JP2006267420A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 定着装置のサイズを大きくすることなく、定着領域の加熱領域の幅を種々の幅のシートに対して正確に調節可能にすること。
【解決手段】
互いに圧接しながら回転する加熱ロールFhと加圧用回転部材Fpとを有し、加熱ロールFhおよび加圧用回転部材Fpの定着領域Q5を通過する記録シートS上の未定着トナー像を定着する定着用回転部材Fh+Fpと、円筒状の回転スリーブ1と、その内部に配置されたハロゲンランプhと、回転スリーブ1の内側で且つハロゲンランプhの外側に配置されたスリット2aが形成された固定スリーブ2とを有する加熱ロールFhと、固定スリーブ2の内側で且つハロゲンランプhの外側に回転可能に配置されて回転時にハロゲンランプhからスリット2aに照射される光の軸方向の長さを調節する回転遮光部材4を有する加熱ロールFhと、を備えた定着装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真複写機やレーザープリンタ等の画像形成装置のトナー像形成装置により形成され、記録シートに転写されたトナー像を加熱定着する定着装置に関し、特に、互いに圧接しながら回転する加熱ロールと加圧用回転部材との圧接領域により定着領域を形成し、前記定着領域を通過する前記記録シート上のトナー像を定着する定着装置に関する。
このような定着装置では、定着領域の幅は前記定着領域を通過するシートの最大シート幅に対応して設定されている。したがって、最大シート幅よりも小さい幅のシート(小サイズ幅シート)が前記定着領域を通過する際には、前記定着領域のシート幅方向の一部分の領域(シート通過領域)のみを通過する。その場合、定着領域は、シート通過領域と、シート非通過領域とに別れる。
前記最大シート幅のシート上のトナー像を加熱定着する場合には、前記定着領域全域を加熱する必要があるが、前記小サイズ幅シート上のトナー像を加熱定着する際には、前記小サイズ幅シートが通過するシート通過領域のみを加熱すればよい。前記小サイズ幅シートが定着領域を通過する際に、仮に定着領域全体を加熱した場合、シート通過領域はシートが通過する度に通過シートにより冷却されるが、シートが通過しないシート非通過領域は冷却されることなく、温度が上昇する。したがって、定着領域を通過するシート幅に応じて、前記定着領域の加熱領域幅を調節する必要がある。
前記定着領域の加熱領域幅を調節する従来技術としては次の方法(J01),(J02)が公知である。
(J01)特許文献1〜5記載の技術
特許文献1〜5記載の技術はいずれも、シート非通過領域の過昇温を防ぎ安定した定着を目指している。そして前記特許文献1〜5には、所定のシート幅(例えば、A4サイズシートのショートエッジ幅、すなわち、210mm)の発光領域(加熱領域)を持つ加熱源と、その他の領域をカバーする加熱源を複数設け、前記複数の加熱源を選択的に加熱する定着装置が記載されている。
(J02)特許文献6,7記載の技術
特許文献6〜7記載の技術では、加熱源にハロゲンヒータを使用し、前記ハロゲンヒータの周囲に長手方向に移動可能な光遮断部材を設け、シート非通過領域の過昇温を防ぐ定着装置が記載されている。
特開平6−11987号公報 特開平9−244465号公報 特開平2001−265157号公報 特開平2002−169408号公報 特開平2002−214959号公報 特開平6−138789号公報 特開平4−365080号公報
(前記従来の方法(J01)の問題点)
前記従来の方法(J01)では、シートサイズ幅の種類が増加してきた場合に定着領域温度を適切に制御するためには、必要な加熱源の数が増加する。また、加熱源の数が少ないと、定着領域温度を適切に制御することが困難になり、シート非通過領域の温度が過昇温となる場合が生じる。その場合、前記過昇温した領域の温度が低下するまで、加熱源の加熱を休止しなければならない。
(前記従来の方法(J02)の問題点)
前記光遮断部材を、前記ハロゲンヒータの長手方向の両端よりもさらに外側まで移動させる必要があるので、定着装置のサイズが大きくなるという欠点がある。
本発明は、前述の検討結果に鑑み、下記の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)定着装置のサイズを大きくすることなく、定着領域の加熱領域の幅を種々のシート幅のシートに対して正確に調節可能にすること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の説明において本発明の構成要素の後に付記したカッコ内の符号は、本発明の構成要素に対応する後述の実施例の構成要素の符号である。なお、本発明を後述の実施例の構成要素の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記課題を解決するために本発明の定着装置は、下記の構成要件(A01)〜(A03)を備えたことを特徴とする。
(A01)互いに圧接しながら回転する加熱ロール(Fh)と加圧用回転部材(Fp)とを有し、前記加熱ロール(Fh)および加圧用回転部材(Fp)の圧接領域により形成される定着領域(Q5)を通過する記録シート(S)上の未定着トナー像を定着する定着用回転部材(Fh+Fp)、
(A02)円筒状の回転スリーブ(1)と、前記回転スリーブ(1)内部に配置され且つ軸方向に沿って配置されたハロゲンランプ(h)と、前記回転スリーブ(1)の内側で且つ前記ハロゲンランプ(h)の外側に配置された固定スリーブ(2)であって前記ハロゲンランプ(h)の光を前記定着領域(Q5)を通過する前記回転スリーブ(1)の内周面に照射するスリット(2a)が形成された前記固定スリーブ(2)とを有する前記加熱ロール(Fh)、
(A03)前記固定スリーブ(2)の内側で且つ前記ハロゲンランプ(h)の外側に回転可能に配置されて回転時にハロゲンランプ(h)から前記スリット(2a)に照射される光の軸方向の長さを調節する回転遮光部材(4)を有する前記加熱ロール(Fh)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A03)を備えた本発明の定着装置(F)では、互いに圧接しながら回転する加熱ロール(Fh)と加圧用回転部材(Fp)とを有する定着用回転部材(Fh+Fp)は、前記加熱ロール(Fh)および加圧用回転部材(Fp)の圧接領域により形成される定着領域(Q5)を通過する記録シート(S)上のトナー像を定着する。
円筒状の回転スリーブ(1)内部に配置され且つ軸方向に沿って配置されたハロゲンランプ(h)は、加熱用の照射光を出射する。前記ハロゲンランプ(h)から出射した加熱用の照射光は、前記回転スリーブ(1)の内側で且つ前記ハロゲンランプ(h)の外側に配置された固定スリーブ(2)のスリット(2a)を通過して前記定着領域(Q5)を通過する前記回転スリーブ(1)の内周面に照射される。このため、定着領域(Q5)の温度は上昇する。
前記固定スリーブ(2)の内側で且つ前記ハロゲンランプ(h)の外側に回転可能に配置された回転遮光部材(4)は、回転時にハロゲンランプ(h)から前記スリット(2a)に照射される光の加熱ロール軸方向の長さを調節する。
したがって、前記回転遮光部材(4)を回転させることにより、定着領域(Q5)を通過するシート幅に応じた幅の定着領域(Q5)を加熱することができる。
(第2発明)
第2発明の定着装置(F)は、下記の構成要件(A01),(A02),(A04)を備えたことを特徴とする。
(A01)互いに圧接しながら回転する加熱ロール(Fh)と加圧用回転部材(Fp)とを有し、前記加熱ロール(Fh)および加圧用回転部材(Fp)の圧接領域により形成される定着領域(Q5)を通過する記録シート(S)上の未定着トナー像を定着する定着用回転部材(Fh+Fp)、
(A02)円筒状の回転スリーブ(1)と、前記回転スリーブ(1)内部に配置され且つ軸方向に沿って配置されたハロゲンランプ(h)と、前記回転スリーブ(1)の内側で且つ前記ハロゲンランプ(h)の外側に配置された固定スリーブ(2)であって前記ハロゲンランプ(h)の光を前記定着領域(Q5)を通過する前記回転スリーブ(1)の内周面に照射するスリット(2a)が形成された前記固定スリーブ(2)とを有する前記加熱ロール(Fh)、
(A03)回転可能に支持されて回転時に前記ハロゲンランプ(h)から前記スリット(2a)に照射される光の軸方向の長さを調節する遮光部(6a)を有する前記加熱ロール(Fh)。
(第2発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A05),(A07)を備えた第2発明の定着装置(F)では、互いに圧接しながら回転する加熱ロール(Fh)と加圧用回転部材(Fp)とを有する定着用回転部材(Fh+Fp)は、前記加熱ロール(Fh)および加圧用回転部材(Fp)の圧接領域により形成される定着領域(Q5)を通過する前記記録シート(S)上のトナー像を定着する。
円筒状の回転スリーブ(1)内部に配置され且つ軸方向に沿って配置されたハロゲンランプ(h)は、加熱用の照射光を出射する。前記ハロゲンランプ(h)か出射した加熱用の照射光は、前記回転スリーブ(1)の内側で且つ前記ハロゲンランプ(h)の外側に配置された固定スリーブ(2)のスリット(2a)を通過して前記定着領域(Q5)を通過する前記回転スリーブ(1)の内周面に照射される。このため、定着領域(Q5)の温度は上昇する。
前記加熱ロール(Fh)の回転可能に支持された遮光部(6a)は、回転時に前記ハロゲンランプ(h)から前記スリット(2a)に照射される光の軸方向の長さを調節する。
したがって、前記回転可能な遮光部(6a)を回転させることにより、定着領域(Q5)を通過するシート幅に応じた幅の定着領域(Q5)を加熱することができる。
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)定着装置のサイズを大きくすることなく、定着領域の加熱領域の幅を種々のシート幅のシートに対して正確に調節することができる。
(実施例)
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の定着装置を備えた画像形成装置の全体説明図である。
図1において、実施例1の画像形成装置(デジタル複写機)Uは、プリンタ(画像形成装置本体)U1、イメージスキャナU2、自動原稿搬送装置U3を有している。
前記自動原稿搬送装置U3は、イメージスキャナU2上面のプラテンガラスPG上に支持されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置(プラテンロールGR1の圧接位置)を通過して原稿排出ロールGR2から原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、その後端部(−X端部)に設けた左右方向(Y軸方向)に延びるヒンジ軸(図示せず)により前記プラテンガラスPG上面に対して回動可能であり、原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置く場合に上方に回動される。
前記イメージスキャナU2は、ユーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操作するUI(ユーザインタフェース)(図1、図5参照)を有している。
前記透明なプラテンガラスPGの下方には原稿画像を読み取るための露光光学系Aが配置されている。
前記自動原稿搬送装置U3でプラテンガラスPG上面に搬送されて前記複写位置を通過する原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)で電気信号に変換される。
IPS(イメージプロセッシングシステム)は、CCDから入力されるR,G,B(レッド、グリーン、ブルー)の電気信号をY,M,C,K(イエロー、マゼンタ、シアン、黒)の画像データ(デジタルデータ)に変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定のタイミングで潜像形成用の画像データとしてレーザ駆動回路DLに出力する。
レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号をROS(潜像形成装置)のレーザダイオード(図示せず)に出力する。なお、前記UI(ユーザインタフェース)、IPSおよびレーザ駆動回路DLと、後述の現像ロールR0、転写ロールT1,2次転写ロール(シート転写部材)T2b等にバイアス電圧を印加する電源回路E等の動作はコントローラCにより制御される。
前記IPSが出力するYMCKの4色の画像データ(レーザ駆動データ)が入力されたレーザ駆動回路DLは、入力された前記各色の画像データに応じた各色のレーザ駆動信号を所定のタイミングで、各色のROS(潜像形成装置)に出力する。
回転可能な各像担持体(感光体)Py,Pm,Pc,Pkの表面はその回転時に帯電領域を通過する際、それぞれの帯電ロール(帯電部材)CRにより一様に帯電された後、潜像形成位置を通過する際、前記各色のROS(潜像形成装置)の出力する光ビームLによりその表面に静電潜像が形成される。前記像担持体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像はそれぞれ、各現像器(現像装置)Gy,Gm,Gc,Gkと対向する現像領域において各色YMCKのトナー像に現像される。なお、前記各現像器Gy,Gm,Gc,Gkは、各色のトナーを収容した現像容器と、前記現像容器に回転可能に支持され且つ前記像担持体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像にトナーを搬送してトナー像に現像する現像ロールR0を有している。なお、前記各色の現像器Gy,Gm,Gc,Gkの現像容器にはトナーカートリッジTY〜TKから各色のトナーが補給されるように構成されている。
前記現像された各色YMCKのトナー像は、前記各像担持体Py,Pm,Pc,Pkとエンドレスの中間転写ベルト(像担持体)Bとが接触する1次転写領域Q3に搬送される。前記各1次転写領域Q3において中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写ロールT1には、コントローラCにより制御される電源回路Eから所定のタイミングで現像剤の帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。前記各像担持体Py〜Pk上のトナー像は前記各1次転写ロールT1に対向する1次転写領域Q3において中間転写ベルトBに重ねて1次転写される。1次転写後の像担持体Py,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは、像担持体クリーナCLpで除去される。
前記各像担持体Py〜Pk、各色のROS(潜像形成装置)、各色の現像器Gy〜Gkによって、前記各像担持体Py〜Pk上に各色のトナー像を形成する各色のトナー像形成装置UY(Py+ROS+Gy),UM(Pm+ROS+Gm),UC(Pc+ROS+Gc),UK(Pk+ROS+Gk)が構成される。
前記各色の像担持体Py,Pm,Pc,Pkの下方には左右一対のスライドレールSR,SRによりスライドフレームF1が前後方向(紙面に垂直な方向、すなわち、X軸方向)にスライド移動可能に支持されている。スライドフレームF1にはベルトモジュールBMのベルトフレームF2が上昇した動作位置(像担持体Py〜Pkに接触する位置)と下方に移動したメンテナンス位置(像担持体Py〜Pkから下方に離れた位置)との間で昇降可能に支持されている。前記ベルトモジュールBMが前記ベルトメンテナンス位置に下降した状態では、前記スライドフレームF1およびこれに支持されたベルトモジュールBMを、前記像担持体Py〜Pkと摩擦接触させることなく、画像形成装置本体U1に対して出入させることができるように構成されている。
前記スライドフレームF1を前後移動させる構成およびベルトモジュールBMを昇降させる構成は、従来公知(例えば、特開平8−171248号公報参照)であり、従来公知の種々の構成を採用することが可能である。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、ベルト駆動ロールRd、テンションロールRt、ウォーキングロールRw、複数のアイドラロール(フリーロール)RfおよびバックアップロールT2aを含むベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記4個の1次転写ロールT1とを有している。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して2次転写ロール(シート転写部材)T2bが配置されており、中間転写ベルトBおよび2次転写ロールT2bの対向する領域には2次転写領域(シート転写領域)Q4が形成される。前記2次転写ロールT2bにはコントローラCにより制御される電源回路Eから所定のタイミングで現像剤の帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。前記2次転写ロールT2bに対向して配置された前記バックアップロールT2aはアース(接地)されており、前記2次転写ロールT2bに2次転写電圧が印加されたときには、前記2次転写ロールT2bおよびバックアップロールT2a間には2次転写電界が形成される。前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより2次転写器T2が構成される。
前記4個の1次転写ロールT1および中間転写ベルトBを含むベルトモジュールBMと、2次転写器T2等により、トナー像形成装置(UY,UM,UC,UK)の像担持体Py〜Pk表面に形成されたトナー像を記録シートSに転写する転写装置(BM+T2)が構成されている。
プリンタ(画像形成装置本体)U1の下部には、シートSを収容した給紙トレイTR1〜TR3および給紙用搬送路SH1が設けられている。また、前記給紙用搬送路SH1には手差トレイTR4から給紙できるように構成されている。前記給紙トレイTR1〜TR3に収容されたシートSは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、搬送ロールRaによりレジロールRrに搬送される。また、手差トレイTR4から給紙されたシートは搬送ロールRaによりレジロールRrに搬送される。前記レジロールRrに搬送された記録シートSは、前記中間転写ベルトBに1次転写された多重トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q4に移動するのにタイミングを合わせて、2次転写領域Q4に搬送される。
前記2次転写領域Q4を記録シートSが通過する際、2次転写ロールT2bに前記2次転写電圧が印加されるので、前記中間転写ベルトBに重ねて1次転写されたカラートナー像は、前記2次転写領域Q4において一括して記録シートSに2次転写される。
2次転写後の中間転写ベルトBはベルトクリーナCLbにより残留トナーが除去される。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転写後シートガイドSG、シート搬送ベルトHBにより定着領域Q5に搬送され、定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。トナー像が定着された記録シートSは、シート排出路SH2または両面記録用搬送路SH3に搬送される。シート排出路SH2に搬送されたシートは前記排紙トレイTRhに排出され、シート反転路SH3に搬送されたシートは表裏反転された後、シート循環路SH4から前記レジロールRrに再送される。
前記符号Rp,Rs,Rr,SG,BH,SH1,SH2,SH3,SH4等で示された要素によりシート搬送装置SHが構成されている。
(定着装置)
図2は前記図1に示す定着装置の拡大図である。
図3は前記図2のIII−III線断面図である。
図2、図3において、定着装置Fは、互いに圧接しながら回転する加熱ロールFhと加圧ロール(加圧用回転部材)Fpからなる定着用回転部材Fh+Fpとを有している。前記加熱ロールFhと加圧ロールFpとの圧接領域により定着領域Q5が形成されている。
加熱ロールFhは、そのロール軸方向両端部が軸受Fha,Fhaを介して図示しないフレームに回転可能に支持されている。前記加熱ロールFhの一端部にはギヤG1が装着されている。前記定着領域Q5を通過する加熱ロールFhの中央部の表面温度は中央部温度センサSN1により検出され、外端部の表面温度は外端部温度センサSN2により検出される。
また、加圧ロールFpのロール軸方向両端部は軸受Fpa,Fpaを介して図示しないフレームに回転可能に支持されている。
図3において、定着領域Q5の幅と、前記定着領域を通過するシート幅との関係が図示されている。
A4LEFシート(A4ロングエッジフィードのシート、すなわち、A4LE(ロングエッジ)が前端となって搬送されるシート)およびA3SEFシート(A3ショートエッジフィードのシート、すなわち、A3SE(A3ショートエッジ)が前端となって搬送されるシート)が通過する領域の幅は、(R2)で示されている。
A4SEF(A4ショートエッジフィードのシート)が通過する領域の幅は(R1)で示されている。
また、図3には、LedgerSEFシート(レジャーショートエッジフィードのシート)、LetterLEFシート(レターサイズロングエッジフィードのシート)、B4SEFシート(B4ショートエッジフィードのシート)、B5LEFシート(B5ロングエッジフィードのシート)、LetterSEFシート(レターサイズショートエッジフィードのシート)、B5SEFシート(B5ショートエッジフィードのシート)等のシートのシート幅と定着領域Q5の幅との関係も示されている。
加熱ロールFhは、回転スリーブ1と、前記回転スリーブ1の前後の各端部に連結された前端円筒部材1a、後端円筒部材1bと、前記各円筒部材1a,1bを回転可能に支持するベアリングFha,Fhaと、前記回転スリーブ内部に配置され且つ軸方向に沿って配置されたハロゲンランプ(ハロゲンランプ)hと、前記回転スリーブ1の内側で且つ前記ハロゲンランプhの外側に配置された円筒状の固定スリーブ2と、前記固定スリーブ2の両端にベアリング3,3を介して回転可能に支持された回転遮光部材4とを有している。
図4は固定スリーブの説明図で、図4Aは縦断面図、図4Bは前記図4AのIVB−IVB線断面図である。
図2〜図4において、固定スリーブ2には、前記ハロゲンランプhの光を前記定着領域Q5を通過して回転する前記回転スリーブ1の内周面に照射するスリット2a(図4参照)が形成されている。
図5は回転遮光部材の説明図で、図5Aは回転遮光部材の実施例1の斜視図、図5Bは回転遮光部材の実施例2の斜視図である。
図2,図3において、前記固定スリーブ2の両端部にベアリング3,3を介して回転可能に支持された回転遮光部材4は、一方の端部にギヤG2が装着されている。
図5Aにおいて、実施例1の回転遮光部材4は、ステンレス管により形成されており、開口部4aが形成されている。開口部4aは、軸方向に延びる底辺4a1と前記底辺4a1の両端から中央部に向かって斜めに延びる一対の斜辺4a2,4a2とを有する2等辺3角形に形成されている。
図5Bにおいて、実施例2の回転遮光部材4は、ステンレス管により形成されており、開口部4bが形成されている。開口部4bは軸方向に延びる底辺4b1と前記底辺4b1の一端部から垂直に円周方向に延びる短辺4b2と、前記底辺4b1の他端部から斜めに延びる斜辺4b3とを有する直角3角形に形成されている。
図6は前記図5Aに示す回転遮光部材を回転させる構成の説明図である。
図6において、前記固定スリーブ2の両端にベアリング3,3を介して回転可能に支持された円筒状の回転遮光部材4の前端部にはギヤG2が装着されており、前記ギヤG2は、モータMにより回転駆動される駆動ギヤG3とかみ合っている。前記駆動ギヤG3が回転すると、前記ギヤG2および回転遮光板4が回転する。
図2において、固定スリーブ2のスリット2aの位置は固定であり、ハロゲンランプhの照射光が定着領域Q5の所定部分とその所定部分からシート搬送方向上流側の所定領域とに照射されるように配置されている。図2において回転遮光部材4を回転させると、前記スリット2aとハロゲンランプhとを結ぶ直線上に配置される前記回転遮光部材4の開口部4aの軸方向の長さが変化する。したがって、ハロゲンランプhから照射光を出射して、前記開口部4aおよび前記スリット2aを順次通過して前記回転スリーブ1の内周面に照射される照射光の照射領域は、前記軸方向に調節される。
(実施例1の作用)
前記図5Aに示す実施例1の回転遮光部材4を使用した場合、前記図2において回転遮光部材4を回転させることにより、前記回転スリーブ1の内周面に照射される照射光の前記軸方向の照射領域の長さを、使用するシート幅に応じて調節することができる。このため、定着領域Q5の加熱領域の幅を種々のシート幅に対して正確に調節することができる。
(実施例2)
前記図5Bに示す実施例2の回転遮光部材4を使用した場合、前記図2において回転遮光部材4を回転させることにより、前記回転スリーブ1の内周面に照射される照射光の前記軸方向の照射領域の長さを、使用するシート幅に応じて、前記実施例1と同様に調節することができる。
(実施例3)
図7は本発明の実施例3の定着装置の拡大図で、前記実施例1の図2に対応する図である。
図8は前記図7のVIII−VIII線断面図で、前記実施例1の図3に対応する図である。
図9は前記図8に示す回転遮光部材を回転させる構成の説明図で、前記実施例1の図6に対応する図である。
なお、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図7〜図9において、実施例3の定着装置では、回転遮光部材4が省略されており、その代わりに、ハロゲンランプhのガラス管6の表面には遮光膜(遮光部)6aが形成されている。前記ガラス管6表面の遮光膜6aが形成されていない部分は、前記実施例1の回転遮光部材4の開口部4a(前記図5A参照)と同様に、2等辺3角形(図9参照)に形成されている。
図8、図9において、ハロゲンランプhのガラス管6の軸方向両端部(前後方向両端部)には、円筒状樹脂7,7が固着されている。前記円筒状樹脂7,7はベアリング8,8を介して前記ガラス管6と連れ回り可能に支持されている。前記後側(−X側)のベアリング8にはギヤG4が固着されている。ギヤG4はモータMにより回転駆動される駆動ギヤG5にかみ合っている。前記駆動ギヤG5が回転すると、前記ギヤG4およびハロゲンランプhが回転する。
ハロゲンランプhが回転すると、ガラス管6の表面の前記遮光膜6aが形成されていない部分(ハロゲンランプの照射光が透過する部分)の位置が回転する。このとき、前記回転スリーブ1の内周面に照射される照射光の前記軸方向の照射領域の長さを、使用するシート幅に応じて、前記実施例1と同様に調節することができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(H01)加圧ロールFpの代わりにエンドレスベルト式またはエンドレスフィルム式の加圧用回転部材を使用可能である。
(H02)本発明は、タンデム式のカラー画像形成装置以外の種々の画像形成装置の定着装置に適用可能である。
図1は本発明の実施例1の定着装置を備えた画像形成装置の全体説明図である。 図2は前記図1に示す定着装置の拡大図である。 図3は前記図2のIII−III線断面図である。 図4は固定スリーブの説明図で、図4Aは縦断面図、図4Bは前記図4AのIVB−IVB線断面図である。 図5は回転遮光部材の説明図で、図5Aは回転遮光部材の実施例1の斜視図、図5Bは回転遮光部材の実施例2の斜視図である。 図6は前記図5Aに示す回転遮光部材を回転させる構成の説明図である。 図7は本発明の実施例3の定着装置の拡大図で、前記実施例1の図2に対応する図である。 図8は前記図7のVIII−VIII線断面図で、前記実施例1の図3に対応する図である。 図9は前記図8に示す回転遮光部材を回転させる構成の説明図で、前記実施例1の図6に対応する図である。
符号の説明
1・・・円筒状の回転スリーブ、
2・・・固定スリーブ、
2a・・・スリット、
4・・・回転遮光部材、
6a・・・遮光部、
BM+T2・・・転写装置、
CR・・・帯電部材、
F・・・定着装置、
Fh・・・加熱ロール、
Fp・・・加圧用回転部材、
Gy〜Gk・・・現像装置、
h・・・ハロゲンランプ、
Py〜Pk・・・感光体、
Q3・・・転写領域、
Q4・・・シート転写領域、
Q5・・・定着領域、
ROS・・・潜像形成装置、
S・・・記録シート、
SH・・・シート搬送装置、
UY〜UK・・・像形成装置。





Claims (2)

  1. 下記の構成要件(A01)〜(A03)を備えたことを特徴とする定着装置、
    (A01)互いに圧接しながら回転する加熱ロールと加圧用回転部材とを有し、前記加熱ロールおよび加圧用回転部材の圧接領域により形成される定着領域を通過する記録シート上の未定着トナー像を定着する定着用回転部材、
    (A02)円筒状の回転スリーブと、前記回転スリーブ内部に配置され且つ軸方向に沿って配置されたハロゲンランプと、前記回転スリーブの内側で且つ前記ハロゲンランプの外側に配置された固定スリーブであって前記ハロゲンランプの光を前記定着領域を通過する前記回転スリーブの内周面に照射するスリットが形成された前記固定スリーブとを有する前記加熱ロール、
    (A03)前記固定スリーブの内側で且つ前記ハロゲンランプの外側に回転可能に配置されて回転時にハロゲンランプから前記スリットに照射される光の軸方向の長さを調節する回転遮光部材を有する前記加熱ロール。
  2. 下記の構成要件(A01),(A02),(A04)を備えたことを特徴とする定着装置、
    (A01)互いに圧接しながら回転する加熱ロールと加圧用回転部材とを有し、前記加熱ロールおよび加圧用回転部材の圧接領域により形成される定着領域を通過する記録シート上の未定着トナー像を定着する定着用回転部材、
    (A02)円筒状の回転スリーブと、前記回転スリーブ内部に配置され且つ軸方向に沿って配置されたハロゲンランプと、前記回転スリーブの内側で且つ前記ハロゲンランプの外側に配置された固定スリーブであって前記ハロゲンランプの光を前記定着領域を通過する前記回転スリーブの内周面に照射するスリットが形成された前記固定スリーブとを有する前記加熱ロール、
    (A04)回転可能に支持されて回転時に前記ハロゲンランプから前記スリットに照射される光の軸方向の長さを調節する遮光部を有する前記加熱ロール。

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