JP3097120B2 - 気泡発生浴槽 - Google Patents

気泡発生浴槽

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JP3097120B2
JP3097120B2 JP02256475A JP25647590A JP3097120B2 JP 3097120 B2 JP3097120 B2 JP 3097120B2 JP 02256475 A JP02256475 A JP 02256475A JP 25647590 A JP25647590 A JP 25647590A JP 3097120 B2 JP3097120 B2 JP 3097120B2
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英次 原田
公博 中山
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亨広 魚住
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、気泡発生浴槽の空気取入部構造に関するも
のである。
(ロ) 従来の技術 従来、気泡発生浴槽の一実施例として、浴槽本体と循
環ポンプとの間に、吸水配管と送水配管とからなる浴湯
循環流路を介設し、送水配管の終端を浴槽本体内に開口
して噴出ノズルとすると共に、同送水配管に空気取入部
を送気配管を介して連通連結して、各噴出ノズルより気
泡混じりの浴湯を浴槽本体内へ噴出可能に構成したもの
がある。
そして、空気取入部は、浴槽本体の上端周縁に形成し
た縁部に取付けており、同空気取入部に設けた空気吸入
のための吸気口は、浴湯や埃等の浸入を防止するために
可及的に小さく形成している。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところが、上記空気取入部の吸気口は、可及的に小さ
く形成しているために、同吸気口による空気の吸込み音
(風切り音)や、各噴出ノズルでの浴槽と空気の混合時
に発生する音が送気配管を伝わり、同吸気口から騒音と
して放出されて、浴槽本体内の入浴者の耳障りになると
いう問題があった。
また、浴槽本体内への浴湯の噴出を停止させた直後に
は、同浴槽本体内の浴湯が空気取入部に向けて逆流し、
同空気取入部より逆流水が異音と共にあふれ出て、入浴
者に不快感を与えていた。
また、逆流水の水圧が高い場合には、空気取入部が損
傷等されやすいという問題もあった。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで、本発明では、浴槽本体と循環ポンプとの間
に、吸水配管と送水配管とからなる浴湯循環流路を介設
し、同送水配管に空気取入部を送気配管を介して連通連
結して、浴槽本体内へ気泡混じりの浴湯を噴出可能とし
た気泡発生浴槽において、前記空気取入部は空気取入管
を具備し、同空気取入管の一側開口端を、浴槽本体の上
端周縁に形成した縁部よりも下方であって、かつ、浴槽
本体の外側と浴室の側壁との間に位置させると共に、同
空気取入管の他側端を送気配管に連通連結することによ
り、前記一側開口端より吸入した空気を送気配管に送気
可能としたことを特徴とする気泡発生浴槽を提供せんと
するものである。
また、浴槽本体の縁部の下方を、同縁部に取付けた浴
槽エプロンと浴室の側壁とにより閉塞したこと、空気取
入管の頂部に空気量調節部を取付けたこと、及び、気泡
発生浴槽を浴室ユニット内に設け、同浴室ユニットの側
壁に空気量調節部を取付けると共に、同側壁の外方に空
気取入管を配置したことにも特徴を有する。
(ホ) 作用・効果 本発明によれば、以下のような作用効果が生起され
る。
すなわち、本発明では、循環ポンプを作動させて、浴
槽本体内の浴湯を浴湯循環流路を介して強制循環させ、
その際、空気取入部より取入れた空気をエジェクタ効果
により浴湯中に混入して、浴槽本体内に気泡混じりの浴
湯を噴出させることができる。
この際、空気取入部に設けた空気取入管の一側開口端
を、浴槽本体の上端周縁に形成した縁部の下方に位置さ
せているために、浴槽本体の縁部下方を浴室の側壁と浴
槽エプロンとにより閉塞することにより、同開口端から
浴湯や埃等が侵入するのを防止することができる。
従つて、開口端を、吸入される空気の吸込み音(風切
り音)の発生を防止することができる程度に大きく開口
することができる。
しかも、浴槽本体の外側に空気取入管の一側開口端を
形成しているため、空気の吸い込み音(風切り音)を、
浴槽本体の側壁によって遮断することができ、騒音を低
減することができて、入浴者に不快感を与えることがな
く、また、浴槽本体の内部の浴湯が誤って空気取入管の
開口端から流入することもない。
更には、上記のように浴槽本体の縁部下方を閉塞する
ことにより、送水配管で発生する浴湯と空気との混合音
が送気配管を伝わって吸気口から騒音として放出されて
も、浴室内の浴槽本体内側や洗場側に音が漏れることが
ないために、入浴者は快適な入浴を楽しむことができ
る。
また、空気取入管は、中途部を浴槽本体の縁部よりも
上方に位置させているために、同空気取入部内に浴槽本
体内の浴湯が逆流した場合にも、逆流水が頂部となる中
途部を超えて吸気口である一側開口側へ流出するのを防
止することができ、入浴者に快適な入浴を提供すること
ができる。
また、浴槽本体の縁部よりも上方に位置する空気取入
管の頂部に空気量調節部を取付けることにより、同空気
量調節部が上記した逆流水の水圧により損傷等されるの
を防止することができる。
また、空気量調節部は、浴槽本体の縁部の上方に位置
する空気取入管の頂部に取付けると共に、浴槽本体の入
浴者が操作し易い位置に配置することにより、空気量調
節の操作性を良好にすることができる。
また、気泡発生浴槽を浴室ユニット内に設け、同浴室
ユニットの側壁に空気量調節部を取付けると共に、同側
壁の外方に空気取入管を配置することにより、同空気取
入管の配管スペースを浴室ユニットの外部において広く
確保して、同空気取入管を長尺に形成可能とし、同空気
取入管による空気の吸込み音の消音効果を高めることが
できる。
(ヘ) 実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は、本発明に係る空気取入部構造を具備する気
泡発生浴槽(B)を内蔵した浴室ユニット(A)の断面
平面図、第2図〜第5図は、それぞれ浴室ユニット
(A)の断面側面図である。
まず、浴室ユニット(A)について、第1図〜第5図
を参照しながら説明し、続いて、同浴室ユニット(A)
内に設けた気泡発生浴槽(B)について、第6図〜第12
図を参照しながら説明し、最後に、本発明に係る空気取
入部構造ついて、第9図〜第17図を参照しながら説明す
る。
〔1〕浴室ユニットの説明 浴室ユニット(A)は、第1図〜第5図に示すよう
に、前後左右側壁(1)(2)(3)(4)と天井壁
(5)と床パン(6)とにより内部にバスルーム(7)
を形成し、同バスルーム(7)内に気泡発生浴槽(B)
や洗場(9)等を設置している。
また、側壁を構成する部材は、あらかじめ工場等で製
造されて、浴室ユニット(A)の仮設現場で組立て施工
されるものであり、例えば、前後左右側壁(1)(2)
(3)(4)は、所要大きさの方形パネルボードの内面
に陶磁器タイル(10)を接着すると共に、各側壁(1)
(2)(3)(4)を金属製のフレーム枠体(図示せ
ず)により連結しながら床パン(6)の立上り部(6a)
上に立設し、しかも、天井壁(5)にて上方を隠蔽して
バスルーム(7)を形成するように構成している。
また、前側壁(1)には、第4図に示すように、扉フ
レーム(14)を取付けており、同扉フレーム(14)に扉
(15)を開閉自在に取付けている。
また、床パン(6)の下面には、第2図に示すよう
に、支持脚体(16)を垂設し、同支持脚体(16)により
建築床板(F)上に一定の空間(17)を開けて浴室ユニ
ット(A)を支持している。
また、第1図に示すように、前後左右側壁(1)
(2)(3)(4)の外側面には、さらに、建物の間仕
切り壁(18)、或は、建物の側壁(W)が一定の空間
(12)を開けて位置するように、浴室ユニット(A)を
設置している。(18a)は間仕切り壁支持材である。
上記のように構成した浴室ユニット(A)の内部に
は、第1図に示すように、扉(15)から入って床パン
(6)の左側半部の位置に気泡発生浴槽(B)の浴槽本
体(8)を設置すると共に、床パン(6)の右側半部の
位置を洗場(9)とし、第3図に示すように、同洗場
(9)の正面に位置する後側壁(2)の内面に、鏡(1
9)を設けた化粧棚(20)を張設している。
そして、化粧棚(20)は、第5図に示すように、合成
樹脂により浴室ユニット(A)の後側壁(2)の一部と
して一体成形している。
また、第2図及び第3図に示すように、後側壁(2)
の化粧棚(20)の直上方位置には照明灯(13)を取付け
ている。
また、第3図に示すように、化粧棚(20)の直下方に
は、後側壁(2)に沿って細長手状のカウンター(22)
を設置しており、同カウンター(22)は、第1図に示す
ように、一端を後述する気泡発生浴槽(B)の浴槽本体
(8)の縁部(8a)に連続させて、同カウンター(22)
と浴槽本体(8)とを、平面視略L字状に配置し、第2
図及び第3図に示すように、同カウンター(22)の天板
部(22a)の上面と浴槽本体(8)の縁部(8a)の上面
とを略面一にしている。
また、第3図に示すように、カウンター(22)の前垂
れ部(22b)には、カラン(23)とシャワーホース(2
4)と給湯調節ハンドル(25)と給水調節ハンドル(2
6)を取付けている。
また、カウンター(22)の前垂れ部(22b)の下端縁
と洗場(9)の床面との間には一定幅の間隙(27)を形
成して、カウンター(22)内に浸入する水は間隙(27)
より洗場(9)に設けた排水口(28)(第1図参照)を
通して排水管(29)より外部へ排水可能としている。
また、第1図〜第3図に示すように、後側壁(2)の
浴槽本体(8)の直上方位置には、浴槽用の給湯・給水
金具(30)を設けており、同金具(30)は、別途設ける
給湯機(図示せず)に連通連結して、お湯張り等に利用
可能としている。
また、第2図及び第3図中、(31)は換気口、(32)
はシャワーヘッド、(33)(34)はシャワーヘッド係止
具、第3図及び第5図中、(35)はタオル掛け具であ
る。
また、第2図〜第4図中、(36)は浴槽エプロンであ
り、同浴槽エプロン(36)とカウンター(22)により、
後述する気泡発生浴槽(A)の吸水配管(49)と送水配
管(50)と送気配管(52)とを隠蔽している。
次に、浴室ユニット(A)内に設けた気泡発生浴槽
(B)について、第6図〜第12図を参照しながら説明す
る。
〔2〕気泡発生浴槽の説明 気泡発生浴槽(B)は、第6図の機能部ブロック図に
示すように、浴槽機能部(39)と混合機能部(40)と循
環機能部(41)と吸気機能部(42)と制御機能部(43)
とから構成している。
以下、各機能部について説明する。
(浴槽機能部) 浴槽機能部(39)は、第7図に示すように、浴槽本体
(8)を上面開口の箱型に形成すると共に、周縁に一定
幅を有する鍔状の縁部(8a)を形成し、同浴槽本体
(8)の洗場(9)側に位置する左側壁の底部に近い位
置に浴湯吸入口(44)を設け、同浴槽本体(8)の底部
に浴湯排水孔(45)(第1図参照)を設けている。
(混合機能部) 混合機能部(40)は、第7図に示すように、浴槽本体
(8)の前壁と後壁に、それぞれ二個づつ背側用の噴出
ノズル(46)(46)と足側用の噴出ノズル(47)(47)
を取付けて構成しており、各ノズル(46)(46)(47)
(47)に、後述する循環機能部(41)の送水配管(50)
を連通連結すると共に、後述する吸気機能部(42)の送
気配管(52)を連通連結している。
そして、各ノズル(46)(46)(47)(47)内におい
て、送水配管(50)を通して送出される浴湯中に送気配
管(52)を通して送出される空気をエジェクタ効果を利
用して吸入、さらには混合して、各ノズル(46)(46)
(47)(47)より気泡混じりの浴湯を浴槽本体(8)内
へ噴出可能としている。
(循環機能部) 循環機能部(41)は、第7図及び第8図に示すよう
に、循環ポンプ(P)と浴槽本体(8)との間に、吸水
配管(49)と送水配管(50)とを連通状態に介設して構
成しており、吸水配管(49)の一端は、浴槽本体(8)
の浴湯吸入口(44)に連通連結し、また、送水配管(5
0)の一端は、浴槽本体(8)に取付けた各ノズル(4
6)(46)(47)(47)に連通連結している。
また、循環ポンプ(P)は、第8図に示すように、モ
ーター(M)により駆動可能とし、カウンター(22)の
天板部(22a)の左側部下方において、左側壁(3)の
下部に片持ち支持したポンプ支持台(69)上に載置し
て、洗場(9)の床面との間に一定の間隔を開けてい
る。
また、第8図中、(63)(64)はカウンター取付ブラ
ケット、(65)(66)は前垂部取付ブラケット、(67)
(68)は、それぞれ吸水管(49b)と送水管(50d)を吊
下げ支持する吊下げ支持具である。
また、吸水配管(49)は、第7図及び第8図に示すよ
うに、吸水口接続管(49a)と吸水管(49b)とを接続し
て構成している。(49e)は接続部である。
そして、吸水口接続管(49a)は、第8図に示すよう
に、一端を浴湯吸入口(44)に接続し、浴槽本体(8)
の左側壁に沿って後側壁(2)側へ伸延すると共に、中
途部よりカウンター(22)の下方側へ屈曲させている。
また、吸水管(49b)は、第8図に示すように、カウ
ンター(22)の直下方において、吸水口接続管(49a)
の他端と循環ポンプ(P)の吸込口とを連通連結してい
る。
また、送水配管(50)は、第7図〜第12図に示すよう
に、背側用ノズル接続分岐管(50a)と足側用ノズル接
続分岐管(50b)と送水接続管(50c)と送水管(50d)
とを接続して構成している。(50j)は接続部である。
そして、背側用ノズル接続分岐管(50a)は、第11図
に示すように、分岐端を背側用の各ノズル(46)(46)
に接続している。
また、足側用ノズル接続分岐管(50b)は、第12図に
示すように、分岐端を足側用の各ノズル(47)(47)に
接続している。
また、送水接続管(50c)は、第7図及び第9図に示
すように、浴槽本体(8)の前後側壁及び左側壁の三側
壁にわたって配置し、両端をそれぞれ背側用ノズル接続
分岐管(50a)と足側用ノズル接続分岐管(50b)の各他
端に接続している。(50k)は中間接続部である。
また、送水管(50d)は、第7図に示すように、カウ
ンター(22)の直下方において、送水接続管(50c)の
中途部で、浴室ユニット(A)の後側壁(2)とカウン
ター(22)とに近接する部分と、循環ポンプ(P)の吐
出口とを連通連結している。(50i)は伸縮・屈曲自在
のゴム管であり、必要に応じて介設している。
このようにして、浴槽本体(8)内の浴湯を、循環ポ
ンプ(P)の駆動により浴湯吸入口(44)→吸水口接続
管(49a)→吸水管(49b)→循環ポンプ(P)の吸込口
→循環ポンプ(P)の吐出口→送水管(50d)→送水接
続管(50c)→背側用及び足側用ノズル接続分岐管(50
a)(50b)→背側用及び足側用の各ノズル(46)(46)
(47)(47)→浴槽本体(8)内に噴出させる浴湯循環
流路(R)を形成している。
また、第9図、第10図及び第12図中、(49c)(50f)
(50h)は、それぞれ蛇腹状の伸縮・屈曲自在部であ
る。
(吸気機能部) 吸気機能部(42)は、第7図に示すように、浴室ユニ
ット(A)の右側壁(4)で浴槽本体(8)の近傍に取
付けた空気取入部(51)と送気配管(52)とから構成し
ている。
また、空気取入部(51)は、第10図に示すように、空
気量調節部(53)と空気取入管(54)とから構成してい
る。
そして、かかる空気取入部(51)の構造は、本発明の
要旨をなすものであり、後で詳述する。
(制御機能部) 制御機能部(43)は、第6図に示すように、電源(5
6)に制御部(57)を絶縁トランス等を具備する安全装
置(58)を介して接続し、同制御部(57)の入力側に、
操作パネル部(59)と、循環ポンプ(P)に取付けて浴
槽本体(8)内の水位を検出する浴槽水位センサ(60)
と、循環ポンプ(P)に取付けて浴湯の温度を検出する
浴湯温度センサ(61)を接続する一方、制御部(57)の
出力側に循環ポンプ(P)を駆動するモーター(M)を
接続している。
また、制御部(57)と安全装置(58)は、第1図及び
第2図に示すように、コントロールボックス(C)内に
収容して、同コントロールボックス(C)を、浴室ユニ
ット(A)の前側壁(1)の外側面上部に支持フレーム
(62)を介して取付けている。
また、操作パネル部(59)は、第2図に示すように、
右側壁(4)に、空気取入部(51)の空気量調節ハンド
ル(53b)の近傍に位置させて取付けて、気泡発生浴槽
(A)の操作を行なえるようにしている。
次に、本発明に係る空気取入部構造について、第9図
〜第17図を参照しながら説明する。
〔3〕本発明に係る空気取入部構造の説明 空気取入部(51)は、第13図及び第14図に示すよう
に、空気量調節部(53)と空気取入管(54)とから構成
しており、空気取入管(54)を、第14図に示すように、
吸気管(54a)と送気管(54b)とから形成し、吸気管
(54a)を通して吸入した空気を、上記空気量調節部(5
3)を介して送気管(54b)に送出可能とすると共に、同
送気管(54b)への送出量を同空気量調節部(53)によ
り調節可能としている。
そして、空気量調節部(53)は、第15図に示すよう
に、右側壁(4)に筒状の調節部本体(53a)を貫通さ
せて取付け、調節部本体(53a)内に調節用内筒(53c)
を同心円的に回転自在に取付け、同調節用内筒(53c)
のバスルーム(7)の内方に位置する側に空気量調節ハ
ンドル(53b)を取付ける一方、第14図に示すように、
同調節部本体(53a)のバスルーム(7)の外方に位置
する下部周面に吸気管接続部(53g)を下方へ向けて伸
延形成すると共に、右側周面に送気管接続部(53h)を
横側方へ向けて伸延形成して、調節用内筒(53c)に設
けた連通口(53d)を介して両接続部(53g)(53h)を
連通可能としている。
しかも、調節部本体(53a)と吸気管接続部(53g)と
の連結部に形成される吸気連通孔(53e)、及び調節部
本体(53a)と送気管接続部(53h)との連結部に形成さ
れる送気連通孔(53f)と、連通口(53d)との符合面積
を、空気量調節ハンドル(53b)により調節用内筒(53
c)を回転させることにより調節して、吸気管接続部(5
3g)側から送気管接続部(53h)側へ流入する空気量を
調節可能としている。
また、第13図〜第15図中、(53j)は当接フランジ、
(53k)(53m)は雄ネジ部、(71)はパッキン、(72)
(73)はロックナット、(74)はストッパー、(75)は
ハンドル取付用ボルト、(76)は座金、(77)はOリン
グ、(78)は化粧板、(79)は化粧キャップ、(92)は
当て板である。
また、吸気管(54a)は、第14図及び第16図に示すよ
うに、上端を吸気管接続部(53g)の下端に袋ナット(8
8)を介して接続すると共に、下端を直下方へ伸延させ
て右側壁(4)の下部に貫通状態に取付けた消音体(8
0)の一端に袋ナット(89)を介して接続し、同消音体
(80)の他端を、バスルーム(7)内における浴槽本体
(8)の縁部(8a)の下方に開口させて、その開口端を
空気取入管54の一側開口端80xとして空気を吸入可能と
している。
また、消音体(80)は、第16図に示すように、L字状
に屈曲形成した消音本体(80a)と、同消音本体(80a)
のバスルーム(7)内方に位置する外周面に螺着した筒
状取付部(80b)と、同筒状取付部(80b)の先端より消
音本体(80a)の内方へ向けて伸延形成したラッパ状の
空気吸込部(80c)とから形成し、同空気吸込部(80c)
の伸延端を消音本体(80a)の中途に開口させている。
(80e)はパッキン、(80f)はワッシャ、(80g)はロ
ックナット、(80h)(80i)(80j)は雄ネジ部であ
る。
なお、空気吸込部(80c)は、上記した空気を吸入す
るための一側開口端80xを構成しているものである。
従って、空気吸込部(80c)から出る騒音は、比較的
大容量の消音本体(80a)中に流入拡散して音響エネル
ギを減殺して、消音機能を果すことになるものである。
このように、消音体(80)は、消音パイプとして機能
するように構成しており、従って、消音体(80)中に流
入する空気が空気吸込部(80c)の先端開口部のラッパ
状部分によって円滑に流入し、その分騒音も少なくな
り、かつ、吸気する際の騒音を、この消音パイプとして
機能する消音体(80)により消すようにしている。
また、送気管(54b)は、第13図、第14図、及び第17
図に示すように、一端を送気管接続部(53h)の先端に
袋ナット(90)を介して接続し、他端を横側方へ伸延す
ると共に中途部より直下方へ伸延して、右側壁(4)の
下部に貫通状態に取付けた接続パイプ(81)の一端に袋
ナット(91)を介して接続し、同接続パイプ(81)の他
端に後述する送気配管(52)の送気接続管(52c)の一
端を送気連結管(52d)を介して連結している。(54c)
は直角管継手、(81a)(81b)は雄ネジ部、(82)はロ
ックナット、(83)はパッキン、(85)はワッシャ、
(86)は連結具である。
また、送気配管(52)は、第9図に示すように、背側
用ノズル接続分岐管(52a)と足側用ノズル接続分岐管
(52b)と送気接続管(52c)と送気連結管(52d)とを
接続して構成している。
そして、背側用ノズル接続分岐管(52a)は、第11図
に示すように、分岐端を背側用の各ノズル(46)(46)
の各基部に接続している。
また、足側用ノズル接続分岐管(52b)は、第12図に
示すように、分岐端を足側用の各ノズル(47)(47)の
各基部に接続している。
また、送気接続管(52c)は、第9図及び第10図に示
すように、浴槽本体(8)の前後側壁及び左側壁の三側
壁にわたって配置し、両端をそれぞれ背側用ノズル接続
分岐管(52a)と足側用ノズル接続分岐管(52b)の各他
端に接続して また、送気連結管(52d)は、第9図及び第11図に示
すように、送気接続管(52c)の中途部で前側壁(1)
の近傍に位置する個所に、一端を連結具(87)を介して
連結する一方、前記したように、接続パイプ(81)に他
端を連結具(86)により連結している。
そして、かかる送気連結管(52d)としては、屈曲自
在のゴムホースを使用することにより、浴槽本体(8)
を設置した後に行なう送気連結管(52d)の一端と送気
接続管(52c)との連結を、楽に行なうことができるよ
うにしている。
このようにして、バスルーム(7)内の空気を、消音
体(80)→吸気管(54a)→空気量調節部(53)→送気
管(54b)→送気連結管(52d)→送気接続管(52c)→
背側用及び足側用ノズル接続分岐管(52a)(52b)→背
側用及び足側用の各ノズル(46)(46)(47)(47)に
送出することができるようにしている。
本発明の実施例は、上記のように構成しているもので
あり、本実施例によれば、以下のような作用効果が生起
される。
すなわち、本実施例では、循環ポンプ(P)を作動さ
せて、浴槽本体(8)内の浴湯を浴湯循環流路(R)を
介して強制循環させ、その際、空気取入部(51)より取
入れた空気をエジェクタ効果により浴湯中に混入して、
噴出ノズル(46)(46)(47)(47)より浴槽本体
(8)内に気泡混じりの浴湯を噴出させることができ
る。
この際、空気取入部(51)に設けた空気取入管(54)
の一側開口端は、浴槽本体(8)の上端周縁に形成した
縁部(8a)の下方に位置させ、同開口端に消音体(80)
を取付けて、同消音体(80)を通して吸入される空気の
吸込み音(風切り音)の発生を防止することができるよ
うにしていると共に、浴槽本体(8)の縁部(8a)下方
を、前後壁(1)(2)と右側壁(4)と浴槽エプロン
(36)とにより閉塞しているために、吸込み音の発生を
より確実に防止すると共に、同消音体(80)から浴湯や
埃等が侵入するのを防止することができる。
しかも、上記のように浴槽本体(8)の縁部(8a)の
下方を閉塞しているために、各噴出ノズル(46)(46)
(47)(47)内で発生する浴湯と空気との混合音が送気
配管(52)中と空気取入管(54)中とを伝わって消音体
(80)から騒音として放出されても、バスルーム(7)
内の浴槽本体(8)の内側や洗場(9)側に音が漏れる
ことがなく、そのために、入浴者は快適な入浴を楽しむ
ことができる。
また、空気取入管(54)は、中途部を浴槽本体(8)
の縁部(8a)よりも上方に位置させているために、同空
気取入部(51)内に浴槽本体(8)内の浴湯が逆流した
場合にも、逆流水が頂部となる中途部を超えて吸気口で
ある消音体(80)側へ流出するのを防止することがで
き、入浴者に快適な入浴を提供することができる。
また、浴槽本体(8)の縁部(8a)よりも上方に位置
する空気取入管(54)の頂部に空気量調節部(53)を取
付けることにより、同空気量調節部(53)が上記した逆
流水の水圧により損傷等されるのを防止することができ
る。
また、空気量調節部(53)は、浴槽本体(8)の縁部
(8a)の上方に位置する空気取入管(54)の頂部に取付
けると共に、浴槽本体(8)の入浴者が操作し易い位置
に配置することにより、空気量調節の操作性を良好にす
ることができる。
また、気泡発生浴槽(B)を浴室ユニット(A)内に
設け、同浴室ユニット(A)の右側壁(4)に空気量調
節部(53)を取付けると共に、同右側壁(4)の外方に
空気取入管(54)を配置することにより、同空気取入管
(54)の配管スペースを浴室ユニット(A)の外部にお
いて広く確保して、同空気取入管を長尺に形成可能と
し、同空気取入管(54)による空気の吸込み音の消音効
果を高めることができる。
また、第18図〜第22図は、他の実施例としての空気取
入部(51)の構造と、同空気取入部(51)に設けた各部
の構造を示している。
かかる空気取入部(51)では、基本的な構造を前記空
気取入部と同じくしているが、第18図及び第19図に示す
ように、送気管(54b)を傾斜状態に配管している。
そして、吸気管(54a)と送気管(54b)の各両端は、
第19図〜第22図に示すように、空気量調節部(53)、消
音体(80)、及び接続パイプ(81)にそれぞれ設けた吸
気管接続部(53g)(80k)と送気管接続部(53h)(81
c)中に嵌入させて接続している。
また、第20図〜第22図中、(53j)(80m)(81d)は
当接フランジ、(70)(80d)(84)はパッキンであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る空気取入部構造を具備する浴室
ユニットの断面平面図。 第2図は、同浴室ユニットの断面左側面図。 第3図は、同浴室ユニットの断面正面図。 第4図は、同浴室ユニットの断面背面図。 第5図は、同浴室ユニットの断面右側面図。 第6図は、同浴室ユニットの機能部ブロック図。 第7図は、気泡発生浴槽の配管説明図。 第8図は、浴槽本体と循環ポンプとの間に介設した配管
の斜視説明図。 第9図は、浴槽本体の周囲に設けた配管の平面説明図。 第10図は、同側面説明図。 第11図は、同正面説明図。 第12図は、同背面説明図。 第13図は、空気取入部の側面図。 第14図は、同空気取入部の背面図。 第15図は、空気量調節部の断面側面図。 第16図は、消音体の断面側面図。 第17図は、接続パイプの断面側面図。 第18図は、他の実施例としての空気取入部の側面図。 第19図は、同空気取入部の背面図。 第20図は、同空気取入部に設けた空気量調節部の断面側
面図。 第21図は、同空気取入部に設けた消音体の断面側面図。 第22図は、同空気取入部に設けた接続パイプの断面側面
図。 (A):浴室ユニット (B):気泡発生浴槽 (P):循環ポンプ (R):浴湯循環流路 (6):床パン (8):浴槽本体 (16):支持脚体 (50):送水配管 (51):空気取入部 (53):空気量調節部 (54):空気取入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 魚住 亨広 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−119065(JP,U) 実開 昭54−40695(JP,U) 実開 昭64−19425(JP,U) 実開 昭59−48630(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 23/00 A47K 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体(8)と循環ポンプ(P)との間
    に、吸水配管(49)と送水配管(50)とからなる浴湯循
    環流路(R)を介設し、同送水配管(50)に空気取入部
    (51)を送気配管(52)を介して連通連結して、浴槽本
    体(8)内へ気泡混じりの浴湯を噴出可能とした気泡発
    生浴槽において、 前記空気取入部(51)は空気取入管(54)を具備し、同
    空気取入管(54)の一側開口端(80x)を、浴槽本体
    (8)の上端周縁に形成した縁部(8a)よりも下方であ
    って、かつ、浴槽本体(8)の外側と浴室の側壁との間
    に位置させると共に、同空気取入管(54)の他側端を送
    気配管(52)に連通連結することにより、前記一側開口
    端(80x)より吸入した空気を送気配管(52)に送気可
    能としたことを特徴とする気泡発生浴槽。
  2. 【請求項2】浴槽本体(8)の縁部(8a)の下方を、同
    縁部(8a)に取付けた浴槽エプロン(36)と浴室の側壁
    とにより閉塞したことを特徴とする請求項1記載の気泡
    発生浴槽。
  3. 【請求項3】空気取入管(54)の頂部に空気量調節部
    (53)を取付けたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の気泡発生浴槽。
  4. 【請求項4】気泡発生浴槽を浴室ユニット(A)内に設
    け、同浴室ユニット(A)の側壁に空気量調節部(53)
    を取付けると共に、同側壁の外方に空気取入管(54)を
    配置したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載の気泡発生浴槽。
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