JPH04288398A - 脱ろう法 - Google Patents

脱ろう法

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JPH04288398A
JPH04288398A JP3272611A JP27261191A JPH04288398A JP H04288398 A JPH04288398 A JP H04288398A JP 3272611 A JP3272611 A JP 3272611A JP 27261191 A JP27261191 A JP 27261191A JP H04288398 A JPH04288398 A JP H04288398A
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JP
Japan
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polymer
dewaxing
oil
carbon monoxide
acrylate
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Application number
JP3272611A
Other languages
English (en)
Inventor
Johannes F H Braams
ヨハネス・フランシスカス・ヘンドリクス・ブラームス
Marinus J Reynhout
マリナス・ヨハネス・レインハウト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Filing date
Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPH04288398A publication Critical patent/JPH04288398A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G73/00Recovery or refining of mineral waxes, e.g. montan wax
    • C10G73/02Recovery of petroleum waxes from hydrocarbon oils; Dewaxing of hydrocarbon oils
    • C10G73/04Recovery of petroleum waxes from hydrocarbon oils; Dewaxing of hydrocarbon oils with the use of filter aids

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は含ろう含有炭化水素オイルを脱ろ
うする方法に関する。
【0002】ろうを除去するとかなり高い流動点を有す
るオイルが得られるので、脱ろうは炭化水素オイルの精
製の際に適用される重要な工程である。この工程は通常
、オイルをろうを沈殿させるのに十分低い温度まで冷却
し、次いでオイルからろうを濾過により除去することに
よって実施される。通常、オイルを溶解し、ろうを沈殿
させ得る溶媒をオイルに添加する。沈殿したろうは濾過
の際にフィルターを閉塞する傾向がある。その結果とし
て、濾過速度が実質的に低下し、濾過ケーキ中に残存す
るオイルの量はかなり増加する。これらの欠点は、脱ろ
うを脱ろう助剤と呼称されるある種の重合体の存在下で
実施することによって回避し得る。この目的に適した重
合体類の例としては、少なくとも1部が、アルキル基中
に少なくとも8個の炭素原子を有するアルキルアクリレ
ート又はアルキルメタクリレート(以下、C8+アルキ
ルエステルと呼称する)からなる1種又はそれ以上のオ
レフィン性不飽和化合物の重合体類があげられる。これ
らの重合体類は満足されるものではあるが、更に良好な
かつ更に効果的な製品が常に必要とされる。従って、本
発明の目的は更に適した脱ろう助剤を提供することにあ
る。
【0003】本発明者らが脱ろう助剤として適用される
重合体について研究したところ、或る重合体類がこの目
的に非常に良く適していることを見出した。本発明の重
合体とC8+アルキルエステル重合体とを比較すると、
多くの場合に、本発明の重合体が高い活性を有すること
を見出した。このことは、C8+アルキルエステル重合
体と比較して、本発明の重合体は、同一の濃度ならば濾
過速度の増加、及び/又は濾過ケーキ中に残存するオイ
ル量の減少をもたらすこと、或いは所与の濾過速度の増
加及び/又は濾過ケーキ中に残存するオイル量の減少が
より低い濃度で得られることを意味する。本発明の重合
体は、少なくとも1部が、1分子中に少なくとも10個
の炭素原子を有するα−オレフィン(以下、C10+ 
α−オレフィンと呼称する)からなる1種又はそれ以上
のオレフィンと一酸化炭素との線状重合体であって、一
酸化炭素由来の単位とオレフィン由来の単位が実質的に
交互に配列して存在している重合体である。
【0004】本発明者らが脱ろう助剤として適用される
重合体について研究したところ、更に、上記の2つの重
合体類のそれぞれから選択した重合体の混合物も脱ろう
助剤として使用するのに非常に適していることを見出し
た。
【0005】従って、本発明は、含ろう炭化水素オイル
からろうを沈殿させ、ろうを分離することによって含ろ
う炭化水素オイルを脱ろうする脱ろう法に関し、この方
法では、ろうの沈殿を、 a)少なくとも1部がC10+ α−オレフィンからな
る1種又はそれ以上のオレフィンと一酸化炭素との線状
重合体であって、一酸化炭素由来の単位とオレフィン由
来の単位が実質的に交互に配列して存在している重合体
、及び所望により更に、 b)少なくとも1部がC8+アルキルエステルからなる
1種又はそれ以上のオレフィン性不飽和化合物の重合体
、の存在下で実施する。
【0006】本発明方法は、原則として、いずれの含ろ
う炭化水素オイルの脱ろうにも適用される。本発明方法
は、好ましくは潤滑油の脱ろう、特に潤滑油留分を芳香
族抽出することにより該留分から得られた含ろうラフィ
ネートの脱ろうに適用される。
【0007】上記したように、脱ろうは、オイルを脱ろ
う溶媒の存在下で冷却して実施するのが非常に適切であ
る。この目的のために使用され得る溶媒の例は、エタン
、プロパン、ブタン及びイソブタンのような低分子量の
炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、プロパノー
ル、ブタノール及びペンタノールのような極性溶媒、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、エチレンジ
クロリド及びエチレントリクロリド、並びに上記極性溶
媒とベンゼン又はトルエンのような芳香族溶媒との混合
物である。脱ろう溶媒としては、メチルエチルケトンと
トルエンとの混合物、特に両方の成分がほぼ同量で存在
している混合物が好ましい。脱ろう溶媒を使用する場合
には、好ましくは、できるだけ少量のろうしか溶解せず
に脱ろう温度でオイルが溶液中に残留するに十分な量の
溶媒を使用する。使用する溶媒/オイルの比は、とりわ
けオイル中のろう含量、オイルの粘度、脱ろうの際に適
用される温度及び他の条件によって決まる。含ろうオイ
ル1容量に対して、好ましくは1〜10容量、特に2〜
4容量の溶媒が使用される。
【0008】溶媒の存在下での脱ろうは、1回又は複数
回の希釈下で実施され得る。脱ろうを一回希釈により実
施するときには、脱ろうは、高温下にあるオイルと脱ろ
う溶媒の全量との混合物を脱ろう温度に徐々に冷却する
ことによって実施される。脱ろうを複数回希釈により実
施するときには、脱ろうは、高温下にあるオイルと脱ろ
う溶媒の一部との混合物を脱ろう温度以上の温度に徐々
に冷却し、次に再び脱ろう溶媒の一部を添加して冷却し
、所望により、すべての溶媒が添加され脱ろう温度に達
するまで上記工程を1回又は数回繰り返すことによって
実施される。溶媒の存在下での脱ろうは、好ましくは4
5〜90℃の温度の溶媒/オイル混合物を用いて実施さ
れる。適切な脱ろう温度は−10〜−45℃である。
【0009】本発明方法で脱ろう助剤として使用するの
に適している重合体の分子量は広範囲で変え得る。好ま
しくは、重量平均分子量(Mw )が103 〜106
 、特に104 〜106 の重合体が使用される。重
合体a)の製造の際に単量体として使用されるC10+
 α−オレフィン及び重合体b)の製造の際に使用され
るC8+アルキルエステル中のアルキル基は、好ましく
は直鎖状である。C10+ α−オレフィン及びC8+
アルキルエステル中のアルキル基は、好ましくは40個
より少ない、特に30個より少ない炭素原子を含む。重
合体の特定分子量、並びに重合体の製造の際に単量体と
して使用されるC10+ α−オレフィン及びC8+ア
ルキルエステル中のアルキル基の炭素原子数の好ましい
値は、主として炭化水素オイル中に存在するろうの種類
によって決定される。
【0010】重合体a)の製造の際には、C10+ α
−オレフィンに加えて、エテン、プロペン、ブテン−1
及びシクロペンテンのような10個より少ない炭素原子
を有するオレフィンを使用することもできる。好ましく
は、C10+ α−オレフィンだけを重合体a)の製造
の際にオレフィンとして使用する。重合体a)の製造原
料の単量体混合物は1種又はそれ以上のC10+ α−
オレフィンと一酸化炭素とを含有し得る。本発明により
良好な結果が得られる共重合体の例は一酸化炭素/1−
オクタデセン共重合体である。一酸化炭素と1分子中に
12〜18個又は20〜24個の炭素原子を有する直鎖
状α−オレフィン混合物との重合体が本発明の目的に非
常に適していることも判明した。
【0011】上記したように、重合体a)に関しては、
一酸化炭素と1種又はそれ以上のC10+ α−オレフ
ィンとを主成分とし、Mw が104 以上の重合体が
好ましい。 これらの重合体に関する本発明者らの最近の研究で、興
味ある製造法を見出した。この方法は、高温高圧下、9
0容量%以上の非プロトン性液体からなる希釈剤の存在
下で、単量体と第VIII族金属及び一般式(R1 R
2 P)2 R(式中、R1 及びR2 は同一又は異
なる任意に極性置換された脂肪族ハイドロカルビル基を
示し、Rは2個の燐原子を連結する橋に少なくとも2個
の炭素原子を含有する2価の有機橋かけ基を示す)を有
する燐の2座配位子を含有する触媒組成物とを接触させ
ることからなる。 第VIII族金属1g原子当り、R1 及びR2 が同
一の炭素数6以下のアルキル基である燐の2座配位子0
.75〜1.5molを含有し、更に、第VIII族金
属1g原子当り、 pKaが2以下の酸の陰イオン2〜
50mol 及び所望により有機酸化剤10〜1000
mol を含有する触媒組成物を使用するのが好ましい
。酢酸パラジウム、1,3−ビス(ジ−n−ブチルホス
フィノ)プロパン、1,4−ナフトキノン及びトリフル
オロ酢酸又は過塩素酸ニッケルを主成分とする触媒組成
物が特に好ましい。重合体の製造は、30〜130 ℃
の温度、5〜100 バールの圧力及びオレフィン:一
酸化炭素のモル比5:1〜1:5の条件で、重合される
オレフィン1モルに対して10−6〜10−3g原子の
第VIII族金属を含む量の触媒組成物を使用して実施
するのが好ましい。重合は、好ましくは少量のプロトン
性液体を含む希釈剤中で実施される。該重合に非常に適
した希釈剤はテトラヒドロフラン及びメタノールの混合
物である。
【0012】重合体b)の製造の際には、C8+アルキ
ルエステルに加えて、アルキル基中に8個より少ない炭
素原子を有するアルキルアクリレート及びアルキルメタ
クリレートのような他のオレフィン性不飽和化合物、ス
チレンのようなオレフィン性不飽和芳香族化合物、及び
ビニルピリジンのようなオレフィン性不飽和複素環式化
合物を使用することもできる。重合体b)の製造原料の
単量体混合物は1種又はそれ以上のC8+アルキルエス
テルを含有し得る。本発明により良好な結果が得られる
三元重合体の例は、オクタデシルアクリレート/エイコ
シルアクリレート/ドコシルアクリレート3元重合体で
ある。本発明の目的に適した四元重合体の例は、メチル
アクリレート/オクタデシルアクリレート/エイコシル
アクリレート/ドコシルアクリレート四元重合体である
【0013】本発明により脱ろうする際には、1種又は
それ以上の重合体a)を、所望により1種又はそれ以上
の重合体b)と合わせて使用することができる。本発明
により脱ろうされる炭化水素オイルに添加される重合体
の量は、炭化水素オイル1kg当り、好ましくは1〜1
0,000mg、特に10〜1000mgである。本発
明による脱ろうの際に重合体a)と重合体b)の両者が
存在する重合体混合物を使用する場合には、重合体a)
を1〜90重量%、特に10〜75重量%を含有する混
合物が好ましい。
【0014】
【実施例】本発明を次の実施例を参照して説明する。
【0015】実施例1 次の様にして、一酸化炭素/1−オクタデセン共重合体
を製造した。窒素雰囲気下、テトラヒドロフラン100
ml 及び1−オクタデセン40gを含有する容量25
0ml の撹拌オートクレーブに、     メタノール                
                   5ml   
 酢酸パラジウム                 
              0.1mmol    
過塩素酸ニッケル                 
            0.5mmol    1,
3−ビス(ジ−n−ブチルホスフィノ)    プロパ
ン                        
             0.12mmol 、及び
    1,4−ナフトキノン           
              6mmol を含有する触媒溶液を導入した。
【0016】一酸化炭素を圧力40バールまで圧入した
後、オートクレーブの内容物を50℃にした。30時間
後、反応混合物を室温まで冷却し、圧力をゆるめて重合
を終らせた。アセトンを反応混合物に添加後、重合体を
濾別し、アセトンで洗浄して乾燥した。
【0017】Mw が20,300の共重合体40gを
得た。
【0018】実施例2 一酸化炭素と1分子中に20〜24個の炭素原子を有す
る直鎖状α−オレフィン混合物との重合体を、下記の相
違点以外は実施例1の一酸化炭素/1−オクタデセン共
重合体の場合と実質的に同一の方法で製造した:a)オ
ートクレーブに、1−オクタデセンの代りに1分子中に
20〜24個の炭素原子を有する直鎖状α−オレフィン
混合物40gを仕込んだ、 b)一酸化炭素を40バールではなく70バールの圧力
までオートクレーブに圧入した、 c)反応時間を30時間の代りに15時間にした。
【0019】Mw が22,700の重合体38gを得
た。
【0020】実施例3 一酸化炭素と1分子中に12〜18個の炭素原子を有す
る直鎖状α−オレフィン混合物との重合体を、下記の相
違点以外は実施例1の一酸化炭素/1−オクタデセン共
重合体の場合と実質的に同一の方法で製造した:a)オ
ートクレーブに、1−オクタデセンの代りに1分子中に
12〜18個の炭素原子を有する直鎖状α−オレフィン
混合物40gを仕込んだ、 b)反応時間を30時間の代りに15時間にした。
【0021】Mw が23,000の重合体30gを得
た。
【0022】実施例4 次の重合体を2種の蒸留潤滑油(AおよびB)の脱ろう
の際の脱ろう助剤としてテストした。オイルAは粘度指
数130 の含ろうラフィネートであり、オイルBは粘
度指数160 の含ろうラフィネートであった:添加剤
1:実施例1で製造して共重合体、添加剤2:実施例2
で製造した共重合体、添加剤3:実施例3で製造した共
重合体、添加剤4:Mw が660,000 のメチル
アクリレート/オクタデシルアクリレート/エイコシル
アクリレート/ドコシルアクリレート四元重合体、 添加剤5:Mw が500,000 のオクタデシルア
クリレート/エイコシルアクリレート/ドコシルアクリ
レート三元重合体。
【0023】重合体を固体含量50重量%のトルエン溶
液としてオイルに導入した。実験結果を下表に示す。添
加剤の量は含ろうオイル1kg当りの重合体溶液mgで
表示する。
【0024】実験1 この実験では、オイルAを1回希釈により脱ろうした。 60℃に加熱したオイルAの試料に、60℃に加熱した
メチルエチルケトンとトルエンとの等容量混合物をオイ
ル1重量部に対して3重量部の割合で添加した。このよ
うにして得た混合物を3℃/分の速度で−20℃まで冷
却し、該温度で濾過した。
【0025】実験2 この実験は、溶媒の添加前に添加剤4を含有する重合体
溶液600mg/kgを温オイルに導入した点以外は、
実験1と実質的に同一の方法で実施した。
【0026】実験3 この実験は、溶媒の添加前に添加剤1を含有する重合体
溶液600mg/kgを温オイルに導入した点以外は、
実験1と実質的に同一の方法で実施した。
【0027】実験4 この実験は、混合物を−20℃の代りに−5℃に冷却し
、濾過も−5℃で実施した点以外は、実験1と実質的に
同様の方法で実施した。
【0028】実験5 この実験は、下記の相違点以外は実験1と実質的に同一
の方法で実施した: a)溶媒の添加前に、添加剤5を含有する重合体溶液2
00mg/kgを温オイルに導入した、 b)混合物を−20℃の代りに−5℃に冷却し、濾過も
−5℃で実施した。
【0029】実験6 この実験は、次の相違点以外は実験1と実質的に同一の
方法で実施した: a)溶媒の添加前に、添加剤1及び5を重量比1:4で
含有する重合体溶液200mg/kgを温オイルに添加
した、b)混合物を−20℃の代りに−5℃に冷却し、
濾過も−5℃で実施した。
【0030】実験7 この実験は、脱ろうをオイルAの代りにオイルBに適用
した点以外は、実験1と実質的に同一の方法で実施した
【0031】実験8 この実験は、次の相違点以外は実験1と実質的に同一の
方法で実施した: a)脱ろうをオイルAの代りにオイルBに適用した、b
)溶媒の添加前に、添加剤2を含有する重合体溶液40
0mg/kgを温オイルに導入した。
【0032】実験9 この実験は、次の相違点以外は実験1と実質的に同一の
方法で実施した: a)脱ろうをオイルAの代りにオイルBに適用した、b
)溶媒の添加前に、添加剤2及び5を重量比1:9で含
有する重合体溶液400mg/kgを温オイルに導入し
た。
【0033】実験10 この実験は、次の相違点以外は実験1と実質的に同一の
方法で実施した: a)脱ろうをオイルAの代りにオイルBに適用した、b
)溶媒の添加前に、添加剤3及び5を重量比1:9で含
有する重合体溶液400mg/kgを温オイルに導入し
た。
【0034】実験11 この実験では、複数回希釈によりオイルAを脱ろうした
【0035】65℃に加熱したオイルAの試料に、65
℃に加熱したメチルエチルケトン55容量部とトルエン
45容量部との混合物の第1部分をオイル5重量部に対
して溶媒1重量部の割合で添加した。このようにして得
た混合物を4℃/分の速度で40℃まで冷却した。次に
、40℃に加熱した溶媒の第2部分をオイル5重量部に
対して溶媒1重量部の割合で混合物に添加した。このよ
うにして得た混合物を4℃/分の速度で−5℃まで冷却
した。次に、−5℃に冷却した溶媒の第3部分をオイル
5重量部に対して溶媒1重量部の割合で混合物に添加し
た。このようにして得た混合物を4℃/分の速度で−1
5℃に冷却した。次に、−15℃に冷却した溶媒の第4
部分をオイル1重量部に対して溶媒1重量部の割合で混
合物に添加した。最後に、このようにして得た混合物を
4℃/分の速度で−17℃に冷却し、該温度で濾過した
【0036】実験12 この実験は、溶媒の第1部分の添加前に添加剤5を含有
する重合体溶液200mg/kgを温オイルに導入した
点以外は、実験11と実質的に同一の方法で実施した。
【0037】実験13 この実験は、溶媒の第1部分の添加前に添加剤1及び5
を重量比1:4で含有する重合体溶液200mg/kg
を温オイルに導入する点以外は実験11と実質的に同一
の方法で実施した。
【0038】
【表1】
【0039】実施例4における実験1〜13のうち、実
験3,6,8,9,10及び13が本発明の例である。 これらの実験では、脱ろうを、CO/C10+ α−オ
レフィン交互重合体(実験3および8)の存在下、又は
該重合体とC8+アルキルエステル重合体との混合物(
実験6,9,10及び13)の存在下で実施した。実施
例1〜3並びに実施例4の実験1,2,4,5,7,1
1及び12は本発明の範囲外のものである。これらは比
較のために本明細書に包含した。実施例1〜3は実施例
4の添加剤として使用される重合体の製造に関するもの
である。実験1,4,7及び11では脱ろう助剤を使用
しなかった。実験2,5及び12では脱ろうを脱ろう助
剤として知られているC8+アルキルエステル重合体の
存在下で実施した。
【0040】添加剤4を用いた実験2では、濾過速度の
増加と濾過ケーキ中のオイル含量の低下の両方が達成さ
れた。本発明の添加剤を用いた実験3では、改善度がよ
り大きい。
【0041】添加剤5を用いた実験5では、濾過ケーキ
中のオイル含量は低下したが、濾過速度も低下した。本
発明の添加剤混合物を用いた実験6では、濾過ケーキ中
のオイル含量の低下は同程度であったが、濾過速度は増
加した。
【0042】本発明の添加剤を用いた実験8では、濾過
速度の増加と濾過ケーキ中のオイル含量の低下の両方が
達成された。本発明の添加剤混合物を用いた実験9では
、改善度がより大きい。本発明の添加剤混合物を用いた
実験10では、濾過ケーキ中のオイル含量が低下した。 しかしながら、濾過速度も僅かに低下した。
【0043】添加剤5を用いた実験12では、濾過ケー
キ中のオイル含量は明らかに低下した。しかしながら、
濾過速度も僅かに低下した。本発明の添加剤混合物を用
いた実験13では、濾過ケーキ中のオイル含量がより低
下した。濾過速度の低下は、実験12より大きかった。
【0044】13C−NMR分析により、実施例1〜3
で製造した重合体は、一酸化炭素由来の単位とC10+
 α−オレフィン由来の単位が交互に配列して存在して
いる直鎖からなっていた。一種以上のC10+ α−オ
レフィンを含む単量体混合物から製造した重合体におい
ては、種々のC10+ α−オレフィン由来の単位が互
にランダムに存在していた。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  含ろう炭化水素オイルからろうを沈殿
    させ、ろうを分離することによって含ろう炭化水素オイ
    ルを脱ろうする脱ろう法であって、該ろうの沈殿を、a
    )少なくとも1部が、1分子中に少なくとも10個の炭
    素原子を有するα−オレフィン(C10+ α−オレフ
    ィン)からなる1種又はそれ以上のオレフィンと一酸化
    炭素との線状重合体であって、一酸化炭素由来の単位と
    オレフィン由来の単位が実質的に交互に配列して存在し
    ている重合体、及び所望により更に、 b)少なくとも1部が、アルキル基中に少なくとも8個
    の炭素原子を有するアルキルアクリレート又はアルキル
    メタクリレート(C8+アルキルエステル)からなる1
    種又はそれ以上のオレフィン性不飽和化合物の重合体、
    の存在下で実施することを特徴とする前記脱ろう法。
  2. 【請求項2】  含ろう炭化水素オイルが潤滑油、特に
    潤滑油留分から得られる含ろうラフィネートである請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】  脱ろうを、含ろうオイル1容量当り1
    〜10容量の量で使用する脱ろう溶媒の存在下で実施す
    る請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】  重合体が103 〜106 の重量平
    均分子量(Mw )を有する請求項1〜3の1項又はそ
    れ以上に記載の方法。
  5. 【請求項5】  重合体a)の製造の際に使用するC1
    0+ α−オレフィン及び重合体b)の製造の際に単量
    体として使用するC8+アルキルエステル中のアルキル
    基が直線状であり、かつ40個より少ない炭素原子を含
    有する請求項1〜4の1項又はそれ以上に記載の方法。
  6. 【請求項6】  重合体a)を一酸化炭素/1−オクタ
    デセン共重合体、及び1分子中に12〜18個又は20
    〜24個の炭素原子を含有する直線状α−オレフィン混
    合物と一酸化炭素との重合体から選択する請求項1〜5
    の1項又はそれ以上に記載の方法。
  7. 【請求項7】  重合体a)が一酸化炭素と1種又はそ
    れ以上のC10+ α−オレフィンとを主成分とし、該
    重合体は104 以上のMw を有し、また該重合体は
    高温高圧下、90容量%以上の非プロトン性液体からな
    る希釈剤の存在下、単量体と第VIII族金属及び一般
    式(R1 R2 P)2 R(式中、R1 及びR2 
    は同一又は異なる任意に極性置換された脂肪族ハイドロ
    カルビル基を示し、Rは2個の燐原子を連結する橋に少
    なくとも2個の炭素原子を含有する2価の有機橋かけ基
    を示す)で表わされる燐の2座配位子を含有する触媒組
    成物とを接触させて製造される請求項1〜5の1項又は
    それ以上に記載の方法。
  8. 【請求項8】  重合体b)をオクタデシルアクリレー
    ト/エイコシルアクリレート/ドコシルアクリレート三
    元重合体及びメチルアクリレート/オクタデシルアクリ
    レート/エイコシルアクリレート/ドコシルアクリレー
    ト四元重合体から選択する請求項1〜7の1項又はそれ
    以上に記載の方法。
  9. 【請求項9】  含ろう炭化水素オイル1kg当り1〜
    10,000mgの重合体を使用する請求項1〜8の1
    項又はそれ以上に記載の方法。
  10. 【請求項10】  重合体a)を1〜90重量%含有す
    る、該重合体a)と重合体b)との混合物を使用する請
    求項1〜9の1項又はそれ以上に記載の方法。
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