JPH04288063A - モノ‐n‐置換1,4,7,10‐テトラアザシクロドデカン誘導体、その製造法および該化合物を含有する医薬調剤 - Google Patents

モノ‐n‐置換1,4,7,10‐テトラアザシクロドデカン誘導体、その製造法および該化合物を含有する医薬調剤

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JPH04288063A
JPH04288063A JP3318548A JP31854891A JPH04288063A JP H04288063 A JPH04288063 A JP H04288063A JP 3318548 A JP3318548 A JP 3318548A JP 31854891 A JP31854891 A JP 31854891A JP H04288063 A JPH04288063 A JP H04288063A
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ヴァインマン ハンス−ヨアヒム
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プレス ヴォルフ−リューディガー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D257/00Heterocyclic compounds containing rings having four nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D257/02Heterocyclic compounds containing rings having four nitrogen atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/24Nuclear magnetic resonance, electron spin resonance or other spin effects or mass spectrometry

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求の範囲に示された
対象、即ち新規のモノ‐N‐置換1,4,7,10‐テ
トラアザシクロドデカン誘導体、その複合物および複合
塩、該化合物を含有する薬剤、該化合物の診断学的使用
並びに該化合物および薬剤の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属複合物は、既に1950年代初頭に
、放射線医学用の造影剤として考慮されていた。しかし
、当時使用された化合物は、人体に使用することが考え
られないような毒性のあるものであった。従って、特定
の複合塩が十分に認容性であることが判明し、その結果
、人体への経路的使用が、診断学的な目的のために考慮
されることができたということは、全く驚異的であった
。前記物質種の第1の代表例は、Gd  DTPA(ジ
エチレントリアミンペンタ酢酸のガドリニウム‐III
‐複合物)の、欧州特許公開第71564号明細書に記
載されたジメグルミン塩およびGD  DOTA(1,
4,7,10‐テトラカルボキシメチル‐1,4,7,
10‐テトラアザシクロドデカンのガドリニウム‐II
I‐複合物)の、仏国特許第2539996号明細書に
記載されたメグルミン塩が、核スピン断層撮影のための
造影剤として極めて良好であることを示した。これらは
、マグネビスト(Magnevist(登録商標))お
よびドタレム(Dotarem(登録商標))の名称で
登録されている。
【0003】臨床の場での、該物質種の良好な使用可能
性の本質的な理由は、核スピン断層撮影の場合、殊に多
くの脳腫瘍の場合の高い有効性にある。従って、該物質
種は、体重1kg当り0.1ミリモルで、例えば、多く
のX線検査におけるX線造影剤よりも、極めて低量で投
与できる。
【0004】しかし、キレートも、より高い用量で使用
するということが望ましい。このことは、殊に、核スピ
ン断層撮影(NMR診断)を用いた、中枢神経系外での
特定の疾病の検出のための場合に該当するが、しかし、
特にX線造影剤としてのキレートの使用の際に該当する
。この場合に、肉体の容量負担をできるだけ少なくして
おくために、高濃縮キレート液を使用することが必要と
される。今日までに知られたキレートは、就中、その高
い浸透性のために、前記目的には殆んど適さない。
【0005】従って、以前に知られたキレートよりも僅
少な浸透性を有するキレートの需要が存在する。しかし
ながら同時に、前記化合物の人体への使用の前提条件は
、効果的な用量と動物実験での毒性の用量との相違(治
療学的範囲)に関して、複合化合物の臓器特殊性、安定
性、コントラスト増強作用、認容性および可溶性を充足
しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明には、
前記化合物および薬剤を提供し、かつ前記化合物および
薬剤のできるだけ簡単な製造法を提供するという課題が
課された。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
り解決される。
【0008】本発明による複合化合物およびこれらから
調製された溶液は、記載した要件を驚異的な方法で充足
する。これらは、減少させられた浸透性並びに、より好
ましい治療学的範囲および/または溶液の化学的成分の
安定性および貯蔵可能性および/または臓器特異性およ
び/または認容性(例えば、より僅少な心臓血管の副作
用またはアレルギー類似の副作用)並びに就中今日まで
に常用されている診断薬よりも、一層良好なコントラス
ト増強作用を有する。
【0009】本発明による化合物の、上記記載の驚異的
かつ卓越した性質の証明として、実験部分の終わりに概
要が指摘され、この中で、NMR造影剤のコントラスト
増強作用の尺度として常用されている緩和性1/T1(
血漿中)は、例えば、選択された本発明による複合物と
比較されている。表は、公知の技術水準と見做されるべ
きNMR診断薬マグネビズト(Magnevist(登
録商標))およびドタレム(Dotarem(登録商標
))の化合物と比べて、前記化合物の明白な卓越性を示
す。
【0010】本発明による複合物の大部分は、マグネビ
スト(Magnevist(登録商標))およびドタレ
ム(Dotarem(登録商標))とは別の薬理動力学
的挙動を示すことは驚異的であり:静脈注射後に、Ma
gnevist(登録商標)およびDotarem(登
録商標)は、細胞外に分散し、糸球体分泌によって腎臓
を介して排泄される。健全な細胞膜の通過および腎外性
排泄は、実用的には観察されない。
【0011】本発明による化合物の大部分は、驚異的な
ことに、腎性分泌も、腸管外注射後の排泄物を伴った排
泄も示すことが見出された。しかしながら驚異的なこと
に、胆汁を介しての排泄は、唯一の腎外排泄路ではない
:ラットを用いてのNMR試験では、本発明による化合
物の静脈内投薬の後、予期されないで、胃腸路でのコン
トラスト増強も観察され、即ち、前記化合物は、肝臓胆
汁系の、臓器特異性NMR診断のためにも、胃の臓器特
異性NMR診断のためにも適当である。同様に、腎臓並
びに侵入した腫瘍は、コントラストを成した。
【0012】胃を介する排泄(分泌)は、胃腸路との腹
部組織の境界設定(例えば、膵臓)が、病理学的過程(
腫瘍、炎症)の同時的なコントラスト増強により可能に
なるという利点を有する。その上更に、腎臓系、肝臓お
よび胆嚢および胆管並びにリンパ節の識別も達成される
ことができる。潰瘍および胃癌の改善された識別ととも
に胃液分泌の検査は、画像形成法を用いて実施されても
よい。
【0013】驚異的なことに、本発明による複合化合物
の幾つかは、経口投与によって再吸収されてもよいし、
引続き、肝臓胆汁的に排泄されてもよく、即ち、該複合
化合物は、経口肝臓造影剤としても適当である。
【0014】従って、上記記載の化合物の使用によって
、(肝臓胆汁系の診断とともに)腎機能不全の患者並び
に胃腸の疾病に苦しむ患者(西側工業諸国の人口の少な
くとも10%)を救済できる。前記の患者の大多数並び
に、かかる疾病の疑いのある患者の大部分は、診断学的
に検査されなければならない。目下のところ、胃腸の疾
病のために、就中2つの、これに適当な方法が使用され
ている:内視鏡検査およびバリウム造影剤を用いたX線
診断。
【0015】前記の検査は、種種の欠点を有する:該検
査は、輻射線負荷の危険と密着しており、外傷を惹起し
、患者にとって、不快と、そればかりか時には危険と結
び付き、従って、心理的なストレスを惹起する。該検査
は、大抵繰返し実施されなければならず、比較的費用を
かけて実施され、患者の積極的な協力(例えば、特定の
姿勢をとること)を必要とし、脆弱な患者および危険な
患者の場合には、適用可能でない場合が多い。
【0016】従って、前記の欠点を有していない、胃腸
の疾病の認識および位置決定のための新規診断法を提供
するという課題は、上記記載の複合化合物および薬剤の
使用によって同様に解決される。
【0017】特殊な手段がなくとも、該複合化合物およ
び薬剤の薬理動力学は、夥しい疾病の診断を改善させる
ことができる。複合物は、大部分変化せず、迅速に再度
排出されるので、その結果、殊に相対的に毒性の金属イ
オンの使用の場合でも、高い配量の際にも、なんら有害
な作用は観察されない。
【0018】また、新規複合物の実地の使用は、前記の
有利な化学的安定性によって簡易化されている。
【0019】記載した複合物および複合形成物の別の1
つの本質的な利点は、その並外れた化学的多面性である
。中心原子とともに、性質は、大環状での種種の置換基
および/または塩形成物の選択によって、有効性、薬理
動力学、認容性、可溶性および処理可能性等の要件に適
応し得る。このようにして、例えば、生体の組織、特定
の生化学的な物質、物質代謝過程、組織または体液の状
態について、診断および治療において非常に切望された
、化合物の特異性が達成できる。
【0020】本発明による大環状化合物並びに無機塩基
および/または有機塩基、アミノ酸またはアミノ酸アミ
ドを有する該化合物の塩は、一般式I:
【0021】
【化6】 {式中、Eは、‐CH(R1)‐CO2Y基を表し(こ
の場合、Yは、1つの水素原子および/または、原子番
号21〜29、31、32、37〜39、42〜44、
47、49もしくは57〜83の1つの元素の金属イオ
ン当量を表し、かつR1は、1つの水素原子、1つの、
場合によっては、ヒドロキシ基1〜6個で置換された分
枝鎖状または非分枝鎖状のC1〜C30アルキル基、C
6〜C10アリール基またはC7〜C30アルアルキル
基を表す)を表し、Qは、‐CH(R’)‐CH(OH
)R基〔この場合、Rは、酸素原子1〜10個を有し、
かつ場合によっては、ヒドロキシ基またはOCOR2基
1〜6個(但し、R2は1つの水素原子または分枝鎖状
もしくは非分枝鎖状のC1〜C30アルキル基、C6〜
C10アリール基もしくはC7〜C30アルアルキル基
を表す)によって置換された、分枝鎖状または非分枝鎖
状のC1〜C30アルキル基またはC7〜C30アルア
ルキル基を表し、この場合、C7〜C30アルアルキル
基は、場合によっては、‐OCO‐基1〜2個、シクロ
ヘキサン基および/またはシクロヘキシレン基(その側
で、数0〜10を表すkを有する(CH2)kCOOR
2基1〜3個によって置換されていてよい)1〜2個、
場合によっては、C1〜C7アルコキシ基、C6〜C1
0アリールオキシ基またはC7〜C10アルアルコキシ
基1〜5個、場合によっては、1つの‐NR2‐COR
3基または‐CONR2R3基(但し、R3は、R2の
ために記載した意味を有するおよび/またはCO2R2
基1〜2個を有し、かつ場合によっては、C7〜C30
アルアルキル基の鎖中に含有されているアリール基は、
場合によっては、酸素原子1〜5個、ヒドロキシ基1〜
3個、C1〜C7アルコキシ基1〜5個および/または
(CH2)kCOOR2基1〜3個を有する、分枝鎖状
または非分枝鎖状のC1〜C30アルキル基、C6〜C
10アリール基またはC7〜C30アルアルキル基1〜
3個、F基、Cl基、Br基、OH基、NO2基、NH
2基、NCS基、CO2R2基、NHCOCH2Cl基
、NHCOCH2Br基、NHCOCH2R2基1〜3
個によって置換されてよく、R’は、水素原子またはR
を表し、但し、R’が水素原子を表す場合には、2‐オ
キサ‐C1〜C30アルキル鎖の際に、このアルキル基
は、場合によっては存在する末端のメトキシ基またはエ
トキシ基を除いて、上記記載の少なくとも1つの基によ
って置換されていなければならない〕を表すか、或いは
を介して結合した第2のテトラアザシクロドデカン分子
(この場合、Kは、酸素原子1〜6個、ベンジルオキシ
基、フェニレン基、フェニレンオキシ基および/または
フェニレンジオキシ基1〜2個を有する、場合によって
は、ヒドロキシ基1〜6個、ヒドロキシ‐C1〜C6ア
ルキル基1〜6個および/またはC1〜C7アルコキシ
基もしくはアルアルコキシ基1〜8個によって置換され
たC1〜C16アルキレン鎖を表す)を表す}によって
特徴づけられる。
【0022】Yが水素を表す場合の一般式Iの化合物は
、複合形成物と呼称され、かつ置換基Yの少なくとも2
つが金属イオン当量を表す場合には、金属複合物と呼称
される。
【0023】本発明による薬剤を、NMR診断に使用す
ることが定められた場合、複合塩の中心イオンは、常磁
性でなければならない。これらは、殊に原子番号21〜
29、42、44および58〜70の元素の二価または
三価のイオンである。適当なイオンは、例えば、クロム
(III)イオン、マンガン(II)イオン、鉄(II
)イオン、コバルト(II)イオン、ニッケル(II)
イオン、銅(II)イオン、パラゼオジム(III)イ
オン、ネオジム(III)イオン、サマリウム(III
)イオンおよびイッテルビウム(III)イオンである
。ガドリニウム(III)イオン、テルビウム(III
)イオン、ジスプロジウム(III)イオン、ホルミウ
ム(III)イオン、エルビウム(III)イオンおよ
び鉄(III)イオンは、これらの非常に強力な磁気モ
ーメント故に特に有利である。
【0024】核医学における本発明による薬剤の使用の
ためには、中心イオンは、放射性でなければならない。 例えば、銅、コバルト、ガリウム、ゲルマニウム、イッ
トリウム、ストロンチウム、テクネチウム、インジウム
、イッテルビウム、ガドリニウム、サマリウム、銀、金
、レニウムおよびイリジウムの放射性同位体が適当であ
る。
【0025】本発明による薬剤を、X線診断に使用され
ることが定められた場合には、X線の十分な吸収を達成
するために、より大きな原子番号の元素の中心イオンが
誘導されなければならない。この目的のために、原子番
号21〜29、42、44、57〜83の間の元素の中
心イオンを有する生理学的に認容性の複合塩を含有する
診断薬は適当であることが見出され;これらは、例えば
、ランタン(III)イオンおよびランタニド系の上記
記載のイオンである。
【0026】R1およびR2を、場合によっては表すか
、もしくはR中に、置換基として場合によっては含有さ
れているアリール基を、場合によっては含有するアルキ
ル基、アリール基および/またはアルアルキル基は、C
原子1〜30個または6〜10個または7〜30個を有
し、かつ分枝鎖状、非分枝鎖状、環式、飽和または不飽
和であってよく、該基は、R1の場合、ヒドロキシ基1
〜6個、有利に1〜3個を有し、Rの場合には、酸素原
子1〜5個、ヒドロキシ基1〜3個、C1〜C7アルコ
キシ基1〜5個、有利に1〜3個および/または(CH
2)kCOOR2基(但し、kは0〜10、有利に0〜
5の数を意味する)1〜3個を有する。
【0027】有利な基として以下のものがあげられる:
‐CH3、‐C2H5、‐イソ‐C3H7、‐C8H1
7、‐C15H31、‐C16H33‐C17H35、
‐CH2OH、‐CH2CH2OH、‐CH(OH)C
H2OH、‐C6H5、‐CH2C6H5‐CH(OH
)CH(OH)CH2OH、‐OCH3、‐OC2H5
、‐OCH2C6H5、‐OCH2CH2OCH3、‐
OCH2CH2OCH2CH2OH、‐(CH2)5O
H、‐CH2CO2H、‐(CH2)2CO2H、‐O
CH2CO2H、‐O(CH2)5CO2H、‐CH2
CO2C2H5、‐CH2CO2イソC3H7、‐CH
2‐O‐CH(CO2H)‐CH2CO2H、‐O‐C
H2‐CH(OCH3)‐CH2‐OCH3。
【0028】R1およびR’は、有利に、それぞれ水素
原子を表す。
【0029】Rは、分枝鎖状、非分枝鎖状、飽和または
不飽和のC1〜C30アルキル基またはアルアルキル基
、有利にC1〜C20アルキル基またはC7〜C30ア
ルアルキル基を表し、このRは、酸素原子1〜10個、
有利に1〜5個によって中断され、場合によっては、ヒ
ドロキシ基またはOCOR2基によって置換されている
。このRは、その側で、(CH2)kCOOR2基1〜
3個、有利に1個によって置換されていてよいようなシ
クロヘキサン基および/またはシクロヘキシル基1〜2
個を含有していてよい。
【0030】更に、Rを表すC1〜C30基は、C1〜
C7アルコキシ基、C6〜C10アリールオキシ基また
はC7〜C10アルアルコキシ基(例えば、OCH3、
OC2H5、OCH2C6H5、OC6H5)1〜5個
、有利に1〜3個、‐NR2COR3基(例えば、NH
COC6H5、NCH3COCH3、NHCOC2H5
、NCH3COCH2C6H5)1個、‐CONR2R
3基(例えば、CONHCH3、CONHC6H5、C
ONCH3C6H5、CONH2、CONHC3H7)
1個および/またはCO2R2基(例えばCO2CH3
、CO2C2H5、CO2イソプロピル、CO2t‐ブ
チル、CO2CH2C6H5)1〜2個によって置換さ
れてよい。前記の鎖中に、場合によっては含有されてい
るアリール基1〜3個、有利に1個は、上記に詳述した
C1〜C10アルキル鎖、アリール鎖および/またはア
ルアルキル鎖1〜3個、有利に1〜2個によって置換さ
れていてよく、および/またはF基、Cl基、Br基、
OH基、NO2基、NH2基、NCS基、CO2R2基
、NHCOCH2Cl基、NHCOCH2Br基、NH
COCH2R2基およびCON3基1〜3個、有利に1
〜2個によって置換されていてよい。
【0031】有利な基Rとしては、例えば以下のものが
あげられる: ‐CH2‐O‐C6H5、‐CH2‐O‐CH2C6H
5、‐CH2‐O‐C10H20‐OH、‐CH2‐O
‐C10H20‐COOH、‐CH2‐O‐C5H10
‐COOH、‐CH2CH2‐(C7H14)‐OCH
3、‐CH2‐CH2‐CH2‐CH2‐O‐CH2‐
COOH、‐CH2‐O‐C6H10‐CO2H、‐C
H2‐O‐C6H10‐OH、‐C6H12‐O‐CH
2‐COOH、‐CH2‐O‐C5H10NHCOC6
H5、‐CH2‐O‐C2H5NHCOC6H5、‐C
H2‐O‐C2H5CONH‐C3H7、‐CH2‐O
‐CH2CH2‐O‐CH2CH2‐O‐C5H11、
‐CH2‐O‐CH2‐CH(OH)CH2OH、‐C
H2‐O‐C6H4NCS、‐CH2‐O‐C6H4O
CH3、‐CH2‐O‐CH2CH2CH2C6H4O
CH3、‐CH2‐O‐C6H4‐Cl、‐CH2O‐
C6H4‐C5H10‐OH、‐CH2‐O‐C6H3
(CH3)2、‐CH2‐O‐C6H4(CH2)2‐
COOH、‐CH2‐O‐C6H4‐OCH2COOH
、‐CH2‐O6H4COOH、‐CH2O‐CH2‐
C6H4COOH、‐CH2O‐C6H4CH2COO
H、‐CH2O‐C6H4CH2COOC2H5、‐(
CH2)9‐O‐CH2‐C6H5、‐CH2‐OCO
‐C15H31、‐(CH2)9‐OCH3、‐CH2
‐O‐C9H18‐O‐CH2C6H5、‐CH2‐O
‐C9H18OH、‐C8H16‐(CH‐O‐CH2
‐C6H5)‐C2H5、‐C9H18‐O‐C6H4
‐O‐CH2‐C6H5、‐C9H18‐O‐C6H4
‐OH、‐(CH2)9‐O‐CH2‐C6H4‐CH
2COOH、‐(CH2)9‐O‐C10H20‐OH
、‐(CH2)9‐O‐C5H10‐COOH、‐(C
H2)9‐OCOCH3、‐(CH2)9‐O‐COC
4H9、‐(CH2)9‐OCOC2H4COOH、‐
(CH2)9‐OCOC6H4COOH、‐(CH2)
9‐OCOC6H10COOH。
【0032】また本発明による化合物には、二量体、即
ち、一般式Iの化合物(但し、Qは を介して結合した第2のテトラアザシクロドデカン分子
を意味する)も属する。C1〜C16アルキレン鎖、有
利にC1〜C10アルキレン鎖K中に含有されている酸
素原子の数は、有利には1〜3個である。該アルキレン
鎖は、場合によっては、ヒドロキシ基1〜6個および/
またはヒドロキシ‐C1〜C6アルキル基1〜6個およ
び/またはC1〜C7アルコキシ基、アリール基および
またはアルアルコキシ基1〜8個、有利に1〜2個を有
する。
【0033】有利なアルキレン鎖としては、例えば以下
のものがあげられる: ‐CH2‐O‐CH2‐、‐CH2‐O‐CH2CH2
‐O‐CH2‐、‐CH2‐O‐C3H6‐O‐CH2
‐、‐CH2‐O‐C4H8‐O‐CH2‐、‐CH2
O‐CH(CH2OH)‐CH2‐CH(CH2OH)
‐O‐CH2‐、‐CH2O‐CH2‐CH(OH)‐
CH2‐O‐CH2‐、‐CH2‐O‐CH2‐CH(
OCH3)CH2‐O‐CH2‐、‐CH2‐OCH2
‐C(CH2OH)2‐CH2‐O‐CH2‐、‐CH
2‐O‐C6H4‐O‐CH2‐、‐CH2‐O‐CH
2‐C6H4‐CH2‐O‐CH2‐、‐CH2‐O‐
CH2‐CH(OH)‐CH(OH)‐CH2‐O‐C
H2‐、‐CH2‐CH(CH2OH)‐CH2‐O‐
CH2‐、‐CH2‐O‐C6H4‐O‐C6H4‐O
‐CH2‐。
【0034】残余の酸の水素原子、即ち、中心イオンに
よって置換されていない水素原子は、場合によっては、
全部または部分的に、無機塩基および/または有機塩基
、アミノ酸またはアミノ酸アミドの陽イオンによって代
替されていてよい。
【0035】無機の適当な陽イオンは、例えば、リチウ
ムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネ
シウムイオンおよび殊にナトリウムイオンである。有機
塩基の適当な陽イオンは、就中、第一級、第二級または
第三級アミノの、例えば、エタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、モルホリン、グルカミン、N,N‐ジメチ
ルグルカミンおよび殊にN‐メチルグルカミンのもので
ある。アミノ酸の適当な陽イオンは、例えば、リジン、
アルギニンおよびオルニチンのアミノ酸並びに場合によ
っては、酸性または中性のアミノ酸のアミド、例えば、
リジンメチルアミド、グリシンエチルアミドおよびセリ
ンメチルアミドである。
【0036】一般式Iの本発明によるテトラアザシクロ
ドデカン化合物の製造は、自体公知の方法で、一般式I
I:
【0037】
【化7】 〔式中、E’は、Eに記載した基(但し、場合によって
はその中に存在するヒドロキシ基は、場合によっては保
護されていてもよい)を表す〕で示される化合物を、一
般式III:
【0038】
【化8】 もしくは、一般式IV:
【0039】
【化9】 〔式中、K’は、Kに記載した基(但し、場合によって
はその中に存在するヒドロキシ基は、場合によっては保
護されていてもよい)を表し、
【0040】
【外2】 は、R’およびRのために記載した意味を有するが、し
かしながら、NH2基、NCS基、NHCOCH2Cl
基またはNHCOCH2Br基を有さず、かつ場合によ
っては、存在するカルボキシル基が必要に応じて、保護
された形で存在する)〕で示されるエダクトと、水また
は水と混合可能な溶剤、例えば、アセトニトリル、DM
F、DMA、エタノール、メタノール、ジオキサン、T
HF、DMSO、DMEまたはこれらの混合物中で、0
℃〜170℃、有利に20〜100℃の温度で、12〜
48時間、有利に12〜24時間、無機塩基および/ま
たは有機塩基、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カル
シウム、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリ
ブチルアミン、ピリジン、DMAP、ライレックス(R
eillex(登録商標))、トリトンB(Trito
n  B(登録商標))を添加しながら反応させ、場合
によっては、尚存在する保護基を分解させ、こうして得
られた複合形成物(但し、Yは水素原子を表す)を、原
子番号21〜29、31、32、37〜39、42〜4
4、47、49または57〜83の元素の少なくとも1
つの金属酸化物または金属塩と反応させ、引続き、必要
に応じて、存在する酸の水素原子を、無機塩基および/
または有機塩基、アミノ酸またはアミノ酸アミドの陽イ
オンによって置換し、この場合、所望の最終生成物が、
NH2基、NCS基、NHCOCH2Cl基、NHCO
CH2Br基もしくはCON3基を含有していなければ
ならない場合には、前記の基群の代わりにNO2基もし
くはCO2R2基を有する一般式IIIのエダクトから
出発し、引続き、このCO2R2基を、上記記載の所望
の官能基に変換させ、この場合、前記の変換は、複合形
成物の複合化前または複合後および引続き、場合によっ
ては、尚存在する酸の水素原子の置換前または置換後に
、その都度望ましい金属イオンを用いて行なうことがで
きることにより行なわれる。
【0041】ヒドロキシ保護基としては、容易に導入さ
れ、かつ後に最終的に所望の遊離ヒドロキシ基を再生し
ながら、再びまた容易に脱離され得るようなもの全部が
該当する。有利な保護基は、エーテル基、例えば、ベン
ジル基、4‐メトキシベンジル基、4‐ニトロベンジル
基、トリチル基、ジフェニルメチル基、トリフェニルメ
チル基、トリメチルシリル基、ジメチル‐t‐ブチルシ
リル基、ジフェニル‐t‐ブチルシリル基である。しか
しながら有利には、ヒドロキシ基は、例えば、アセトン
、アセトアルデヒド、シクロヘキサノンまたはベンズア
ルデヒドを有するケタール類の形で保護されている。
【0042】ヒドロキシ保護基の脱離は、自体公知の方
法で、例えば、ベンジルエーテルの場合には、リチウム
/アンモニアを用いた還元的な分解または、例えば、パ
ラジウム‐カーボンの存在下での水素添加分解によって
行なわれ、エーテル分解またはケタール分解の場合には
、例えば、陽イオン交換体、トリフルオル酢酸または鉱
酸を用いた酸処理によって行なわれる[例えば、T.W
.Greene“Protective  Group
s  in  Organic  Syntesis”
,John  Wiley  and  Sons  
(1981)参照のこと]。
【0043】酸保護基としては、低級アルキル基、アリ
ール基およびアルアルキル基、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、n‐ブチル基、t‐ブチル基、フェ
ニル基、ベンジル基、ジフェニルメチル基、トリフェニ
ルメチル基、ビス(p‐ニトロフェニル)‐メチル基並
びにトリアルキルシリル基が該当する。
【0044】酸保護基の分解は、当業者に公知の方法に
よって、例えば、加水分解、水素添加分解、水性アルコ
ール溶液中0〜50℃の温度でアルカリ金属を用いたエ
ステルのアルカリ性鹸化、鉱酸を用いた酸性鹸化または
トリフルオル酢酸を用いた、例えば、t‐ブチルエステ
ルの場合の酸性鹸化によって行なわれる。
【0045】例えば、欧州特許第255471号明細書
および同第287465号明細書の記載より公知である
トリ置換されたテトラアザシクロドデカン誘導体IIと
エポキシドIIIとの反応の場合には、IIIの1.0
5〜5倍、有利に1.05〜3倍の過剰量を用いて作業
される。
【0046】これとは異なり、二量体の大環状体の合成
の場合には、0.1〜0.49当量のIVと反応される
【0047】こうして得られた複合形成物は、シリカゲ
ルカラム、逆相カラム(RP‐18)またはイオン交換
カラム(例えば、IRA67、IR120、AMB25
2)での精製の後に単離される。
【0048】場合によっては最終生成物中で望ましい官
能基、NH2基、NHCOCH2Cl基、NHCOCH
2Br基およびNCS基は、NO2基を有するエポキシ
ドIIIを用いたアルキル化の後に(場合によっては望
ましい、大環状体への金属導入の前あるいは後で)、文
献に公知の方法によって発生される(欧州特許第292
689号明細書;米国特許第4678667号明細書;
BioconjugateChem.1990,1,5
9;J.Med.Chem.1989,32,236)
【0049】エダクトとして必要とされるエポキシドI
IIおよびIVは、公知であるかまたは文献に公知の方
法、例えば、アルコールとエピクロロヒドリンとの反応
(Synthesis  1983,117;Houb
en‐Weyl,Methoden  der  Or
ganischen  Chemie、第613巻、G
eorg‐Thieme‐Verlag  Stutt
gart,1965)および置換されたアリルアルコー
ルまたは不飽和エーテルのエポキシド化[J.Org.
Chem.35,215(1970),Houben‐
Weyl,Georg‐Thieme‐Verlag 
 Stuttgart  1965;Tetrahed
ron  Lett.1965,849]によって製造
されることができる。
【0050】本発明による金属複合物は、ドイツ連邦共
和国特許出願公開第3401052号に開示されている
ような方法で、金属酸化物または金属塩(例えば、原子
番号21〜29、31、32、37〜39、42〜44
、47、49、57〜83の元素の硝酸塩、酢酸塩、炭
酸塩、塩化物または硫酸塩)を水および/または低級ア
ルコール(例えば、メタノール、エタノールまたはイソ
プロパノール)中に溶解するかまたは懸濁させ、かつ複
合物形成配位子の当量の溶液または懸濁液と反応させ、
引続き、必要に応じて、存在する酸の水素原子を無機塩
基および/または有機塩基もしくはアミノ酸の陽イオン
によって置換することによって製造される。
【0051】この場合、望ましい金属イオンの導入は、
ヒドロキシ保護基の分解前でも分解後でも行うことがで
きる。
【0052】場合によっては、なお存在する遊離カルボ
キシ基は、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、
マグネシウムまたはカルシウムの無機塩基(例えば、水
酸化物、炭酸塩または重炭酸塩)および/または例えば
、就中、第一級、第二級および第三級アミンのような有
機塩基、例えば、エタノールアミン、モルホリン、グル
カミン、N‐メチルグルカミンおよびN,N‐ジメチル
グルカミン並びに塩基性のアミノ酸、例えば、リジン、
アルギニンおよびオルニチンもしくは本来中性または酸
性のアミノ酸のアミドの有機塩基を用いて中和される。
【0053】中性の複合化合物の製造のために、例えば
、酸の複合塩に、水溶液または懸濁液中で中和点に達す
る程度に多量の望ましい塩基を添加することができる。 得られた溶液は、引続き、真空中で濃縮して乾燥物に変
えることができる。形成された中性塩を、水と混合可能
な溶剤、例えば、低級アルコール(メタノール、エタノ
ール、イソプロパノール等)、低級ケトン(アセトン等
)、極性のエーテル(テトラヒドロフラン、ジオキサン
、1,2‐ジメトキシエタン等)を析出し、極めて容易
に単離され、かつ良好に精製されるべき結晶化物を得る
ということは、しばしば有利である。望ましい塩基を、
反応混合物の複合物形成の間に早くも添加し、かつこの
ことによって、1つの処理工程を節約するということは
、特に有利であることが判明した。
【0054】中性の複合化合物を生じる別の1つの方法
は、残余の酸基を、複合物中で全部または部分的に、例
えば、エステルまたはアミドに変換させるということに
ある。このことは、後の反応によって、完成複合物を用
いて行なうことができる(例えば、遊離カルボキシ基と
ジメチルスルフェートとの徹底的な反応によって)。
【0055】本発明による医薬調剤は、同様に自体公知
の方法で、本発明による複合化合物を、場合によっては
、生薬で常用の添加剤を添加しながら水性媒体中で懸濁
または溶解し、引続き、該懸濁液または溶液を場合によ
っては、滅菌することによって製造される。適当な添加
剤は、例えば、生理学的に懸念されない緩衝剤(例えば
、トロメタミン)、複合形成剤の添加剤(例えば、ジエ
チレントリアミンペンタ酢酸)または必要に応じて、電
解質、例えば、塩化ナトリウムまたは必要に応じて、酸
化防止剤、例えば、アスコルビン酸である。
【0056】腸管内投与または別の目的のために、水ま
たは生理学的塩溶液中の、本発明による薬剤の懸濁液も
しくは溶液が望ましい場合には、該懸濁液もしくは溶液
は、1つ以上の、生薬で常用の助剤(例えば、メチルセ
ルロース、ラクトースおよびマンニット)および/また
は界面活性剤[例えば、レシチン、Tween(登録商
標)、Myrj(登録商標)]および/または矯味のた
めの芳香剤(例えば、エーテル性油)と混合される。
【0057】原理的には、本発明による医薬調剤を、複
合塩の単離をせずに製造することも可能である。すべて
の場合で、本発明による塩および塩溶液が、実地に、複
合化されていない毒性に作用する金属イオンを含有しな
いように、キレート形成を優先することに、特に綿密で
なければならない。
【0058】このことは、例えばキセノールオレンジの
ような色素指示薬を用いて、対照滴定によって製造過程
の間保証することができる。従って、本発明は、複合化
合物およびその塩の製造法にも関する。最後の保証とし
ては、単離された複合塩の精製がある。
【0059】本発明による医薬調剤は、有利に複合塩0
.1μモル〜3モル/lを含有し、通常、0.1μモル
〜5mモル/kgの量で投与される。該医薬調剤は、腸
管内投与および腸管外投与のために測定された。本発明
による複合化合物は次のものに使用される:1.)NM
R診断およびX線診断のために、原子番号21〜29、
42、44および57〜83の元素のイオンを有する該
複合物の形; 2.)放射線診断および放射線治療のために、原子番号
21、26、27、29、31、32、37〜39、4
3、47、49、62〜64、67、70、71、75
、77、79および83の元素の放射性同位体を有する
該複合物の形。
【0060】本発明による薬剤は、核スピン断層撮影用
の造影剤としての適性のための種種の前提条件を充足す
る。従って、該薬剤は、腸管内投与または腸管外投与の
後に、信号強度の上昇によって、核スピン断層撮影によ
り得られた画像をその解像力の点で改善するために著し
く適している。更に、該薬剤は、肉体に異物の負荷をで
きるだけ少なくするために必要であるような高い作用お
よび検査の非侵入の性質を堅持するために必要であるよ
うな良好な認容性を示す。
【0061】本発明による薬剤の良好な水溶性および僅
少な浸透性は、循環の容量負荷を代表的な範囲内で維持
し、かつ希釈を体液によって平衡させるために、高濃縮
化された溶液を製造することを可能にし、即ち、NMR
診断薬は、NMR分光分析に比べて100〜1000倍
良好に水溶性でなければならない。更に、本発明による
薬剤は、試験管内で高い安定性を示すばかりでなく、生
体内で驚異的に高い安定性を示し、その結果、複合物中
で共有結合していない、自体毒性のイオンの放出または
交換は、新規造影剤が完全に再度排出される時間で、極
めて緩慢にのみ行なわれる。
【0062】一般的に、本発明による薬剤は、NMR診
断薬としての使用のために、0.0001〜5mモル/
kg、有利に0.005〜0.5mモル/kgの量で投
与される。使用の詳細は、例えば、H.J.Weinm
ann他、Am.J.ofRoentgenology
  142、619(1984)の中で討議されている
【0063】更に、本発明による複合化合物は、磁化率
試薬およびシフト試薬として生体内NMR分光分析のた
めに有利に使用できる。
【0064】本発明による薬剤は、その有利な放射性の
性質および該薬剤中に含有されている複合化合物の良好
な安定性に基づいて、放射線診断薬として適している。 該薬剤の使用および投与の詳細は、例えば、“Radi
otracersforMedical  Appli
cations”,CRC‐Press,BocaRa
ton,Floridaの中に記載されている。
【0065】放射線同位体を用いた1つの別の画像形成
法は、陽電子放出同位体、例えば、43Sc、44Sc
、52Fe、55Coおよび68Gaを使用する、陽電
子放出断層撮影である(Heiss,W.D.;Phe
lps,M.E.;PositronEmission
  Tomography  of  Brain,S
pringer  Verlag  Berlin,H
eidelberg,New  York1983)。
【0066】本発明による化合物は、放射線免疫療法ま
たは輻射線療法において使用してもよい。これは、使用
される同位体の量および種類だけが相応する診断と異な
る。この場合には、できるだけ少ない到達距離の、エネ
ルギーに富んだ短波長の照射による腫瘍細胞の破壊が達
成される。適当なβ線放出イオンは、例えば、46Sc
、47Sc、48Sc、72Ga、73Ga、および9
0Yである。 適当な少ない半減期を示すα線放射イオンは、例えば、
211Bi、212Bi、213Biおよび214Bi
であり、この場合には、212Biが有利である。適当
な光子放出イオンおよび電子放射イオンは、158Gd
であり、これは、157Gdから中性子捕獲によって得
ることができる。
【0067】本発明による薬剤が、R.L.Mills
他[Nature  第336号、(1988)、78
7頁]によって提案された、輻射線療法の変法に使用さ
れることが定められた場合には、中心イオンは、メスバ
ウアー同位体、例えば57Feまたは151Euから導
き出さなければならない。
【0068】本発明による治療薬の生体内投与の場合に
は、前記薬剤は、血清または生理食塩水のような適当な
キャリアおよびヒト血清アルブミンのような別の蛋白質
と一緒に投与することができる。この場合、投与量は、
細胞の障害、使用された金属イオンの種類および方法の
種類、例えば、短治療に左右される。
【0069】本発明による治療薬は、腸管外投与される
【0070】放射線治療薬の使用の詳細は、例えば、R
.W.Kozak他、TIBTEC,1986年10月
、262号の中で討論されている。
【0071】本発明による薬剤は、X線造影剤として極
めて適し、この場合、特に、前記薬剤を用いて、沃素含
有造影剤によって知られるアナフィラキシー様反応の徴
候なしに、生化学的薬理学的検査において識別され得る
ことが強調されるべきである。該薬剤は、十分な吸収の
性質の故に、高い管状揚力の範囲内でデジタルサブスト
ラクツィオン方法(digitale  Substr
aktionstechniken)のために、特に有
用である。
【0072】一般に、本発明による薬剤は、X線造影剤
としての使用のために、例えば、メグルミン‐ジアトリ
ゾアートと同様に、0.1〜5mモル/kg、有利に0
.25〜1mモル/kgの量で投与される。
【0073】X線造影剤の使用の詳細は、例えば、Ba
rke,Roentogenkontrastmitt
el,G.Thieme,Leipzig(1970)
およびP.Thurn,E.Buecheler‐“E
infuehrung  vin  die  Roe
ntgendiagnostik”,G.Thieme
,Stuttgart,New  York(1977
)の中で討論されている。
【0074】新しい方法を、診断および治療医学におい
て開発するような、新規複合形成物、金属複合物および
金属複合塩を合成することが全て成功した。就中、医学
的診断における新規種の画像形成法の開発は、前記の開
発により、望ましいものと思われる。
【0075】以下の実施例は、本発明の対象の詳細な説
明のために用いられる。
【0076】
【実施例】例  1 a)  1,1′−(2,9−ジヒドロキシ−4,7−
ジオキサ−1,10−デシル)−ビス−[(4,7,1
0−トリス−カルボキシメチル)−1,4,7,10−
テトラアザシクロドデカン] 1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,1
0−テトラアザシクロドデカン(DO3A)17.9g
(51.67ミリモル)を水80ml中に溶解させ、か
つpH値を5規定の苛性ソーダ液で13に調整した。さ
らにこの水溶液にジオキサン30ml中の1,2−9,
10−ジエポキシ−4,7−ジオキサデカン3g(17
.22ミリモル)からの溶液を1時間で滴加し、かつ5
0℃で24時間撹拌した。該溶液を10%の塩酸でpH
2に調整し、かつ真空中で蒸発濃縮した。残分を少量の
水に溶解させ、かつイオン交換カラム(ライレックス(
Reillex;登録商標)=ポリ−(4−ビニルピリ
ジン)/水で溶離する)で精製した。主要画分を真空中
で蒸発濃縮し、かつ残分をRP−18(リクロプレプ(
LiChroPrep;登録商標)/流展剤:テトラヒ
ドロフラン/メタノール/水からの勾配水)でのクロマ
トグラフィーにより最終的に精製した。主要画分の蒸発
濃縮後に非晶性固形物5.82g(理論値の39%)が
得られた。
【0077】   分析(無水物質に対して): C49.87    H7.67    N12.92
    計算値C49.80    H7.81   
 N12.88b)  1,1′−(2,9−ジヒドロ
キシ−4,7−ジオキサ−1,10−デシル)−ビス[
(4,7,10−トリスカルボキシメチル)−1,4,
7,10−テトラアザシクロドデカンのビス−ガドリニ
ウム複合物例1aからの目的化合物5g(5.77ミリ
モル)を脱イオン水40ml中に溶解させ、かつ酸化ガ
ドリニウム2.09g(5.77ミリモル)を添加した
。該溶液を3時間90℃に加熱した。冷却された溶液を
それぞれ酸性イオン交換液(IR−120)2ml及び
塩基性交換液(IRA−410)2mlと一緒にして室
温で1時間撹拌した。交換液を濾別し、この濾液を活性
炭で短時間に煮沸した。濾過及び凍結乾燥後に非晶性粉
末6.58g(理論値の97%)が得られた。
【0078】   分析(無水物質に対して): C36.79    H5.14    N9.53 
   Gd26.76    計算値C36.71  
  H5.21    N9.46    Gd26.
71例  2 a)  1,1′−(2,6−ジヒドロキシ−4−オキ
サ−1,7−ヘプチル)−ビス−[(4,7,10−ト
リスカルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラア
ザシクロドデカン] 例1aと同様に処理を行ない、1,2−9,10−ジエ
ポキシ−4,7−ジオキサデカンの代りに1,2−6,
7−ジエポキシ−4−オキサ−ヘプタンを使用した。
【0079】   収率:ガラス状固形物の理論値の32%  分析(
無水物質に対して): C49.63    H7.59    N13.62
    計算値C49.58    H7.65   
 N13.54b)  1,1′−(2,6−ジヒドロ
キシ−4−オキサ−1,7−ヘプチル)−ビス[(4,
7,10−トリスカルボキシメチル)−1,4,7,1
0−テトラアザシクロドデカン]のビス−ガドリニウム
複合物例1bと同様にして処理を行ない、目的化合物1
aの代りに例2aからの目的化合物を複合化のために使
用した。
【0080】   収率:無色、非晶性の粉末の理論値の96%  分
析(無水物質に対して): C36.10    H4.99    N9.90 
   Gd27.80    計算値C36.02  
  H5.07    N9.82    Gd27.
73c)  1,1′−(2,6−ジヒドロキシ−4−
オキサ−1,7−ヘプチル)−ビス[(4,7,10−
トリスカルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカン]のビス−イテルビウム複合物例1
bと同様にして処理を行ない、酸化ガドリニウムの代り
に酸化イテルビウムを使用した。
【0081】   収率:ガラス状固形物の理論値の97%  分析(
無水物質に対して): C35.11    H4.85    N9.64 
   Yb29.76    計算値C35.03  
  H4.92    N9.57    Yb29.
68d)  1,1′−(2,6−ジヒドロキシ−4−
オキサ−1,7−ヘプチル)−ビス[(4,7,10−
トリスカルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカン]のビス−ジスプロシウム複合物例
1bと同様にして処理を行ない、酸化ガドリニウムの代
りに酸化ジスプロシウムを使用した。
【0082】   収率:非晶性粉末の理論値の98%  分析(無水
物質に対して): C35.76    H4.94    N9.81 
   Dy28.46    計算値C35.66  
  H5.03    N9.74    Dy28.
40e)  1,1′−(2,6−ジヒドロキシ−4−
オキサ−1,7−ヘプチル)−ビス[(4,7,10−
トリスカルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカン]のビス−ビスマス複合物例1bと
同様にして処理を行ない、酸化ガドリニウムの代りに酸
化ビスマスを使用した。
【0083】   収率:無色、非晶性の粉末の理論値の95%  分
析(無水物質に対して): C33.07    H4.57    N9.07 
   Bi33.85    計算値C32.98  
  H4.63    N9.00    Bi33.
78例  3 a)  1,1′−(2,11−ジヒドロキシ−4,9
−ジオキサ−ドデシル)−ビス−[(4,7,10−ト
リスカルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラア
ザシクロドデカン] 例1aと同様に処理を行ない、1,2−9,10−ジエ
ポキシ−4,7−ジオキサデカンの代りに1,2−11
,12−ジエポキシ−4,9−ジオキサ−ドデカンを使
用した。
【0084】   収率:無色の固形物の理論値の37%  分析(無
水物質に対して): C51.00    H7.88    N12.51
    計算値C49.93    H7.96   
 N12.47b)  1,1′−(2,11−ジヒド
ロキシ−4,9−ジオキサ−ドデシル)−ビス−[(4
,7,10−トリスカルボキシメチル)−1,4,7,
10−テトラアザシクロドデカン]のビス−ガドリニウ
ム複合物例1bと同様にして処理を行ない、目的化合物
1aの代りに例3aからの目的化合物を複合化のために
使用した。
【0085】   収率:非晶性の粉末の理論値の98%  分析(無
水物質に対して): C37.92    H5.36    N9.31 
   Gd26.13    計算値C37.84  
  H5.41    N9.24    Gd26.
08例  4 a)  10−(2−ヒドロキシ−11−ベンジルオキ
シ−ウンデシル)−1,4,7−トリス−カルボキシメ
チル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン1
,2−エポキシ−11−ベンジルオキシウンデカン28
.73g(103.92ミリモル)及び1,4,7−ト
リスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザ
シクロドデカン(=DO3A)10g(28.86ミリ
モル)をジオキサン50ml/水80mlからの混合物
中に溶解させ、かつpH値を6N苛性カリ液でpH10
にした。該混合物を70℃で24時間撹拌した。該混合
物を蒸発濃縮して乾燥させ、残分を水200ml/メタ
ノール50mlで抽出し、かつt−ブチル−メチルエー
テル100mlで2回抽出した。水溶液を5N塩酸でp
H3に調整し、かつ蒸発濃縮して乾燥させた。残分をメ
タノール200ml/塩化メチレン80mlで煮出した
(抽出した)。この抽出液を氷浴中で冷却し、かつ沈殿
した塩化カリウムを濾別した。濾液を真空中で蒸発濃縮
し、残分を水45ml/エタノール20ml中に溶解さ
せ、かつ引き続き、ポリ−(4−ビニルピリジン)から
なるカラムに入れた。生成物をエタノール/水1:3か
らなる溶液で溶離した。真空中での蒸発濃縮後に残分を
逆相カラム(RP18/流展剤=水/テトラヒドロフラ
ンからの勾配水)でクロマトグラフィー処理した。主要
画分の蒸発濃縮後に著しく吸湿性のガラス状固形物12
.22g(理論値の68%)が得られた。
【0086】分析(無水物質に対して):C61.71
    H8.74    N9.00    計算値
C61.82    H8.91    N8,87b
)  10−(2−ヒドロキシ−11−ベンジルオキシ
−ウンデシル)−1,4,7−トリス−カルボキシメチ
ル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンのガ
ドリニウム複合物 例4aからの目的化合物10.77g(17.3ミリモ
ル)を脱イオン水50ml中に溶解させ、かつ酸化ガド
リニウム3.13g(8.65ミリモル)を添加した。 この溶液を3時間で90℃に加熱した。冷却された溶液
を酸性イオン交換液(AMB  252c)3ml及び
弱塩基性イオン交換液(IRA  67)3mlで1時
間撹拌した。交換液を濾別し、かつ濾液を凍結乾燥させ
た。
【0087】   収量:無色、非晶性の粉末13.17g(理論値の
98%)  分析(無水物質に対して): C49.46    H6.62    N7.21 
   Gd20.24    計算値C49.23  
  H6.81    N7.15    Gd20.
13c)  10−(2−ヒドロキシ−11−ベンジル
オキシ−ウンデシル)−1,4,7−トリス−カルボキ
シメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ンの鉄複合物 例4bと同様にして処理を行ない、酸化ガドリニウムの
代りに酸化鉄(III)を使用した。
【0088】   収率:黄色粉末の理論値の89%   分析(無水物質に対して): C56.88    H7.61    N8.29 
   Fe8.27    計算値C56.69   
 H7.52    N8.34    Fe8.18
d)  10−(2−ヒドロキシ−11−ベンジルオキ
シ−ウンデシル)−1,4,7−トリス−カルボキシメ
チル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンの
マンガン複合物(ナトリウム塩として) 例4bと同様にして処理を行ない、酸化ガドリニウムの
代りに炭酸マンガン(II)を使用した。しかしながら
、酸性イオン交換液(IR−120)のみで後撹拌を行
なった。交換液からの濾過後に濾液を1N苛性ソーダ液
でpH7.2にし、引き続き凍結乾燥させた。
【0089】   収率:ガラス状固形物の理論値の93%  分析(
無水物質に対して): C55.09  H7.37  N8.03  Mn7
.87  Na3.30  計算値C55.01  H
7.44  N8.17  Mn7.71  Na3.
17例  5 a)  1,2−エポキシ−11−メトキシ−ウンデカ
ン1−メトキシ−ウンデセ(10)エン9.35g(5
1.3ミリモル)をクロロホルム100ml中に溶解さ
せた。0℃でm−安息香酸過酸化塩素11.51g(6
6.7ミリモル)を添加し、かつ引き続き室温に加熱し
た。この溶液を室温で24時間撹拌した。沈殿した沈殿
物を濾別し、かつ濾液を濃厚化された炭酸ナトリウム溶
液で数回洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥
させ、かつ真空中で蒸発濃縮した。残分をシリカゲル(
流展剤:ヘキサン/酢酸15:1)でクロマトグラフィ
ー処理した。
【0090】 収量:無色の油8.76g(理論値の87%)分析(無
水物質に対して): C73.41    H12.32    計算値C7
3.28    H12.41 b)  10−(2−ヒドロキシ−11−メトキシウン
デシル)−1,4,7−トリス−カルボキシメチル−1
,4,7,10−テトラアザシクロドデカン例4aと同
様にして処理を行ない、例4aで使用したエポキシドの
代りに1,2−エポキシ−11−メトキシ−ウンデカン
を使用した。
【0091】   収率:ガラス状固形物の理論値の75%  分析(
無水物質に対して): C57.12    H9.22    N10.25
    計算値C57.01    H9.34   
 N10.12c)  10−(2−ヒドロキシ−11
−メトキシウンデシル)−1,4,7−トリス−カルボ
キシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデ
カンのガドリニウム複合物 例4bと同様にして処理を行ない、例4aからの目的化
合物の代りに例5bからの目的化合物を複合化のために
使用した。
【0092】   収率:無色の非晶性粉末の理論値の97%  分析
(無水物質に対して): C44.55    H6.76    N8.00 
   Gd22.43    計算値C44.40  
  H6.83    N7.87    Gd22.
31d)  10−(2−ヒドロキシ−11−メトキシ
ウンデシル)−1,4,7−トリス−カルボキシメチル
−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンのジス
プロシウム複合物 例5cと同様にして処理を行ない、酸化ガドリニウムの
代りに酸化ジスプロシウムを使用した。
【0093】   収率:非晶性粉末の理論値の97%  分析(無水
物質に対して): C44.22    H6.71    N7.93 
   Dy23.01      計算値C44.10
    H6.83    N7.85    Dy2
2.87例  6 a)  1−ヒドロキシ−9−ベンジルオキシ−ノナン
ノナン−1,9−ジオール16g(100ミリモル)を
ジメチルホルムアミド150ml中に溶解させ、かつD
MF100ml中の水素化ナトリウム2.88g(1.
20ミリモル)の懸濁液に添加した。この溶液を50℃
で2時間撹拌した。該溶液を氷浴中で0℃に冷却し、か
つ臭化ベンジル17.1g(100ミリモル)3時間で
滴加した。さらに該溶液を60℃で5時間撹拌した。該
溶液を室温に冷却し、水1 l を添加し、かつエーテ
ル150mlで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸マ
グネシウム上で乾燥させ、かつ真空中で蒸発濃縮した。 残留した油をシリカゲルでクロマトグラフィー処理した
(流展剤:ヘキサン/アセトン=15:1)。
【0094】 収量:無色の油16.53g(理論値の66%)分析(
無水物質に対して): C76.75    H10.47    計算値C7
6.63    H10.53 b)  1,2−エポキシ−4−オキサ−13−ベンジ
ルオキシ−トリデカン ジメチルホルムアミド400ml中の1−ヒドロキシ−
9−ベンジルオキシノナン31g(123.74ミリモ
ル)に水素化ナトリウム3.56g(148.5ミリモ
ル)を添加し、かつ室温で(窒素下で)1時間撹拌した
。この溶液にエピクロロヒドリン34.35g(371
.22ミリモル)を添加し、かつ引き続き70℃で24
時間加熱した。該溶液を氷浴中で0℃に冷却し、かつ水
800mlを注意深く添加した。引き続き、該溶液をそ
れぞれエーテル350mlで2回抽出した。合わせたエ
ーテル相を水300mlで1回洗浄し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥させ、かつ真空中で蒸発濃縮した。残分をシ
リカゲルでクロマトグラフィー処理した(流展剤:ヘキ
サン/酢酸エステル=20:1)。
【0095】 収量:無色の油26.92g(理論値の71%)分析(
無水物質に対して): C74.47    H9.87    計算値C74
.29    H9.98 c)  10−(2−ヒドロキシ−4−オキサ−13−
ベンジルオキシ−トリデシル)−1,4,7−トリスカ
ルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロ
ドデカン 例4aと同様にして処理を行ない、例4aで使用したエ
ポキシドの代りに例6bからの目的化合物を使用した。
【0096】収率:ガラス状固形物の理論値の68%分
析(無水物質に対して): C60.71    H8.65    N8.58 
   計算値C60.55    H8.74    
N8.47d)  10−(2−ヒドロキシ−4−オキ
サ−13−ベンジルオキシ−トリデシル)−1,4,7
−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカンのガドリニウム複合物 例4bと同様にして処理を行ない、例4aからの目的化
合物の代りに例6cからの目的化合物を複合化のために
使用した。
【0097】   収率:ガラス状固形物の理論値の95%  分析(
無水物質に対して): C49.11    H6.62    N6.94 
   Gd19.48    計算値C49.02  
  H6.73    N6.85    Gd19.
31例  7 10−(2,13−ジヒドロキシ−4−オキサ−トリデ
シル)−1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4
,7,10−テトラアザシクロドデカン例6dからの目
的化合物15g(18.59ミリモル)を水100ml
/エタノール100mlからの混合物中で溶解させ、か
つ水酸化パラジウム(パールマン触媒(Pearlma
n−Katalysator))3gを添加した。引き
続き、この溶液に40℃で常圧下で水素添加した(2時
間後にHPLCにより完全な変換)。触媒を留去し、濾
液を真空中で蒸発濃縮して乾燥させた。
【0098】   収量:無色非晶性粉末13.06g(理論値の98
%)  分析(無水物質に対して): C43.56    H6.61    N7.81 
   Gd21.93    計算値C43.41  
  H6.79    N7.70    Gd21.
80例  8 a)  10−(2,6,7−トリヒドロキシ−4−オ
キサ−ヘプチル)−1,4,7−トリス−カルボキシメ
チル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン例
4aと同様にして処理を行ない、例4aで使用したエポ
キシドの代りに2,2−ジメチル−4−(2′,3′−
エポキシ)−プロポキシ−メチル−1,3−ジオキソラ
ンを使用した。
【0099】収率:無色の固形物の理論値の71%分析
(無水物質に対して): C48.57    H7.74    N11.33
  計算値C48.46    H7.81    N
11.24b)  10−(2,6,7−トリヒドロキ
シ−4−オキサ−ヘプチル)−1,4,7−トリス−カ
ルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロ
ドデカンのガドリニウム複合物 例4bと同様にして処理を行ない、目的化合物4aの代
りに例8aからの目的化合物を複合化のために使用した
【0100】   収率:非晶性粉末の理論値の98%  分析(無水
物質に対して): C37.03    H5.44    N8.64 
   Gd24.24    計算値C37.00  
  H5.51    N8.57    Gd24.
18c)  10−(2,6,7−トリヒドロキシ−4
−オキサ−ヘプチル)−1,4,7−トリス−カルボキ
シメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ンのユーロピウム複合物 例8bと同様にして処理を行ない、酸化ガドニウムの代
りに酸化ユーロピウムを使用した。
【0101】   収率:非晶性粉末の理論値の96%  分析(無水
物質に対して): C37.33    H5.48    N8.71 
   Eu23.62    計算値C37.28  
  H5.53    N8.66    Eu23.
56d)  10−(2,6,7−トリヒドロキシ−4
−オキサ−ヘプチル)−1,4,7−トリス−カルボキ
シメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ンのジスプロシウム複合物 例8bと同様にして処理を行ない、酸化ガドニウムの代
りに酸化ジスプロシウムを使用した。
【0102】   収率:非晶性固形物の理論値の96%  分析(無
水物質に対して): C36.73    H5.39    N8.57 
   Dy24.85    計算値C36.67  
  H5.44    N8.51    Dy24.
80e)  10−(2,6,7−トリヒドロキシ−4
−オキサ−ヘプチル)−1,4,7−トリス−カルボキ
シメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ンのイテルビウム複合物 例8bと同様にして処理を行ない、酸化ガドニウムの代
りに酸化イテルビウムを使用した。
【0103】   収率:非晶性粉末の理論値の97%  分析(無水
物質に対して): C36.14    H5.31    N8.43 
   Yb26.04    計算値C36.19  
  H5.28    N8.38    Yb25.
96例  9 a)  2,5,8,13,16,19−ヘキソキサエ
イコス−10−エン ジメチルホルムアミド500ml中のジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル40g(332.9ミリモル)
に水素化ナトリウム8.79g(366.2ミリモル)
を添加し、かつ室温で1時間撹拌した。さらに該溶液に
シス−1,4−ジブロモ−2−ブテン23.74g(1
11ミリモル)を添加し、かつ70℃で24時間加熱し
た。該溶液を氷浴中で0℃に冷却し、かつ注意深く水1
000mlを添加した。引き続き、該溶液をエーテル各
400mlで2回抽出した。合わせたエーテル相を水2
00mlで1回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、
かつ真空中で蒸発濃縮した。残分をシリカゲル(流展剤
:ヘキサン/酢酸20:1)でクロマトグラフィー処理
した。
【0104】収量:無色の油15.25g(ジブロモブ
テンに対する理論値の47%) 分析(無水物質に対して): C57.51    H9.65    計算値C57
.58    H9.57 b)  10,11−エポキシ−2,5,8,13,1
6,19−ヘキソキサエイコサン 例9aからの目的化合物15g(51.3ミリモル)を
クロロホルム100ml中に溶解させた。該溶液に0℃
でm−安息香酸過酸化塩素11.51g(66.7ミリ
モル)を添加し、かつ引き続き室温に加熱した。該溶液
を室温で24時間撹拌した。沈殿した沈殿物を濾別し、
かつ濾液を濃厚化された炭酸ナトリウム溶液で数回洗浄
した。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、かつ真
空中で蒸発濃縮した。残分をシリカゲル(流展剤:ヘキ
サン/酢酸15:1)でクロマトグラフィー処理した。
【0105】 収量:無色の油13.76g(理論値の87%)分析(
無水物質に対して): C54.53    H9.15    計算値C54
.47    H9.06 c)  10−[1−(2,5,8−トリオキサノニル
)−2−ヒドロキシ−4,7,10−トリオキサ−ウン
デカニル)]−1,4,7−トリスカルボキシメチル−
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン例4aと
同様にして処理を行ない、例4aで使用したエポキシド
の代りに10,11−エポキシ−2,5,8,13,1
6,19−ヘキソキサエイコサンを使用した。
【0106】収率:ガラス状固形物の理論値の34%分
析(無水物質に対して): C51.36    H8.31    N8.56 
   計算値C51.27    H8.40    
N8.51d)  10−[1−(2,5,8−トリオ
キサノニル)−2−ヒドロキシ−4,7,10−トリオ
キサ−ウンデカニル)]−1,4,7−トリスカルボキ
シメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ンのガドリニウム複合物 例4bと同様にして処理を行ない、目的化合物例4aの
代りに例9cからの目的化合物を複合化のために使用し
た。
【0107】   収率:無色非晶性粉末の理論値の97%  分析(
無水物質に対して): C41.57    H6.35    N6.93 
   Gd19.44    計算値C41.48  
  H6.41    N6.91    Gd19.
37例  10 a)  9,14−ジオキサ−ドコス(11)エン例9
aと同様にして処理を行ない、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテルの代りにn−オクタノールを使用した
【0108】収率:無色の油の理論値の59%分析(無
水物質に対して): C76.86    H12.90    計算値C7
6.78    H12.84 b)  11,12−エポキシ−9,14−ジオキサ−
ドコサン 例9bと同様にして処理を行ない、目的化合物9aの代
りに例10aからの目的化合物を使用した。
【0109】収率:無色の油の理論値の83%C73.
12    H12.27    計算値C73.04
    H12.34 c)  10−[1−(2−オキサデシル)−2−ヒド
ロキシ−4−オキサ−ドデシル]−1,4,7−トリス
カルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシク
ロドデカン 例4aと同様にして処理を行ない、例4aで使用したエ
ポキシドの代りに11,12−エポキシ−9,14−ジ
オキサ−ドコサンを使用した。
【0110】収率:無色固形物の理論値の37%分析(
無水物質に対して): C60.51    H9.86    N8.30 
   計算値C60.46    H9.94    
N8.25d)  10−[1−(2−オキサデシル)
−2−ヒドロキシ−4−オキサ−ドデシル]−1,4,
7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テト
ラアザシクロドデカンのガドリニウム複合物 例4bと同様にして処理を行ない、目的化合物4aの代
りに例10cからの目的化合物を複合化のために使用し
た。
【0111】   収率:無色粉末の理論値の96%   分析(無水物質に対して): C49.25    H7.66    N6.76 
   Gd18.97    計算値C49.17  
  H7.80    N6.68    Gd18.
91例  11 a)  10−(2−ヒドロキシ−5−フェニル−4−
オキサ−ペンチル)−1,4,7−トリス(カルボキシ
メチル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ン1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,
10−テトラアザシクロドデカン(=DO3A)10.
2g(29.45ミリモル)及びベンジル−2,3−エ
ポキシプロピルエーテル8.7g(53.0ミリモル)
をジオキサン50mlと水80mlからの混合物中で溶
解させ、かつpH値を6N苛性カリ液でpH10にした
。 該溶液を40℃で24時間撹拌した。該溶液を蒸発濃縮
して乾燥させ、残分を水200ml/メタノール50m
lで抽出し、かつt−ブチルメチルエーテル100ml
で2回抽出した。水溶液を5N塩酸でpH3に調整し、
かつ蒸発濃縮して乾燥させた。残分を真空中で蒸発濃縮
し、かつメタノール200ml/塩化メチレン50ml
で煮出した(抽出した)。氷浴中で冷却し、かつ沈殿し
た塩化カリウムを濾別した。濾液を真空中で蒸発濃縮し
、残分を水45ml中に溶解させ、かつ引き続き、ポリ
−(4−ビニルピリジン)からのカラムに注入した。 生成物をエタノール/水=1:5からの溶液で溶離した
。真空中での蒸発濃縮後に著しく吸湿性のガラス状固形
物としての目的化合物11.58g(理論値の77%)
が得られた。
【0112】   分析(無水物質に対して): C56.46    H7.50    N10.97
    計算値C56.41    H7.58   
 N10.81b)  10−(2−ヒドロキシ−5−
フェニル−4−オキサ−ペンチル)−1,4,7−トリ
ス(カルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラア
ザシクロドデカンのガドリニウム複合物 例11aからの目的化合物10.0g(19.59ミリ
モル)を脱イオン水70ml中に溶解させ、かつ酸化ガ
ドリニウム3.55g(9.79ミリモル)を添加した
。該溶液を3時間90℃に加熱した。冷却された溶液を
それぞれ酸性イオン交換液(IR120)3ml及び塩
基性交換液(IRA410)3mlと一緒にして室温で
1時間撹拌した。交換液からの濾過後に濾液を凍結乾燥
させた。
【0113】   収量:非晶性粉末12.5g(理論値の96%) 
 分析(無水物質に対して): C43.36    H5.31    N8.43 
   Gd23.65      計算値C43.31
    H5.37    N8.41    Gd2
3.58c)  10−(2−ヒドロキシ−5−フェニ
ル−4−オキサ−ペンチル)−1,4,7−トリス(カ
ルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラアザシク
ロドデカンの151ユーロピウム複合物 例11bと同様にして処理を行ない、酸化ガドリニウム
の代りに151ユーロピウムオキシドを使用した。
【0114】   収率:非晶性粉末の理論値の95%  分析(無水
物質に対して): C42.79    H5.15    N8.68 
   Eu23.54    計算値C42.72  
  H5.10    N8.73    Eu23.
48d)  10−(2−ヒドロキシ−5−フェニル−
4−オキサ−ペンチル)−1,4,7−トリス(カルボ
キシメチル)−1,4,7,10−テトラアザシクロド
デカンのイテルビウム複合物 例11bと同様にして処理を行ない、酸化ガドリニウム
の代りに酸化イテルビウムを使用した。
【0115】   収率:非晶性粉末の理論値の98%  分析(無水
物質に対して): C41.44    H4.99    N8.41 
   Yb25.96    計算値C41.37  
  H5.05    N8.37    Yb25.
91例  12 a)  10−[3−(4−ニトロフェノキシ)−2−
ヒドロキシプロピル]−1,4,7−トリス(カルボキ
シメチル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデ
カン 4−ニトロフェニル−2,3  エポキシプロピルエー
テル12.68g(64.95ミリモル)及び1,4,
7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テト
ラアザシクロドデカン(=DO3A)12.5g(36
.08ミリモル)をジオキサン70mlと水80mlか
らの混合物中に溶解させ、かつpH値を6N苛性カリ液
でpH10にした。該溶液を40℃で24時間撹拌した
。 該溶液を蒸発濃縮して乾燥させ、残量物を水200ml
/メタノール50mlで抽出し、かつ酢酸エチルエステ
ル100mlで2回抽出した。水溶液を5N塩酸でpH
3に調整し、かつ蒸発濃縮して乾燥させた。残量物を真
空中で蒸発濃縮し、かつメタノール200ml/塩化メ
チレン50mlで煮出した(抽出した)。この抽出液を
氷浴中で冷却し、かつ沈殿した塩化カリウムを濾別した
。濾液を真空中で蒸発濃縮し、かつ残量物を水50ml
/エタノール30ml中に溶解させ、引き続き、ポリ−
(4−ビニルピリジン)からのカラムに注入した。生成
物をエタノール/水=1:4で溶離した。真空中での蒸
発濃縮後に著しく吸湿性のガラス状固形物としての目的
化合物14.43g(理論値の74%)が得られた。
【0116】   分析(無水物質に対して): C51.11    H6.34    N12.96
    計算値C51.07    H6.41   
 N12.90b)  10−[3−(4−ニトロフェ
ノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]−1,4,7−ト
リス(カルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカンのガドリニウム複合物 例12aからの目的化合物14.1g(26.08ミリ
モル)を脱イオン水100ml中に溶解させ、かつ酸化
ガドリニウム4.73g(13.04ミリモル)を添加
した。該溶液を3時間90℃に加熱した。冷却された溶
液をそれぞれ酸性イオン交換液(IR120)3ml及
び塩基性交換液(IRA410)3mlと一緒にして室
温で1時間撹拌した。該溶液を濾過して交換液を除去し
、かつ真空中で蒸発濃縮して乾燥させた。
【0117】   収量:ガラス状固形物17.4g(理論値の96%
)  分析(無水物質に対して): C39.76    H4.50    N10.08
    Gd22.63    計算値C39.70 
   H4.53    N10.12    Gd2
2.57c)  10−[3−(4−アミノフェノキシ
)−2−ヒドロキシプロピル]−1,4,7−トリス(
カルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラアザシ
クロドデカンのガドリニウム複合物 例12bからの目的化合物15.0g(21.59ミリ
モル)を脱イオン水250ml中に溶解させ、かつパラ
ジウム触媒(活性炭上のPd10%)3gを添加した。 該溶液に40℃で2時間水素添加した(HPLCにより
完全な反応が生じた)。触媒を濾別し、かつ真空中で蒸
発濃縮して乾燥させた。
【0118】   収量:ガラス状固形物14.07g(理論値の98
%)  分析(無水物質に対して): C41.55    H5.00    N10.53
    Gd23.65    計算値C41.50 
   H5.09    N10.49    Gd2
3.58d)  10−[3−(4−イソチオシアナト
フェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]−1,4,7
−トリス(カルボキシメチル)−1,4,7,10−テ
トラアザシクロドデカンのガドリニウム複合物 例12cからの目的化合物10.0g(15.04ミリ
モル)及びポリビニルピリジン(ライレックス(Rei
llex))30mlを脱イオン水200ml中に溶解
させ、かつ(クロロホルム150ml中の)チオホスゲ
ン5.19g(45.13ミリモル)を添加した。該溶
液を40℃で10分間撹拌し、かつさらに室温で1時間
撹拌した。二相溶液からライレックスを濾別し、かつさ
らに有機相を分離した。水性相をクロロホルム100m
lで2回抽出し、かつ引き続き凍結乾燥させた。
【0119】   収量:白色非晶性粉末10.31g(理論値の97
%)  分析(無水物質に対して): C40.78  H4.42  N9.91  Gd2
2.25  S4.54  計算値C40.67  H
4.51  N9.85  Gd22.19  S4.
48例  13 a)  10−(2−ヒドロキシ−3−フェノキシ−プ
ロピル)−1,4,7−トリス(カルボキシメチル)−
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンフェニル
−2,3−エポキシプロピルエーテル7.8g(51.
96ミリモル)及び1,4,7−トリスカルボキシメチ
ル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン(=
DO3A)10g(28.87ミリモル)をジオキサン
50mlと水80mlからの混合物中で溶解させ、かつ
pH値を6N苛性カリ液でpH10にした。該溶液を4
0℃で24時間撹拌した。該溶液を蒸発濃縮して乾燥さ
せ、残分を水200ml/メタノール50mlで抽出し
、かつt−ブチルメチルエーテル100mlで2回抽出
した。水溶液を5N塩酸でpH3に調整し、かつ蒸発濃
縮して乾燥させた。残分を真空中で蒸発濃縮し、かつメ
タノール200ml/塩化メチレン80mlで煮出した
(抽出した)。この抽出液を氷浴中で冷却し、かつ沈殿
した塩化カリウムを濾別した。濾液を真空中で蒸発濃縮
し、残分を水50ml/エタノール20ml中に溶解さ
せ、かつ引き続き、ポリ−(4−ビニルピリジン)から
のカラムに注入した。生成物をエタノール/水=1:3
からの溶液で溶離した。真空中での蒸発濃縮後に著しく
吸湿性のガラス状固形物としての目的化合物8.17g
(理論値の57%)が得られた。
【0120】   分析(無水物質に対して): C55.63    H7.31    N11.28
    計算値C55.59    H7.38   
 N11.24b)  10−(2−ヒドロキシ−3−
フェノキシ−プロピル)−1,4,7−トリス(カルボ
キシメチル)−1,4,7,10−テトラアザシクロド
デカンのガドリニウム複合物 例13aからの目的化合物7.8g(15.71ミリモ
ル)を脱イオン水50ml中に溶解させ、かつ酸化ガド
リニウム2.85g(7.85ミリモル)を添加した。 該溶液を3時間90℃に加熱した。冷却された溶液をそ
れぞれ酸性イオン交換液(IR120)3ml及び塩基
性交換液(IRA410)3mlと一緒にして室温で1
時間撹拌した。交換液からの濾過後に濾液を凍結乾燥さ
せた。
【0121】   収量:無色非晶性粉末9.71g(理論値の95%
)  分析(無水物質に対して): C42.45    H5.11    N8.61 
   Gd24.16    計算値C42.38  
  H5.19    N8.56    Gd24.
09例  14 a)  10−[2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ
フェノキシ)−プロピル]−1,4,7−トリス(カル
ボキシメチル)−1,4,7,10−テトラアザシクロ
ドデカン 4−メトキシ−フェニル−2,3−エポキシプロピルエ
ーテル9.36g(51.96ミリモル)及び1,4,
7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テト
ラアザシクロドデカン(=DO3A)10g(51.9
6ミリモル)をジオキサン50mlと水80mlからの
混合物中で溶解させ、かつpH値を6N苛性カリ液でp
H10にした。該溶液を40℃で24時間撹拌した。該
溶液を蒸発濃縮して乾燥させ、残分を水200ml/メ
タノール50mlで抽出し、かつt−ブチル−メチルエ
ーテル100mlで2回抽出した。水溶液を5N塩酸で
pH13に調整し、かつ蒸発濃縮して乾燥させた。残分
を真空中で蒸発濃縮し、かつメタノール200ml/塩
化メチレン80mlで煮出した(抽出した)。この抽出
液を氷浴中で冷却し、かつ沈殿した塩化カリウムを濾別
した。濾液を真空中で蒸発濃縮し、残分を水45ml/
エタノール20ml中に溶解させ、かつ引き続き、ポリ
−(4−ビニルピリジン)からのカラムに注入した。生
成物をエタノール/水=1:3からの溶液で溶離した。 真空中での蒸発濃縮後に著しく吸湿性のガラス状固形物
としての目的化合物9.27g(理論値の61%)が得
られた。
【0122】   分析(無水物質に対して): C54.74    H7.27    N10.46
    計算値C54.71    H7.30   
 N10.57b)  10−[2−ヒドロキシ−3−
(4−メトキシフェノキシ)−プロピル]−1,4,7
−トリス(カルボキシメチル)−1,4,7,10−テ
トラアザシクロドデカンのガドリニウム複合物 例14aからの目的化合物8.8g(16.71ミリモ
ル)を脱イオン水60ml中に溶解させ、かつ酸化ガド
リニウム3.03g(8.36ミリモル)を添加した。 該溶液を3時間90℃に加熱した。冷却された溶液をそ
れぞれ酸性イオン交換液(IR120)3ml及び塩基
性交換液(IRA410)3mlと一緒にして室温で1
時間撹拌した。交換液からの濾過後に濾液を凍結乾燥さ
せた。
【0123】   収量:無色非晶性粉末11.04g(理論値の97
%)  分析(無水物質に対して): C42.34    H5.18    N8.23 
   Gd23.10    計算値C42.28  
  H5.23    N8.17    Gd23.
03例  15 a)  6,7−エポキシ−4−オキサ−1−[4−(
メトキシ)−フェニル]−ヘプタン 例6bと同様にして処理を行ない、例6aからの目的化
合物の代りに3−(4−メトキシフェニル)−プロパン
−1−オールを使用した。
【0124】収率:無色の粘性油の理論値の38%C7
0.24    H8.16    計算値C70.3
1    H8.20 b)  10−[2−ヒドロキシ−4−オキサ−7−(
4−メトキシフェニル)−ヘプチル]−1,4,7−ト
リス(カルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカン 6,7−エポキシ−4−オキサ−1−[4−(メトキシ
)フェニル]ヘプタン10.93g(51.96ミリモ
ル)及び1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4
,7,10−テトラアザシクロドデカン(=DO3A)
10g(28.87ミリモル)をジオキサン60mlと
水90mlからの混合物中で溶解させ、かつpH値を6
N苛性カリ液でpH10にした。該溶液を40℃で24
時間撹拌した。該溶液を蒸発濃縮して乾燥させ、残分を
水200ml/メタノール50mlで抽出し、かつt−
ブチル−メチルエーテル100mlで2回抽出した。水
溶液を5N塩酸でpH13に調整し、かつ蒸発濃縮して
乾燥させた。残分を真空中で蒸発濃縮し、かつメタノー
ル200ml/塩化メチレン80mlで煮出した(抽出
した)。この抽出液を氷浴中で冷却し、かつ沈殿した塩
化カリウムを濾別した。濾液を真空中で蒸発濃縮し、残
分を水45ml/エタノール20ml中に溶解させ、か
つ引き続き、ポリ−(4−ビニルピリジン)からのカラ
ムに注入した。生成物をエタノール/水=1:3からの
混合物で溶離した。真空中での蒸発濃縮後に著しく吸湿
性のガラス状固形物としての目的化合物9.69g(理
論値の59%)が得られた。
【0125】分析(無水物質に対して):C57.03
    H7.80    N9.85    計算値
C57.10    H7.85    N9.79c
)  10−[2−ヒドロキシ−4−オキサ−7−(4
−メトキシフェニル)−ヘプチル]−1,4,7−トリ
ス(カルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラア
ザシクロドデカンのガドリニウム複合物例15bからの
目的化合物9.2g(16.18ミリモル)を脱イオン
水80ml中に溶解させ、かつ酸化ガドリニウム2.9
3g(8.09ミリモル)を添加した。 該溶液を3時間90℃に加熱した。冷却された溶液をそ
れぞれ酸性イオン交換液(IR120)3ml及び塩基
性交換液(IRA410)3mlと一緒にして室温で1
時間撹拌した。交換液からの濾過後に濾液を凍結乾燥さ
せた。
【0126】   収量:無色非晶性粉末11.34g(理論値の97
%)  分析(無水物質に対して): C44.86    H5.72    N7.75 
   Gd21.75    計算値C44.79  
  H5.81    N7.69    Gd21.
68例  16 a)  10−[3−(4−クロロフェノキシ)−2−
ヒドロキシプロピル]−1,4,7−トリス(カルボキ
シメチル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデ
カン 4−クロロフェニル−2,3−エポキシプロピルエーテ
ル9.59g(21.96ミリモル)及び1,4,7−
トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラア
ザシクロドデカン(=DO3A)10g(28.87ミ
リモル)をジオキサン50mlと水80mlからの混合
物中で溶解させ、かつpH値を6N苛性カリ液でpH1
0にした。該溶液を40℃で24時間撹拌した。該溶液
を蒸発濃縮して乾燥させ、残分を水200ml/メタノ
ール50mlで抽出し、かつt−ブチル−メチルエーテ
ル100mlで2回抽出した。水溶液を5N塩酸でpH
13に調整し、かつ蒸発濃縮して乾燥させた。残分を真
空中で蒸発濃縮し、かつメタノール200ml/塩化メ
チレン80mlで煮出した(抽出した)。この抽出液を
氷浴中で冷却し、かつ沈殿した塩化カリウムを濾別した
。濾液を真空中で蒸発濃縮し、残分を水45ml/エタ
ノール20ml中に溶解させ、かつ引き続き、ポリ−(
4−ビニルピリジン)からのカラムに注入した。生成物
をエタノール/水=1:3からの溶液で溶離した。真空
中での蒸発濃縮後に著しく吸湿性のガラス状固形物とし
ての目的化合物8.28g(理論値の54%)が得られ
た。
【0127】   分析(無水物質に対して): C52.02    H6.64    N10.55
    Cl 6.68    計算値C52.05 
   H6.71    N10.49    Cl 
6.60b)  10−[3−(4−クロロフェノキシ
)−2−ヒドロキシプロピル]−1,4,7−トリス(
カルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラアザシ
クロドデカンのガドリニウム複合物 例16aからの目的化合物7.9g(14.88ミリモ
ル)を脱イオン水60ml中に溶解させ、かつ酸化ガド
リニウム2.70g(7.44ミリモル)を添加した。 該溶液を3時間90℃に加熱した。冷却された溶液をそ
れぞれ酸性イオン交換液(IR120)3ml及び塩基
性交換液(IRA410)3mlと一緒にして室温で1
時間撹拌した。交換液からの濾過後に濾液を凍結乾燥さ
せた。
【0128】   収量:無色非晶性粉末9.79g(理論値の96%
)  分析(無水物質に対して): C40.32  H4.71  N8.18  Gd2
2.95  Cl 5.17  計算値C40.27 
 H4.80  N8.09  Gd22.91  C
l 5.10例  17 a)  2,3−エポキシ−1−[4−(5−ヒドロキ
シペンチル)−フェノキシ]−プロパン 例6bと同様にして処理を行ない、例6aからの目的化
合物の代りに5−(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタ
ン−1−オールを使用した。
【0129】収率:無色の油の理論値の51%分析(無
水物質に対して): C71.16    H8.53    計算値C71
.08    H8.62 b)  10−[2−ヒドロキシ−3−(4−(5−ヒ
ドロキシペンチル)−フェノキシ)−プロピル]−1,
4,7−トリス(カルボキシメチル)−1,4,7,1
0−テトラアザシクロドデカン 2,3−エポキシ−1−[4−(5−ヒドロキシペンチ
ル)−フェノキシ]−プロパン12.3g(51.97
ミリモル)及び1,4,7−トリスカルボキシメチル−
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン(=DO
3A)10g(28.87ミリモル)をジオキサン50
mlと水80mlからの混合物中で溶解させ、かつpH
値を6N苛性カリ液でpH10にした。該溶液を40℃
で24時間撹拌した。該溶液を蒸発濃縮して乾燥させ、
残分を水200ml/メタノール50mlで抽出し、か
つt−ブチル−メチルエーテル100mlで2回抽出し
た。水溶液を5N塩酸でpH13に調整し、かつ蒸発濃
縮して乾燥させた。残分を真空中で蒸発濃縮し、かつメ
タノール200ml/塩化メチレン80mlで煮出した
(抽出した)。この抽出液を氷浴中で冷却し、かつ沈殿
した塩化カリウムを濾別した。濾液を真空中で蒸発濃縮
し、残分を水50ml/エタノール20ml中に溶解さ
せ、かつ引き続き、ポリ−(4−ビニルピリジン)から
のカラムに注入した。生成物をエタノール/水からの溶
液で溶離した。真空中での蒸発濃縮後に著しく吸湿性の
ガラス状固形物としての目的化合物8.92g(理論値
の53%)が得られた。
【0130】分析(無水物質に対して):C57.72
    H7.72    N9.62    計算値
C57.68    H7.79    N9.54c
)  10−[2−ヒドロキシ−3−(4−(5−ヒド
ロキシペンチル)−フェノキシ)−プロピル]−1,4
,7−トリス(カルボキシメチル)−1,4,7,10
−テトラアザシクロドデカンのガドリニウム複合物例1
7bからの目的化合物8.7g(14.93ミリモル)
を脱イオン水70ml中に溶解させ、かつ酸化ガドリニ
ウム2.71g(7.47ミリモル)を添加した。 該溶液を3時間90℃に加熱した。冷却された溶液をそ
れぞれ酸性イオン交換液(IR120)3ml及び塩基
性交換液(IRA410)3mlと一緒にして室温で1
時間撹拌した。交換液からの濾過後に濾液を凍結乾燥さ
せた。
【0131】   収量:無色非晶性粉末10.67g(理論値の97
%)  分析(無水物質に対して): C45.64    H5.88    N7.60 
   Gd21.34    計算値C45.60  
  H5.93    N7.54    Gd21.
28例  18 a)  10−[3−(2,6−ジメチルフェノキシ)
−2−ヒドロキシプロピル]−1,4,7−トリス(カ
ルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラアザシク
ロドデカン 2,6−ジメチル−フェニル−2,3−エポキシプロピ
ルエーテル9.59g(51.96ミリモル)及び1,
4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−
テトラアザシクロドデカン(=DO3A)10g(28
.87ミリモル)をジオキサン50mlと水80mlか
らの混合物中で溶解させ、かつpH値を6N苛性カリ液
でpH10にした。該溶液を40℃で24時間撹拌した
。該溶液を蒸発濃縮して乾燥させ、残分を水200ml
/メタノール50mlで抽出し、かつt−ブチル−メチ
ルエーテル100mlで2回抽出した。水溶液を5N塩
酸でpH3に調整し、かつ蒸発濃縮して乾燥させた。 残分を真空中で蒸発濃縮し、かつメタノール200ml
/塩化メチレン80mlで煮出した(抽出した)。この
抽出液を氷浴中で冷却し、かつ沈殿した塩化カリウムを
濾別した。濾液を真空中で蒸発濃縮し、残分を水50m
l及びエタノール30ml中に溶解させ、かつ引き続き
、ポリ−(4−ビニルピリジン)からのカラムに注入し
た。生成物をエタノール/水=1:3からの溶液で溶離
した。真空中での蒸発濃縮後に著しく吸湿性のガラス状
固形物としての目的化合物9.24g(理論値の61%
)が得られた。
【0132】   分析(無水物質に対して): C57.24    H7.68    N10.68
    計算値C57.18    H7.74   
 N10.64b)  10−[3−(2,6−ジメチ
ルフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]−1,4,
7−トリス(カルボキシメチル)−1,4,7,10−
テトラアザシクロドデカンのガドリニウム複合物 b)  10−[3−(2,6−ジメチルフェノキシ)
−2−ヒドロキシプロピル]−1,4,7−トリス(カ
ルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラアザシク
ロドデカンのガドリニウム複合物 例18aからの目的化合物9.0g(17.16ミリモ
ル)を脱イオン水70ml中に溶解させ、かつ酸化ガド
リニウム3.11g(8.58ミリモル)を添加した。 該溶液を3時間90℃に加熱した。冷却された溶液をそ
れぞれ酸性イオン交換液(IR120)3ml及び塩基
性交換液(IRA410)3mlと一緒にして室温で1
時間撹拌した。交換液からの濾過後に濾液を凍結乾燥さ
せた。
【0133】   収量:無色非晶性粉末11.30g(理論値の97
%)  分析(無水物質に対して): C44.23    H5.49    N8.25 
   Gd23.16    計算値C44.18  
  H5.54    N8.20    Gd23.
08例  19 a)  2,3−エポキシ−1−[4−(エトキシカル
ボニルメチル)−フェノキシ]−プロパン例6bと同様
にして処理を行ない、例6aからの目的化合物の代りに
4−ヒドロキシフェニル酢酸エチルエステルを使用した
【0134】収率:無色の粘性油の理論値の61%分析
(無水物質に対して): C66.09    H6.83    計算値C66
.14    H6.74 b)  10−[2−ヒドロキシ−3−(4−(カルボ
キシメチル)−フェノキシ)−プロピル]−1,4,7
−トリス(カルボキシメチル)−1,4,7,10−テ
トラアザシクロドデカン 1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,1
0−テトラアザシクロドデカン(=DO3A)10g(
28.87ミリモル)及び2,3−エポキシ−1−[4
−(2−エトキシカルボニルメチル)−フェノキシ]−
プロパン12.99g(51.96ミリモル)をジオキ
サン80ml/水60ml中に添加し、かつ6N苛性カ
リ液でpH13に調整した。該溶液を40℃で12時間
撹拌した。引き続き、該溶液を還流下で2時間加熱した
。5N塩酸でpH7に調整し、かつ真空中で蒸発濃縮し
て乾燥させた。残分をエタノール200ml/クロロホ
ルム50ml中で60℃で十分に撹拌した。沈殿した塩
化カリウムを濾別し、かつ濾液を真空中で蒸発濃縮した
。残分を逆相カラムで精製した(RP−18、水を用い
た洗浄、さらにテトラヒドロフラン/水=2:1を用い
た溶離)。主要画分を真空中で蒸発濃縮した。
【0135】   収量:ガラス状固形物8.32g(理論値の52%
)  分析(無水物質に対して): C54.14    H6.91    N10.10
    計算値C54.06    H6.98   
 N10.06c)  10−[2−ヒドロキシ−3−
(4−(カルボキシメチル)−フェノキシ)−プロピル
]−1,4,7−トリス(カルボキシメチル)−1,4
,7,10−テトラアザシクロドデカンのガドリニウム
複合物(ナトリウム塩として) 例19bからの目的化合物8.1g(14.61ミリモ
ル)を脱イオン水60ml中に溶解させ、かつ酸化ガド
リニウム2.65g(7.30ミリモル)を添加した。 該溶液を3時間90℃に加熱した。冷却された溶液を弱
酸性イオン交換液(AMB252c)7mlと一緒にし
て室温で1時間撹拌した。交換液を濾別した。濾液を2
N苛性ソーダ液でpH7.2に調整し、かつ凍結乾燥さ
せた。
【0136】   収量:無色非晶性粉末10.14g(理論値の95
%)  分析(無水物質に対して): C41.09  H4.69  N7.67  Gd2
1.52  Na3.15  計算値C41.04  
H4.78  N7.61  Gd21.47  Na
3.19例  20 a)  2,3−エポキシ−1−[4−(エトキシカル
ボニル)−シクロヘキシルオキシ]−プロパン例6bと
同様にして処理を行ない、例6aからの目的化合物の代
りに4−ヒドロキシ−シクロヘキサン−カルボン酸エチ
ルエステルを使用した。
【0137】収率:無色の油の理論値の33%分析(無
水物質に対して): C63.14    H8.33    計算値C63
.07    H8.91 b)  10−[2−ヒドロキシ−3−(4−(カルボ
キシ)−シクロヘキシルオキシ)−プロピル]−1,4
,7−トリス(カルボキシメチル)−1,4,7,10
−テトラアザシクロドデカン 1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,1
0−テトラアザシクロドデカン(=DO3A)10g(
28.87ミリモル)及び2,3−エポキシ−1−[4
−(エトキシカルボニル)−シクロヘキシルオキシ]−
プロパン12.99g(51.96ミリモル)をジオキ
サン80ml/水60ml中に添加し、かつ6N苛性カ
リ液でpH13に調整した。該溶液を室温で12時間撹
拌した。引き続き、該溶液を還流下で2時間加熱した。 5N塩酸でpH7に調整し、かつ真空中で蒸発濃縮して
乾燥させた。残分をエタノール200ml/クロロホル
ム50ml中で60℃で十分に撹拌した。沈殿した塩化
カリウムを濾別し、かつ濾液を真空中で蒸発濃縮した。 残分を逆相カラムで精製した(RP−18、水を用いた
洗浄、さらにテトラヒドロフラン/水=2:1を用いた
溶離)。主要画分を真空中で蒸発濃縮した。
【0138】   収量:ガラス状固形物8.2g(理論値の52%)
  分析(無水物質に対して): C52.74    H7.74    N10.25
    計算値C52.68    H7.81   
 N10.19c)  10−[2−ヒドロキシ−3−
(4−(カルボキシ)−シクロヘキシルオキシ)−プロ
ピル]−1,4,7−トリス(カルボキシメチル)−1
,4,7,10−テトラアザシクロドデカンのガドリニ
ウム複合物(ナトリウム塩として) 例20bからの目的化合物8.0g(14.64ミリモ
ル)を脱イオン水70ml中に溶解させ、かつ酸化ガド
リニウム2.66g(7.32ミリモル)を添加した。 該溶液を3時間90℃に加熱した。冷却された溶液を弱
酸性イオン交換液(AMB252c)10mlと一緒に
して室温で1時間撹拌した。交換液を濾別した。濾液を
2N苛性ソーダ液でpH7.2に調整し、かつ凍結乾燥
させた。
【0139】   収量:無色非晶性粉末9.84g(理論値の93%
)  分析(無水物質に対して): C39.88  H5.30  N7.75  Gd2
1.75  Na3.13  計算値C39.81  
H5.37  N7.69  Gd21.70  Na
3.25例  21 a)2,3‐エポキシ‐1‐[4‐(2‐エトキシカル
ボニルエチル)‐フェノキシ]‐プロパン例6bと同様
にして、2‐(4‐ヒドロキシフェニル)‐プロパン酸
エチルエステルを、例6aからの目的化合物の代わりに
使用した。
【0140】収率:無色の油の理論値に対して、67%
分析(無水物質に対して): C  67.18  H  7.25  計算値C  
67.09  H  7.32 b)10‐[2‐ヒドロキシ‐3‐(4‐(2‐カルボ
キシエチル)‐フェノキシ)‐プロピル]‐1,4,7
‐トリス(カルボキシメチル)‐1,4,7,10‐テ
トラアザシクロドデカン 1,4,7‐トリスカルボキシメチル‐1,4,7,1
0‐テトラアザシクロドデカン(=DO3A)10g(
28.87ミリモル)および2,3‐エポキシ‐1‐[
4‐(2‐エトキシカルボニルエチル)‐フェノキシ]
‐プロパン12.99g(51.96ミリモル)を、ジ
オキサン80ml/水60ml中に添加し、6N苛性カ
リ液を用いてpH14に調節した。室温で12時間撹拌
した。引続き、還流しながら2時間加熱した。5N塩酸
を用いてpH7に調節し、真空中で蒸発濃縮して乾燥さ
せた。残分をエタノール200ml/クロロホルム50
ml中で60℃で撹拌した。沈殿した塩化カリウムを瀘
別し、瀘液を真空中で蒸発濃縮させた。残分を逆相カラ
ムで精製した(RP‐18、水を用いた洗浄、この後、
テトラヒドロフラン/水=2:1を用いた溶離)。主要
画分を真空中で蒸発濃縮させた。
【0141】   収量:ガラス状の固体7.88g(理論値に対して
48%)  分析(無水物質に対して):   C  54,92  H  7.09  N  9
.85  計算値  C  54.87  H  7.
15  N  9.79c)10‐[2‐ヒドロキシ‐
3‐(4‐(2‐カルボキシエチル)‐フェノキシ)‐
プロピル]‐1,4,7‐トリス(カルボキシメチル)
‐1,4,7,10‐テトラアザシクロドデカンのガド
リニウム複合物(ナトリウム塩として) 例21bからの目的化合物7.5g(13.19ミリモ
ル)を脱イオン水50ml中に溶解し、酸化ガドリニウ
ム2.39g(6.59ミリモル)を添加した。90℃
で3時間加熱した。冷却した溶液を、弱酸性イオン交換
液7ml(AMB252c)と一緒にして室温で1時間
撹拌した。交換液から瀘別した。瀘液を、2N苛性ソー
ダ液を用いてpH7.2に調節し、かつ凍結乾燥させた
【0142】   収量:無色の、非晶性粉末9.23g(理論値に対
して94%)  分析(無水物質に対して):   C  41.93  H  4.87  N  7
.52  Gd  21.11  Na  3.09 
 計算値   C  41.87  H  4.93  N  7
.47  Gd  21.06  Na  3.14 例  22a)2,3‐エポキシ‐1‐[4‐(2‐エ
トキシカルボニル‐1‐オキサ‐エチル)‐フェノキシ
]‐プロパン 例6bと同様にして、4‐ヒドロキシ‐フェノキシ‐酢
酸エチルエステルを例6aからの目的化合物の代わりに
使用した。
【0143】収率:無色の油の理論値に対して57%分
析(無水物質に対して): C  61.89  H  6.39  計算値C  
61.78  H  6.43 b)10‐[2‐ヒドロキシ‐3‐(4‐(2‐カルボ
キシ‐1‐オキサ‐エチル)‐フェノキシ)‐プロピル
]‐1,4,7‐トリス(カルボキシメチル)‐1,4
,7,10‐テトラアザシクロドデカン1,4,7‐ト
リスカルボキシメチル‐1,4,7,10‐テトラアザ
シクロドデカン(=DO3A)10g(28.87ミリ
モル)および2,3‐エポキシ‐1‐[4‐(2‐エト
キシカルボニルエチル)‐フェノキシ]‐プロパンを、
ジオキサン80ml/水60ml中に添加し、かつ6N
苛性カリ液を用いてpH13に調節した。室温で12時
間撹拌した。引続き、還流しながら2時間加熱した。5
N塩酸を用いてpH7に調節し、かつ真空中で蒸発濃縮
して乾燥させた。残分をエタノール200ml/クロロ
ホルム50ml中で60℃で撹拌した。沈殿した塩化カ
リウムを瀘別し、瀘液を真空中で蒸発濃縮した。残分を
、逆相カラムで精製した(RP‐18、水を用いた洗浄
、この後、テトラヒドロフラン/水=2:1を用いた溶
離)。主要画分を真空中で蒸発濃縮させた。
【0144】   収量:ガラス状の固体8.40g(理論値に対して
51%)  分析(無水物質に対して):   C  52.62  H  6.71  N  9
.82  計算値  C  52.58  H  6.
78  N  9.77b)10‐[2‐ヒドロキシ‐
3‐(4‐(2‐カルボキシ‐1‐オキサ‐エチル)‐
フェノキシ)‐プロピル]‐1,4,7‐トリス(カル
ボキシメチル)‐1,4,7,10‐テトラアザシクロ
ドデカンのガドリウムの複合物(ナトリウム塩として) 例22bからの目的化合物8.1g(14.2ミリモル
)を脱イオン水70ml中に溶解し、酸化ガドリニウム
2.57g(7.1ミリモル)を添加した。90℃で3
時間加熱した。冷却した溶液を、弱酸性のイオン交換液
8ml(AMB252c)を用いて室温で1時間撹拌し
た。交換液から瀘別した瀘液を2N苛性ソーダ液を用い
てpH7.2に調節し、かつ凍結乾燥させた。
【0145】   収量:非晶性粉末9.86g(理論値に対して93
%)  分析(無水物質に対して)   C  40.21  H  4.59  N  7
.50  Gd  21.06  Na  3.08 
 計算値   C  40.16  H  4.65  N  7
.47  Gd  21.00  Na  3.15 例  23 a)2,3‐エポキシ‐1‐[4‐(2‐エトキシカル
ボニル)‐フェノキシ]‐プロパン 例6bと同様にして、4‐ヒドロキシ‐フェニルカルボ
ン酸エチルエステルを、例6aからの目的化合物の代わ
りに使用した。
【0146】収率:無色の油の理論値に対して73%分
析(無水物質に対して): C  64.85  H  6.35  計算値C  
64.78  H  6.43 b)10‐[2‐ヒドロキシ‐3‐(4‐(カルボキシ
)‐フェノキシ)‐プロピル]‐1,4,7‐トリス(
カルボキシメチル)‐1,4,7,10‐テトラアザシ
クロドデカン 1.4.7‐トリスカルボキシメチル‐1,4,7,1
0‐テトラアザシクロドデカン(=DO3A)10g(
28.87ミリモル)および2,3‐エポキシ‐1‐[
4‐(2‐エトキシカルボニル)‐フェノキシ]‐プロ
パン12.99g(51.96ミリモル)をジオキサン
80ml/水60ml中に添加し、かつ6N苛性カリ液
を用いてpH13に調節した。室温で12時間撹拌した
。引続き、還流しながら2時間加熱した。5N塩酸を用
いてpH7に調節し、かつ真空中で蒸発濃縮して乾燥さ
せた。残分をエタノール200ml/クロロホルム50
ml中で60℃で撹拌した。沈殿した塩カリウムを瀘別
し、瀘液を真空中で蒸発濃縮させた。残分を、逆相カラ
ムで精製した(RP‐18、水を用いた洗浄、この後、
テトラヒドロフラン/水=2:1を用いた溶離)。 主要画分を真空中で蒸発濃縮させた。
【0147】   収量:ガラス状の固体8.43g(理論値に対して
54%)  分析(無水物質に対して):   C  53.32  H  6.71  N  1
0.36  計算値  C  53.29  H  6
.81  N  10.31c)10‐[2‐ヒドロキ
シ‐3‐(4‐(カルボキシ)‐フェノキシ)‐プロピ
ル]‐1,4,7‐トリス(カルボキシメチル)‐1,
4,7,10‐テトラアザシクロドデカンの複合物(ナ
トリウム塩)例23bからの目的化合物8.1g(14
.98ミリモル)を、脱イオン水70ml中に溶解し、
酸化ガドリニウム2.72g(7.49ミリモル)を添
加した。90℃で3時間加熱した。冷却した溶液を、弱
酸性のイオン交換液6ml(AMB252c)を用いて
室温で1時間撹拌した。交換液から瀘別した。瀘液を2
N苛性ソーダ液を用いてpH7.2に調節し、かつ凍結
乾燥させた。
【0148】   収量:無色の非晶性粉末9.99g(理論値に対し
て93%)  分析(無水物質に対して):   C  40.22  H  4.50  N  7
.82  Gd  21.94  Na  3.21 
 計算値   C  40.17  H  4.60  N  7
.76  Gd  21.88  Na  3.27 例  24 a)2,3‐エポキシ‐1‐[4‐(エトキシカルボニ
ル)‐ベンジルオキシ]‐プロパン 例6bと同様にして、4‐ヒドロキシ‐酢酸フェニルエ
チルエステルを、例6aからの目的化合物の代わりに使
用した。
【0149】収率:無色の油の理論値に対して53%分
析(無水物質に対して): C  66.09  H  6.83  計算値C  
66.16  H  6.78 b)10‐[2‐ヒドロキシ‐3‐(4‐(カルボキシ
メチル)‐フェノキシ)‐プロピル]‐1,4,7‐ト
リス(カルボキシメチル)‐1,4,7,10‐テトラ
アザシクロドデカン 1,4,7‐トリスカルボキシメチル‐1,4,7,1
0‐テトラアザシクロドデカン(=DO3A)10g(
28.87ミリモル)および2,3‐エポキシ‐1‐[
4‐(2‐エトキシカルボニル)‐ベンジルオキシ]‐
プロパン12.99g(51.96ミリモル)を、ジオ
キサン80ml/水60ml中に添加し、かつ6N苛性
カリ液を用いてpH13に調節した。室温で12時間撹
拌した。引続き、還流しながら2時間加熱した。5N塩
酸を用いてpH7に調節し、かつ真空中で蒸発濃縮して
乾燥させた。残分をエタノール200ml/クロロホル
ム50ml中で60℃で撹拌した。沈殿した塩化カリウ
ムを瀘別し、瀘液を真空中で蒸発濃縮させた。残分を逆
相カラムで精製した(RP‐18、水を用いた洗浄、こ
の後、テトラヒドロフラン/水=2:1を用いた溶離)
。主要画分を真空中で蒸発濃縮させた。
【0150】   収量:ガラス状の固体8.17g(理論値に対して
51%)  分析(無水物質に対して):   C  54,14  H  6.91  N  1
0.10  計算値  C  54.09  H  6
.98  N  10.02c)10‐[2‐ヒドロキ
シ‐3‐(4‐(カルボキシメチル)‐フェノキシ)‐
プロピル]‐1,4,7‐トリス(カルボキシメチル)
‐1,4,7,10‐テトラアザシクロドデカンのガド
リニウム複合物(ナトリウム塩として) 例24bからの目的化合物7.9g(14.24ミリモ
ル)を脱イオン水80ml中に溶解し、酸化ガドリニウ
ム2.58g(7.12ミリモル)を添加した。90℃
で3時間加熱した。冷却した溶液を、弱酸性イオン交換
液8ml(AMB252c)を用いて室温で1時間撹拌
した。交換液から瀘別した。瀘液を、2N苛性ソーダ液
を用いてpH7.2に調節し、かつ凍結乾燥させた。
【0151】   収量:無色の非晶性粉末9.58g(理論値に対し
て92%)  分析(無水物質に対して):   C  41.09  H  4.69  N  7
.67  Gd  21.52  Na  3.15 
 計算値   C  41.02  H  4.74  N  7
.61  Gd  21.47  Na  3.21 例  25 10‐(1‐ヒドロキシメチル‐2,3‐ジヒドロキシ
プロピル)‐1,4,7‐トリス(カルボキシメチル)
‐1,4,7,10‐テトラアザシクロドデカンのガド
リウム複合物のビス‐パルミチン酸エステル10‐(1
‐ヒドロキシメチル‐2,3‐ジヒドロキシプロピル)
‐1,4,7‐トリス(カルボキシメチル)‐1,4,
7,10‐テトラアザシクロドデカンのガドリウム複合
物5g(8.28ミリモル)(欧州特許出願第9125
0081.6号明細書参照のこと)をジメチルホルムア
ミド100ml中に溶解し、トリエチルアミン4.04
g(40ミリモル)を添加した。15分で、塩化パルミ
チン酸6.83g(24.83ミリモル)を滴加した。 室温で2日撹拌した。溶液を真空中で蒸発濃縮して乾燥
させ、残分を、RP‐18(逆相/流展剤:勾配水/ア
セトニトリル)でクロマトグラフィー処理した。
【0152】収量:主要画分の蒸発濃縮後に、ワックス
状の固体7.25g(理論値に対して81%)を得た。
【0153】   分析(無水物質に対して):   C  55.53  H  8.48  N  5
.18  Gd  14.54  計算値  C  5
5.61  H  8.30  N  5.25  G
d  14.40例  26 a)3‐ヒドロキシ‐トリデセ(12)エン沃化エチル
マグネシウム溶液(エーテル50ml中でマグネシウム
2.92g(120ミリモル)および沃化エチル18.
71g(120ミリモル)から製造した)に、0℃で、
エーテル30ml中の10‐ウンデセンアルデヒド16
.83g(100ミリモル)の溶液を滴加し、引続き、
室温で5時間撹拌した。注意深く水100mlを滴加し
、水性相を10%の塩酸を用いてpH2に調節した。有
機相を分離し、水相を2回それぞれエーテル40ml宛
を用いて抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウム
上で乾燥させ、かつ真空中で蒸発濃縮させた。残余の油
をシリカゲルでクロマトグラフィー処理した(流展剤:
ヘキサン/酢酸エステル=20:1)。
【0154】収量:無色の油16.86g(理論値に対
して85%) 分析(無水物質に対して): C  78.72  H  13.21  計算値C 
 78.90  H  13.12b)3‐ベンジルオ
キシ‐トリデセ(12)エンジメチルホルムアミド20
0ml中の、例26aからの目的化合物16g(80.
67ミリモル)に、水素化ナトリウム2.52g(10
4.87ミリモル)を添加し、50℃で2時間撹拌した
。氷水浴で0℃に冷却し、臭化ベンジル17.94g(
104.87ミリモル)を添加した。引続き、室温で一
晩中撹拌した。水800mlを添加し、溶液を2回ヘキ
サン200mlを用いて抽出した。合わせた有機相を硫
酸マグネシウム上で乾燥させ、かつ真空中で蒸発濃縮さ
せた。
【0155】収量:無色の油23.03g(理論値に対
して99%) 分析(無水物質に対して): C  83.27  H  11.18  計算値C 
 83.15  H  11.25c)1,2‐エポキ
シ‐11‐ベンジルオキシ‐トリデカン 例26bからの目的化合物14.8g(51.3ミリモ
ル)をクロロホルム100ml中で溶解した。0℃でm
‐安息香酸過酸化塩素11.51g(66.7ミリモル
)を添加し、引続き、室温に加熱した。室温で24時間
撹拌した。沈殿した沈殿物を瀘別し、瀘液を数回、濃厚
な炭酸ナトリウム溶液を用いて洗浄した。有機相を、硫
酸マグネシウム上で乾燥させ、かつ真空中で蒸発濃縮さ
せた。残分をシリカゲル(流展剤:ヘキサン/酢酸15
:1)でクロマトグラフィー処理した。
【0156】収量:無色の油12.5g(理論値に対し
て80%) 分析(無水物質に対して): C  78.90  H  10.59  計算値C 
 78.77  H  10.65d)10‐(2‐ヒ
ドロキシ‐11‐ベンジルオキシ‐トリデシル)‐1,
4,7‐トリス‐カルボキシメチル‐1,4,7,10
‐テトラアザシクロドデカン例4aと同様にして、例2
6cからの目的化合物を例4aにおいて使用されたエポ
キシの代わりに使用した。
【0157】   収率:ガラス状の吸湿性固体の理論値に対して59
%  分析(無水物質に対して):   C  62.74  H  8.98  N  8
.61  計算値  C  62.58  H  8.
81  N  8.75e)10‐(2‐ヒドロキシ‐
11‐ベンジルオキシ‐トリデシル)‐1,4,7‐ト
リス‐カルボキシメチル‐1,4,7,10‐テトラア
ザシクロドデカンのガドリウム複合物 例4bと同様にして、例26dからの目的化合物を、例
4aからの目的化合物の代わりに複合化のために使用し
た。
【0158】   収率:無色の、非晶性粉末の理論値に対して96%
  分析(無水物質に対して):   C  50.72  H  6.89  N  6
.96  計算値  C  50.60  H  6.
96  N  6.84例  27 a)1‐[(4‐ベンジルオキシ)‐フェノキシ]ウン
デセ(10)エン トルオール300ml中の、10‐ウンデセノールのp
‐トルオールスルホンサンエステル32.43g(10
0ミリモル)、4‐ベンジルオキシ‐フェノール20.
03g(100ミリモル)および微粉末化された水酸化
カリウム5.61g(100ミリモル)を、70℃で一
晩中撹拌した。冷却し、1Nの苛性ソーダ液500ml
を添加し、有機相を分離させた。水性相を、1回、トル
オール100mlを用いて抽出し、合わせた有機相を硫
酸マグネシウム上で乾燥させ、かつ真空中で蒸発濃縮さ
せた。残分を、少し熱いメタノールから再結晶させた。
【0159】収量:無色の小板状物26.44g(理論
値に対して75%) 分析(無水物質に対して): C  81.77  H  9.15  計算値C  
81.58  H  9.27 b)1,2‐エポキシ‐11‐[(4‐ベンジルオキシ
)‐フェノキシ]ウンデカン 例26cと同様にして、例27aからの目的化合物を、
例26bからの目的化合物の代わりにエポキシ化のため
に使用した。
【0160】収率:結晶性の固体理論値に対して87%
(メタノールから) 分析(無水物質に対して): C  78.22  H  8.75  計算値C  
78.05  H  8.87 c)10‐[2‐ヒドロキシ‐11‐(4‐ベンジルオ
キシ‐フェノキシ)‐ウンデシル]‐1,4,7‐トリ
スカルボキシメチル‐1,4,7,10‐テトラアザシ
クロドデカン 例4aと同様にして、例27bからの目的化合物を、例
4aにおいて使用したエポキシドの代わりに使用した。
【0161】   収率:ガラス状の固体の理論値に対して69%  
分析(無水物質に対して):   C  63.84  H  8.18  N  7
.84  計算値  C  63.67  H  8.
31  N  7.60d)10‐[2‐ヒドロキシ‐
11‐(4‐ベンジルオキシ‐フェノキシ)‐ウンデシ
ル]‐1,4,7‐トリスカルボキシメチル‐1,4,
7,10‐テトラアザシクロドデカンのガドリウム複合
物 例4bと同様にして、例27cからの目的化合物を、例
4aからの目的化合物の代わりに複合化のために使用し
た。
【0162】   収率:無色の結晶性粉末の理論値に対して98% 
 分析(無水物質に対して):   C  52.51  H  6.38  N  6
.45  Gd  18.09  計算値  C  5
2.32  H  6.45  N  6.28  G
d  17.91例  28 10‐[2‐ヒドロキシ‐11‐(4‐ベンジルオキシ
‐フェノキシ)‐ウンデシル]‐1,4,7‐トリスカ
ルボキシメチル‐1,4,7,10‐テトラアザシクロ
ドデカン 例7と同様にして、例27dからの目的化合物に水素添
加した。
【0163】   収率:ガラス状の固体の理論値に対して97%  
分析(無水物質に対して):   C  47.80  H  6.34  N  7
.19  Gd  20.19  計算値  C  4
7.61  H  6.50  N  7.02  G
d  20.03投与形のための例 1)例21cに記載された複合塩372.42g(0.
5モル)を、注射1回当り(p.i.)水500ml中
で、加熱しながら溶解させた。トロメタミン1.2gの
添加後に、中性溶液を、p.i.水で1000mlにな
るまで充填した。溶液を限外濾過し、壜に充填した。熱
殺菌の後に、該溶液は非経口投与のために、直ちに使用
することができる。
【0164】2)例14bに記載された複合物128g
(0.19モル)を、蔗糖120gおよびポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレン5gと一緒に、木苺芳香物
質10mgを添加しながら強力に混合した。得られた粉
末を経口投与に使用した。
【0165】
【表1】 生体内NMR診断のための例 実験動物(ラット、Wistar  Han  ♂、肝
臓中にNovikoffヘパトーマを有する)に、核ス
ピン断層撮影検査のために麻酔[Rompun(登録商
標)+Ketavet(登録商標)]をかけ、造影剤の
投与のために、尾の静脈にカテーテルを備え付けた。検
査は、General  Electric社のMRI
実験器具(電界強度2テスラ)の中で行なった。画像を
、T1加重スピンエコーシーケンスを用いて作成した(
TR=400m秒、TE=20m秒、平均8(平均)3
mm層厚、縦軸方向の切断面線)。画像1は、造影剤投
与前の腫瘍のある肝臓を示す。腫瘍は、肝臓実質と多か
れ少なかれイソデンス(isodens)であり、かつ
肝臓実質との区別ができない。例14bからの目的化合
物(0.1ミリモルGd/kg)の生体内投与の1分後
、肝臓は、高い信号強度を示し、他方、腫瘍(右上)の
信号強度は変化せず、この時、双方が極めて良好に、相
互に区別することができた(画像2)。投与の30分後
(画像3)でも、肝臓と腫瘍とのコントラストは、なお
完全に維持されている。このことは、前記の物質が、市
販の標本Magnevist(登録商標)およびDot
arem(登録商標)とは異なり、肝臓中に蓄積し、こ
れによって、同じ配量の場合の前記のものと比べて、第
一に、本質的に良好なコントラストを、肝臓実質と腫瘍
(および別の病理学的な現象)との間に生じ、第二に、
前記のコントラストが長い時間に亘って維持されるとい
うことを意味する。コントラストが長い時間に亘って維
持されるということは、有利である。それというのも、
このことによって、成果に富んだ診断のために、より長
い時間を提供するからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】肝臓の高さで、造影剤を投与していないラット
の縦軸線方向の肝臓断面組織の画像を示す写真。この場
合、肝臓の右上に成長している腫瘍は確認できない。
【図2】画像1と同一の動物の肝臓断面組織の画像を示
す写真。この場合、該画像は、例14bからの目的化合
物の投与の1分後に作成した。その際、肝臓は、より高
い信号強度を示し、これによって、腫瘍を明瞭に区別し
た。
【図3】画像1もしくは2と同一の動物の肝臓断面組織
の画像を示す写真。この場合、該画像は、例14bから
の目的化合物の投与の30分後に作成した。肝臓と腫瘍
の間の、造影剤投与の直後のものと殆んど同じコントラ
ストが存在する。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式I: 【化1】 {式中、Eは、‐CH(R1)‐CO2Y基(この場合
    、Yは、1つの水素原子および/または、原子番号21
    〜29、31、32、37〜39、42〜44、47、
    49もしくは57〜83の1つの元素の金属イオン当量
    を表し、かつR1は、1つの水素原子、1つの、場合に
    よっては、ヒドロキシ基1〜6個で置換された分枝鎖状
    または非分枝鎖状のC1〜C30アルキル基、C6〜C
    10アリール基またはC7〜C30アルアルキル基を表
    す)を表し、Qは、‐CH(R’)‐CH(OH)R基
    〔この場合、Rは、酸素原子1〜10個を有し、かつ場
    合によっては、ヒドロキシ基またはOCOR2基1〜6
    個(但し、R2は1つの水素原子または分枝鎖状もしく
    は非分枝鎖状のC1〜C30アルキル基、C6〜C10
    アリール基もしくはC7〜C30アルアルキル基を表す
    )によって置換された、分枝鎖状または非分枝鎖状のC
    1〜C30アルキル基またはC7〜C30アルアルキル
    基を表し、この場合、C7〜C30アルアルキル基は、
    場合によっては、‐OCO‐基1〜2個、シクロヘキサ
    ン基および/またはシクロヘキシレン基(その側で、数
    0〜10を表すkを有する(CH2)kCOOR2基1
    〜3個によって置換されていてよい)1〜2個、場合に
    よっては、C1〜C7アルコキシ基、C6〜C10アリ
    ールオキシ基またはC7〜C10アルアルコキシ基1〜
    5個、場合によっては、1つの‐NR2‐COR3基ま
    たは‐CONR2R3基(但し、R3は、R2のために
    記載した意味を有するおよび/またはCO2R2基1〜
    2個を有し、かつ場合によっては、C7〜C30アルア
    ルキル基の鎖中に含有されているアリール基は、場合に
    よっては、酸素原子1〜5個、ヒドロキシ基1〜3個、
    C1〜C7アルコキシ基1〜5個および/または(CH
    2)kCOOR2基1〜3個を有する、分枝鎖状または
    非分枝鎖状のC1〜C30アルキル基、C6〜C10ア
    リール基またはC7〜C30アルアルキル基1〜3個、
    F基、Cl基、Br基、OH基、NO2基、NH2基、
    NCS基、CO2R2基、NHCOCH2Cl基、NH
    COCH2Br基、NHCOCH2R2基1〜3個によ
    って置換されてよく、R’は、水素原子またはRを表し
    、但し、R’が水素原子を表す場合には、2‐オキサ‐
    C1〜C30アルキル鎖の際に、このアルキル基は、場
    合によっては存在する末端のメトキシ基またはエトキシ
    基を除いて、上記記載の少なくとも1つの基によって置
    換されていなければならない〕を表すか、或いはを介し
    て結合した第2のテトラアザシクロドデカン分子(この
    場合、Kは、酸素原子1〜6個、ベンジルオキシ基、フ
    ェニレン基、フェニレンオキシ基および/またはフェニ
    レンジオキシ基1〜2個を有する、場合によっては、ヒ
    ドロキシ基1〜6個、ヒドロキシ‐C1〜C6アルキル
    基1〜6個および/またはC1〜C7アルコキシ基もし
    くはアルアルコキシ基1〜8個によって置換されたC1
    〜C16アルキレン鎖を表す)を表す}で示されるテト
    ラアザシクロドデカン化合物並びに無機塩基および/ま
    たは有機塩基、アミノ酸またはアミノ酸アミドとの該化
    合物の塩である〕で表されるテトラアザシクロドデカン
    化合物。
  2. 【請求項2】  Yが水素を表す、請求項1記載の化合
    物。
  3. 【請求項3】  置換基Yの少なくとも2つが、原子番
    号21〜29、42、44または57〜83の元素の少
    なくとも1つの金属イオン当量もしくは原子番号21、
    26、27、29、31、32、37〜39、43、4
    7、49、52〜64、67、70、71、75、77
    、79および83の元素の少なくとも1つの放射性核種
    である、請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】  R1が水素を表す、請求項1記載の化
    合物。
  5. 【請求項5】  R’が水素を表す、請求項1記載の化
    合物。
  6. 【請求項6】  請求項1記載の生理学的に認容性の少
    なくとも1つの化合物を場合によっては、生薬で常用の
    添加物と一緒に含有する医薬調剤。
  7. 【請求項7】  NMR診断学、X線診断学、放射線診
    断学、放射線治療または輻射線治療用の薬剤の製造に、
    請求項1記載の生理学的に認容性の少なくとも1つの化
    合物を使用することを特徴とする、NMR診断学、X線
    診断学、放射線診断学、放射線治療または輻射線治療用
    の薬剤の製造法。
  8. 【請求項8】  一般式I: 【化2】 {式中、Eは、‐CH(R1)‐CO2Y基(この場合
    、Yは、1つの水素原子および/または、原子番号21
    〜29、31、32、37〜39、42〜44、47、
    49もしくは57〜83の1つの元素の金属イオン当量
    を表し、かつR1は、1つの水素原子、1つの、場合に
    よっては、ヒドロキシ基1〜6個で置換された分枝鎖状
    または非分枝鎖状のC1〜C30アルキル基、C6〜C
    10アリール基またはC7〜C30アルアルキル基を表
    す)を表し、Qは、‐CH(R’)‐CH(OH)R基
    〔この場合、Rは、酸素原子1〜10個を有し、かつ場
    合によっては、ヒドロキシ基またはOCOR2基1〜6
    個(但し、R2は1つの水素原子または分枝鎖状もしく
    は非分枝鎖状のC1〜C30アルキル基、C6〜C10
    アリール基もしくはC7〜C30アルアルキル基を表す
    )によって置換された、分枝鎖状または非分枝鎖状のC
    1〜C30アルキル基またはC7〜C30アルアルキル
    基を表し、この場合、C7〜C30アルアルキル基は、
    場合によっては、‐OCO‐基1〜2個、シクロヘキサ
    ン基および/またはシクロヘキシレン基(その側で、数
    0〜10を表すkを有する(CH2)kCOOR2基1
    〜3個によって置換されていてよい)1〜2個、場合に
    よっては、C1〜C7アルコキシ基、C6〜C10アリ
    ールオキシ基またはC7〜C10アルアルコキシ基1〜
    5個、場合によっては、1つの‐NR2‐COR3基ま
    たは‐CONR2R3基(但し、R3は、R2のために
    記載した意味を有するおよび/またはCO2R2基1〜
    2個を含有し、かつ場合によっては、C7〜C30アル
    アルキル基の鎖中に含有されているアリール基は、場合
    によっては、酸素原子1〜5個、ヒドロキシ基1〜3個
    、C1〜C7アルコキシ基1〜5個および/または(C
    H2)kCOOR2基1〜3個を有する、分枝鎖状また
    は非分枝鎖状のC1〜C30アルキル基、C6〜C10
    アリール基またはC7〜C30アルアルキル基1〜3個
    、F基、Cl基、Br基、OH基、NO2基、NH2基
    、NCS基、CO2R2基、NHCOCH2Cl基、N
    HCOCH2Br基、NHCOCH2R2基1〜3個に
    よって置換されてよく、R’は、水素原子またはRを表
    し、但し、R’が水素原子を表す場合には、2‐オキサ
    ‐C1〜C30アルキル鎖の際に、このアルキル基は、
    場合によっては存在する末端のメトキシ基またはエトキ
    シ基を除いて、上記記載の少なくとも1つの基によって
    置換されていなければならない〕を表すか、或いはを介
    して結合した第2のテトラアザシクロドデカン分子(こ
    の場合、Kは、酸素原子1〜6個、ベンジルオキシ基、
    フェニレン基、フェニレンオキシ基および/またはフェ
    ニレンジオキシ基1〜2個を有する、場合によっては、
    ヒドロキシ基1〜6個、ヒドロキシ‐C1〜C6アルキ
    ル基1〜6個および/またはC1〜C7アルコキシ基も
    しくはアルアルコキシ基1〜8個によって置換されたC
    1〜C16アルキレン鎖を表す)を表す}で示されるテ
    トラアザシクロドデカン化合物並びに無機塩基および/
    または有機塩基、アミノ酸またはアミノ酸アミドとの該
    化合物の塩を製造する方法において、一般式II:【化
    3】 〔式中、E’は、Eに記載した基(但し、場合によって
    はその中に存在するヒドロキシ基は、場合によっては保
    護されていてもよい)を表す〕で示される化合物を、一
    般式III: 【化4】 もしくは、一般式IV: 【化5】 〔式中、K’は、Kに記載した基(但し、場合によって
    はその中に存在するヒドロキシ基は、場合によっては保
    護されていてもよい)を表し、 【外1】 は、R’およびRのために記載した意味を有するが、し
    かしながら、NH2基、NCS基、NHCOCH2Cl
    基またはNHCOCH2Br基を有さず、かつ場合によ
    っては、存在するカルボキシル基が必要に応じて、保護
    された形で存在する)〕で示されるエダクトと、水また
    は水と混合可能な溶剤、例えば、アセトニトリル、DM
    F、DMA、エタノール、メタノール、ジオキサン、T
    HF、DMSO、DMEまたはこれらの混合物中で、0
    ℃〜170℃、有利に20〜100℃の温度で、12〜
    48時間、有利に12〜24時間、無機塩基および/ま
    たは有機塩基、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリ
    ウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
    ウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カル
    シウム、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリ
    ブチルアミン、ピリジン、DMAP、Reillex(
    登録商標)、Triton  B(登録商標)を添加し
    ながら反応させ、場合によっては、尚存在する保護基を
    分解させ、こうして得られた複合形成物(但し、Yは水
    素原子を表す)を、原子番号21〜29、31、32、
    37〜39、42〜44、47、49または57〜83
    の元素の少なくとも1つの金属酸化物または金属塩と反
    応させ、引続き、必要に応じて、存在する酸の水素原子
    を、無機塩基および/または有機塩基、アミノ酸または
    アミノ酸アミドの陽イオンによって置換し、この場合、
    所望の最終生成物が、NH2基、NCS基、NHCOC
    H2Cl基、NHCOCH2Br基もしくはCON3基
    を含有していなければならない場合には、前記の基群の
    代わりにNO2基もしくはCO2R2基を有する一般式
    IIIのエダクトから出発し、引続き、このCO2R2
    基を、上記記載の所望の官能基に変換させ、この場合、
    前記の変換は、複合形成物の複合化前または複合化後お
    よび引続き、場合によっては、尚存在する酸の水素原子
    の置換前または置換後に、その都度望ましい金属イオン
    を用いて行なうことができることを特徴とする、一般式
    Iのテトラアザシクロドデカン化合物の製造法。
  9. 【請求項9】  請求項6記載の医薬調剤を製造する方
    法において、水、生理食塩水または蛋白質溶液中に溶解
    されたか、または懸濁された複合化合物を、場合によっ
    ては、生薬で常用の添加物を用いて腸管内投与または腸
    管外投与に適当な形に変えることを特徴とする、請求項
    6記載の医薬調剤の製造法。
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