JPH02251707A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH02251707A
JPH02251707A JP1074196A JP7419689A JPH02251707A JP H02251707 A JPH02251707 A JP H02251707A JP 1074196 A JP1074196 A JP 1074196A JP 7419689 A JP7419689 A JP 7419689A JP H02251707 A JPH02251707 A JP H02251707A
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angle
alignment
diffraction grating
light
birefringent
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Application number
JP1074196A
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English (en)
Inventor
Koichiro Komatsu
宏一郎 小松
Hideo Mizutani
英夫 水谷
Nobutaka Umagome
伸貴 馬込
Kazuya Ota
和哉 太田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH02251707A publication Critical patent/JPH02251707A/ja
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は回折格子干渉型の位置検出装置に関するもので
あり、特に半導体製造装置等のウェハ、マスク等の高精
度な位置合わせ装置に好適なものである。
(従来の技術) 近年、半導体素子等の微細パターンを高分解能で半導体
のウェハ上に転写する装置として、投影型露光装置、所
謂ステッパーが多用されるようになってきている。特に
、最近はこれにより製造されるLSIの高密度化が要求
されてきており、より微細なパターンをウェハ上に転写
する必要がある。これに対応するには、より高精度な位
置合わせ(アライメント)が不可欠である。
そこで、ヘテロゲイン干渉法を利用して、より高精度な
位置検出行う装置として、例えば特開昭62−2610
03号公報にて開示されている。
この装置は、僅かに異なる周波数のP偏光とS偏光とを
含む光束を射出するゼーマン効果を利用したゼーマンレ
ーザーを位置合わせ(アライメント)用の光源としてお
り、このゼーマンレーザーからの光束を偏光ビームスプ
リッタ−により、周波数f1のPfIA光と周波数f、
のS偏光との光束に2分割し、この分割された各光束が
各々の反射ミラーを介して、レチクル(マスク)上に形
成された回折格子マークを所定の2方向で照射するよう
に設けられている。このマスクには、回折格子マークに
隣接した位置に窓が設けられており、この回折格子マー
クを照射する1部の光束が窓を通してウェハ上に形成さ
れた回折格子マークを所定の2方向で照射する。各回折
格子マークを互いに異なる周波数を持つ光束が2方向で
照射することにより発生する回折光を、検出系の偏光板
を介させることにより互いに干渉させて、各々の干渉に
よる2つの光ビート信号を検出器にて充電検出している
そして、各信号の相対的な位相差が、回折格子マーク上
で交差する2光束と基板とのズレ量に対応するため、検
出されたいずれか一方の光ビート信号を基準信号として
、この位相差が零となるように、レチクルとウェハとを
相対的に移動させることにより高精度な位置検出を行っ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) 2つのコヒーレント光が照射されたアライメント用の回
折格子マーク(RM、WM)より発生する回折光を互い
に干渉させて、この干渉縞の強度を充電検出する干渉法
で高精度で正確なアライメントを行うには、互いに等し
い入射角度を持った所定の交差角で2つのコヒーレント
光をこの回折格子マークに照射する必要がある。
例えば、第8図に示す如く、検出すべき回折光が、回折
格子マーク(RM、WM)に対して垂直(法線)方向に
発生する回折光(DI 、DI >であるとすると、各
回折格子マーク(WM、RM)を2方向で照射する2光
束(L、 、L、)の交差角θは、この回折格子マーク
(WM、RM)上を2方向で照射する2光束の入射角(
α、β)の和であるため、 θ=s i n−’ (nt λ/2)−s i n−
’ (nt λ/ P ) −−−−−(11で一義的
に与えられる。
但し、レーザー光源の波長をλ、回折格子のピッチをP
1人射角αで回折格子を照射する光束L1により発生す
る回折光り、の次数nl  (n〉0)、入射角βで回
折格子を照射する光束L1により発生する回折光り、の
次数nt(nl<O)である。
一例として、検出すべき回折光を±1次光とし、回折格
子マーク(WMSRM)を照射する光束の波長λをBo
ons(0,6p m)、回折格子マーク(WM。
RM)のピッチPを10μlとすると、交差角θは、θ
xs i n−’ (0,6μm /loμm ) −
s  i n−1(−0,6μs /loμm )”1
6.9’  ・・・・(2) と一義的に決定される。
しかしながら、装置の調整誤差等が起因して、所定の交
差角と異なる角度で2つのコヒーレント光が回折格子マ
ーク(WM、RM)を照射し、これにより発生する回折
光を干渉させて、検出器にて光ビート信号を得ると、こ
の信号の規則性が崩れるばかりか、コントラストも低下
して正確で安定した位置検出が困難となる。
そこで、先に述べた特開昭62−261003号公報に
おいては、レチクル及びウェハ上に形成された回折格子
マークを所定の2方向で照射するように、このレチクル
上に配置された2つの反射部材の傾きを変化させること
により各光束の回折格子マークに対する入射角、すなわ
ち交差角を調整できるようになっている。
しかしながら、この方式によって交差角を調整すると、
2光束の交差点が回折格子マークの垂直(法線)方向へ
移動する。このため、2光束の交差点上に回折格子マー
ク(WM、RM)を位置させるには、この交差点の移動
に追従して、ウエノ\及びレチクルを保持しているステ
ージを一体に移動させなければならない。このように、
レチクル、ウェハを移動させることは、装置の複雑化を
招くばかりか、機械的なドリフトを受ける要因が増加す
るため、高精度なアライメントに対して好ましくない。
さらに、異なるピッチPを有する回折格子マーク(RM
、WM)を使用すると、これに必要とされる交差角は大
きく変化するため、2光束の交差点が、回折格子マーク
の垂直方向へ大きく移動させなければならず、高精度な
アライメントにはより好ましくない。
このことを、第9図を参照しながら具体的に説明する。
図示の如く、交差角調整用の反射部材(M +、M、)
は、波長を600nmの波長を有する2光束(Ll、L
w)が、実線で示す如く、位置Aに配置された10μ諺
ピツチの回折格子マーク(RM。
WM)を6.9°の交差角で照射できるように設定され
ているとする。
今、10μlピツチの回折格子マーク(RM、WM)と
は異なる5μ箇のピッチの回折格子マーク(RM、WM
)を使用すると、これに必要とされる交差角θは、(1
)式より 0w s i n−’ (0,6μm / 5 u1)
 −s r n−’ (−0,6μ麿15μ騰) ・・
・・・・・−(3)”t13.9’ となる。
このため、図示の如く、交差角調整用の反射部材をM+
 、MtからMl  、M1′の状態に傾けて交差角を
6.9″から13.9’に変化させると、光束(Ll、
Lりの光路は破線の如く変化する。
これにより、2光束の交差点は回折格子マークの垂直(
法線)方向にΔ2だけ移動するので、回折格子マーク(
RM、WM)を有するレチクル、ウェハを位置Aから位
置Bに移動させなければならない。
このとき、交差点の移動量Δ2は、各反射部材の回転軸
間を2分する距11Dを例えば10m+aとすれば、 tan(6,9’  / 2 )    jan(13
,9’ / 2 )483.83mm   ・・・・−
・(4)となって、交差点の移動量もより大きくなり好
ましくない。
そこで、本発明は、以上で述べた如き問題を全て解決し
、簡素な構成でありながら、常にコントラストが良好で
信頼性の高い安定したビート信号を迅速に得て、高精度
な位置検出が可能であると共に、異なるピッチを有する
回折格子マークを使用してもレチクル、あるいはウェハ
を保持しているステージを移動を全く不要とした位置検
出装置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するために、位置検出される
ための基板上の回折格子に、アライメント光学系を介し
て所定の交差角を持った2方向のコヒーレント光束を照
射し、該2光束の各々により発生する回折光を互いに干
渉させて、その強度を光電検出する位置検出装置におい
て、このアライメント光学系は、前記2つのコヒーレン
ト光を得るためにアライメント光を2分割する複屈折光
学素子を有し、この複屈折光学素子により分割される2
光束の分離角、もくしは2光束間の距離を変化させて、
前記交差角を調整可能にしたものである。
この複屈折光学素子は、アライメント光学系において前
記基板と略共役となる位置に設けられると共に、前記2
光束を所定の分離角で分離できるように光軸に対して傾
角可変に設けられていることが望ましい。
また、複屈折光学素子は、アライメント光学系の略瞳共
役となる位置に、入射側面と射出側面とが略平行となる
ように楔状をなした1対の複屈折プリズムの斜面が相対
向して設けられると共に、該斜面方向に沿って移動可能
に設けても良い。
さらに、この交差角可変手段は、複屈折光学素子により
交差角を変化させた際にも、前記回折格子を2方向で照
射する2光束の各入射角を、前記回折格子の法線を挟ん
で対称となるように補正する光学補正部材を有するよう
に構成することが望ましい。
(作 用) 本発明においては、複屈折光学素子によりアライメント
光が分割される2光束の分離角、もくしは2光京間の距
離を変化させて、レチクルもしくはウェハを保持してい
るステージを移動させることなく、この2光束によって
なる交差角の調整が可能となるようにした。これにより
、上記の各種の問題を一掃して、簡素な構成でありなが
ら、常にコントラストが高く、シかも信頼性の高い安定
したビート信号を得られるため、迅速に高精度な位置検
出が可能となる。また、異なるピッチを有するアライメ
ント用の回折格子マークにも十分に対応することができ
る。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1実施例による位置検出装置の概略
的な構成を示す図であり、以下この図を参照しながら詳
述する。所定の回路パターンとアライメント用のマーク
RM(回折格子)とを有するレチクル(マスク)1は2
次元的に移動可能なレチクルステージ2に保持されてい
る。レチクルl上の各パターンは照明光学系40から供
給される露光光のもとて投影対物レンズ3によりウェハ
4(基板)上に結像される。また、ウェハ上にも上記の
レチクル上に形成された回折格子マークRMと同様の回
折格子マークWMが形成されている。
さて、ウェハ4はステップアンドリピート方式で2次元
移動するステージ上に吸着されて、ウェハ上の1つのシ
ョット領域でのレチクル上のパターンの転写が完了する
と、次のショット位置までステッピングされる。
レチクルステージ2及びウェハステージ5におけるX方
向、y方向及び回転(θ)方向の位置を独立に検出する
ための不図示の干渉計が各ステージについて設けられて
おり、各方向における各ステージの駆動は不図示の駆動
モータにより行われる。
ところで、照明光学系40からの露光光は、レチクル上
方に45°に斜設されたダイクロイックミラー36等に
より下方へ反射され、レチクルlを均一に照明する。そ
して、均一に照明されたレチクル上のパターンは投影レ
ンズ3によりウェハ上にパターンの像を形成し、転写さ
れる。
一方、位置検出するためのアライメント光学系(10〜
36)については、上記のグイクロイックミラー37の
上方に設けられており、以下アライメント光学系につい
て詳述する。
上記の露光光とは異なる長波長を有するアライメント用
の照明光は、レーザー光源10から射出した後、174
波長板11により円偏光となる。
この円偏光化した光束は、偏光ビームスプリッタ−12
により互いに同一の光量となるようにP偏光とS偏光と
の光束にそれぞれ分割される。偏光ビームスプリッタ−
12を通過したP偏光(紙面方向に偏光)の光束は第1
音響光変調器14a(以下単にAOM14aと呼ぶ。)
に入射する一方、偏光ビームスプリッタ−12を反射し
たS偏光(紙面方向に対して垂直な方向に偏光)した光
束は反射ミラー13を介して第2音響光変調器14b(
以下単にAOM14bと呼ぶ。)に入射する。各AOM
はP偏光とS偏光との光束の相対的な周波数差がΔfと
なるように、P偏光の光束の周波数をf、、S偏光の光
束の周波数を【Iに周波数変調する。
AOM14aにより周波数f、に変調したP偏光の光束
は、反射ミラー15を介して偏光ビームスプリッタ−1
8へ到達する一方で、AOMI 4bにより周波数f、
に変調したS偏光の光束もビームスプリッタ−16へ到
達する。
ビームスプリッタ−16は、各周波数に変調した光束は
同一光路上に合成されて、複屈折光学素子の1つである
ウォラストンプリズム17へ導く。
これを介した光束は所定の分離角を持って周波数f、の
P偏光と周波数f、のS偏光とに分離された後、レンズ
18を介すると、レンズ作用を受けて分離された状態で
並列に進行する。この2光束は、1/2波長板19によ
り偏光方向が45″回転し、偏光ビームスプリッタ−2
0を介すると、通過方向には各光束中のP偏光成分、反
射方向には各光束中のS偏光成分にそれぞれ分割される
この偏光ビームスプリッタ−20を反射した2光束は、
レンズ21により参照用の回折格子22上にピッチ方向
C;沿って流れる干渉縞が形成され、この回折格子22
を介した回折光が検出器23にて参照用の光ビート信号
として光電検出される。
一方、偏光ビームスプリッタ−20を透過した2光束は
、傾角可変な平行平面板24に達する。
この平行平面板24(光学補正部材)の機能については
後に詳述するが、これはウォラストンプリズム17の傾
きに応じて各光束の光路がシフトし、アライメント光学
系の瞳位置に形成される2つのビームスポットが光軸に
対して非対称となることにより、位置検出信号に誤差が
含まれることを除去するためのものである。
そして、この平行平面板24を介した後、リレー系(2
5,26)を介し、アライメント光学系の瞳位置近傍に
設けられたビームスプリッタ−27に達する。このとき
、平行平面板24は、アライメント光学系の瞳空間に配
置されているが、瞳位置に配置されるように構成される
ことがより好ましい。
そして、ビームスプリッタ−27を通過して並列に進行
する2光束は、対物レンズ3θ、グイクロイックミラー
37を介して、所定の交差角を持つ2方向でレチクル上
の回折格子マークRMを照明する。
尚、投影レンズ3がアライメント光に対して色収差補正
されていない際には、対物レンズ38は、本発明と同一
出願人による特開昭83−283129号公報にて提案
した2焦点光学系で構成されることが望ましい。この場
合、2焦点光学系に入射する偏光した2光束をそれぞれ
2成分に分割するために、入射光束の偏光方向が2焦点
光学系の光学軸に対して傾くように配置する。すると、
第1焦点に向けて進行する一方の光束同士がレチクル上
で結像し、第2焦点へ向けて進行する他方の光束同士が
レチクルから外れた位置で結像した後、投影レンズ3を
介してウェハ上で結像する。
さて、レチクルlには、*2A図に示す如く、回折格子
マークRMと並列的にアライメント光透過用窓P。(以
下、透過窓部と呼ぶ。)が設けられており、第2B図に
示す如くこの透過窓部P。
に対応して、レチクル上に形成されている回折格子マー
クと同ピツチの回折格子マークWMがウェハ上に形成さ
れている。
このため、アライメント光の一部が、レチクル上を所定
の交差角θを持った2方向でレチクル上の回折格子マー
クRMを照明するために、回折格子のピッチ方向に沿っ
て流れる干渉縞が発生する。
この回折格子マークRMにより発生する±1次回折反射
光が光軸方向へ進行するように、2光束の交差角θは予
め設定されている。
これにより、回折格子マークRMから発生する±1次回
折光は、再びグイクロイックミラー37、対物レンズ3
6を通過した後、ビームスプリッタ−27、レンズ28
、ビームスプリッタ−29を介して、視野絞り33へ達
する。
この視野絞り33は、レチクル1と共役な位置に設けら
れており、具体的には、第2C図の斜線に示す如く、レ
チクル1の回折格子マークRMからの回折光のみを透過
させるように、回折格子マークRMの位置に対応して開
口部SUMが設けられている。
このため、視野絞り33を通過した回折格子マークWM
からの回折光は、0次光(正反射光)をカットする空間
フィルター34によりフィルタリングされて検出器35
にてレチクルlの位置情報を含んだ光ビート信号が光電
検出される。
一方、上記のレチクル上の透過窓部P。を通過した1部
のアライメント光束は、投影レンズ3を介して、回折格
子で形成されたウェハ上の回折格子マークWMを所定の
交差角を持った2方向で照明し、このマークWMにより
発生して光軸上に沿って進行する±1次回折光が、投影
レンズ3、グイクロイックミラー37、対物レンズ3θ
、ビームスプリッタ−27、レンズ2B、ビームスプリ
ッタ−29を介して、視野絞り30に達する。
この視野絞り30は、ウェハ4と共役な位置に設けられ
ており、具体的には、第2D図の斜線に示す如く、ウェ
ハ4の回折格子マークWMからの回折光のみを透過させ
るように、回折格子マークWMの位置に対応して開口部
S□が設けられている。
このため、この視野絞り29を通過した回折格子マーク
WMからの回折光は、0次光(正反射光)をカットする
空間フィルター31によりフィルタリングされて検出器
31にてウェハ4の位置情報を含んだ光ビート信号が光
電検出される。
各空間フィルター(31,34)は、アライメント光学
系の瞳面と略共役な位置、すなわち投影レンズ3の瞳(
射出瞳)と実質的に略共役な位置に配置され、レチクル
、ウェハ上に形成された回折格子マークからの0次光(
正反射光)を遮断し、±1次回折光(レチクル1、ウェ
ハ4の回折格子に対して垂直方向に発生する回折光)の
みを通すように設定されている。
また、検出器(32,35)は、対物レンズ36、レン
ズ28を介して、それぞれレチクル1、ウェハ4と略共
役となるように配置されている。
さて、位置合わせされていない状態でレチクル1、ウェ
ハ4が任意の位置で停止していると、以上の如き本実施
例により各検出器(23,32,35)から得られる3
つの光電信号は、ともに同周波数Δfの正弦波状の光ビ
ート信号となり、互いに一定の位相差だけズしている。
ここで、レチクル1及びウェハ4からの各光ビート信号
の位相差(±180”)は、レチクルl及びウェハ4上
のそれぞれに形成された回折格子マークの格子ピッチの
1/2内の相対位置ズレ量に一義的に対応している。
レチクルlとウェハ4とが各回折格子マーク(RM、W
M)の配列(ピッチ)方向に対して相対移動すると、相
対位置ズレ量が各回折格子マーク(RM、WM)の格子
ピッチのl/2となる毎に同位相の信号となる。このた
め、各回折格子マーク(RM、WM)の格子ピッチの1
/2以下の精度でプリアライメントし、主制御系51は
、サーボ系52により位相差検出系50で得られた位相
差が零となるようにレチクルステージ2もしくはウェハ
ステージ5を2次元移動させて位置合わせを行うことに
より高分解能な位置検出が達成できる。
また、検出器23より得られる参照用の光ビート信号を
基準信号として、この基準信号と各回折格子マーク(R
M、WM)からの各光ビート信号との各々位相差が零と
なるように位置合わせを行なっても良い。また、各AO
M(15a115b)をドライブさせるドライブ信号を
基準信号として利用することも勿論可能である。
次に、本実施例において、各回折格子マーク(RM、W
M)を所定の交差角θを持った2方向でアライメント光
を照明するための、交差角調整用のウォラストンプリズ
ム17について詳述する。
レチクル1、ウェハ4の各々に対して光学的に略共役に
配置されたウォラストンプリズム17は、第3図に示す
如く、Y方向に光学軸を有する三角柱状の複屈折プリズ
ム17aと、2方向に光学軸を育する三角柱状の複屈折
プリズム17bとが斜面で接合されている。
今、周波数f1のP偏光と周波数f、のS偏光とを有す
る光束がプリズム17の入射側面に対して入射角Iで入
射すると、常光線(Ordinary ray)として
進行する周波数f1のP偏光の光線P1.と異常光線(
Extraordlnary ray)として進行する
周波数f、のS偏光の光線SL1とに分離されて、プリ
ズム17bの射出側面を所定の分離角γ(ウォラストン
プリズムを射出するP偏光光の射出方向とS偏光光の射
出方向とのなす角)で射出する。これは、各プリズム1
7a、17bの光学中を通過するP偏光光(常光線)と
S偏光光(異常光線)との伝播方向が異なるためである
ウォラストンプリズム17を介して周波数f。
のP偏光光P、と周波数fwのS偏光光Srsとが分離
される角度γは、これに入射する光線の入射角θの変化
に応じて変化する。このため、本実施例は、図示の如く
、ウォラストンプリズムの接合面を2分するような位置
に設けられた回転軸RAを中心に傾けることに応じて、
分離角γを調整している。
第3図は、つオラストンプリズムを回転軸RAを中心に
傾けた際、これに入射する光束の入射角θと、これによ
り分離される光束の分離角γとの光学特性を示している
このように、ウォラストンプリズムを傾けて分離角γを
変化させると、レンズ9によりレンズ作用を受けて光軸
方向に沿って並列的に進行する2光束の相対的な間隔が
変化するため、最終的にレチクル1、ウェハ4を2方向
で照明する2光束の交差角θを自由自在に調整すること
ができる。すなわち、分離角γの変化が交差角の変化に
対応している。
したがって、アライメント精度をさらに高分解能にする
ため、レチクルR及びウェハW上に形成された各回折格
子マーク(RM、WM)には、より微細なピッチPが形
成されているとすると、先に述べた(1)式から明らか
なように、さらに大きな交差角が必要となるが、ウォラ
ストンプリズム17の傾角を単に大きく変化させるだけ
で、このような対応も容易にとることができる。
本実施例において交差角を自動的に調整するには、ウォ
ラストンプリズム17の傾き量と交差角との相関関係を
主制御系51等に予め記憶させ、また、ウォラストンプ
リズム17の姿勢(傾き状態)を検知する姿勢検知手段
を含んだ制御駆動系170を設けることが望ましい。
今、交差角が所定の値からズしているとすると、主制御
系51は、姿勢検知手段によるウォラストンプリズム1
7の姿勢情報から、予め記憶された相関的な情報に基づ
いて、所定の交差角となるようなウォラストンプリズム
17の傾き量を算出し、この算出量だけウォラストンプ
リズム17を傾けるための指令を駆動制御系170へ出
力し、駆動制御系170により、ウォラストンプリズム
!7は所定の姿勢となるまで傾けられる。このとき、主
制御系51は、検出器にて得られる光ビート信号のコン
トラストが最大となでいるか否かにより、交差角の調整
が正確に行われているかどうかを判定する0もし、光ビ
ート信号のコントラストが良好な状態でなければ、主制
御系51は、ウォラストンプリズムの傾きを左右に微動
させる信号を出力して駆動制御系170を駆動させ、コ
ントラストが最大となるようにウォラストンプリズム1
7の姿勢を補正させる。
以上の如く、交差角を自動調整可能に構成すれば、交差
角を微調整することのみならず、交差角を大きく変化さ
せて調整することにも正確かつ迅速に対応することがで
きる。
ところが、ウォラストンプリズム17の傾き量に応じて
各光束の光路は変化し、厳密に言ってアライメント光学
系の光軸を挟んで対称とはならず、アライメント光学系
の瞳位置に形成される各光束のビームスポットが光軸を
挟んで非対称となる。
これにより、各回折格子マーク(RM、WM)を2方向
で照射する2光束の入射角がこの各回折格子マークの法
線方向に対して非対称となり、テレセン性(回折格子マ
ークを2方向で照射する2光束の2等分線における投影
レンズの光軸に対する平行度)が崩れる。
この結果、レチクルlあるいはウェハ4が所定の位置か
ら投影レンズ3の光軸方向(2方向)へ僅かに変位して
いると、各回折格子マーク上に形成される干渉縞の同位
相点が格子配列(ピッチ)方向ヘズレれるため、位置検
出誤差となる。
そこで、本実施例は、ウォラストンプリズム17の傾き
量に応じて、第1図の紙面に対して垂直な方向に回転軸
を有するテレセン補正用の光学補正部材として機能する
平行平面板24を、この回転軸を中心に所定の傾き量だ
け傾けられるため、テレセンを補正できる構成としてい
る。
これを自動調整するには、例えば、第5図に示す如く、
レチクルステージ2あるいはウェハステージ5を投影レ
ンズ3の光軸方向へ微小変位毎に、各検出器により光電
検出される光ビート信号と各AOMをドライブする信号
との位相差をサンプリングして、φ11とφ1.との差
Δφ、に相当した横ズレ量をΔXとして、T=八へ/I
 Zl −Z41を求める。但し、IZI−241の値
は、位置検出可能な領域内でのレチクルステージ1ある
いはウェハステージ5の移動量である。このとき、Tは
テレセン度を示し、この値が小さければ小さい程、テレ
セン性が良いことを示している。
主#御系5工はこのように求められたテレセン度Tの値
が許容値となっているか否かを判断し、この値が許容範
囲外であれば、目標とするテレセン度と計測したテレセ
ンとの差に基づいて、適切な平行平面板24の傾き量を
算出し、この算出した傾き量だけ平行平面板24を傾け
るための指令を駆動制御系240に出力する。
以上の如き構成により、平行平面板24を適切な傾き量
だけ傾ければ、アライメント光学系の瞳位置に形成され
る2つのビームスポット位置は光軸を挟んで対称となり
、所定の交差角が維持された状態で、対物レンズ33の
光軸を挟んで対称となるような入射角で各回折格子マー
ク(RM、WM)に2光束を照射することができる。
このテレセン補正用の平行平面板24はアライメント光
学系の瞳空間に設けられていれば良く、レンズ18と偏
光ビームスプリッタ−20との光路間にこれを設ければ
、各回折格子マーク(RM。
WM)及び参照用の回折格子22を2方向で照射する2
光束のテレセン性を同時に補正することができる。また
、偏光ビームスプリッタ−20とレンズ25との間に設
けられた平行平面板24の他に、参照光検出側の偏光ビ
ームスプリッタ−20とレンズ21との間に、テレセン
補正用の平行平面板を設けても良い。
このように、交差角を調整する際には、アライメント光
学系におけるウォラストンプリズム17を最適な傾角に
変化させるとともに、これに連動して平行平面板24の
傾きを調整してテレセン補正することにより、各光学系
における結像(共役)関係を全く崩さずに、各回折格子
マーク(RM、WM)を所定の交差角を持った2方向で
照明できるため、常に良好なるコントラストと信頼性の
高く、安定した光電信号を得られ、正確なアライメント
を行うことができる。
次に、本発明の第2実施例について、第6図に示す第2
実施例の位置検出装置の概略的な構成図を参照しながら
詳述する。
本★施例において、上記の如き第1実施例の概略的な構
成図を示した第1図と共通な部材については全く同じ符
合を付しである。
本実施例においては、第1実施例で述べたウォラストン
プリズムの代わりに、入射側面と射出側面とが略平行と
なるように楔状をなした1対の複屈折プリズムの斜面が
相対向して、この斜面方向に沿って移動可能に設けられ
た複屈折光学素子170を有するものである。
この複屈折光学素子は、図示の如く、第1実施例と同様
に、AOM等により互いに異なる周波数に変調された各
光束が偏光ビームスプリッタ−により、同一光路上に導
かれた、アライメント光学系の略瞳共役位置に配置され
ている。
複屈折光学部材を構成している一対の楔状の複屈折プリ
ズムの頂角αは、第7A図に示す如く、互いに等しくな
るように設けられており、楔状の複屈折プリズム171
aは、入射面に対して所定方向に光学軸に持つように設
定されており、楔状の複屈折プリズム171bの光学軸
方向も、これと同様な方向となるように設定されている
図示の如く、周波数【1のP偏光と周波数f。
のS偏光とを含む光束が、この楔状の複屈折プリズム!
71aの入射側面に対し垂直に入射すると、直線状に進
行する周波数・flのP偏光光P、、(異常光線)と、
所定の角度を持って進行する周波数f1のS偏光光SL
!(常光線)とに分離され、楔状の複屈折プリズム17
1bを介して互いに平行光として射出する。
今、複屈折光学素子171の入射側面と射出側面との平
行性が維持されるように、第7B図の如く、一対の複屈
折プリズムの斜面に沿って、楔状の複屈折プリズム17
1aをa方向へ移動させると、この移動量δに応じて楔
状の複屈折プリズム171bの射出する2光束の間隔d
′が大きくなる一方、楔状の複屈折プリズム171aを
逆にb方向へ移動させると、この移動量に応じて楔状の
複屈折プリズム171bの射出する2光束の間隔d′が
小さくなる。
すなわち、複屈折光学素子中171を進行する各偏光光
の光路長が変化するので、これを射出する各偏光光の相
対的な間隔が変化し、この間隔変化が交差角変化に対応
する。
複屈折光学素子によりP偏光とS偏光とに分離される2
光束の間隔dは、次式により与えられる。
d=(t±δ5ina) tanβ  ・−−+51但
し、楔状の複屈折プリズム(171a、171b)の頂
角をαとして、楔状の複屈折プリズム171aに入射し
た光束がP偏光とS偏光とに分離される角度をβ、各楔
状の複屈折プリズムが斜面に沿って相対的に移動した時
の移動量を±δ、光軸方向に沿った複屈折光学素子の厚
さをtとしている。
以上の如く、一対の楔状の複屈折プリズムを斜面方向へ
適切な移動量だけ相対的に移動させるだけで、回折格子
マーク(RMSWM)を2方向で照射する光束の交差角
θを容易に調整することができるので、異なるピッチを
有する各回折格子マーク(RM、WM)にも十分対応す
ることができる。
尚、本実施例では、この複屈折光学素子171を構成し
ている一対の楔状プリズムの斜面が接しているが、各楔
状プリズムの斜面間を離した状態で相対向させて配置し
て、この楔状の複屈折プリズムの斜面間で形成される空
気間隔が一定となるように一対の楔状プリズムが斜面に
沿って相対的に移動するように構成しても良い。
本実施例の交差角の自動調整については、例えば、複屈
折光学素子171を構成している一対の楔状の複屈折プ
リズムの斜面方向の相対移動量とこの移動量により変化
する交差角との相関関係を主制御系51等に予め記憶さ
せ、また、楔状の複屈折プリズムを斜面方向の相対移動
を検知する移動量検知手段を含んだ制御駆動系170を
設けることにより達成できる。
今、交差角が所定の値からズしているとすると、主制御
系51は、移動量検知手段による一対の楔状プリズム(
171a、1’71b)の相対的な移動量から、予め記
憶された相関的な情報に基づいて、所定の交差角となる
ように楔状の複屈折プリズムの移動量を算出し、この算
出量だけ一対の楔状プリズム(171a、171b)を
斜面方向に相対移動させる指令を駆動制御系170へ出
力することができる。このとき、主制御系51は、検出
器にて得られる光ビート信号のコントラストが最大とな
でいるか否かにより、交差角の調整が正確に行われてい
るかどうかを判定する。もし、光ビート信号のコントラ
ストが良好でなければ、主制御系51は、一対の楔状プ
リズム(111a。
17 l b)を斜面方向に相対に微移動させる信号を
出力して駆動制御系170を駆動させ、コントラストが
最大となるように一対の楔状プリズム(171a、17
1b)の相対移動量を補正する。
以上の如く、交差角を自動調整可能に構成すれば、交差
角を微調整することのみならず、交差角を大きく変化さ
せて調整することにも正確がっ迅速に対応することがで
きる。
ところが、本実施例においても、交差角を調整するため
に、一対の楔状の複屈折プリズムの斜面に沿って移動さ
せると、アライメント光学系の光軸を挟んで進行する光
路が変化し、各回折格子マーク(RM、WM)を2方向
で照射する2光束の入射角がこの各回折格子マークの法
線方向に対して非対称となり、テレセン性が崩れる。こ
の結果、レチクルステージlあるいはウェハステージ5
が所定の位置から投影レンズ3の光軸方向へ僅かに変位
していると、検出される信号に、誤差が含まれることに
なる。
このため、本実施例も第1実施例と同様に、対の楔状の
複屈折プリズム(171a、171b)の相対的な移動
に応じて、平行平面板24の光軸に対する傾角を変化さ
せて、テレセン状態を維持している。
交差角調整により崩れたテレセン性を補正するには、先
に述べた第1実施例と同様な補正手法により達成するこ
とができるため、説明を省略する。
また、テレセン補正用の平行平面板24の配置されるべ
き位置は、先に述べた第1実施例と同様に、アライメン
ト光学系の瞳空間に設けられていれば良く、平行平面板
24の配置される位置及び枚数は本実施例に限るもので
はない。
このように、本実施例においても、交差角を調整する際
には、アライメント光学系における一対の楔状プリズム
(171a、171b)を最適な移動量だけ斜面方向に
相対移動させるとともに、これに連動して平行平面板2
4の傾きを調整してテレセン性を補正することにより、
各光学系における結像(共役)関係を全く崩さずに、各
回折格子マーク(RM、WM)を所定の交差各を持った
2方向で照明できるため、常に良好なるコントラストと
信頼性の高く、安定した光電信号を得られ、正確なアラ
イメントを行うことができる。
さて、各実施例とも、各回折格子マーク(RM、WM)
を2方向で照射することにより発生する干渉縞の発生(
配列)方向と回折格子マーク(RM。
WM)の配列(ピッチ)方向とがズしていると、検出信
号のコントラストが大きく低下するため、安定した位置
検出が困難となる可能性がある。
そこで、このズレ量の分だけウォラストンプリズム17
と平行平面板24とを同時に光軸中心に回転させれば良
い。このとき、ウォラストンプリズム17がP偏光とS
偏光とに分離できる偏光分離面が回転するため、偏光ビ
ームスプリッタ−16とウォラストンプリズム17との
光路間にl/2波長板等を配置し、この1/2波長板を
光軸中心に回転させて、ウォラストンプリズムに入射す
る光束の偏光方向を所定量だけ回転させれば良い。
この時の自動補正については、検出器(32,35)に
て得られる光ビート信号のコントラストが最大となるよ
うに、各部材を回転量を制御することが望ましい。
尚、本発明の各実施例には、ウォラストンプリズム、楔
状の複屈折プリズムを組み合わせた複屈折光学素子を適
用したが、その他の複屈折光学素子として、ローション
プリズム、セナルモンプリズム、あるいは複屈折プリズ
ムに等方的で複屈折性のないガラスを組み合わせたもの
を適用しても良い。
また、本発明は上記で述べた実施例に限ることなく、本
発明と同一出願人による特開昭eo−i30742号公
報にて提案した如く、レチクルを介さずに投影レンズを
通してアライメント光をウェハ上の回折格子マークに2
方向で照射できるような構成を適用しても良く、さらに
プロミキシティ方式にも適用することができ、さらには
、ホモダイン干渉法による位置合わせ装置にも十分に対
応することができる。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明によれば、複屈折光学素子によりア
ライメント光が分割される2光束の分離角、もくしは2
光束間の距離を変化させて、レチクルもしくはウェハを
保持しているステージを移動させることなく、この2光
束によってなる交差角の調整が可能となるようできる。
これにより、上記の各種の問題を一掃して、簡素な構成
でありながら、常にコントラストが高<、シかも等しい
ピッチで周期的に変化する信頼性の高いビート信号を得
られるため、正確で安定した高精度な位置検出が可能と
なる。
また、異なるピッチを有するアライメント用の回折格子
マークにも容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例における概略構成図、第2
A図はレチクル上の回折格子マークの形状を示す平面図
、第2B図はウェハ上の回折格子マークの形状を示す平
面図、第2C図はレチクル上の回折格子マークからの回
折光を得るための視野絞りを示す平面図、第2D図はウ
ェハ上の回折格子マークからの回折光を得るための視野
絞りを示す平面図、第3図はウォラストンプリズムの斜
示図、第4図はウォラストンプリズムの光学特性を示す
図、第5図はテレセン性の計測値を示すグラフ、第6図
は本発明の第2実施例における概略構成図、第7A図は
一対の楔状の複屈折プリズムにより構成される複屈折光
学素子の斜示図、第7B図は楔状の複屈折プリズムの一
方を斜面方間に移動させた様子を示す図、第8図はコヒ
ーレントな2光束を回折格子に照射することにより回折
光が発生する様子を示す図、第9図は従来の装置におけ
る交差角を調整する様子を示す図である。 〔主要部分の説明〕 lO・・・・・・・・光源 13.16・・・・・・−偏光ビームスプリッタ−14
a 、 14 b−音響光変li器(AOM)17.6
0−・・・・・・・複屈折光学素子24・・・・・・・
−平行平面板 170.240・・・・・駆動制御系

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)位置検出されるための基板上の回折格子に、アライ
    メント光学系を介して所定の交差角を持った2方向のコ
    ヒーレント光束を照射し、該2光束の各々により発生す
    る回折光を互いに干渉させて、その強度を光電検出する
    位置検出装置において、前記アライメント光学系は、前
    記2つのコヒーレント光を得るためにアライメント光を
    2分割する複屈折光学素子を有し、 該複屈折光学素子を介することにより分離される2光束
    の分離角を変化させて、前記交差角を調整可能にしたこ
    とを特徴とする位置検出装置。 2)位置検出されるための基板上の回折格子に、アライ
    メント光学系を介して所定の交差角を持った2方向のコ
    ヒーレント光束を照射し、該2光束の各々により発生す
    る回折光を互いに干渉させて、その強度を光電検出する
    位置検出装置において、 前記アライメント光学系は、前記2つのコヒーレント光
    を得るためにアライメント光を2分割する複屈折光学素
    子を有し、 該複屈折光学素子を介することにより分離される2光束
    の間隔を変化させて、前記交差角を調整可能にしたこと
    を特徴とする位置検出装置。 3)前記複屈折光学素子は、アライメント光学系におい
    て前記基板と略共役となる位置に設けられると共に、前
    記2光束を所定の分離角で分離できるように光軸に対し
    て傾角可変に設けられていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の位置検出装置。 4)前記複屈折光学素子は、アライメント光学系の略■
    共役となる位置に、入射側面と射出側面とが略平行とな
    るように楔状をなした1対の複屈折プリズムの斜面が相
    対向して設けられると共に、該斜面方向に沿って移動可
    能に設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載の位置検出装置。 5)前記交差角可変手段は、前記複屈折光学素子により
    交差角を変化させた際に、前記回折格子を2方向で照射
    する2光束の各入射角を、前記回折格子の法線を挟んで
    対称となるように補正できる光学補正部材を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項記載の位
    置検出装置。
JP1074196A 1989-02-28 1989-03-27 位置検出装置 Pending JPH02251707A (ja)

Priority Applications (2)

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JP1074196A JPH02251707A (ja) 1989-03-27 1989-03-27 位置検出装置
US08/233,081 US5489986A (en) 1989-02-28 1994-04-25 Position detecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1074196A JPH02251707A (ja) 1989-03-27 1989-03-27 位置検出装置

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ID=13540187

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JP (1) JPH02251707A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10300422A (ja) * 1997-02-26 1998-11-13 Instruments Sa 薄膜スタック上に堆積された表面層の本来の場所における三次元測定および観察のための装置および方法
JP2002164268A (ja) * 2000-11-22 2002-06-07 Canon Inc 検出装置及び該検出装置を用いた投影露光装置
JP2019053023A (ja) * 2017-08-02 2019-04-04 Dmg森精機株式会社 相対位置検出手段、及び変位検出装置
JP2020046273A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 Dmg森精機株式会社 相対位置検出手段、及び変位検出装置

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