JPH04307720A - 走査露光装置 - Google Patents

走査露光装置

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JPH04307720A
JPH04307720A JP3071789A JP7178991A JPH04307720A JP H04307720 A JPH04307720 A JP H04307720A JP 3071789 A JP3071789 A JP 3071789A JP 7178991 A JP7178991 A JP 7178991A JP H04307720 A JPH04307720 A JP H04307720A
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    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
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    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマスク上のパターンを感
光基板上に投影露光する際、マスクと感光基板とを投影
光学系に対して同時に走査する投影式走査露光装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】                  
                         
             従来の走査露光装置として
、等倍の反射投影光学系を備え、マスクを保持するマス
クステージと感光基板(ウェハ)を保持する基板ステー
ジとを共通の移動コラムに結合して、同一速度で走査露
光する方式が知られている。この等倍の反射投影光学系
は、屈折素子(レンズ)を用いないために広い露光波長
域に渡って色収差が良好であり、光源(水銀ランプ)か
らの輝線スペクトルの2本以上(例えばg線とh線等)
を同時に使って露光強度を高め、高速な走査露光を可能
としている。しかしながら反射投影系では、S(サジタ
ル)像面とM(メリジオナル)像面の双方の非点収差を
ともに零にする点が、反射投影系の光軸から一定距離の
像高位置近傍に制限されるため、マスクを照明する露光
光の形状は幅の狭い輪帯の一部分、いわゆる円弧スリッ
ト状になっている。
【0003】このような等倍の走査露光装置(ミラープ
ロジェクションアライナー)では、ウェハ上に投影され
るマスクのパターン像が鏡像関係にならないようにする
と、マスクとウェハとを一体の移動コラム上にアライメ
ントした状態で保持させた後は移動コラムが円弧状スリ
ット照明光の幅方向に一次元走査を行なうことで露光が
完了する。
【0004】当然のことながら、ウェハ上に投影された
マスクパターン像が鏡像関係になるような等倍投影系で
は、マスクステージとウェハステージとを互いに逆方向
に同一速度で移動させる必要がある。さらに従来の走査
露光方式として、屈折素子を組み込んで投影倍率を拡大
、又は縮小にした状態でマスクステージと感光基板のス
テージとの両方を倍率に応じた速度比で相対走査するこ
とも知られている。
【0005】この場合、投影光学系は反射素子と屈折素
子とを組み合せたもの、あるいは屈折素子のみで構成さ
れたものが使われ、反射素子と屈折素子とを組み合せた
縮小投影光学系の一例としては、特開昭63−1633
19号公報に開示されたものがある。そしてこの投影光
学系を用いた走査露光装置がパーキン・エルマー社から
ステップ&スキャン方式のアライナー(商品名Micr
ascan 1system)として発表されている。
【0006】また、フルフィールド投影が可能な縮小投
影光学系を用いて、ステップ&スキャン露光を行なう1
つの方法も、特開平2−229423号に開示されてい
る。以上のようなスキャン方式の露光装置のうち、投影
倍率が等倍以外の装置では、マスクステージとウェハス
テージとを倍率に応じた速度比で精密に走査移動させる
必要があるとともに、走査中に生ずるマスクパターンと
ウェハ上のパターンとの整合状態からのずれも許容範囲
内に押え込んでおく必要がある。許容できる整合ずれは
、ウェハ上の最小パターン線幅から概略的に規定される
が、例えば0.8μm程度の線幅のパターンをウェハ上
に作るとなると、その1/5〜1/10以下のずれ量し
か許容されない。
【0007】従って、走査露光中においては、マスクと
ウェハとの相対的な位置ずれを常にモニターできること
が望ましい。その1つの従来例として、特開昭63−4
1023号公報に開示されたように、マスク(レチクル
)に形成されたハの字状の複数のレチクルマークと、ウ
ェハに形成されたハの字状の複数のウェハターゲットと
を、走査露光の直前、もしくは走査露光中に次々と検出
して、レチクルとウェハとの相対位置関係(倍率エラー
や回転エラーも含む)を補正する方式が知られている。
【0008】上記、特開昭63−41023号公報に開
示された方式は、図1に簡単に示したように、レチクル
Rの周辺に形成された複数のハの字マーク群RM1 、
RM2 、RM3 と、ウエハW上のショット領域SA
の周辺に形成された複数のハの字マーク群WM1 、W
M2 、WM3 とを、ハの字に配置したスリット状の
照明光束AILの照射のもとで、次々に相対走査する。 図1において投影光学系PLは説明を簡単にするため等
倍で図示し、レチクルRとウェハWとは矢印のように互
いに逆方向に走査移動する。このとき、照明光束AIL
の照射によってレチクルマークRM1 、RM2 、R
M3 とウェハマークWM1 、WM2 、WM3 か
ら反射された正反射光、もしくは散乱光の光量変化は図
2に示すように、時間軸上で規定される。
【0009】図2(A)はレチクルマークからの反射光
を光電検出して得られる信号波形の一例を表し、図2(
B)はウェハマークからの散乱光を光電検出して得られ
る信号波形の一例を表す。レチクルRとウェハWのアラ
イメントは、レチクル信号波形中のパルスP1 がウェ
ハ信号波形中の1対のパルスP2 、P3 と時間的に
整合し、引き続きレチクル信号波形中のパルスP4 、
P7 がそれぞれウェハ信号波形中の1対のパルスP5
 、P6 、及びパルスP8 、P9 と時間的に整合
するように、レチクルR、ウェハWの走査速度と相対位
置を調整することによって達成される。ただし、実際に
走査露光を行なっている間に各マークを始めて検出する
となると、走査露光の開始時点では精密なアライメント
が達成されていないことになる。そこで実際の露光開始
前に図1に示したように予備走査を行ない、レチクル信
号波形中の各パルスP1 、P4、P7 の各位置を平
均した位置と、ウェハ信号波形中の各パルスP2 、P
3 、P5 、P6 、P8、P9 の各位置を平均し
た位置とを求め、両平均位置の差から走査露光方向のア
ライメント誤差ΔXがわかる。またパルスP1 〜P6
 の各位置から次式を算出すると、走査方向と直交する
方向のアライメント誤差ΔYがわかる。
【0010】   ΔY=((P5 +P6 )−(P2 +P3 )
)−(P4 −P1 )
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
非常に細いスリット状の照明光束AILが各アライメン
トマークを横切った時だけ、各信号波形が得られるため
、高いアライメント精度を得るには複数個のマークの位
置を検出して、その平均値を求める等の処理が不可欠に
なる。従って予備的なアライメントのための走査を行な
った後、露光用の本走査を行なうことになる。これでは
スループットが犠牲になってしまうという問題をさけら
れない。また上記従来のマーク形状では、例え1ケ所の
マーク検出での精度が十分であっても、マークの大きさ
は走査方向に関して極めて狭い幅寸法しか有していない
ため、アライメント信号波形中の各パルスは時間的に断
続的なものになり、信号波形中でパルスが発生しない期
間では、実質的にアライメント誤差の検出を行なってい
ないことになる。
【0012】このため、走査方向に並んだ複数のマーク
の各間の部分では、レチクルRやウェハWを移動させる
走査ステージの位置を計測するレーザ干渉計の計測値を
頼りにすることになる。本発明は、この様な従来の問題
点に鑑みてなされたもので、露光前のアライメント用の
走査を極力不要にすることを目的としている。
【0013】さらに本発明は走査露光時にレチクルとウ
ェハの両方を別々に速度制御せず、一方のみを速度制御
するようにし、他方はそれにトラッキングして走査移動
させることで、制御を簡素化することも目的としている
【0014】
【課題を達成する為の手段】本発明は、投影光学系(P
L)を挾んでマスク(レチクルR)と感光基板(ウェハ
W)とを結像関係に配置し、マスクステージ(6)と基
板ステージ(9)とを投影倍率に応じた速度比で同時に
第1方向(例えばX方向)に相対移動させて、マスク(
R)の原画パターン(PA)を感光基板(W)上のショ
ット領域(SA)に走査露光する装置に関するものであ
る。
【0015】そして本発明で使用するマスク(R)は、
第1方向(X方向)に沿って一定ピッチで配列された複
数の格子要素から成るマスク格子(RMa、RMb)を
、原画パターン(PA)の走査範囲に渡って有する。 さらに感光基板(W)は、マスク格子(RMa、RMb
)に対応した基板格子(WMa、WMb)を有する。 これらマスク格子(RMa、RMb)と基板格子(WM
a、WMb)の相対位置ずれは、投影光学系(PL)を
介して位置ずれ検出手段(20〜27)によって検出さ
れる。
【0016】走査露光のとき、マスクステージ(6)と
基板ステージ(9)のいずれか一方を、第1駆動制御手
段(例えば基板ステージの駆動系12)によって第1方
向(X方向)に定速制御する。この第1駆動制御手段(
12)よって駆動されるステージ(9)の移動に伴って
位置ずれ検出手段(20〜27)で検出される相対位置
ずれ量が所定値に維持されるように、他方のステージ(
例えば基板ステージ6)を第2駆動制御手段(28)に
よって制御するようにした。
【0017】
【作用】本発明では、走査露光方式において、例えばウ
ェハステージの方は定速制御させ、マスクステージの方
は、位置ずれ検出手段(アライメント系)によって遂次
検出されるアライメント誤差が常に所定値になるように
サーボ制御するようにしたため、定速性の制御は一方の
ステージのみでよく、他方のステージは一方のステージ
にトラッキングさせるだけでよい。
【0018】また、マスク側、ウェハ側とも走査範囲に
渡って回折格子を設けるようにしたので、走査露光中は
常に連続してアライメント誤差が得られるといった特徴
がある。
【0019】
【実施例】図3は本発明の第1の実施例によるステップ
&スキャン露光装置の構成を示し、図4はスキャン露光
時の様子を模式的に示した斜視図である。図3において
、投影光学系PLは、一例として従来の屈折素子のみで
構成されたフルフィールドタイプの1/5縮小投影レン
ズであり、レチクルR側とウェハW側がともにテレセン
トリックになっている。
【0020】さて、露光用光源からの照明光は、フライ
アイレンズ等によって均一な照度分布になって照明視野
絞りとしてのレチクルブラインド1を照射する。ブライ
ンド1には、レチクルR上をスリット状に照明するため
のスリット開口が設けられる。このスリット開口の長手
方向はレチクルR、ウェハWの走査方向、例えばX方向
と直交したY方向に一致している。ブラインド1のスリ
ット開口を通った照明光は、レンズ系2、ミラー3、コ
ンデンサーレンズ4、及びダイクロイックミラー(又は
ビームスプリッター)5を介してレチクルRに達する。 ここでブラインド1はレンズ系2、コンデンサーレンズ
4の合成系に関してレチクルRのパターン面(投影レン
ズPLと対向した面)と共役に配置され、レチクルRに
はスリット開口の像が結像される。
【0021】またスリット開口の中心は投影レンズPL
、及び照明光学系(レンズ系2、コンデンサーレンズ4
等)の光軸AXに一致しているものとする。さて、レチ
クルRは少なくともX方向に大きく移動可能なレチクル
ステージ6上に吸着保持される。レチクルステージ6は
コラム7上をモータ8によってX方向に走査移動する。 もちろん、レチクルRのアライメントのためにはY方向
とθ方向の微動機構も必要であるが、ここではその図示
、及び説明を省略する。レチクルRのスリット照明領域
内に存在するパターンの像は投影レンズPLによってウ
ェハW上に結像投影される。ウェハWは2次元(X、Y
方向)に大きく移動するウェハステージ9上に載置され
、このステージ9はモータ10によって駆動される。レ
ーザ干渉計11はウェハステージ9の座標位置の変化を
遂次計測するとともに、ウェハステージ9のX方向、及
びY方向の移動速度に関するスピード信号も出力する。 駆動制御部12はレーザ干渉計11からの位置情報やス
ピード信号に基づいてモータ10を最適な駆動パターン
で制御する。本実施例ではウェハステージ9のX方向の
移動によって走査露光を行ない、Y方向の移動をステッ
ピングに使うものとするが、その逆であってもよいこと
は言うまでもない。
【0022】尚、図3には示してないが、レチクルステ
ージ6はレーザ干渉計によって座標位置、回転(ヨーイ
ング)誤差等が計測されているものとする。次に図4を
参照して、レチクルRとウェハWに形成されたアライメ
ントマークの配置の一例を説明する。図4に示したよう
に、レチクルRとウェハWはX方向に沿って互いに逆方
向に走査移動されることから、レチクルR上のパターン
領域PAの周辺のX方向に伸びたストリートライン領域
内に、複数の格子要素をX方向に一定ピッチで走査範囲
に渡って配列した格子マークRMa、RMbが設けられ
る。格子マークRMa、RMbはパターン領域PAを挾
んでY方向に離して設けられるが、その格子ピッチのX
方向の位置関係は一致しているものとする。
【0023】一方、ウェハW上には複数のパターン(シ
ョット)領域SAが形成され、各ショット領域SAの周
辺には、レチクルRの格子マークRMaと対応したスト
リートライン領域の位置に、同様の格子マークWMaが
形成され、格子マークRMbと対応したストリートライ
ン領域の位置に同様の格子マークWMbが形成される。
【0024】レチクルRの格子マークRMaとウェハW
の格子マークWMaとのX方向の相対位置ずれは、光軸
AXaを有するアライメント光学系を介して検出され、
レチクルRの格子マークRMbとウェハWの格子マーク
WMbとのX方向の相対位置ずれは、光軸AXbを有す
るアライメント光学系を介して検出される。これら光軸
AXa、AXbはいずれも投影レンズPLの瞳面EPの
中心で光軸AXと交差する。
【0025】ここで再び図3を参照してアライメント系
、及び制御系について説明する。本実施例では、レチク
ルR、ウェハWの各格子マークのピッチ方向の位置ずれ
を検出するのに好適な干渉縞アライメント法を採用する
。この干渉縞アライメント法の一例は、例えば特開昭6
3−283129号公報、特開平2−227602号公
報等に開示されているので、ここでは簡単に説明する。
【0026】Ne−Ne、He−Cd、又はArイオン
等のレーザ光源20からのコヒーレントな直線偏光レー
ザは、2光束化周波数シフタ部21に入射し、周波数差
Δfを有する2つのビームBL1 、BL2 が作られ
る。 周波数差Δfは、アライメントマークからの光を受光す
る光電検出器の周波数応答性によって上限が決まり、半
導体センサーでは実用的には100kHz以下、例えば
50kHz程度がよい。ただし、光電子増倍管(フォト
マルチプライヤ)を使う場合等は比較的高い周波数にす
ることができる。
【0027】さて2つのビームBL1 、BL2 は送
光光学系22を介して複数のアライメント光学系へ分配
される。図3では1つのアライメント光学系を構成する
対物レンズ23と先端ミラー24とを示す。そして対物
レンズ23の光軸が図4に示した光軸AXa、AXbの
いずれか一方に相当する。2つのビームBL1 、BL
2 は対物レンズ23の光軸から対称に偏心して対物レ
ンズ23に入射し、ミラー24とダイクロイックミラー
5を介して対物レンズ23の焦点位置に存在するレチク
ルRのパターン面で互いに平行光束となって交差する。 この交差によってレチクルRの格子マークRMa、又は
RMb上に1次元の干渉縞が作られる。そしてレチクル
Rの透明部を透過した2本のビームは投影レンズPLを
介してウェハW上の格子マークWMa、又はWMb上で
交差して1次元の干渉縞が作られる。
【0028】これら干渉縞は2本の送光ビーム間にΔf
の周波数差があることから、Δfに比列した速度で干渉
縞のピッチ方向に流れる。各格子マークのピッチ方向と
干渉縞のピッチ方向とが一致するように、2本の送光ビ
ームの入射方向を決定し、かつ格子マークのピッチと干
渉縞のピッチとが所定の関係(例えば整数比)になるよ
うに、2本の送光ビームの交差角を決定すると、各格子
マークからは、垂直方向に周波数差Δfと同じビート周
波数をもった干渉光が発生する。この干渉光はビート周
波数Δfで常時明暗を繰り返しており、格子マークと2
本の送光ビームの交差領域の相対位置がX方向に微少偏
位した状態にあったとしても、そのビート周波数Δfは
変化しない。
【0029】これら格子マークからの干渉光はミラー5
、23、対物レンズ23を介して、光電検出ユニット2
5に導びかれ、正弦波状の検出信号SR、SWが作られ
る。信号SRはレチクルRの格子マークRMa、又はR
Mbからの干渉光を光電検出して得られ、信号SWはウ
ェハWの格子マークWMa、又はWMbからの干渉光を
光電検出して得られたもので、レチクルRとウェハWと
が静止した状態では、どちらの信号の周波数もΔfであ
る。ただしレチクルRの格子マークとウェハWの格子マ
ークとが、そのピッチ方向にずれているときは、2つの
信号SR、SWの間に位相差Δφが生じる。この位相差
Δφは位相差計測部27によって検出され、検出された
位相差に対応した位置ずれ量が算出される。検出可能な
位相差は、通常±180°の範囲であり、これは格子マ
ークのピッチをPg(μm)とすると、位置ずれ量とし
て±Pg/2(μm)、又は±Pg/4(μm)に相当
する。
【0030】主制御部30は、この位置ずれ量の値を入
力し、ウェハステージ9の駆動制御部12、又はレチク
ルステージ6の駆動制御部28に遂次補正値を出力する
。先に述べた従来の干渉縞アライメント法では、主制御
系30は単にその位相差が所定値になるまでモータ8、
又は10を駆動してレチクルステージ6、又はウェハス
テージ9のいずれか一方を微動させるだけでよかった。 しかしなから本実施例のように、レチクルRとウェハW
の両方が高速移動するスキャン露光中にも、2つの信号
SRとSWの位相差を求めるとなると、別の問題が生じ
てくる。それは、スキャン露光によって格子マークが2
本の送光ビームの交差領域に対してピッチ方向に速度v
(mm/s)で移動し続けることによって、光電検出す
べき格子マークからの干渉光がドップラー効果を受け、
検出信号SR、SWの周波数がΔfから大きく変動して
しまうことである。信号SR、SWの周波数fs (k
Hz)は、格子マーク(ピッチPg)の移動速度をv(
mm/s)として次式で表わされる。
【0031】fs=Δf+2v/Pg(ただしビート周
波数Δfは50kHz) 例えば速度vが−100mm/sであると、信号SR、
SWの周波数fs はPg=8μmとして、25kHz
になってしまい、速度vが+100mm/sであると、
周波数fs は75kHzになる。そのため、レチクル
ステージ6、ウェハステージ9の走査速度にはある程度
が伴う。例えは、周波数fs として位相差計測上で問
題とならない値が確保できるように走査速度vを低めに
設定しておけばよい。また周波数fs が低くなるよう
な走査方向(−X方向)はさけて、常に+X方向のみに
限定して走査露光を行なうようにしておけばよい。
【0032】以上のことをふまえて、本実施例の主制御
部30は、より簡単な走査中アライメント実現のために
、まずウェハステージ9を制御された一定速度で駆動す
るための速度及び位置のコントロール部300と、レチ
クルステージ6を制御された一定速度で駆動するための
速度及び位置のコントロール部302と、トラッキング
走査コントロール部304とを有する。
【0033】通常のレチクル単体の位置決め、いわゆる
レチクルアライメントや、ウェハ単体の位置合せ、いわ
ゆるウェハグローバルアライメント(又はEGA)の場
合、コントローラ部300、302は相互に関連するこ
となく、従来通りの機能を達成する。そしてスキャン露
光時には、コントローラ部300、302は相互に協調
してレチクルステージ6とウェハステージ9の相対位置
、及び速度を制御する。
【0034】この協調制御に関しては、図1に示した従
来の装置においても同様に実施されている。本実施例で
は、さらにトラッキング走査コントロール部304を設
け、通常の協調制御とトラッキング制御とを切り替えら
れるようにした。このトラッキング制御は、位相差計測
部27から遂次出力される位置ずれ量が常に一定の値に
なるように、レチクルステージ6の駆動制御部28をサ
ーボ制御するとともに、ウェハステージ9は単に一定速
度で制御するというものである。もちろん、レチクルス
テージ6を定速制御とし、ウェハステージ9をトラッキ
ング制御としてもよい。
【0035】すなわち本実施例では、走査露光中に連続
して信号SR、SWが出力されること、換言するとレチ
クルRとウェハWとの相対位置ずれ量の変化が遂次検出
されることに着目して、レチクルとウェハのいずれか一
方は定速度で走査し、他方はその走査移動に追従するよ
うに制御したのである。尚、図3において基準検出系2
6は2本のビームBL1 、BL2 のビート周波数Δ
fを検出するもので、この検出信号は、周波数Δfの正
弦波状の基準信号SFとして位相差計測部27に入力す
る。
【0036】位相差計測部27は基準信号SFと検出信
号SRとの位相差から、レチクルRの初期位置のずれを
求めたり、基準信号SFと検出信号SWとの位相差から
、ウェハWの初期位置のずれを求めたりすることができ
る。さらに位相差計測部27には、周波数変化を検出す
る回路が組み込まれており、基準信号SFに対する検出
信号SR、又はSWの周波数変化を定量化することによ
って、レチクルステージ6、又はウェハステージ9の速
度変化を格子マークの移動から直接検出することが可能
となっている。
【0037】さて、本実施例では図4に示すように、2
組のアライメント系(光軸AXaとAXb)が、パター
ン領域PAの両脇の格子マークRMa、RMb、及びシ
ョット領域SAの両脇の格子マークWMa、WMbを検
出しているため、光軸AXaを有するアライメント系の
ユニット(以後アライメントユニットXAとする)から
得られる位置ずれ量ΔXaと、光軸AXbを有するアラ
イメント系のユニット(以後、アライメントユニットX
Bとする)から得られる位置ずれ量ΔXbとの差を、例
えばハードウェアによるデジタル減算回路で遂次算出す
るようにすれば、レチクルRとウェハW(1つのショッ
ト領域SA)との相対回転誤差の変化が走査露光中にた
だちに求まる。
【0038】相対回転誤差も、パターン領域PA、又は
ショット領域SAのサイズや、最小線幅の値によって、
ある許容量が定められ、許容量を越える回転誤差が生じ
得るときは、レチクルステージ6を微小回転させるΔθ
機構にフィードバックして、走査露光中にリアルタイム
に回転誤差を補正していくことが望しい。この場合、Δ
θ機構の回転中心は、レチクルR上に投影されたブライ
ンド1のスリット開口像の中心と一致していることが好
しい。
【0039】ここで、図3に示した装置中の送光光学系
22と光電検出ユニット25の具体的な一例を、図5を
参照して説明する。図5において、2本の送光ビームB
L1 、BL2 は照明視野絞り40上で交差するとと
もに、所定の大きさの照明領域に制限される。制限され
た2本の送光ビームはレンズ系41、偏光ビームスプリ
ッタ42、及び1/4波長板43を介して対物レンズ2
3に入射する。この図5から明らかなように、絞り40
とレチクルRの格子マークRMaとは、レンズ系41と
対物レンズ23との合成系に関して互いに共役に配置さ
れる。そして2本の送光ビームBL1 、BL2 は、
レンズ系41と対物レンズ23との間のフーリエ空間中
のフーリエ変換面(投影レンズPLの瞳EPと共役な面
)でそれぞれビームウェストとなって収れんするととも
に、送光ビームBL1 、BL2 の各主光線はフーリ
エ空間内で光軸AXaと平行に、かつ対称になる。
【0040】さて、2本の送光ビームBL1 、BL2
 は偏光ビームスプリッタ42をほぼ100%透過した
後、1/4波長板43で同一方向に回転する円偏光に変
換され、対物レンズ23を介して再び平行な2本のビー
ムとなってマークRMaの位置で交差する。マークRM
aの配置については図4に示したが、実際にはウェハ側
のマークWMaに対して非計測方向(格子ピッチ方向と
直交する方向)に横ずれした関係にしておく。
【0041】図6はレチクルR側でみた格子マークRM
a、WMaの関係を示し、矩形の領域ALxは絞り40
の開口像である。ここで格子マークRMa、WMaはラ
イン・アンド・スペースが1:1(デューティ50%)
であり、投影レンズPLの倍率を1/Mとすると、マー
クRMaのレチクルR上でのピッチGPrと、マークW
MaのウェハW上でのピッチGPwとは、GPr=M・
GPwの関係に定められる。スキャン露光時には、領域
ALxに対してマークRMa、WMaがレチクル面上で
同一方向(図6では+X方向)に同一速度vで移動する
。図6に示すように格子マークRMaとWMaは、非計
測方向(ここではY方向)にアライメントが達成されて
いるときに、一定の間隔DSを保つように予め横ずれし
て配置される。この間隔DSはY方向のアライメント精
度に依存して決められる。
【0042】図7は格子マークRMa、又はWMaがピ
ッチ方向に速度+v、又は−vで移動したときの様子を
示し、各格子マーク上に作られる干渉縞IFは速度+V
fで流れているものとする。図7のように、格子マーク
が速度+vで移動するときは、干渉縞IFの流れる方向
と一致しているため、格子マークから垂直に発生する±
1次回折光の干渉光BTのビート周波数はΔfよりも低
くなり、格子マークが速度−vで移動するときは干渉縞
IFの流れる方向と逆方向になるため、ビート周波数は
Δfよりも高くなる。
【0043】ここで格子マークRMaについて考えてみ
ると、2つの送光ビームBL1 、BL2 の入射角θ
を光軸AXaに関して対称に定めるとして次式の関係に
設定する。 sin θ=λ/GPr こうすると、格子マークRMaからの±1次回折光は垂
直方向に発生する。またこの条件のもとで、干渉縞IF
のピッチPif Pif=1/2・GPrの関係になる。
【0044】このことから、送光ビームBL1 、BL
2 の差周波数Δf(kHz)と格子マークの速度v(
mm/s)との関係及びドップラー効果により、干渉光
BTの明暗変化の周波数fs (kHz)は、先に説明
した通り、fs =Δf+2v/GPrになる。さて、
図5に示すようにレチクルの格子マークRMaからの干
渉光BTrと、ウェハの格子マークWMaからの干渉光
BTwとは、対物レンズ23、1/4波長板43、偏光
ビームスプリッタ42を介して光軸AXa上を戻り、レ
ンズ系44に入射する。このレンズ系44は逆フーリエ
変換レンズとして作用し、格子マークRMa、又はWM
aと共役な面が作られる。レンズ系44からの干渉光B
Tr、BTwはハーフミラー45で2つに分割され、遮
光板46R、46Wに達する。この遮光板46Rは、格
子マークRMaと共役な位置に配置され、マークRMa
からの干渉光BTrのみを通して、他の干渉光BTwを
遮光するような配置の開口APRを有する。同様に、遮
光板46Wは格子マークWMaと共役な位置に配置され
、マークWMaからの干渉光BTwのみを通して、他の
干渉光BTrを遮光するような配置の開口APWを有す
る。
【0045】光電センサー(フェトダイオード、フォト
マル等47Rは開口APRからの干渉光BTrを受光し
て信号SRを出力し、光電センサー47Wは開口APW
からの干渉光BTwを受光して信号SWを出力する。こ
れら信号SR、SWの処理については図3で説明した通
りである。以上、本実施例ではウェハステージ9を走査
露光中に定速制御するようにしたが、これは走査速度の
変動がショット領域SA内の露光量むらとなるからであ
る。またブラインド1は必ずしも、スリット開口に限ら
れず、投影レンズPLの円形のイメージフィールド内に
内包される正六角形、矩形、ひし形、又は円弧状等の開
口であってもよい。
【0046】正六角形の開口を有するブラインドを用い
たステップ&スキャン方式の装置は、特開平2−229
423号公報に開示されており、そこに開示された装置
に本実施例のアライメント制御方式を組み込んでもよい
。次に本発明の第2の実施例について説明するが、ここ
では第1の実施例をそのまま使うとともに、さらに走査
露光中の2次元(X、Y方向)のアライメントを可能と
するものである。
【0047】走査露光をX方向とすると、それと直交す
るY方向についても同様の干渉縞アライメント法が利用
できるように、レチクルR上とウェハW上の格子マーク
の配置と構造を若干偏光する。本実施例では、図3、図
5に示したTTR方式のアライメント系をX方向用とY
方向用とに2軸設けるようにし、レチクルとウェハの各
ストリートライン上にX方向用、Y方向用の格子マーク
を設ける。
【0048】図8は、レチクルR上の各マーク配置とア
ライメント系の対物レンズの配置を示し、ここでもX方
向を走査露光方向とすると、レチクルRのパターン領域
PAの両脇でX方向に伸びるストリートライン領域内に
、Y方向用の格子マークRMYa、RMYbとX方向用
の格子マークRMXa、RMXbとを設ける。これら格
子マークは一例として図9に拡大して示すように配置さ
れ、Y方向用の格子マークRMYaは数本のラインアン
ドスペースパターンをX方向に延設したもので、その隣
りにX方向用の格子マークRMXaが設けられる。この
レチクルR上の格子マークRMYaとRMXaの両側は
透明部となっていて、対応するウェハW上のY方向用の
格子マークWMYaとX方向用の格子マークWMXaと
が位置する。
【0049】本実施例では、これら格子マークのうちX
方向用の格子マークRMXa(WMXa)とRMXb(
WMXb)は、第1の実施例と同様にX方向用のアライ
メント系の対物レンズ23Xa、23Xbを介して検出
され、Y方向用の格子マークRMYa(WMYa)とマ
ークRMYb(WMYb)は、Y方向用のアライメント
系の対物レンズ23Ya、23Ybを介して検出される
【0050】Y方向用のアライメント系は、基本的にX
方向用のアライメント系と同一の構成であり、異なる点
は2本のビームBL1 、BL2 のレチクルR(又は
ウェハW)に対する入射角がY−Z平面内で傾いている
ことである。また、X方向用のアライメント系の内部の
開口絞り(46R、46W)はY方向用の格子マークR
MYa、WMYa(RMYb、WMYb)からの干渉光
をも遮光するように設定され、Y方向用のアライメント
系の内部の開口絞りはX方向用の格子マークRMXa、
WMXa(RMXb、WMXb)からの干渉光をも遮光
するように設定される。
【0051】ここでレチクルRとウェハWが相対的にX
方向に走査されると、レチクルR上のY方向用の格子マ
ークRMYaからの干渉光(ビート光)と、ウェハW上
のY方向用の格子マークWMYaからの干渉光(ビート
光)とを光電検出して得られる2つの信号の周波数は、
レチクルR、ウェハWのX方向の走査速度とは無関係に
、ほぼ一定(Δfとなる。ただし、Y方向のアライメン
ト誤差量が時間的に急峻に変化するときは、それに応じ
て進行の周波数も変化し得るか、この変化はほとんど無
視し得る程度のもので、ほとんどの場合、Y方向のアラ
イメント誤差量は、2つの信号の位相差を検出するだけ
でよい。このY方向の場合についても、アライメント誤
差量は遂次出力されるから、その誤差量が常に一定値に
なるように、レチクルステージ6、又はウェハステージ
9をY方向に微動させる。あるいは、走査露光中に、Y
方向のアライメント誤差信号に基づいて、レチクルステ
ージ6、又はウェハステージ9のY方向用の駆動系をサ
ーボ(フィードバック)制御するようにしてもよい。
【0052】本実施例では、走査露光方向にX方向用と
Y方向用の各アライメント系を並置したが、単一の対物
レンズを介してX方向とY方向のアライメントが可能な
ように、4本のビームを同時に入射するようにしてもよ
い。ところで、図3に示した装置では図示を省略したが
、レチクルRの上方には、露光光と同一波長の照明光の
もとでレチクルR上の格子マークとウェハステージ9上
の基準マークとを観察するTTR方式のアライメント系
が設けられている。これは、図3、図5に示したアライ
メント系が露光光と異なる波長のビームBL1 、BL
2 を使ったときのベースライン管理のために必要とな
る。
【0053】この、露光光と同一波長を使うTTRアラ
イメント系は、例えば図10のように配置される。図1
0において、対物レンズ23、ミラー24は図3中のも
のと同一のものであり、これらの他に光ファイバー62
、ビームスプリッタ61、対物レンズ60、及び撮像素
子63等から成るTTRアライメント系が設けられ、ウ
ェハステージ9上には基準マーク板FMが固定される。 光ファイバー62は露光光と同一波長の照明光を射出し
、ビームスプリッタ61で反射した照明光は対物レンズ
60を介してレチクルR上の格子マークを照明する。レ
チクルRを透過した照明光は、投影レンズPLを介して
基準マーク板FM上の格子マークを照射する。この基準
マーク板FM上には、図10に示すように対物レンズ2
3を介して同時に検出可能な位置に格子マークが設けら
れている。
【0054】撮像素子63は、レチクルRの格子マーク
と基準マーク板FMの格子マークとの各像を撮像して、
両マークの位置ずれ量(ΔXe、ΔYe)を求めるため
に使われる。このとき同時に対物レンズ23を介して干
渉縞方式のアライメント系を作動させて、レチクルRの
格子マークと基準マーク板FMの格子マークとの相対位
置ずれ量(ΔXa、ΔYa)を求める。
【0055】これによって、ベースライン量は(ΔXa
−ΔXe、ΔYa−ΔYe)としてもとめられる。ただ
し、この場合、ウェハステージ9(基準マーク板FM)
を静止させておく必要があるので、一般的にはレーザ干
渉計11の計測値が一定値になるように、ウェハステー
ジ9をフィードバック制御しておく。ところが、レーザ
干渉計11のレーザ光路は、大気中に開放された状態に
あるので、わずかな空気ゆらぎによって計測値が微妙に
変動する。このため、上記のようなベースライン計測に
あたって、レーザ干渉計11の計測値でウェハステージ
9を静止させようとしても、空気ゆらぎによるドリフト
が生じることになる。
【0056】ところが、図3、図5に示した干渉縞方式
のアライメント系はレチクルRと投影レンズPLの間、
及び投影レンズPLとウェハWの間では空気中に露出し
ているビーム部分がわずかであることから、たとえ空気
ゆらぎが生じても、それによる計測誤差はほとんど無視
できる。そこで、干渉縞方式のアライメント系を使って
、レチクルRと基準マーク板FMとをアライメントする
ように、レチクルステージ6、又はウェハステージ9を
フィードバック制御する。これによってレチクルRと基
準マーク板FMとの相対的な位置ずれは、別波長のアラ
イメント系(対物レンズ23)のもとでほぼ零に追い込
まれる。そして、その状態で撮像素子63を使ってレチ
クルRの格子マークと基準マーク板FMの格子マークと
の位置ずれ量を求める。これによって求められたずれ量
がベースライン量(ΔXB、ΔYB)となる。このベー
スライン量(ΔXB、ΔYB)は、投影レンズPLの色
収差によって生じる固有値であって、レチクルR上の格
子マークの検出位置(投影レンズの像高点)が変わるた
びにチェックされる。
【0057】このベースライン量(ΔXB、ΔYB)は
対物レンズ23を介して検出されるレチクルRとウェハ
Wとの相対位置ずれ量にオフセットとして加えられ、真
の重ね合わせ位置への補正として使われる。尚、対物レ
ンズ60を介して観察する位置は、レチクルR上の露光
用照明光の照射領域(スリット状)からはずれた位置に
なるため、厳密に言えば、そのずれによって固有の誤差
が生じ得る。その誤差とは、主に投影レンズPLの露光
波長に起因して生じるディストーションによるものであ
る。しかしながら、投影レンズPLの投影視野内の各点
におけるディストーション量は、予め求めておくことが
できるため、対物レンズ60の観察位置でのディストー
ション量を装置固有のオフセット量として記憶しておき
、ベースライン計測値を、さらに補正するようにしてお
くとよい。
【0058】図11は本発明の第3の実施例による格子
マーク配置を示し、特にウェハWのストリートライン内
に形成する格子マークを2次元格子にすることで省スペ
ース化をはかるものである。図11において、レチクル
R上にはY方向用の格子マークRMYaとX方向用の格
子マークRMXaとがY方向に一定の間隔をあけて設け
られ、この間隔部分(透明部分)にはウェハW上の2次
元格子WMxyが位置するように設定される。2次元格
子WMxyは微小な矩形ドットパターンをX方向とY方
向の両方に所定のピッチで配列したものである。実際の
アライメント時には、図8に示したようにX方向用のア
ライメント系とY方向用のアライメント系とで位置を分
離しておく方がよい。
【0059】ただし、X方向アライメント用の2本のビ
ームとY方向アライメント用の2本のビームとを互いに
相補的な偏光状態にしておけば、2次元格子WMxyか
ら垂直に発生する干渉光を偏光特性で分離することがで
きるので、同一の対物レンズ23を介して4本のビーム
(X方向用の2本とY方向用の2本)を同時に格子マー
クへ照射することも可能である。
【0060】このように、2次元格子WMxyをウェハ
上のショット領域に沿った走査方向全体に設けることで
、かなりの省スペース化がはかれるとともに、走査露光
中の2次元のアライメント補正が可能になる。ちなみに
ウェハ上の一般的なストリートライン領域は幅(図11
のY方向の寸法)が70μm程度確保されている。2次
元格子WMxyの矩形ドットの寸法を4μm角(すなわ
ちピッチ8μm)とすると、Y方向には8個の矩形ドッ
トが形成でき、これは実用上、ほぼ十分な計測精度が期
待できる。また図11中のレチクル側の格子マークRM
Ya、RMXaもウェハ側と同様の2次元格子にするこ
とも可能である。
【0061】図12は、本発明の第4の実施例による格
子マーク配置を示し、レチクルRのパターン領域PAの
外側の走査露光方向に延びたストリートライン領域内に
1次元、又は2次元の格子マークRML1 〜RML4
 、RMR1 〜RMR3 をX方向に飛び飛びに設け
る。ウェハW上にもそれらと対応した位置に1次元、又
は2次元の格子マークをX方向に飛び飛びに設ける。
【0062】これらマークRML1 〜RML4 とマ
ークRMR1 〜RMR3 とは、互いに入れ子状態で
配置され、アライメント系の2本の対物レンズ23R、
23LがY方向に離れて並んでいるものとすると、X方
向の走査露光のときに対物レンズ23R、23Lのいず
れか一方が常に格子マークからの干渉光を入射できるよ
うに設定されている。例えば図12の位置からレチクル
Rが左右に移動すると、対物レンズ23Lを介して格子
マークRML1 と、これに対応したウェハ上の格子マ
ークとがアライメントされ、対物レンズ23Lからの2
本(又は4本)の送光ビームの照射領域が格子マークR
ML1 からはずれる直前に、格子マークRMR1が対
物レンズ23Rからの送光ビームの照射点に達する。従
って次のサイクルでは、格子マークRMR1 と、これ
に対応したウェハ上の格子マークとが対物レンズ23R
を介してアライメントされる。以下同様にして、走査露
光の信号に伴って対物レンズ23R、23Lを交互に切
り換えてアライメントしていく。本実施例では、格子マ
ークRML1 からRMR1 への切り換えの際、対物
レコンズ23でを介して得られる干渉ビート光と、対物
レンズ23Rを介して得られる干渉ビート光とが、時間
的にわずかの間だけ同時に存在するように各マークを配
置してある。
【0063】この実施例のように格子マークを配置する
と、X方向に関する格子マークと格子マークとの間に他
のマーク、例えばウェハのグローバルアライメント(E
GA)用のマークを配置することができる。図13は、
本発明の第5の実施例による投影露光装置の構成を示し
、図3の構成と異なる点はレチクルR(及びウェハW)
の走査方向に複数のアライメント系の対物レンズ23A
、23B、23C、23Dを並べたことにある。レチク
ルR、及びウェハW上の格子マークの配置は、先の図4
、図8、図11、図12のいずれの方法でかまわない。
【0064】この図13の場合、4つの対物レンズ23
A〜23Dはそれぞれ格子マーク上の異なる位置で発生
する干渉ビート光を入射して、レチクルRとウェハWの
走査移動中のアライメントを行なうが、走査位置によっ
ては、両脇の対物レンズ23A、23Dのいずれか一方
のみしか使えないこともある。そこで1つのアライメン
トシーケンスとして、例えばレチクルRが図13中の左
側から右側へ走査される場合は、レチクルRの走査位置
に応じて対物レンズ23A、対物レンズ23B…の順で
使用するアライメント系の数や位置を変えることもでき
る。また、図13のように複数のアライメント系が同時
に使えるときは、図12に示した格子マークRML1 
〜RML4 と格子マークRMR1 〜RMR3 とを
入れ子の関係にしなくても、ほぼ連続的にアライメント
のための信号を得ることができる。
【0065】そのためには、例えは対物レンズ23A〜
23Dの走査方向(X方向)の間隔と、格子マークRM
L1 〜RML4 のX方向の間隔とを異ならせておけ
ばよい。
【0066】
【発明の効果】以上、本発明によれば、レチクル(マス
ク)とウェハ(感光基板)との相対的な位置ずれ量をア
ライメントセンサーで常時検出しながら、レチクルとウ
ェハの一方を速度制御モードで走査し、他方はアライメ
ントセンサーで得られる位置ずれ量が所定値になるよう
にサーボ(トラッキング)制御モードで走査するため、
速度制御モードで走査される側に仮りに速度むらが生じ
たとしても、走査方向の倍率誤差(走査方向の転写像寸
法の伸び縮み)はアライメントセンサーで決まる計測精
度程度に押え込むことが可能である。このため、ウェハ
上の1つのショット領域そのものが、ウェハプロセスの
影響、又はそのショット露光時の走査むら等によって走
査露光方向に非線形に伸縮していたとしても、常にアラ
イメントセンサーからの計測信号を基準としてトラッキ
ング走査する限り、その1つのショット領域内の全面で
極めて高い、重合わせ精度を得ることができる。
【0067】また図12に示す実施例のように、格子マ
ークを走査方向に飛び石状に配置すれば、何層にも及ぶ
IC製造工程において、マークの打ち替えを行なったと
きのスペースを省くことができる。飛び石状の格子マー
クの間隔をあまり広くしなければ、1つの格子マークの
検出終了から次の格子マークの検出開始までの間にデッ
ドタイムが生じたとしても、そのデッドタイムをレーザ
干渉計の空気揺らぎの周期よりも短くすることが可能と
なり、格子マークを走査露光の範囲に渡って連続して設
けたのと同等の精度が得られる。
【0068】すなわち、いずれの格子マークからも干渉
ビート光が得られないデットタイムの間は、ウェハステ
ージ用のレーザ干渉計、もしくはレチクルステージ用の
レーザ干渉計にもとづいて各ステージを移動させても、
従来の装置ほど空気揺らぎに影響されないといった利点
がある。さらに図13に示した実施例のように、複数の
アライメントセンサーを走査露光方向に配置して、格子
マークを走査方向に飛び石状に設ける場合でも、各アラ
イメントセンサーの間隔と格子マークの間隔とを異なる
値に設定すれば、常にどれかのアライメントセンサーが
位置ずれ量を検出するか、もしくはいずれのアライメン
トセンサーもマークを検出しないデットタイムを極めて
短くすることができ、従来の方式よりもアライメント精
度、重ね合わせ精度を向上させることができる。
【0069】尚、本発明による走査露光中アライメント
方式は、従来のステップ&スキャン方式の露光装置にも
そのまま応用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、従来のステップ&スキャン露光装置におけ
るアライメント方式を説明する斜視図、
【図2】は、図
1のアライメント方式で得られるアライメント用の信号
波形を示す波形図、
【図3】は本発明の実施例による投影式走査露光装置の
構成を示す図、
【図4】は、図3の装置によるアライメント方式を説明
する斜視図、
【図5】は、図3の装置のアライメント系の構成を示す
図、
【図6】は、図3の装置で使用されるレチクルとウェハ
の各格子マークの配置を示す図、
【図7】は、図5のアライメント系の動作原理を説明す
る図、
【図8】は、第2の実施例によるマーク配置を有するレ
チクルの平面図、
【図9】は、図8のマーク配置を部分的に拡大して示す
平面図、
【図10】は、ベースライン計測の方式を説明するため
の図、
【図11】は、第3の実施例によるマーク配置を説明す
る図、
【図12】は、第4の実施例にるマーク配置を説明する
図、
【図13】は、第5の実施例による装置構成を説明する
図。
【符号の説明】
R  レチクル、 RMa、RMb、RMXa、RMYa、RMXb、RM
Yb  レチクル格子マーク、 WMa、WMb、WMYa、WMXa、WMxy  ウ
ェハ格子マーク、 W  ウェハ PL  投影光学系 1  レチクルブラインド 6  レチクルステージ 8  レチクルステージ駆動モータ 9  ウェハステージ 10  ウェハステージ駆動モータ 11  レーザ干渉計 12  ウェハステージ駆動制御部 20  レーザ光源 23  アライメント用対物レンズ 27  位置ずれ量検出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原画パターンの形成されたマスクを保
    持して、前記原画パターンの面に沿った少なくとも第1
    方向に移動可能なマスクステージと、前記原画パターン
    、もしくはその一部を所定の倍率で投影する投影光学系
    と、該投影光学系の結像面に感光基板が位置するように
    該感光基板を保持して、少なくとも前記第1方向に移動
    可能な基板ステージを備え、前記マスクステージと前記
    基板ステージとを、前記倍率に応じた速度比で同時に移
    動させることによって、前記原画パターンの投影像を前
    記感光基板上に走査露光する装置において、前記マスク
    は、前記第1方向に沿って一定ピッチで配列された複数
    の格子要素から成るマスク格子を、前記原画パターンの
    走査露光の範囲に渡って有し、前記感光基板は、前記第
    1方向に沿って一定ピッチで配列された複数の格子要素
    から成る基板格子を、前記原画パターンの走査露光の範
    囲に渡って有し;さらに、前記マスク格子と前記基板格
    子との前記第1方向に関する相対位置ずれ量を、前記投
    影光学系を介して光電的に検出する位置ずれ検出手段と
    ;走査露光の際に、前記マスクステージと前記基板ステ
    ージのいずれか一方を予め設定された速度で前記第1方
    向に駆動する第1駆動制御手段と;該第1駆動制御手段
    によって駆動された前記いずれか一方のステージの移動
    に伴って前記位置ずれ検出手段で検出される前記相対位
    置ずれ量が所定の値に維持されるように、前記マスクス
    テージと前記基板ステージのうち他方のステージを前記
    第1方向に駆動する第2駆動制御手段とを設けたことを
    特徴とする投影式走査露光装置。
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