JPH076901Y2 - 気泡浴槽付衛生設備室 - Google Patents

気泡浴槽付衛生設備室

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JPH076901Y2
JPH076901Y2 JP15042788U JP15042788U JPH076901Y2 JP H076901 Y2 JPH076901 Y2 JP H076901Y2 JP 15042788 U JP15042788 U JP 15042788U JP 15042788 U JP15042788 U JP 15042788U JP H076901 Y2 JPH076901 Y2 JP H076901Y2
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JP
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vibration
connecting pipe
room
circulation pump
metal fitting
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JP15042788U
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JPH0271531U (ja
Inventor
浩暁 奥村
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は気泡流を噴出してマッサージ効果を得る気泡浴
槽を備えた衛生設備室に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来、衛生設備室は、一半部に浴槽を載置した床パン周
縁に壁パネルを立設して周壁を形成し、その上面を天井
パネルで被蓋して構成されている。
一方、気泡浴槽は、浴槽に吸引金具及び噴出金具を設
け、浴室外に設置する循環ポンプと前記夫々の金具とを
連絡管で連結してなり、循環ポンプの作動により吸引金
具から吸込んだ浴槽水を噴出金具へ送って噴出金具から
気泡流を噴出するようになっている。
ところで、上記従来の衛生設備室における浴槽に気泡流
噴出機能を付加しようとすると、衛生設備室の周壁に前
記連絡管の挿通口を設け、さらにこの挿通口周りを水密
状かつ気密状に塞がなければならない。
ところが、その場合、連絡管に伝わる循環ポンプの振動
が前記挿通口を介して周壁に伝わり、さらにその振動に
よって壁パネル,床パン,天井パネル及び室内備品等が
共振して騒音を発生するという問題点が生じていた。
(問題を解決する為の課題) 以上の問題点を解決する為の本考案の課題は、上述した
挿通口周りの水密性及び気密性を保持すると同時に、連
絡管に伝わる循環ポンプの振動を前記貫通部分周りにて
吸収することである。
(課題を達成する為の手段) 以上の課題を達成する為の本考案の手段は、上述した周
壁における連絡管の貫通部分に、連絡管周りに間隙を残
して挿通口を開穿すると共に該挿通口口縁と連絡管との
間を水密性及び気密性及び防振性を有する幕体で覆った
ことを特徴とする。
(作用) 以上の手段によれば、幕体が連絡管に伝わる循環ポンプ
の振動を吸収して同振動の周壁への伝達を妨げ、前記振
動による壁パネル,床パン,天井パネル及び室内備品等
の共振を防ぐ,さらに、幕体によって挿通口周りの水密
性及び気密性を保持する。
(考案の効果) 本考案は以上の様に構成したことにより以下の効果を有
する。
幕体によって連絡管からの振動の伝達による壁パネル,
床パン,天井パネル及び室内備品の共振を防ぐことがで
き、よってこれら共振による音により入浴者に不快感を
与える虞れがなく、かつこれら共振による音が隣室に響
く虞れのない気泡浴槽付衛生設備室を提供できる。
さらに、幕体によって挿通口周りの水密性及び気密性を
保持して、挿通口から外気の流入及び室外への漏水を防
ぐことができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
図中(A)は浴槽(1)に吸引金具(3),噴出金具
(4)を設け、該夫々の金具(3)(4)を循環路
(5)で連絡してなる気泡浴槽、(B)は一半部に前記
浴槽(1)を載置し他半部を洗い場面(B1)とする床パ
ン(B2)周縁に壁パネル(B3)を立設して周壁(B3′)
を形成し、かつ上面を天井パネル(不図示)で被蓋して
なる衛生設備室を示している。
循環路(5)は吸引金具(3),噴出金具(4)夫々を
連絡管(51)でもって、衛生設備室(B)外に設置した
循環ポンプ(52)に連絡してなり、循環ポンプ(52)の
作動によって吸引金具(3)から吸込んだ浴槽水を噴出
金具(4)に送るようになっている。また前記周壁
(B3′)における連絡管(51)の貫通部分には防振部
(9)を設けてある。
防振部(9)は、連絡管(51)周りに間隙(91a)を残
した壁パネル(B3)及び床パン(B2)の立上り面(B6
に開穿した挿通口(91),該挿通口(91)に嵌着した筒
体(92),該筒体(92)における一端開口(92a)側に
設けた幕体(93)から形成してある。
幕体(93)は水密性,気密性、及び所望の弾性を有する
ゴム材等によって成形され、前記一端開口(92a)を覆
う円盤状を呈し、その外周縁に設けた嵌合溝(93a)を
開口(92a)外縁に嵌着して筒体(92)に取付けてあ
る。また、その中央部位には平常時に連絡管(51)径よ
り小径に開口する孔(93b)を開穿し、該孔(93b)口縁
から外周にわたるスカート部(93c)を延設してある。
さらに、スカート部(93c)には連絡管(51)外面に向
けて突出するひれ片(93d)を設けている。そして、孔
(93b)が連絡管(51)によって拡開されて連絡管(5
1)を挿通すると共に、スカート部(93c)によって孔
(93b)口縁を連絡管(51)外周面に密接させ、同時に
スカート部(93c)と連通管(51)との間をひれ片(93
d)によって塞いでいる。
前記循環ポンプ(52)の支持脚(52a)下端には防振ゴ
ム(52b)を設け、循環ポンプ(52)の振動をポンプ設
置面(C)に伝えないようになっている。
連絡管(51)は吸引金具(3)又は噴出金具(4)に連
絡する金具側のパイプ(51a)と、循環ポンプ(52)に
連絡するポンプ側のパイプ(51b)とをゴム管(51c)で
連絡してなり、ポンプ側パイプ(51b)に伝わる循環ポ
ンプ(52)の振動をゴム管(51c)で吸収して金具側パ
イプ(51a)に出来る限り伝えないようになっている。
浴槽(1)はFRPその他の材料で一体成形され、その上
縁全周にわたってリム面(11)を備え、底壁に設けた支
持脚(12)によって支持されている。また、その外壁面
全域及びリム面(11)裏側にわたって吸音材(6)を設
け、リム面(11)外縁における浴槽(1)周りの壁パネ
ル(B3)に対向する部位には振動絶縁材(7)を設け、
支持脚(12)下面には防振ゴム(8)を設けてある。さ
らに、洗い場面(B1)に臨むリム面(11)にはエプロン
板(2)を取付けてある。
吸音材(6)は所望の吸音性を有するグラスウール又は
発泡材等で、前記外壁面及びリム面(11)裏側にわたり
貼付け又は吹付けてあり、後述する点検スペース(B5
に臨んでいる。
振動絶縁材(7)は、所望の振動吸収性を有する発泡シ
ート又はクッション材等で、リム面(11)外端と壁パネ
ル(B3)との間に貼付けてある。
エプロン板(2)はFRP,鋼板その他の材料でもって、リ
ム面(11)の外端から洗い場面(B1)に立設した水返し
面(B4)との間を覆う薄肉平板状に一体成形してある。
そして、掛止め金具等を用いた所望の取付手段によって
リム面(11)に取外し可能に取付けてあり、浴槽(1)
周りに形成される配管類の点検スペース(B5)を隠蔽す
ると共に、配管類の連結点検時には取外して前記点検ス
ペース(B5)を開放するようになっている。また、この
エプロン板(2)裏面には制振材(21)及び上述した吸
音材(6)を設けてある。
制振材(21)はゴム,鉛その他の制振性を有する材料で
もって成形され、エプロン板(2)の裏面全域又は任意
部分に貼付けてエプロン板(2)の振動を防ぐようにな
っている。
吸音材(6)はエプロン板(2)裏面又は制振材(21)
表面に貼付け又は吹付けされ、前記点検スペース(B5
に臨んでいる。
衛生設備室(B)は、床パン(B2)及び壁パネル(B3
における点検スペース(B5)に臨む部位に上述した吸音
材(6)を貼付け又は吹付けてある。
尚、図中(10)は給気管(10a)を介して噴出金具
(4)に連絡する給気口である。
以下に本実施例の作用を説明すると、循環ポンプ(52)
の作動によって吸引金具(3)から浴槽水を吸込んで噴
出金具(4)に送り、噴出金具(4)によってこの循環
流を浴槽(1)内に噴出すると共に、噴出流の吸引作用
によって給気口(10)から吸込む空気を噴出流に混入し
て気泡流を発生させる。
その際、防振ゴム(52b)によって支持脚(52a)に伝わ
る循環ポンプ(52)の振動を吸収してポンプ設置前
(C)の共振を防ぐ。
また、ゴム管(51c)によって連絡管(51)に伝わる循
環ポンプ(52)の振動を吸収し、この振動による浴槽
(1)の振動を低減する。
また、幕体(93)によって連絡管(51)と挿通口(91)
との間を水密状かつ気泡流に覆うと共に、連絡管(51)
を介して周壁(B3′)に伝わる循環ポンプ(52)の振動
を吸収して、該振動による壁パネル(B3)、床パン
(B2)、天井パネル及び衛生設備室(B)内に設けた備
品の共振を防ぐ。
また、循環ポンプ(52)及び噴出金具(4)の振動によ
る浴槽(1)の振動を振動絶縁材(7)及び防振ゴム
(8)により吸収して、この振動が伝わることによる壁
パネル(B3),床パン(B2),天井パネル及び衛生設備
室(B)内に設けた備品の共振を防ぐ。さらに、リム面
(11)を介してエプロン板(2)に伝わる振動を制振材
(21)によって吸収し、エプロン板(2)の共振を防
ぐ。
また、吸音材(6)によって浴槽(1)の振動音を吸収
し、この振動音が点検スペース(B5)内で反響すること
による騒音の発生を防ぐ。
本実施例においては、防振部(9)に加えて防振ゴム
(52b),ゴム管(51c),振動絶縁材(7),防振ゴム
(8),制振材(21),吸音材(6)を設けたことによ
り、気泡流噴出に伴って発生する上記各種振動及び共振
による音を低減でき、よって気泡流噴出時における使用
音がより小さい気泡浴槽付衛生設備室を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は気泡浴槽を衛
生設備室に設置した状態の縦断正面図、第2図は第1図
の平面図、第3図は要部の拡大断面図、第4図は第3図
の(4)−(4)線断面図で一部切欠して示す。 尚、図中、 (B3′):周壁、(51):連絡管 (1):浴槽、(3):吸引金具 (4):噴出金具、(52):循環ポンプ (91a):間隙、(91):挿通口 (93):幕体 とする。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛生設備室本体の周壁を貫通する連絡管で
    もって、浴槽に設けた吸引金具,噴出金具夫々と室外に
    設けた循環ポンプとを連絡してなり、前記周壁における
    連結管の貫通部分に、連絡管周りに間隙を残して挿通口
    を開穿すると共に、該挿通口口縁と連絡管との間を水密
    性,気密性,防振性を有する幕体で覆ったことを特徴と
    する気泡浴槽付衛生設備室。
JP15042788U 1988-11-17 1988-11-17 気泡浴槽付衛生設備室 Expired - Lifetime JPH076901Y2 (ja)

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JPH0271531U JPH0271531U (ja) 1990-05-31
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JPH0271531U (ja) 1990-05-31

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