JPH0651663A - 電子写真装置の定着装置 - Google Patents

電子写真装置の定着装置

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JPH0651663A
JPH0651663A JP4208028A JP20802892A JPH0651663A JP H0651663 A JPH0651663 A JP H0651663A JP 4208028 A JP4208028 A JP 4208028A JP 20802892 A JP20802892 A JP 20802892A JP H0651663 A JPH0651663 A JP H0651663A
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JP
Japan
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sheet
heat roller
roller
rollers
paper
Prior art date
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Application number
JP4208028A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ono
泰宏 小野
Hideo Matsuda
英男 松田
Hidetoshi Kaneko
英敏 金子
Yoshiaki Masuda
佳昭 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH0651663A publication Critical patent/JPH0651663A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上定着部212から出紙されたシートと、下
定着部213から出紙されたシートが、排紙ローラ30
・30の当接部30aでの接線30bに対して等しい角
度で当接部30aに入紙するように、各ヒートローラ2
01〜203および排紙ローラ30・30が配設されて
いる。 【効果】 何れの定着部を用いた場合でも、極端な紙詰
まりの発生がなくなり、できるだけスムーズにシートが
排紙ローラ30・30の当接部30aに入紙されるの
で、結果として全体的な紙詰まりの発生率を下げること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3本のヒートローラを
有する電子写真装置の定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真装置の定着装置として、
特開昭51−98036号公報には、上、中および下の
3個のヒートローラを備え、上および中ヒートローラ間
に上定着部を形成すると共に、中および下ヒートローラ
間に下定着部を形成し、これら各定着部から出紙された
シートを排紙部に排紙するための排紙ローラを備えたも
のが開示されている。
【0003】このような電子写真装置の定着装置の一例
として、図6(a)に示すように、上ヒートローラ30
1と中ヒートローラ302と下ヒートローラ303とが
上下方向に並んで設けられ、上ヒートローラ301と中
ヒートローラ302とが圧接されて上定着部304を形
成すると共に、中ヒートローラ302と下ヒートローラ
303とが圧接されて下定着部305を形成し、これら
各定着部から出紙されたシートを排紙部である図示しな
い排紙トレイ等に排紙させるための排紙ローラ306・
306が設けられているものがある。尚、この排紙ロー
ラ306・306と各定着部との間にはシートを通紙さ
せる上搬送路310と下搬送路311とが設けられてい
る。
【0004】上記の構成において、各定着部から出紙さ
れたシートは、上搬送路310、あるいは下搬送路31
1を通って、排紙ローラ306・306の当接部306
aに入紙するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば図6
(b)に示すように、排紙ローラ306・306の当接
部306aの接線306bに対する上搬送路310の傾
き、即ち上定着部304から出紙されたシートの当接部
306aへの入紙角度α’と、同じく接線306bに対
する下搬送路311の傾き、即ち下定着部305から出
紙されたシートの当接部306aへの入紙角度β’とが
極端に異なる場合がある。このような場合、定着部から
出紙されたシートが当接部306aに入紙する角度が小
さい程スムーズに入紙できる一方、この入紙角度の大き
なシートはスムーズに当接部306aに入紙することが
できない。このため、各定着部から出紙されたシートの
排紙ローラ306・306近傍での紙詰まり(以下、ジ
ャムと称する)およびシートのしわの発生率に偏りが生
じ、上記入紙角度の大きな定着部から出紙されたシート
のジャム等が発生し易くなる。その結果、白黒コピー、
フルカラーコピーの何れか一方のコピーがスムーズに行
えず、ジャム等の発生率が高いものとなるという問題が
生じている。
【0006】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みな
されたものであって、その目的は、何れの定着部を用い
た場合でも、同じようにできるだけスムーズにコピーが
行えるような電子写真装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真装置の
定着装置は、上下方向に並んだ上、中、下、3個のヒー
トローラを有し、上ヒートローラと中ヒートローラとの
圧接部に上定着部が形成され、中ヒートローラと下ヒー
トローラとの圧接部に下定着部が形成され、これら各定
着部から出紙されたシートを排紙部に排紙させるための
2個のローラで当接部が形成された排紙ローラを有し、
上記の上定着部から出紙されたシートと、下定着部から
出紙されたシートが、上記排紙ローラの当接部での接線
に対して等しい角度で上記当接部に入紙されるように各
ヒートローラおよび排紙ローラが配設されていることを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、上定着部から出紙されたシ
ートと、下定着部から出紙されたシートが排紙ローラの
当接部の接線に対して等しい角度で上記定着部に入紙さ
れるようにすることによって、紙詰まりの発生率が等し
くなるので、白黒コピー、フルカラーコピーの何れのコ
ピーを選択した場合でも同じように、できるだけスムー
ズなコピーが行うことができ、操作性を向上させること
ができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図5に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0010】本実施例における電子写真装置としてのフ
ルカラー複写機(以下、単に複写機と称する)は、図2
に示すように、複写機本体1とこの複写機本体1の下に
設けられた反転再送ユニット2とを備えている。
【0011】複写機本体1は、図3に示すように、上面
部に硬質の透明ガラスからなる原稿載置台3を有し、こ
の原稿載置台3の下に露光光学系部4を備えている。こ
の露光光学系部4は、原稿載置台3上に載置された原稿
(図示せず)に光を照射しながら走査するランプユニッ
ト5と、原稿からの反射光を感光体8に導く複数の反射
鏡6…と、上記の反射光の光路中に配されたレンズユニ
ット7とを有している。
【0012】そして、上記感光体8の外周には、感光体
8の表面を所定電位に帯電させる帯電チャージャ9が設
けられ、さらに、この帯電チャージャ9から感光体8の
回転方向(矢印B方向)に向かって、像間イレーサ(図
示せず)、ブラック現像槽10、イエロー現像槽11、
マゼンタ現像槽12、シアン現像槽13、中間転写装置
14、クリーニング装置15および除電装置16がこの
順に配されている。
【0013】上記の中間転写装置14は、転写ベルト1
7、この転写ベルト17を支持するローラ18・19・
20、転写ベルト17を感光体8に圧接させ、感光体8
表面に形成されたトナー像を転写ベルト17に転写させ
る第1転写ローラ21、シートへのトナー像の転写時に
ローラ20に圧接され、転写ベルト17表面のトナー像
をシート上に転写させる第2転写ローラ22、および転
写ベルト17表面の残留トナーを除去するクリーニング
装置23を備えている。
【0014】また、上記の中間転写装置14に対する給
紙側には、シートを所定のタイミングで中間転写装置1
4に供給するレジストローラ24、給紙カセット25お
よび給紙トレイ26が設けられ、これら給紙カセット2
5および給紙トレイ26付近には、給紙ローラ27およ
び搬送ローラ28等が設けられている。
【0015】一方、中間転写装置14からの出紙側に
は、シートを搬送するシート搬送装置としてのサクショ
ンユニット100、定着装置200、切換えゲート2
9、排紙ローラ30・30および排紙トレイ31が設け
られており、上記の切換えゲート29は、定着装置20
0から出紙されたシートの搬送方向を排紙ローラ30・
30方向と下方の搬送路32方向とに切り換えるように
なっている。
【0016】また、上記の搬送路32は、図2に示すよ
うに、反転再送ユニット2の中間トレイ33まで延びて
おり、定着装置200で処理されたシートを搬送し、こ
のシートをトナー像の形成された面を上に向けて中間ト
レイ33上に排出するようになっている。この様にして
中間トレイ33上に積載されたシートは、次に給紙ロー
ラ34によって搬送路35へ送出される。そして、搬送
路35で反転させられて、レジストローラ24へ搬送さ
れる。
【0017】また、上記のサクションユニット100の
上面に設けられた2本の搬送ベルト(図示せず)は、図
3に示すように、入紙側の駆動軸102と出紙側の従動
軸103とによって支持され、駆動軸102が図示しな
いベルト駆動モータから伝達される動力によって回転す
ることにより、シートの搬送方向であるD方向へ周回移
動するようになっている。一方、サクションユニット1
00は、使用される定着部にシートが搬入できるように
上下動するようになっている。例えばフルカラーコピー
モードが設定されれば、後述する上定着部212にシー
トが搬入できるように上方位置に保持され、白黒コピー
モードが設定されたときは、後述する下定着部213に
シートが搬入できるように下方位置に保持されるように
なっている。
【0018】また、上記定着装置200は、図4に示す
ように、上下方向に並べられた上ヒートローラ201と
中ヒートローラ202と下ヒートローラ203とを備え
ており、上ヒートローラ201と中ヒートローラ202
とが圧接されて、この圧接部に形成される上定着部21
2はフルカラーコピーの際の定着部となり、中ヒートロ
ーラ202と下ヒートローラ203とが圧接されて、こ
の圧接部に形成される下定着部213は白黒コピーの際
の定着部となっている。そして、各コピーモードで要求
されるコピー画像を得るために、各ヒートローラ表層部
には、それぞれ適切な素材が用いられており、上ヒート
ローラ201の表面にはフルカラー画像を得るための3
層のトナー像に対して高い離型性を得るため、非常に滑
らかな面をもつシリコンゴム、中ヒートローラ202表
面には耐久性に優れ、経済的なテフロン、下ヒートロー
ラ203の表面にはシリコンゴムその他の適当なゴムに
よってそれぞれ形成されている。
【0019】また、上記各ヒートローラ201〜203
は中空状であり、この中空部には加熱用のヒータランプ
204がそれぞれ設けられている。そのうち、上ないし
下ヒートローラ201〜203の周りには、その表面温
度を検出するサーミスタ205、ヒータランプ204の
回路に組み込まれた過熱防止用のサーモスタット(図示
せず)、およびヒートローラ201〜203の表面に付
着したトナー等を除去するクリーニングローラ206が
設けられており、中および下ヒートローラ202・20
3の周りには、ローラ表面から用紙を剥離させる剥離爪
207が設けられている。また、上ヒートローラ201
の周りには、シリコンオイルを含浸しているオイル塗布
ローラ208が支軸209を中心に回転するローラホル
ダ210の一端部に取り付けられ、ローラホルダ210
の他端部に設けられた偏心カム211と図示しない引張
ばねとからなる機構により、上定着部が使用されるとき
には、上ヒートローラ201に圧接されるようになって
いる。また、偏心カム211は、図示しないオイル塗布
ローラカム駆動機構により駆動されるようになってい
る。尚、このオイル塗布ローラ208は、上ヒートロー
ラ201の表面にシリコンオイルを塗布し、ヒートロー
ラ表面へのカラートナーの付着、即ちオフセットを防止
してカラートナー像の剥離性を確保するとともに、フル
カラーコピー画像に光沢を付与するためのものである。
【0020】また、上記の中ヒートローラ202は、図
示しないヒートローラ駆動機構に駆動され、使用される
定着部に応じて正逆転するようになっており、上及び下
ヒートローラ201・203は中ヒートローラ202の
回転に伴って従動する。
【0021】また、前記の排紙ローラ30・30は、図
1(a)に示すように、上ヒートローラ201の中心点
201aと中ヒートローラ202の中心点202aを結
ぶ直線と、中ヒートローラ202の中心点202aと下
ヒートローラ203の中心点203aを結ぶ直線とで形
成される内角γの2等分線214と、排紙ローラ30・
30の当接部30aでの接線30bが重なるように配設
されている。
【0022】従って、図1(b)に示すように、排紙ロ
ーラ30・30の当接部30aの接線30bに対する上
搬送路41の傾き、即ち上定着部212から出紙された
シートの当接部30aへの入紙角度αと、同じく、接線
30bに対する下搬送路42の傾き、即ち下定着部21
3から出紙されたシートの当接部30aへの入紙角度β
とが等しくなっている。
【0023】上記の構成において、先ず、複写機におけ
るフルカラーコピー動作について説明する。フルカラー
コピー選択キー(図示せず)がONされた後、コピース
タートボタン(図示せず)がONされると、中ヒートロ
ーラ202が反時計回り方向へ回転し、上ヒートローラ
201が時計回り方向へ回転する。この時、オイル塗布
ローラ208が上ヒートローラ201に圧接され、サク
ションユニット100が上定着部212にシートを搬入
させるために上方位置に保持される。
【0024】その後、図3に示すように、B方向へ回転
する感光体8の表面が帯電チャージャ9により均一に帯
電され、露光光学系部4により原稿載置台3上の原稿に
対する一回目の走査が行われる。原稿からの反射光は、
ブルーの色分解フィルタ(図示せず)およびスリット
(図示せず)を介して、帯電チャージャ9と像間イレー
サ(図示せず)との間における感光体8表面の露光ポイ
ントに照射され、感光体8が露光されて静電潜像が形成
される。次に、感光体8における非画像領域の電位が像
間イレーサによって除去され、その後、上記の静電潜像
がイエロー現像槽11によって現像され、イエロートナ
ー像が形成される。
【0025】次に、感光体8表面のイエロートナー像
は、マイナスの高電圧が印加された第1転写ローラ21
によってC方向へ周回移動する転写ベルト17に転写さ
れる。尚、感光体8表面の残留トナーはクリーニング装
置15によって除去され、感光体8表面の残留電位は除
電装置16によって除去される。
【0026】上記の一連の動作が終了すると、帯電チャ
ージャ9により再度感光体8が帯電され、原稿に対して
露光光学系部4による2回目の走査が行われる。この場
合には、グリーンの色分解フィルタが使用され、感光体
8に形成された静電潜像は、マゼンタ現像槽12のマゼ
ンタトナーによって現像される。これによって形成され
た感光体8表面のマゼンタトナー像は、第1転写ローラ
21により、転写ベルト17上における先のイエロート
ナー像上に重ねて転写される。その後、同様にして、レ
ッドの色分解フィルタを使用しての露光光学系部4によ
る3回目の走査が行われ、シアン現像槽13のシアント
ナーでの現像により、感光体8にシアントナー像が形成
される。このシアントナー像は転写ベルト17における
イエロートナー像及びマゼンタトナー像上に転写され
る。
【0027】次に、これまでの動作において転写ベルト
17と離間していた第2転写ローラ22が転写ベルト1
7に圧接され、第2転写ローラ22に転写ベルト17の
表面電位よりも高いマイナス電圧が印加されることによ
り、給紙カセット25または給紙トレイ26からレジス
トローラ24を介して搬送されて来たシートに、転写ベ
ルト17上における3層のトナー像が転写される。
【0028】そして、トナー像が転写された上記のシー
トは、上方位置に保持されたサクションユニット100
の搬送ベルトによって、上ヒートローラ201と中ヒー
トローラ202との圧接部に形成される上定着部212
に搬送される。その後、この上定着部212において、
シート上に転写された3層のカラートナー像が、上およ
び中ヒートローラ201・202によって加熱され、溶
融されて、シート上に定着される。このとき、上ヒート
ローラ201にはオイル塗布ローラ208からシリコン
オイルが供給されているので、上ヒートローラ201へ
のトナー像のオフセットが防止されるとともに、用紙上
のフルカラートナー像に光沢が付与される。
【0029】次に、上定着部212から出紙されたシー
トは、切換えゲート29によって排紙ローラ30・30
方向へ導かれ、図1(b)に示すように、排紙ローラ3
0・30の当接部30aでの接線30bに対して入紙角
度αで排紙ローラ30・30に搬入され、排紙トレイ3
1上に排出される。
【0030】次に、本複写機における白黒複写動作につ
いて説明する。上記のフルカラーコピー可能な状態から
白黒コピー選択キー(図示せず)がONされた後、コピ
ースタートボタンがONされると、中ヒートローラ20
2が時計回り方向へ回転し、下ヒートローラ203が反
時計回り方向へ回転する。この時、オイル塗布ローラ2
08が上ヒートローラ201と離間すると共に、サクシ
ョンユニット100が、下定着部213にシートを搬入
させるために上方位置から下方位置へと移動する。
【0031】その後、感光体8の表面が帯電チャージャ
9により均一に帯電され、露光光学系部4により原稿載
置台3上の原稿に対する走査が行われる。原稿からの反
射光は、色分解フィルタおよびスリットを通さずに、露
光光学系部4に導かれて感光体8表面の露光ポイントに
照射され、感光体8が露光されて静電潜像が形成され
る。その後、上記の静電潜像がブラック現像槽10によ
って現像され、これによって形成されたブラックトナー
像は、転写ベルト17に転写され、さらにシートに転写
される。
【0032】次に、トナー像が転写された上記のシート
は、サクションユニット100によって中ヒートローラ
202と下ヒートローラ203との圧接部に形成される
下定着部213に搬送され、ここで加熱・溶融されるこ
とによってトナー像がシート上に定着される。
【0033】この時、片面複写の場合であれば、切換え
ゲート29がシートを排紙ローラ30・30方向へ導く
ように作動しており、定着装置200から出紙されたシ
ートは、図1(b)に示すように、排紙ローラ30・3
0の当接部30aでの接線30bに対して入紙角度βで
排紙ローラ30・30に搬入され、排紙トレイ31上へ
排出される。
【0034】一方、両面複写の場合には、排紙ローラ3
0・30から排出されたシートは、切換えゲート29に
よって搬送路32を経て中間トレイ33上に排出され
る。この様にして、中間トレイ33上に載置されたシー
トは、次に、給紙ローラ34によって搬送路35へ送出
され、ここで反転させられてレジストローラ24へ搬送
される。
【0035】その後、感光体8の表面が帯電チャージャ
9により再度帯電され、露光光学系部4により原稿載置
台3上に裏返しに配された原稿に対する走査が行われ
る。次に、前述の場合と同様の動作によって、シートの
裏面にトナー像が転写され、このトナー像が下定着部2
13においてシート上に定着される。その後、シート
は、切換えゲート29により排紙ローラ30・30方向
へ導かれ、図1(b)に示すように、排紙ローラ30・
30の当接部30aでの接線30bに対して入紙角度β
で排紙ローラ30・30に搬入され、排紙トレイ31上
に排出される。
【0036】上記のように、本複写機では、定着装置2
00において、上ヒートローラ201の中心点201a
と中ヒートローラ202の中心点202aを結ぶ直線
と、中ヒートローラ202の中心点202aと下ヒート
ローラ203の中心点203aを結ぶ直線とで形成され
る内角γの2等分線214と、排紙ローラ30・30の
当接部30aでの接線30bが重なるように配設するこ
とによって、上記入紙角度αとβは等しくなり、上定着
部212から出紙されたシートと下定着部213から出
紙されたシートが排紙ローラ30・30の当接部30a
の接線30bに対して等しい角度で当接部30aに入紙
することができる。従って、各定着部から出紙されるシ
ートの排紙ローラ30・30近傍での紙詰まり(以下、
ジャムと称する)発生率を等しくすることができる。
【0037】つまり、従来のように各定着部から出紙さ
れたシートの、排紙ローラ30・30に対するの入紙角
度が極端に異なるような場合では、各定着部から出紙さ
れるシートのジャム発生率に偏りが生じ、上記入紙角度
の大きくなる定着部から出紙されたシートのジャム等が
発生し易くなり、その結果、白黒コピー、フルカラーコ
ピーの何れか一方のコピーがスムーズに行えないという
問題が生じていたが、上記のように排紙ローラ30・3
0へのシートの入紙角度を同じにすることによって、排
紙ローラ30・30近傍でのジャム等の発生率を各コピ
ーモードにおいて等しくすることができるので、何れの
コピーモードを選択した場合でも、同じようにできるだ
けスムーズにコピーを行うことができるようになる。
【0038】また、何れの定着部を用いた場合でも、極
端なジャムの発生がなくなり、できるだけスムーズにシ
ートが排紙ローラ30・30の当接部30aに入紙され
るので、改良前に比べてジャムが生じにくくなり、結果
として全体的なジャムの発生率を低減させることができ
る。
【0039】尚、本実施例では、各ヒートローラの配設
状態を図1に示すようにしているが、上記効果を得るも
のであればこれに限定しない。そこで、前述したような
構成以外に、例えば図5(a)に示すように3本のヒー
トローラが一直線上に並んでいない場合、あるいは図5
(b)に示すように3本のヒートローラが一直線上に並
んでいる場合とが考えられる。
【0040】図5(a)の場合、上ヒートローラ201
の中心点201aと中ヒートローラ202の中心点20
2aを結ぶ直線と、中ヒートローラ202の中心点20
2aと下ヒートローラ203の中心点203aを結ぶ直
線とで形成される内角の2等分線214上に当接部30
aが来るように排紙ローラ30・30を配置すれば、排
紙ローラ30・30への各定着部から出紙されたシート
の入紙角度α・βを同じにすることができるので、排紙
ローラ30・30近傍でのジャムの発生率を各コピーモ
ードにおいて等しくすることができる。
【0041】また、図5(b)の場合も同様に、上ヒー
トローラ201の中心点201aと中ヒートローラ20
2の中心点202aを結ぶ直線と、中ヒートローラ20
2の中心点202aと下ヒートローラ203の中心点2
03aを結ぶ直線とで形成される内角の2等分線214
上に当接部30aが来るように排紙ローラ30・30を
配置する。しかし、この場合、各ヒートローラが一直線
上に並んで配設されているので、各定着部から出紙され
るシートは当接部30aにスムーズに入紙させることが
できない。そこで、上記のような場合、上・下搬送路4
1・42を用いて強制的にシートを当接部30aに入紙
させることによって、排紙ローラ30・30へのシート
の入紙角度を同じにすることができるので、この場合も
排紙ローラ30・30近傍でのジャムの発生率を各コピ
ーモードにおいて等しくすることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明の電子写真装置の定着装置は、以
上のように、上下方向に並んだ上、中、下、3個のヒー
トローラを有し、上ヒートローラと中ヒートローラとの
圧接部に上定着部が形成され、中ヒートローラと下ヒー
トローラとの圧接部に下定着部が形成され、これら各定
着部から出紙されたシートを排紙部に排紙させるための
2個のローラで当接部が形成された排紙ローラを有し、
上記の上定着部から出紙されたシートと、下定着部から
出紙されたシートが、上記排紙ローラの当接部での接線
に対して等しい角度で上記当接部に入紙されるように各
ヒートローラおよび排紙ローラが配設されていることを
特徴とする構成である。
【0043】それゆえ、各定着部から排紙ローラへのシ
ートの入紙角度を等しくすることによって、各定着部か
ら排紙されたシートの排紙ローラ近傍の紙詰まりの発生
率を同じにすることができるので、何れの定着部を用い
た場合でも、極端な紙詰まりの発生がなくなり、できる
だけスムーズにシートが排紙ローラの当接部に入紙され
るので、改良前に比べて紙詰まりが生じにくくなり、結
果として全体的な紙詰まりの発生率を下げることができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、同図
(a)は、電子写真装置の定着装置におけるヒートロー
ラと排紙ローラとの位置関係を示す説明図であり、同図
(b)は、上記排紙ローラ付近の拡大図である。
【図2】上記の定着装置を備えた複写機の全体構成図で
ある。
【図3】図2に示した複写機本体の拡大図である。
【図4】上記定着装置付近の概略構成図である。
【図5】図1に示したヒートローラと排紙ローラとの位
置関係を示す他の説明図であって、同図(a)は、ヒー
トローラが直線上に配設されていない場合の位置関係を
示すものであり、同図(b)は、ヒートローラが直線上
に配設されている場合の位置関係を示すものである。
【図6】従来の電子写真装置の定着装置の概略構成を示
すものであって、同図(a)は、ヒートローラと排紙ロ
ーラとの位置関係を示す説明図であり、同図(b)は、
上記排紙ローラ付近の拡大図である。
【符号の説明】
30 排紙ローラ 30a 当接部 31 排紙トレイ(排紙部) 201 上ヒートローラ 202 中ヒートローラ 203 下ヒートローラ 212 上定着部 213 下定着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 佳昭 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に並んだ上、中、下、3個のヒー
    トローラを有し、上ヒートローラと中ヒートローラとの
    圧接部に上定着部が形成され、中ヒートローラと下ヒー
    トローラとの圧接部に下定着部が形成され、これら各定
    着部から出紙されたシートを排紙部に排紙させるための
    2個のローラで当接部が形成された排紙ローラを有する
    電子写真装置の定着装置において、 上記の上定着部から出紙されたシートと、下定着部から
    出紙されたシートが、上記排紙ローラの当接部での接線
    に対して等しい角度で上記当接部に入紙されるように各
    ヒートローラおよび排紙ローラが配設されていることを
    特徴とする電子写真装置の定着装置。
JP4208028A 1992-08-04 1992-08-04 電子写真装置の定着装置 Pending JPH0651663A (ja)

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