587U JPS6018111Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 軽量シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979053587U JPS6018111Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 軽量シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55153960U JPS55153960U (ja) 1980-11-06
JPS6018111Y2 true JPS6018111Y2 (ja) 1985-06-01

Family

ID=28946788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979053587U Expired JPS6018111Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 軽量シ−ト

Country Status (1)

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JP (1) JPS6018111Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59125300U (ja) * 1983-02-14 1984-08-23 株式会社タチエス 車両用シ−ト
JPH0434740Y2 (ja) * 1986-04-04 1992-08-18

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
J ORG CHEM 41(5)=1976 *

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55153960U (ja) 1980-11-06

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