JPH04302603A - 弾性舗装 - Google Patents

弾性舗装

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JPH04302603A
JPH04302603A JP6700091A JP6700091A JPH04302603A JP H04302603 A JPH04302603 A JP H04302603A JP 6700091 A JP6700091 A JP 6700091A JP 6700091 A JP6700091 A JP 6700091A JP H04302603 A JPH04302603 A JP H04302603A
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哲哉 柑本
Yoshinori Mori
森 芳徳
Koji Terano
寺野 康次
Takayoshi Torigata
鳥潟 隆悦
Kazunori Shimoda
下田 一徳
Eiji Takamura
英二 高村
Yutaka Masuda
益田 豊
Hisaya Murayama
村山 壽弥
Hiroshi Saito
斉藤 弘志
Junichiro Nagata
永田 順一郎
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DOBOKU KENKYU CENTER
SHIYOO BONDO KAGAKU KK
Nichireki Kagaku Kogyo Co Ltd
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Konishi Co Ltd
Nisshin Kasei KK
Nippon Paint Co Ltd
Sekisui Jushi Corp
Shinto Paint Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、競技場のトラック等の
運動施設や歩道等に利用される舗装に関し、より詳細に
は、骨材を樹脂バインダーで結合した構造の舗装に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】上記舗装は、透水性に優れると共に、着
色された骨材および樹脂バインダーを使用することで、
自由に着色できるという利点を有している。上記舗装と
しては、ゴムチップを樹脂バインダーで結合したもの、
並びに、セラミック粒子等の硬質骨材を樹脂バインダー
で結合したものが一般的に知られている。
【0003】前者の、ゴムチップを樹脂バインダーで結
合した構造の舗装は、床等の硬さを、転倒して頭部を強
打した際に頭部が受ける最大加速度(amax :G)
で表した、東京工業大学小野英哲教授らの研究[例えば
、「体育館の床の弾力性に関する研究(その5)」日本
建築学会論文報告集,227号,1975年参照、以下
「小野式転倒硬さ」という]において安全とされる、最
大加速度が100G以下の高い弾力性を有するため、転
倒時に頭部を強打しても死亡事故に至ることがきわめて
少なく、安全性に優れており、主として、競技場のトラ
ック等、運動施設において多用されている。
【0004】一方、後者の、セラミック粒子等の硬質骨
材を樹脂バインダーで結合した構造の舗装は、ゴムチッ
プを含む舗装に比べて強度が高く、耐摩耗性に優れてお
り、主として歩道や広場等に使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ゴムチップ
を樹脂バインダーで結合した構造の舗装は強度が低く、
特に、舗装の表面に加えられる剪断応力等によってゴム
チップが剥落しやすいという問題がある。また、上記舗
装を歩道等に使用した場合には、柔らかすぎて歩きにく
いという問題がある。
【0006】また、硬質骨材を樹脂バインダーで結合し
た構造の舗装は、硬いため、足膝への衝撃が強く、ジョ
ギングや長時間の歩行に向かない上、前記小野式転倒硬
さによる最大加速度が100Gを超え、転倒時に頭部を
強打した際には、死亡事故に至る危険性が高いという問
題がある。近時、硬質骨材と、ゴムチップ等の軟弾性骨
材とを、全骨材中に占める軟弾性骨材の割合が25〜7
5体積%の範囲内になるように配合し、それを樹脂バイ
ンダーで結合した構造の舗装が提案された(特開昭63
−7404号公報参照)。
【0007】しかし、上記舗装においては、例えば層の
厚みが20mm以下程度の薄いものである場合に、硬質
骨材の割合が50体積%を超えると、弾力性が不足して
、小野式転倒硬さによる最大加速度が100Gを超え、
転倒時の危険性が高くなるという問題がある。本発明は
、以上の事情に鑑みてなされたものであって、上記各舗
装の欠点を解消し得る新規な舗装を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の弾性舗装は、軟弾性骨材およびこの軟弾性
骨材を結合するに足る樹脂バインダーからなる下層上に
、硬質骨材、軟弾性骨材およびこれら骨材を結合するに
足る樹脂バインダーからなり、全骨材中に占める軟弾性
骨材の割合が10〜60体積%の範囲内である表層を積
層したことを特徴とする。
【0009】上記構成からなる、本発明の弾性舗装のう
ち、下層は、軟弾性骨材を硬化前の樹脂バインダーと混
合してなる下層用の樹脂モルタルを、金鏝等を用いて下
地上に塗布し、樹脂バインダーを硬化させることで形成
される。また、表層は、軟弾性骨材および硬質骨材を硬
化前の樹脂バインダーと混合してなる表層用の樹脂モル
タルを、金鏝等を用いて上記下層上に塗布し、樹脂バイ
ンダーを硬化させることで形成される。
【0010】下層が塗布、形成される下地としては、コ
ンクリート舗装またはアスファルト舗装の表面が良く、
これらの表面に、好ましくは、プライマー層を介して、
下層用の樹脂モルタルが塗布される。下層および表層の
厚みは、特に限定されないが、それぞれの厚みが3mm
以上で、かつ、合計の厚みが20mm以下であることが
好ましい。下層および表層の厚みが3mm未満のものは
塗布による施工が困難で、連続した塗膜を得られないお
それがあるだけでなく、前記小野式転倒硬さによる最大
加速度が100Gを超え、転倒時の危険性が高くなるお
それがある。また、合計の厚みが20mmを超えるもの
は、柔らかくなり過ぎて歩きにくくなるおそれがある他
、多量の樹脂モルタルを必要とするため、経済的でない
【0011】上記下層および表層は、それぞれ、空隙率
が10〜40%の範囲内であることが好ましい。下層お
よび表層の空隙率が10%未満では、透水性が低下して
、水捌けが悪くなり、表面に溜った水で転倒事故が発生
するおそれがある。また、空隙率が40%を超えると、
下層および表層の強度が低下するおそれがある。表層に
おいて、全骨材中に占める軟弾性骨材の割合が10〜6
0体積%の範囲内に限定されるのは、以下の理由による
【0012】すなわち、全骨材中に占める軟弾性骨材の
割合が10体積%未満では、表層が硬くなり過ぎて、荷
重が加えられた際の下層の変型に追従できず、表層が割
れたり、下層から剥離したりするという問題を生じる。 一方、全骨材中に占める軟弾性骨材の割合が60体積%
を超えた場合には、表層が柔軟になり過ぎて、歩きにく
くなるという問題を生じる。
【0013】したがって、表層においては、全骨材中に
占める軟弾性骨材の割合が、10〜60体積%の範囲内
に限定される。下層および表層に含まれる軟弾性骨材と
しては、天然ないし合成のゴム材料や、発泡ポリウレタ
ン等の柔軟で弾性を有する合成樹脂材料等からなる粒状
物を使用することができ、特に、上記ゴム材料や合成樹
脂材料の廃品の粉砕チップが、資源再利用の観点から、
好適に使用される。
【0014】上記軟弾性骨材の硬さは、特に限定されな
いが、JIS  K  6301「加硫ゴム物理試験方
法」に規定されたスプリング式硬さ試験(A形)による
スプリング硬さHs(JIS  A)で70以下である
ことが好ましい。スプリング硬さHs(JIS  A)
が70を超えた場合には、下層および表層が硬くなり過
ぎて、前記小野式転倒硬さによる最大加速度が100G
を超え、転倒時の危険性が高くなるおそれがある。
【0015】軟弾性骨材の粒径についても、特に限定さ
れないが、0.3〜5mmの範囲内であることが好まし
い。軟弾性骨材の粒径が0.3mm未満では、前述した
下層および表層の空隙率を十分に確保できず、弾性舗装
の透水性が不十分になるおそれがある。一方、軟弾性骨
材の粒径が5mmを超えると、弾性舗装の仕上がり表面
が均一にならないおそれがある。  軟弾性骨材と共に
表層に含まれる硬質骨材としては、天然石、硅砂、人工
石、スラグ、セラミックボール、セラミック粒子、プラ
スチックス粒子等を使用することができる。
【0016】上記硬質骨材の硬さは、特に限定されない
が、前記スプリング硬さHs(JIS  A)で90以
上であることが好ましい。スプリング硬さHs(JIS
  A)が90未満では、下層および表層が柔らかくな
り過ぎて、歩きにくくなるおそれがある。硬質骨材の粒
径については、先の軟弾性骨材の場合と同じ理由で、0
.3〜5mmの範囲内であることが好ましい。
【0017】表層において、上記軟弾性骨材および硬質
骨材を結合し、下層において、軟弾性骨材を結合する樹
脂バインダーとしては、例えば、ポリウレタン樹脂、軟
質エポキシ樹脂、過酸化物架橋タイプのアクリル樹脂、
軟質ポリエステル樹脂、アスファルトエマルジョン等の
、耐候性、耐水性に優れた種々の硬化性樹脂材料を使用
することができ、特に、湿気硬化型ポリウレタンが好適
に使用される。上記湿気硬化型ポリウレタンは、1剤で
供給されるため、計量等の手間が不要で、しかも、湿気
により自然硬化するため、硬化作業が容易であるととも
に、表層および下層の硬さに影響を与えるおそれのない
、柔軟性に優れた硬化物を得ることができるという利点
がある。
【0018】上記樹脂バインダーは、下層、表層の何れ
においても、骨材を結合するに足る量だけ配合されてい
れば良く、その配合割合は特に限定されないが、施工時
の樹脂モルタル中において、体積比で、骨材総量(下層
の場合は軟弾性骨材の量、表層の場合は軟弾性骨材と硬
質骨材の合計量)の1/6〜1/3の量の樹脂バインダ
ーが配合されることが好ましい。
【0019】骨材総量に対する樹脂バインダーの量が1
/6未満では、樹脂バインダーによる骨材の接着性が低
下して、下層および表層の強度が低下するおそれがあり
、骨材総量に対する樹脂バインダーの量が1/3を超え
ると、樹脂モルタルの粘りけが高くなり過ぎて、塗布が
困難になるおそれがある。なお、上記軟弾性骨材、硬質
骨材および樹脂バインダーが配合された、下層用並びに
表層用の樹脂モルタルには、さらに、必要に応じて、着
色剤、増粘剤、消泡剤、湿潤剤等の添加剤や溶剤を、適
宜量配合しても良い。
【0020】
【作用】上記構成からなる、本発明の弾性舗装によれば
、歩行のような弱い圧縮力が加えられた際には、軟弾性
骨材と硬質骨材とを含有する比較的硬い表層が、主とし
て圧縮力を受けるので、歩行に適した硬さが得られる。 一方、転倒時のような大きな衝撃が加えられた際には、
表層が広範囲に撓み、軟弾性骨材を含有する弾性の高い
下層が、主として圧縮力を受けるので、安全性が高く、
転倒して頭部を強打しても死亡事故に至ることがきわめ
て少ない。
【0021】さらに、上記表層は、摩耗しにくい硬質骨
材を含有するため、耐摩耗性に優れている。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の弾性舗装を、実施例並びに
比較例に基づいて説明する。 実施例1 軟弾性骨材としてのエチレン−プロピレン−ジエンゴム
(EPDM)製チップ(住友ゴム工業社製の商品名GO
チップ、平均粒径1〜3mm)と、樹脂バインダーとし
ての湿気硬化型ポリウレタンバインダー(住友ゴム工業
社製の商品名グリップコートC928)とを、体積比で
4:1の割合で混合して、下層用の樹脂モルタルを作製
し、この樹脂モルタルを、コンクリート舗装の表面に形
成された、ポリウレタン製のプライマー層(塗布量20
0g/m2 )の上に、金鏝を用いて流し展べ塗布し、
硬化させて、厚み5mm、空隙率30%の下層を形成し
た。
【0023】次に、硬質骨材としてのセラミックボール
(日本セラウェー開発社製の商品名ダオラレック、平均
粒径0.5〜3mm)と、前記EPDM製チップとを、
体積比で50:50の割合で混合したものを、前記湿気
硬化型ポリウレタンバインダーと、体積比で4:1の割
合で混合して、表層用の樹脂モルタルを作製し、この樹
脂モルタルを、上記下層の上に、金鏝を用いて流し展べ
塗布し、硬化させて、厚み5mm、空隙率30%の表層
を形成して、弾性舗装を完成させた。
【0024】実施例2 表層用の樹脂モルタルにおける、セラミックボールとE
PDM製チップとの混合割合(体積比)を、75:25
にしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、弾性舗
装を完成させた。 実施例3 表層用の樹脂モルタルにおける、セラミックボールとE
PDM製チップとの混合割合(体積比)を、40:60
にするとともに、表層の厚みを10mmにしたこと以外
は、上記実施例1と同様にして、弾性舗装を完成させた
【0025】実施例4 表層の厚みを20mmにしたこと以外は、上記実施例1
と同様にして、弾性舗装を完成させた。 比較例1 前記EPDM製チップと湿気硬化型ポリウレタンバイン
ダーとを、体積比で4:1の割合で混合して樹脂モルタ
ルを作製し、この樹脂モルタルを、コンクリート舗装の
表面に形成された、ポリウレタン製のプライマー層(塗
布量200g/m2 )の上に、金鏝を用いて流し展べ
塗布し、硬化させて、厚み10mm、空隙率30%の舗
装を形成した。
【0026】比較例2 前記セラミックボールとEPDM製チップとを、体積比
で50:50の割合で混合したものを、前記湿気硬化型
ポリウレタンバインダーと、体積比で4:1の割合で混
合して樹脂モルタルを作製し、この樹脂モルタルを、コ
ンクリート舗装の表面に形成された、ポリウレタン製の
プライマー層(塗布量200g/m2 )の上に、金鏝
を用いて流し展べ塗布し、硬化させて、厚み10mm、
空隙率30%の舗装を形成した。
【0027】比較例3 前記セラミックボールとEPDM製チップとを、体積比
で75:25の割合で混合したものを、前記湿気硬化型
ポリウレタンバインダーと、体積比で4:1の割合で混
合して樹脂モルタルを作製し、この樹脂モルタルを、コ
ンクリート舗装の表面に形成された、ポリウレタン製の
プライマー層(塗布量200g/m2 )の上に、金鏝
を用いて流し展べ塗布し、硬化させて、厚み10mm、
空隙率30%の舗装を形成した。
【0028】比較例4 前記セラミックボールと湿気硬化型ポリウレタンバイン
ダーとを、体積比で4:1の割合で混合して樹脂モルタ
ルを作製し、この樹脂モルタルを、コンクリート舗装の
表面に形成された、ポリウレタン製のプライマー層(塗
布量200g/m2 )の上に、金鏝を用いて流し展べ
塗布し、硬化させて、厚み10mm、空隙率30%の舗
装を形成した。
【0029】比較例5 前記セラミックボールとEPDM製チップとを、体積比
で40:60の割合で混合したものを、前記湿気硬化型
ポリウレタンバインダーと、体積比で4:1の割合で混
合して樹脂モルタルを作製し、この樹脂モルタルを、コ
ンクリート舗装の表面に形成された、ポリウレタン製の
プライマー層(塗布量200g/m2 )の上に、金鏝
を用いて流し展べ塗布し、硬化させて、厚み10mm、
空隙率30%の舗装を形成した。
【0030】比較例6 前記セラミックボールとEPDM製チップとを、体積比
で50:50の割合で混合したものを、前記湿気硬化型
ポリウレタンバインダーと、体積比で4:1の割合で混
合して樹脂モルタルを作製し、この樹脂モルタルを、コ
ンクリート舗装の表面に形成された、ポリウレタン製の
プライマー層(塗布量200g/m2 )の上に、金鏝
を用いて流し展べ塗布し、硬化させて、厚み20mm、
空隙率30%の舗装を形成した。
【0031】小野式転倒硬さ試験 上記各実施例並びに比較例で得られた舗装について、前
記「体育館の床の弾力性に関する研究(その5)」に所
載の測定方法に準じて、頭部モデルを20cmの高さか
ら自由落下させた時に、この頭部モデルに装着された加
速度計が示す最大加速度(amax :G)を求めた。
【0032】透水性試験 上記各実施例並びに比較例で得られた舗装について、J
IS  A1218「土の透水試験方法」所載の定水位
法に準じて、透水係数が10−2cm/s以上のものを
〇、未満のものを×として、透水性を評価した。 歩行感試験 上記各実施例並びに比較例で得られた舗装上を100人
の被検者に歩いてもらい、その歩き具合を、良および不
良の2段階で評価してもらって、良の割合が70人以上
のものを○、以下のものを×と判定した。
【0033】耐摩耗性試験 上記各実施例並びに比較例で得られた舗装について、A
STM  D1044「プラスチックの表面の耐摩耗性
試験(RESISTANCE OF TRANSPAR
ENT PLASTICS TOSURFACE AB
RASION)」に準じて、表面の耐摩耗性を測定した
。なお、試験には、テーバー社製の摩耗試験機(Tab
er abraser )と、同じくテーバー社製の摩
耗輪(型番H22)とを使用し、接触荷重1kg、試料
の回転数1000回転の条件で測定を行い、結果を、舗
装の厚みの減少量として求めた。
【0034】以上の結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】上記表1の結果より、従来のゴムチップの
みを含む舗装の構成である比較例1は、小野式転倒硬さ
が、危険とされる100G以下で、転倒時の危険性が少
なく、また、透水性にも優れているが、耐摩耗性が悪く
、かつ、柔らかすぎて歩きにくいことが判った。また、
従来の硬質骨材のみを含む舗装の構成である比較例4は
、小野式転倒硬さが、危険とされる100Gをはるかに
超える136Gで、転倒時の危険性がきわめて高い上、
硬すぎて足膝に負担を与え易く、やはり、歩きにくいこ
とが判った。
【0037】従来の、軟弾性骨材と硬質骨材とを含む舗
装の構成である比較例2,3,5,6は、耐摩耗性、歩
行感は優れたものであったが、小野式転倒硬さが、危険
とされる100Gを超えるため、転倒時の危険性が高い
ことが判った。これに対し、本発明の弾性舗装の構成で
ある実施例1〜4は、何れも、小野式転倒硬さが、危険
とされる100G以下で、転倒時の危険性が少なく、透
水性、耐摩耗性に優れ、しかも、歩きやすいものである
ことが判った。
【0038】
【発明の効果】本発明の弾性舗装は、以上のように構成
されているため、転倒時の安全性が高く、しかも、歩き
易い上、耐摩耗性に優れたものとなる。したがって、上
記本発明の弾性舗装は、従来の各種舗装の持つ問題点を
全て解決して、運動施設や歩道等のあらゆる種類の舗装
として、好適に使用できるものとなっている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟弾性骨材およびこの軟弾性骨材を結合す
    るに足る樹脂バインダーからなる下層上に、硬質骨材、
    軟弾性骨材およびこれら骨材を結合するに足る樹脂バイ
    ンダーからなり、全骨材中に占める軟弾性骨材の割合が
    10〜60体積%の範囲内である表層を積層したことを
    特徴とする弾性舗装。
  2. 【請求項2】軟弾性骨材が、スプリング硬さHs(JI
    S  A)70以下であり、硬質骨材が、スプリング硬
    さHs(JIS  A)90以上である請求項1記載の
    弾性舗装。
  3. 【請求項3】下層および表面層は、それぞれの厚みが3
    mm以上で、かつ、合計の厚みが20mm以下である請
    求項1記載の弾性舗装。
  4. 【請求項4】下層および表面層は、それぞれ、空隙率が
    10〜40%の範囲内である請求項1記載の弾性舗装。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001172436A (ja) * 1999-12-21 2001-06-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd 弾性舗装材
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KR101036180B1 (ko) * 2008-12-23 2011-05-23 유한회사 삼신기업 이액형 차선 도색차량의 차선 도색용 바스켓

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