JPH04299303A - 体積ホログラフ拡散体の製造方法 - Google Patents

体積ホログラフ拡散体の製造方法

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JPH04299303A
JPH04299303A JP3278961A JP27896191A JPH04299303A JP H04299303 A JPH04299303 A JP H04299303A JP 3278961 A JP3278961 A JP 3278961A JP 27896191 A JP27896191 A JP 27896191A JP H04299303 A JPH04299303 A JP H04299303A
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light
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Tomasz P Jannson
トマツ ピー. ジャンソン
David G Pelka
デビッド ジィー. ペルカ
Tin M Aye
ティン エム. エイ
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    • G02B5/0205Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties
    • G02B5/0252Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties using holographic or diffractive means
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
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    • G02B5/00Optical elements other than lenses
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光の拡散装置、特にスペ
ックル(speckle)理論に基づく光の体積ホログ
ラフ拡散体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】拡散光の光路にある物体を多くの方向か
ら照射するためには光の拡散体が用いられている。従来
の拡散装置の主なものはすりガラス又は写真乳剤から作
られ、また従来の主な拡散体は光源近くに配置されたす
りガラス板又は他のラフな面又はつや消し電球の外側面
である。すりガラス又は乳白ガラス拡散体は広い角度に
亘り光を均一に拡散するため、M.J.ラハートとA.
S.マラセイが「弱い拡散のイメージスペックルパター
ン」で論じているノイズ効果を平均化するために用いら
れている。
【0003】上記すりガラス拡散体のような光学的にラ
フな表面にコヒーレントな(干渉性の)光を照射したと
き不規則な強度のパターンが形成されることは既知であ
る。この強度パターンはスペックルと呼ばれている。ス
ペックルはJ.C.デインテイによって論じられている
ようにコヒーレント光が照射された拡散体を過ぎた空間
に形成される。照射された拡散体によって作られたスペ
ックルの統計値がデインテイを含む多くの著者によって
研究されている。この点に関する最初の解析はL.I.
ゴールドフィッシャーによる「レーザーによって作られ
たスペックルパターンの自動相互関数とパワースペクト
ル密度」においてなされている。この研究においてゴー
ルドフィッシャーは拡散体による光拡散の一般的構成及
びスペックルパターンの特徴を記載している。ゴールド
フィッシャーはコヒーレントな単色光源によって照射さ
れた拡散面からの後方拡散光によって直接写真フィルム
を露光せしめた。
【0004】S.ローウインシャル及びH.アーセナル
トは「コヒーレント拡散体のためのイメージ形成:統計
的特性」においてコヒーレント光拡散体を有する光学シ
ステムによって与えられたイメージの統計による決定に
対する関連づけを研究している。スペックルはコヒーレ
ント光によって照射された拡散体の任意の構成に関連す
るが、空間干渉性の光は光源光自身の不規則な構成に関
連する。W.H.カーター及びE.ウオルフは「凝似均
質板状光源を有する干渉性とラジオメトリー」において
空間干渉性と凝似均質光源を研究している。M.G.ミ
ラーその他は「レーザースペックルパターンの2次統計
」においてコヒーレント的に照射された物体から或る距
離にある面内のレーザースペックルパターンの統計につ
いて述べている。M.コワロズックは「均一拡散体のス
ペクトル及びイメージ特性」においてコヒーレントイメ
ージシステム内の薄層拡散体に関連する理論を述べてい
る。
【0005】キノフォームと呼ばれるコンピュータ作成
拡散体の特定形態が研究されているキノフォームは、コ
ンピュータ作成の波面再生装置であり、ホログラムのよ
うな二次元イメージのデスプレイを構成する。然しなが
らホログラムと比較してキノフォームは単一回折オーダ
ーを作り、基準光とイメージ分離計算を必要としない。 キノフォームは拡散波面内の位相情報のみが拡散体のイ
メージ構成のために要求されるとの推定に基づいている
という理由からキノフォームは純粋な相である。キノフ
ォームはL.B.レーゼムその他によって「キノフォー
ム:新しい波面再生装置」及びH.J.カルフィールド
によって「キノフォーム拡散体」で検討されている。カ
ルフィールドはキノフォーム位相拡散体の一般的記述を
なし、拡散体の孔の角度寸法が増加したとき拡散体から
拡散された光の角度スペクトルが増加するということを
見出した。カルフィールドは以上のことをくもりガラス
より成る拡散マスクと、漂白されたハロゲン化銀により
作ったキノフォーム間の距離を変えることによってテス
トした。J.W.グッドマンのテストブック、「統計的
光学装置」(ウイリイインターサイエンスより1985
年発行)は拡散体の統計、スペックル及び部分的干渉性
光、並びに拡散体を移動することによって拡散された空
間干渉性の光の研究のための有用な参考書である。コリ
アその他の「光学的ホログラフ」(アカデミックプレス
より1971年発行)も有用である。
【0006】すりガラス又は写真乳剤から成る上記拡散
体、漂白されたハロゲン化銀板、または表面型ホトレジ
スト板はそれらの表面のみに初めに拡散を形成する。こ
の結果拡散体によって影響された光路長が減少し、拡散
体の融通性(適用個所の数)が減少し、好ましくない方
向への光の反射に基因する損失が低下する。
【0007】相互作用光路長を増加せしめる拡散体は、
従来の拡散体を十分に適用できなかった多くの異なる型
の分野のためにデザインすることが可能であり、これに
より拡散体を通る伝播光の効率を増加できる。回転可能
とした拡散体によれば多くの適用個所に好適な規制され
た空間干渉性を作ることができる。
【0008】
【発明の構成】本発明の体積ホログラフ拡散体は、拡散
体に照射された光に長い光路を与え、伝播効率を増大せ
しめる。特に、スペックルパターンを記録した体積ホロ
グラフ拡散体は、他の部分の面に直角な方向の屈折率が
次第に変わるものとなる。平行光を輝度が滑らかに変わ
るよう制御されたパターン内に拡散せしめる拡散体に或
る形のスペックルを記録することによって拡散体に光成
形能力を形成することができる。制御された拡散によっ
て、ホットスポットまたは可視グレア(glare)を
有する均一な明るさを有する照明パターンを作ることが
できる。
【0009】本発明の拡散体は、拡散体に照射される平
行光を不規則に広い範囲の方向に拡散し、体積拡散を介
してエントロピイ又は光の不規則さを増大せしめること
によって拡散光の方向性(角度配置)を制御できる。体
積拡散によって拡散体は、次第に拡がった拡散媒体を通
る光路に累積効果を得ることができる。すりガラスまた
はホトレジスト面拡散体、及び漂白ハロゲン化銀の銀粒
子にみられる鋭い縁又は境界を用いて光を拡散する代わ
りに、本発明の体積ホログラフ拡散体は、スペックルを
記録した拡散体の滑らかに変化する屈折率部分から光を
拡散する。
【0010】体積ホログラフ拡散体内にスペックルを記
録する手段を制御することによって、従来の拡散体に比
べ高度に制御された光の拡散を比較的に容易に低コスト
で達成できる。空間的に変動する屈折率の異なるパター
ンを拡散体内に記録し、調整し、得られた拡散光ビーム
を用途に応じた種々の角度形態となし得る。従って本発
明の拡散体は、制御された拡散及び色補正が必要な広い
範囲の照明に用いることができる。
【0011】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明する
【0012】図1は光14を種々の方向に拡散する不規
則な変化面12を有する光の拡散体10を示す。拡散体
10からの各拡散光16は数1として示すことができる
【0013】
【数1】
【0014】ここでiは−1の平方根である。この拡散
光のベクトル又はフェゾール(phasor)表示はコ
ヒーレント光の例のために拡散光16の振幅と位相を考
慮してなされる。コヒーレント光が照射されるときのみ
光の拡散体10は、光がコヒーレントであれば総ての波
が干渉するという理由から位相成分を考慮する必要があ
る。コヒーレント光の代表的なものはレーザーである。 数1において|μ|は振幅を示すモジュール、eのiΦ
乗は位相を示す。ベクトルμは図2のグラフで示すこと
ができる。図2においてベクトルは長さが|μ|で実軸
または水平軸Rに対して角度Φの虚及び実成分を有する
【0015】拡散体10からの回折光はスペックルパタ
ーンを作る。スペックルは室内で点から点への光の空間
強度変化として見ることができる。或る点では高輝度で
あり、他の点では低輝度または暗い。図1において点P
は夫々ベクトルによって表現できる多くの方向からの拡
散光の投射によって作られる光投射点である。この点P
の光の強度を計算するため、この点における総ての拡散
光のベクトルを加算する。拡散光の分野における点Pの
ような特定の点における光の強度がどの程度であるかを
予想することは不可能である。上記の計算結果は、その
点におけるベクトルをどのように加算したかによって大
きく変化する。図3は点Pにおける光を構成するため3
つのベクトルv1, v2, v3 をどのように加算
したかを示す。その結果は実軸及び振幅Rに対し角度Φ
をなすベクトルv1−3 である。コヒーレントでない
光を用いた場合にはこのような光は0から2π迄の一定
しない位相を有するものであるため振幅のみを考えれば
良い。
【0016】他の例においては、例えば図3と異なりベ
クトルv1とv2が夫々異なる方向を指すときは、これ
らを加算して得た合成ベクトルvc は図3の合成ベク
トルv1−3 より振幅の小さいものとなる。従って点
Pにおけるベクトル成分の夫々の振幅及び位相は点Pの
光の強度を定めるようになる。この結果は迷い歩きと呼
ばれるものによって示すことができる。スペックルの不
規則状態は不規則な拡散体10の構成に基因する。
【0017】コヒーレント光によって露光された不規則
な構成の拡散体によって発生されるスペックルの位置、
強度又はサイズを予想することは不可能であるが統計的
平均方法をもちいることによってスペックルの平均サイ
ズ(rms)を定めることは可能である。このスペック
ルのサイズはその全域を含むスペックルを作るマスク拡
散体孔の幾何学的形状に関連する。本来は、この現象の
1つの解折により図4に示すように垂直高さvと横幅u
を有する形状P(u,v)を有する異なるサイズの拡散
体のために結論が出されるものであるが、拡散体によっ
て作られるスペックルは若し孔の角度サイズがより小さ
ければより大きくなる。即ち、拡散体の全面積が小さけ
れば孔の角度サイズは小さく、スペックルは大きくなる
。これとは逆に孔が大面積であればこの孔によって発生
されるベクトルの数は極めて大きくなり構造的な干渉は
不可能となりその結果拡散体によって作られるスペック
ルの平均サイズは減少する。
【0018】スペックルのサイズが得られた後は拡散光
の角度スペクトルのサイズ、即ち、拡散体からの拡散光
のサイズはスペックルのサイズから決定できる。本来は
、拡散光の角度スペクトルのサイズ、換言すれば拡散光
の角度分布はスペックルの平均サイズ及び形に依存する
ことを予想できる。若しスペックルが小さいと、角度分
布は広い。若しスペックルサイズが水平方向に楕円なら
ば角度分布の形は垂直方向に楕円のものとなる。
【0019】スペックルパターンを作るためには2つの
工程が必要である。第1のステップはスペックルを記録
することであり、第2のステップは投射される光を拡散
することである。本発明の好ましい実施例においてはコ
ヒーレント光が投射される既知の角度サイズの孔を有す
るマスク拡散体を採用してスペックルを記録する。マス
ク拡散体孔からの拡散光は次いでマスク拡散体孔によっ
て作られた各スペックルのサイズと形状を記録する体積
ホログラムのような記録媒体上に記録する。更に体積ホ
ログラム内に記録されたスペックルにコヒーレントな又
はコヒーレントでない光を投射することによってスペッ
クルパターンを再生し、所望のサイズ及び形状のスペッ
クルパターンを作る。
【0020】図5は記録の説明図である。マスク拡散体
20は例えばすりガラスの形のスペックル24を有する
孔22と遮断面26とを有し、孔22の高さはW、幅は
Lである。関数P(u,v)は孔22のサイズと形状を
示す。マスク拡散体20にはレーザーのようなコヒーレ
ント光28が投射される。光はマスク拡散体の孔22に
よって拡散され距離hだけはなれているホログラフ拡散
体30に向かって進む。このホログラフ拡散体30に向
かって進む光は異なる振幅及び方向を有する上述の種々
のベクトルによって特定することができる。不規則な形
ではこの光は例えば重クロム酸ゼラチン(DCG)又は
ホトポリマーより成るホログラフ拡散体30内に記録さ
れる。ホログラフ拡散体30内に記録された任意の1つ
のスペックルの位置はそのx及びy成分によって示され
、拡散光の方向は単位ベクトルs(sx ,sy )に
よって示される。
【0021】説明の便宜上ホログラフ拡散体30の再生
方法、即ち照明を初めに説明し、次いで記録方法を説明
する。
【0022】数2はホログラフ拡散体30によって拡散
された光の強度がいかに多くのファクターに依存するか
を示したものである。
【0023】
【数2】
【0024】ここでr=(x,y),Aは定数,s=(
sx ,sy ,sz )であり、sx2 +sy2 
+sz2 =1であり、W(r)は数3によって示され
る自動相関関数である。
【0025】
【数3】
【0026】数3はホログラフ拡散体30伝播の自動相
関関数であり、記号<と>の間は全体平均、rはx,y
空間内の2Dベクトルで、2つの関数、即ちシフト関数
と非シフト関数がどのように相関又はオーバーラップす
るかを示す。スペックルのサイズが小さいため2つのス
ペックルのオーバーラップする面積も小さい。直線近似
によれば拡散体伝播はホログラフ拡散体の記録の間では
光強度に比例し直線写真記録を仮定して数4によって示
される。
【0027】
【数4】
【0028】ここでtは伝播関数で光の強度に比例し、
Bは比例定数、Iは強度変調である。上記強度変調はシ
ステムにおける任意のバイアスレベル強度を無視するも
のと定義する。従ってW(r)は数5によって示すこと
ができる。
【0029】
【数5】
【0030】ここでr´はシフトされないもの、rはシ
フトされたものである。
【0031】sはx,y,z方向で定めたものであるが
、sは単位ベクトルであり、即ち|s|=1であるから
自動相関関数のためにz方向を特定する必要はない。 伝播関数tはt(r´+r)におけるようにr´の量に
よって左右にシフトされる。数5はあるバイアスレベル
の上または下に強度が変調するまたは変化することにの
み依存する。
【0032】ゴールドフィッシャーによれば強度相関関
数は数6によって示される。
【0033】
【数6】
【0034】ここでcは定数であり数7が得られる。
【0035】
【数7】
【0036】ここでP(u,v)はマスク拡散体の孔2
2の関数である。数6を数2に代入すれば数8が得られ
る。
【0037】
【数8】
【0038】数7を数8に代入すればゴールドフィシャ
ーから明らかなように数9が得られる。
【0039】
【数9】
【0040】簡単のため均一で一定な強度ファクターは
総て無視する。
【0041】全体平均(<と>の間)は不規則な場合や
全体の画やイメージに関心がある場合に推定統計学的方
法としてしばしば用いられる。
【0042】tは拡散体30の前面の強度に対する拡散
体の後面の強度の振幅の比であり、また記録プロセス、
特に露光の間拡散体30の前面側(マスク拡散体孔に面
する側)の光の強度の関数である。自動相関関数W(r
)はスペース内では光強度(I)の変調に比例するもの
と定義する。
【0043】マスク拡散体20を用いた拡散体30の記
録プロセスは数6及び数7によって示される。数6のF
は数7によって定められ、これはマスク拡散体孔22の
フーリエ変換であり、拡散体30の面の座標(x,y)
に依存する。即ちFはP(u,v)の2Dフーリエ変換
であり、ここでPは上述した通り孔の関数P(u,v)
=1/0であり、P(u,v)=1(孔内),=0(そ
の他)である。
【0044】数9はコヒーレント光に露光されたマスク
拡散体20と拡散体30によって作られた最終的拡散ス
ペックル光間の関係を示している。重要なことは数9は
マスク拡散体20の特性と、中間拡散体30に関連する
ことなしにマスク拡散体20に露光される光から直接に
最終的スペックルパターンの特性を決定することである
。数9は拡散体30の後側の光の角度配置が記録のため
用いられたマスク拡散体20の孔の関数Pの自動相関関
数であることを示している。換言すれば拡散体30はマ
スク拡散体20の孔を用いて記録される。拡散体30が
その後露光され又は再生されたとき、拡散体30から拡
散された光の角度配置がマスク拡散体孔22の自動相関
関数、即ちマスク拡散体孔の形状に基因することが判る
。この重要な関係は拡散体30からの光の角度スペクト
ルを制御するための手段として用いることができる。 この現象はスペックルなしでは実現不可能であり、本発
明の体積ホログラフ拡散体の予期できない利益と重要性
を説明するための基礎となる。
【0045】矩形のマスク拡散体孔から拡散体を作る例
を以下説明する。
【0046】図6において34は例えばすりガラスから
作られた高さW、幅Lのマスク拡散体孔である。この孔
34は数10で示すことができる。
【0047】
【数10】
【0048】数9を用いて数11が得られる。
【0049】
【数11】
【0050】ここでΛは図7に示す三角形の自動相関関
数である。図7の図形は振幅1で、横軸sx と点−s
x0とsx で交叉する。この三角形は2つの矩形の自
動相関又はオーバーラップによって作られている。上記
関数は、矩形(矩形関数)(rectus  func
tion)が全体的に重なった部分で強度が最大であり
、2つの矩形が−sxoで完全に分離したところで関数
が最小になることを示している。数10から水平方向が
数12として得られる。
【0051】
【数12】
【0052】また垂直方向が数13として得られる。
【0053】
【数13】
【0054】三角形のベースの幅は矩形の水平または垂
直(LまたはW)の何れかの幅の2倍である。図8では
孔36の高さはWであり、拡散体40の中心には光38
Aと38Bが角度μ0 で集光されている。拡散体40
の右側から出た光は角度μ0 の2倍の角度で拡散され
る。 点線42は孔36から拡散体40に投射された光の角度
μ0 に等しい角度で拡散される光を示す。然しながら
自動相関関数は矩形関数の2倍であり、従って拡散体4
0から拡散される光の角度スペクトルは孔36の角度ス
ペクトルの2倍である。要約すると、角度μ0 は記録
媒体の中心から見たマスク拡散体孔の角度サイズによっ
て定まり、拡散体の角度スペクトルのサイズは中心から
見たマスク拡散体孔の角度スペクトルのサイズの2倍で
ある。更に、得られた強度スペクトルの形は三角形であ
り、一方始めの孔の形は矩形である。
【0055】数7は、拡散体内のスペックルのサイズが
マスク拡散体内のスペックルのサイズによっては定めら
れないが、マスク拡散体孔の角度サイズによってのみマ
スク拡散体を通り拡散体に投射される光の強度が定めら
れるという重要な結論を示している。更に拡散体内に記
録されたスペックルのサイズが拡散体からの拡散光の強
度の角度配置を定める。拡散体からの拡散光の強度は数
7に示されるようにマスク拡散体孔に投射された光の強
度のよっては定められない。
【0056】この記録技術においては始めの孔の形とサ
イズを変え、拡散光の角度スペクトルを操作して無数の
用途に適用できる拡散体を作ることができる。例えば、
若し始めの孔が円形であれば拡散体からの拡散光は円形
となる。若し孔が矩形であり、マスク拡散体に投射され
る光が均一強度分布であれば、拡散体からの拡散光の形
は矩形であり、上述のように強度分布は三角形となる。
【0057】図9においては記録された拡散体からの拡
散光の形43は矩形である。然しながらこの矩形内の光
の角度強度分布は三角形であり、矩形の中心で最強であ
り、矩形の縁に向かうに従って減少する。自動相関関数
のため強度角度分布が常に三角であるという事実はこの
方法における一つの制限である。これは記録ステップ機
能を阻止する。
【0058】拡散体内に記録されたスペックルのサイズ
はマスク拡散体孔のサイズから決定される。この決定は
、拡散体に記録されたスペックルのサイズと形状が拡散
体からの拡散光の強度を定めるものである理由から重要
なことである。数7は数14のような形とすることがで
きる。
【0059】
【数14】
【0060】ここでfx =x/λhでfy =y/λ
hであり、矩形孔の関数P(u,v)=rect  u
/L・rect  u/Wであり、数15が導かれる。
【0061】
【数15】
【0062】ここでsinc(ζ)=sinπζ/πζ
である。数15は図10で示されるsinc関数であり
、拡散体に記録されたスペックルの形を説明している。 図10においてsinc関数の最初の零は−fx0とf
x0の位置である。下記の数16を考える。
【0063】
【数16】
【0064】sinc関数の最初の2つの零点、−fx
0とfx0間の距離として平均スペックルのサイズを定
めることによって平均スペックルサイズは図11に示す
ように(2x0 ,2y0 )となる。x0 とy0 
は夫々数17と数18によって示される。
【0065】
【数17】
【0066】
【数18】
【0067】以上はスペックルのサイズが孔の高さWと
幅Lに夫々反比例することを示す。図12(及び図8)
において、孔のサイズが増加すればスペックルのサイズ
が減少し、拡散光の角度スペクトルのサイズが僅か増加
する。これと反対にマスク拡散体孔のサイズが減少すれ
ば拡散体に記録されたスペックルのサイズが増加し、拡
散体からの拡散光の角度スペクトルのサイズが減少する
。従ってマスク拡散体孔が長く狭い場合にはスペックル
は長く狭くなり、その長軸は孔の長軸に直角方向となる
。このことは本発明の体積ホログラフ拡散体と表面ホロ
グラフ拡散体の両方にあてはまる。
【0068】スペックルサイズは数19によって表され
る。
【0069】
【数19】
【0070】数13と数19の比較から数20が得られ
る。
【0071】
【数20】
【0072】数13を基にして図12に示すように単純
化され、若しsx0=0.1(5°)とすれば数21が
得られる。
【0073】
【数21】
【0074】拡散中心Ax とAy は数22と数23
によって得られる。
【0075】
【数22】
【0076】ここでεx =2h/Lである。
【0077】
【数23】
【0078】好ましい実施例におけるDCGのような体
積ホログラフ材料から作られた拡散体では、材料の厚さ
は図13に示すTであり、相互作用長さLsが材料を通
る光の全光学光路長でありTより大きく、即ちLs >
Tである。TをT=μλのように定めれば数24が得ら
れる。
【0079】
【数24】
【0080】従って数25となる。
【0081】
【数25】
【0082】T=40μ及びλ=0.5μからμ=80
となる。εx ≒10であり、T/Ax が5〜10に
略しく、Ls >TであるからLs はAx の約10
〜100倍となる。
【0083】以上のことから体積ホログラフ材料を通る
光が材料を通じて多くの拡散中心Ax と交叉し、この
結果材料を通る任意の光の光学的光路長が増加する。
【0084】体積ホログラフ材料内のこの現象は、アカ
デミックプレスから1980年に発行されたD.マーカ
ス著「光伝播光学」のような集積光学テキストで既知の
GRIN光学理論に応じたGRIN(グレードされた屈
折率)媒体のように生ずる。スペックルが記録された体
積ホログラフ媒体は、Ls がAx より極めて大きい
理由からGRINレンズのようにかなり非均質である。 従って本発明の体積ホログラフ媒体は純粋位相の高度に
非均質のGRIN媒体として特定することができる。
【0085】この純粋位相GRIN媒体は、1)殆ど総
ての投射光が拡散される、即ち、反射光が極めて弱い、
2)投射光のごく一部のみが反射される、即ち、回折効
率が100%に近い(フレネルレンズを除く)、という
2つの基本的な特性を有する。従って本発明の体積ホロ
グラフ拡散体に入った殆ど総ての光はこれを通過し、こ
の拡散体は純粋位相であるため光が吸収されることはな
い。更に、体積ホログラフ拡散体を通過した殆ど総ての
光は拡散され、その結果拡散体から回折されない光が放
出されることはない。これらの特性は総ての拡散体の体
積特性に基因する。
【0086】異なる屈折率(即ちグレードされた屈折率
)を有する多層材料であるGRIN型媒体の特性のよう
に、材料内の異なる屈折率の数は増加するので、材料に
投射される任意の光は材料内を急に方向の変化する光路
ではなく湾曲した光路に沿って導かれる。これは図14
に示すように媒体の“より速い”部分で光がより多くの
時間を費やすという事実に基因する。図14は屈折率の
最も高い媒体n1 内における光路長が屈折率の最も低
い媒体n3 内における光路長より短いことを示してい
る。この現象はフェルマーの原理から既知である。
【0087】本発明の体積ホログラフ拡散体では、異な
る屈折率を有する材料内の領域間で急に変化する境界を
有しない最適化されたGRINレンズのように作用し、
拡散体内のスペックルの記録に基因して同一拡散体内に
無数の異なる屈折率が実質上生ずる。本発明の体積ホロ
グラフ拡散体は特性上純粋位相であり、従って投射光を
吸収又は反射することなく、これを通る光を総て拡散す
る。
【0088】平均スペックルサイズのための数17,1
8,22〜24に示すようにAx0=2λh/L=εx
λ(ここでεx=2h/Lで通常は1〜5)であり、λ
=0.5μである。全光学光路長はLs >T=μλで
あり、これからLs /Ax >μλ/εxλ=μ/ε
xが得られ、更にLs /Ax =40〜100/εx
≒10となる。Ls /Ax ≒10は拡散体を通る総
ての光が実質的に拡散されることを意味する。更にGR
IN媒体では光を反射する縁又は鋭い境界が存在しない
から光の反射のないことは既知であり、拡散体では光の
反射がない。
【0089】材料内のこのような境界を消す必要がある
ことは明らかであり、これは本発明の体積ホログラフ拡
散体内の屈折率を滑らかに変化せしめることによって達
成できる。拡散体に記録したスペックルはハロゲン化銀
の拡散体のような材料内の粒子によって、又は表面のあ
らさによっては決定できないが、材料内の屈折率の変化
する境界によって予測不能に作られる。体積ホログラフ
拡散体に記録されたスペックルは“真の”スペックルで
ある。本発明の好ましい処理方法を以下に説明する。
【0090】高い効率の体積ホログラフ拡散体の作成に
はDCGのような体積ホログラフ拡散体を用いる。体積
拡散体としてはホログラフ又はキノフォームを用い得る
。何れの例でも高い効率(8%のフレネル損失を無視す
れば約100%)の拡散体を得るためには拡散体の体積
特性及び関連する処理性が本質的なものとなる。
【0091】かかる拡散体の記録の間、図15に示すよ
うに記録料上の点Pは波長λの拡散レーザー光、例えば
λ=514nmのアルゴンレーザーより成る無限大の数
の基本面波を受ける。この点Pにおける入射光の振幅と
位相情報を記録するためには材料の解像限度を極めて高
くしなければならない。漂白したハロゲン化銀はかかる
解像限度となし得るがそれは銀粒子のサイズによって制
御される。然しながら、DCGのような体積位相材料で
は分子サイズで屈折率が変化するためその解像度には制
限がない。ハロゲン化銀の場合には図16に示すように
入射光1は粒子境界で反射し、光2,3,4のように失
われる。5は透過(変調)光である。DCGの場合には
図17に示すように分子サイズを基にして屈折率が変化
するため材料は次第に変化する屈折率の境界を作る。従
って材料内で反射ロスを生ずることはない。
【0092】上記のハロゲン化銀とDCGの例のように
粒子型材料における反射ロスは入射光の情報量と共に増
加する光活性粒子の数に比例する。従って拡散光は記録
レーザー光の効率と情報量の増加と共に増加する。これ
はなぜソルマー及びコークによって示されたハロゲン化
銀材料によって達成された最大効率と信号対ノイズ比に
制限を生ずるかの理由である。
【0093】本発明においては理論的に効率及びS/N
比に上記のような制限のないDCGのような体積位相材
料を使用する。この材料は極めて高い効率を示す。効率
が99.99%のホログラフミラーDCGホログラムを
得ることは容易である。これは屈折率変調を0.15に
高める。これは極めて高いダイナミックレンジであり解
像度である。DCGを適当に処理することによってガラ
スのように透明にすることができる。これらDCG体積
位相材料及びDCG/ポリマグラフト合成物と高効率フ
ォトポリマの重要な特性は高効率拡散体の実用的開発及
び製造にとって重要である。
【0094】効率の高い拡散体を作るためには記録材料
の処理可能性も重要である。例えばDCGは波長λが5
00nm近くの光にのみ感度を有する。固定レーザー、
例えばλ=514nm又は488nmのアルゴンイオン
レーザーで記録するときは通常ホログラムは比較的に狭
いスペクトル(即ち波長)レスポンスを有し、これは3
色3D投影スクリーン等に好適である。然しながら自動
車のヘッドライトのように白色光を用いる場合には拡散
体は広いレスポンスを有する必要がある。従って記録材
料は異なる用途のために処理できるものであることが望
ましい。DCGのような体積位相材料はこの本質的な特
性を有している。
【0095】特別な用途のためには幾つかのパラメータ
を最良にすることが好ましい。特殊な形のゼラチンに対
しては、フィルムの厚さを5〜100ミクロンとし、フ
ィルムを5時間から数週間の間硬化し前焼成を行い、非
均一な硬度を有して大きな帯域幅となるよう重クロム酸
塩濃度を変え、露光エネルギーを50〜1000mJ/
cm2 とし、記録波長を457,488及び514n
m並びにこれらの領域に近いものとする。
【0096】本発明の拡散体に望ましい帯域幅、ピーク
波長及び効率を得るために必要な好ましい処理パラメー
タ及びステップは、1)最適硬度のため定着溶液内にお
ける定着時間を3秒〜1分とする。2)最適温度25〜
30°Cの水中で3〜10分間膨潤せしめる。膨潤時間
が長ければ帯域幅が広くなり、ピーク波長が長くなる。 3)25〜30°Cの水/アルコール浴中で1〜2分間
処理せしめる。処理時間を速めれば帯域幅が広くなり、
遅くすれば狭くなる。4)80〜100°Cで5分から
1時間真空炉内で焼成せしめる。真空中での焼成により
帯域幅は減少するがより長い時間に亘り安定なホログラ
ムを得るためには必要なことである。5)光学エポキシ
樹脂を用いたカバーガラスによってホログラムをシール
する。
【0097】広い帯域レスポンスが望まれるヘッドライ
ト用拡散体等の特殊な用途に対してはより高い濃度の重
クロム酸塩を含む薄いエマルジョンが好ましい。中間の
硬さのフィルム(“暗反応”技術によって約24時間硬
化したもの)と露光エネルギーが400mJ/cm2 
で記録波長が514nmの光により必要なパラメータを
作ることができる。
【0098】以下説明するように記録光に加えて基準光
で記録したホログラフ拡散体のためには高濃度の厚いフ
ィルムを用いれば帯域幅をより広くし効率をより高くす
ることができる。
【0099】以下説明する、例えば米国特許第3,47
9,111号明細書記載の3色3D映写スクリーンのよ
うにより高い角度解像度が必要とされるホログラフ拡散
体のためには厚いDCGフィルムが好ましい。
【0100】体積ホログラフ材料の記録方法では異なる
屈折率を有する区域間の滑らかな境界を記録する。図1
8A〜図18Dは処理及び記録の間に進行する体積ホロ
グラフ材料内の屈折率の変調を示す。図18Aは材料の
Z軸を横切る露光エネルギーEのレベルを示す。図18
Bは材料の鎖状ポリマーの分子レベルにおける硬度Hを
示す。図18Cは材料の密度ρが材料内でどのように変
化するのかを示す。図18Dは材料内の屈折率nの最終
的変調を示す。これらの効果は総て分子レベルであり、
材料によって回折された光に関連して極めて滑らかに変
化する。
【0101】本発明の他の実施例においてはレンズを有
する体積ホログラフ拡散体を記録する。この実施例では
図19に示すようにすリガラス拡散体52とホログラフ
拡散体54間にレンズ50を配置する。このレンズ50
は拡散体54の記録の間特に記録レーザー光の光学強度
を維持することに関連して記録方法の効率を増すため用
いられる。このレンズ50はレンズの焦点距離fに等し
いだけ拡散体54から離して設置する。上記解析に関連
して上述した式中のHを上記焦点距離fに置換すること
ができる。この例では数9のP(u,v)はレンズのし
ぼり孔によって示され、hはfによって置換される。従
って数17〜19はコリア他著「光学ホログラフィ」(
アカデミープレスより1971年発行)に応じて数26
,数27が得られる。
【0102】
【数26】
【0103】
【数27】
【0104】上記の例では拡散体が単一光を用いて記録
され、コヒーレントなまたはコヒーレントでない単色面
波を用いて再生されている。或る用途に対しては多数光
記録と非単色光再生が好ましい。非単色光構成方法を以
下説明する。
【0105】
【数28】
【0106】数28は初めの例のように単色面波再生光
を定めるものであり、非正常入射角、即ちs0 ≠0を
含むよう僅かに変形される。数28の全体平均は数29
のようになる。
【0107】
【数29】
【0108】従って数3の代わりに数30及び数31が
得られる。
【0109】
【数30】
【0110】
【数31】
【0111】数2における関数cosν,J(s)を次
第に変えることによって数32及び数33が得られる。
【0112】
【数32】
【0113】
【数33】
【0114】数32からJがs−s0 に依存すること
が判る。これは角度不変式と呼ばれる。
【0115】若し再生波が非面波(単色)を作るならば
J(s,s0 )の数値化の後単色照明の例のための式
として数34,数35が得られる。
【0116】
【数34】
【0117】
【数35】
【0118】数35はシステムのインパルスレスポンス
である。数34は数32の一般式であり、非面照明に基
因する拡散体によって拡散された角度スペクトルの広が
りを示している。入射光の角度スペクトルはIO (s
o )によって示される。
【0119】数34は単色光の例であり、非単色光のた
めのJ(s)は数36,数37のように置換すべきであ
る。
【0120】
【数36】
【0121】
【数37】
【0122】数34は数38によって置換されるべきで
ある。
【0123】
【数38】
【0124】従ってこの式は非面波再生と多色再生光を
考慮するため一般式化される。附加的多色光の広がりは
波長依存ファクターのみによって得られる。
【0125】
【数39】
【0126】数39はJ(s)が(s−so )角度不
変式のみに依存することを示している。このことは拡散
体に対する光の入射角が変わると拡散体からの拡散光の
形が変わらずその方向のみが変わることを示している。 従って拡散体の初めのレスポンスが三角自動相関関数で
あれば、多色非面波再生例においても強度レスポンスは
三角自動相関関数のままであるが、単色光の例のための
図20に示す如く夫々異なる入射角毎にシフトする。広
がりの程度を推定するために数39のX依存位相項は数
40の形と考えられる。
【0127】
【数40】
【0128】多色光の例では波長シフトの効果と角度シ
フトの効果を比較するため数39の位相項はsx とλ
に関して微分される。ΔΦ=0と仮定すれば等価角度シ
フトは数41及び数42の形となる。
【0129】
【数41】
【0130】
【数42】
【0131】sx =sinνと仮定すればdsx =
cosνdνであり数42の代わりに数43が得られる
【0132】
【数43】
【0133】tanν≒1とすれば数42を用いて数4
4が得られる。
【0134】
【数44】
【0135】数41に応じて角度スペクトル(即ちΔs
x >0)はより長い波長に広げられる。この広がりは
数44を用いて推定できる。数44においてΔλ=20
nmであれば角度変化Δνは2°である。このことは多
色再生光の波長シフトの効果は拡散体に対する再生光の
入射角を変えることを含む非面波の例における角度シフ
トの効果よりより小さいことを意味する。
【0136】本発明の体積ホログラフ拡散体の他の実施
例においては図21に示すように二重マスク拡散体孔を
用いて拡散体を記録する。数9に応じてこの状態を定め
る式はP(u,v)=P1 (u,v)+P2 (u,
v)であり、単一自動相関レスポンスの代わりに以下の
3つのレスポンスが得られる。これはP2 に対するP
1 の深い相関関係(P1 ★P2 )と、P1 に対
するP2 の深い相関関係(P2 ★P1 )と、P1
 に対するP1 自身の相関関係(P1 ★P1 )と
P2 に対するP2 自身の相関関係(P2 ★P2 
)との自動相関パターン組合せである。 数9を省略形とすると数45が得られる。
【0137】
【数45】
【0138】ここで★は相関関係のシンボルである。数
39を説明するため数46を示す。
【0139】
【数46】
【0140】数39の最初の部分は相関関係項であり、
第2の部分は深い相関関係項である。複数相関関数は図
22で説明されている。
【0141】本発明の他の実施例においては体積ホログ
ラフ拡散体に図23に示すように附加的基準光を記録す
る。この例ではホログラムが体積型であるためブラッグ
拡散体が照射されたときブラッグ角と波長を有する拡散
体パターンのブラッグ再生を選択的に得ることができる
。ブラッグ角と波長を選択的に制御する能力によって拡
散体の融通性をさらに増加できる。ブラッグ条件は既に
述べたコリアその他の「光学ホログラフ」に記載されて
いる。
【0142】角度選択性により複合拡散体を使用するこ
とができるようになる。例えば、初めの記録光がD1で
示され、第2の記録光(基準光)がR1であれば、2つ
の異なるスペックルのセットが拡散体に記録される。他
の例では光D1とD2を用いて拡散体を記録するため2
つの異なるマスク拡散体孔を用いれば光D1とD2によ
って記録された対応する拡散体を構成するため2つの異
なる再生光Rc1とRc2を用いることができる。体積
ホログラフ拡散体はブラッグ選択性を有するため再生光
Rc1は拡散光D1 のみを参照する。光Rc2は拡散
光D2 のみを参照する。従ってブラッグ選択性を用い
、第1の再生光によるイメージが一方の眼でみられ、第
2の再生光によるイメージが他方の眼によって見られる
ステレオ可視鏡を実現することができる。この型のシス
テムを用いて米国特許第3,479,111号明細書に
記載された型の3D可視鏡を実現することができる。
【0143】図24A〜図24Eは本発明の体積ホログ
ラフ拡散体の記録のための種々の例を示す。図24Aは
マスク拡散体孔から出た記録光Dのみを用いホログラフ
拡散体を記録する例である。図24Bは初めの記録光D
と基準光Rを用いて体積ホログラフ拡散体を記録する二
重光記録の例を示す。図24Cは図24Bで説明した基
準光Rと記録光Dの位置を反対とした例である。図24
Dは異なるマスクを用いて得た2つの異なる記録光D1
 ,D2 を用いて体積ホログラフ拡散体を記録する例
である。図24Eは2つの記録光D1,D2 と2つの
基準光R1 ,R2 を用いた例である。ブラッグ選択
性のため再生においては光R1 は光D1のみを参照し
、光R2 は光D2 のみを参照する。記録及び再生光
の数及び位置は無数に変え得る。
【0144】本発明の更に他の実施例においては図25
A,25Bに示すように伝播型又は反射型の何れかの体
積ホログラフ拡散体を用いる。図25Aの例では拡散体
にその左側から入射した光はその右側から多くの方向に
拡散される。図25Bの例では光は入射光に対して反対
の方向に拡散される。これは拡散体の一方の側、この例
では右側に金属反射面例えば鏡を形成することによって
達成できる。この例では入射光は媒体内で材料の屈折率
の多くの変化によって回折され、次に金属反射面から反
射され、材料内の屈折率の多くの変化によって再び回折
され、拡散体の光入射面と同一の面から入射光とは平行
でない方向に放射される。
【0145】本発明の体積ホログラフ拡散体は種々の重
要な用途に使用することができる。ホログラフ光変換体
(HLTs)は光を1次元又は2次元形状ならしめるた
めの種々の用途に有用である。例えば屋内照明や、屋内
及び屋外標識の均一及び非均一照明に用いることができ
る。自動車のヘッドライトは対向する車のドライバーに
まぶしさを与えないように、及び対向する部分の地形を
確実に照明できるようにするため光の分布を不均一なら
しめることが必要である。本発明の拡散体は、適当な形
状の光を得るためヘッドライトに使用できる。屋内及び
屋外の商業用及び工業用照明には適当な雰囲気と光の方
向特性が望まれる。これらの2つの目的を1つの拡散体
で達成できる。本発明の拡散体を用いたホログラフ光変
換体は1つの光を多くの光とし、または光を光軸からそ
れた方向に放射せしめることができる。本発明の拡散体
によればプログラムされた遠視界照明パターンを得るこ
とができるのみならず、適当な波長とするかまたは吸収
染料を用いて適用するのに最適で光源の出力スペクトル
に完全には依存しない出力カラー光ホログラムを得るこ
とができる。
【0146】通常のつや消しガラスのような従来の拡散
体に代えて本発明の拡散体を用いることができる。通常
のつや消しガラス拡散体は光を半球状パターンに拡散で
きるのみであり、この拡散を達成するため制御すること
が困難である顕微鏡的な不規則性を有する表面あらさを
利用している。従って特殊な拡散パターンを作ることは
不可能である。これに反し、本発明の拡散体には体積ホ
ログラム内の屈折率の変化が記録されており、光の形状
を変え、まぶしさのない光源を作ることができる。ホロ
グラフ拡散体に丸いフラッシュライトを照射して楕円形
の照明パターンを得ることができる。従来はフラッシュ
ライトに楕円反射鏡が使用されているが、本発明の拡散
体では現存の反射鏡を用いて楕円照明パターンを得るこ
とができる。更に本発明の拡散体では極めて廉価に光を
半球状に拡散し、通常20〜80°の中間角度に広げる
ことができる。
【0147】本発明の体積ホログラフ拡散体の他の重要
な用途はこれを高品度テレビジョン(HDTV)のよう
な平坦パネルデスプレイの一部として使用することであ
る。垂直に配置されたマスク拡散体孔を用い、拡散体内
にスペックルパターンを記録し、再生されたとき水平方
向の楕円角度スペクトルが作られるようにする。拡散体
が平坦パネルデスプレイに組み込まれたとき周囲の視界
と解像度が大きく増加される。HDTVデスプレイの例
がL.ターナスジュニアの「日本におけるHDTVデス
プレイ:トップにおける映写−CRTシステム」(19
89年10月IEEEスペクトル発行)に示されている
。本発明の拡散体はスクリーンゲインとして知られてい
るものの他に、スクリーンの視野におけるエネルギーを
正確に保ち、視聴者が向かい合う立体角度を維持するた
めに用いられる。スクリーンゲインは均等分布に比べ視
野面からの発光出力の比として定められる。本発明の拡
散体によればスクリーンゲインを低コストで得ることが
できる。最近のスクリーンは面のはだ(surface
  texture)を用いて所望のスクリーンゲイン
を得ているため体積ホログラフ拡散体に比べコストが高
く効率が低い。
【0148】好ましい映写スクリーンの例は数17及び
数18においてAx=2λh/L,Ay =2λh/W
とする。ここでAx とAy は夫々X及びY方向のス
ペックルの平均統計的サイズ(拡散中心)を定める。映
写スクリーンではより広い視野と水平方向の解像度が望
ましいため、Ay はAx より大きく、従ってWがL
より小さいことが必要である。例えばh/L=5/2で
あればAx ≒5λで、これは数ミクロンであり、微細
なパターンは眼には見えない。
【0149】以上述べたように拡散光を制御するために
用いられる任意のホログラフスペックルパターンの強度
は中心で最大で外側に向かうに従って減少するものであ
り、その拡散光は初めの孔の形よりも小さくなっている
が、図20に示す特性のようにより階段関数である自動
相関関数を得るため拡散体に異なる入射角の多くの平面
波を重ね合わせて入射することによって拡散体に対する
光の入射角を変え、上記の欠点を最小ならしめることが
できる。
【0150】幅制御された空間干渉性の光源を得るため
拡散体を回動せしめることができる。この効果は本発明
の体積ホログラフ拡散体によって制限されることはなく
、任意の型の拡散体を使用できる。これらの例では拡散
体はM.ボーン及びE.フォルフ著「光学の原理」(パ
ーガモンプレスより1970年発行)に示されているよ
うにエルゴートの仮説を満足するよう十分に速く回転す
る必要がある。回転拡散体に対する基本的要求は、検出
器の所定の応答時間内に観察される点を多くの数のスペ
ックルが通過することである。
【0151】検出器応答時間t及び拡散体の他のダイナ
ミックパラメータ、例えば線速度ν,及び検出器応答時
間内にピンホールを通過するスペックルの数Nは数47
で示される。
【0152】
【数47】
【0153】エルゴートのプロセスを得るため数Nは数
48によって示されるようにする。
【0154】
【数48】
【0155】線速度と回転周波数間の基本的関係と数4
7と数48から数49が得られる。
【0156】
【数49】
【0157】次いで最大検出器周波数レスポンスのため
数50が得られる。
【0158】
【数50】
【0159】例えば100Hzの繰り返し周波数に対し
て回転半径r=1m,Arms=1mmとすればν=1
00KHzとなる。
【0160】回転拡散体の例では空間干渉性ρcoh 
は平均スペッルサイズに等しく、数51のようになる。
【0161】
【数51】
【0162】上式から制御された値の空間干渉性を有す
る光源を作ることができる。この制御された値は孔の関
数P(u,v)を変えることによって変えることができ
る。以下に示すように空間干渉性変化にかかわらず拡散
体の時間干渉性の劣化は僅かである。
【0163】グッドマン著「統計光学」に示すように回
転拡散体によって拡散された光の相互干渉性関数は速度
をν,rms=aとして数52を得る。
【0164】
【数52】
【0165】ここでΔy=y2 −y1 であり、γは
時間遅れを示す。ウイーナヒンチンの定理により数53
と数54が得られる。
【0166】
【数53】
【0167】
【数54】
【0168】数54の時間部分は数55,56のように
なる。
【0169】
【数55】
【0170】
【数56】
【0171】数54の空間部分は数57で示される。
【0172】
【数57】
【0173】従って空間干渉性ρcoh の近似半径は
数58で示される。
【0174】
【数58】
【0175】数56と58の比較から数59が得られる
【0176】
【数59】
【0177】数54から数60と61が得られる。
【0178】
【数60】
【0179】
【数61】
【0180】ρcoh >λであるから数62が得られ
る。
【0181】
【数62】
【0182】従ってν≪cとして数63が得られる。
【0183】
【数63】
【0184】例えば、f=100Hzにおいて、r=1
m,ν=2πf・r≒600m/secである。一方c
=3・108 /secで、Δγ/γ<6・102 /
3・108 =2・10−6=Δλ/λである。λ=1
μm=104 オングストロームにおいてΔλ=0.0
2オングストロームである。
【0185】
【数64】
【0186】秘密な通信が望ましい場合には、エルゴー
トの式を満足する十分な速さで回転される体積ホログラ
フまたは他の型の拡散体を用いることができる。信号の
空間干渉性のみが変調されるため、従来の検出器では干
渉性検出器と異なり任意の信号を検出することができな
い。回転する型の拡散体には米国特許第4,958,8
92号明細書に示されている干渉性フィルターが用いら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】不規則に変化する表面を有する光拡散体に光が
投射された状態の説明図である。
【図2】虚及び実成分を有し実軸に対する角度がΦであ
る説明図である。
【図3】互いに異なる振幅と位相を有する3つのベクト
ルv1 ,v2 ,v3 を加算した状態の説明図であ
る。
【図4】関数P(u,v)によって示されるマスク拡散
体孔の説明図である。
【図5】本発明の体積ホログラフ拡散体を作るために用
いる記録の説明図である。
【図6】高さW,幅Lのマスク拡散体孔の説明図である
【図7】2つの矩形の自動相関関数の説明図である。
【図8】本発明の拡散体に対するマスク拡散体孔からの
拡散外部光の説明図である。
【図9】拡散体からの拡散光の形状の説明図である。
【図10】本発明の体積ホログラフ拡散体に記録された
スペックルの形を示すsinc関数の説明図である。
【図11】本発明の体積ホログラフ拡散体に記録された
スペックルの形状とサイズの説明図である。
【図12】マスク拡散体孔と体積ホログラフ拡散体から
の拡散体の角度分布の相対サイズを示す説明図である。
【図13】厚さがtで相関長さがLs である本発明の
体積ホログラフ拡散体の説明図である。
【図14】多数の異なる屈折率を有する媒体内の回折光
の説明図である。
【図15】マスク拡散体孔から本発明の体積ホログラフ
拡散体上の点Pに投射される回折光の説明図である。
【図16】漂白されたハロゲン化銀のような従来の拡散
材料内で拡散され反射された光の説明図である。
【図17】スペックルが記録された本発明の体積ホログ
ラフ拡散体内の光の滑らかな回折の説明図である。
【図18A】処理及び記録の間の本発明の体積ホログラ
フ拡散体における屈折率nの変調の進行説明図である。
【図18B】処理及び記録の間の本発明の体積ホログラ
フ拡散体における屈折率nの変調の進行説明図である。
【図18C】処理及び記録の間の本発明の体積ホログラ
フ拡散体における屈折率nの変調の進行説明図である。
【図18D】処理及び記録の間の本発明の体積ホログラ
フ拡散体における屈折率nの変調の進行説明図である。
【図19】本発明によるレンズを用いた他の記録の説明
図である。
【図20】本発明の体積ホログラフ拡散体の二重孔記録
の説明図である。
【図21】本発明の体積ホログラフ拡散体の二重自動相
関関数の説明図である。
【図22】多色非面光によって照射された本発明の体積
ホログラフ拡散体の三重自動相関関数の説明図である。
【図23】基準光を用いた本発明の体積ホログラフ拡散
体の記録の説明図である。
【図24A】記録光と基準光の説明図である。
【図24B】記録光と基準光の説明図である。
【図24C】記録光と基準光の説明図である。
【図24D】記録光と基準光の説明図である。
【図24E】記録光と基準光の説明図である。
【図25A】本発明の伝播体積拡散体の説明図である。
【図25B】本発明の反射体積拡散体の説明図である。
【図26】回転拡散体の説明図である。
【符号の説明】
10  拡散体 12  変化面 14  光 16  拡散光 20  マスク拡散体 22  孔 24  スペックル 26  遮断面 28  コヒーレント光 30  ホログラフ拡散体 34  マスク拡散体孔 50  レンズ 52  すりガラス拡散体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光の投射面と出口面とを有する純粋位
    相体積ホログラフ媒体より成り、この体積ホログラフ媒
    体には上記媒体の屈折率が滑らかに変化する拡散境界が
    記録されており、上記媒体を通る拡散光のための不規則
    な拡散された光学通路長を上記投射面と出口面間の距離
    の少なくとも数倍ならしめた体積ホログラフ拡散体。
  2. 【請求項2】  車両ヘッドランプの照明パターンを制
    御するために用いる請求項1記載の体積ホログラフ拡散
    体。
  3. 【請求項3】  光源の照明パターンを制御するために
    用いる請求項1記載の体積ホログラフ拡散体。
  4. 【請求項4】  光の投射面と出口面とを有する体積ホ
    ログラフ材料より成り、この体積ホログラフ材料には上
    記材料の屈折率が滑らかに変化する垂直方向の拡散境界
    が記録されており、上記材料を通る拡散光のための不規
    則な拡散された光学通路長を上記投射面と出口面間の距
    離の少なくとも数倍ならしめた、デスプレイの視角を制
    御するための平板テレビジョンデスプレイ。
  5. 【請求項5】  体積ホログラフ材料より成る光の空間
    コヒーレンシを変調する回転拡散体を有し、この体積ホ
    ログラフ材料には上記材料の屈折率が滑らかに変化する
    スペックルが記録されており、上記回転拡散体は数49
    に示すエルゴート条件を十分に満足する速度で回転する
    、【数49】 ここでtは検出器応答時間、rは回転半径、fは繰り返
    し周波数、Nはスペックルの数、Armsは平均スペッ
    クルサイズである、信号保持レーザービームを変調する
    ための通信装置。
  6. 【請求項6】  体積ホログラフ拡散体より成り、この
    体積ホログラフ拡散体には上記拡散体の屈折率が滑らか
    に変化するスペックルが記録されており、上記拡散体は
    数49に示すエルゴート条件を十分に満足する速度で回
    転する、 【数49】ここでtは検出器応答時間、rは回転半径、
    fは繰り返し周波数、Nはスペックルの数、Armsは
    平均スペックルサイズである、光源の空間干渉性の程度
    を制御するための装置。
  7. 【請求項7】  2つの対向する側面を有する体積ホロ
    グラフ媒体より成り、この体積ホログラフ媒体には上記
    媒体の屈折率が滑らかに変化する拡散境界が記録されて
    おり、上記媒体を通る光を拡散し不規則な光路を通るよ
    うにし、この各光路長を上記2つの側面間の距離の少な
    くとも数倍ならしめ、上記媒体の一方の側面が光を内側
    に反射しその結果光が上記媒体によって回折され、内側
    の反射面で反射され、他方の側面から出る前に更に上記
    媒体によって回折される反射拡散体。
  8. 【請求項8】  上記記録が複数のマスク拡散体孔から
    なされる請求項1記載の体積ホログラフ拡散体。
  9. 【請求項9】  上記媒体には、第1のマスク拡散体孔
    を通して第1の基準光により第1拡散境界が記録され、
    同じく第2のマスク拡散体孔を通して第2の基準光によ
    り第2拡散境界が記録され、上記、第1の拡散境界が第
    1の基準光で再生され、上記第2の拡散境界が第2の基
    準光で再生される請求項1記載の体積ホログラフ拡散体
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