JPH0429603A

JPH0429603A - 高剛性シリンダ

Info

Publication number: JPH0429603A
Application number: JP13387990A
Authority: JP
Inventors: Makoto Hirabayashi; 平林　真
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1990-05-25
Filing date: 1990-05-25
Publication date: 1992-01-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、シリンダ構体内に摺動可能に嵌め合わされ
たピストンと、そのピストンに一体的に結合されるとと
もに前記シリンダ構体の一方の端壁部を摺動可能に貫通
するロッドとを具え、前記シリンダ構体内に対する加圧
流体の給排により前記ロッドを進退移動させる、エアシ
リンダや油圧シリンダ等のシリンダに関するものである
。

（従来の技術）従来の上述の如きシリンダとしては例えば、第３図およ
び第４図に示す複動型エアシリンダがあり、図中１はシ
リンダチューブ、２はロッドカバ、３はヘッドカバー、
４はピストン、５はロッドをそれぞれ示す。

ここで、シリンダチューブ１、ロッドカバー２およびヘ
ッドカバー３は互いに一体岬１結合されてシリンダ構体
６を構成し、ピストン４はシリンダチューブ１内に気密
にかつ摺動可能に嵌め込まれており、またロッド５は、
ピストン４に一体的に結合されるとともに、シリンダ構
体６の一方のｉ壁部であるロッドカバー２およびそこに
圧入されたブツシュ７に気密にかつ摺動可能に嵌め合わ
されてそこを貫通している。

かかるエアシリンダによれば、図示しないエア通路を介
し前記シリンダ構体６内に対する圧縮空気の給排を行う
ことにより、ピストン４に押圧力を与えてロッド５を進
退移動させることができる。

尚、図中８は、ロッド５の進退移動終了付近で上記押圧
力よりも小さい反発力を生じさせてロッド５の移動速度
を減少させるクツションリングを示す。

（発明が解決しようとするＩＩりところで、上記エアシリンダを二本づつ組にして複数本
組み合わせ、複数種類の・ワーク位置決め治具をそれら
のエアシリンダの各組のロッド先端部に各々取り付ける
ことにて、それらのワーク位置決め治具の一つを対応す
る組みのエアシリンダの作動に基づき選択的に所定の使
用位置まで移動させるワーク位置決め装置を構成する場
合がある。

しかしながら上記従来のエアシリンダにあっては、気密
については０リング等のシール材で確保されるため、ロ
ッド５と口・ソドカ）Ｘ−２およびブツシュ７との間や
、ピストン４とシリンダチューブ１との間、そしてクツ
ションリング８とロッドカバー２およびヘッドカバー３
との間の隙間は一般に比較的大きくされているので、特
に口・ノド５が進出限位置に位置する場合に、ロッド５
の先端部がその軸線と交差する方向の外力に対し振れ易
くて正確に位置決めされないという問題があり、それゆ
え、上記ワーク位置決め装置では、ワーク位置決め治具
側にロケートピンを設けるとともに、エアシリンダに固
定したプラグ・ントにロケート孔を設け、そのワーク位
置決め治具を使用位置まで移動させる際にその移動に伴
って上記ロケートピンを上記ロケート孔に嵌合させるこ
とにより、使用位置でのワーク位置決め治具の位置決め
を行う必要があり、このことによってワーク位置決め装
置の外径寸法が上記プラグ・ントの部分で大きくなって
、その装置と他の装置との干渉を回避するのが困難にな
るという問題があった。

この発明は、かかる課題を有利に解決したシリンダを提
供するものである。

（課題を解決するための手段）この発明の高剛性シリンダは、シリンダ構体内に摺動可
能に嵌め込まれたピストンと、そのピストンに一体的に
結合されるとともに前記シリンダ構体の一方の端壁部を
摺動可能に貫通するロッドとを具え、前記シリンダ構体
内に対する加圧流体の給排により前記ロッドを進退移動
させるものであって、前記一方の端壁部の、前記ピスト
ンに対向する壁面に、その壁面に対する前記ピストンの
接近移動に伴って互いに密に嵌合する突部および凹部の
うちの一方を設けるとともに、前記ピストンの、前記壁
面に対向する側面に、前記突部および凹部のうちの他方
を設けることを特徴とするものである。

（作　用）かかるシリンダにあっては、シリンダ構体の前記一方の
端壁部の、ピストンに対向する壁面に設けられた、突部
および凹部のうちの一方と、ピストンの、前記壁面に対
向する側面に設けられた、前記突部および凹部のうちの
他方とが、前記壁面に対するピストンの接近移動に伴っ
て互いに密に嵌合するので、ロッドが進出限位置に位置
する場合に、ロッドの先端部がその軸線と交差する方向
の外力に対し高い剛性を持って正確に位置決めされる。

従ってこの発明のシリンダによれば、ワーク位置決め治
具をそのシリンダのロッド先端部に取り付けることにて
、ワーク位置決め治具をシリンダの作動に基づき選択的
に所定の使用位置まで移動させるワーク位置決め装置を
構成する場合に、ロケートピンおよびロケート孔をシリ
ンダ外に設けずして、使用位置でのワーク位置決め治具
の位置決めを行うことができ、ひいては、ワーク位置決
め装置の外径寸法をコンパクトにし得てその装置と他の
装置との干渉の回避を容易ならしめることができる。

（実施例）以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。

第１図は、この発明の高剛性シリンダを複動型エアシリ
ンダに通用した一実施例を示す縦断面図、第２図は、第
１図の■−■線に沿う、上記エアシリンダの横断面図で
あり、図中従来例と同様の部分は、それと同一の符号に
て示す。

すなわち、図中１はシリンダチューブ、２はロッドカバ
ー、３はヘッドカバー、４はピストン、５はロッドをそ
れぞれ示し、シリンダチューブ１、ロッドカバー２およ
びヘッドカバー３は互いに一体的に結合されてシリンダ
構体６を構成し、ピストン４はシリンダチューブ１内に
気密にかつ摺動可能に嵌め込まれており、またロッド５
は、ピストン４に一体的に結合されるとともに、シリン
ダ構体６の一方の端壁部であるロッドカバー２およびそ
こに圧入されたブツシュ７に気密にかつ摺動可能に嵌め
合わされてそこを貫通している。

そして、図中８はロッド５の進退移動終了付近で上記押
圧力よりも小さい反発力を生しさせてロッド５の移動速
度を減少させるクツションリングを、また９は各部の気
密を保持するゴム状弾性体製の０リングまたはパツキン
をそれぞれ示す。

尚ここで、上記ロッド５と口・ノドカノく−２およびブ
ツシュ７との間や、ピストン４とシリンダチューブ１と
の間、そしてクツションリング８とロッドカバー２およ
びヘッドカバー３との間の隙間は、円滑な摺動を確保し
つつ製作コストを下げるために比較的大きくされている
。

しかしてここでは、第２図に示すように、口・ノドカハ
ー２の、ピストン４に対向する壁面２ａの、当該ピスト
ンの中心軸線Ｃに対し周方向に互いに９０度づつずれた
四箇所に、それぞれその中心軸線Ｃに平行に延在する凹
部としてのロケート孔２ｂが形成され、また、ピストン
４の、上記壁面２ａに対向する側面４ａの、上記各ロケ
ート孔２ｂに上記中心軸線Ｃ方向に整列し得る位置に、
それらのロケート孔２ｂに対し密に嵌合可能な、先細り
の先端部と円柱状の軸部とを持つ突部としてのロケート
ピン１０が突設されており、上記壁面２ａと側面４ａと
は、それらが互いに当接状態となるロッド５の進出限位
置を正確ならしめるため仕上げ加工されている。

さらにここでは、ロッド５の横断面形状と、ロッドカバ
ー２の貫通孔およびブツシュ７の横断面形状とが楕円形
とされており、このことによって、ロッド５の、中心軸
線０周りの回動可能角度は極めて少なくなり、各ロケー
トピン１０は常Ｃ柔確実にロケート孔２ｂに対向するこ
ととなる。

尚、上記横断面形状は、ロッド５については例えばカム
の製造時と同様に外周研削を行うことにより、またロッ
ド力バー２の貫通孔については例えば放電加工やワイヤ
ーカット後内面研削を行うことにより、そしてブツシュ
７については例えば同様の横断面形状のポンチを圧入す
ることにより、それぞれ形成することができる。

しかもこのエアシリンダにあっては、ロッド５が進出す
るようにピストン４を第１図では左方へ移動させると、
その移動終了付近から、ロッドカバ−２の壁面２ａに中
心軸線Ｃに平行に延在するように形成された四つのロケ
ート孔２ｂに、ピストン４の、上記壁面２ａに対向する
側面４ａに形成された四本のロケートピン１０が、その
先細りの先端部の案内によりそれぞれ嵌合し始め、ロッ
ドカバー２の壁面２ａに対しピストン４０側面４ａが当
接するロッド５の進出銀の状態では、それら四つのロケ
ート孔２ｂと四本のロケートピン１０とは互いに密に嵌
合した状態となるので、ロッド５の先端部が、中心軸線
Ｃと交差する方向の外力に対し高い剛性を持って正確に
位置決めされる。

従ってこの実施例のシリンダによれば、ワーク位置決め
治具をそのシリンダのロッド５の先端部に取り付けるこ
とにて、ワーク位置決め治具をシリンダの作動に基づき
選択的に所定の使用位置まで移動させるワーク位置決め
装置を構成する場合に、ロケートピンおよびロケート孔
をシリンダ外に設けずして、使用位置でのワーク位置決
め治具の位置決めを行うことができ、ひいては、ワーク
位置決め装置の外径寸法をコンパクトにし得てその装置
と他の装置との干渉の回避を容易ならしめることができ
る。

以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例
に限定されるものでなく、例えば、ロケート孔をピスト
ン４の側面４ａに設けるとともにロケートピンをロッド
カバー２の壁面２ａに設けても良く、それらロケート孔
およびロケートピンの数も所要に応じて適宜変更するこ
とができる。

また、互いに密に嵌合可能な突部および凹部としては、
上記例のロケートピンおよびロケート孔の他、例えば各
々円錐状のロケートピンおよびロケート孔や、放射状に
延在する突条および溝等としても良い。

そして、この発明のシリンダは、油圧シリンダにも適用
することができ、また上記ワーク位置決め装置以外の用
途にももちろん使用することができる。

（発明の効果）かくしてこの発明の高剛性シリンダによれレボ１０ンド
が進出限位置に位置する場合に、ロッドの先端部をその
軸線と交差する方向の外力に対し高い剛性を持って正確
に位置決めすること力くできるので、ワーク位置決め治
具をそのシリンダの口・ン治具をシリンダの作動に基づ
き選択的Ｇこ所定の使用位置まで移動させるワーク位置
決め装置を構成する場合に、ロケートピンおよびロケー
ト了りをシリンダ外に設けずして、使用位置でのワーク
（立置決め治具の位置決めを行うことができ、ひし）て
番よ、ワーク位置決め装置の外径寸法をコンノ々クトｃ
こし得てその装置と他の装置との干渉の回避を容易なら
しめることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の高剛性シリンダを複動型エアシリン
ダに適用した一実施例を示す縦断面図、第２図は第１図
の■−■線に沿う上記エアシリンダの横断面図、第３図は従来の複動型エアシリンダを示す縦断面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿う上記従来のエアシ
リンダの横断面図である。

Claims

【特許請求の範囲】１、シリンダ構体（６）内に摺動可能に嵌め込まれたピ
ストン（４）と、そのピストンに一体的に結合されると
ともに前記シリンダ構体の一方の端壁部（２）を摺動可
能に貫通するロッド（５）とを具え、前記シリンダ構体
内に対する加圧流体の給排により前記ロッドを進退移動
させるシリンダにおいて、前記一方の端壁部の、前記ピストンに対向する壁面（２
ａ）に、その壁面に対する前記ピストンの接近移動に伴
って互いに密に嵌合する突部（１０）および凹部（２ｂ
）のうちの一方（２ｂ）を設けるとともに、前記ピスト
ンの、前記壁面に対向する側面（４ａ）に、前記突部お
よび凹部のうちの他方（１０）を設けることを特徴とす
る、高剛性シリンダ。