JPH0712727Y2 - 流体圧シリンダ - Google Patents
流体圧シリンダInfo
- Publication number
- JPH0712727Y2 JPH0712727Y2 JP14073087U JP14073087U JPH0712727Y2 JP H0712727 Y2 JPH0712727 Y2 JP H0712727Y2 JP 14073087 U JP14073087 U JP 14073087U JP 14073087 U JP14073087 U JP 14073087U JP H0712727 Y2 JPH0712727 Y2 JP H0712727Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston rod
- fluid pressure
- cap
- tube
- main body
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、流体圧利用の産業機械に使用する流体圧シリ
ンダに関するものであり、特に詳しくは、ワークの保持
及び移動に好適な流体圧シリンダに関するものである。
ンダに関するものであり、特に詳しくは、ワークの保持
及び移動に好適な流体圧シリンダに関するものである。
[従来の技術] 産業機械においては、ワークを保持して移動させるため
の流体圧シリンダが必要である。
の流体圧シリンダが必要である。
従来公知の上記流体圧シリンダは、ピストンロッドに、
ワークを真空圧によって吸着するための軸方向の流路を
設けている。
ワークを真空圧によって吸着するための軸方向の流路を
設けている。
しかしながら、上記公知の流体圧シリンダは、上記ピス
トンロッドに接続するチューブが、ピストンロッドの往
復動によって屈伸するので、作業者にとって危険なばか
りでなく、チューブの疲労が大きくて寿命が短いという
問題がある。
トンロッドに接続するチューブが、ピストンロッドの往
復動によって屈伸するので、作業者にとって危険なばか
りでなく、チューブの疲労が大きくて寿命が短いという
問題がある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案が解決しようとする課題は、チューブの屈伸によ
る作業の危険性や該チューブの疲労を防止できる流体圧
シリンダを提供することにある。
る作業の危険性や該チューブの疲労を防止できる流体圧
シリンダを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の流体圧シリンダは、
シリンダ主体、該シリンダ主体内を摺動するピストン、
及び両端が上記シリンダ主体の軸方向両側に突出する長
さの内部が流体流路となった中空のピストンロッドを備
え、上記シリンダ主体の一側に、上記ピストンロッドの
ストロークより長い軸方向長さを有するとともに、内部
に上記ピストンロッドが遊挿するロッド孔を軸方向に備
えたキャップを、気密に取付け、上記キャップにおける
ロッド孔の先端部に、可撓性チューブを持続するための
チューブ接続部を設けたことを特徴とするものである。
シリンダ主体、該シリンダ主体内を摺動するピストン、
及び両端が上記シリンダ主体の軸方向両側に突出する長
さの内部が流体流路となった中空のピストンロッドを備
え、上記シリンダ主体の一側に、上記ピストンロッドの
ストロークより長い軸方向長さを有するとともに、内部
に上記ピストンロッドが遊挿するロッド孔を軸方向に備
えたキャップを、気密に取付け、上記キャップにおける
ロッド孔の先端部に、可撓性チューブを持続するための
チューブ接続部を設けたことを特徴とするものである。
[作用] ピストンロッドの流路に流体圧を作用させるチューブ
を、流体圧シリンダに取付けたキャップのロッド孔の端
部に設けたチューブ接続部に接続することにより、上記
チューブとピストンロッドの流路とがロッド孔を介して
連通する。したがって、ピストンロッドが往復動しても
キャップに接続されたチューブは屈伸しないので、該チ
ューブの屈伸に伴う作業の危険性や、該チューブの疲労
による寿命の短縮等を防止することができる。
を、流体圧シリンダに取付けたキャップのロッド孔の端
部に設けたチューブ接続部に接続することにより、上記
チューブとピストンロッドの流路とがロッド孔を介して
連通する。したがって、ピストンロッドが往復動しても
キャップに接続されたチューブは屈伸しないので、該チ
ューブの屈伸に伴う作業の危険性や、該チューブの疲労
による寿命の短縮等を防止することができる。
この場合、キャップの軸方向長さがピストンロッドのス
トロークより長いので、キャップによってピストンロッ
ドの往復動が妨げられることはない。
トロークより長いので、キャップによってピストンロッ
ドの往復動が妨げられることはない。
また、シリンダ主体の一側にキャップを取付けるのみで
よいため、流体圧シリンダの構造が簡単で、しかもスリ
ムなものにすることができる。
よいため、流体圧シリンダの構造が簡単で、しかもスリ
ムなものにすることができる。
[実施例] 第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、この流体圧
シリンダは、シリンダ主体1と、該シリンダ主体1の軸
方向の一端に取付けられたキャップ2とを備えている。
シリンダは、シリンダ主体1と、該シリンダ主体1の軸
方向の一端に取付けられたキャップ2とを備えている。
上記シリンダ主体1は、内部に軸方向の貫通孔を備えた
直方体のボディ4、該ボディ4の貫通孔の両端を閉鎖す
るロッドカバー5a,5bを有し、一方のロッドカバー5aは
ボディ4の端部をかしめることにより、他方のロッドカ
バー5bは貫通孔へ嵌着することによって、それぞれボデ
ィ4に取付けられており、該ボディ4には、該ボディ内
を摺動するピストン6で区画された左右の圧力室に圧力
流体を給排するための給排ポート7a,7bが開設されてい
る。
直方体のボディ4、該ボディ4の貫通孔の両端を閉鎖す
るロッドカバー5a,5bを有し、一方のロッドカバー5aは
ボディ4の端部をかしめることにより、他方のロッドカ
バー5bは貫通孔へ嵌着することによって、それぞれボデ
ィ4に取付けられており、該ボディ4には、該ボディ内
を摺動するピストン6で区画された左右の圧力室に圧力
流体を給排するための給排ポート7a,7bが開設されてい
る。
中間部分に上記ピストン6がかしめ止めされたピストン
ロッド8は、内部に軸方向に貫通する流路9を備えた中
空部材からなっていて、その両端が上記カバー5a,5bを
気密に貫通して外部に突出しており、該ピストンロッド
8のカバー5aから突出する側の端部には、図示を省略し
ている吸着パッド等の適宜の器具を取付けるためのねじ
が形設されるとともに、該ねじよりも内側の部分に、プ
レート10が、ピストンロッド8が挿通する孔を割溝11
(第2図参照)で締付けることにより固定されている。
該プレート10の長手方向の一端には、ガイドロッド12が
ピストンロッド8と平行に固着され、該ガイドロッド12
をブッシュを介してボディ4のガイド孔13に摺動自在に
挿通することにより、シリンダ主体1とピストンロッド
8との相対回動が防止されている。
ロッド8は、内部に軸方向に貫通する流路9を備えた中
空部材からなっていて、その両端が上記カバー5a,5bを
気密に貫通して外部に突出しており、該ピストンロッド
8のカバー5aから突出する側の端部には、図示を省略し
ている吸着パッド等の適宜の器具を取付けるためのねじ
が形設されるとともに、該ねじよりも内側の部分に、プ
レート10が、ピストンロッド8が挿通する孔を割溝11
(第2図参照)で締付けることにより固定されている。
該プレート10の長手方向の一端には、ガイドロッド12が
ピストンロッド8と平行に固着され、該ガイドロッド12
をブッシュを介してボディ4のガイド孔13に摺動自在に
挿通することにより、シリンダ主体1とピストンロッド
8との相対回動が防止されている。
上記キャップ2は、ボディ4と同一の断面形状を有し、
ボルト15,・・等の適宜の固定手段によってボディ4の
ロッドカバー5b側に取付けられており、該キャップ2の
軸方向長さは、右方向のストローク終端位置にあるピス
トンロッド8を覆う長さに形成されている(第1図参
照)。そして、該キャップ2はピストンロッド8が遊挿
する軸方向のロッド孔16を備え、その開口端に、ねじ孔
等からなるチューブ接続部17が設けられている。
ボルト15,・・等の適宜の固定手段によってボディ4の
ロッドカバー5b側に取付けられており、該キャップ2の
軸方向長さは、右方向のストローク終端位置にあるピス
トンロッド8を覆う長さに形成されている(第1図参
照)。そして、該キャップ2はピストンロッド8が遊挿
する軸方向のロッド孔16を備え、その開口端に、ねじ孔
等からなるチューブ接続部17が設けられている。
上記キャップ2及びボディ4の側面には、一対の溝18,1
8がピストンロッド8の軸方向に形設され、該溝18に挿
入されたスイッチ19は、ピストン6に設けたマグネット
20を検出してピストンの位置を検出するもので、止ねじ
21によってボディ4に固定されている。
8がピストンロッド8の軸方向に形設され、該溝18に挿
入されたスイッチ19は、ピストン6に設けたマグネット
20を検出してピストンの位置を検出するもので、止ねじ
21によってボディ4に固定されている。
上記シリンダ主体1には、ロッドカバー5a側におけるピ
ストンロッド8に近接した位置に、取付孔23,23と24,24
が相互に直交する方向に形成されており、該シリンダ主
体1は、これらの取付孔の何れか一方に図示を省略して
いるボルトを挿通することによって、所望の部材に固定
することができる。
ストンロッド8に近接した位置に、取付孔23,23と24,24
が相互に直交する方向に形成されており、該シリンダ主
体1は、これらの取付孔の何れか一方に図示を省略して
いるボルトを挿通することによって、所望の部材に固定
することができる。
第1図中符号27は、ピストン6の両側に設けたダンパー
である。
である。
上記実施例は、キャップ2におけるロッド孔16のチュー
ブ接続部17に図示を省略しているチューブを接続し、ピ
ストン6で区画された圧力室に給排ポート7a,7bから圧
力流体を給排すると、ピストン6とピストンロッド8が
往復動するので、上記チューブに真空圧を作用させる
と、ピストンロッド8の先端に取付けた吸着パッドによ
って、ワークを保持して移動させることができる。
ブ接続部17に図示を省略しているチューブを接続し、ピ
ストン6で区画された圧力室に給排ポート7a,7bから圧
力流体を給排すると、ピストン6とピストンロッド8が
往復動するので、上記チューブに真空圧を作用させる
と、ピストンロッド8の先端に取付けた吸着パッドによ
って、ワークを保持して移動させることができる。
この場合、ピストンロッド8の流路9に真空圧を作用さ
せる上記チューブは、流体圧シリンダの固定部分である
キャップ2に接続されていて、ピストンロッド8が往復
動しても屈伸しないので、該チューブの屈伸に伴う作業
の危険性や、該チューブの疲労による寿命の短縮等を防
止することができる。また、キャップ2の軸方向長さが
ピストンロッド8のストロークよりも長いので、該ピス
トンロッド8の回りにキャップ2を取付けても、該ピス
トンロッド8の往復動に支障を生ずることはない。さら
に、キャップ2に、軸方向のロッド孔16を設けたので、
流体圧シリンダをスリムなものにすることができる。
せる上記チューブは、流体圧シリンダの固定部分である
キャップ2に接続されていて、ピストンロッド8が往復
動しても屈伸しないので、該チューブの屈伸に伴う作業
の危険性や、該チューブの疲労による寿命の短縮等を防
止することができる。また、キャップ2の軸方向長さが
ピストンロッド8のストロークよりも長いので、該ピス
トンロッド8の回りにキャップ2を取付けても、該ピス
トンロッド8の往復動に支障を生ずることはない。さら
に、キャップ2に、軸方向のロッド孔16を設けたので、
流体圧シリンダをスリムなものにすることができる。
なお、図示を省略しているが、上記流体圧シリンダを単
動形とすることもできる。
動形とすることもできる。
[考案の効果] 本考案の流体圧シリンダは、ピストンロッドの流路に流
体圧を作用させるチューブを、往復動作する該ピストン
ロッドに直接接続することなく、該ピストンロッドが挿
通しているキャップに接続して、該キャップにおけるロ
ッド孔を介してピストンロッドに流体圧を作用させるよ
うにしたので、該ピストンロッドが往復動しても上記チ
ューブは屈伸することがなく、このため、該チューブの
屈伸に伴う作業の危険性や、該チューブの疲労による寿
命の短縮等を確実に防止することができ安全性の向上と
運転コストの逓減とを図ることができる。
体圧を作用させるチューブを、往復動作する該ピストン
ロッドに直接接続することなく、該ピストンロッドが挿
通しているキャップに接続して、該キャップにおけるロ
ッド孔を介してピストンロッドに流体圧を作用させるよ
うにしたので、該ピストンロッドが往復動しても上記チ
ューブは屈伸することがなく、このため、該チューブの
屈伸に伴う作業の危険性や、該チューブの疲労による寿
命の短縮等を確実に防止することができ安全性の向上と
運転コストの逓減とを図ることができる。
また、上記キャップの軸方向長さを、上記ピストンロッ
ドのストロークよりも長くしたことにより、該ピストン
ロッドの回りにキャップを取付けても、該ピストンロッ
ドの往復動が妨げられることはない。
ドのストロークよりも長くしたことにより、該ピストン
ロッドの回りにキャップを取付けても、該ピストンロッ
ドの往復動が妨げられることはない。
さらに、シリンダ主体の一側に取付けたキャップに、ピ
ストンロッドが遊挿する貫通孔を設けた構成としたの
で、流体圧シリンダの構成が簡単で、しかもスリムなも
のにすることができる。
ストンロッドが遊挿する貫通孔を設けた構成としたの
で、流体圧シリンダの構成が簡単で、しかもスリムなも
のにすることができる。
第1図は本考案の流体圧シリンダの一実施例を示す要部
縦断正面図、第2図は同上斜視図である。 1……シリンダ主体、2……キャップ 6……ピストン、8……ピストンロッド 9……流路、16……ロッド孔
縦断正面図、第2図は同上斜視図である。 1……シリンダ主体、2……キャップ 6……ピストン、8……ピストンロッド 9……流路、16……ロッド孔
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダ主体、該シリンダ主体内を摺動す
るピストン、及び両端が上記シリンダ主体の軸方向両側
に突出する長さの内部が流体流路となった中空のピスト
ンロッドを備え、 上記シリンダ主体の一側に、上記ピストンロッドのスト
ロークより長い軸方向長さを有するとともに、内部に上
記ピストンロッドが遊挿するロッド孔を軸方向に備えた
キャップを、気密に取付け、 上記キャップにおけるロッド孔の先端部に、可撓性チュ
ーブを接続するためのチューブ接続部を設けた、 ことを特徴とする流体圧シリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14073087U JPH0712727Y2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 流体圧シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14073087U JPH0712727Y2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 流体圧シリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6445010U JPS6445010U (ja) | 1989-03-17 |
JPH0712727Y2 true JPH0712727Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=31405168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14073087U Expired - Lifetime JPH0712727Y2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 流体圧シリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712727Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-09-14 JP JP14073087U patent/JPH0712727Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6445010U (ja) | 1989-03-17 |
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