JPH04285558A - 気泡発生浴槽を内蔵した浴室ユニット - Google Patents

気泡発生浴槽を内蔵した浴室ユニット

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Publication number
JPH04285558A
JPH04285558A JP3049865A JP4986591A JPH04285558A JP H04285558 A JPH04285558 A JP H04285558A JP 3049865 A JP3049865 A JP 3049865A JP 4986591 A JP4986591 A JP 4986591A JP H04285558 A JPH04285558 A JP H04285558A
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JP
Japan
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vibration
bathroom unit
bathtub
bath water
bubble
Prior art date
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Pending
Application number
JP3049865A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Harada
原田 英次
Kimihiro Nakayama
公博 中山
Takao Teraoka
寺岡 高生
Mitsuaki Hashida
橋田 光明
Yukihiro Uozumi
亨広 魚住
Hiroaki Okumura
奥村 浩暁
Akio Hashi
橋 章郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP3049865A priority Critical patent/JPH04285558A/ja
Publication of JPH04285558A publication Critical patent/JPH04285558A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気泡発生浴槽を内蔵し
た浴室ユニットの防音・防振構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、気泡発生浴槽を内蔵した浴室ユニ
ットの具体例として、浴室ユニットの底部を形成する床
パンの下面に複数個の支持脚体を取付け、同支持脚体を
介して建物躯体の床版上に浴室ユニットを設置するよう
にしたものがある。
【0003】気泡発生浴槽は、浴槽本体と循環ポンプと
の間に、吸水配管と送水配管とからなる浴湯循環流路を
介設し、送水配管の先端を浴槽本体内に開口して噴出ノ
ズルとし、かつ、同噴出ノズルに空気取入部を連通連結
して、噴出ノズルより浴槽本体内に気泡混じりの浴湯を
噴出可能に構成している。
【0004】また、支持脚体の中途部には防振ゴムを設
けて、同防振ゴムにより、建物の階下や隣室への振動伝
播の防止を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、支持脚体に
設けた防振ゴムだけでは充分な防振効果が得られず、浴
室ユニット内で発生した振動が建物の階下や隣室に固体
振動伝播し、同隣室等の住人から苦情がでるという問題
がある。
【0006】すなわち、浴室ユニット内で気泡発生浴槽
を使用した際には、気泡発生浴槽の機能部である循環ポ
ンプ、噴出ノズル、及び浴湯吸入口のそれぞれが振動源
となり、循環ポンプから発生する振動は直接床パンに伝
わり、また、噴出ノズルと浴湯吸入口から発生する振動
は、これらを取付けている浴槽本体より床パンに伝わり
、同床パンに伝わった振動は支持脚体の防振ゴムに充分
吸振されることなく、建物躯体の床版と側壁に伝わり、
階下や隣室に騒音となって伝播するという問題がある。
【0007】また、上記した気泡発生浴槽の各機能部に
加えて空気取入部が音源となり、各機能部から発生する
音が浴室ユニット内に空気振動伝播して騒音となり、入
浴者に快適な入浴を提供できないという問題があると共
に、騒音が浴室ユニット外にも空気振動伝播して隣室の
住人に迷惑になるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、浴
槽本体内に気泡混じりの浴湯を噴出可能とした気泡発生
浴槽を内蔵した浴室ユニットにおいて、音源又は振動源
となる気泡発生浴槽の機能部に防音・防振構造を施すと
共に、浴室ユニット自体にも防音・防振構造を施したこ
とを特徴とする気泡発生浴槽を内蔵した浴室ユニットの
防音・防振構造を提供せんとするものである。
【0009】また、以下の構造にも特徴を有する。
【0010】すなわち、気泡発生浴槽は、浴槽本体と循
環ポンプとの間に、吸水配管と送水配管とからなる浴湯
循環流路を介設し、送水配管の先端を浴槽本体内に開口
して噴出ノズルとし、かつ、同噴出ノズルに空気取入部
を連通連結して、噴出ノズルより浴槽本体内に気泡混じ
りの浴湯を噴出可能に構成したこと。
【0011】浴槽本体の下面に防振ゴム板を取付け、同
防振ゴム板を介して浴室ユニットの床パン上に浴槽本体
を載置したこと。
【0012】浴室ユニットの側壁内面にポンプ支持台の
基端を片持ち支持すると共に、循環ポンプの下面にポン
プ脚部を兼用する複数個の防振部を設け、同防振部を介
してポンプ支持台上に循環ポンプを載置したこと。
【0013】噴出ノズルのノズルケーシング内に仕切壁
を設けて、同仕切壁の前方と後方に、空気混入室と浴湯
旋回流形成室とを区画形成し、空気混入室と浴湯旋回流
形成室とを仕切壁に設けた噴流形成流路を通して連通し
、しかも、浴湯旋回流形成室の内面であって、浴湯強送
流路から浴湯旋回流形成室内に流入する浴湯直進方向に
位置する個所に、旋回量規制板を設けたこと。
【0014】空気取入部に空気取入管を設け、同空気取
入部の一側開口端を、浴槽本体の上端周縁に形成した縁
部の下方に位置させて空気を吸入可能とすると共に、同
空気取入管の中途部を浴槽本体の縁部よりも上方に位置
させ、同空気取入管の他側端を送気配管に連通連結した
こと。
【0015】浴室ユニットの底部を形成する床パンの下
面に複数個の支持脚体を取付け、各支持脚体を、床パン
の下面に上端を取付けた伸縮高さ調節部と、同伸縮高さ
調節部の下端に取付けた防振部とから構成したこと。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0017】図1は、本発明に係る防音・防振構造を具
備する浴室ユニットAの断面平面図、図2〜図5は、そ
れぞれ浴室ユニットAの断面側面図である。
【0018】まず、浴室ユニットAについて、図1〜図
5を参照しながら説明し、続いて、同浴室ユニットA内
に設けた気泡発生浴槽Bについて、図6〜図12を参照
しながら説明し、最後に、本発明に係る防音・防振構造
ついて、図9〜図37を参照しながら説明する。
【0019】〔1〕浴室ユニットの説明浴室ユニットA
は、図1〜図5に示すように、前後左右側壁1,2,3
,4と天井壁5と床パン6とにより内部にバスルーム7
を形成し、同バスルーム7内に気泡発生浴槽Bや洗場9
等を設置している。
【0020】また、側壁を構成する部材は、あらかじめ
工場等で製造されて、浴室ユニットAの仮設現場で組立
て施工されるものであり、例えば、前後左右側壁1,2
,3,4は、所要大きさの方形パネルボードの内面に陶
磁器タイル10を接着すると共に、各側壁1,2,3,
4を金属製のフレーム枠体(図示せず)により連結しな
がら床パン6の立上り部6a上に立設し、しかも、天井
壁5にて上方を隠蔽してバスルーム7を形成するように
構成している。
【0021】また、前側壁1には、図4に示すように、
扉フレーム14を取付けており、同扉フレーム14に扉
15を開閉自在に取付けている。
【0022】また、床パン6の下面には、図2に示すよ
うに、支持脚体16を垂設し、同支持脚体16により建
物躯体の床版F上に一定の空間17を開けて浴室ユニッ
トAを支持している。
【0023】また、図1に示すように、前後左右側壁1
,2,3,4の外側面には、さらに、建物の間仕切り壁
18、或は、建物の側壁Wが一定の空間12を開けて位
置するように、浴室ユニットAを設置している。18a
 は間仕切り壁支持材である。
【0024】上記のように構成した浴室ユニットAの内
部には、図1に示すように、扉15から入って床パン6
の左側半部の位置に気泡発生浴槽Bの浴槽本体8を設置
すると共に、床パン6の右側半部の位置を洗場9とし、
図3に示すように、同洗場9の正面に位置する後側壁2
の内面に、鏡19を設けた化粧棚20を張設している。
【0025】そして、化粧棚20は、図5に示すように
、合成樹脂により浴室ユニットAの後側壁2の一部とし
て一体成形している。
【0026】また、図2及び図3に示すように、後側壁
2の化粧棚20の直上方位置には照明灯13を取付けて
いる。
【0027】また、図3に示すように、化粧棚20の直
下方には、後側壁2に沿って細長手状のカウンター22
を設置しており、同カウンター22は、図1に示すよう
に、一端を後述する気泡発生浴槽Bの浴槽本体8の縁部
8aに連続させて、同カウンター22と浴槽本体8とを
、平面視略L字状に配置し、図2及び図3に示すように
、同カウンター22の天板部22a の上面と浴槽本体
8の縁部8aの上面とを略面一にしている。
【0028】また、図3に示すように、カウンター22
の前垂れ部22bには、カラン23とシャワーホース2
4と給湯調節ハンドル25と給水調節ハンドル26を取
付けている。
【0029】また、カウンター22の前垂れ部22b 
の下端縁と洗場9の床面との間には一定幅の間隙27を
形成して、カウンター22内に浸入する水は間隙27よ
り洗場9に設けた排水口28(第1図参照)を通して排
水管29より外部へ排水可能としている。
【0030】また、図1〜図3に示すように、後側壁2
の浴槽本体8の直上方位置には、浴槽用の給湯・給水金
具30を設けており、同金具30は、別途設ける給湯機
(図示せず)に連通連結して、お湯張り等に利用可能と
している。
【0031】また、図2及び図3図中、31は換気口、
32はシャワーヘッド、33,34はシャワーヘッド係
止具、図3及び図5中、35はタオル掛け具である。
【0032】また、図2〜図4中、36は浴槽エプロン
であり、同浴槽エプロン36とカウンター22により、
後述する気泡発生浴槽Aの吸水配管49と送水配管50
と送気配管52とを隠蔽している。
【0033】次に、浴室ユニットA内に設けた気泡発生
浴槽Bについて、図6〜図12を参照しながら説明する
【0034】〔2〕気泡発生浴槽の説明気泡発生浴槽B
は、図6の機能部ブロック図に示すように、浴槽機能部
39と混合機能部40と循環機能部41と吸気機能部4
2と制御機能部43とから構成している。
【0035】以下、各機能部について説明する。
【0036】(浴槽機能部)浴槽機能部39は、図7に
示すように、浴槽本体8を上面開口の箱型に形成すると
共に、周縁に一定幅を有する鍔状の縁部8aを形成し、
同浴槽本体8の洗場9側に位置する左側壁の底部に近い
位置に浴湯吸入口44を設け、同浴槽本体8の底部に浴
湯排水孔45(図1参照)を設けている。
【0037】そして、浴槽本体8には本発明の要旨であ
る防音・防振構造を施しており、後で詳述する。
【0038】(混合機能部)混合機能部40は、図7に
示すように、浴槽本体8の前壁と後壁に、それぞれ二個
づつ背側用の噴出ノズル46,46と足側用の噴出ノズ
ル47,47を取付けて構成しており、各ノズル46,
46,47,47に、後述する循環機能部41の送水配
管50を連通連結すると共に、後述する吸気機能部42
の送気配管52を連通連結している。
【0039】そして、各ノズル46,46,47,47
内において、送水配管50を通して送出される浴湯中に
送気配管52を通して送出される空気をエジェクタ効果
を利用して吸入、さらには混合して、各ノズル46,4
6,47,47より気泡混じりの浴湯を浴槽本体8内へ
噴出可能としている。
【0040】また、噴出ノズル46,47には本発明の
要旨である防音・防振構造を施しており、後で後述する
【0041】(循環機能部)循環機能部41は、図7及
び図8に示すように、循環ポンプPと浴槽本体8との間
に、吸水配管49と送水配管50とを連通状態に介設し
て構成しており、吸水配管49の一端は、浴槽本体8の
浴湯吸入口44に連通連結し、また、送水配管50の一
端は、浴槽本体8に取付けた各ノズル46,46,47
,47に連通連結している。
【0042】また、循環ポンプPは、図8に示すように
、モーターMにより駆動可能とし、カウンター22の天
板部22a の左側部下方において、左側壁3の下部に
片持ち支持したポンプ支持台69上に載置して、洗場9
の床面との間に一定の間隔を開けている。
【0043】また、図8中、63,64はカウンター取
付ブラケット、65,66は前垂部取付ブラケット、6
7,68は、それぞれ吸水管49b と送水管50d 
を吊下げ支持する吊下げ支持具である。
【0044】また、吸水配管49は、図7及び図8に示
すように、吸水口接続管49a と吸水管49b とを
接続して構成している。49e は接続部である。
【0045】そして、吸水口接続管49a は、図8に
示すように、一端を浴湯吸入口44に接続し、浴槽本体
8の左側壁に沿って後側壁2側へ伸延すると共に、中途
部よりカウンター22の下方側へ屈曲させている。
【0046】また、吸水管49b は、図8に示すよう
に、カウンター22の直下方において、吸水口接続管4
9a の他端と循環ポンプPの吸込口とを連通連結して
いる。
【0047】また、送水配管50は、図7〜図12に示
すように、背側用ノズル接続分岐管50aと足側用ノズ
ル接続分岐管50b と送水接続管50c と送水管5
0d とを接続して構成している。50j は接続部で
ある。
【0048】そして、背側用ノズル接続分岐管50a 
は、図11に示すように、分岐端を背側用の各ノズル4
6,46に接続している。
【0049】また、足側用ノズル接続分岐管50b は
、図12に示すように、分岐端を足側用の各ノズル47
,47に接続している。
【0050】また、送水接続管50c は、図7及び図
9に示すように、浴槽本体8の前後側壁及び左側壁の三
側壁にわたって配置し、両端をそれぞれ背側用ノズル接
続分岐管50a と足側用ノズル接続分岐管50b の
各他端に接続している。50k は中間接続部である。
【0051】また、送水管50d は、図7に示すよう
に、カウンター22の直下方において、送水接続管50
c の中途部で、浴室ユニットAの後側壁2とカウンタ
ー22とに近接する部分と、循環ポンプPの吐出口とを
連通連結している。50i は伸縮・屈曲自在のゴム管
であり、必要に応じて介設している。
【0052】このようにして、浴槽本体8内の浴湯を、
循環ポンプPの駆動により浴湯吸入口44→吸水口接続
管49a →吸水管49b →循環ポンプPの吸込口→
循環ポンプPの吐出口→送水管50d →送水接続管5
0c →背側用及び足側用ノズル接続分岐管50a,5
0b →背側用及び足側用の各ノズル46,46,47
,47→浴槽本体8内に噴出させる浴湯循環流路Rを形
成している。
【0053】また、図9、図10及び図12中、49c
 ,50f ,50h は、それぞれ蛇腹状の伸縮・屈
曲自在部である。
【0054】(吸気機能部)吸気機能部42は、図7に
示すように、浴室ユニットAの右側壁4で浴槽本体8の
近傍に取付けた空気取入部51と送気配管52とから構
成している。
【0055】そして、空気取入部51は、図10に示す
ように、空気量調節部53と空気取入管54とから構成
している。
【0056】また、空気取入部51には本発明の要旨で
ある防音効果を施しており、後で詳述する。
【0057】(制御機能部)制御機能部43は、図6に
示すように、電源56に制御部57を絶縁トランス等を
具備する安全装置58を介して接続し、同制御部57の
入力側に、操作パネル部59と、循環ポンプPに取付け
て浴槽本体8内の水位を検出する浴槽水位センサ60と
、循環ポンプPに取付けて浴湯の温度を検出する浴湯温
度センサ61を接続する一方、制御部57の出力側に循
環ポンプPを駆動するモーターMを接続している。
【0058】また、制御部57と安全装置58は、図1
及び図2に示すように、コントロールボックスC内に収
容して、同コントロールボックスCを、浴室ユニットA
の前側壁1の外側面上部に支持フレーム62を介して取
付けている。
【0059】また、操作パネル部59は、図2に示すよ
うに、右側壁4に、空気取入部51の空気量調節ハンド
ル53b の近傍に位置させて取付けて、気泡発生浴槽
Aの操作を行なえるようにしている。
【0060】次に、本発明に係る防音・防振構造につい
て、図9〜図37を参照しながら説明する。
【0061】〔3〕本発明に係る防音・防振構造の説明
(浴槽本体の防音・防振構造)浴槽本体8は、図3、図
18〜図21に示すように、床パン6上に設置した四個
の防振ゴム板93上に載置しており、各防振ゴム板93
にキャップ状の浴槽本体取付ケース94を被せ、各ケー
ス94の上面に嵌合溝94b を具備する取付用突片9
4a を突設して、各取付用突片94a の嵌合溝94
b 中に、浴槽本体8の下面の四隅部位置に突設した補
強兼取付用リブ8bを嵌合して取付けている。
【0062】そして、防振ゴム板93は、図19〜図2
1に示すように、防振ゴムにより矩形板状に形成すると
共に、左右側部と中央部にそれぞれ下方へ開口した凹部
93a を形成している。
【0063】また、図18中、94c は浴槽エプロン
ステーであり、洗場9側に設置した浴槽本体取付ケース
94にのみ設けて浴槽エプロン36を支持している。
【0064】このようにして、気泡発生浴槽Bを使用し
た際に、浴槽本体8に生じる振動を防振ゴム板93によ
り吸収して、振動が床パン6さらには床版Fに伝播する
のを防止している。
【0065】(循環ポンプの防音・防振構造)循環ポン
プPは、モーター冷却用ファンを排除した自冷型を使用
して消音化を図ると共に、図7に示すように、右側壁3
の下部に片持ち支持したポンプ支持台69上に載置して
防振も図っており、ポンプ支持台69は、図22及び図
23に示すように、右側壁3に固設した支持板69a 
に右側方へ向けて伸延する左右一対の支持アーム69b
,69b の基端を固定ボルト69f により固定し、
両アーム69b,69b 上に載置板69c を取付け
て構成し、同載置板69c 上に循環ポンプPを載置し
ている。69gは補強板である。
【0066】また、循環ポンプPの下面の前後左右側部
には、図22及び図23に示すように、それぞれポンプ
脚部を兼用する防振部80を取付けており、同防振部8
0は、循環ポンプPの下面に取付けた取付部80a と
、同取付部80a の下端に取付けた防振ゴム80b 
とから構成している。
【0067】そして、防振ゴム80b は、図24に示
すように、下面に位置決め用突部80c を形成してお
り、同突部80c をポンプ支持台69の載置板69c
 に形成した位置決め孔69d に嵌合させて、循環ポ
ンプPの位置決めを容易に行なえるようにしている。
【0068】また、図25は、他の実施例としての循環
ポンプ位置決め構造を示しており、ポンプ支持台69の
載置板69c に位置決め用凹部69e を形成し、同
凹部69e に防振ゴム80b の下端部を嵌合させて
、循環ポンプPの位置決めを容易に行なえるようにして
いる。
【0069】また、本実施例では、循環ポンプPの位置
決めを容易にするための嵌合構造として、防振部80側
を凸部とし、ポンプ支持台69側を凹部としているが、
凹凸部をそれぞれ反対に形成した嵌合構造とすることも
できる。
【0070】このようにして、循環ポンプPは、浴室ユ
ニットAの左側壁3の内面に片持ち支持したポンプ支持
台69上に載置しているために、浴室ユニットAの床パ
ン6には直接振動が伝わらず、階下や隣室への振動伝播
を防止することができる。
【0071】しかも、循環ポンプPの下面にポンプ脚部
を兼用する四個の防振部80を設け、同防振部80を介
してポンプ支持台69上に循環ポンプPを載置している
ために、防振部80により循環ポンプPの振動を吸収し
て、階下や隣室への振動伝播を確実に防止することがで
きる。
【0072】また、ポンプ支持台69上に防振部80を
嵌合構造により嵌合して、循環ポンプPの位置決めを可
能としているために、循環ポンプPの防振と共に位置決
めを容易にし、循環ポンプPの設置作業能率を向上させ
ることができる。
【0073】また、循環ポンプPの防振構造としては、
先に出願人が出願した特願平2−274106号及び特
願平2−289069号に記載のものがあり、これらと
同様に構成することもできる。
【0074】(浴湯吸入口の防音構造)浴湯吸入口44
は、図26に示すように、前端内周面に雌ネジ部44c
 を形成した略L字管状の吸入口本体44a と、外周
面に雄ネジ部44d を形成した略円筒状の取付具44
b とで構成しており、取付具44b の前端周縁に形
成したフランジ44e と、吸入口本体44a の前端
周縁に形成したフランジ44f との間で、浴槽本体8
に穿設した吸入孔8cの周囲の壁体を挾持させて、浴槽
本体8に取付けている。44g は吸水配管接続部であ
る。
【0075】そして、浴湯吸入口44の内部空間95内
には、ストレーナ96を収容すると共に、同浴湯吸入口
44の開口端に化粧カバー97を取付けて、同浴湯吸入
口44の開口面をカバーしている。
【0076】また、図26中、98はパッキン、99は
スリップワッシャである。
【0077】また、取付具44b の内周面の前端に断
面四分の一円弧状の円弧面44k を形成し、同内周面
の中途部には、後述する化粧カバー97の爪部97b 
を係止するための係止用溝部44h を形成すると共に
、同内周面の後端部には、浴湯吸入口44内に収容する
ストレーナ96の後端周縁部96a を受けるための段
付受部44j を形成している。
【0078】また、化粧カバー97は、図27及び図2
8に示すように、キャップ状のカバー本体97a と、
同カバー本体97a の内面に、同一円周上にて円周方
向に同一間隔を開けて突設した三個の爪部97b,97
b,97b とを合成樹脂により一体成形して形成して
いる。
【0079】そして、カバー本体97a は、図26に
示すように、内径を取付具44b のフランジ44e 
の外径よりも大径に形成し、図28に示すように、周壁
の内面三個所に円周方向に同一間隔を開けてストッパー
部97c,97c,97c を一体成形し、各ストッパ
ー部97c を上記フランジ44e の外周縁部に当接
可能としている。
【0080】また、カバー本体97a の前壁外周部に
は、図27及び図28に示すように浴湯流入孔101 
を設けており、同浴湯流入孔101 は、略四分の一円
弧状の長孔に形成して、隣接する各ストッパー部97c
,97c の円周方向間において、同一円周上にて内外
側に二条設けている。
【0081】さらに、カバー本体97a の周壁にも、
図27及び図28に示すように、浴湯流入孔102 を
円周方向に一定の間隔を開けて設けている。
【0082】また、カバー本体97a の周壁の後端外
周縁部には、図96に示すように、断面円弧状の指先係
止部97e を形成して、化粧カバー97を取外す際に
、同指先係止部97e に指先を係止して、楽に化粧カ
バー97を取外せるようにしている。
【0083】また、爪部97b は、カバー本体97a
 の内面において、取付具44b の内径と略同一径の
円周上に、各ストッパー部97cと対応させて突設して
おり、各爪部97b の先端係止部97d を取付具4
4b の内周面に形成した係止用溝部44h に着脱自
在に係止可能としている。
【0084】かかる構成により化粧カバー97は、各先
端係止部97d を係止用溝部44h に係止させた状
態にて各ストッパー部97c が取付具44b のフラ
ンジ44e の外周縁部に当接するようにしている。
【0085】また、化粧カバー97を成形する合成樹脂
としては、弾性を有し、かつ耐衝撃性に優れたアクリロ
ニトル−ブタジエン−スチレン樹脂等を使用することが
できる。
【0086】上記のように、本実施例では、カバー本体
97a の前壁及び周壁に浴湯流入孔101,102 
を設けているために、各浴湯流入孔101,102 を
通して浴湯吸入口44中に浴湯が吸入される際の吸付き
感をなくすことができて、入浴者に不快感を与えること
がなく、しかも、大流量の浴湯を吸入しても圧力損失が
少なく、円滑に浴湯を吸入することができて、浴湯吸入
時に吸入音が発生するのを防止することができる。
【0087】また、取付具44b の内周面の前端を断
面四分の一円弧状の円弧面44k を形成しているため
に、浴湯吸入口44の内部空間95内への浴湯の流入を
円滑にすることができ、この点からも浴湯吸入音の発生
を防止することができて、防音効果を高めることができ
る。
【0088】(噴出ノズルの防音・防振構造)噴出ノズ
ル46は、図29に示すように、浴槽本体8の噴出ノズ
ル接続口8gに片持ち状態に取付けた筒状のノズルケー
シング103 内に、送水配管50より流入してくる浴
湯を噴流に形成する噴流形成部104 と、噴流形成部
104 からの噴流状態の浴湯にエジェクタ効果及び乱
れによるミキシング効果を利用して空気を混入する空気
混入部105 と、同空気混入部105 より浴槽本体
8内に向けて噴出される気泡混じりの浴湯の噴出方向を
定めるスロート部106 とから構成している。
【0089】図29中、8hは噴出ノズル接続口8gの
周縁に嵌合したリング状のパッキン、8iはノズル取付
筒体、8jは拡径フランジ部、8kは雄ねじ部、107
 は雌ねじ部、108 は浴槽取付部、110 は空気
流入筒部、112 は送気配管連結部、113 は浴湯
流入筒部、114 は送水配管連結部(図30参照)、
115は化粧カバー、116 は空気流入口、mは空気
流入方向、117 は浴湯流入口、nは浴湯の流入方向
である。
【0090】噴流形成部104 は、実質的に、噴流形
成用筒体124 の仕切壁128 に設けた噴流形成流
路129 と、同仕切壁128 の後部に配設した浴湯
旋回流形成室130 とから構成しており、噴流形成流
路129 は、その後端開口を浴湯旋回流形成室130
 に連通させるとともに、その前端開口を空気混入部1
05 に設けた空気混入室127 に連通させている。
【0091】そして、図32及び図33に示すように、
浴湯旋回流形成室130 の内面であって、浴湯流入筒
部113 の 180度対向する個所に、旋回量規制板
131 を一体的に取付けており、同旋回量規制板13
1 は、浴湯旋回流形成室130 の中心に向けて伸延
し、一定の高さHを有する。
【0092】かかる旋回量規制板131 によって、図
34及び図35に示すように、浴湯旋回流形成室130
 内に旋回規制流bを発生させることができ、同旋回規
制流bにより浴湯旋回流aの増大を防止することができ
るようにしている。
【0093】その結果、図34に示すように、空気混入
室127 内に流入した浴湯旋回流a2の噴出角度を、
空気混入に最適な角度範囲内に抑えることができ、異常
なうずが発生するのを防止することができて、振動及び
騒音の低減化を図ることができる。
【0094】なお、旋回量規制板131 の形状は、図
32に示す矩形断面形状に限定されるものではなく、進
退自在であれば、例えば、図36に示すような山形形状
とすることもできる。
【0095】図29及び図32中、132 は、ノズル
ケーシング103 の後部側面に設けた規制板進退機構
であり、旋回量規制板131の高さHを調整可能として
いる。
【0096】(空気取入部の防音構造)空気取入部51
は、第13図及び第14図に示すように、空気量調節部
53と空気取入管54とから構成しており、空気取入管
54は、第14図に示すように、吸気管54a と送気
管54b とから形成し、吸気管54a を通して吸入
した空気を、上記空気量調節部53を介して送気管54
b に送出可能とすると共に、同送気管54b への送
出量を同空気量調節部53により調節可能としている。
【0097】そして、空気量調節部53は、第15図に
示すように、右側壁4に筒状の調節部本体53a を貫
通させて取付け、調節部本体53a 内に調節用内筒5
3c を同心円的に回転自在に取付け、同調節用内筒5
3c のバスルーム7の内方に位置する側に空気量調節
ハンドル53b を取付ける一方、第14図に示すよう
に、同調節部本体53a のバスルーム7の外方に位置
する下部周面に吸気管接続部53g を下方へ向けて伸
延形成すると共に、右側周面に送気管接続部53h を
横側方へ向けて伸延形成して、調節用内筒53c に設
けた連通口53d を介して両接続部 53g,53h
 を連通可能としている。
【0098】しかも、調節部本体53a と吸気管接続
部53g との連結部に形成される吸気連通孔53e 
、及び調節部本体53a と送気管接続部53h との
連結部に形成される送気連通孔53f と、連通口53
d との符合面積を、空気量調節ハンドル53b によ
り調節用内筒53c を回転させることにより調節して
、吸気管接続部53g 側から送気管接続部53h 側
へ流入する空気量を調節可能としている。
【0099】また、第15図〜第15図中、53j は
当接フランジ、53k ,53m は雄ネジ部、71は
パッキン、72,73はロックナット、74はストッパ
ー、75はハンドル取付用ボルト、76は座金、77は
Oリング、78は化粧板、79は化粧キャップ、92は
当て板である。
【0100】また、吸気管54a は、第14図及び第
16図に示すように、上端を吸気管接続部53g の下
端に袋ナット88を介して接続すると共に、下端を直下
方へ伸延させて右側壁4の下部に貫通状態に取付けた消
音体80の一端に袋ナット89を介して接続し、同消音
体80の他端を、バスルーム7内における浴槽本体8の
縁部8aの下方に開口させて、同開口端より空気を吸入
可能としている。
【0101】また、消音体80は、第16図に示すよう
に、L字状に屈曲形成した消音本体80a と、同消音
本体80a のバスルーム7内方に位置する外周面に螺
着した筒状取付部80b と、同筒状取付部80b の
先端より消音本体80a の内方へ向けて伸延形成した
ラッパ状の空気吸込部80c とから形成し、同空気吸
込部80c の伸延端を消音本体80a の中途に開口
させている。80e はパッキン、80f はワッシャ
、80g はロックナット、80h ,80i ,80
j は雄ネジ部である。
【0102】従って、空気吸込部80c から出る騒音
は、比較的大容量の消音本体80a 中に入射した後反
射されて低減されるものである。
【0103】このように、消音体80は、消音パイプと
して機能するように構成しており、従って、消音体80
中に流入する空気が空気吸込部80cの先端開口部のラ
ッパ状部分によって円滑に流入し、その分騒音も少なく
なり、かつ、吸気する際の騒音を、この消音パイプとし
て機能する消音体80により消すようにしている。
【0104】また、送気管54b は、図13、図14
、及び図17に示すように、一端を送気管接続部53h
 の先端に袋ナット90を介して接続し、他端を横側方
へ伸延すると共に中途部より直下方へ伸延して、右側壁
4の下部に貫通状態に取付けた接続パイプ81の一端に
袋ナット91を介して接続し、同接続パイプ81の他端
に後述する送気配管52の送気接続管52c の一端を
送気連結管52d を介して連結している。54c は
直角管継手、81a,81b は雄ネジ部、82はロッ
クナット、83はパッキン、85はワッシャ、86は連
結具である。
【0105】また、送気配管52は、図9に示すように
、背側用ノズル接続分岐管52a と足側用ノズル接続
分岐管52b と送気接続管52c と送気連結管52
d とを接続して構成している。
【0106】そして、背側用ノズル接続分岐管52a 
は、図11に示すように、分岐端を背側用の各ノズル4
6,46 の各基部に接続している。
【0107】また、足側用ノズル接続分岐管52b は
、図12に示すように、分岐端を足側用の各ノズル47
,47 の各基部に接続している。
【0108】また、送気接続管52c は、第9図及び
図10に示すように、浴槽本体8の前後側壁及び左側壁
の三側壁にわたって配置し、両端をそれぞれ背側用ノズ
ル接続分岐管52a と足側用ノズル接続分岐管52b
 の各他端に接続してまた、送気連結管52d は、図
9及び図11に示すように、送気接続管52c の中途
部で前側壁1の近傍に位置する個所に、一端を連結具8
7を介して連結する一方、前記したように、接続パイプ
81に他端を連結具86により連結している。
【0109】そして、かかる送気連結管52d として
は、屈曲自在のゴムホースを使用することにより、浴槽
本体8を設置した後に行なう送気連結管52d の一端
と送気接続管52c との連結を、楽に行なうことがで
きるようにしている。
【0110】このようにして、バスルーム7内の空気を
、消音体80→吸気管54a →空気量調節部53→送
気管54b →送気連結管52d →送気接続管52c
 →背側用及び足側用ノズル接続分岐管52a,52b
 →背側用及び足側用の各ノズル46,46,47,4
7 に送出することができるようにしている。
【0111】(床パンの防音・防振構造)支持脚体16
は、図37に示すように、伸縮高さ調節部140 と防
振部141 とから構成している。
【0112】かかる伸縮高さ調節部140 は、図37
及び図38に示すように、床パン6の下面に調節部本体
142 を固設し、同調節部本体142 に雌ネジ部1
43 を設け、同雌ネジ部143 に調節ボルト144
 の上端部を上下方向に進退調節自在に螺着し、下端に
位置する同調節ボルト145 の六角形の頭部146 
に防振部141 を取付けている。147 は締付ナッ
トである。
【0113】また、防振部141 は、図37に示すよ
うに、調節ボルト148 の頭部149 の下面に円板
状の取付板150 を取付け、同取付板150 の下面
に円柱状の防振ゴム151 を取付け、同防振ゴム15
1 の下面に円板状の接着用板体152 を取付けて構
成している。
【0114】そして、防振ゴム151 の好ましいバネ
定数は、■階下の騒音レベルを低くするために、バネ定
数を、例えば100kgf/mm 以下に設定し、■浴
室ユニットAの沈み込みをするために、バネ定数を、例
えば50kgf/mm以上に設定し、■階下の騒音レベ
ルの目標値が例えば32dB以下となるように設定する
と、バネ定数を80kgf/mm前後に選定するのが好
ましい。
【0115】また、接着用板体152 は、浴室ユニッ
トAの設置面である建物床面Fに支持脚体16の下端を
ラバーコンクリート等の接着剤153により接着するた
めの鉄板製等の板体である。
【0116】上記のような構成により、本実施例では、
浴室ユニットAの底部を形成する床パン6の下面に多数
個の支持脚体16を取付け、各支持脚体16を、床パン
6に上端を取付けた伸縮高さ調整部140 と、同調整
部140 の下端に取付けた防振部141 とから構成
しているために、同防振部141 を建物躯体の床面F
に当接させて、浴室ユニットAを設置することにより、
浴室ユニットA内で気泡発生浴槽Bを使用した際にも、
浴室ユニットA内で発生する騒音や振動を防振部141
 により吸収して、騒音や振動が建物の階下や隣室に伝
わるのを防止することができる。
【0117】また、支持脚体16の構造としては、先に
出願人が出願した特願平2−289072号及び特願平
2−289073号に記載のものがあり、これらに記載
の支持脚体と同様に構成することもできる。
【0118】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成しているも
のであり、本発明によれば、以下のような作用効果が生
起される。
【0119】■本発明では、循環ポンプを作動させて、
浴槽本体内の浴湯を浴湯循環流路を介して強制循環させ
、その際、空気取入部より取入れた空気をエジェクタ効
果により浴湯中に混入して、噴出ノズルより浴槽本体内
に気泡混じりの浴湯を噴出させることができる。
【0120】この際、音源又は振動源となる気泡発生浴
槽の機能部に防音・防振構造を施すと共に、浴室ユニッ
ト自体にも防音・防振構造を施しているために、浴室ユ
ニット内で発生した振動が外部建物躯体の床版や側壁を
伝わって、階下や隣室に固体振動伝播するのを確実に防
止することができる一方、浴室ユニット内で発生した音
が空気振動伝播して騒音となるのを防止することができ
ると共に、音が浴室ユニット外に空気振動伝播するのを
防止することができて、階下や隣室に迷惑をかけること
がなく、しかも、使用者に快適な入浴を提供することが
できる。
【0121】■気泡発生浴槽の機能部の一つとしての浴
槽本体の下面に防振ゴム板を取付けて、同防振ゴム板を
介して床パン上に浴槽本体を載置しているために気泡発
生浴槽の使用時に同浴槽本体内で発生する振動を防振ゴ
ム板により吸収することができて、振動が床パンより階
下や隣室に固体振動伝播するのを防止することができる
【0122】■気泡発生浴槽の一つとしての循環ポンプ
の下面にポンプ脚部を兼用する複数個の防振部を設ける
一方、浴室ユニットの側壁にポンプ支持台上の基端を片
もち支持して、同ポンプ支持台上に循環ポンプを防振部
を介して載置しているために、循環ポンプより発生する
振動が床パンに直接伝わるのを防止して、振動が階下や
隣室に固体振動伝播するのを防止することができる。
【0123】■気泡発生浴槽の機能部の一つとしての噴
出ノズルのノズルケーシング内に、空気混入室と浴湯旋
回流形成室とを区画形成し、同浴湯旋回流形成室内に旋
回量規制板を設けているために、ノズルケーシング内で
異常なうずが発生するのを防止して、振動を低減させる
ことができ、噴出ノズルから浴槽本体に振動が伝わり、
さらに振動が床パンから階下や隣室に固体振動伝播する
のを低減させることができる。
【0124】■空気取入部に設けた空気取入管の一側開
口端は、浴槽本体の上端周縁に形成した縁部の下方に位
置させ、同開口端に消音体を取付けて、同消音体を通し
て吸入される空気の吸込み音(風切り音)の発生を防止
することができるようにしていると共に、浴槽本体の縁
部下方を、前後壁と右側壁と浴槽エプロンとにより閉塞
しているために、吸込み音の発生をより確実に防止する
ことができて、浴室ユニット内で音が空気振動伝播して
騒音となるのを防止することができると共に、同消音体
から浴湯や埃等が侵入するのを防止することができる。
【0125】しかも、上記のように浴槽本体の縁部の下
方を閉塞しているために、各噴出ノズル内で発生する浴
湯と空気との混合音が送気配管中と空気取入管中とを伝
わって消音体から騒音として放出されても、浴室ユニッ
ト内の浴槽本体の内側や洗場側に音が空気振動伝播する
ことがなく、そのために、入浴者は快適な入浴を楽しむ
ことができる。
【0126】■浴室ユニットの底部を形成する床パンの
下面に多数個の支持脚体を取付け、各支持脚体を、床パ
ンに上端を取付けた伸縮高さ調整部と、同調整部の下端
に取付けた防振部とから構成しているために、同防振部
を建物躯体の床面に当接させて、浴室ユニットを設置す
ることにより、浴室ユニット内で気泡発生浴槽を使用し
た際にも、浴室ユニット内で発生する騒音や振動を防振
部により吸収して、騒音や振動が建物の階下や隣室に固
体振動伝播するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防音・防振構造を具備する浴室ユ
ニットの断面平面図。
【図2】同浴室ユニットの断面左側面図。
【図3】同浴室ユニットの断面正面図。
【図4】同浴室ユニットの断面背面図。
【図5】同浴室ユニットの断面右側面図。
【図6】同浴室ユニットの機能部ブロック図。
【図7】気泡発生浴槽の配管説明図。
【図8】浴槽本体と循環ポンプとの間に介設した配管の
斜視説明図。
【図9】浴槽本体の周囲に設けた配管の平面説明図。
【図10】同側面説明図。
【図11】同正面説明図。
【図12】同背面説明図。
【図13】空気取入部の側面図。
【図14】同空気取入部の背面図。
【図15】空気量調節部の断面側面図。
【図16】消音体の断面側面図。
【図17】接続パイプの断面側面図。
【図18】浴槽本体の防振構造を示す断面側面説明図。
【図19】防振ゴム板の平面図。
【図20】図19のI−I線断面図。
【図21】図19のII−II線断面図。
【図22】循環ポンプ防振構造を示す側面図。
【図23】同循環ポンプ防振構造を示す断面背面図。
【図24】防振部の拡大側面図。
【図25】他の実施例としての防振部の拡大側面図。
【図26】浴湯吸入口の断面平面図。
【図27】化粧カバーの一部切欠側面図。
【図28】同化粧カバーの背面図。
【図29】噴出ノズルの断面側面図。
【図30】図29のIII −III 線による矢視図
【図31】図29のIV−IV断面図。
【図32】図29のV−V線断面図。
【図33】図32のVI−VI線による矢視図。
【図34】噴出ノズルにおける浴湯旋回量規制板による
旋回量規制効果を示す断面側面説明図。
【図35】同旋回量規制効果を示す断面背面説明図。
【図36】旋回量規制板の他の具体例の説明図
【図37
】支持脚体の側面図。
【符号の説明】
A  浴室ユニット B  気泡発生浴槽 P  循環ポンプ R  浴湯循環流路 6  床パン 8  浴槽本体 16  支持脚体 50  送水配管 51  空気取入部 53  空気量調節部 54  空気取入管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  浴槽本体8内に気泡混じりの浴湯を噴
    出可能とした気泡発生浴槽Bを内蔵した浴室ユニットA
    において、音源又は振動源となる気泡発生浴槽Bの機能
    部に防音・防振構造を施すと共に、浴室ユニットA自体
    にも防音・防振構造を施したことを特徴とする気泡発生
    浴槽を内蔵した浴室ユニットの防音・防振構造。
  2. 【請求項2】  気泡発生浴槽Bは、浴槽本体8と循環
    ポンプPとの間に、吸水配管49と送水配管50とから
    なる浴湯循環流路Rを介設し、送水配管50の先端を浴
    槽本体8内に開口して噴出ノズル46とし、かつ、同噴
    出ノズル46に空気取入部51を連通連結して、噴出ノ
    ズル46より浴槽本体8内に気泡混じりの浴湯を噴出可
    能に構成したことを特徴とする請求項1記載の気泡発生
    浴槽を内蔵した浴室ユニットの防音・防振構造。
  3. 【請求項3】  浴槽本体8の下面に防振ゴム板93を
    取付け、同防振ゴム板93を介して浴室ユニットAの床
    パン6上に浴槽本体8を載置したことを特徴とする請求
    項2記載の気泡発生浴槽を内蔵した浴室ユニットの防音
    ・防振構造。
  4. 【請求項4】  浴室ユニットAの側壁内面にポンプ支
    持台69の基端を片持ち支持すると共に、循環ポンプP
    の下面にポンプ脚部を兼用する複数個の防振部を設け、
    同防振部を介してポンプ支持台69上に循環ポンプPを
    載置したことを特徴とする請求項2記載の気泡発生浴槽
    を内蔵した浴室ユニットの防音・防振構造。
  5. 【請求項5】  噴出ノズル46のノズルケーシング1
    03 内に仕切壁128 を設けて、同仕切壁128 
    の前方と後方に、空気混入室127 と浴湯旋回流形成
    室130 とを区画形成し、空気混入室127と浴湯旋
    回流形成室130 とを仕切壁128 に設けた噴流形
    成流路129 を通して連通し、しかも、浴湯旋回流形
    成室130 の内面であって、浴湯強送流路から浴湯旋
    回流形成室130 内に流入する浴湯直進方向に位置す
    る個所に、旋回量規制板131 を設けたことを特徴と
    する請求項2記載の気泡発生浴槽を内蔵した浴室ユニッ
    トの防音・防振構造。
  6. 【請求項6】  空気取入部51に空気取入管54を設
    け、同空気取入部54の一側開口端を、浴槽本体8の上
    端周縁に形成した縁部8aの下方に位置させて空気を吸
    入可能とすると共に、同空気取入管54の中途部を浴槽
    本体8の縁部8aよりも上方に位置させ、同空気取入管
    54の他側端を送気配管52に連通連結したことを特徴
    とする請求項2記載の気泡発生浴槽を内蔵した浴室ユニ
    ットの防音・防振構造。
  7. 【請求項7】  浴室ユニットAの底部を形成する床パ
    ン6の下面に複数個の支持脚体22を取付け、各支持脚
    体22を、床パン6の下面に上端を取付けた伸縮高さ調
    節部24と、同伸縮高さ調節部24の下端に取付けた防
    振部25とから構成したことを特徴とする請求項1記載
    の気泡発生浴槽を内蔵した浴室ユニットの防音・防振構
    造。
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