JP2569871Y2 - 流体圧シリンダ - Google Patents

流体圧シリンダ

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JP2569871Y2
JP2569871Y2 JP1991021243U JP2124391U JP2569871Y2 JP 2569871 Y2 JP2569871 Y2 JP 2569871Y2 JP 1991021243 U JP1991021243 U JP 1991021243U JP 2124391 U JP2124391 U JP 2124391U JP 2569871 Y2 JP2569871 Y2 JP 2569871Y2
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JP
Japan
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rod
load sensor
fluid pressure
lead wire
axial direction
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隆 横山
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Nok Corp
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Nok Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、生産設備など各種の産
業設備に用いられる流体圧シリンダの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】公知の流体圧シリンダは、シリンダを内
設したボディと、前記ボディに挿入され、前記シリンダ
と組み合わされるピストンを設けたロッドとを有し、前
記シリンダに流体圧を供給して前記ロッドを往復動させ
るものであって、前記ロッドによってワークを押圧し、
前記ワークを所定箇所に圧入する作業に用いられてい
る。この種の作業においてワークが正しく圧入されたか
否かは荷重センサによってチェックされ、すなわち荷重
センサによりワークに作用した荷重の大きさを検出して
その正否をチェックしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術には、次
のような問題がある。すなわち、荷重センサが流体圧シ
リンダの外部に配置されているために、流体圧シリンダ
またはワークの回りにこの荷重センサを取り付けるため
の専用の取付スペースが必要であり、また荷重センサを
取り付けるための専用の取付部品が必要である。また同
じ理由により荷重センサが埃を被り易い。
【0004】また実願昭55−185507号(実開昭
57−109305号)のマイクロフィルムに掲載され
た液圧シリンダにおいては、荷重センサに相当する応力
検出器が、ピストンに従動するピストン杆の内部に配置
されているために、この構造によれば、専用の取付スペ
ースおよび取付部品を不要とし、応力検出器が埃を被る
のを防止することが可能である。しかしながらこの液圧
シリンダにおいては、応力検出器のリード線が、ピスト
ン杆に対して軸方向に相対移動するロッドヘッドに設け
られた孔部から外部へ取り出されているために、以下の
不都合がある。すなわち、応力検出器のリード線がワー
クの比較的近くに配置されていることから、このリード
線がワークや当該液圧シリンダに纏わり付き易く、よっ
て作業の邪魔になることが多い。また相対移動に伴って
リード線が屈曲を繰り返すことから、このリード線の屈
曲を緩和することができず、よって応力検出器に断線等
の電気的トラブルが発生し易い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、ピストンに
従って軸方向に移動する中空のロッドと、前記ロッドの
軸方向一端部に軸方向に相対移動自在に挿入されるとと
もにワークに当接する第2ロッドと、前記ロッドの内部
に固定的に配置されるとともに前記第2ロッドに当接し
て荷重の大きさを検出する荷重センサと、前記荷重セン
サに接続されるとともに前記ロッドの軸方向他端側開口
から外部に 引き出されたリード線とを有し、前記荷重セ
ンサが前記ロッドの中心軸線上に配置されるとともに、
前記リード線が前記荷重センサから前記ロッドの軸方向
他端側開口に至るまで前記ロッドの中空部を通って、軸
方向に直線状に引き出されていることにした。
【0006】
【作用】上記構成を備えた本考案の流体圧シリンダにお
いては、当該流体圧シリンダに対して作動圧力である流
体圧を供給してピストンとともに中空のロッドを軸方向
一端側へ前進させ、このロッドの軸方向一端部に相対移
動自在に挿入された第2ロッドを、この第2ロッドがワ
ークに当接するまでこの動きに追随させる。第2ロッド
はワークに当接して前進を停止し、以後はロッドのみが
前進を続け、このロッドの内部に配置された荷重センサ
が第2ロッドに押し付けられて荷重の大きさを検出す
る。荷重センサはロッドの内部に固定的に配置され、か
ロッドの中心軸線上に配置されており、またリード線
が荷重センサからロッドの軸方向他端側開口に至るまで
ロッドの中空部を通って、軸方向に直線状に引き出され
ている。したがってロッドが軸方向に往復動しても、ロ
ッドの中空部内に配置されたリード線はその影響を受け
ず、全く屈曲しないで済むことになる。
【0007】
【実施例】つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0008】図1に示すように、ボディ1にシリンダ2
が内設されるとともにロッド3が貫挿されており、この
ロッド3にシリンダ2と組み合わされるピストン4が固
定されている。ロッド3はその全長に亙って中空であっ
全長に亙って中空部6を有しており、またその内壁の
中途に段部5が形成され、この段部5から一端(図にお
いて左端)側が比較的大径の大径側中空部6aとされて
いる。またロッド3はピストン4を挟持するために軸方
向に2分割されており、分割体同士互いに螺着されて
いる。ロッド3の一端側に第2ロッド7が同心的に配置
されており、この第2ロッド7の一端が大径中空部6a
に軸方向に相対移動自在に挿入され、抜け止めのため
に、第2ロッド7にピストン部8が螺着され、ロッド3
にロッドキャップ9が螺着されている。大径側中空部6
に荷重センサ10が配置されており、この荷重センサ
10のリード線(配線とも称する)11がロッド3の内
部を通って、このロッド3の他端側開口から導出されて
いる。荷重センサ10は段部5に係合してロッド3に対
して固定的に配置されるとともにロッド3の中心軸線上
に配置されており、リード線11は荷重センサ10から
ロッド3の軸方向他端側開口に至るまでロッド3の中空
部6を通って、軸方向に直線状に引き出されている。
【0009】シリンダ2に流体圧である圧縮空気を供給
してロッド3を図上左方向に向けて前進させ、第2ロッ
ド7を、この第2ロッド7がワーク(図示せず、第2ロ
ッド7の更に左側に配置される)に当接するまでこの動
きに追随させる。第2ロッド7はワークに当接して前進
を停止し、以後はロッド3のみが前進を続け、このロッ
ド3の大径側中空部6a内に配置された荷重センサ10
が第2ロッド7のピストン部8に押し付けられて荷重の
大きさを検出し、圧入の正否をチェックする。しかし
て、荷重センサ10はロッド3の大径側中空部6aに内
蔵されており、このため、当該流体圧シリンダまたはワ
ークの回りに荷重センサ10を取り付けるための専用の
取付スペースを必要とせず、また荷重センサ10を取り
付けるための専用の取付部品を必要としない。また、同
じ理由により荷重センサ10が埃を被ることもない。ま
た、荷重センサ10のリード線11をロッド3の内部を
通してロッド3の他端側開口から導出したために、リー
ド線11が作業の邪魔になることがない。また更に、荷
重センサ10がロッド3の中心軸線上に配置されるとと
もに、リード糸11が荷重センサ10からロッド3の軸
方向他端側開口に至るまでロッド3の中空部6を通っ
て、軸方向に直線状に引き出されているために、ロッド
3が軸方向に往復動しても、ロッド3の中空部6内に配
置さホたリード線11はその影響を受けず、全く屈曲し
ない。したがってこの中空部6内すなわち当該流体圧シ
リンダ内に配置された部分についてリード線11が屈曲
の繰り返しにより破断するのを有効に防止することがで
き、その耐久性を高めることができる。
【0010】
【考案の効果】本考案の流体圧シリンダは以上の構成と
作用によって、次の効果を奏する。すなわち先ず、荷重
センサを中空のロッドの内部に配置したために、当該流
体圧シリンダまたはワークの回りに荷重センサを取り付
けるための専用の取付スペースを必要とせず、また荷重
センサを取り付けるための専用の部品を必要としない。
また、同じ理由により荷重センサが埃を被ることもな
い。また、荷重センサのリード線が中空のロッドの軸方
他端側開口から外部に引き出されているために、この
リード線がワークから比較的遠く離れたところに配置さ
れている。したがってリード線がワークや当該流体圧ア
クチュエータに纏わり付くことがなく、作業の邪魔にな
ることがない。また更に、荷重センサがロッドの中心軸
線上に配置されるとともに、リード線が荷重センサから
ロッドの軸方向他端側開口に至るまでロッドの中空部を
通って、軸方向に直線状に引き出されているために、ロ
ッドが軸方向に往復動しても、ロッドの中空部内に配置
されたリード線は全く屈曲しない。したがってこの中空
部内すなわち当該流体圧シリンダ内に配置された部分に
ついてリード線が屈曲の繰り返しにより破断するのを有
効に防止することができ、その耐久性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る流体圧シリンダの断面図
【符号の説明】
1 ボディ 2 シリンダ 3 ロッド 4 ピストン 5 段部 6 中空部6a 大径側中空部 7 第2ロッド 8 ピストン部 9 ロッドキャップ 10 荷重センサ 11 リード線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン(4)に従って軸方向に移動す
    る中空のロッド(3)と、 前記ロッド(3)の軸方向一端部に軸方向に相対移動自
    在に挿入されるとともにワークに当接する第2ロッド
    (7)と、 前記ロッド(3)の内部に固定的に配置されるとともに
    前記第2ロッド(7)に当接して荷重の大きさを検出す
    る荷重センサ(10)と、 前記荷重センサ(10)に接続されるとともに前記ロッ
    ド(3)の軸方向他端側開口から外部に引き出されたリ
    ード線(11)とを有し、 前記荷重センサ(10)が前記ロッド(3)の中心軸線
    上に配置されるとともに、前記リード線(11)が前記
    荷重センサ(10)から前記ロッド(3)の軸方向他端
    側開口に至るまで前記ロッド(3)の中空部(6)を通
    って、軸方向に直線状に引き出されている ことを特徴と
    する流体圧シリンダ。
JP1991021243U 1991-03-12 1991-03-12 流体圧シリンダ Expired - Lifetime JP2569871Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4507415B2 (ja) * 2001-02-06 2010-07-21 富士電機リテイルシステムズ株式会社 飲料ディスペンサ
JP4569009B2 (ja) * 2001-02-06 2010-10-27 富士電機リテイルシステムズ株式会社 飲料ディスペンサ
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