JPH04292660A - オルガノポリシロキサン/有機ポリマー組成物の製造方法 - Google Patents

オルガノポリシロキサン/有機ポリマー組成物の製造方法

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JPH04292660A
JPH04292660A JP3323975A JP32397591A JPH04292660A JP H04292660 A JPH04292660 A JP H04292660A JP 3323975 A JP3323975 A JP 3323975A JP 32397591 A JP32397591 A JP 32397591A JP H04292660 A JPH04292660 A JP H04292660A
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リンダ・リー・ミッチェル
Robert J Halley
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    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/42Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences
    • C08G77/442Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences containing vinyl polymer sequences
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム質および/または
自由流動性の樹脂質である、ある種のオルガノポリシロ
キサン/有機ポリマ―組成物、およびそのような組成物
の、押出可能な有機熱可塑性ポリマ―用の耐衝撃性改良
剤としての用途に係る。より特定的にいうと本発明は、
オルガノケイ素モノマ―とビニル含有有機モノマ―との
混合物の乳化重合によりオルガノポリシロキサン/有機
ポリマ―組成物を製造する方法に係る。この場合、オル
ガノケイ素モノマ―混合物の重合は、ビニル含有有機モ
ノマ―の重合とほとんど同時に起こる。
【0002】
【従来の技術】本発明より以前、欧州特許出願公開第0
246537A2号に示されているように、化学的に異
なる少なくとも2種のシェルに包囲されたシリコ―ンゴ
ムのコアから成るポリマ―材料が熱可塑性成形用コンパ
ウンドとして使用されている。ヒリヤ―ド(Hilli
ard)の米国特許第3,898,300号は、予備重
合したビニルシロキサン‐ジメチルシロキサンコポリマ
―のエマルションの存在下で各種ビニルモノマ―を重合
することによってスチレン‐アクリロニトリルポリオル
ガノシロキサンポリマ―組成物を製造する方法に関する
。欧州特許出願第0350240号は、シロキサン官能
性を有するコポリマ―の水性エマルションの形態にある
塗料組成物のような各種組成物を製造する半連続法に関
する。この出願第0350240号の重大な特徴は、エ
チレン性不飽和モノマ―(たとえばスチレン)、遊離基
重合可能な反応性シラン[たとえば、メチル‐アクリル
オキシプロピルトリメトキシシラン(MATS)など]
、および線状のポリシロキサン前駆体またはオクタメチ
ルシクロテトラシロキサン(D4 )などのような反応
性モノマ―の混合物を重合開始剤の溶液に添加すること
である。なお、エチレン性不飽和モノマ―はモノマ―混
合物の70%以上であり、そしてこの半連続法によって
約50〜100nmの粒径を有するラテックスを製造す
ることができる。欧州特許出願第0166900号には
、ポリオルガノシロキサン上で少なくとも1種のビニル
モノマ―をグラフト重合することによって製造されたポ
リオルガノシロキサンをベ―スとするグラフトコポリマ
―が示されている。さらに、欧州特許出願第02499
64号には、ポリオルガノシロキサンゴム上でビニルモ
ノマ―のコポリマ―をグラフト化する方法と、得られる
グラフトコポリマ―をポリカ―ボネ―ト樹脂中で使用し
てポリカ―ボネ―ト樹脂の安定性と耐衝撃性とを改良す
るという用途が記載されている。
【0003】1988年11月14日付けで出願された
同時係属中の米国特許出願第271,250号と第27
1,248号には、第一段としてシリコ―ンモノマ―と
ビニルモノマ―の共(単独)重合した基材を含み、そし
て第一段ラテックスの存在下でグラフト重合した少なく
ともひとつの次段を含む多段のポリオルガノシロキサン
/ポリビニルをベ―スとするグラフトポリマ―組成物を
使用する別のシリコ―ングラフトコポリマ―が示されて
いる。
【0004】マルチロ―ブ構造の形態の有機ポリマ―組
成物が欧州特許出願公開第0369203−A2号およ
びポリマ―科学誌(J. Polymer Sci.)
第A部:ポリマ―化学(Polymer Chemis
try)第28巻、第629〜651頁(1990年)
に示されている。これらのマルチロ―ブの構造は多段階
重合に基づいている。
【0005】上述の方法の中には、塗料や有機熱可塑性
ポリマ―用耐衝撃性改良剤などのような各種用途に有用
であるさまざまなシリコ―ン/有機ポリマ―材料が得ら
れるものもあるが、シリコ―ンモノマ―とビニル有機モ
ノマ―の重合の結果得られる特定用途に有用な別の材料
が常に追及されている。特に重要なのは、芳香族ポリフ
ェニレンエ―テル、ポリフェニレンエ―テルとビニル芳
香族ポリマ―(ポリスチレンなど)とのブレンド、熱可
塑性の芳香族ポリエステル、熱可塑性の芳香族ポリカ―
ボネ―ト、熱可塑性の芳香族ポリ(エ―テルイミド)、
および熱可塑性の芳香族ポリカ―ボネ―トと熱可塑性の
芳香族ポリエステル、ポリ(ビニル)系樹脂、ポリスル
ホン、ポリエ―テルイミドエステルおよびポリエ―テル
スルホンとのブレンドのような各種の有機熱可塑性ポリ
マ―の衝撃特性をさらに高めるための耐衝撃性改良剤で
ある。
【0006】
【発明の概要】本発明の基礎となった発見は、各種の有
機熱可塑性ポリマ―(特に芳香族有機ポリマ―)用の耐
衝撃性改良剤として有用なマルチロ―ブのオルガノポリ
シロキサン/有機ポリマ―組成物が、水性エマルジョン
の形態でビニル有機モノマ―の重合とほとんど同時に起
こるオルガノケイ素モノマ―(たとえば、環状シロキサ
ンやアルコキシシランなど)の混合物の重合を実施する
ことによって得ることができるということである。ここ
で得られる、60〜300ナノメ―トル(nm)の範囲
の平均粒径を有するラテックスを、次に中和し、濾過し
、凝集させる。凝集した物質を、自由流動性の粉末の形
態で、またはゆるく凝集した粘着質の顆粒の形態で回収
する。上記の組成物は耐衝撃性改良剤として有用である
ことが判明している。内側のシロキサンゴムコアまたは
第一段とシロキサンゴムにグラフトした外側のビニルシ
ェルまたは後段層とを必要とする従来技術の耐衝撃性改
良剤とは違って、本発明の耐衝撃性改良剤は外側のビニ
ルシェルまたは後段層をまったく必要としない。
【0007】実質的に独立した重合反応が終了したら、
有機ポリマ―ロ―ブおよびオルガノポリシロキサン付加
物を有する粒子をラテックスから単離することができる
。有機熱可塑性マトリックスに対する接着を確実にする
ために最適な各種熱可塑性樹脂の耐衝撃性改良は、有機
ポリマ―ロ―ブを形成するのに使用する特定の有機ビニ
ルモノマ―を適当に選択することによって達成すること
ができる。また、オルガノケイ素モノマ―と有機ビニル
モノマ―との比率を正確に選択することによって、オル
ガノポリシロキサンゴムの適当なドメインサイズを得る
ことができる。これらのオルガノポリシロキサン/有機
ポリマ―の耐衝撃性改良剤によって各種熱可塑性樹脂を
改質すると、熱可塑性樹脂マトリックスの衝撃強さ、引
張伸びおよび表面外観などの特性を高めることができる
【0008】以下に述べるように本発明の耐衝撃性改良
剤によって各種芳香族熱可塑性有機ポリマ―の特性が高
められるメカニズムは完全には理解されていない。考え
られるひとつの解釈は、耐衝撃性改良剤が溶融押出時に
その形態を変えるということである。形態が変化すると
、有機ポリマ―のドメインによって囲まれた充分な大き
さのオルガノポリシロキサンゴムドメインが形成され、
その結果良好なマトリックス接着性と、ポリフェニレン
エ―テルとポリスチレンとのさまざまな組合せからなる
もののような各種の有機熱可塑性ポリマ―マトリックス
の強靭化が起こり得る。たとえば、本発明に従って製造
した70/30オルガノポリシロキサン/ポリスチレン
組成物は押出時にシロキサンゴムドメインサイズが3〜
4粒径増大し得ることが判明している。耐衝撃性改良剤
とマトリックスとの接着性、ならびに最終的なシロキサ
ンドメインサイズは、オルガノケイ素モノマ―とビニル
有機モノマ―の割合、ならびに耐衝撃性改良剤の製造に
使用したビニル有機モノマ―の選択に依存している。
【0009】
【発明の説明】本発明により、(1)オルガノケイ素モ
ノマ―とビニル含有有機モノマ―との水性乳化混合物中
でオルガノケイ素モノマ―の混合物を重合させることに
より、オルガノケイ素モノマ―の混合物の重合とビニル
含有有機モノマ―の重合とをほとんど同時に実施し(た
だし、この乳化され撹拌された水性混合物は、ビニル含
有有機モノマ―の100重量部当たり約43〜約400
重量部のオルガノケイ素モノマ―の混合物を含む)、(
2)得られたラテックスを中和し、(3)得られたラテ
ックスの凝集を起こさせ、(4)オルガノポリシロキサ
ン/有機ポリマ―物質を(3)の混合物から回収するこ
とからなる方法が提供される。
【0010】本発明の別の局面では、(5)有機熱可塑
性ポリマ―を耐衝撃性改良剤とブレンドし(ただし、熱
可塑性ポリマ―の100重量部当たり約1〜約35重量
部の耐衝撃性改良剤を使用する)、(6)(5)で得ら
れたブレンドを溶融押出することからなる熱可塑性ポリ
マ―の耐衝撃性を改良するための方法が提供される。こ
こで、耐衝撃性改良剤は、(7)オルガノケイ素モノマ
―とビニル含有有機モノマ―との水性乳化混合物中でオ
ルガノケイ素モノマ―の混合物を重合させることにより
、オルガノケイ素モノマ―の混合物の重合とビニル含有
有機モノマ―の重合とをほとんど同時に実施し(ただし
、この乳化され撹拌された水性混合物は、ビニル含有有
機モノマ―の100重量部当たり約43〜約400重量
部のオルガノケイ素モノマ―の混合物を含む)、(8)
得られたラテックスを中和し、(9)得られたラテック
スの凝集を起こさせ、(10)オルガノポリシロキサン
/有機ポリマ―物質を(9)の混合物から回収すること
によって得られた生成物である。
【0011】本発明の実施の際に使用するオルガノケイ
素モノマ―の混合物の重合反応の間に形成され得るオル
ガノポリシロキサンは次の一般式の縮合した単位を含有
し得る。
【0012】R2 SiO、RSiO1.5 、R3 
SiO0.5 およびSiO2  ここで、RはC(1−18)の一価の有機基、好ましく
は1〜13個の炭素原子を有する一価の炭化水素基、ま
たは置換されたC(1−13)の炭化水素基であり、最
も好ましくはメチルかフェニルである。ビニル有機ロ―
ブと付加シロキサンとの間のグラフト化を促進するため
に限られた数のR基はビニル、メルカプトアルキルおよ
び/またはアリルであることもできる。グラフト化を促
進するのに特に好ましいのはビニル、アクリルおよび/
またはメタクリル基を含有するR基である。
【0013】本発明の実施の際に使用することができる
好ましいオルガノケイ素モノマ―は式Rn Si(OR
1 )4−n に包含される。ただし、Rはすでに定義
した通りであり、nは0、1、2または3であり、R1
 は各々水素であるか、またはアルキルもしくはアリ―
ル、好ましくはメチル、エチル、イソプロピルおよびフ
ェニルの中から選択されるC(1−13)の一価の炭化
水素基を表わす。特に、nが2か3である場合、R1 
【0014】
【化1】 であることもでき、この場合のxは1〜10に等しい整
数であり、R2 は水素であるか、またはC(1−13
)の一価の炭化水素基、たとえばメチルなどのようなC
(1−8) のアルキルもしくはフェニルなどのような
C(6−13)のアリ―ルの中から選択される。Rが遊
離基重合に対して反応性の残基である場合、架橋剤はま
た有機ポリマ―をベ―スとするロ―ブに対して付加ポリ
オルガノシロキサンを結合するグラフト結合剤として機
能することができる。
【0015】上述のアルコキシシランの外に、これと組
合せて3〜約6個のシロキシ単位が縮合している環状シ
ロキサンを使用することができる。この環状シロキサン
には、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチ
ルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシ
ロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、オク
タフェニルシクロテトラシロキサン、テトラメチルテト
ラフェニルシクロテトラシロキサンおよびテトラメチル
テトラビニルシクロテトラシロキサンが包含される。こ
れらの環状シロキサンは単独で、または混合物として使
用することができる。
【0016】好ましい架橋剤はテトラエトキシランであ
る。架橋剤とグラフト結合剤が組合せられた化合物はビ
ニルトリエトキシシランまたはγ‐メタクリルオキシプ
ロピルトリメトキシシランである。
【0017】単一の有機モノマ―またはその混合物を意
味するビニル含有有機モノマ―は、有機ケイ素モノマ―
の混合物とほとんど同時に重合し、スチレン、α‐メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、ビニ
ルアントラセンおよびハロゲン化されたスチレンまたは
その誘導体などのようなアルケニル芳香族化合物を包含
する。他の適切なビニルモノマ―としては、(メタ)ア
クリル酸および(メタ)アクリレ―トおよびその誘導体
(たとえば、アクリル酸のメチル、エチル、アリルまた
はブチルエステル、メタクリレ―ト、たとえばメタクリ
ル酸メチルやメタクリル酸エチルヘキシル)、シアン化
ビニル(たとえば、アクリロニトリルやメタクリロニト
リルなど)、オレフィン(たとえば、エチレンやプロピ
レン)、その他のビニル化合物、たとえば、ビニルイミ
ダゾ―ル、ビニルフラン、エチレンジメタクリレ―ト、
ビニルアルキルエ―テル、酢酸ビニル、無水マレイン酸
、N‐フェニル(またはアルキル)マレイミドなど、N
‐(または二置換)アクリルアミド、ならびにこれらモ
ノマ―の任意の混合物がある。
【0018】架橋剤も存在することができ、これにはジ
ビニルベンゼン、マレイン酸ジアルキル、シアヌル酸ト
リアリル、ジピペリジノエタンまたは前記のビニルモノ
マ―の対応する公知のジビニルまたはポリビニル誘導体
のいずれかなどのような二または三置換誘導体が包含さ
れる。
【0019】反応混合物を乳化するために界面活性剤を
使用する。オルガノケイ素モノマ―の混合物の重合は標
準的な酸触媒または塩基触媒を使用して実施することが
できるが、このようなオルガノケイ素材料の重合をエマ
ルション系で実施するにはある種の界面活性剤を使用す
ることができる。したがって、オルガノケイ素モノマ―
を重合する際に、所望によって、触媒および界面活性剤
の組合せ、たとえばアニオン性、カチオン性またはノニ
オン性の界面活性剤の組合せ、および界面活性剤と遊離
の酸との組合せを使用することができる。有用な界面活
性剤は米国特許第2,891,920号および第3,2
94,725号(援用する)に示されている。好ましい
界面活性剤はドデシルベンゼンスルホン酸である。
【0020】ビニル含有有機モノマ―用に適した水溶性
開始剤としては、たとえば、過硫酸カリウム、過硫酸ナ
トリウムおよび過硫酸アンモニウムがある。他の開始剤
はアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)および有機
過酸化物のような有機の可溶性開始剤である。開始剤は
バッチ式に仕込むこともできるが、重合中漸増的にまた
は連続的に仕込むのが好ましい。さらに、レドックス系
に基づく遊離基開始剤も使用できる。有効な結果を得る
には、選択した開始剤により、ビニルモノマ―混合物の
重量に対して0.1〜5重量%で使用することができる
【0021】本発明の実施の際、ビニル含有有機モノマ
―(以下、すでに定義したビニル含有有機モノマ―の1
種以上を意味するものとする)とオルガノケイ素モノマ
―の混合物とをほぼ同時に重合するには、まず水と界面
活性剤の存在下で反応体をホモジナイズすることによっ
て実施することができる。モノマ―の濃度は反応器内容
物全体の5〜50重量%とすることができ、一方界面活
性剤濃度は選択したモノマ―の重量%に応じて0.17
〜0.75%とすることができる。
【0022】ビニル含有有機モノマ―の重合用に遊離基
開始剤を使用するのが好ましい。ホモジナイズされた混
合物への添加の順序には臨界的な意味はないが、モノマ
―の乳化された混合物に開始剤を添加するのが好ましい
。オルガノケイ素モノマ―の混合物の重合を触媒するこ
とができる界面活性剤を使用する場合、ビニル含有有機
モノマ―とオルガノケイ素モノマ―の混合物の実質的な
重合は、ビニル含有有機モノマ―用に選択した開始剤に
応じて0〜110℃、好ましくは75〜90℃で実施す
ることができる。
【0023】ビニル含有有機モノマ―の重合が完了した
(これはガスクロマトグラフィ―のような分析技術によ
ってモニタ―することができる)後、混合物の温度を下
げることができる。オルガノケイ素モノマ―の混合物の
重合は、中和によって終了させるのが好ましい。オルガ
ノケイ素モノマ―混合物の酸に触媒された重合を利用す
る場合、たとえば、開始剤と界面活性剤の両者の機能を
果たすドデシルベンゼンスルホン酸を使用する場合、塩
基(たとえば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、ト
リエタノ―ルアミンまたはトリエチルアミンなどの水溶
液)をラテックスに添加することができる。こうして、
pHが1〜3の程度から6〜9、好ましくは6.5〜8
.0のpHまでpHを上げることができる。
【0024】マルチロ―ブ構造を有するオルガノポリシ
ロキサン/有機ポリマ―の耐衝撃性改良剤は凝集などの
ような通常の手段によって単離することができる。たと
えば、0.5〜5%の硫酸マグネシウム水溶液の電解液
は75〜85℃に加熱できる。次に、この塩溶液(たと
えば硫酸マグネシウム水溶液)を撹拌しながらラテック
スを添加することができ、その結果凝集した生成物は濾
過によって水性媒質から単離することができる。この凝
集した物質は、自由流動性粉末の形態またはゆるく凝集
した粘着質の顆粒の形態で回収される。
【0025】150〜360℃の範囲の温度のような溶
融押出条件下で本発明の耐衝撃性改良剤と一緒に処理す
ることができる有機の熱可塑性ポリマ―の中には、ポリ
フェニレンエ―テル、ポリスチレン、ポリエ―テルイミ
ド、ポリカ―ボネ―トおよびポリエステルが包含される
。ポリフェニレンエ―テル/ポリスチレンのブレンドお
よびポリカ―ボネ―トと芳香族ポリエステルとのブレン
ドも使用することができる。
【0026】耐衝撃性改良剤は、改良された耐衝撃性を
有する有機の熱可塑性ポリマ―を製造するために、有機
熱可塑性ポリマ―の100重量部に対して耐衝撃性改良
剤約1〜約35重量部で使用することができる。耐衝撃
性改良剤組成物の選択は改良しようとする有機熱可塑性
ポリマ―に依存する。たとえば、ポリスチレンを0〜5
0部有するポリフェニレンエ―テルのブレンドは、ビニ
ル含有有機モノマ―100部当たり53〜234部のオ
ルガノケイ素モノマ―を有するように製造された耐衝撃
性改良剤によって好ましく改良することができる。ポリ
(エ―テルイミド)樹脂は、ビニル含有有機モノマ―1
00部当たりオルガノケイ素モノマ―が好ましくは53
〜150部の範囲である組成を有するように製造された
マルチロ―ブの耐衝撃性改良剤を用いて改良できる。
【0027】オルガノケイ素モノマ―混合物と組合せて
使用される各種のアクリレ―ト、メタクリレ―ト、スチ
レン/アクリロニトリルなどのようなビニル有機モノマ
―またはその混合物の選択に基づいて広範囲の耐衝撃性
改良剤を製造することができるということもまた経験に
より示されている。ビニル有機モノマ―の選択は耐衝撃
性の改良に選択された特定の有機熱可塑性ポリマ―に依
存する。たとえば、オルガノポリシロキサン‐ポリ(メ
タクリル酸メチル)耐衝撃性改良剤の適切に処理された
組成物は、芳香族ポリカ―ボネ―トならびにポリアルキ
レンテレフタレ―ト/芳香族ポリカ―ボネ―ト樹脂ブレ
ンド用の有効な改良剤となることができる。
【0028】また、改良しようとする有機熱可塑性ポリ
マ―により、耐衝撃性改良剤を製造する際に必要とされ
るオルガノケイ素モノマ―とビニル有機モノマ―との比
も指定することができる。シヤ―バンディングによって
変形するマトリックスでは小さめのゴムドメインサイズ
が必要とされる。したがって、オルガノケイ素モノマ―
成分は、最終ブレンドの押出の際にゴムのより小さいド
メインが得られるようにビニル含有有機モノマ―に対し
て減らすことができる。ポリ(スチレン‐アクリロニト
リル)のようにクレ―ジングによって変形し得るさらに
脆性の高いマトリックスでは、耐衝撃性改良のために大
きめのゴムドメインが必要であり、したがってオルガノ
ケイ素対ビニル含有有機モノマ―の比がより高い耐衝撃
性改良剤が必要となるが、この比は、最終的に押出され
たブレンド中で改良剤とマトリックスとの間の接着に必
要な有機ポリマ―ロ―ブの露出が失われるような水準を
越えることはない。
【0029】
【実施例の記載】当業者がより容易に本発明を実施する
ことができるように、限定ではなく例示のために以下に
実施例を挙げる。部とあるのはすべて重量である。使用
したジビニルベンゼンは活性が55%であり、残りは異
性体の混合物である。 実施例1 撹拌機、還流冷却器、温度計、供給口および加熱マント
ルを備えた反応容器に、脱イオン水22.6部、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸0.12部、オルガノケイ素モノ
マ―混合物6.7部(オクタメチルシクロテトラシロキ
サン84.7部、テトラエトキシシラン9.8部、メタ
クリルオキシプロピルトリエトキシシラン1.4部、お
よびテトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサン
4.0部を混合したもの)を仕込む。さらに、スチレン
98.0部とジビニルベンゼン2.0部を混合したビニ
ル有機モノマ―の混合物2.9部を加える。以上の混合
物を撹拌し、濾過した溶液を7600〜8400psi
 の圧力でマイクロフリュイディクス社(Microf
luidics Corp.)製M−100Tホモジナ
イザ―に通してその混合物を反応器に戻すことによって
ホモジナイズする。撹拌は反応の間連続して続ける。反
応器の温度を加熱マントルにより75℃に上げ、その間
液面下に窒素をパ―ジする。75℃になった時点で、液
面下のパ―ジを窒素雰囲気に変えて不活性雰囲気を保つ
。反応器には最初過硫酸カリウムの2%水溶液0.14
部をバッチ式に仕込み、1時間後、2時間後、3時間後
および4時間後0.14部をバッチ式に加えて全体で2
%水溶液0.7部を加える。最後に過硫酸カリウムを加
えた後2時間は反応温度を75℃に維持する。反応混合
物を撹拌し、反応器内の周囲条件下で冷やす。18時間
後20〜30℃で、重量で10%のGAFAC  RE
610[米国ニュ―ジャ―ジ―州ウェイン(Wayne
)のジ―・エ―・エフ社(GAFCorporatio
n)製]と90%の脱イオン水を含有する混合物0.2
1部を反応器に加える。2時間後、重量で15.0%の
炭酸カリウムと85.0%の脱イオン水を含有する混合
物0.46部を反応器にゆっくり加えてラテックスを中
和し、pHを7.5とする。以上の手順によって非揮発
性固形分が23.2%のラテックスが得られる。
【0030】上記と同様な別の反応器に、重量で1%の
硫酸マグネシウムと99%の脱イオン水を含有する混合
物66.3部を入れる。反応器の温度を加熱マントルを
介して85℃まで上げる。最初の反応器で得られたラテ
ックスを濾過し、このラテックスを凝集させるために、
前記の撹拌した硫酸マグネシウム溶液を含む反応器に加
える。この混合物をトルハ―スト(Tolhurst)
遠心機により濾過してポリマ―を大量の脱イオン水で洗
う。白色のポリマ―粉末を60℃、−25インチHgの
真空オ―ブンで3日間乾燥させる。この粉末は、70重
量%が重合したオルガノポリシロキサンで、30重量%
が重合したスチレン/ジビニルベンゼンで構成されてい
た。ラテックスは平均粒径が236nmで、架橋したポ
リスチレンロ―ブを有しており、架橋したポリシロキサ
ンがこれに付いている。 実施例2 実施例1の手順を繰返す。ただし、反応器には、オクタ
メチルシクロテトラシロキサン84.7部、テトラエト
キシシラン9.8部、メタクリルオキシプロピルトリエ
トキシシラン1.4部、およびテトラメチルテトラビニ
ルシクロテトラシロキサン4.0部を混合してなるオル
ガノケイ素モノマ―混合物3.4部を仕込む。また、ス
チレン98.0部とジビニルベンゼン2.0部を混合し
てなるビニル有機モノマ―の混合物6.2部も仕込む。
【0031】また反応器には、過硫酸カリウムの2%水
溶液1.5部も仕込む。これは0.30部ずつ4時間に
亘って漸増的に加える。
【0032】こうして凝集前の非揮発性固形分が27.
2%のラテックスが得られる。この生成物は、重合した
オルガノポリシロキサンを35重量%と、重合したスチ
レン/ジビニルベンゼンを65重量%有する。ラテック
スの平均粒径は134nmであり、架橋したポリスチレ
ンロ―ブと、これに付いた架橋ポリシロキサンをもって
いる。 実施例3 実施例2の手順を繰返す。ただし、過硫酸カリウムの2
%水溶液1.5部は漸増的にではなく4時間に亘って連
続的かつ一様に反応器に加える。
【0033】こうして凝集前の非揮発性固形分が26.
9%のラテックスが得られる。ラテックスの平均粒径は
134nmであり、架橋したポリスチレンロ―ブと、こ
れに付いた架橋ポリシロキサンを有している。 実施例4 実施例3の手順を繰返す。ただし、反応器には、スチレ
ン95.0部とジビニルベンゼン5.0部を混合したビ
ニル有機モノマ―の混合物6.2部を仕込む。
【0034】こうして凝集前の非揮発性固形分が26.
4%のラテックスが得られる。この物質は、重合したオ
ルガノポリシロキサン35重量%と、重合したスチレン
/ジビニルベンゼン65重量%から構成されている。ラ
テックスの平均粒径は197.4nmである。これらの
粒子は架橋したポリスチレンロ―ブと、これに付いた架
橋ポリシロキサンをもっている。 実施例5 実施例2の手順を繰返す。ただし、反応器には、オクタ
メチルシクロテトラシロキサン84.7部、テトラエト
キシシラン9.8部、メタクリルオキシプロピルトリエ
トキシシラン1.4部、およびテトラメチルテトラビニ
ルシクロテトラシロキサン4.0部を混合したオルガノ
ケイ素モノマ―混合物4.1部を仕込む。また、スチレ
ン98.0部とジビニルベンゼン2.0部を混合したビ
ニル有機モノマ―の混合物5.5部も加える。
【0035】こうして凝集前の非揮発性固形分が26.
2%で平均粒径が253nmのラテックスが得られる。 この生成物は、重合したオルガノポリシロキサン42.
5重量%と、重合したスチレン/ジビニルベンゼン57
.5重量%から構成されている。 実施例6 実施例1の手順に従って製造したオルガノポリシロキサ
ンをベ―スとする耐衝撃性改良剤を5〜20重量%の濃
度で、粉末状のポリフェニレンエ―テル[PPO(登録
商標)樹脂、ジ―・イ―社(GE Co.)の製品、I
.V.=0.46、以後「PPE」という]80〜95
重量%とドライブレンドする。得られるブレンドをジャ
―シェ―カ―でタンブル混合して均質な分散液を得る。 次にこのブレンドを、ウェルディング・エンジニア(W
elding Engineer)製の二軸式エクスト
ル―ダ―を用いてPPE樹脂用の典型的な条件下で押出
す。押出した材料を各々ペレット化し、乾燥し、77ト
ンのバッテンフェルド(Battenfeld)成形機
で射出成形して試験片とする。さまざまな物理的性質を
表Iにまとめて示す。これは、70/30のSX/ST
Y比(「SX」はシロキサン、「STY」はスチレンを
表わす)と耐衝撃性改良剤の充填率の効果を示している
【0036】
【表1】                          
       表    I  SX/STY比   
                       70
/30−−−−−−−−→  PPE樹脂%     
                         
95    90    85    80   10
0  耐衝撃性改良剤%              
             5    10    1
5    20     0  ノッチ付アイゾッド   (25℃、10ミル、ft−lb/in)    
           1.2   1.6   2.
3   2.9   0.5  引張特性     降伏応力(psi)            
            9348  8571  7
594  6854   −−     破壊応力(p
si)                      
  8764  8072  7498  6299 
  −−     最大歪み(%)         
                126   114
   127    82   −−   ダイナタッ
プ(DYNATUP)(25℃、25lb)    総
エネルギ―(ft−lb)             
       34    30    27    
26   −−     最大荷重時エネルギ―(ft
−lb)            33    28 
   26    25   −−   60°光沢 
                         
      38    27    15    1
1   −−   成形条件     平均バレル設定(F)           
        600   600   600  
 600   600    金型表面温度(F)  
                   160   
160   160   160   160  SX
、STY=耐衝撃性改良剤中のシロキサンモノマ―とス
チレンモノマ―PPE樹脂=ポリフェニレンエ―テル粉
末(I.V.=0.46)。 実施例7 実施例3の手順を繰返す。ただし、反応器には、スチレ
ン98.0部とジビニルベンゼン2部を混合したビニル
含有有機モノマ―混合物6.2重量部を仕込む。凝集前
の非揮発性固形分が26.2%のラテックスが得られる
。このラテックスの平均粒径は181nmである。 実施例8 実施例3の手順を繰返す。ただし、ビニル含有有機モノ
マ―混合物は、スチレン90.0部とジビニルベンゼン
10.0部から構成される。
【0037】凝集前の非揮発性固形分が26.2重量%
のラテックスが得られる。このラテックスの平均粒径は
253nmである。 実施例9 実施例3の手順を繰返す。ただし、反応混合物は、濾過
した溶液を7600〜8400psi の圧力でマイク
ロフリュイディクス社(Microfluidics 
Corp.)製M−100Tホモジナイザ―に通してそ
の混合物を反応器に戻すことなく重合する。凝集前の非
揮発性固形分が24.8%のラテックスが得られる。こ
のラテックスの平均粒径は62nmである。 実施例10〜14 実施例3、4および7〜9の耐衝撃性改良剤をPPE樹
脂と共に使用して実施例6の溶融押出手順を繰返す。以
下の結果が得られる。
【0038】
【表2】                          
       表    II  SX/STY比  
        35/65−−−−−−−−−−−−
−−−−→  実施例               
     7      3      4     
 8      9  対  照  PPE樹脂%  
            85      85   
   85      85      85   1
00  耐衝撃性改良剤%          15 
     15      15      15  
    15     0  ノッチ付アイゾッド   25℃、10ミル、ft−lb/in   3.6
     6.4     6.7     4.4 
    1.5   0.5  引張特性     降伏応力(psi)         104
80    9544    9244    942
8   −−    10890    破壊応力(p
si)         10780   10340
   10410   10380   −−    
10490    最大歪み(%)         
  155     162     176    
 171   −−      149  ダイナタッ
プ(DYNATUP)           (25℃、25lb)    総
エネルギ―(ft−lb)    43      4
5      42      36     44 
     6    最大荷重時エネルギ―                 (ft−lb)  
  38      44      41     
 35     42     −−  60°光沢 
               77      92
      93      93     95  
  101  成形条件     平均バレル設定(F)   600     
600     600     600     6
00   600    金型表面温度(F)    
 185     185     185     
185     190   185    SX=総
シロキサン、 STY=ジビニルベンゼン(DVB)を含むスチレンポ
リマ―、 PPE樹脂=ポリフェニレンエ―テル粉末(I.V.=
0.46)。 実施例15 実施例5の耐衝撃性改良剤をPPE樹脂またはPPE樹
脂およびポリスチレンの混合物と共に押出した後、28
トンのエングル(Engle)成形機または77トンの
バッテンフェルド(Battenfeld)成形機で成
形した。
【0039】
【表3】                          
       表     III  耐衝撃性改良剤
中の   SX/STY比              42
.5/57.5−−−−−−−→  対照  PPE樹
脂%                  85   
 85    65    65    90    
90   100  ポリスチレン         
          0     0    20  
  20     0     0     0  耐
衝撃性改良剤%              15  
  15    15    15    10   
 10     0  シロキサン計算値%     
      6.4   6.4   6.4   6
.4   6.4   6.4     0  ノッチ
付アイゾッド   (25℃、10ミル、ft−lb/in)   5
.0   7.9   3.6   3.4   3.
8   5.2   0.5  引張特性     降伏応力(psi)            
9101   −−   9944   −−   9
847   −−    −−     破壊応力(p
si)            9450   −− 
  8206   −−   9394   −−  
  −−     最大歪み(%)         
    171   −−     93   −− 
   137   −−    −−   ダイナタッ
プ(DYNATUP)           (25℃、25lb)    総
エネルギ―(ft−lb)       −−    
 39   −−     33   −−     
38   −−     最大荷重時エネルギ―                 (ft−lb)  
     −−     34   −−     2
7   −−     33   −−   60°光
沢                   −−   
  86   −−     93   −−    
 93   −−   成形条件     平均バレル設定(F)       600 
  600   550   550   600  
 600   600    金型表面温度(F)  
       160   176   160   
158   160   176   160   SX、STY=耐衝撃性改良剤中のシロキサンモノ
マ―とスチレンモノマ―、 PPE樹脂=ポリフェニレンエ―テル粉末(I.V.=
0.46)、 ポリスチレン=<Mn>=96,500。 実施例16 実施例5の手順を繰返す。ただし、反応器には、脱イオ
ン水22.6部、ドデシルベンゼンスルホン酸0.12
部、およびオルガノケイ素モノマ―混合物6.7部を仕
込む。まず過硫酸カリウムの2%水溶液0.30部をバ
ッチ式に仕込んだ後、ビニル含有有機モノマ―混合物を
2時間かけて連続的かつ一様に反応器に仕込む。
【0040】凝集前の非揮発性固形分が26.4%のラ
テックスが得られる。この生成物は、重合したオルガノ
ポリシロキサンを42.5重量%、重合したスチレン/
ジビニルベンゼンを57.5重量%もっている。このラ
テックスの平均粒径は221nmで、架橋したポリスチ
レンロ―ブと、これに付いている架橋したポリシロキサ
ンを含んでいる。 実施例17 実施例5と16の耐衝撃性改良剤をPPE樹脂と共に使
用して実施例6の溶融押出手順を繰返す。以下の結果が
得られる。
【0041】
【表4】                          
       表    IV      耐衝撃性改
良剤中の       SX/STY比            
  42.5/57.5   42.5/57.5  
                 実施例     
                     5   
     16        対  照      
PPE%                     
   90        90      100 
     耐衝撃性改良剤%            
    10        10         
 0      ノッチ付アイゾッド       (25℃、10ミル、ft−lb/in)
    3.8      2.2      0.5
      ダイナタップ(DYNATUP)    
          (25℃、25lb)     
   総エネルギ―(ft−lb)         
 44        45          9 
       最大荷重時エネルギ―        
            (ft−lb)      
    42        40         
 9      60°光沢            
          97        98   
   101      成形条件         平均バレル設定(F)       
 600      600      600   
     金型表面温度(F)          2
20      220      220  実施例
18 実施例1の手順を繰返す。ただし、反応器には、脱イオ
ン水22.6部とドデシルベンゼンスルホン酸0.12
部のみを仕込む。75℃で液面下のパ―ジを窒素雰囲気
に変えて不活性雰囲気を維持する。オルガノケイ素モノ
マ―混合物6.7部とビニル有機モノマ―の混合物2.
9部とを合わせて単一のモノマ―混合物を形成する。過
硫酸カリウムの2%水溶液0.14部をバッチ式にまず
仕込んだ後、上記のモノマ―混合物9.6部を4時間に
亘って連続して一様に反応器に仕込む。
【0042】凝集前の非揮発性固形分が23.7%のラ
テックスが得られる。この生成物は重合したオルガノポ
リシロキサンを70重量%と重合したスチレン/ジビニ
ルベンゼンを30重量%含む。ラテックスは平均粒径が
114nmで、架橋したポリスチレンとこれに付いた架
橋ポリシロキサンをもっている。
【0043】以上の実施例は本発明の実施の際に使用す
ることができる非常に多くの変形のほんの二、三に関す
るのみであるが、本発明はこれら実施例に先行する詳細
説明中に示したようにずっと広範囲の耐衝撃性改良剤と
有機熱可塑性ポリマ―の使用に関するものと理解された
い。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (1)ビニル含有有機モノマ―100
    重量部に付き約43〜約400重量部のオルガノケイ素
    モノマ―混合物を含む水性乳化混合物中で前記オルガノ
    ケイ素モノマ―混合物の重合を実施することにより、オ
    ルガノケイ素モノマ―混合物の重合とビニル含有有機モ
    ノマ―の重合とを実質的に同時に実施し、(2)得られ
    たラテックスを中和し、(3)このラテックスを凝集さ
    せ、(4)オルガノポリシロキサン/有機ポリマ―組成
    物を回収することからなる方法。
  2. 【請求項2】  オルガノケイ素モノマ―混合物とビニ
    ル含有有機モノマ―との実質的に同時の重合を実施する
    ために、オルガノケイ素モノマ―とビニル含有有機モノ
    マ―との乳化混合物にビニル含有有機モノマ―用開始剤
    を添加する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  オルガノケイ素モノマ―とビニル含有
    有機モノマ―との混合物の実質的に同時の重合を実施す
    るために、オルガノケイ素モノマ―およびビニル含有有
    機モノマ―用重合開始剤の乳化混合物にビニル含有有機
    モノマ―を添加する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】  オルガノケイ素モノマ―とビニル含有
    有機モノマ―との混合物の実質的に同時の重合を実施す
    るために、ビニル含有有機モノマ―とオルガノケイ素モ
    ノマ―混合物とからなる混合物を重合開始剤含有水性媒
    質に添加する、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】  ビニル含有有機モノマ―用開始剤とし
    て有効量の水溶性過硫酸アルカリ金属塩を使用する、請
    求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】  ビニル含有有機モノマ―用開始剤とし
    て有効量の有機過酸化物を使用する、請求項1記載の方
    法。
  7. 【請求項7】  オルガノケイ素モノマ―混合物用開始
    剤として有効量のアニオン性またはカチオン性の触媒を
    使用する、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】  オルガノケイ素モノマ―混合物用の界
    面活性剤兼開始剤として有効量のドデシルベンゼンスル
    ホン酸を使用する、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】  有機ポリマ―ロ―ブとこれに付加され
    たオルガノポリシロキサンロ―ブとからなり、押出可能
    な有機熱可塑性材料の耐衝撃性改良剤として有用である
    、請求項1記載の方法によって製造されたオルガノポリ
    シロキサン/有機ポリマ―組成物。
  10. 【請求項10】  約60〜約400nmの平均粒径を
    有する、請求項1記載の方法によって製造されたオルガ
    ノポリシロキサン/有機ポリマ―組成物。
  11. 【請求項11】  オルガノポリシロキサンロ―ブの形
    成の際に使用されるオルガノケイ素モノマ―および有機
    ポリマ―ロ―ブの形成の際に使用されるビニル有機モノ
    マ―が反応性のグラフト性置換基をもっている、請求項
    9記載の耐衝撃性改良剤。
  12. 【請求項12】  オルガノポリシロキサンロ―ブおよ
    び有機ポリマ―ロ―ブ上に反応性の架橋性置換基をもっ
    ている、請求項9記載の耐衝撃性改良剤。
  13. 【請求項13】  オルガノポリシロキサンロ―ブが、
    本質的に、式 R2 SiO、RSiO1.5 、R3 SiO0.5
     およびSiO2  (式中、RはC(1−18)の一価の有機基である)に
    包含される単位が縮合したものである、請求項9記載の
    耐衝撃性改良剤。
  14. 【請求項14】  オルガノポリシロキサンロ―ブが、
    ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシク
    ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
    ン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、オクタフェ
    ニルシクロテトラシロキサン、テトラメチルテトラビニ
    ルシクロテトラシロキサン、およびこれらの混合物より
    成る群の中から選択された環状モノマ―を含むオルガノ
    ケイ素モノマ―混合物の重合の結果得られた単位から本
    質的に構成されている、請求項9記載の耐衝撃性改良剤
  15. 【請求項15】  オルガノポリシロキサンロ―ブが、
    式Rn Si(OR′)n  [式中、Rは1〜13個の炭素原子を有する一価の炭化
    水素基、または置換されたC(1−13)の炭化水素基
    であり、nは0、1、2または3であり、R′は各々水
    素またはC(1−13)の一価の炭化水素基の中から選
    択される]に包含されるオルガノケイ素モノマ―の重合
    の結果得られた単位から構成されている、請求項9記載
    の耐衝撃性改良剤。
  16. 【請求項16】  オルガノポリシロキサンロ―ブが、
    オクタメチルシクロテトラシロキサン、ヘキサメチルシ
    クロトリシロキサン、テトラメチルテトラビニルシクロ
    テトラシロキサン、γ‐メタクリルオキシプロピルトリ
    メトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、テトラメ
    トキシシラン、テトラエトキシシランおよびテトライソ
    プロポキシシランより成る群の中から選択されたオルガ
    ノケイ素モノマ―の混合物の重合の結果得られた単位か
    ら構成されている、請求項9記載の耐衝撃性改良剤。
  17. 【請求項17】  オルガノポリシロキサンロ―ブが、
    オクタメチルシクロテトラシロキサン、テトラメチルテ
    トラビニルシクロテトラシロキサン、γ‐メタクリルオ
    キシプロピルトリメトキシシランおよびテトラエトキシ
    シランより成る群の中から選択されたオルガノケイ素モ
    ノマ―の混合物の重合の結果得られた単位から構成され
    ている、請求項9記載の耐衝撃性改良剤。
  18. 【請求項18】  有機ポリマ―ロ―ブが、アルケニル
    芳香族、メタクリレ―ト、シアン化ビニル、マレイミド
    、アクリルアミド、およびこれらの混合物より成る群の
    中から選択された単位が化学的に結合したものから本質
    的に構成されている、請求項9記載の耐衝撃性改良剤。
  19. 【請求項19】  有機ポリマ―ロ―ブが、ポリスチレ
    ン、スチレン/アクリロニトリルコポリマ―、スチレン
    /ジビニルベンゼンコポリマ―、ポリメチルメタクリレ
    ―ト、メチルメタクリレ―ト/ジビニルベンゼンコポリ
    マ―、スチレン/ジピペリジノエタンコポリマ―、およ
    びスチレン/アクリロニトリル/ジビニルベンゼンコポ
    リマ―より成る群の中から選択されたものから本質的に
    構成されている、請求項9記載の耐衝撃性改良剤。
  20. 【請求項20】  有機ポリマ―ロ―ブがスチレン/ジ
    ビニルベンゼンコポリマ―である、請求項9記載の耐衝
    撃性改良剤。
  21. 【請求項21】  有機熱可塑性ポリマ―と、(1)ビ
    ニル含有有機モノマ―100重量部に付き約43〜約4
    00重量部のオルガノケイ素モノマ―混合物を含む乳化
    され撹拌された水性混合物中で前記オルガノケイ素モノ
    マ―混合物の重合を実施することにより、オルガノケイ
    素モノマ―混合物の重合とビニル含有有機モノマ―の重
    合とを実質的に同時に実施し、(2)得られたラテック
    スを中和し、(3)このラテックスを凝集させ、(4)
    オルガノポリシロキサン/有機ポリマ―組成物を回収す
    ることによって製造された耐衝撃性改良剤の有効量とか
    らなる溶融押出された組成物。
  22. 【請求項22】  耐衝撃性改良剤が、有機熱可塑性ポ
    リマ―100重量部に付き1〜50重量部の割合で存在
    する、請求項21記載の組成物。
  23. 【請求項23】  有機熱可塑性ポリマ―が、ポリ(ビ
    ニル)系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ(エ―テルエス
    テル)、ポリエ―テルイミド、ポリエ―テルイミドエス
    テル、ポリイミド、ポリカ―ボネ―ト、ポリスルホンお
    よびポリエ―テルスルホンより成る群の中から選択され
    たものである、請求項21記載の組成物。
  24. 【請求項24】  有機熱可塑性樹脂がポリフェニレン
    エ―テルである、請求項21記載の組成物。
  25. 【請求項25】  有機熱可塑性樹脂がポリスチレンで
    ある、請求項21記載の組成物。
  26. 【請求項26】  有機熱可塑性樹脂が、ポリフェニレ
    ンエ―テルとポリスチレン樹脂とのブレンドである、請
    求項21記載の組成物。
  27. 【請求項27】  有機熱可塑性樹脂がポリエ―テルイ
    ミドである、請求項21記載の組成物。
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