JPH06175533A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH06175533A
JPH06175533A JP4323306A JP32330692A JPH06175533A JP H06175533 A JPH06175533 A JP H06175533A JP 4323306 A JP4323306 A JP 4323306A JP 32330692 A JP32330692 A JP 32330692A JP H06175533 A JPH06175533 A JP H06175533A
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JP
Japan
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pressure
fixing
image
fixing roller
roller
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Application number
JP4323306A
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English (en)
Inventor
Tokiyuki Okano
時行 岡野
Tomiyuki Ishikawa
富幸 石川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上ないし下の3個の定着ローラ201〜20
3が上下方向に配され、上定着ローラ201と中定着ロ
ーラ202との圧接部にフルカラーコピー用定着部、中
定着ローラ202と下定着ローラ203との圧接部に白
黒コピー用定着部が各々形成される。上定着ローラ20
1には、上定着ローラ201の中定着ローラ202への
圧力を切り換える圧力可変機構209が備えられてい
る。この圧力可変機構の動作は、制御回路37にて、原
稿濃度を検出するAEセンサ36からの信号に基づいて
制御される。 【効果】 定着すべきトナー像に対応したニップ幅が形
成され、適度な光沢を有した高画質の複写画像が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着ローラ方式の定着
装置を備えたフルカラー複写機等の電子写真装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置としての複写機にお
いては、多様化のニーズに応え、白黒コピー、及びフル
カラーコピーが可能なフルカラー複写機(以下、単に複
写機と称する)が登場してきている。
【0003】このような複写機は、白黒コピーの際、原
稿からの反射光にて感光体上に静電潜像を形成し、これ
を黒色トナーで現像してトナー像を形成し、これを中間
転写ベルトを介して転写紙に転写するようになってい
る。トナー像が転写された転写紙は、相互に圧接された
一対の定着ローラを備えた定着装置に送られ、これら両
定着ローラ間に形成される定着部にてトナー像のトナー
が溶融され、トナー像が転写紙上に定着されるようにな
っている。
【0004】一方、フルカラーコピーの際は、まず、感
光体上にイエローの静電潜像を形成し、これをイエロー
の現像剤で現像してイエローのトナー像を形成し、これ
を中間転写ベルト上に転写する。次いで、同様の動作で
マゼンタ、シアンの各トナー像を形成し、中間転写ベル
ト上の同位置に重ね合わせ、この重ね合わせた一つのト
ナー像を、上記と同様に転写紙に転写し、一対の定着ロ
ーラにて定着させるようになっている。
【0005】ところで、このような一対の定着ローラを
備えた定着ローラ方式の定着装置においては、相互に圧
接される定着ローラの圧力によって与えられる定着部の
ニップ幅が、複写画像の出来具合を大きく左右すること
となる。
【0006】そこで、従来の複写機においては、ニップ
幅を切り換える手段、即ち、圧力可変機構を備え、トナ
ー像1層当たりのトナー付着量を平均的な一定量と考
え、トナー像の層数からトナー付着量を見積もり、これ
に応じて定着ローラの圧力を可変し、ニップ幅を調整す
るようになっている。例えば、白黒複写の場合は、転写
紙上のトナー像が1層であるため、トナー像1層時の圧
力に切り換えられる一方、フルカラー複写の場合は、転
写紙上のトナー像がイエロー、マゼンタ、シアンの3層
からなるため、3層時の圧力に切り換えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成によれば、ニップ幅、即ち定着ローラの圧力
が、実際に転写紙上に形成されているトナー像のトナー
付着量とは関係なく、使用トナー数等からわかるトナー
像の層数に応じて切り換えられているので、例えば、原
稿画像の画像濃度が低く、転写紙に転写されている実際
のトナー像のトナー付着量が、層数から見積もったトナ
ー付着量よりも少ない場合、最適なニップ幅よりも広す
ぎ、必要以上の光沢が複写画像に出てしまうという不具
合を有していた。また、逆に、原稿画像の画像濃度が高
く、実際のトナー付着量が、層数から見積もったトナー
付着量よりも多い場合は、最適なニップ幅よりも狭す
ぎ、必要な光沢が複写画像に出てこないという不具合を
有していた。
【0008】そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなさ
れたもので、転写紙上の転写された定着すべきトナー像
のトナー付着量を、原稿画像の画像濃度から検出し、こ
れに基づいて定着ローラの圧力を制御して、ニップ幅を
転写すべきトナー像のトナー付着量に対応したものに調
整して複写画像の画質を向上させることを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真装置
は、上記の課題を解決するために、複数の定着ローラが
備えられ、これら定着ローラ同士を相互に圧接させた圧
接部に定着部が形成され、この定着部にかかる圧力が圧
力可変手段にて変化される定着装置と、原稿画像の画像
濃度を検出するセンサとを備え、原稿画像に対応したト
ナー像が転写された用紙を上記定着装置の定着部にて定
着させる電子写真装置において、上記センサの出力信号
に基づいて圧力可変手段を制御して定着部にかかる圧力
を調整する圧力制御手段が設けられていることを特徴と
している。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、圧力制御手段が、原稿画
像の画像濃度を検出するセンサの出力信号、即ち、用紙
上に定着すべきトナー像のトナー付着量に対応した信号
に基づいて、圧力可変手段を制御して定着部にかかる圧
力を調整するようになっている。したがって、定着部に
かかる圧力は、定着すべきトナー像のトナー付着量に対
応したものとなり、例え原稿画像が通常のものより薄い
場合や濃い場合においても、従来のような不具合を生じ
ることなく、理想的な定着を行うことができ、適度な光
沢を有した高品質な複写画像を得ることができる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4に基づい
て以下に説明する。本実施例における電子写真装置とし
てのフルカラー複写機(以下、単に複写機と称する)
は、図2に示すように、複写機本体1とこの複写機本体
1の下に設けられた反転再送ユニット2とを備えてい
る。
【0012】複写機本体1は、上面部に硬質の透明ガラ
スからなる原稿載置台3を有し、この原稿載置台3の下
に露光光学系部4を備えている。この露光光学系部4
は、原稿載置台3上に載置された原稿(図示せず)を光
を照射しながら走査するランプユニット5と、原稿から
の反射光を感光体8に導く複数の反射鏡6…と、上記の
反射光の光路中に配されたレンズユニット7とを有して
いる。上記ランプユニット5とミラー6とで、スキャナ
が構成される。そして、上記ランプユニット5の下側
に、原稿からの反射光を検出して原稿画像の画像濃度
(以下、原稿濃度と略記する)を読み取るAEセンサ3
6がランプユニット5と共に移動するよう設けられてい
る。
【0013】感光体8の外周には、感光体8の表面を所
定電位に帯電させる帯電チャージャ9が設けられ、さら
に、この帯電チャージャ9から感光体8の回転方向に向
かって、像間イレーサ(図示せず)、ブラック現像槽1
0、イエロー現像槽11、マゼンタ現像槽12、シアン
現像槽13、中間転写装置14、クリーニング装置15
および除電装置16がこの順に配されている。
【0014】上記の中間転写装置14は、転写ベルト1
7、この転写ベルト17を支持するローラ18・19・
20、転写ベルト17を感光体8に圧接させ、感光体8
表面に形成されたトナー像を転写ベルト17に転写させ
る第1転写ローラ21、用紙へのトナー像の転写時にロ
ーラ20に圧接され、転写ベルト17表面のトナー像を
用紙上に転写させる第2転写ローラ22、および転写ベ
ルト17表面の残留トナーを除去するクリーニング装置
23を備えている。
【0015】上記の中間転写装置14に対する給紙側に
は、用紙を所定のタイミングで中間転写装置14に供給
するレジストローラ24、給紙カセット25および給紙
トレイ26が設けられ、これら給紙カセット25および
給紙トレイ26付近には、給紙ローラ27および搬送ロ
ーラ28等が設けられている。
【0016】中間転写装置14からの出紙方向には、図
示しない搬送ベルトを備え、用紙を搬送するサクション
ユニット100、定着装置200、切換えゲート29、
シートの排出を検出するシート排出センサ(図示せ
ず)、排紙ローラ30および排紙トレイ31が設けられ
ている。上記の切換えゲート29は、定着装置200か
ら出紙された用紙の搬送方向を排紙ローラ30方向と下
方の搬送路32方向とに切り換えるようになっている。
【0017】上記の搬送路32は、反転再送ユニット2
の中間トレイ33まで延びており、定着装置200にて
処理された用紙を搬送し、この用紙をトナー像の形成さ
れた面を上に向けて中間トレイ33上に排出するように
なっている。中間トレイ33には搬送路32によって送
られて来た用紙が積載され、この用紙は、給紙ローラ3
4によって、搬送路35へ送出されるようになってい
る。搬送路35は、中間トレイ33から送出された用紙
を反転させてレジストローラ24へ搬送するようになっ
ている。
【0018】定着装置200は、図1に示すように、上
下方向に各々平行な3個の上、中および下定着ローラ2
01〜203を備えている。上、中および下定着ローラ
201〜203は、それぞれ、各定着ローラ201〜2
03の両端部に設けられた図示しないホルダにより軸受
を介して回転自在に保持されている。この内、中定着ロ
ーラ202は、図示しない駆動機構により、上下に移動
可能に構成されており、フルカラーコピーの際、上方向
に移動して上定着ローラ201に圧接し、両定着ローラ
201・202の圧接部にフルカラーコピー用定着部を
形成する一方、白黒コピーの際は、下方向に移動して下
定着ローラ203に圧接し、両定着ローラ202・20
3の圧接部に白黒コピー用定着部を形成するようになっ
ている。
【0019】また、定着装置200には、上定着ローラ
201が中定着ローラ202を押圧する力(圧力)を変
化させてフルカラーコピー用定着部にかかる圧力を変化
させ、この定着部のニップ幅を変化させる圧力可変手段
である圧力可変機構209が設けられている。この圧力
可変機構209は、ステー204と、引張りばね20
5、ギヤ206・207、及びステッピングモータ20
8にて構成されている。
【0020】上記ステー204は、図において左側の端
部が、軸209に回転自在に支持され、右側の端部に取
り付けられた引張りばね205の引張り力にて上定着ロ
ーラ201の回転軸201aに圧接されている。引張り
ばね205の他端はステッピングモータ208の回転が
ギヤ207を介して伝達されるギヤ206に固定されて
おり、ギヤ206の回転にて引張り力が変化するように
なっている。
【0021】一方、本実施例の複写機は、図示しないC
PUや、ROM、RAM等からなる圧力制御手段として
の制御回路37を有しており、原稿画像の画像濃度(以
下、単に原稿濃度と略記する)を検出するAEセンサ3
6の出力信号に基づいて、画像濃度と上定着ローラ20
1の圧力とが図4のグラフに示すような関係となるよう
に、圧力可変機構209を制御して上定着ローラ201
の圧力を変化させるようになっている。具体的には、検
出された画像濃度に対応する上定着ローラ201の圧力
となるように、ステッピングモータ208の駆動パルス
数を決定し、ステッピングモータ208の回転を制御す
るようになっている。尚、本実施例の複写機において
は、図4に示すように、白レベルの原稿濃度「0」状態
での上定着ローラ201が中定着ローラ202を押圧す
る圧力は5kg、黒レベルの原稿濃度「1」の状態での
圧力は10kgと各々上限下限が設定されており、この
範囲内で圧力を切り換えるようになっている。
【0022】上記の構成において、先ず、複写機におけ
るフルカラーコピー動作について説明する。図示しない
フルカラーコピー選択キーがONされた後、図示しない
コピースタートボタンがONされると、帯電チャージャ
16にてB方向に回転する感光体ドラム8の表面が均一
に帯電され、スキャナにより原稿載置台3上の原稿に対
する1回目の走査が行われる。原稿からの反射光は、ブ
ルーの色分解フィルタ(図示せず)を介して、帯電チャ
ージャ9と像間イレーサ(図示せず)との間における感
光体8表面にスリット露光され、露光部にブルーの静電
潜像が形成される。次に、感光体8における非画像領域
の電位が像間イレーサによって除去され、その後、上記
の静電潜像がイエロー現像槽11によって現像され、イ
エロートナー像が形成される。
【0023】次に、感光体8表面のイエロートナー像
は、C方向へ周回移動する転写ベルト17に、マイナス
の高電圧が印加された第1転写ローラ21により転写さ
れる。尚、感光体8表面の残留トナーはクリーニング装
置15によって除去され、感光体8表面の残留電位は除
電装置16によって除去される。
【0024】上記の一連の動作が終了すると、帯電チャ
ージャ9により再度感光体8が帯電され、原稿に対して
露光光学系部4による2回目の走査が行われる。この場
合には、グリーンの色分解フィルタが使用され、感光体
8に形成された静電潜像は、マゼンタ現像槽12のマゼ
ンタトナーによって現像される。これによって形成され
た感光体8表面のマゼンタトナー像は、第1転写ローラ
21により、転写ベルト17上における先のイエロート
ナー像上に重ねて転写される。その後、同様にして、レ
ッドの色分解フィルタを使用しての露光光学系部4によ
る3回目の走査が行われ、シアン現像槽13のシアント
ナーでの現像により、感光体8にシアントナー像が形成
される。このシアントナー像は転写ベルト17における
マゼンタトナー像上に転写される。
【0025】次に、これまでの動作において転写ベルト
17と離間していた第2転写ローラ22が転写ベルト1
7に圧接され、第2転写ローラ22に転写ベルト17の
表面電位よりも高いマイナス電圧が印加されることによ
り、給紙カセット25または給紙トレイ26からレジス
トローラ24を介して搬送されて来た用紙に、転写ベル
ト17上における3層のトナー像が転写される。
【0026】トナー像が転写された上記の用紙は、サク
ションユニット100の図示しない搬送ベルトにより、
上定着ローラ201と中定着ローラ202との圧接部に
形成されるフルカラーコピー用定着部に搬送される。フ
ルカラーコピー用定着部においては、用紙上の3層のカ
ラートナー像が、上および中定着ローラ201・202
により加熱されて溶融し、用紙上に定着される。その
後、この用紙は、排紙ローラ30によって排紙トレイ3
1上に排出される。この場合、定着装置200における
上定着ローラ201の中定着ローラ202への圧力は、
制御回路37にてスキャナに備えられたAEセンサ36
の出力信号に基づいて制御されているので、フルカラー
コピー用定着部のニップ幅は最適なものとなっており、
用紙上のフルカラートナー像には最適な光沢が付与され
る。
【0027】次に、本複写機における白黒複写動作につ
いて説明する。上記のフルカラーコピー可能な状態から
図示しない白黒コピー選択キーがONされた後、コピー
スタートボタンがONされると、感光体8の表面が帯電
チャージャ9により均一に帯電され、露光光学系部4に
より原稿載置台3上の原稿に対する走査が行われる。原
稿からの反射光は、色分解フィルタおよびスリットを通
さずに、露光光学系部4に導かれて感光体8に照射さ
れ、感光体8に静電潜像が形成される。その後、上記の
静電潜像がブラック現像槽10によって現像され、これ
によって形成されたブラックトナー像は、転写ベルト1
7に転写され、さらに用紙に転写される。
【0028】トナー像が転写された上記の用紙は、サク
ションユニット100の図示しない搬送ベルトにより中
定着ローラ201と下定着ローラ203との圧接部に形
成される白黒コピー用定着部に搬送され、トナー像が用
紙上に定着される。
【0029】ここで、片面複写の場合には、切換えゲー
ト29が用紙を排紙ローラ30方向へ導くように作動し
ており、定着装置200から出紙された用紙は、排紙ロ
ーラ30により排紙トレイ31上へ排出される。
【0030】一方、両面複写の場合には、切換えゲート
29が用紙を搬送路32方向へ導くように作動してお
り、排紙ローラ30から排出された用紙は、搬送路32
により中間トレイ33上に排出される。その後、中間ト
レイ33上の用紙は、給紙ローラ34により搬送路35
へ送出され、この搬送路35により反転させられてレジ
ストローラ24に達する。
【0031】次に、感光体8の表面が帯電チャージャ9
により再度帯電され、露光光学系部4により原稿載置台
3上に裏返しに配された原稿に対する走査が行われる。
次に、前述の場合と同様の動作によって、用紙の裏面に
トナー像が転写され、このトナー像が下定着部にて用紙
上に定着される。その後、用紙が、切換えゲート29に
より排紙ローラ30方向へ導かれ、排紙ローラ30によ
り排紙トレイ31上に排出される。
【0032】ここで、制御回路37による圧力可変機構
209を用いた上定着ローラ201の圧力の切り換え制
御について、図3のフローチャートに基づいて説明す
る。上述のようにスキャナによる原稿の走査が開始され
ると、制御回路37は、AEセンサ36にて各走査毎に
1cm刻みで原稿濃度を測定し、イエロー、マゼンタ、
シアンの各トナーに対応する各色毎の原稿濃度を求め、
図4に示す原稿濃度と上定着ローラ201の圧力との関
係に基づいて、各濃度毎にステッピングモータ208に
入力するパルス数nY 、nM 、nC を求める(S1)。
【0033】S1にて求めたnY 、nM 、nC に、所定
の演算係数kをかけてステッピングモータ208に入力
する総パルス数nを求める(S2)。
【0034】次いで、S2において求めたパルス数n
が、上述した上定着ローラ201の最小圧力5kg相当
のパルス数nMIN より小さくないかどうかを調べ(S
3)、小さい場合はパルス数nをnMIN に補正する。
【0035】続いて、今度は、パルス数nが上述した上
定着ローラ201の最大圧力10kg相当のパルス数n
MAX より大きくないかどうかを調べ(S5)、大きい場
合はパルス数nをnMAX に補正する(S6)。
【0036】このようにして、得られたパルス数nをス
テッピングモータ208に入力し、ステッピングモータ
208を回転させる(S7)。これにより、ステッピン
グモータ208が原稿濃度に対応した角度回転され、ギ
ヤ207を介してギヤ206が回転し、ステー204が
引っ張られ、上定着ローラ201に所定の圧力が付与さ
れ、最適なニップ幅が形成される。
【0037】以上のように、本複写機では、制御回路3
7が、AEセンサ36の出力信号に基づいて、圧力可変
機構209を制御して定着部にかかる圧力を調整するよ
うになっている。
【0038】したがって、フルカラーコピー用定着部の
ニップ幅が常に定着されるべきトナー像のトナー付着量
に応じた値に制御され、複写画像に適度な光沢が与えら
れるので、従来のように、ニップ幅の調整が的確に行わ
れず、これを起因とした光沢の過剰や不足による画質低
下が抑制され、高画質な画像を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明の電子写真装置は、以上のよう
に、原稿画像の画像濃度を検出するセンサの出力信号に
基づいて圧力可変手段を制御して定着部にかかる圧力を
調整する圧力制御手段が設けられている構成である。
【0040】それゆえ、定着部にかかる圧力が、定着す
べきトナー像のトナー付着量に対応したものとなり、例
え原稿画像が通常のものより薄い場合や濃い場合におい
ても、従来のような不具合を生じず、理想的な定着が可
能となり、適度な光沢を有した高品質な複写画像を得る
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の複写機における定着装置の
要部と、定着ローラの圧力を切り換える圧力可変機構を
示す模式図である。
【図2】上記複写機の全体構成図である。
【図3】上記複写機における制御回路の圧力の切り換え
制御を説明するフローチャートである。
【図4】定着ローラの圧力と原稿濃度との関係を表すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 反転再送ユニット 3 原稿載置台 4 露光光学系 5 ランプユニット 6 反射鏡 7 レンズユニット 8 感光体 9 帯電チャージャ 36 AEセンサ(センサ) 37 制御回路(圧力制御手段) 100 サクションユニット 200 定着装置 201 上定着ローラ 202 中定着ローラ 203 下定着ローラ 204 ステー 205 引張りばね 206 ギヤ 207 ギヤ 208 ステッピングモータ 209 圧力可変機構(圧力可変手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の定着ローラが備えられ、これら定着
    ローラ同士を相互に圧接させた圧接部に定着部が形成さ
    れ、この定着部にかかる圧力が圧力可変手段にて変化さ
    れる定着装置と、原稿画像の画像濃度を検出するセンサ
    とを備え、原稿画像に対応したトナー像が転写された用
    紙を上記定着装置の定着部にて定着させる電子写真装置
    において、 上記センサの出力信号に基づいて圧力可変手段を制御し
    て定着部にかかる圧力を調整する圧力制御手段が設けら
    れていることを特徴とする電子写真装置。
JP4323306A 1992-12-02 1992-12-02 電子写真装置 Pending JPH06175533A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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