JPH0430702Y2 - - Google Patents

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JPH0430702Y2
JPH0430702Y2 JP1984020230U JP2023084U JPH0430702Y2 JP H0430702 Y2 JPH0430702 Y2 JP H0430702Y2 JP 1984020230 U JP1984020230 U JP 1984020230U JP 2023084 U JP2023084 U JP 2023084U JP H0430702 Y2 JPH0430702 Y2 JP H0430702Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、磁気デイスクを露呈させる為の開口
部と、該開口部を覆う閉位置と露呈させる開位置
との間を本体に対しスライド可能に設けられると
ともに、係止部を有する保護蓋と、を有するデイ
スクパツクを磁気デイスク装置に装着する為のデ
イスクパツク装着機構に関する。
〔従来技術〕
上記保護蓋は、デイスクパツクを磁気デイスク
装置に装填した状態でそれを開き位置に変位させ
ることにより、磁気ヘツドやパツドの作用する箇
所を開口させるように構成され、かつ、デイスク
パツクを磁気デイスク装置から抜き出して離脱さ
せるに伴つて保護蓋を閉じ位置に変位させ、デイ
スクパツクの保管時に、デイスクパツク内にゴミ
やホコリが入つたり、磁気デイスクを不測に指な
どで触れて再生画像に乱れを生じることを防止す
るように構成されている。そして、この保護蓋の
開閉を行わせるために、従来では、実開昭58−
56376号公報及び実開昭58−56377号公報に示され
るように、デイスクパツク本体に保護蓋をスライ
ド開閉自在に設けるとともに、その保護蓋を閉じ
位置で係止する係止部材を付設し、かつ、デイス
クパツクに、保護蓋を閉じ位置に変位させるよう
に付勢する引つ張りスプリングを設け、他方、磁
気デイスク装置側に蓋開放操作用のストツパーを
設け、デイスクパツクの装填に伴い、該ストツパ
ーの接当によつて係止部材を解除操作し、それに
引続いて引つ張りスプリングの付勢力に抗しなが
ら保護蓋を開き位置にスライド変位させるよう
に、そして、デイスクパツクを磁気デイスク装置
から抜き出して離脱させるに伴い、引つ張りスプ
リングの付勢力により保護蓋を閉じ位置に変位復
帰させていた。
ところが、デイスクパツク夫々に、保護蓋を閉
じ位置に変位復帰させるための引つ張りスプリン
グを付設しなければならず、高価になつてしまう
欠点があつた。
〔目的〕
本考案は、上記の点に鑑み、デイスクパツクに
閉じ位置への変位復帰用のスプリングを設けずに
済むようにしてデイスクパツクを安価に構成でき
るようにすることを目的とする。
〔要旨〕
本考案は、デイスクパツクを磁気デイスク装置
に装着離脱させる際のデイスクパツクのスライド
方向と、デイスクパツク本体に対する保護蓋の開
閉のためのスライド方向とを同一方向とし、磁気
デイスク装置からのデイスクパツクの抜き出しに
対して、保護蓋がデイスクパツクと一体的にスラ
イドしないように該保護蓋のスライドを当接阻止
する操作部材を磁気デイスク装置側に設けたこと
を特徴とする。
〔実施例〕
第1図及び第2図は磁気デイスク装置の一例と
しての電子スチルカメラ1を示し、磁気デイスク
2を回転自在に内装したデイスクパツク3を装填
並びに離脱自在に収容するデイスク収容部4、レ
ンズ5を通して入射される光を電気信号に変換す
るためのCCDなどの撮像素子6、光電変換され
た電気信号を磁気デイスク2に磁気記録するため
の磁気ヘツド7とパツド8、及び磁気デイスク駆
動モータ9が備えられている。
第3図のように、デイスク収容部4を構成する
裏蓋10がカメラ本体11に縦軸芯P周りで揺動
開閉自在に取付けられ、閉じ状態ではロツク部材
(図省略)によつてロツクされ、開き操作時には、
釦12を押してロツク解除するように構成されて
いる。
前記デイスクパツク3のデイスクパツク本体3
aの上部には、第3図に示すように、磁気ヘツド
7とパツド8を作用させるための開口部13が設
けられ、かつ、その開口部13に対する保護蓋1
4が揺動開閉自在に設けられている。保護蓋14
の下向き面所定箇所には、第4図に示すように、
突起15が突設され、他方、デイスクパツク本体
3aに、支点Qを中心に変位自在で、かつ、図の
右端が上方に変位するように付勢された弾性係止
部材16が取付けられるとともに、その係止部材
16の遊端側に、前記突起15が嵌合する凹部1
7が付設され、前記保護蓋14が全閉位置にある
状態で係止部材16により保護蓋14を係止保持
するように構成されている。
前記デイスク収容部4においては、第3図に示
すように、デイスクパツク3の装填及び離脱のた
めの摺動を案内する上下のガイド部材18a,1
8bを備えたホルダー18が設けられ、そして上
側ガイド部材18aの所定箇所に、ピアノ線をV
字状に曲げ成形した操作部材19が片持ち状態で
取付けられるとともに、その突曲部19aが、上
側のガイド部材18aに形成された開口20を通
じて、上側ガイド部材18aの下向き面より下方
に突出され、その突曲部19aにより、係止部材
16のロツク解除、保護蓋14の端面F1に接当
しての開き操作、及び、保護蓋14に付設した係
止部21に係止させての閉じ操作のいずれをも行
うように構成されており、次に、その動作につい
て詳述する。なお、前記ホルダー18は、裏蓋1
0の開閉に連動して揺動変位されるようになつて
いる。
デイスクパツク3をデイスク収容部4に装填
するに伴い、突曲部19aが係止部材16に接
当して係止部材16を下降変位させ、保護蓋1
4に対する係止を解除する。(第5図のイ参照) デイスクパツク3を更に装填移動させるに伴
い、突曲部19aが保護蓋14の端面F1に接
当し、その保護蓋14の移動が阻止された状態
でデイスクパツク本体3aのみが装填移動さ
れ、保護蓋14をデイスクパツク本体3aに対
して全開位置に変位させる。(第5図のロ参照) 保護蓋14が全開位置に変位した後、更にデ
イスクパツク3を装填移動するに伴い、保護蓋
14の他方側端面F2が、デイスクパツク本体
3aの突起部3bに接当し、デイスクパツク3
に対する装填のための押圧操作力を突曲部19
aに伝達して操作部材19を強制的に上昇変位
させ、保護蓋14の端面F1を越えさせて前記
係止部21に嵌入係止させるとともに、保護蓋
14を全開位置に維持させる。(第5図のハ参
照) デイスクパツク3を抜き出し離脱する場合に
は、保護蓋14の離脱方向への移動が突曲部1
9aの係止部21への係止によつて阻止され、
デイスクパツク本体3aのみを離脱移動させて
保護蓋14をデイスクパツク本体3aに対して
閉じ位置に変位させる。(第5図のニ参照) デイスクパツク3を更に離脱移動させるに伴
い、操作部材19の固定ネジ22が係止部材1
6に接当し、それにより係止部材16を下方に
押圧して凹部17を突起15に嵌合させて保護
蓋14を全閉位置でロツクし、そのロツクに伴
い、デイスクパツク3の離脱のための引抜操作
力を係止部21を介して突曲部19aに伝達
し、操作部材19を上昇変位させて保護蓋14
上に乗り上げさせ、係止部21から離脱させ
(第5図のホ参照)、引き続いての操作により、
保護蓋14により開口部13を閉じた状態でデ
イスクパツク3がデイスク収容部4から離脱さ
れる。
つまり、デイスクパツク3をデイスク収容部
4に装填するにあたつては、操作部材19の突
曲部19aの有する一対の傾斜面のうち、装填
入口側の傾斜面を保護蓋14に当接させること
で、デイスクパツク3に対する装填のための押
圧操作力を利用して、弾性的に支持された操作
部材19を強制的に上昇変位させ、前記突曲部
19aを保護蓋14に乗り上げさせた後にデイ
スクパツク本体3aの係止部21に嵌入係合さ
せることを可能にするとともに、他方、デイス
クパツク3をデイスク収容部4から離脱させる
にあたつては、デイスクパツク3を引き抜くこ
とで操作部材19の突曲部19aを保護蓋14
の係止部21に嵌入係合した状態で保護蓋14
の移動を阻止して保護蓋14を閉じて操作した
のち、さらにデイスクパツク3を引き抜くこと
で、操作部材19の突曲部19aの有する一対
の傾斜面のうち、装填奥側の傾斜面を保護蓋1
4に当接させることで、デイスクパツク3に対
する離脱のための引抜操作力を利用して、弾性
的に支持された操作部材19を強制的に上昇変
位させ、前記突曲部19aを保護蓋14に乗り
上げさせることによつてデイスクパツク本体3
aの係止部21からの突曲部19aの離脱を可
能にしたものであるから、操作部材19の有す
る互いにデイスクパツク3のスライド方向に対
して反対側に傾斜する一対の傾斜面を、デイス
クパツク3の装填時と離脱時とに各別に保護蓋
14に当接させるようにすることで、デイスク
パツク3のスライド軌跡内に突出する操作部材
19の突曲部19aを保護蓋14の係止部21
に係合させて保護蓋14のデイスクパツク本体
3aに対する移動を確実に阻止することによる
保護蓋14の閉じ操作の確実化を図りながら
も、その突曲部19aを突出位置から退避位置
に変位させるべく操作部材19を強制変位させ
るための支持部を1個の弾性部材、すなわちV
字状に曲げ成形したピアノ線の支持基端側部分
をもつて構成することができ、部品点数の減少
ならびに構成の単純化によつて、磁気デイスク
装置を小型かつ安価に得ることが可能になる。
前記操作部材19としては、図示したようなピ
アノ線に限らず、板バネなど各種の弾性材で構成
でき、そして、弾性材によれば、構成を極めて簡
単にできる利点を有しているが、本考案として
は、例えば、第6図に示すように、ボール23と
それを下方側に押圧付勢する圧縮コイルスプリン
グ24とから操作部材19を構成するものでも良
い。この実施例においては、前記ボール23の周
面が本考案における傾斜面を構成することとな
る。
また、デイスクパツク3の離脱に際し、係止部
材16を下方に変位させるのに、上記実施例で
は、操作部材19を上側ガイド部材18aに取付
ける固定ネジ22を利用しているが、突起15を
係止部材16に接当して下方に変位させるように
しても良い。
本考案は、上述のような電子スチルカメラに限
らず、例えば、スチルビデオ再生用の装置など各
種の磁気デイスク装置に対するデイスクパツク装
着機構に適用できる。
〔効果〕
以上のように、本考案によれば、磁気デイスク
装置からのデイスクパツクの離脱に伴つて、磁気
デイスク装置側の操作部材の突曲部を保護蓋の係
止部に係止させての確実な保護蓋の閉じ操作が可
能になるから、デイスクパツクに保護蓋を閉位置
側に閉じ付勢するためのスプリングを設ける必要
がないので、デイスクパツクを安価に構成できる
ようになつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のデイスクパツク装着機構の実施
例を示し、第1図は、電子スチルカメラの斜視
図、第2図は要部の一部切欠平面図、第3図はデ
イスクパツク装填前の状態を示す要部の斜視図、
第4図はデイスクパツクの一部切欠側面図、第5
図のイないしホは、デイスクパツクの装填から離
脱に至る作用の説明図、第6図は操作部材の他の
実施例を示す一部切欠側面図である。 1……磁気デイスク装置、2……磁気デイス
ク、3……デイスクパツク、3a……デイスクパ
ツク本体、13……開口部、14……保護蓋、1
6……係止部材、18a,18b……ガイド部
材、19……操作部材、22……阻止部材、固定
ネジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁気デイスクを露呈させる為の開口部と、該開
    口部を覆う閉位置と露呈させる開位置との間を本
    体に対しスライド可能に設けられるとともに、係
    止部を有する保護蓋と、を有するデイスクパツク
    を磁気デイスク装置に装着する為のデイスクパツ
    ク装着機構において、 デイスクパツクの装着及び離脱の為にデイスク
    パツク本体を所定方向にスライドするようにガイ
    ドするガイド部材と、 デイスクパツクのスライド軌跡内に突出する突
    出位置において上記保護蓋に当接する前記デイス
    クパツクのスライド方向に対して傾斜する第1と
    第2の傾斜面を有する突曲部、及び該突曲部に連
    接されて、該突曲部を上記突出位置に保持すると
    ともに上記突出位置から退避する方向に弾性変形
    可能に支持する支持部を有する操作部材を備え、 上記突曲部は、デイスクパツクの装着方向への
    スライド時に上記第1の傾斜面と上記保護蓋の当
    接及び上記支持部の弾性変形によつて上記保護蓋
    に乗り上げた後に上記係止部に係入し、 デイスクパツクの離脱方向へのスライド時に上
    記係止部との係合によつて上記保護蓋の離脱方向
    のスライドを阻止して、デイスクパツク本体に対
    して上記保護蓋を上記閉位置に相対的に移動させ
    たのち、上記第2の傾斜面により上記係止部から
    離脱して上記保護蓋に乗り上げるべく配置された
    ことを特徴とするデイスクパツク装着機構。
JP2023084U 1984-02-14 1984-02-14 デイスクパツク装着機構 Granted JPS60132660U (ja)

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JP2023084U JPS60132660U (ja) 1984-02-14 1984-02-14 デイスクパツク装着機構

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JP2023084U JPS60132660U (ja) 1984-02-14 1984-02-14 デイスクパツク装着機構

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Publication Number Publication Date
JPS60132660U JPS60132660U (ja) 1985-09-04
JPH0430702Y2 true JPH0430702Y2 (ja) 1992-07-23

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JP2023084U Granted JPS60132660U (ja) 1984-02-14 1984-02-14 デイスクパツク装着機構

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JPS60132660U (ja) 1985-09-04

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