JP2974851B2 - 電子写真装置の制御方法 - Google Patents

電子写真装置の制御方法

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JP2974851B2
JP2974851B2 JP4185472A JP18547292A JP2974851B2 JP 2974851 B2 JP2974851 B2 JP 2974851B2 JP 4185472 A JP4185472 A JP 4185472A JP 18547292 A JP18547292 A JP 18547292A JP 2974851 B2 JP2974851 B2 JP 2974851B2
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一範 岩佐
和憲 相田
時行 岡野
富幸 石川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白黒コピーとカラーコ
ピーとのように複数のコピーモードが可能となるように
複数の定着装置を備えた電子写真装置の制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真装置である複写機と
しては、例えば図7に示すように、定着装置914に定
着ローラである上および下の2個のヒートローラ914
a・914bを備えたものが知られている。このような
複写機は、複数のコピーモードとして白黒およびフルカ
ラーコピーが可能となるように構成されている。
【0003】すなわち、上記複写機では、光学系901
の光源ランプ902により原稿載置台903上に配され
た原稿を走査し、フィルタ904を介して導かれる原稿
からの反射光により感光体905を露光し、これによっ
て感光体905に形成された静電潜像を、現像器906
〜908のカラートナーを順次積層して、あるいは現像
器909の黒色トナーによって現像する。
【0004】次に、このトナー像を中間転写ベルト91
0を介して記録紙カセット911〜913の何れかより
供給される記録紙上に転写し、この記録紙を定着装置9
14に供給するようになっている。
【0005】そして、上記の定着装置914において
は、上および下ヒートローラ914a・914bが相互
に圧接され、これら両ヒートローラ914a・914b
間に形成される定着部にて、記録紙のトナー像のトナー
が溶融され、トナー像が記録紙上に定着されるようにな
っている。
【0006】しかしながら、上記構成では、白黒コピー
用とカラーコピー用のヒートローラが兼用されているた
め、上記のヒートローラはカラーコピー用に設定されて
いて、消耗が早いという問題を備えていた。
【0007】つまり、カラーコピー用ヒートローラで
は、3層に積層されたカラートナー像をヒートローラ表
面に付着させることなく、すなわちトナー像のオフセッ
トを生じることなく記録紙上に定着させるために、表面
が非常に滑らかに形成され、白黒コピー用のヒートロー
ラと比較して、高価なものとなっている。
【0008】したがって、上記のようにカラーコピー用
は白黒コピー用にヒートローラを兼用すると、カラーコ
ピー用の定着条件に合わせる必要から、ヒートローラを
頻繁に交換しなければならないという問題を生じてい
た。
【0009】そこで、前記のように白黒コピーモードと
カラーコピーモードとを備える複写機では、加熱定着条
件がコピーモード毎に異なる場合、例えば特開昭51-980
36号公報に開示されているように、加熱手段としてのヒ
ータランプを備える加熱・定着用のヒートローラが複
数、相互に平行に設けられている物が知られている。
【0010】このような複写機では、上、中および下の
3本のヒートローラを備え、上および中ヒートローラ間
に上定着部を形成すると共に、中および下ヒートローラ
間に下定着部を形成し、これら上および下定着部に記録
紙を搬送する搬送ベルトを、使用する定着部に応じて上
下動させるようになっている。よって、上、中および下
の3本のヒートローラの材質を適宜選択することによ
り、種々のコピーモード、例えばカラーコピー用と白黒
コピー用に対応できるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来で
は、カラーコピーと白黒コピーとを混合して複写するミ
ックスコピーを行う際、まず、それぞれ異なる定着部を
用いるため、その都度搬送ベルトを移動させ、かつ、各
ヒートローラは、不使用時にヒータが切れているため、
再度温度調整を行う必要があり、ミックスコピーに時間
がかかるという問題を生じている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真装置の
制御方法は、以上の課題を解決するために、記録シート
上に原稿の画像を複写する、白黒コピーモードおよびカ
ラーコピーモードの各コピーモードをそれぞれ備えると
共に、トナー像を定着する定着部を、複数、上記各コピ
ーモードに応じて定着条件が互いに異なるようにそれぞ
備え、かつ、上記各定着部に記録シートを上記各コピ
ーモードに基づいてそれぞれ搬送するために移動する搬
送手段を備え、上記各定着部は、上記コピーモードを
兼用できる定着条件を有する第1定着部を含み、上記各
コピーモードを混合して複写する際、上記第1定着部に
より上記各コピーモードでの定着動作をそれぞれ行うよ
うに制御されることを特徴としている。
【0013】
【作用】上記の方法によれば、複数の上記各コピーモー
ドによりそれぞれ複写する各記録シートを混合して複写
する際、上記第1定着部により上記各コピーモードでの
定着動作を行うように制御されるから、前記の搬送手段
を各コピーモードに応じて各定着部の間で移動させる必
要がなくなる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図6に
基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施例にお
ける電子写真装置としてのフルカラー複写機(以下、単
に複写機と称する)は、図4に示すように、複写機本体
1と、この複写機本体1の下に設けられた反転再送装置
としての反転再送ユニット2とを備えている。
【0015】また、複写機本体1は、図2に示すよう
に、上面部に硬質の透明ガラスからなる原稿載置台3を
有し、この原稿載置台3の下に露光光学系部4を備え、
この露光光学系部4は、原稿載置台3上に載置された原
稿(図示せず)を光を照射しながら走査するランプユニ
ット5と、原稿からの反射光を感光体ドラム8に導く複
数の反射鏡6…と、上記の反射光の光路中に配されたレ
ンズユニット7とを有している。
【0016】感光体ドラム8の外周には、感光体ドラム
8の表面を所定電位に帯電させる帯電チャージャ9が設
けられ、さらに、この帯電チャージャ9から感光体ドラ
ム8の回転方向に向かって、像間イレーサ(図示せ
ず)、ブラック現像槽10、イエロー現像槽11、マゼ
ンタ現像槽12、シアン現像槽13、中間転写装置1
4、クリーニング装置15および除電装置16がこの順
に配されている。
【0017】上記の中間転写装置14は、転写ベルト1
7、この転写ベルト17を支持するローラ18・19・
20、転写ベルト17を感光体ドラム8に圧接させ、感
光体ドラム8の表面に形成されたトナー像を転写ベルト
17に転写させる第1転写ローラ21、記録シートとし
ての用紙へのトナー像の転写時にローラ20に圧接さ
れ、転写ベルト17の表面のトナー像を用紙上に転写さ
せる第2転写ローラ22、および転写ベルト17の表面
の残留トナーを除去するクリーニング装置23を備えて
いる。
【0018】上記の中間転写装置14に対する給紙側に
は、用紙を所定のタイミングで中間転写装置14に供給
するレジストローラ24、給紙カセット25および給紙
トレイ26が設けられ、これら給紙カセット25および
給紙トレイ26に近接して、給紙ローラ27・27およ
び搬送ローラ28等が設けられている。
【0019】中間転写装置14からの出紙方向には、用
紙の搬送装置としてのサクションユニット100、定着
装置200、切換えゲート29、排紙ローラ30、排紙
トレイ31、および再送搬送路32が設けられている。
【0020】上記の再送搬送路32は、図4に示すよう
に、反転再送ユニット2の中間トレイ33まで延びてお
り、定着装置200にて処理された用紙を搬送し、この
用紙をトナー像の形成された面を上に向けて中間トレイ
33上に排出するようになっている。
【0021】このような中間トレイ33には再送搬送路
32によって送られて来た用紙が積載され、この用紙
は、給紙ローラ34によって、再送搬送路35へ送出さ
れるようになっている。したがって、中間トレイ33か
ら再送搬送路35に送出された用紙は反転されてレジス
トローラ24へ搬送されるようになっている。
【0022】上記のサクションユニット100は、無端
の搬送ベルトによって用紙を定着装置200に搬送する
ものであり、図3に示すように、入紙側の端部を中心と
して、出紙側の端部を上方位置と下方位置とに回動でき
るようになっている。
【0023】この上方位置は、定着装置200における
後述の上定着部200aに用紙を搬送可能な位置であ
り、下方位置は、定着装置200における下定着部20
0bに用紙を搬送可能な位置である。
【0024】また、上方または下方位置への回動動作
は、図示しないが、例えばサクションユニット100の
出紙側の端部を移動可能に支持する支持体に設けられた
カム機構、あるいはソレノイド等によって行われ、さら
に、サクション100に近接して、図示しないが、サク
ション100の移動位置を検出する位置センサーが設け
られている。
【0025】定着装置200は、上下方向に各々平行に
設けられた上定着ローラである上ヒートローラ201と
中定着ローラである中ヒートローラ202と下定着ロー
ラである下ヒートローラ203とを備えている。
【0026】このような定着部200では、図5に示す
ように、上ヒートローラ201と中ヒートローラ20
2、および中ヒートローラ202と下ヒートローラ20
3とは圧接され、上ヒートローラ201と中ヒートロー
ラ202との圧接部に形成される上定着部200aはフ
ルカラーコピー用(図中N)の定着部となり、中ヒート
ローラ202と下ヒートローラ203との圧接部に形成
される下定着部200bは白黒コピー用(図中M)の定
着部となっている。
【0027】したがって、上記定着部200では、カラ
ーコピーモードと白黒コピーモードとに対応するため
に、上ヒートローラ201の表層部がシリコンゴム、中
ヒートローラ202の表層部がテフロン、下ヒートロー
ラ203の表層部がシリコンゴムその他の適当なゴムに
よってそれぞれ形成されている。
【0028】その上、上ヒートローラ201の表面は、
フルカラー画像を用紙上に定着する際における3層のト
ナー像に対して高い離型性を備える必要性から、白黒コ
ピー用の下ヒートローラ203の表面と比べて非常に滑
らかな面となるように作成されている。これにより、上
ヒートローラ201と中ヒートローラ202とからなる
上定着部200aは、カラーコピーモードだけではな
く、白黒コピーモードにも使用できるようになってい
る。
【0029】各ヒートローラ201〜203は、図3に
示すように、中空状であり、この中空部には加熱用の棒
状のヒータランプ204がそれぞれほぼ中央部に設けら
れている。ただし、中ヒートローラ202内には、カラ
ーコピーモードと白黒コピーモードの双方のモードに対
応できるように一対のヒータランプ204・204が設
けられている。
【0030】上ないし下ヒートローラ201〜203の
周りには、それらの表面温度を検出する各サーミスタ2
05、ヒータランプ204の回路に組み込まれた過熱防
止用のサーモスタット(図示せず)、およびヒートロー
ラ201〜203の表面に付着したトナー等を除去する
クリーニングローラ206が設けられている。
【0031】また、中および下ヒートローラ202・2
03の周りには、ローラ表面から用紙を剥離させる剥離
爪207が設けられる一方、上ヒートローラ201の周
りには、シリコンオイルを含浸したオイル塗布ローラ2
08が設置されている。
【0032】このようなオイル塗布ローラ208は、上
ヒートローラ201の表面にシリコンオイルを塗布し、
ヒートローラ表面へのカラートナーの付着、即ちオフセ
ットを防止してカラートナー像の剥離性を確保するとと
もに、フルカラーコピー画像に光沢や艶を付与するため
のものである。
【0033】また、上記オイル塗布ローラ208は、支
軸209を中心に回転するローラホルダ210の一端部
に取り付けられ、ローラホルダ210の他端部に設けら
れた偏心カム211と図示しない引張ばねとからなる駆
動機構により、上定着部200aが使用されるときに
は、上ヒートローラ201に圧接されるようになってい
る。
【0034】上記の上ないし下ヒートローラ201〜2
03の回転は、中ヒートローラ202が駆動、上および
下ヒートローラ201・203が従動となっており、中
ヒートローラ202が使用される定着部に応じて正逆転
するようになっている。
【0035】なお、このような定着部200の制御およ
び前記サクション100の制御は、前記の位置センサ
ー、各サーミスタ205、図示しないが、モード選択入
力手段、スタートスイッチ等からの信号に基づいて、上
記の各ヒートローラ201・202・203の回転方向
や温度調整、およびサクション100の位置制御を予め
設定されたプログラムにしたがって制御するマイクロコ
ンピューター等の制御手段により行われる。
【0036】上記の上定着部と排紙ローラ30との間に
は上排出搬送路41が形成され、下定着部と排紙ローラ
30との間には下排出搬送路42が形成されている。こ
の下排出搬送路42からは前記の再送搬送路32が分岐
して下方へ延びており、これら両搬送路42・32の分
岐部に、下定着部から出紙された用紙の搬送方向を下排
出搬送路42側と再送搬送路32側とに切り換える前記
の切換えゲート29が設けられている。
【0037】次に、上記の構成におけるフルカラーコピ
ー動作について説明する。まず、フルカラーコピー選択
キー(図示せず)がONされた後、コピースタートボタ
ン(図示せず)がONされると、中ヒートローラ202
が反時計回り方向へ回転し、これに伴って上ヒートロー
ラ201が時計回り方向へ回転する。また、オイル塗布
ローラ208が上ヒートローラ201に圧接され、サク
ションユニット100が上方位置へ移動される。
【0038】また、図2に示すように、反時計方向であ
るP方向へ回転する感光体ドラム8の表面が帯電チャー
ジャ9により均一に帯電され、露光光学系部4により原
稿載置台3上の原稿に対する一回目の走査が行われる。
原稿からの反射光は、ブルーの色分解フィルタ(図示せ
ず)およびスリット(図示せず)を介して、帯電チャー
ジャ9と像間イレーサ(図示せず)との間における感光
体ドラム8表面の露光ポイントに照射され、感光体ドラ
ム8が露光されて静電潜像が形成される。
【0039】続いて、感光体ドラム8における非画像領
域の電位が像間イレーサによって除去され、その後、上
記の静電潜像がイエロー現像槽11によって現像され、
イエロートナー像が形成される。その次、感光体ドラム
8の表面のイエロートナー像は、時計方向であるO方向
へ周回移動する転写ベルト17に、DCマイナスの高電
圧が印加された第1転写ローラ21により転写される。
なお、感光体ドラム8の表面の残留トナーはクリーニン
グ装置15によって除去され、感光体ドラム8の表面の
残留電位は除電装置16によって除去される。
【0040】上記の一連の動作が終了すると、帯電チャ
ージャ9により再度感光体ドラム8が帯電され、原稿に
対して露光光学系部4による2回目の走査が行われる。
この場合には、グリーンの色分解フィルタが使用され、
感光体ドラム8に形成された静電潜像は、マゼンタ現像
槽12のマゼンタトナーによって現像される。
【0041】これによって形成された感光体ドラム8の
表面のマゼンタトナー像は、第1転写ローラ21によ
り、転写ベルト17上における先のイエロートナー像上
に重ねて転写される。その後、同様にして、レッドの色
分解フィルタを使用しての露光光学系部4による3回目
の走査が行われ、シアン現像槽13のシアントナーでの
現像により、感光体ドラム8にシアントナー像が形成さ
れる。このシアントナー像は転写ベルト17に転写さ
れ、最終的な像合わせが行われる。
【0042】その後、これまでの動作において転写ベル
ト17と離間して、非接触であった第2転写ローラ22
が転写ベルト17に圧接され、各トナー像が重ね合わさ
れた転写ベルト17上の3層のトナー像が、レジストロ
ーラ24を介して搬送された用紙上に転写される。この
とき、第2転写ローラ22には転写ベルト17の表面電
位より高いマイナス電圧が印加される。
【0043】このようにカラーコピーのために多色のト
ナー像が積層・転写された用紙は、サクションユニット
100により上ヒートローラ201と中ヒートローラ2
02との間の上定着部200aに搬送される。上定着部
200aにおいては、用紙上の3層のカラートナー像
が、上および中ヒートローラ201・202により加熱
されて溶融し、用紙上に定着される。
【0044】このとき、上ヒートローラ201にはオイ
ル塗布ローラ208からシリコンオイルが供給されてい
るので、上ヒートローラ201へのトナー像のオフセッ
トが防止されるとともに、用紙上のフルカラートナー像
に光沢や艶が付与される。
【0045】次に、定着装置200の上定着部200a
から出紙された用紙は、上排出搬送路41を通じて排紙
ローラ30に達し、この排紙ローラ30によって排紙ト
レイ31上に排出され、1回のフルカラーコピー動作が
完了する。
【0046】次に、本複写機における白黒コピー動作に
ついて説明する。白黒コピー選択キー(図示せず)がO
Nされた後、コピースタートボタンがONされると、中
ヒートローラ202が時計回り方向へ回転し、これに伴
って下ヒートローラ203が反時計回り方向へ回転す
る。また、サクションユニット100が下方位置へ移動
する。このとき、なお、オイル塗布ローラ208は上ヒ
ートローラ201から離間する。
【0047】また、感光体ドラム8の表面が帯電チャー
ジャ9により均一に帯電され、露光光学系部4により原
稿載置台3上の原稿に対する走査が行われる。原稿から
の反射光は、色分解フィルタおよびスリットを通さず
に、露光光学系部4に導かれて感光体ドラム8に照射さ
れ、感光体ドラム8に静電潜像が形成される。
【0048】その後、上記の静電潜像がブラック現像槽
10によって現像され、これによって形成されたブラッ
クトナー像は、転写ベルト17に転写され、さらに用紙
上に転写される。トナー像が転写された上記の用紙は、
サクションユニット100により中ヒートローラ202
と下ヒートローラ203との間の下定着部200bに搬
送され、トナー像が用紙上に定着される。
【0049】ここで、片面複写の場合には、切換えゲー
ト29が用紙を下排出搬送路42方向へ導くように作動
しており、定着装置200から出紙された用紙は、下排
出搬送路42を通じて排紙ローラ30により排紙トレイ
31上へ排出される。
【0050】一方、両面複写の場合には、切換えゲート
29が用紙を再送搬送路32方向へ導くように作動して
おり、排紙ローラ30から排出された用紙は、再送搬送
路32により中間トレイ33上に排出される。その後、
中間トレイ33上の用紙は、給紙ローラ34により再送
搬送路35へ送出され、この再送搬送路35により反転
させられてレジストローラ24に達する。
【0051】次に、感光体ドラム8の表面が帯電チャー
ジャ9により再度帯電され、露光光学系部4により原稿
載置台3上に裏返しに配された原稿に対する走査が行わ
れる。次に、前述の場合と同様の動作によって、用紙の
裏面にトナー像が転写され、このトナー像が下定着部2
00bにて用紙上に定着される。
【0052】その後、用紙を下排出搬送路42方向へ導
くように移動している切換えゲート29により、用紙が
下排出搬送路42を通じて排紙ローラ30方向へ導か
れ、排紙ローラ30により排紙トレイ31上に排出され
る。このようにして片面複写、または両面複写での白黒
コピー動作が終了する。
【0053】上記のように、本複写機では、定着装置2
00において、上ヒートローラ201と中ヒートローラ
202との間の上定着部200aでフルカラーコピーの
際の定着動作が行われ、中ヒートローラ202と下ヒー
トローラ203との間の下定着部200bで白黒コピー
の際の定着動作が行われることにより、以下のような利
点を有する。
【0054】上および下の各定着部200a・200b
の定着条件を、白黒コピーおよびフルカラーコピーに応
じてそれぞれ個別に設定することができ、定着装置20
0に対して複雑な制御を行うことなく、白黒コピーおよ
びフルカラーコピーにおいて最良の定着動作を行うこと
ができる。
【0055】白黒コピーの定着動作は、高い表面平滑度
が要求される上ヒートローラ201を用いる上定着部2
00aと異なり、耐久性が高く安価な中および下ヒート
ローラ202・203により形成される下定着部200
bにて行われるので、上および中ヒートローラ201・
202の交換頻度を低減することができ、かつ白黒コピ
ーにおけるランニングコストを低減することができる。
【0056】その上、下定着部200bで処理される用
紙には上ヒートローラ201で使用されるシリコンオイ
ルが付き難く、シリコンオイルが再送搬送路32・35
等に付着して搬送力が低下することに起因する紙詰り、
および上記のシリコンオイルが感光体ドラム8等に付着
し、あるいは各現像槽10〜13内に入り込むことに起
因する画質の低下等が生じない。
【0057】また、本複写機では、上側に形成される上
定着部200aにてフルカラーコピーの際の定着動作が
行われ、下側に形成される下定着部200bにて、片面
複写および両面複写が可能な白黒コピーの際の定着動作
が行われるので、上排出搬送路41と下排出搬送路42
と再送搬送路32とが交差することはなく、その構造は
簡素なものとなる。
【0058】次に、カラーコピーと白黒コピーとを混合
し複写するミックスコピーについて説明すると、まず、
ミックスコピーというのは、複数のコピー原稿の内、カ
ラーコピーする原稿と、白黒コピーする原稿とを一度の
コピー動作で連続して複写するもので、複写を開始する
前に、ミックスコピーモードが設定され、そのモードで
何枚目がカラーコピーか、また、何枚目が白黒コピーか
を入力しておき、連続して複写するものである。例えば
図6に示すように、10枚の原稿をミックスコピーする際
に、1,2,7枚目をカラーコピー(図中N)、3,4,5,6,8,
9,10枚目を白黒コピー(図中M)するものである。
【0059】次に、上記のような白黒コピー、カラーコ
ピーおよびミックスコピー動作の制御方法について図1
および図2を参照しながら順次説明すると、まず、白黒
コピーモードでは、コピー動作が開始されると、白黒コ
ピーか否かを判定して(ステップ1、以下ステップをS
と略す)、白黒コピーモードであれば、サクション10
0が所定の下位置に設定されているか否かを判定する
(S2)。
【0060】サクション100が所定の下位置ではない
場合は、サクション100を所定の下位置まで作動させ
(S3)、S3にてサクション100が所定位置に達す
るか、または、S2にてサクション100が所定位置に
達していれば、白黒定着用として各中ヒートローラ20
2(図1ではB)および下ヒートローラ203(図1で
はC)が所定方向に回転し、また温度が所定温度に達し
ているか否かを判定する(S4)。
【0061】S4が否の場合、各中ヒートローラ202
および下ヒートローラ203が白黒定着用に設定される
ように作動させ(S5)、S4にて白黒定着用に設定さ
れたと判定されるか、S5にて各中ヒートローラ202
および下ヒートローラ203を白黒定着用に設定した
後、白黒定着を開始して(S6)、白黒コピーモードの
設定を終了する。
【0062】次に、カラーコピーモードでは、コピー動
作が開始されると、S1にて白黒コピーモードではない
と判定されると、カラーコピーモードか否かを判定し
(S7)、カラーコピーモードと判定されると、サクシ
ョン100が、所定の上方位置へ移動したか否かを判定
し(S8)、否の場合、上記の所定位置に移動するまで
サクション100を移動させ(S9)、S9にてサクシ
ョン100が所定位置まで移動、もしくはS8にてサク
ション100が所定位置に移動していると判定された
後、上ヒートローラ201(図1ではA)および中ヒー
トローラ202(図1ではB)の回転方向および温度に
ついて判定する(S10)。
【0063】このとき、カラーコピー定着用に設定され
ていなければ、上ヒートローラ201(図1ではA)お
よび中ヒートローラ202(図1ではB)をカラーコピ
ー定着用に設定し(S11)、S11にてカラコピー
モードに設定、もしくはS10にてカラーコピーモード
に設定されていると判定された後、カラーコピーを開始
し(S12)、カラーコピーモードの設定を終了する。
【0064】次に、ミックスコピーモードでは、コピー
動作が開始されると、白黒コピーか否かを判定して(ス
テップ1、以下ステップをSと略す)、S1にて白黒コ
ピーモードではないと判定されると、カラコピーモー
ドか否かを判定し(S7)、カラーコピーモードと判定
されないと、ミックスコピーモードか否かを判定する
(S13)。
【0065】S13にて否の場合S1に戻り初期状態と
なる。S13にてミックスコピーモードに設定されたと
判定されると、ミックスコピーモードの準備段階となり
(S14)、カラーコピーの枚数および何枚目がカラー
コピーかを入力し(S15)、続いて、白黒コピーの枚
数および何枚目が白黒コピーかを入力し(S16)、そ
の後、入力が全て終了したか否かを、予め設定された無
入力時間間隔等により判定し(S17)、入力が未了の
間はS15およびS16を繰り返し、入力が終了する
と、前述したS8に移り、カラーコピーモードと同様に
制御する。
【0066】このように上記実施例の定着装置200お
よびサクション100の制御方法では、カラーコピーモ
ードと白黒コピーモードでの複写が可能であり、その
上、ミックスコピーモードにおいては、カラーコピーモ
ードで全ての複写を行うように制御される。
【0067】ところで、従来のミックスコピーモードで
は、カラーコピーする原稿と白黒コピーする原稿とをそ
れぞれのコピーモードにて複写するため、サクションを
その都度移動させ、かつ、各上、中、下ヒートローラの
回転方向や温度調整を行う必要があり、そのための時間
を必要とするから、ミックスコピー時間が、白黒コピー
もしくはカラーコピー時間と比べて長くなり、使用者の
待ち時間が増加するため、使用者は違和感や不快感を生
じていた。
【0068】しかしながら、上記実施例の方法では、ミ
ックスコピーモードにおいても全てカラーコピーモード
で行うため、サクション100の上記従来のような切り
替え動作や、各ヒートローラ201・202・203の
温度調整や回転方向転換のための時間を省くことがで
き、ミックスコピーモードにおいても効率的な複写が可
能となる。したがって、使用者は、通常の複写と同様に
違和感なく複写でき、従来生じ易かった待ち時間による
不快感も回避できる。
【0069】
【発明の効果】本発明の電子写真装置の制御方法は、以
上のように、記録シート上に原稿の画像を複写する、白
黒コピーモードおよびカラーコピーモードの各コピーモ
ードをそれぞれ備えると共に、トナー像を定着する定着
部を、複数、上記各コピーモードに応じて定着条件が互
いに異なるようにそれぞれ備え、かつ、上記各定着部に
記録シートを上記各コピーモードに基づいてそれぞれ搬
送するために移動する搬送手段を備え、上記各定着部
は、上記コピーモードを兼用できる定着条件を有する
第1定着部を含み、上記各コピーモードを混合して複写
する際、上記第1定着部により上記各コピーモードでの
定着動作をそれぞれ行うように制御される方法である。
【0070】それゆえ、上記方法は、白黒コピーモード
およびカラーコピーモードの各コピーモードによりそれ
ぞれ複写する各記録シートを混合してコピーするミック
スコピーを行う際、上記第1定着部により上記各コピー
モードでの定着動作を行うように制御されるから、混合
して複写する際に、搬送手段を各コピーモードに応じて
移動させる必要がなく、ミックスコピーの迅速化を図る
ことが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真装置の制御方法を示すフロー
チャートである。
【図2】上記の電子写真装置の要部構成図である。
【図3】上記の電子写真装置のさらに要部を示す構成図
である。
【図4】上記の電子写真装置の構成図である。
【図5】上記の電子写真装置における定着装置の各ヒー
トローラの使用例を示す構成図である。
【図6】上記の電子写真装置におけるミックスコピーの
例を示す原稿の概略斜視図である。
【図7】従来の電子写真装置の構成図である。
【符号の説明】
100 サクション(搬送手段) 200a 上定着部(第1定着部) 200b 下定着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 富幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−217371(JP,A) 特開 平4−166969(JP,A) 特開 平2−191979(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/20 G03G 15/00 303 G03G 15/01 G03G 15/20 G03G 21/00 370 - 386

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録シート上に原稿の画像を複写する、白
    黒コピーモードおよびカラーコピーモードの各コピーモ
    ードをそれぞれ備えると共に、トナー像を定着する定着
    部を、複数、上記各コピーモードに応じて定着条件が互
    いに異なるようにそれぞれ備え、かつ、上記各定着部に
    記録シートを上記各コピーモードに基づいてそれぞれ搬
    送するために移動する搬送手段を備え、上記各定着部
    は、上記コピーモードを兼用できる定着条件を有する
    第1定着部を含み、上記各コピーモードを混合して複写
    する際、上記第1定着部により上記各コピーモードでの
    定着動作をそれぞれ行うように制御されることを特徴と
    する電子写真装置の制御方法。
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