JPH0616688Y2 - 吸着パッドの吸引機構 - Google Patents

吸着パッドの吸引機構

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JPH0616688Y2
JPH0616688Y2 JP322189U JP322189U JPH0616688Y2 JP H0616688 Y2 JPH0616688 Y2 JP H0616688Y2 JP 322189 U JP322189 U JP 322189U JP 322189 U JP322189 U JP 322189U JP H0616688 Y2 JPH0616688 Y2 JP H0616688Y2
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JP
Japan
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suction
cylinder
rod
vacuum pressure
suction pad
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JP322189U
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Inventor
清 竹内
Original Assignee
エスエムシー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、吸着パッドに真空圧を作用させる吸着パッド
の吸引機構に関するものである。
[従来の技術] 公知の吸着パッドの吸引機構は、第2図に示すように、
シリンダ1と、シリンダ1の開口に螺着したシリンダ押
え2と、シリンダ押え2の軸線方向に設けた貫通孔を往
復動するロッド3と、ロッド3の先端に取付けた吸着パ
ッド4と、シリンダ押え2とロッド3の係止部3aとの間
に縮設したスプリング5とを備え、シリンダ1の吸引ポ
ート6及び真空圧空間7、並びにロッド3の流路(図示
省略)を介して吸着パッド4に真空圧を作用させてい
る。
しかしながら、上記公知の吸引機構は、ロッド3の摺動
に伴う真空圧空間7の容積変化が、吸着パッド4の真空
度に影響を与えるという問題がある。
即ち、吸着パッド4が所望のワークを吸着すると、真空
圧によりロッド3がシリンダ1に吸引されて真空圧空間
7の容積が急減するため、真空圧空間7の空気圧が一時
的に上昇する。この空気は、真空源に連通する吸引ポー
ト6から吸引されるが、一時的に上昇した空気圧をワー
クの吸着に必要な所定の真空圧に低下させる時間が長く
なるので、吸着パッド4の応答性が遅延する。
この応答性の遅延は、吸着機構を、これを駆動するアク
チュエータに直結して装置全体を小形にしたり、或いは
シリンダを小形にして真空圧空間7の容積を小さくした
場合、真空圧通路に対する真空圧空間7の容積変化の比
率が大きくなるので、顕著になる。
[考案が解決しようとする課題] 本考案が解決しようとする課題は、ロッドの摺動に伴う
真空圧空間の容積変化をなくすことにより、小形にして
も応答性が遅延しない吸着パッドの吸引機構を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案は、真空源に連通する
吸引ポートを有するシリンダと、軸線方向の通路を有し
先端に吸着パッドを取付けたロッドと、該ロッドをシリ
ンダから突出する方向に付勢するスプリングとを備え、
吸引ポートを介して吸着パッドに真空圧を作用させる吸
着パッドの吸引機構において、上記ロッドに、軸線方向
に間隔を置いて嵌着したパッキンを有するピストンを設
けて、上記シリンダにパッキンで区画された定容積の真
空圧空間を形成し、上記吸引ポートを上記真空圧空間に
連通させるとともに、上記通路の一端を上記パッキン間
に開口させたことを特徴としている。
[作用] 吸着パッドがワークを吸着すると、真空圧によってロッ
ドとピストンがスプリングの付勢力に抗して摺動する
が、パッキンで区画された真空圧空間の容積は、これら
の摺動に関係なく一定であるから、真空圧空間の空気圧
が一時的に上昇することはない。
したがって、空気圧の一時的昇圧に伴う吸着パッドの応
答性の遅延を防止することができる。
[実施例] 第1図は本考案の実施例を示し、この吸着パッドの吸引
機構11は、後記する揺動アクチュエータ12のシャフトに
取付けられている。
上記吸引機構11は、シリンダ14、シリンダ14の開口に螺
着したシリンダ押え15、シリンダ押え15の軸線方向の孔
に螺着したスプリングバファのボディ16、シリンダ14内
を一体に摺動するピストン17とロッド18、ボディ16とロ
ッド18の係止部18a間に縮設したスプリング19、ボディ1
6から突出するロッド18の先端に取付けた吸着パッド2
0、及びボディ16とピストン17間のアダプタ21を備えて
いる。
上記ピストン17の外周には、吸着パッド20のストローク
長さに略等しいかまたはこれより若干長い間隔を置い
て、一対のV形パッキン23,23を嵌着し、これによっ
て、シリンダ14に、パッキン23,23で区画された定容積
の真空圧空間24が形成される。また、ロッド18の軸線方
向に形設した通路18bは、吸着パッド20と、パッキン23,
23間のピストン17に開設したポート25に連通している。
上記シリンダ14の吸引ポート26は、ピストン17のストロ
ークによって移動する真空圧空間24に常に連通する位置
に開設され、シリンダ14の底部に呼吸ポート27が開設さ
れている。
上記吸引機構11は、ジョイント31とブロック32とによっ
て揺動アクチュエータの揺動シャフト33に一体揺動可能
に取付けられており、吸引ポート26は、ジョイント31と
ブロック32に形設した通路34を介して揺動アクチュエー
タ12のシャフト33の軸線方向に設けた通路33aの一端に
連通し、通路33aの他端は、図示を省略している真空ポ
ンプ等の真空源に連通している。
上記実施例は、吸着パッド20を、図示を省略しているワ
ークに当接すると、真空圧によってワークが吸着パッド
20に吸着保持され、これによってピストン17とロッド18
がスプリング19の付勢力に抗して吸引されるが、真空圧
空間24の容積はピストン17等のストロークに関係なく一
定であるから、吸着パッド20がワークを吸着しても、真
空圧空間24の空気圧が急上昇することはない。
したがって、吸引機構11、或いは該吸引機構11を動作さ
せる揺動アクチュエータ12等の駆動部を小形にしても、
真空圧空間24の容積変化に伴う吸着パッド20の応答性の
遅延を防止することができる。
[考案の効果] 本考案における吸着パッドの吸引機構は、ロッドと一体
に摺動するピストンに軸線方向に間隔を置いて嵌着した
パッキンによって、シリンダに定容積の真空圧空間を形
設し、吸引ポートとロッドの通路をこの真空圧空間に開
口したので、ロッドとピストンがスプリングの付勢力に
抗して吸引されても、真空圧空間の容積に変りがない。
したがって、吸引機構を小形化しても、真空圧空間の容
積変化に起因する吸着パッドの応答性の遅延を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部縦断正面図、第2図は公
知の吸引機構の縦断面図である。 11……吸引機構、14……シリンダ、 17……ピストン、18……ロッド、 18b……通路、20……吸着パッド、 24……真空圧空間、26……吸引ポート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空源に連通する吸引ポートを有するシリ
    ンダと、軸線方向の通路を有し先端に吸着パッドを取付
    けたロッドと、該ロッドをシリンダから突出する方向に
    付勢するスプリングとを備え、吸引ポートを介して吸着
    パッドに真空圧を作用させる吸着パッドの吸引機構にお
    いて、 上記ロッドに、軸線方向に間隔を置いて嵌着したパッキ
    ンを有するピストンを設けて、上記シリンダにパッキン
    で区画された定容積の真空圧空間を形成し、 上記吸引ポートを上記真空圧空間に連通させるととも
    に、上記通路の一端を上記パッキン間に開口させた、 ことを特徴とする吸着パッドの吸引機構。
JP322189U 1989-01-13 1989-01-13 吸着パッドの吸引機構 Expired - Lifetime JPH0616688Y2 (ja)

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JP322189U JPH0616688Y2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 吸着パッドの吸引機構

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Publication Number Publication Date
JPH0294092U JPH0294092U (ja) 1990-07-26
JPH0616688Y2 true JPH0616688Y2 (ja) 1994-05-02

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ID=31204663

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