JPH0614604Y2 - ヘッドレスト - Google Patents

ヘッドレスト

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JPH0614604Y2
JPH0614604Y2 JP1988014740U JP1474088U JPH0614604Y2 JP H0614604 Y2 JPH0614604 Y2 JP H0614604Y2 JP 1988014740 U JP1988014740 U JP 1988014740U JP 1474088 U JP1474088 U JP 1474088U JP H0614604 Y2 JPH0614604 Y2 JP H0614604Y2
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JP
Japan
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stay
hollow tubular
tubular foam
cushion body
headrest
Prior art date
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Application number
JP1988014740U
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English (en)
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JPH01119543U (ja
Inventor
真二 山田
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
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Publication of JPH01119543U publication Critical patent/JPH01119543U/ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両用のヘッドレストに関する。
(従来の技術) 従来自動車の追突事故等から乗員の頭部を保護するため
に座席背凭れ上部にヘッドレストが装着されている。こ
のヘッドレストは、その構成として実公昭57−327
85号公報に開示されている如く、一般に緩衝性を有す
る枕部と該枕部を装着するスティとからなる。この枕部
とスティとは通常棒状スティの一端または略U字状ステ
ィの中間部を枕部を構成するポリウレタン発泡体等のク
ッション体中に埋設する如く固定されており、多くは前
記公報記載のように枕部の芯体を構成するフレームにス
ティの一端または中間部を固着し、フレームによって枕
部に加わる衝撃を支承すると共にスティとクッション体
との結合を大とならしめる構造とされている。
ところが前記構造にあってはヘッドレストの形状に適合
したフレームの成形および該フレームとスティとの組み
付け、或はフレームのスティとの射出成形、中空成形等
による一体成形が必要であり、フレームの成形型等高価
な型の製作を要すると共にその成形、組み付け等多くの
工程を必要とし、コストが上昇することは否めなかっ
た。更には、このスティ付フレームをクッション体の成
形型中に保持し、クッション体の成形と共に該フレーム
を一体に埋設する工程が前記フレームの成形工程の後に
必須である等更に工程が長くなる問題点を有している。
そこで一部のヘッドレストにおいては、フレームを廃
し、略U字状に形成したスティの中間部を直接クッショ
ン体中に埋設成形することが試みられている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、スティは通常その直径が10mmφ内外であ
り、単にスティをクッション体中に埋設した構造のもの
にあっては、スティとクッション体を構成する発泡体と
の接触(接着)面積が少なく、クッション体に大きな変
形圧力が加わった場合には、クッション体が内部から、
特にはスティ埋設部から破壊しやすいきらいがある。ま
たヘッドレストは背凭れへの装着に際し、通常その枕部
が枕部から延びるスティの脚と共に背凭れに対し上下動
可能な構造とされるが、スティの脚はその側面に設けた
切欠等によって背凭れに設けた係止部に段階的移動が可
能なように一定の保持力をもって係止されている。その
ため前記上下動に際し、背凭れの保持力がスティをクッ
ション体から離脱させるように作用するため、前記のよ
うにスティが細くクッション体との接触面積が少ない場
合には、前記同様スティがクッション体を突き破るよう
に作用し、クッション体の内部破壊を生ずる虞がある。
(課題を解決するための手段) よって本案は、このような問題点を解決した新規な構成
のヘッドレストを提供しようとするものであって、その
要旨とするところは、略U字状スティの中間部をクッシ
ョン体にて一体に被包することによりスティ中間部に枕
部を構成すると共にクッション体から延びる前記スティ
の両端部を装着用脚としてなるヘッドレストにおいて、
前記枕部を構成するクッション体にて被包されるスティ
の中間部に中空管状発泡体を被着することにより、ステ
ィ中間部を大径とし芯材部を構成すると共にスティとク
ッション体との接合面積を大ならしめたところにある。
なお中空管状発泡体は、その中空管状発泡体の長手方向
の一側中間に内部の中空に至るスリットが設けられると
共に略U字状に屈曲され、該スリットから中空管状発泡
体の中空内部を通ってU字状スティ両端の脚が中空管状
発泡体の両管端に向かって挿通されることによりスティ
中間部が中空管状発泡体によって被着され、且つクッシ
ョン体の成形時に前記スリットがクッション体原料にて
接着閉鎖されているのが好ましい。
(作用) クッション体中に埋設されたスティ中間部は被着された
中空管状発泡体によって大径化された芯材部を構成して
いるため、枕部を構成するクッション体の保形作用をな
すと共にその発泡構造によって更なる緩衝作用をなす。
またスティは被着された中空管状発泡体によってその上
から一体成形されるクッション体との接触(接着)面積
が大となる。従って前記クッション体とスティとの接着
強度は大幅に向上し、前記中空管状発泡体の緩衝作用と
相俟って外部衝撃、ヘッドレストの上下動等による外力
が作用してもクッション体とスティとが離脱したり、ス
ティがクッション体内部を破壊することが防止される。
また中空管状発泡体の被着に際しても、特別の型、装置
等を要しなく、所定の径を有する中空押出発泡成形品を
適宜切断及びその長手方向の一側にスリットを入れるだ
けで被着することが可能であるから、コストダウンも図
れるものである。
(実施例) 以下本案を実施例に基づいて説明する。第1図は本案実
施例に係る第2図のヘッドレストのスティの中心A−A
線を通る正面半断面図、第2図はヘッドレストの右側面
図、第3図は中空管状発泡体とスティとの被着前正面半
図、第4図(イ)、(ロ)は夫々第3図のC−C線、B
−B線断面図である。
ヘッドレスト10は、スティ20、中空管状発泡体30および
クッション体40とからなる。なおヘッドレスト10は所望
の表皮(図示せず)によって被包されるものである。
スティ20は金属棒または金属管が略U字状に折り曲げ形
成された物からなり、その中間部がクッション体40への
埋設部とされ、両端部の直線部が背凭れへの装着用脚21
となっている。なお脚21には必要により背凭れに設けら
れる係止部との係止用切欠(図示せず)が設けられる。
中空管状発泡体30はポリエチレン、ポリプロピレン等か
ら押出成形された独立気泡構造を有する中空管状の発泡
体であり、内径がスティ20の直径と略同一とされ、外径
が2〜5倍とされている。またその長手方向の中間一側
には、第3図に示す如く内部の中空管路32に達するスリ
ット31がスティ20の両脚21、21の幅と略等しく形成され
ており、そのスリット31からスティ20の脚21が挿入さ
れ、内部の中空管路32を通って中空管状発泡体の管端か
らスティ脚21が突出する如く挿通される。そしてスティ
20の曲部がスリット31内に達するとスティ中間部もスリ
ット31を通って中空管状発泡体中の中空官路32に挿入さ
れることとなる。即ち、このスティ20の装着によって中
空管状発泡体30は、第1図に示すようにスリット31が上
方に開口し、その両端部がスリット31の端部からスティ
20の形状と略同形に夫々略U字状に屈曲されると共にそ
のスリット31を有する中間部がスティ20の中間部形状に
合致することとなる。
なお中空管状発泡体30はその外表面が微細な凹凸面にて
構成されているのが後述する枕部を構成するクッション
体40との接合力を向上させる上で好ましい。またその密
度は該クッション体40と同等または該クッション体40よ
り大なるのが芯材の機能を持たせる上から好ましいが、
中空管状発泡体30を構成するプラスチックの種類によっ
て弾性率等物理的性質が異なり、また該発泡体の気孔構
造によっても変化するものであるからこれに限るもので
はない。本案実施例においては、空調用配管の市販断熱
保護カバー(密度0.03g/cm3のポリエチレン発泡体製管
状体)を使用し、好結果を得ている。
クッション体40は前記中空管状発泡体30を被着したステ
ィ20の上に一体発泡成形された所定ヘッドレスト形状の
発泡体であり、通常軟質ポリウレタン発泡体からなる。
このクッション体40は従来と同じく、所定のヘッドレス
トキャビティを有する発泡型内に中空管状発泡体を被着
したスティ20中間部がキャビティ内に位置する一方、脚
21が型外に突出して位置するよう装置され、該キャビテ
ィ中に液状のポリウレタン発泡原料が注入発泡されるこ
とにより、生成する発泡体によってスティ中間部を被包
し、所定の形状に成形される。このとき中空管状発泡体
30はスリット31および切断端部を有するため、該スリッ
ト31および中空管状発泡体30の端部から発泡原料が中空
管路32内に入り込み、中空管状発泡体30とスティ20との
間隙を満たすようにして発泡し、スティ20と中空管状発
泡体30内面を接合すると共にスリット31の開口を接合し
閉鎖する。従って中空管状発泡体30はスリット31を形成
しなかったことと同じになる。これにより中空管状発泡
体30がスティ20中間部を内包する芯材の機能を有するこ
ととなると同時にスティ20を覆ってスティ中間部をクッ
ション体40と結合し、スティ中間部を緩衝力を保ってク
ッション体中に保持することとなる。
(効果) 本案は以上の如く、略U字状スティの中間部に市販の押
出発泡体等中空管状体を被着し、その上からクッション
体を一体成形するのみでよいから、ヘッドレストの製造
工程を短縮化し得ると共に大幅なコストダウンが可能と
なったものである。またスティが中空管状発泡体を介し
てクッション体と接合しているため、その大なる接合面
積によってスティとクッション体とが離脱する虞は殆ど
解消し、更にはスティを内包する中空管状発泡体でもっ
て芯材の機能をもたせ得ることができる等ヘッドレスト
に必要な機能を簡単な構成で達成できたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図に示す本案ヘッドレストをA−A線で切
断した半断面図、第2図は本案ヘッドレストの側面図、
第3図は中空管状発泡体とスティの被着前正面半図、第
4図(イ)、(ロ)は夫々第3図のC−C線,B−B線
断面図である。 記号の説明 10……ヘッドレスト 20……スティ、21……スティの脚 30……中空管状発泡体、31……スリット 32……中空管路 40……枕部を構成するクッション体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略U字状スティの中間部をクッション体に
    て一体に被包することによりスティ中間部に枕部を構成
    すると共にクッション体から延びる前記スティの両端部
    を背凭れへの装着用脚としてなるヘッドレストにおい
    て、前記枕部を構成するクッション体にて被包されるス
    ティの中間部に中空管状発泡体を被着することにより、
    スティ中間部を大径とし芯材部を構成すると共にスティ
    とクッション体との接合面積を大ならしめたことを特徴
    とするヘッドレスト。
  2. 【請求項2】中空管状発泡体は、その中空管状発泡体の
    長手方向の一側中間に内部の中空に至るスリットが設け
    られると共に略U字状に屈曲され、該スリットから中空
    管状発泡体の中空内部を通ってU字状スティ両端の脚が
    管状発泡体の両管端に向かって挿通されることによりス
    ティ中間部が中空管状発泡体によって被着され、且つク
    ッション体の成形時に前記スリットがクッション体原料
    にて接着閉鎖されている実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のヘッドレスト
JP1988014740U 1988-02-05 1988-02-05 ヘッドレスト Expired - Lifetime JPH0614604Y2 (ja)

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JP1988014740U JPH0614604Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05 ヘッドレスト

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JPH01119543U JPH01119543U (ja) 1989-08-14
JPH0614604Y2 true JPH0614604Y2 (ja) 1994-04-20

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ID=31226211

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JP2566081Y2 (ja) * 1993-01-27 1998-03-25 池田物産株式会社 車両等のヘッドレスト
JP6908497B2 (ja) * 2017-10-27 2021-07-28 株式会社イノアックコーポレーション ヘッドレスト及びその製造方法

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