JPH0433451Y2 - - Google Patents

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JPH0433451Y2
JPH0433451Y2 JP1985071665U JP7166585U JPH0433451Y2 JP H0433451 Y2 JPH0433451 Y2 JP H0433451Y2 JP 1985071665 U JP1985071665 U JP 1985071665U JP 7166585 U JP7166585 U JP 7166585U JP H0433451 Y2 JPH0433451 Y2 JP H0433451Y2
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JP
Japan
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cylinder
slit
piston
arm
seal
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JP1985071665U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシリンダ内に於けるピストンの移動を
ピストンに固着されるアームによつて外部に取出
すようにしたロツドレスシリンダに関する。
(従来の技術) 一般的なシリンダユニツトはシリンダ内にロツ
ドを挿入し、このロツド先端にシリンダ内を2つ
の室に区画するピストンを固着し、一方の室にエ
アー等の作動流体を供給し、他方の室から作動流
体を排出することで、ピストン及びこれに連結す
るロツドに直線動をなさしめ、何らかの仕事をさ
せるようにしている。
しかしながら、ロツドをシリンダユニツトの必
須の構成要素とした場合にはシリンダユニツト全
体長が長くなる不利がある。そこで特公昭51−
28793号に開示されるようなロツドレスシリンダ
が知られている。
このロツドレスシリンダは第3図に示す如く、
シリンダ100内にエアー圧によつて摺動するピ
ストン101を配設してシリンダ100内に左右
(図では紙面垂直方向)の室を形成し、更にシリ
ンダ100自体に軸方向スリツト102を形成
し、このスリツト102からピストン101に固
着されるアーム103を突出せしめ、ピストン1
01の動作をアーム103を介して外部に取出す
ようにしている。
そして、前記スリツト102はシリンダ100
の略全長に亘つて形成されているため、何らかの
シール部材によつてスリツト102を閉塞しない
と室内のエアーが外部に漏れ、シリンダユニツト
として作動せず、またシール部材はアーム103
の移動を妨げるものであつてはならない。
そこで従来にあつてはスリツト102の両側部
等に磁石104を設け、この磁石104に吸着さ
れる磁性体からなるシールベルト105,105
にてスリツト102の内側及び外側を閉塞し、更
に該シールベルト105をアーム103とピスト
ン101との間に形成した空所に挿通すること
で、アーム103と接触する部分にあつてはシー
ルベルト105がスリツト102から離れ、アー
ム103の移動が可能となるようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来のロツドレスシリンダにあつて
は、スリツト内或いはこの近傍に磁石を設け、こ
の磁石によつてシールベルトを吸着し、シリンダ
内にエアー圧によつてシールし、シリンダ室内か
らのエアー漏れを防いでいる。
しかしながら、従来の機構によつてエアー漏れ
を完全に防ぐには、シリンダ内側とシールベルト
を完全に密着させなければならず、磁石等を使用
して吸着した場合、ゴミ、磁性粉等も吸い寄せら
れ、シールベルト吸着面に入り込み、微少な隙間
が生じ、完全なシールは困難となる場合が生じ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく、本考案に係るロツド
レスシリンダは、作動中、アームによりスリツト
から離れたシールベルトを再吸着するための磁石
を廃止し、シリンダ端を閉塞するヘツドにシール
ベルト両端を保持し、かつ、ピストンを備えた張
力発生部材を設け、該張力発生部材によりシール
ベルトに作動流体の圧力に応じた張力をシリンダ
長手方向に付与し、作動中アームによりスリツト
から離れても張力によりシールベルトを常にシリ
ンダ内側に吸着させ、これによりシリンダからの
エア漏れを防止するようにした。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係るロツドレスシリンダの軸
方向に沿つて切断した断面図、第2図は第1図の
A−A線断面図である。
シリンダ1の両端部はヘツド部20(片方は図
示せず)により閉塞され、内部にピストン2を摺
動自在に配設してシリンダ1内に室S1,S2を
形成し、シリンダ1には軸方向の略全長に亘つて
スリツト3が形成されている。
又、前記ピストン2の図中上面の中央凹部には
アーム4がボルト5,5によつて固着されてお
り、該アーム4は前記スリツト3を貫通してシリ
ンダ1の外部に突出し、該突出端にはボルト6,
6によつて連結部材7を取付け、該連結部材7が
図示しない他の部材に連結する。
一方、シリンダ1両端に取付けられるヘツド
部、はどちらも同様の構造で、片方のヘツド部2
0について説明すると、シリンダ1内に挿入され
ている壁部20bからヘツド部20略中心部にか
けてはピストン2の閉塞栓2aと係合する穴部2
1が設けられ、該穴部21からはエアポート22
に連通する小径路23が設けられ、エアポート2
2は図示しないホース等を介して所定の空圧源と
連通する。又、穴部21の奥壁部21aからはヘ
ツド部20内に設けられたシリンダ部24の内部
に連通する小径路25が設けられている。そし
て、前記シリンダ部24に摺動自在に挿入される
ピストン部30のロツド26は後部がヘツド部2
0に摺動自在な大径部26aとなつており、該大
径部26aに穴部26bが設けられ、該穴部26
bには後述する下部シール部材10の端部を取付
けるための押圧体27,27が設けられ、該押圧
体はねじ28,28によつて締め付けられ、前記
下部シール部材10を挟持する。
又、前記スリツト3に沿つてシール部材8が設
けられており、該シール部材8はスリツト3の上
面開口を塞ぐ上部シール部材9とスリツト3の下
面開口を塞ぐ下部シール部材10からなる。前記
上部シール部材9は両端がシリンダ端部に取付け
られたリング部40に挿入され、さらねじ29で
リング部40内に締着され、十分な張力を有して
スリツト3の上面開口を塞ぐ。又、下部シール部
材10は前述の如く大径部26a内の押圧体2
7,27により大径部26a内に取付けられ、ス
リツト3の下面開口を塞ぐ。尚、下部シール部材
10は幅方向に曲率を持たせ、軸方向に撓みにく
い形状とすれば、シール性を向上させることがで
きる。
次に上記の如き構成からなるロツドレスシリン
ダの作用について述べる。
先ず、ピストン2が停止している状態にあつて
はピストン2の位置にある上部シール部材9はア
ーム4によつてスリツト3よりも上方に持上げら
れ、下部シール部材10はアーム4によりスリツ
ト3より下方に押し下げられ、室S1,S2の位
置にある上部シール部材9は押圧部材12,12
によつてスリツト3の上面開口に押しつけられて
上面開口部を閉塞し、下部シール部材10は室S
1,S2の内圧によつてスリツト3の下面開口部
を閉塞する。
斯る状態から空圧源によりエアポート22、小
径路23、穴部21を介して室S2にエアーを供
給し、室S1からエアーを排出すると、ピストン
2は第1図中右方向へ移動し、この移動につれ、
アーム4も一体的に右方向へ移動する。そしてア
ーム4の移動によりアーム4の進行方向(第1図
中右方向)に位置するシール部材8は、スリツト
3から引き離される。即ち上部シール部材9はス
リツト3から上方へ持ちあげられ、下部シール部
材10はスリツト3から下方へ押しさげられる。
そしてアーム4が通過した部分の上部シール部材
9及び下部シール部材10は再びスリツト3の開
口を閉塞する。
ところでピストン2を右方向へ移動させるべ
く、エアポート22から穴部21へエアーを送る
と、小径路25を通つてエアーがシリンダ部24
内に入り込み、ピストン部30が第1図中左方向
へ摺動し、これにより押圧部材12,12に挟持
されている下部シール部材10がシリンダ長手方
向に引張られ、スリツト3の開口をさらに強くシ
ールし、エアー漏れの防止をさらに確実にする。
これはピストン2を左方向へ移動させる場合も同
様である。
尚、シリンダ部24に挿入されるピストン部3
0の摺動距離はエアーを抜いた際にも下部シール
部材10が緩まずシールを続けられるような長さ
に設定するのが望ましい。
(考案の効果) 以上述べた如く、本考案によれば、シールベル
ト両端を保持する張力発生部材をヘツド部内に設
け、この張力発生部材によりシールベルトに作動
流体の圧力に応じた張力をシリンダ長手方向に付
与してスリツト開口をシールするようにしたの
で、シリンダからのエアー漏れを確実に防止する
ことができる。又、従来のようにシール機構とし
て磁石等も使用していないので、ゴミ、磁性粉が
シールベルト吸着面に入り込むことがなく、より
完全なシールが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロツドレスシリンダを軸
方向に沿つて切断した断面図、第2図は第1図A
−A線断面図、第3図は従来例である。 尚、図面中、1はシリンダ、2はピストン、3
はスリツト、4はアーム、8はシール部材、9は
上部シール部材、10は下部シール部材、24は
シリンダ部、30はピストン、S1,S2は室で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内にピストンを摺動自在に配設してシ
    リンダ内に左右の室を形成するとともに、該シリ
    ンダの軸方向にスリツトを形成し、このスリツト
    から外部に突出するアームをピストンに取付け、
    このピストンとアームとの間に形成される空所に
    前記スリツトを平塞するシール部材を挿通するよ
    うにしたロツドレスシリンダに於いて、シリンダ
    端を平塞するヘツドには前記シール部材先端を保
    持し、シール部材にシリンダ長手方向の張力を付
    与する張力発生部材を設け、この張力発生部材は
    上記シリンダに供給される流体圧を受けてこの流
    体圧に対応する作用力を発生する張力発生用のピ
    ストン部を備えたことを特徴とするロツドレスシ
    リンダ。
JP1985071665U 1985-05-15 1985-05-15 Expired JPH0433451Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985071665U JPH0433451Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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JP1985071665U JPH0433451Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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Publication Number Publication Date
JPS61188001U JPS61188001U (ja) 1986-11-22
JPH0433451Y2 true JPH0433451Y2 (ja) 1992-08-11

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ID=30609361

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JP1985071665U Expired JPH0433451Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5089775A (ja) * 1973-11-23 1975-07-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5089775A (ja) * 1973-11-23 1975-07-18

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JPS61188001U (ja) 1986-11-22

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