JP3128827B2 - 投影露光装置、並びに投影露光方法、及びその投影露光方法を用いたデバイス製造方法、及びそのデバイス製造方法により製造されたデバイス - Google Patents

投影露光装置、並びに投影露光方法、及びその投影露光方法を用いたデバイス製造方法、及びそのデバイス製造方法により製造されたデバイス

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JP3128827B2
JP3128827B2 JP02406801A JP40680190A JP3128827B2 JP 3128827 B2 JP3128827 B2 JP 3128827B2 JP 02406801 A JP02406801 A JP 02406801A JP 40680190 A JP40680190 A JP 40680190A JP 3128827 B2 JP3128827 B2 JP 3128827B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路の製造
工程で使用される投影露光装置に関し、特に位置合わせ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、リソグラフィ工程では微細パター
ンを高分解能で感光基板(レジスト層が形成された半導
体ウエハ)上に転写する装置として、ステップ・アンド
・リピート方式の縮小投影型露光装置(ステッパー)が
多用されるようになっている。この種のステッパーで
は、半導体素子の高集積化に伴いウエハ上での解像線幅
がサブミクロン(0.5μm程度)に達しており、この
解像力に見合ったアライメント精度(通常、解像線幅の
1/5程度)で、レチクル(マスクと同義)のパターン
とウエハ上の1つのショット領域との位置合わせを行う
必要がある。
【0003】一般にステッパーを始めとする投影型露光
装置では、レチクルパターンをウエハ上に高解像力で結
像するために、投影光学系は露光用の照明光(例えば、
波長248nmのKrFエキシマレーザ光等)のみに対し
て、良好に色収差補正されているのが現状である。従っ
て、レチクルパターンの投影像とショット領域との重ね
合わせを行うためのアライメント系がTTR(スルー・
ザ・レチクル)またはTTL(スルー・ザ・レンズ)方
式の場合、アライメントマーク照明用の光が露光光の波
長と同一、若しくは極めてそれに近い波長の照明光を用
いると、アライメント用照明光がレジスト層によりウエ
ハマークに達するまでに減衰を受けることと、マークか
らの反射光(正反射光、散乱光、回折光等)も減衰を受
けることによって、ウエハマークがアライメント系によ
って十分な光量で認識されず、その検出精度を低下させ
るといった問題が生じる。さらに、アライメントのため
にアライメント用照明光がウエハマークに照射される
と、その部分のレジスト層は当然に感光してしまい、現
像後に各種プロセスを通すと、ウエハ上の当該マークが
破壊されてしまう。そのため、次の層の重ね合わせ露光
の時のアライメントに使えないといった問題も生じてし
まう。
【0004】そこで、例えば特開昭60−130742
号公報や特開昭63−283129号公報に示すよう
に、アライメント用照明光を射出する光源に、露光光の
波長と異なる波長の光源(波長633nmのHe−Ne
レーザ等)を用いて、ウエハ又はレチクル上に形成され
たアライメントマークを検出し、その光情報からウエハ
又はレチクルの位置を検出する方法が知られている。
【0005】特開昭60−130742号公報に示され
ている方式は、ウエハ又はレチクル上に形成されたマー
クをレーザビームの集光したスポット光(スリット状)
で相対走査し、マークエッジからの散乱,回折光を光電
検出して、光電信号波形の中心からマーク位置を検出す
る方式(以下「LSA(レーザステップアライメント)
方式」と言う)である。又、特開昭63−283129
号公報に示されている方式は、回折格子マークに対して
2方向からコヒーレントなレーザビーム(平行光束)を
同時に照射して1次元の干渉縞を作り、この干渉縞を使
って回折格子マークの位置を特定しようとするものであ
る。このような干渉縞を使ったアライメント方式には、
2方向から照射される2本のレーザビームに一定の周波
数差を与えるヘテロダイン法と、周波数差のないホモダ
イン法とがある。ホモダイン法では回折格子マークと平
行に静止した干渉縞が作られ、位置検出にあたっては回
折格子マーク(物体)をそのピッチ方向に微動させる必
要があり、格子マークの位置は干渉縞を基準として求め
られる。これに対してヘテロダイン法では2本のレーザ
ビームの周波数差(ビート周波数)のために、干渉縞が
その縞方向(ピッチ方向)に高速に流れることになり、
格子マークの位置は干渉縞を基準として求めることはで
きず、専ら干渉縞の高速移動に伴う時間的な要素(位相
差)を基準として求めることになる。
【0006】例えばヘテロダイン法では、格子マークか
らの±1次回折光をビート周波数で強度変調させて検出
した光電信号(光ビート信号)と、基準格子を使って2
本の送光ビームから別途作成された参照用干渉光の光ビ
ート信号との位相差(±180°以内)を求め、格子ピ
ッチPの±P/4以内の位置ずれを検出するものであ
る。
【0007】以上のLSA方式や回折格子を使った方式
等のアライメント方式においては、アライメント光を送
光する光学系中(照明系中)において、ウエハと略共役
な位置に視野絞りを配置する必要がある。これは、ウエ
ハ上に形成されたアライメントマーク上の照明領域を制
限するものであり、特に転写領域の回路パターン、もし
くはその他のアライメント用のマークをアライメント光
の一部で照明することによる反射光が、ノイズ光として
検出器に入射することを防ぐ為である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来の技術においては、投影光学系に対してアライ
メント光は軸外で入射し、さらに露光光とアライメント
光との波長の違いにより非点収差が生じる。仮に、視野
絞りを照明系内でウエハと略共役な面であって特に、投
影光学系のアライメント光に対するサジタル像面(投影
光学系の視野内のサジタル方向と垂直な方向に延びたエ
ッジを結像する位置)に配置したとする。すると非点収
差の為に視野絞りのウエハ上での像の形状は投影光学系
の視野内のメリジオナル方向(以下「M方向」とする)
においてデフォーカス状態となる(投影光学系の視野内
のサジタル方向に延びたエッジがデフォーカス状態とな
る)。このために適当な照野が形成できず、ウエハ上の
アライメントマークの領域を越えた照明光が、他のアラ
イメントマークや回路パターンをも照明してしまう。又
投影光学系とウエハ間或いは投影光学系間の面間反射等
の影響により迷光が発生する。このため、所定のアライ
メントマーク以外からの光束が、アライメントセンサー
にノイズとして混入することとなる。例えば、ヘテロダ
イン法を使って、基準格子に対するウエハ上のアライメ
ントマークの位置ずれを検出する場合を考えてみる。
【0009】図12は投影光学系の視野ifとウエハ上
のアライメントマークの位置関係を示す図である。複数
のアライメントマークWM1〜WM4は投影光学系の視
野if内であって、かつこれに内接する矩形のパターン
領域PAの外側にパターン領域PAに隣接して設けられ
ている。回折格子状のアライメントマークWM1〜WM
4は、投影光学系の視野if内のサジタル方向(以下
「S方向」とする)が計測方向となるように、ウエハ上
に設けられているものとする。つまり、2光束がS方向
から所定の角度でマークに入射するようにし、S方向と
垂直な方向に延びたエッジ(M方向のエッジ)を使って
計測を行うものである。従ってアライメントマークのエ
ッジはほぼM方向に延びているものとする。ここで、M
方向は投影光学系の視野if内の光軸AXを中心とした
放射方向であり、S方向はM方向に垂直な方向である。
図10は、複数のアライメントマークの中の1つに着目
したもので、アライメントマークWM1と照明領域SA
を示す図である。この場合矩形状の絞りを、ウエハと略
共役な位置にあるサジタル像面に配置し、S方向と垂直
な方向に延びたエッジをウエハW上に結像する。このエ
ッジをEdとして太線で示す。これに対して前述の如
く、非点収差の影響によりM方向と垂直な方向に延びた
エッジは、ウエハW上に結像せず、デフォーカス状態
(波線で示した状態)となり、アライメントマークWM
1のみを照明する照明領域を明瞭に規定することができ
ない。従って、検出すべきアライメントマークWM1以
外のマークや回路パターンPから発生した干渉光が、次
式に示すようにノイズ光成分として検出すべき干渉光に
混入してしまい、位相のずれを生じてしまう。 ψ=Acos(ωt+φ) + Σ Ncos(ωt+φN ) (1) (A: 振幅, ω:ビート周波数,φ: 位相,N:ノイズ成分
の振幅,φN : ノイズ成分の位相) この方式では、位相のずれはアライメントずれとして検
出され、その結果アライメントエラーとなってしまう。
【0010】図11にこの位相のずれの様子を示す。横
軸は、参照用干渉光のビート信号(基準信号)成分を表
している。又、マークWM1からの干渉光のビート信号
のベクトル成分をAs,ノイズ光のビート信号のベクト
ル成分をNsで表す。φA は参照用干渉光のビート信号
(基準信号)とマークWM1からの干渉光のビート信号
との位相差を表し、φN は基準信号とノイズ光のビート
信号の位相差を表す。ベクトル成分AsとNsとの合成
成分Tsと基準信号成分との位相差がφs となる。従っ
て、アライメント情報としての位相差φs にはノイズ光
によるアライメント誤差を含むこととなり、アライメン
トエラーを引き起こす。
【0011】又、LSA方式では、迷光やアライメント
マーク以外によるノイズ光の影響によって光電信号に歪
みが生じるため、マーク位置を正確に検出できず、アラ
イメントずれを起こしてしまう。以上の如く、従来のよ
うに照明光学系中に単一の視野絞りを配置しただけでは
非点収差の為に、適切な照明領域を規定することができ
ず、又迷光の影響によりアライメントセンサーがウェハ
アライメントマーク以外からの位置情報を検出してしま
いアライメントエラーを起こしてしまうという問題点が
あった。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、アライメント光の照明領域を適当な範囲に限定し、
又迷光の影響を防止することによりアライメント精度を
向上させウェハ上に高い集積度で回路パターンを焼き付
けられるようにすることを目的としている。
【0013】
【課題を解決する為の手段】かかる問題点を解決するた
請求項1に記載の発明においては、第1波長の光(エ
キシマレーザ光)のもとで、基板(W)上に所定のパタ
ーンを形成する投影光学系(PL)と、前記第1波長と
は異なる第2波長の光(He−Neレーザ光)で前記基
板上のマーク(WM)を前記投影光学系を介して検出す
るマーク検出系(図3,4,5)とを備えた投影露光装
置において、前記マーク検出系は、前記基板と略共役な
位置であって前記投影光学系の前記第2波長の光の下で
形成される実質的なサジタル像面上に配置され、前記基
板上のマークを検出するための検出領域を規定する第1
視野絞り(15a)と、前記基板と略共役な位置で且つ
前記サジタル像面とは異なる位置であって前記投影光学
系の前記第2波長の光の下で形成される実質的なメリジ
オナル像面上に配置され、前記基板上のマークを検出す
るための検出領域を規定する第2視野絞り(15b)と
を含むよう構成した。また本発明の別の態様によれば、
第1波長の光(エキシマレーザ光)のもとで、基板
(W)上に所定のパターンを投影する投影光学系(P
L)を介して、前記基板上に前記所定のパターンを形成
する露光方法において、前記第1波長とは異なる第2波
長の光(He−Neレーザ光)を前記基板上に形成され
たマーク(WM)に照射し、前記基板と略共役な位置で
あって前記投影光学系の前記第2波長の光の下で形成さ
れる実質的なサジタル像面上に配置された第1視野絞り
(15a)と、前記基板と略共役な位置で且つ前記サジ
タル像面とは異なる位置であって前記投影光学系の前記
第2波長の光の下で形成される実質的なメリジオナル像
面上に配置された第2視野絞り(15b)と、前記投影
光学系とを介して、前記マークを検出することとした。
【0014】
【作 用】本発明によれば、2つの絞りを設けたため、
ウエハ上でウエハアライメントマークのみを照明する適
当な照野を形成することが可能となる。又、投影光学系
とウエハ間或いは投影光学系の各エレメント面間の反射
による迷光を効果的に防止することが可能となる。従っ
て、ウエハマーク以外からの光がアライメントセンサー
等に入射することがなくなり、アライメントエラーを防
止することができ、高精度のアライメントが実現可能と
なる。特に、照明系内にウエハと略共役な位置になる投
影光学系のアライメント照明光に対するサジタル像面,
メリジオナル像面の夫々について2つの視野絞りを設け
ることで、アライメントエラーを防止することができ、
高精度のアライメントが実現可能となる。
【0015】
【実 施 例】以下、図面を参照して本発明の実施例に
ついて詳述する。図2は、本発明の第1の実施例による
TTR方式のヘテロダインアライメント系を備えたステ
ッパーの概略的な構成を示す平面図である。このステッ
パーでは、半導体素子のチップサイズに応じたレチクル
マークの位置変更に対応して、アライメント系24が駆
動制御系23により矢印Aの方向に移動可能に構成され
ている。
【0016】図2において、KrFエキシマレーザ装置
等の照明光源1は、レジスト層を感光させる波長域の露
光用照明光ILを発生し、露光光ILはオプチカルイン
テグレータ(フライアイレンズ)を含む照明光学系2に
入射する。照明光学系2により光束の一様化、スペック
ルの低減化等が行われた露光光ILは、ミラー3、メイ
ンコンデンサーレンズ4を介してダイクロイックミラー
5に至る。ダイクロイックミラー5はメインコンデンサ
ーレンズ4からの露光光ILを垂直に下方に反射させ、
レチクルRを均一な照度で照明する。ここで、ダイクロ
イックミラー5はレチクルRの上方に45°で斜設され
ている。
【0017】レチクルRには、パターン領域PAを囲む
一定幅の遮光帯(クロム層)LSBの中に、パターン領
域PAの各辺に対応して4つのアライメント用の透明窓
(RW1 ,RW3 のみ図示)が形成されている。さら
に、その外側(レチクル周辺側)には、レチクルRの
X,Y及び回転方向の位置決めを行うための3つのレチ
クルアライメントマーク(RX2 のみ図示)が形成され
ている。レチクルRはレチクルステージRS上に載置さ
れ、パターン領域PAの中心点が光軸AXと一致するよ
うに位置決めが行われる。
【0018】さて、パターン領域PAを通過した露光光
ILは、両側テレセントリックな投影光学系PLに入射
し、投影光学系PLはレチクルRの回路パターンの投影
像を、表面にレジスト層が形成されたウエハW上の1つ
のショット領域に重ね合わせて投影(結像)する。ウエ
ハWにはショット領域と一定の位置関係で近傍の位置
に、レチクルRの透明窓に対応して4つの回折格子状の
ウエハマーク(WM1 のみ図示)が形成される。投影
光学系PLは、露光光ILの波長(KrFエキシマレー
ザ等)に関して良好に色収差補正され、その露光波長の
もとでレチクルRとウエハWとは互いに共役になるよう
に配置される。また、ウエハWは駆動モータ8によりス
テップ・アンド・リピート方式で2次元移動するウエハ
ステージWSに載置され、ウエハW上の1つのショット
領域に対するレチクルRの転写露光が終了すると、次の
ショット位置までステッピングされる。ウエハステージ
WSの2次元的な位置は、干渉計9によって例えば0.
01μm程度の分解能で検出され、ウエハステージWS
の端部には干渉計9からのレーザビームを反射する移動
鏡9mが固定されている。干渉計9からの検出信号は主
制御系28に送られる。 次に、図3,図4,図5を併
用して本実施例のTTR方式のアライメント系について
説明する。図3は、アライメント系の具体的な構成を示
す斜視図であって、図2中のミラー21は省略してあ
る。図4は、アライメント系の一部をS方向についてと
らえた平面図であり、図5は、アライメント系の一部を
M方向についてとらえた平面図である。図3に示すよう
に、レーザ光源10は露光光ILの波長域と異なる波長
域のレーザビームLBを射出する光源であって、例えば
レジスト層に対してほとんど感度を持たない波長633
nmのレーザ光を射出するHe−Neレーザ光源とする。
レーザ光源10より射出されたレーザ光LBは、1/2
波長板,偏光ビームスプリッター,ミラー,2つの音響
光学素子等からなる2光束周波数シフター11に入射
し、ここで、周波数f1 のビームLB1 とf1 との周波
数差がΔfとなる周波数f2 (f2 =f1 −Δf)のビ
ームLB2 となって射出される。これらのビームL
1 ,LB2 は、所定間隔だけあけて主光線を平行にし
た直線偏光、例えばp偏光ビームとして射出される。
尚、ビームLB1 ,LB2 の主光線はアライメント系の
光軸AXaを挟んで対称に位置するようになる。
【0019】さて、2本のp偏光ビームLB1 (周波数
1 )とLB2 (同f2 )とは共に、1/2波長板(不
図示)の作用により偏光方向が約45°回転させられ、
さらに2光束周波数シフター11内のレンズ系(不図
示)により図4にも示すようにアライメント系の瞳面E
p’(ビームウエスト位置で、投影光学系PLの入射瞳
Epとほぼ共役な面)、若しくはその近傍で一度スポッ
ト状に集光した後、偏光ビームスプリッター(PBS)
12に達する。PBS12において、ビームLB 1 は周
波数f1 のp偏光ビームLB1pとs偏光ビームLB1s
に分割され、ビームLB2 は周波数f2 のp偏光ビーム
LB2pとs偏光ビームLB2sとに分割される。PBS1
2で反射される2本のs偏光ビームLB1s(周波数
1 )とLB2s(同f2 )とは、瞳を像面に変換するレ
ンズ系(逆フーリエ変換レンズ)43、ミラー44、レ
ンズ系43の後側焦点面に配置される参照用回折格子4
5、及び光電検出器46で構成された参照信号作成部1
3(図2、図5)に入射する。2本のビームLB1s、L
2sは、レンズ系43を介してミラー44で反射され、
装置上でウエハWと略共役な面に固定されている参照用
回折格子45に対して異なる2方向から平行光束となっ
て所定の交差角で入射し結像(交差)する。光電検出器
46は、2組の受光素子(若しくは2分割受光素子)を
有し、例えば参照用回折格子45を通過したビームLB
1sの0次光と、これと同軸に進むビームLB 2sの+1次
回折光(反時計回り方向を+とする)との干渉光、及び
ビームLB1sの−1次回折光(時計回り方向を−とす
る)と、これと同軸に進むビームLB2sの0次光との干
渉光を、それぞれ独立に受光(光電変換)する。それら
2つの干渉光の強度に応じた正弦波状の光電信号は不図
示のアンプによって加算され、この結果得られる光電信
号SRは、ビームLB1s,LB2sの差周波数Δfに比例
した周波数となり、光ビート信号となる。ここで、参照
用回折格子45の格子ピッチは、ビームLB1s,LB2s
によって作られる干渉縞のピッチと等しくなるように定
められている。
【0020】一方、PBS12を通過した2本のp偏光
ビームLB1p(周波数f1 )とLB 2p(同f2 )とは、
図4に示す如くレンズ14によって所定角度だけ傾いた
平行光束となり、レンズ14の後側焦点面(ウエハとほ
ぼ共役な面)IP’に配置された2つの視野絞り15
a,15b(詳細後述)の内ウエハWのサジタル像面に
配置された絞り15aで一度交差した後、ビームスプリ
ッター(NBS)16を介してレンズ17から射出され
る。これより、図4に示すようにビームLB1p、LB2p
は、各主光線がアライメント系の光軸AXaに対してほ
ぼ平行になり、且つ瞳面Ep''(ビームウエスト位置)
で光軸AXaを挟んでほぼ点対称な2点にスポットとし
て集光する結像光束となる。さらにビームLB1p、LB
2pは、ビームスプリッター(NBS)19、ミラー21
及びテレセントリックな対物レンズ22を介してダイク
ロイックミラー5に垂直方向から投射され、ウエハW上
での交差角2θW により一義的に定まる交差角2θR
焦点面25にて一度交差した後、レチクルRのパターン
面では分離して透明窓RW1 を照射する。尚、焦点面2
5(対物レンズ22の後側焦点面)は、アライメント用
照明光LBの波長のもとでウエハ面とほぼ共役となり、
この焦点面25とレチクルRのパターン面との間隔が投
影光学系PLの軸上色収差量ΔLに対応している。
【0021】ここで、図6にレチクルRの遮光帯LSB
の中に設けられた透明窓RW1 の具体的な構成の一例を
示す。透明窓RW1 は、矩形状の透明部RS1 とレチク
ルマーク領域MA1 、MA2 とで構成される。透明部R
1 は、アライメント用のビームLB1P、LB2Pを通過
させると共に、ビームLB1P、LB2PのウエハマークW
M1での所定次数の回折光(干渉光BTLW )を通過さ
せる(詳細後述)。マーク領域MA1 、MA2 は所定の
間隔ΔDR だけ離れて設けられ、各領域内には回折格子
状のレチクルマークRM1 、RM2 (デューティは1:
1)が共にピッチPR で形成されている。
【0022】ここで、レチクルマークRM1 、RM2
間隔ΔDR はΔDR =2・ΔL・tanθR で定められ
る。さて、図3,図4,図5で、ビームLB1p、LB2p
が照射されるレチクルマークRM1 、RM2 の格子ピッ
チPR は、焦点面25でのビームLB1p、LB2pの交差
角2θR に応じて、以下のように定められている。但
し、Mはこのアライメント光に対する投影光学系PLの
投影倍率である。 PR =λ/2・sin θR =λ/2M・sin θW =PW /2M (2) 従って、レチクルマークRM1 から発生する1次回折
光RL1 (周波数f1 )とレチクルマークRM2 から発
生する1次回折光RL2 (同f2 )とが、ビームL
1p、LB2pの各主光線と全く同軸に、ダイクロイック
ミラー5、対物レンズ22、ミラー21、NBS19及
びレンズ17を介してNBS16のところまで戻り、こ
こで反射されてミラー47、透過型の基準格子板48
(回折格子)、空間フィルター49及び光電検出器50
で構成された第2計測信号作成部18(図2、図5)に
入射する。基準格子板48は、レンズ17の後側焦点面
(ウエハ共役面)に配置されるので、1次回折光R
1 、RL2 はミラー47を介して基準格子板48に異
なる2方向から平行光束となって所定の交差角で入射し
結像(交差)することになる。これより、基準格子板4
8上にはその周波数差Δfに対応して格子ピッチ方向に
流れる1次元の干渉縞が作られることになる。
【0023】ここで、本実施例では説明を簡単にするた
め、焦点面25と基準格子板48との間の倍率を等倍
(1倍)とし、基準格子板48の格子ピッチPGRをPGR
=2P R に設定しておくものとする。また、1次回折光
RL1 、RL2 による干渉縞の大きさ、位置に応じて基
準格子板48をウエハ共役面内に配置しておけば良い。
この結果、1次回折光RL1 、RL2 が基準格子板48
に入射すると、基準格子板48からは±1次回折光が同
軸に発生し、この干渉光BTLR (平行光束)は空間フ
ィルター49を介して光電検出器50に受光される。基
準格子板48からの0次光L0 ’は空間フィルター49
によって遮光される。光電検出器50からの干渉光BT
R に対応した光電信号は、干渉縞の明暗変化の周期に
応じた正弦波状の交流信号(ビート周波数の光ビート信
号)SDR となって位相検出系27に出力される。
【0024】一方、ビームLB1p,LB2pはレチクルマ
ークRM1 、RM2 を照射すると共にその一部は透明部
RS1 を通過して投影光学系PLに軸外から入射し、入
射瞳Epにおいて瞳中心(光軸AX)に関してほぼ点対
称となるように一度スポット状に集光する。しかる後
に、ウエハマークWM1のピッチ方向に関して光軸AX
を挟んで互いに対称的な角度で傾いた平行光束となり、
ウエハマークWM1上に異なる2方向から交差角2θW
で入射し結像する。尚、交差角2θW は、大きくても投
影光学系PLの射出(ウエハ)側の開口数(N. A.)の
2倍を越えることはない。 又、入射瞳Epにおいて光
軸AXを挟んでほぼ点対称となるように形成されるビー
ムLB1p,LB2pの各スポットを結ぶ直線の方向と、ウ
エハマークWM1のピッチ方向とはほぼ一致している。
さて、ビームLB1p、LB2pが交差角2θW でウエハマ
ークWM1に入射すると、ビームLB1p、LB2pが交差
している空間領域内で光軸AXと垂直な任意の面内(ウ
エハ面)には、ウエハマークWM1のピッチPW に対し
て1/N倍(Nは自然数)のピッチPf (本実施例では
f =PW /2と定める)で、1次元の干渉縞が作られ
ることになる。この干渉縞は、ウエハマークWM1のピ
ッチ方向(X方向)に、ビームLB1p、LB 2pの差周波
数Δfに対応して移動する(流れる)ことになりその速
度Vは、V=Δf・Pf なる関係式で表される。また、
交差角2θW はアライメント用照明光LBの波長をλと
すると、以下の(3)式を満足するように定められてい
る。 sin θW =λ/PW (3) ウエハマークWM1からは±1次回折光が発生し、これ
ら回折光は同軸に合成されて入射瞳Epの中心を通るよ
うに光軸AXの方向に沿って逆進する。この2つの回折
光は、同一偏光成分(p偏光成分)なので互いに干渉
し、光ビート(干渉光)BTLW となって、投影光学系
PL、レチクルRの透明窓RW1 、ダイクロイックミラ
ー5、対物レンズ22、ミラー21を介してNBS19
のところまで戻り、ここで反射されてアフォーカル拡大
リレー系51、52、空間フィルター53、ミラー5
4、集光レンズ55、及び光電検出器56で構成された
第1計測信号作成部20(図2、図5)に入射する。
【0025】第1計測信号作成部20において、ウエハ
マークWM1からの干渉光BTLW はアフォーカル拡大
リレー系51、52を通り、入射瞳Epとほぼ共役に配
置される空間フィルター53に達する。ここでビームL
1p、LB2pの主光線と全く同軸に戻る反射光のうちの
0次光L0 、及びレチクルマークRM1 、RM2 からの
1次回折光RL1 、RL2 (図3、図4)がカットされ
て、干渉光BTLW のみが抽出される。さらに、干渉光
BTLW はミラー54、集光レンズ55を介して光電検
出器56に受光される。光電検出器56は干渉光BTL
W に対応した光電信号を作り、この光電信号は干渉縞の
明暗変化の周期に応じた正弦波状の交流信号、即ち周波
数差Δfのビート周波数をもつ光ビート信号SDW とな
って位相検出系27に出力される。
【0026】ここでは、ウエハマークWM1と透明窓R
1 を検出するアライメント系のみ示したが、実際には
ショット周辺に設けられたウエハマークWM1等の各々
に対応して4組のアライメント系が配置され、さらにレ
チクルアライメントマークRX2 等の各々に対応して3
組のレチクルアライメント系が配置されている。さて、
図2に示すように位相検出系27は、参照信号作成部1
3で作られた参照信号としての光ビート信号SRと、第
1計測信号作成部20、第2計測信号作成部18で作ら
れた光ビート信号SDW 、SDR の夫々との位相差を検
出し、2つの光ビート信号SDW 、SDR 間の相対位相
差を求め、この位相差情報を主制御系28へ出力する。
主制御系28は、位相検出系27の位相差情報に基づい
て透明窓RW1 とウエハマークWM1との相対位置ずれ
を、格子ピッチPW の±P W /4の範囲内で高精度に算
出し、さらに干渉計9、駆動モータ8及び位相検出系2
7を統括的に制御し、レチクルRのパターン領域PAの
投影像とショット領域とを正確に一致させる。
【0027】次に、ウエハ共役面IP’に配置される視
野絞り15について説明する。視野絞り15は、ウエハ
上でのアライメント用照明光の形状(照明領域SA)を
任意に設定するものである。絞り15は、投影光学系P
Lに対するウエハのサジタル像面に配置される絞り15
aと投影光学系PLに対するウエハのメリジオナル像面
に配置される絞り15bとで構成されている。これら2
つの絞りを照明系の光軸AXa方向に非点隔差に相当す
る分だけ離して、かつ、互いに直交するように配置す
る。これによって夫々の絞りの像をウエハW上に形成
し、照明領域SAを規定する。これら2つの絞りは、露
光光の波長と異なるアライメント光が投影光学系PLに
軸外から入射することにより生じる投影光学系の非点収
差による弊害を防止するものである。
【0028】図1はこの2つの絞りとこれにより規定さ
れる照明領域(照野)SAを示すものである。絞り15
aは遮光部と光透過部とからなり、斜線部は遮光部を表
している。絞り15aはS方向に延びたエッジE1,E
2とM方向に延びたエッジE3,E4を有しており、M
方向に延びたエッジ(S方向を規定するエッジ)E3,
E4の像をウェハ上に結像する。絞り15bは遮光部と
光透過部とからなり、斜線部は遮光部を表している。絞
り15bはS方向に延びたエッジE5,E6とM方向に
延びたエッジE7,E8を有しており、S方向に延びた
エッジ(M方向を規定するエッジ)E5,E6の像をウ
ェハ上に結像する。絞り15a,15bは、エッジE
3,E4、E5,E6の像が結像されるようにウエハW
と略共役な位置に照明系の光軸AXa方向に非点隔差分
だけ離して配置される。その結果この2つの絞り15
a,15bによってウエハアライメントマークWM1の
みを照明する照明領域SAが規定される。このためマー
クWM1以外からのノイズ光は発生せず光電検出器56
で検出される信号にはノイズ光が混入することはない。
尚、絞り15a,15bの大きさ,形状はマークWM1
に応じて規定されるものであり、少なくとも絞り15a
のM方向に延びたエッジE3,E4、絞り15bのS方
向に延びたエッジE5,E6を照明系の光軸AXaと垂
直な平面内で駆動可能な可変絞りとしても構わない。
【0029】次に、絞りの光学的配置について説明す
る。図4の光束LB1とLB2 はサジタル像面に配置さ
れた絞り15aで交差したあと焦点面25(対物レンズ
22の後側焦点面)及びウエハW面上で再び交差する。
これは、M方向に延びたエッジE3,E4を有する絞り
15aとウエハWとが結像関係であることを表してい
る。尚、焦点面25はアライメント用照明光LBの波長
のもとでウエハ面とほぼ共役となり、この焦点面25と
レチクルRのパターン面との間隔が投影光学系PLの軸
上色収差量ΔLに対応している。ΔZは投影光学系PL
のアライメント光に対する非点隔差を表す。ここではア
ライメント光はレジストに対して感度をほとんど持たな
いHe−Neレーザ光であるとしたが、これに限るもの
ではない。レジストに対して感度を持つ光をアライメン
ト光として使用する場合でも、露光光との波長の違いに
より非点収差が生じるならば同様に構成された2つの絞
り15a,15bを使うことは有効である。
【0030】図5の実線で示した光束はメリジオナル像
面に配置されたS方向に延びたエッジE5,E6を有す
る絞り15bで照明領域の大きさを規定された後、ウエ
ハWに入射する様子を示している。点線は絞り15bと
ウエハWの結像関係を示している。ここで、一般的にア
ライメント光の波長は、露光光に対して長い波長を持つ
ことにより、アライメント用光源側がS像面となり、ウ
エハ側がM像面となる。
【0031】又、絞り15aの短手方向のエッジE1,
E2の長さdSは、ウエハアライメントマークWM1の
みを照明する仮想的な照明領域の計測方向(長手方向,
S方向)の長さを投影倍率MS (絞り15aをウエハW
上に結像する投影倍率)で割ることによって求まる。同
様に絞り15bの短手方向のエッジE7,E8の長さd
Mは、ウエハアライメントマークWM1のみを照明する
仮想的な照明領域の非計測方向(短手方向,M方向)の
長さを投影倍率MM(絞り15bをウエハW上に結像す
る投影倍率)で割ることによって求まる。
【0032】更に、2本のビームLB1P,LB2Pが絞り
15bを通過する時の間隔ΔDsは、絞り15aで交差
する交差角2θS と非点隔差ΔZに基づいて決まり、Δ
Ds=2・ΔZ・tanθS で求まる。又、絞り15a
と15bの長手方向のエッジの長さは無限大にすること
が望ましいが、現実化は難しい。そこで、ある程度に長
く延びたエッジとし、絞り15aの長手方向のエッジE
3,E4の長さdS1は少なくともビーム径よりも長く
するのがよい。この長さがビーム径よりも短いと絞り1
5aの短手方向のエッジから回折光が発生して、絞り1
5b上での照度分布を不均一にし、ウエハW上での照度
分布に悪影響を及ぼすためである。一方、絞り15bの
長手方向のエッジE5,E6の長さdM1は、前述の絞
り15bを通過する間隔ΔDsだけ離れた2本のビーム
を遮らないような大きさにする必要があり、望ましく
は、投影光学系を通過する光束を遮ることのない程度に
長く、dM1=dS+2・NA・ΔZ/MS 以上にする
とよい。
【0033】以上、照明系中にS,M両方向の視野絞り
を設けることにより、ウエハW上でのアライメント検出
光の照明領域SAが、ウェハアライメントマークWM1
に限定されるのでウェハアライメントマーク以外のマー
クや回路パターンからのノイズ光の影響を受けず、高精
度に位置ずれを検出することができる。次に本実施例の
変形例について説明する。
【0034】前述の実施例では絞り15の配置は、第
1,第2計測信号作成部よりもレーザ光源10に近い位
置であったが、第1,第2計測信号作成部よりもウエハ
Wに近い位置、例えばウエハ共役位置25に配置するも
のである。これによりウエハWから戻ってきた検出光は
絞り15a,15bを通過するため迷光等の影響を受け
にくくなる。ここで、迷光には〔1〕投影光学系PLと
レチクルRとの間での迷光〔2〕投影光学系PLのレン
ズエレメント間の反射による迷光〔3〕投影光学系PL
とウエハWとの間での迷光が存在する。上記のように配
置した絞り15a,15bは〔2〕,〔3〕のような迷
光を有効に防止するものである。
【0035】この場合、収差のために干渉光が照明系の
光軸AXaからずれてしまい、干渉光がウエハWのメリ
ジオナル像面に配置された絞り15bのエッジでさえぎ
られてしまう恐れがある。そこで、前述の一実施例では
絞り15a,15bの形状はともに矩形としていたのに
対して、この場合はウエハWのメリジオナル像面に置か
れた絞り15bを図7のように中央部がふくらんだ形状
の絞り15bとすればよい。これにより干渉光BTLW
が照明系の光軸AXaからずれた場合でも、絞り15b
に遮られずにすむ。点線で示した干渉光BTLW は、照
明系の光軸AXaを通る場合を示しており、実線で示し
た干渉光BTLW は照明系の光軸AXaからずれた場合
を示している。絞り15bのS方向に延びた直線状エッ
ジ部分が光束LB1P,LB2Pを制限し、ウエハW上にM
方向に延びたエッジの像を形成する。従って、絞り15
aと合わせてこのような直線状エッジを有しつつ、中央
部が膨らんだ形状の絞り15bを設けることにより、ウ
エハからの干渉光BTLW が遮られることなく、かつ、
所定の照明領域を規定することが可能となる。
【0036】又この場合、絞り15aの長手方向のエッ
ジE3,E4の長さdS1は、ビーム径よりも大きくな
っており、更に投影光学系PLの瞳面Epを通過する光
束を遮ることのない程度にすることが望ましい。つま
り、絞り15aの長手方向のエッジの長さdS1は、ビ
ーム径より長く、かつ、dM+2・NA・ΔZ/MM
上であることが望ましい(NAは投影光学系PLのレチ
クル側開口数)。尚、絞り15a,15bの短手方向の
エッジの長さdS,dM及び絞り15bの長手方向の長
さdM1は、前述の一実施例の場合と同様の条件である
ものとする。 さらに、別の変形例を説明する。
【0037】ウエハアライメントマークWM1の計測方
向の視野を定める視野絞り15aのS方向に延びたエッ
ジE1,E2を照明系の光軸AXaと垂直な面内で少し
傾けることにより、視野絞り15a及び15bによって
形成されるウエハW上の照野SAの形状を菱形若しくは
台形形状とするものである。これにより視野絞り15a
のS方向に延びたエッジE1,E2による回折光が光電
検出器に入射するのを防止してアライメントエラーが起
こらないようにしている。
【0038】以上では、各々の絞りは所定の直線上エッ
ジを有し、互いに直交している。これに対して変形例と
して図8に示すように絞りのエッジを駆動部100a,
100bを含む駆動制御系100により照明系の光軸A
Xaと垂直な平面内で回転又は移動可能とし、さらに照
明系の光軸AXa方向に絞り15a,15bを移動可能
とするものである。その一例として、図2で示したよう
に、レチクルパターン領域PAの大きさの変更等に応じ
て変化するレチクルマークの位置に対応してアライメン
ト系24が駆動制御系23により移動可能となってい
る。この移動にともない、アライメント光が投影光学系
PLに入射する像高位置が変わるため、色収差ΔL及び
非点隔差ΔZ、更にアライメント光の投影倍率Mが変わ
ってくる。この場合に、まず変化した非点隔差ΔZに対
応するためには、駆動制御系100により絞り15を照
明系の光軸AXaに垂直な面内で回転,移動あるいは光
軸AXa方向に移動可能とし、さらに、エッジの大きさ
を可変として非点収差の変化に応じた適切な配置とする
ようにすればよい。その方法の一例を説明する。アライ
メント光の投影光学系PLに対する入射位置と絞り15
の配置(絞り15a,15bの間隔等),エッジの大き
さ等の関係は予めテーブル値として主制御系28に記憶
させておく。駆動制御系23からの駆動量情報を主制御
系28に入力する。主制御系28は駆動制御系23から
の情報に基づきアライメント光の入射位置を求める。こ
の求めた入射位置とテーブル値から絞り15の適切な配
置条件を求める。そして、その条件を満たすように主制
御系28は駆動制御系100を制御する。
【0039】上記と同様な制御方法により変化した色収
差ΔL,非点隔差ΔZに対応して照明系とレチクルの光
路長を補正したり、交差角2θR を補正したりする。以
上、WM1についてのみ述べてきたがWM2〜WM4に
ついてもWM1と同様に考えることができる。尚、ここ
ではウエハ上の回折格子状パターンに2本の光束を入射
させることによって得られた干渉光を使ったアライメン
ト方式としているが、これに限るものではなく、ウエハ
上の回折格子状パターンに1本の光束を垂直に入射させ
て得られる±1次回折光を干渉させる方式においても、
本実施例の絞りを適用可能である。又、干渉光を使った
アライメント方式はヘテロダイン方式,ホモダイン方式
のどちらであっても本実施例の絞りを適用可能である。
【0040】次に、本発明にかかる第2の実施例につい
て図9を参照して説明する。第1の実施例と同じ作用、
機能の部材には同一の符号を付してある。第1の実施例
では干渉光を使ったアライメント方式を使用する系にお
いて、2つの絞りを設ける場合について説明したが、こ
れに限るものではなく、例えば投影光学系PLを介して
アライメントを行う系におけるLSA方式についても同
様に適用可能である。この場合、M方向から見た光束の
様子は前述図4のように2光束ではない。しかし、2光
束を1つの光束と考えれば同様に絞り15aとウエハW
との結像関係を表すことができる。この様子を図9
(a),図9(b)を参照して説明する。図9(a)は
LSA方式のアライメント系の一部をS方向でとらえた
平面図、図9(b)はLSA方式のアライメント系の一
部をM方向でとらえた平面図である。図9(a)におい
て、アライメント用レーザ光源(He−Neレーザ)1
0から射出されたレーザ光はビームスプリッター10
2,レンズ系101を介して絞り15aが設けられたサ
ジタル像面に集光した後投影光学系PLを通ってウエハ
W上に集光する。ここで絞り15aとウエハWはアライ
メント光に関して投影光学系PLを介して共役関係にな
っている。ただし、ビームウェストの位置においたこの
絞り15aの役割は、照野SAのS方向の範囲を規定す
るものではなく、投影光学系PL等からの迷光を防止す
るものである。一方、アライメント系をM方向でとらえ
たウエハWと絞り15bとの結像関係は図5と同様にし
て表すことができる。この様子を図9(b)を使って簡
単に説明する。レーザ光源10から射出された光束は、
ビームスプリッタ102を介し、レンズ系101でスリ
ット状のスポット光にされた後、メリジオナル像面に配
置された絞り15bによって規定され、後投影光学系P
Lを通ってウエハW上に集光する。ここで絞り15bと
ウエハWはアライメント光に関して投影光学系PLを介
して共役関係になっている様子を点線で示してある。こ
の絞り15bは、照野SAのM方向の範囲を規定でき
る。光束がウエハW上のアライメントマークを照射する
ことによってマークからは回折光が発生し、この回折光
は投影光学系PLを逆進してビームスプリッタ102で
光電検出系103に入射する。このようにLSA方式に
おいては、2つの絞りを使って一方で照明領域を規定
し、もう一方で迷光を防止する。
【0041】又、スリット状のビームスポット光の代わ
りに矩形状のエッジを結像して作ったスリット光を使っ
てLSA方式と同様にアライメントマークからの散乱、
回折光を検出する系では絞り15aと15bの2つの絞
りは照野を規定するのに有効に作用する。更に、ビジコ
ン,CCD等のカメラを使ってマークの画像を検出する
アライメント方式における照明系においても、本実施例
のような2つの絞りをマークへの照明光路中に配置する
ことができ、ノイズ光やレンズ間の面間反射の影響を防
いで高精度にマーク位置を検出することが可能となる。
【0042】以上のように、本発明にかかる2つの絞り
は種々のアライメントセンサーに適用可能であり、又投
影光学系PLを介してウエハW上のマークを照明し、マ
ークを検出する方式であればレチクルを介しても介さな
くともよい。又前述の2つの絞りは、ガラス板の片面に
クロム層等で絞り15aの遮光部を形成し、反対側の面
にクロム層等で絞り15bの遮光部を形成した一体型で
構成されたものであっても構わない。この場合の絞り1
5aと15bとの間のガラスの厚さは屈折率を考慮しつ
つ非点隔差に相当するものとすればよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、投影光学
系のアライメント光に対する収差がある場合でもアライ
メント光はアライメントマークのみを照明することがで
きるため他のマークや回路パターンの影響を受けること
なく高精度にマーク位置を計測することを実現できる。
又迷光による影響を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による絞り15a,絞り
15bの形状とこれにより規定される照明領域を表す図
である。
【図2】本発明の第1の実施例によるTTR方式のアラ
イメント系を備えたステッパーの概略的な構成を示す平
面図である。
【図3】図2中のアライメント系の具体的な構成を示す
斜視図である。
【図4】図2のアライメント系の一部をサジタル方向で
とらえた平面図である。
【図5】図2のアライメント系の一部をメリジオナル方
向でとらえた平面図である。
【図6】図6は図2の透明窓を示す図である。
【図7】図7は図1の絞り15bの形状の変形例を示す
図である。
【図8】図8は絞り15a,15bの変形例を示す図で
ある。
【図9】(a)はLSA系でのサジタル像面に配置され
た絞り15aの結像関係を示す図である。(b)はLS
A系でのメリジオナル像面に配置された絞り15bの結
像関係を示す図である。
【図10】従来の絞りによるアライメント照明領域を示
す図である。
【図11】ノイズによる位相ずれを概念的に示す図であ
る。
【図12】投影光学系の視野とアライメントマークの位
置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 露光用光源 10 アライメント用光源 15a サジタル像面に配置される視野絞り 15b メリジオナル像面に配置される視野絞り 27 位相検出系 28 主制御系 48 基準格子板 23、100 駆動制御系 LB アライメント用照明光 IL 露光用照明光 R レチクル RM1 、RM2 レチクルマーク PL 投影光学系 Ep 入射瞳 AX 投影光学系の光軸 AXa 照明系の光軸 W ウエハ SA 照明領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−90512(JP,A) 特開 昭62−281422(JP,A) 特開 平1−216528(JP,A) 特開 昭64−10104(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20 521

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1波長の光を用いて、マスク上に形成
    された所定パターンの像を基板上に投影する投影光学系
    と、 前記第1波長とは異なる第2波長の光を用いて、前記基
    板上のマークを前記投影光学系を介して検出するマーク
    検出系とを備えた投影露光装置において、 前記マーク検出系は、前記基板と略共役な位置であって 前記投影光学系の前記
    第2波長の光の下で形成される実質的なサジタル像面上
    に配置され、前記基板上のマークを検出するための検出
    領域を規定する第1視野絞りと、前記基板と略共役な位置で且つ前記サジタル像面とは異
    なる位置であって 前記投影光学系の前記第2波長の光
    下で形成される実質的なメリジオナル像面上に配置さ
    れ、前記基板上のマークを検出するための検出領域を規
    定する第2視野絞りと、を含むことを特徴とする投影露
    光装置。
  2. 【請求項2】 前記第1視野絞りと前記第2視野絞りと
    は、前記第2波長の光によって照明される前記基板上の
    照明領域を規定することを特徴とする請求項1に記載の
    投影露光装置。
  3. 【請求項3】 前記第1視野絞りは、前記投影光学系の
    視野内のメリジオナル方向に延びたエッジを有し、前記
    第2視野絞りは前記投影光学系の視野内のサジタル方向
    に延びたエッジを有することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の投影露光装置。
  4. 【請求項4】 前記第1視野絞りのエッジと前記第2視
    野絞りのエッジとを共に、前記投影光学系を介して前記
    基板上に結像することを特徴とする請求項3に記載の投
    影露光装置。
  5. 【請求項5】 前記マーク検出系は、前記第2波長の光
    で前記基板上を照明するための照明系を含み、 前記第1視野絞りと前記第2視野絞りとを、前記照明系
    の光軸方向に所定量だけ離して配置したことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の投影露
    光装置。
  6. 【請求項6】 前記所定量とは、前記第2の波長の光に
    よって生じる前記投影光学系の収差に基づく量であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の投影露光装置。
  7. 【請求項7】 前記所定量とは、前記第2波長の光によ
    って生じる前記投影光学系の非点収差に基づく量である
    ことを特徴とする請求項6に記載の投影露光装置。
  8. 【請求項8】 前記マークは回折格子であり、 前記回折格子からの回折光を前記第1の視野絞りと前記
    第2視野絞りとを介して検出することを特徴とする請求
    項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の投影露光装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第1視野絞りと前記第2視野絞りと
    の少なくとも一方の位置を調整する駆動機構を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に
    記載の投影露光装置。
  10. 【請求項10】 第1波長の光を用いて、マスク上に形
    成された所定パターンの像を投影光学系を介して基板上
    に投影する投影露光方法において、 前記第1波長とは異なる第2波長の光を前記基板上に形
    成されたマークに照射し、前記基板と略共役な位置であって 前記投影光学系の前記
    第2波長の光の下で形成される実質的なサジタル像面上
    に配置された第1視野絞りと、前記基板と略共役な位置
    で且つ前記サジタル像面とは異なる位置であって前記投
    影光学系の前記第2波長の光の下で形成される実質的な
    メリジオナル像面上に配置された第2視野絞りと、前記
    投影光学系とを介して、前記マークを検出することを特
    徴とする投影露光方法。
  11. 【請求項11】 前記第1視野絞りと第2視野絞りと
    は、前記基板上に形成されたマークの検出領域を規定す
    ることを特徴とする請求項10に記載の投影露光方法。
  12. 【請求項12】 前記第1視野絞りと前記第2視野絞り
    とは、前記第2波長の光によって照明される前記基板上
    の照明領域を規定することを特徴とする請求項11に記
    載の投影露光方法。
  13. 【請求項13】 前記第1視野絞りは、前記投影光学系
    の視野内のメリジオナル方向に延びたエッジを有し、 前記第2視野絞りは、前記投影光学系の視野内のサジタ
    ル方向に延びたエッジを有することを特徴とする請求項
    10乃至請求項12のいずれか1項に記載の投影露光方
    法。
  14. 【請求項14】 前記第1視野絞りと前記第2視野絞り
    とを、前記第2波長の光の光路に関して所定量だけ離し
    て設けたことを特徴とする請求項10乃至請求項13の
    いずれか1項に記載の投影露光方法。
  15. 【請求項15】 前記所定量は、前記第2波長の光によ
    って生じる前記投影光学系の非点収差に基づくことを特
    徴とする請求項14に記載の投影露光方法。
  16. 【請求項16】 前記第1視野絞りと前記第2視野絞り
    との少なくとも一方の位置、または前記第1視野絞りと
    前記第2視野絞りとの少なくとも一方の開口部の大きさ
    を調整することを特徴とする請求項10乃至請求項15
    のいずれか1項に記載の投影露光方法。
  17. 【請求項17】 請求項10乃至請求項16のいずれか
    1項に記載の投影露光方法を用いた前記マークの検出結
    果に基づいて、マスク上に形成された前記所定のパター
    ンと前記基板との相対的な位置合わせを行う工程と、 前記第1波長の光のもとで、前記所定パターンを前記投
    影光学系を介して、前記位置合わせされた前記基板上に
    投影する工程と、を含むことを特徴とするデバイス製造
    方法。
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