JPH04296887A - 電子写真装置の定着装置 - Google Patents

電子写真装置の定着装置

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JPH04296887A
JPH04296887A JP6345391A JP6345391A JPH04296887A JP H04296887 A JPH04296887 A JP H04296887A JP 6345391 A JP6345391 A JP 6345391A JP 6345391 A JP6345391 A JP 6345391A JP H04296887 A JPH04296887 A JP H04296887A
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JP
Japan
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fixing
color
original
temperature
fixation
Prior art date
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Pending
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JP6345391A
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English (en)
Inventor
Kazunori Iwasa
岩佐 一範
Kazuyuki Onishi
一幸 大西
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コピーシートに転写さ
れたトナーを加熱して溶融させることで、トナーをコピ
ーシートに定着させる電子写真装置の定着装置に関する
ものであり、詳細には、原稿の画像濃度に応じて定着速
度および定着温度を変更可能な電子写真装置の定着装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置であるフルカラー複写機は
、通常、単一のカラートナーで複写するカラー複写モー
ドと、複数のカラートナーで複写するフルカラー複写モ
ードとを実行可能になっており、フルカラー複写モード
で複写した場合には、イエロー、マゼンタ、およびシア
ンの各色のカラートナーをコピーシート上に転写し、こ
れらのカラートナーが積層されて形成された重層画像を
コピーシートと共に加熱し、カラートナーを溶融させて
コピーシートに定着させることで、原稿画像の色を忠実
に再現したフルカラーのコピー画像を得ることができる
ようになっている。
【0003】この際、コピーシートに転写されたカラー
トナーは、溶融が不完全な場合、半透明の状態になって
定着後の光沢が不十分になると共に、積層された各カラ
ートナーの混色が不十分になり、忠実な色再現ができな
くなることからコピー画像の品質を低下させることにな
る。従って、フルカラー複写モードで複写する場合には
、積層されたカラートナーに充分な熱量を付与して完全
に溶融させることが必要になっているが、このフルカラ
ー複写モード時の熱量をカラー複写モード時に付与した
場合には、カラートナーの転写量が単層画像の方が重層
画像よりも少ないため、余分な熱量を付与して電力を浪
費することになる。
【0004】そこで、従来、例えば特公昭59−222
26公報には、カラー複写モードとフルカラー複写モー
ドとで定着温度か定着速度の少なくとも一方を変更して
カラートナーに付与される熱量を変更可能な定着装置が
開示されている。即ち、例えば複写モードによって定着
速度を変更可能な定着装置の場合には、図8に示すよう
に、定着温度を180℃に維持する温度制御ルーチンと
、図9に示すように、フルカラー複写モードであるか否
かを判断してフルカラー複写モード時に定着速度を11
5mm/secに設定し、カラー複写モード時に定着速
度を184mm/secに設定する速度設定ルーチンと
で制御されるようになっている。
【0005】これにより、従来の定着装置は、カラー複
写モードとフルカラー複写モードとでカラートナーに付
与される熱量を変更できることで、電力の浪費を防止で
きるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の定着装置では、各複写モードにのみ対応させた熱量
の変更のため、下記の問題を生じている。
【0007】即ち、従来の定着装置は、カラー複写モー
ドとフルカラー複写モードとでコピーシートに転写され
るカラートナーの転写量が異なることに着目し、カラー
複写モード時に熱量を少なくする一方、フルカラー複写
モード時に熱量を多くすることで消費電力の効率を向上
させている。
【0008】ところが、コピーシートへの転写量は、各
複写モードに加えて、原稿濃度によっても異なるもので
あり、各複写モードで熱量を一定とした従来の定着装置
では、原稿濃度が高い場合、熱量が不十分になってカラ
ートナーがコピーシートから剥離する一方、原稿濃度が
低い場合、熱量が過剰になって定着の寿命を短縮化させ
ることになる。そして、このカラートナーの剥離や定着
の短命化は、特に、転写量の多いフルカラー複写モード
で複写する場合に顕著になっている。
【0009】従って、本発明においては、各複写モード
と共に、原稿濃度によってもカラートナーに付与される
熱量を変更して上記の問題を解決することができる電子
写真装置の定着装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真装置の
定着装置は、上記課題を解決するために、フルカラー複
写モードやカラー複写モード、白黒複写モード等の複写
モードによって定着速度および定着温度の少なくとも一
方を変更可能な電子写真装置の定着装置であって、上記
定着速度および定着温度の少なくとも一方は、原稿の反
射光によって得られる自動露光用センサの原稿濃度によ
っても変更可能になっていることを特徴としている。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、定着温度および定着速度
の少なくとも一方は、複写モードと共に原稿濃度によっ
て変更されるようになっている。従って、定着装置は、
複写モードによる熱量の変更と原稿濃度による熱量の変
更とが可能なため、各複写モードの原稿濃度に必要充分
な熱量を付与させることが可能になり、この熱量の付与
は、不十分な熱量によるカラートナー等の剥離を防止す
ることでコピーシートへの定着性を確保することが可能
になっていると共に、過剰な熱量の付与による定着の寿
命の短命化を防止することが可能になっている。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図7に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
【0013】本実施例に係る電子写真装置の定着装置は
、図3に示すように、原稿画像を単色で複写するカラー
複写モードおよび白黒複写モードと、原稿画像の色を忠
実に再現して複写するフルカラー複写モードとを実行可
能な電子写真装置であるフルカラー複写機に内蔵されて
いる。
【0014】上記のフルカラー複写機は、上面に透明な
原稿載置台1を有しており、この原稿載置台1には、複
写対象となる原稿13が載置されるようになっている。 この原稿載置台1の下方には、露光光学系2が配設され
ており、この露光光学系2は、原稿載置台1上に載置さ
れる原稿13に光を照射する露光ランプ2aと、原稿1
3からの反射光を例えば破線で示すように感光体7上に
導く複数の反射鏡2b…と、光路上に配設された結像レ
ンズ2cと、赤、緑、および青の3原色の色フィルタを
有する色分解フィルタ2dとを備えている。
【0015】上記の露光光学系2の下方には、上述の反
射光が照射される感光体7が配設されている。この感光
体7は、第1ローラ14と第2ローラ15とに張設され
たベルト状に形成されており、これらの第1および第2
ローラ14・15は、感光体7を回転駆動させるように
なっている。また、感光体7と露光光学系2との間には
、感光体7と非接触の状態で白黒用の現像槽3と、カラ
ー用の現像槽4〜6とが配設されており、カラー用の現
像槽4〜6には、イエロー、マゼンタ、およびシアン色
のカラートナーおよびキャリアからなるカラー現像剤が
個別に収容されている。
【0016】また、感光体7の外周の第1ローラ14側
には、感光体7を帯電させる図示しない帯電チャージャ
と、感光体7上に残留するトナーを除去する図示しない
クリーニング装置とが配設されている。そして、これら
の帯電チャージャおよびクリーニング装置の下方には、
手動用の給紙トレイ17とサイズ別の2個の給紙カセッ
ト8・9とが設けられており、これらの給紙トレイ17
および給紙カセット8・9は、コピーシートを搬送系1
6に送出するようになっている。
【0017】一方、感光体7の外周の第2ローラ15側
には、感光体7に圧接された中間転写体10が配設され
ており、この中間転写体10は、第1〜第3ローラ18
・19・20により回転駆動されるようになっている。 この中間転写体10は、上記の第3ローラ20と、この
第3ローラ20に対向して配設された転写ローラ21と
で挟持されており、この転写ローラ21と中間転写体1
0との間には、給紙トレイ17または給紙カセット8・
9から送出されたコピーシートが搬送系16を介して搬
入されるようになっている。
【0018】上記の転写ローラ21および中間転写体1
0の搬出側には、中間転写体10からカラートナーが転
写されたコピーシートを搬送する搬送ベルト11が配設
されており、この搬送ベルト11の搬出側には、カラー
トナーを加熱溶融してコピーシートに定着させる定着装
置12が配設されている。
【0019】上記の定着装置12は、図4に示すように
、定着装置12の外壁となる定着カバー23と、この定
着カバー23内に配設された上定着ローラ24および下
定着ローラ25とを有しており、上定着ローラ24と下
定着ローラ25との間には、粉体状のカラートナーが転
写されたコピーシート26が搬入されるようになってい
る。上記の上定着ローラ24には、発熱温度を任意の温
度に制御可能なヒータランプ27が中心部に設けられて
おり、このヒータランプ27は、上定着ローラ24の外
周面を加熱し、コピーシート26に転写されたカラート
ナーを加熱して溶融させるようになっている。
【0020】上記のヒータランプ27は、図5に示すよ
うに、一方の端子がb接点状態のサーマルスイッチ29
、サーマルフューズ30、およびプロテクトリレー31
を介してノイズフィルタ32の一方の出力端子に接続さ
れており、上記のサーマルスイッチ29およびサーマル
フューズ30は、ヒータランプ27が所定以上の温度に
発熱したときに電流を遮断してヒータランプ27の過熱
を防止するようになっている。また、プロテクトリレー
31は、所定以上の電流が流れたときに電流を遮断して
短絡等を防止するようになっている。
【0021】一方、ヒータランプ27の他方の端子は、
サージアブソーバを内蔵したSSR33に接続されてお
り、このSSR33は、後述の制御手段でヒータランプ
27への通電をON−OFFするようになっている。そ
して、このSSR33は、上述のプロテクトリレー31
を介してノイズフィルタ32の他方の出力端子に接続さ
れており、ノイズフィルタ32は、両端子が電源コンセ
ント34に接続されている。
【0022】上記のヒータランプ27を内蔵した上定着
ローラ24の上方には、図4に示すように、サーミスタ
28が外周面に近接して配設されている。このサーミス
タ28は、図7に示すように、温度によって抵抗値が変
化するようになっており、制御手段に上定着ローラ24
の温度を検出させるようになっている。
【0023】上記の制御手段は、図6に示すように、電
圧をデジタル値に変換するA/D変換器38・40、抵
抗値を電圧に変換するRーV変換器39、制御信号等の
バッファ回路となるI/O回路41・43、RAM35
、ROM36、および上記の各回路等にデータバスとア
ドレスバスとで接続されたCPU42を有しており、R
ーV変換器39には、上述のサーミスタ28が接続され
ている。そして、このRーV変換器39は、一方のA/
D変換器40を介してCPU42に接続されており、C
PU42には、サーミスタ28の抵抗値に対応した電圧
がデジタル値に変換されて入力されるようになっている
【0024】また、他方のA/D変換器38には、フォ
トトランジスタ37aと抵抗器37bとからなる自動露
光用センサ37が接続されており、この自動露光用セン
サ37は、図3に示すように、露光光学系2の露光ラン
プ2aの近傍に配設されている。そして、この自動露光
用センサ37は、図6に示すように、原稿13からの反
射光をフォトトランジスタ37aで受光した際の受光量
に比例した電流値と抵抗器37bの抵抗値とで決定され
る電圧をA/D変換器38に出力させるようになってお
り、A/D変換器38は、入力された電圧をデジタル値
に変換してCPU42に出力するようになっている。
【0025】上記の反射光となる光を出射する露光ラン
プ2aは、一方のI/O回路41を介してCPU42に
接続されている。一方、このCPU42に接続された他
方のI/O回路43には、上述の定着装置12のヒータ
ランプ27をON−OFFさせるSSR33が接続され
ており、CPU42は、I/O回路41・43を介して
露光ランプ2aおよびSSR33を制御するようになっ
ている。
【0026】また、CPU42に接続されたRAM35
には、後述の温度制御ルーチンや速度設定ルーチン等の
プログラムの実行途中および実行後のデータを一次的に
記録させる温度比較領域、温度用濃度比較領域、速度用
濃度比較領域、および速度設定領域等の各種の記憶領域
が形成されている。そして、このRAM35には、バッ
クアップ用電池44が接続されており、このバックアッ
プ用電池44は、RAM35に記憶された例えば演算値
や調整値等の各種のデータを電源が遮断された場合でも
、RAM35に保持させるようになっている。
【0027】また、CPU42に接続されたROM36
には、温度制御ルーチンや速度設定ルーチン等の各種の
プログラムおよびサーミスタ28の抵抗と温度との関係
を示す定数や関係式等が記憶されており、上記の温度制
御ルーチンは、原稿濃度に応じてサーミスタ28で検出
される定着装置12の定着温度を変更させるようになっ
ている。また、速度設定ルーチンは、複写モードに応じ
て定着速度を変更させるようになっていると共に、フル
カラー複写モード時の原稿濃度に応じて定着速度を変更
させるようになっている。
【0028】上記の構成において、定着装置12の動作
について説明する。
【0029】先ず、フルカラー複写モードでフルカラー
複写を行う場合には、図3に示すように、原稿載置台1
上に載置された原稿13に対して光源ランプ2aから光
が照射されてスキャンされることになる。そして、この
原稿13に照射された光の反射光は、反射鏡2b…およ
び結像レンズ2cを介して色分解フィルタ2dに入射さ
れ、この色分解フィルタ2dで色成分別に分解された後
、反射鏡2b…を介して感光体7に照射されることにな
る。
【0030】上記のスキャンは、色成分別に3回繰り返
して実行されることになり、色分解フィルタ2dの各色
フィルタを透過した色成分別の光は、帯電チャージャ1
6にて均一に帯電された感光体7上に順番に照射され、
感光体7を像露光させることになる。これにより、感光
体7には、原稿13の画像に対応した色成分別の静電潜
像が順番に形成されることになる。
【0031】この際、上記の各静電潜像は、色分解フィ
ルタ2dにおける各色フィルタの補色であるイエロー、
マゼンタ、およびシアンの各色の現像剤を有する現像槽
4〜6との対向部において、現像マグネットローラ3a
〜6aから供給される各現像剤でそれぞれ現像されて可
視化され、各カラートナーで形成されたトナー像にされ
ており、これらの各色成分別のトナー像は、中間転写体
10の同位置へ転写されている。これにより、3回のス
キャンの終了で、中間転写体10には、各色成分別のト
ナー像が重層されて完成したひとつのトナー像が形成さ
れることになる。
【0032】上記のトナー像は、給紙トレイ17または
給紙カセット8・9から搬送系16を介して給紙された
コピーシートに転写ローラ21により転写される。この
後、トナー像が転写されたコピーシートは、中間転写体
10から分離され、搬送ベルト11により定着装置12
へ導入されることになる。
【0033】一方、カラー複写モードおよび白黒複写モ
ードで単色の複写を行う場合には、原稿載置台1上の原
稿13に対して光源ランプ2aから光が照射され、スキ
ャンが1回実行されることになる。このスキャンによる
原稿13からの反射光は、反射鏡2b…により案内され
て感光体7に導かれ、感光体7を像露光することになる
。そして、この像露光で形成された感光体7の静電潜像
は、現像槽3の黒色の現像剤または現像槽3〜6の各色
の現像剤により現像され、トナー像にされることになる
。この後、このトナー像は、中間転写体10へ転写され
、さらにコピーシートに転写された後、定着装置12に
導入されることになる。
【0034】上記の各複写モードで定着装置12に導入
されたコピーシートは、図4に示すように、上定着ロー
ラ24と下定着ローラ25とで押圧されることになる。 この際、上記の上定着ローラ24の温度である定着温度
と上および下定着ローラ24・25間をコピーシート2
6が通過する速度である定着速度とは、図1の温度制御
ルーチンと図2の速度設定ルーチンとで制御されること
になる。
【0035】即ち、温度制御ルーチンは、フルカラー複
写機に電源が投入されている期間、常時実行されており
、複写中であるか否かを判定している(S1)。そして
、複写していない場合には、NOとしてS6を実行する
ことになり、図6に示すように、RAM35の温度比較
領域に180℃が設定されることになる。
【0036】また、CPU42は、RーV変換器39お
よびA/D変換器40でデジタル値に変換されたサーミ
スタ28の抵抗値を読み取ることになり、このサーミス
タ28の抵抗値は、図7の抵抗と温度との関係から、図
4の上定着ローラ24の温度の特定に使用されることに
なる。そして、特定された上定着ローラ24の温度であ
る定着温度は、温度比較領域に記録された180℃と比
較されることになる(S6)。
【0037】上記のS6での比較により、定着温度が1
80℃以上であると判定された場合には、NOとしてS
7が実行されることになり、SSR33がOFF状態に
されてヒータランプ27がOFF状態にされることにな
る(S7)。一方、定着温度が180℃未満であると判
定された場合には、YESとしてS5が実行されること
になり、SSR33がON状態にされてヒータランプ2
7がON状態にされることになる(S5)。そして、上
記のS7およびS5の実行で図4の上定着ローラ24が
180℃に制御されながら、S1が再度実行されること
になる。
【0038】次に、複写が実行された場合には、YES
としてS2が実行されることになり、CPU42は、予
備スキャン時に、A/D変換器38でデジタル値に変換
された原稿13からの反射光の光量で変化した自動露光
用センサ37の電圧値を読み取ることになる(S2)。 そして、読み取られた自動露光用センサ37の電圧値は
、原稿13の画像濃度である原稿濃度としてRAM35
の温度用濃度比較領域に記憶されることになり、高い原
稿濃度と低い原稿濃度とを区別する基準値と比較される
ことになる(S3)。
【0039】上記のS3での比較により、原稿濃度が基
準値未満であると判定された場合には、NOとしてS6
が実行されることになり、RAM35の温度比較領域に
180℃が設定された後、サーミスタ28で特定された
定着温度と温度比較領域に記録された180℃とが比較
されることになる(S6)。そして、このS6での比較
により、定着温度が180℃以上であると判定された場
合には、ヒータランプ27がOFF状態にされることに
なる一方(S7)、定着温度が180℃未満であると判
定された場合には、ヒータランプ27がON状態にされ
ることになり(S5)、上定着ローラ24が180℃に
制御されながら、S1が再度実行されることになる。
【0040】一方、原稿濃度が基準値以上であると判定
された場合には、YESとしてS4が実行されることに
なり、RAM35の温度比較領域に190℃が設定され
た後、サーミスタ28で特定された定着温度と温度比較
領域に記録された190℃とが比較されることになる(
S4)。そして、このS4での比較により、定着温度が
190℃以上であると判定された場合には、ヒータラン
プ27がOFF状態にされることになる一方(S7)、
定着温度が190℃未満であると判定された場合には、
ヒータランプ27がON状態にされることになり(S5
)、上定着ローラ24が190℃に制御されながら、S
1が再度実行されることになる。
【0041】次に、上記の温度制御ルーチンと共に定着
装置12を制御する速度設定ルーチンは、図2に示すよ
うに、複写が開始された際に実行されるようになってお
り、開始された複写がフルカラー複写モードによるフル
カラー複写であるか否かを判定することになる(S10
)。そして、このS10でフルカラー複写モードでない
と判定した場合には、現在の複写がカラー複写モードや
白黒複写モードであると判定され、NOとしてS15が
実行されることになり、RAM35の速度設定領域に1
84mm/secが設定されることになる(S15)。
【0042】これにより、定着装置12は、コピーシー
トを速度設定領域の184mm/secの定着速度で移
動させることになり、この定着速度でのコピーシートの
移動は、コピーシートが定着装置12から排紙されて複
写が終了するまで継続されることになる(S16)。そ
して、上記の複写の終了で速度設定ルーチンの実行が終
了されることになる(S17)。
【0043】一方、上記のS10でフルカラー複写モー
ドであると判定した場合には、YESとしてS11が実
行されることになる。このS11が実行されると、CP
U42は、予備スキャン時に、A/D変換器38でデジ
タル値に変換された原稿13からの反射光の光量で変化
した自動露光用センサ37の電圧値を読み取ることにな
る(S11)。そして、読み取られた自動露光用センサ
37の電圧値は、原稿13の画像濃度である原稿濃度と
してRAM35の速度用濃度比較領域に記憶されること
になり、高い原稿濃度と低い原稿濃度とを区別する基準
値と比較されることになる(S12)。
【0044】上記のS12での比較により、原稿濃度が
基準値未満であると判定された場合には、NOとしてS
14が実行されることになり、RAM35の速度設定領
域に115mm/secが設定されることになる(S1
4)。これにより、定着装置12は、コピーシートを速
度設定領域の184mm/secの定着速度で移動させ
ることになり、この定着速度でのコピーシートの移動は
、コピーシートが定着装置12から排紙されて複写が終
了するまで継続され(S16)、複写の終了で速度設定
ルーチンの実行が終了されることになる(S17)。
【0045】一方、上記のS12での比較により、原稿
濃度が基準値以上であると判定された場合には、YES
としてS13が実行されることになり、RAM35の速
度設定領域に60mm/secが設定されることになる
(S13)。これにより、定着装置12は、コピーシー
トを速度設定領域の60mm/secの定着速度で移動
させることになり、この定着速度でのコピーシートの移
動は、コピーシートが定着装置12から排紙されて複写
が終了するまで継続され(S16)、複写の終了で速度
設定ルーチンの実行が終了されることになる(S17)
【0046】このように、温度制御ルーチンは、定着温
度を原稿濃度の高低で変更させるようになっており、ま
た、速度設定ルーチンは、定着速度を複写モードの種類
と、フルカラー複写モード時の原稿濃度の高低とで変更
させるようになっている。これにより、これらの温度制
御ルーチンと速度設定ルーチンとで制御される定着装置
12は、複写モードによる熱量の変更と原稿濃度による
熱量の変更とが可能なため、各複写モードの原稿濃度に
必要充分な熱量を付与することが可能になっている。そ
して、この熱量の付与は、不十分な熱量によるカラート
ナー等の剥離を防止することでコピーシートへの定着性
を確保することを可能にすると共に、過剰な熱量の付与
による定着の寿命の短命化を防止することを可能にして
いる。
【0047】さらに、本実施例の定着装置12は、最も
多くの熱量を必要とするフルカラー複写モードで原稿濃
度が高い条件の場合、フルカラー複写モードで原稿濃度
が低い条件の場合よりも定着温度を昇温させることで、
定着速度を増加させることを可能にしており、ひいては
複写の高速化を可能にしている。
【0048】尚、本実施例においては、原稿濃度に応じ
て定着速度と定着温度とを変更するようになっているが
、これに限定されることはなく、定着速度および定着温
度のうち少なくとも一方を変更するようになっていれば
良い。
【0049】
【発明の効果】本発明の電子写真装置の定着装置は、以
上のように、複写モードによって定着速度および定着温
度の少なくとも一方を変更可能な電子写真装置の定着装
置であって、上記定着速度および定着温度の少なくとも
一方は、原稿濃度によっても変更可能になっている構成
である。
【0050】これにより、複写モードによる熱量の変更
と原稿濃度による熱量の変更とが可能になり、各複写モ
ードの原稿濃度に必要充分な熱量を付与させることが可
能なため、不十分な熱量によるカラートナー等の剥離を
防止することでコピーシートへの定着性を確保すること
が可能になると共に、過剰な熱量の付与による定着の寿
命の短命化を防止することが可能になるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】温度制御ルーチンのフローチャートである。
【図2】速度設定ルーチンのフローチャートである。
【図3】フルカラー複写機の概略構成図である。
【図4】定着装置の概略構成図である。
【図5】定着装置の回路図である。
【図6】フルカラー複写機の制御手段のブロック図であ
る。
【図7】サーミスタの抵抗と温度との関係を示すグラフ
である。
【図8】従来例を示すものであり、温度制御ルーチンの
フローチャートである。
【図9】従来例を示すものであり、速度設定ルーチンの
フローチャートである。
【符号の説明】
1          原稿載置台 2          露光光学系 2a        露光ランプ 3〜6      現像槽 7          感光体 10          中間転写体 11          搬送ベルト 12          定着装置 13          原稿 14          第1ローラ 15          第2ローラ 16          搬送系 17          給紙トレイ 21          転写ローラ 23          定着カバー 24          上定着ローラ25     
     下定着ローラ26          コピ
ーシート27          ヒータランプ28 
         サーミスタ 29          サーマルスイッチ32   
       ノイズフィルタ35         
 RAM 36          ROM 37          自動露光用センサ38・40
    A/D変換器 39          RーV変換器42     
     CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写モードによって定着速度および定着温
    度の少なくとも一方を変更可能な電子写真装置の定着装
    置であって、上記定着速度および定着温度の少なくとも
    一方は、原稿濃度によっても変更可能になっていること
    を特徴とする電子写真装置の定着装置。
JP6345391A 1991-03-27 1991-03-27 電子写真装置の定着装置 Pending JPH04296887A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5532172B1 (ja) * 2013-06-03 2014-06-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5532173B1 (ja) * 2013-06-04 2014-06-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2015118261A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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