JPH0715547Y2 - 気泡浴槽付衛生設備室 - Google Patents

気泡浴槽付衛生設備室

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JPH0715547Y2
JPH0715547Y2 JP15042888U JP15042888U JPH0715547Y2 JP H0715547 Y2 JPH0715547 Y2 JP H0715547Y2 JP 15042888 U JP15042888 U JP 15042888U JP 15042888 U JP15042888 U JP 15042888U JP H0715547 Y2 JPH0715547 Y2 JP H0715547Y2
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vibration
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rim surface
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JP15042888U
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Inventor
浩暁 奥村
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は気泡流を噴出してマッサージ効果を得る気泡浴
槽を備えた衛生設備室に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来、衛生設備室は、一半部に浴槽を載置した床パン周
縁に壁パネルを立設して周壁を形成し、その上面を天井
パネルで被蓋して構成されている。さらに、前記浴槽の
リム面を浴槽周りの壁パネル又は床パンに設けたリム載
せ面等に当接することで浴槽の安定性を保持している。
一方気泡浴槽は、浴槽に吸引金具及び噴出金具を設け、
夫々の金具を循環ポンプを備えた循環路で連絡してな
り、循環ポンプの作動により吸引金具から吸込んだ浴槽
水を噴出金具へ送って噴出金具から浴槽内へ向けて気泡
流を噴出するようになっている。
ところで、上記気泡浴槽は、循環ポンプの振動が連絡管
を介して浴槽に伝わると共に、気泡流を噴出することに
よる噴出金具の振動が浴槽に伝わって浴槽が振動する。
その為、上記従来の衛生設備室における浴槽に気泡流噴
出機能を付加する場合、前記浴槽の振動が、浴槽周りに
おける浴槽リム面の当接部分を介して壁パネル,床パ
ン,天井パネルに伝わり、これら各パネル及び衛生設備
室内の備品が共振して騒音を発生するという問題点が生
じていた。
(考案が解決しようとする課題) 以上の問題点を解決する為の本考案の課題は、気泡流噴
出時における浴槽の振動を浴槽リム面外端で遮断するこ
とである。
(課題を達成する為の手段) 以上の課題を達成する為の本考案の手段は、上述した浴
槽のリム面と浴槽周りにおけるリム面当接部分との間に
振動絶縁材を設けたことを特徴とする。
(作用) 以上の手段によれば、振動絶縁材によって、気泡流噴出
時における浴槽の振動を浴槽リム面と浴槽周りにおける
リム面当接部分部分との間で吸収して前記振動の壁パネ
ル,床パン,天井パネルへの伝達を防ぎ、前記振動によ
る壁パネル,床パン,天井パネル及び室内備品の共振を
防止する。
(考案の効果) 本考案は以上の様に構成したことにより以下の効果を有
する。
振動絶縁材を設けたことにより浴槽の振動に伴う壁パネ
ル,床パン,天井パネル及び室内備品からの共振による
音の発生を防止することができ、よってこれら共振によ
る音により入浴者に不快感を与える虞れがなく、かつこ
れら共振による音が隣室に響く虞れのない気泡浴槽付衛
生設備室を提供できる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
図中(A)は浴槽(1),エプロン板(2),吸引金具
(3),噴出金具(4),循環路(5)からなる気泡浴
槽、(B)は一半部に前記浴槽(1)を載置し、他半部
を洗い場面(B1)とする床パン(B2)周縁に壁パネル
(B3)を立設して周壁(B3′)を形成し、かつ上面を天
井パネル(不図示)で被蓋してなる衛生設備室を示して
いる。
浴槽(1)はFRPその他の材料で一体成形され、その上
縁全周にわたってリム面(11)を備え、底壁に設けた支
持脚(12)によって支持されている。また、その外壁面
全域及びリム面(11)裏側にわたって吸音材(6)を設
け、リム面(11)外縁における浴槽(1)周りの壁パネ
ル(B3)に対向する部位には振動絶縁材(7)を設け、
支持脚(12)下面には防振ゴム(8)を設けてある。さ
らに、その槽壁には吸引金具(3)及び噴出金具(4)
を取付けてある。
吸音材(6)は所望の吸音性を有するグラスウール又は
発泡材等で、前記外壁面及びリム面(11)裏側にわたり
貼付け又は吹付けてあり、後述する点検スペース(B5
に臨んでいる。
振動絶縁材(7)は、所望の振動吸収性を有する発泡シ
ート又はクッション材等で、リム面(11)外端と壁パネ
ル(B3)との間に貼付けてある。
エプロン板(2)はFRP,鋼板その他の材料でもって、洗
い場面(B1)に臨むリム面(11)の外端から洗い場面
(B1)に立設した水返し面(B4)との間を覆う薄肉平板
状に一体成形してある。そして、掛止め金具等を用いた
所望の取付手段によってリム面(11)に取外し可能に取
付けてあり、浴槽(1)周りに形成される配管類の点検
スペース(B5)を隠蔽すると共に、配管類の連結,点検
時には取外して前記点検スペース(B5)を開放するよう
になっている。また、このエプロン板(2)裏面には制
振材(21)および上述した吸音材(6)を設けてある。
制振材(21)はゴム,鉛その他の制振性を有する材料で
もって成形され、エプロン板(2)の裏面全域又は任意
部分に貼付けてエプロン板(2)の振動を防ぐようにな
っている。
吸音材(6)はエプロン板(2)裏面又は制振材(21)
表面に貼付け又は吹付けされ、前記点検スペース(B5
に臨んでいる。
循環路(5)は吸引金具(3),噴出金具(4)を連絡
管(51)でもって循環ポンプ(52)に連絡してなり、循
環ポンプ(52)の作動によって吸引金具(3)から吸込
んだ浴槽水を噴出金具(4)に送るようになっている。
また、前記循環ポンプ(52)の支持脚(52a)下端には
防振ゴム(52b)を設け、循環ポンプ(52)の振動をポ
ンプ設置面(C)に伝えないようになっている。
連絡管(51)は吸引金具(3)又は噴出金具(4)に連
絡する金具側のパイプ(51a)と、循環ポンプ(52)に
連絡するポンプ側のパイプ(51b)とをゴム管(51c)で
連絡してなり、ポンプ側パイプ(51b)に伝わる循環ポ
ンプ(52)の振動をゴム管(51c)で吸収して金具側パ
イプ(51a)に出来る限り伝えないようになっている。
衛生設備室(B)は、床パン(B2)及び壁パネル(B3
における点検スペース(B5)に臨む部位に上述した吸音
材(6)を貼付け又は吹付けてある。さらに、その側壁
部分における連絡管(51)の貫通部分には防振部(9)
を設けてある。
防振部(9)は、連絡管(51)周りに間隙(91a)を残
して壁パネル(B3)及び床パン(B2)の立上り面(B6
に開穿した挿通口(91)、該挿通口(91)に嵌着した筒
体(92)、該筒体(92)における一端開口(92a)側に
設けた幕体(93)から形成してある。
幕体(93)は水密性,気密性、及び所望の弾性を有する
ゴム材等によって成形され、前記一端開口(92a)を覆
う円盤状を呈し、その外周縁に設けた嵌合溝(93a)を
開口(92a)外縁に嵌着して筒体(92)に取付けてあ
る。またその中央部位には平常時に連絡管(51)径より
小径に開口する孔(93b)を開穿し、該孔(93b)口縁か
ら外周にわたるスカート部(93c)を延設してある。さ
らに、スカート部(93c)には連絡管(51)外面に向け
て突出するひれ片(93d)を設けている。そして、孔(9
3b)が連絡管(51)によって拡開されて連絡管(51)を
挿通すると共に、スカート部(93c)によって孔(93b)
口縁を連絡管(51)外周面に密接させ、同時にスカート
部(93c)と連通管(51)との間をひれ片(93d)によっ
て塞いでいる。
尚、図中(10)は給気管(10a)を介して噴出金具
(4)に連絡する給気口である。
以下に本実施例の作用を説明すると、循環ポンプ(52)
の作動によって吸引金具(3)から浴槽水を吸込んで噴
出金具(4)に送り、噴出金具(4)によってこの循環
流を浴槽(1)内に噴出すると共に、噴出流の吸引作用
によって給気口(10)から吸込む空気を噴出流に混入し
て気泡流を発生させる。
その際、防振ゴム(52b)によって支持脚(52a)に伝わ
る循環ポンプ(52)の振動を吸収してポンプ設置面
(C)の共振を防ぐ。
また、ゴム管(51c)によって連絡管(51)に伝わる循
環ポンプ(52)の振動を吸収し、この振動による浴槽
(1)の振動を低減する。
また、幕体(93)によって連絡管(51)と挿通口(91)
との間を水密状かつ気密状に覆うと共に、連絡管(51)
を介して壁パネル(B3)に伝わる循環ポンプ(52)の振
動を吸収して、該振動による壁パネル(B3),床パン
(B2),天井パネル、及び衛生設備室(B)内に設けた
備品の共振を防ぐ。
また、循環ポンプ(52)及び噴出金具(4)の振動によ
る浴槽(1)の振動を振動絶縁材(7)及び防振ゴム
(8)により吸収して、この振動が伝わることによる壁
パネル(B3),床パン(B2),天井パネル、及び衛生設
備室(B)内に設けた備品の共振を防ぐ。さらに、リム
面(11)を介してエプロン板(2)に伝わる振動を制振
材(21)によって吸収し、エプロン板(2)の共振を防
ぐ。
また、吸音材(6)によって浴槽(1)の振動を吸収
し、この振動音が点検スペース(B5)内で反響すること
による騒音の発生を防ぐ。
本実施例においては、振動絶縁材(7)に加えて防振ゴ
ム(52b),ゴム管(51c),防振部(9),防振ゴム
(8),制振材(21),吸音材(6)を設けたことによ
り、気泡流噴出に伴って発生する上記各種振動音及び共
振による音を低減でき、よって気泡流噴出時における使
用音がより小さい気泡浴槽付衛生設備室を提供できる。
尚、本実施例においては、図示する如く、リム面(11)
外端を浴槽(1)周りの壁パネル(B)及びエプロン板
(2)に当接させて浴槽(1)の安定性を向上している
が、これに限定されず、浴槽(1)周りの壁パネル
(B)及び床パン(B1)にエプロン板兼用リム載せ面を
一体成形し、このリム載せ面によってリム面(11)を支
承しても構わない。尚、その場合、リム面(11)とリム
載せ面との間には上述した振動絶縁材(7)を設けるこ
とは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は気泡浴槽を衛
生設備室に設置した状態の縦断正面図、第2図は第1図
の平面図、第3図は防振部の拡大断面図、第4図は第3
図の(4)−(4)線断面図で一部切欠して示す。 尚、図中 (1):浴槽、(11):リム面 (B2):床パン、(7):振動絶縁材 とする。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床パン一半部に気泡流噴出機能を備えた浴
    槽を設置してなり、前記浴槽のリム面と浴槽周りにおけ
    るリム面当接部分との間に振動絶縁材を設けたことを特
    徴とする気泡浴槽付衛生設備室。
JP15042888U 1988-11-17 1988-11-17 気泡浴槽付衛生設備室 Expired - Lifetime JPH0715547Y2 (ja)

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JP15042888U JPH0715547Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 気泡浴槽付衛生設備室

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JPH0271532U JPH0271532U (ja) 1990-05-31
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JP15042888U Expired - Lifetime JPH0715547Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 気泡浴槽付衛生設備室

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