JP2542633Y2 - 気泡発生浴槽を備えた浴室ユニット - Google Patents

気泡発生浴槽を備えた浴室ユニット

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JP2542633Y2
JP2542633Y2 JP1990115876U JP11587690U JP2542633Y2 JP 2542633 Y2 JP2542633 Y2 JP 2542633Y2 JP 1990115876 U JP1990115876 U JP 1990115876U JP 11587690 U JP11587690 U JP 11587690U JP 2542633 Y2 JP2542633 Y2 JP 2542633Y2
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JP1990115876U
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英次 原田
公博 中山
高生 寺岡
光明 橋田
浩暁 奥村
章郎 橋
亨広 魚住
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、気泡発生浴槽を備えた浴室ユニットに関す
る。
(ロ)従来の技術 従来、気泡発生浴槽を内部に設置した浴室ユニットと
して各種形態のものが開発されており、浴室ユニット内
に配設する浴槽本体に接続する循環ポンプの設置個所か
ら、屋外設置型と屋内設置型とに大別される。
そして、近年、浴室ユニット外の配管設置工事を不要
とし、ホテルやマンション等における浴室ユニット取付
作業を容易に行うことができることから、屋内設置型が
着目されている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、上記した屋内設置型の浴室ユニットは未だ、
以下の解決すべき課題を有していた。
即ち、かかる浴室ユニットにおいては、ユニット内部
の美感及び入浴者への安全上の配慮から、循環ポンプを
ケーシング等で隠蔽状態で浴室ユニット内に配置する必
要がある。
しかるに、従来、かかる循環ポンプの隠蔽は、専用の
ケーシングで被覆しているのみであり、また、その設置
位置にも十分な配慮がなされていない。そのため、かか
るケーシングは浴室ユニット内部の美感を損ねるのみな
らず、浴室ユニット内空間を狭いものとし、入浴者に圧
迫感を与えることにもなっていた。
本考案は、上記の課題を解決する気泡発生浴槽を備え
た浴室ユニットを提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、浴室ユニット内に気泡発生浴槽を配設する
とともに、気泡発生浴槽の循環流路の一部を形成する循
環ポンプを、気泡発生浴槽から離隔した位置にある浴室
ユニットの隅部に配設し、浴室ユニットの床パン上部
に、気泡発生浴槽と循環ポンプとを連通連結する吸水配
管及び送水配管とを浴室ユニットの側壁に沿って配設し
てなる浴室ユニットにおいて、循環ポンプを被覆するポ
ンプ保護ケーシングと、吸水配管及び送水配管とを被覆
する配管保護ボックスとを浴室ユニットの側壁の内面に
同側壁とは別個に設けたことを特徴とする気泡発生浴槽
を備えた浴室ユニットに係るものである。
また、前記ポンプ保護ケーシングが、平面視略三角形
状であること、前記循環ポンプは、浴室ユニットの床パ
ンの上方位置に床パンから間隔を開けて配設してなるこ
とにも特徴を有する。
(ホ)作用及び効果 本考案では、循環ポンプを被覆するポンプ保護ケーシ
ングと、吸水配管及び送水配管とを被覆する配管保護ボ
ックスとを浴室ユニットの側壁の内面に同側壁とは別個
に設けているため、ポンプ保護ケーシングや配管保護ボ
ックスを取り外すことにより、循環ポンプや吸水配管、
送水配管のメンテナンス作業を容易に行うことができ
る。
しかも、前記ポンプ保護ケーシングを平面視略三角形
状とすることにより、浴室ユニットの隅部に循環ポンプ
をコンパクトに収納でき、浴室ユニット内においてあま
り利用されない空間を有効に利用することができる。
さらに、前記循環ポンプを、浴室ユニットの床パンの
上方位置に床パンから間隔を開けて配設しているため、
洗場使用時等に床パン上部に水が溜まっても、循環ポン
プは浸水することがなく、循環ポンプ内に水が浸入する
ことに起因する循環ポンプの故障を防止でき、循環ポン
プの長寿命化を図ることができる。
(ヘ)実施例 以下、本考案を、添付図に示す実施例を参照して具体
的に説明する。
まず、浴室ユニットAについて、第1図〜第3図を参
照しながら説明する。
即ち、浴室ユニットAは、第1図〜第3図に示すよう
に、前後左右側壁1,2,3,4と天井壁5と床パン6とによ
り内部にバスルーム7を形成し、同バスルーム7内に気
泡発生浴槽Bや洗場9を設置している。
また、前側壁1には、第1図に示すように、扉フレー
ム14を取付けており、同扉フレーム14に扉15を開閉自在
に取付けている。
また、床パン6の下面には、第2図及び第3図に示す
ように、支持脚体16を垂設し、同支持脚体16により建築
床板F上に一定の空間17を開けて浴室ユニットAを支持
している。
上記のように構成した浴室ユニットAの内部には、第
1図に示すように、扉15から入って床パン6の左側半部
の位置に気泡発生浴槽Bの浴槽本体8を設置すると共
に、床パン6の右側半部の位置を洗場9とし、第1図に
示すように、同洗場9の正面に位置する後側壁2の内面
に、鏡19を設けた化粧棚20を張設している。
また、第1図に示すように、後側壁2の化粧棚20の直
上方位置には照明灯13を取付けている。
また、第1図に示すように、後側壁2には、湯水混合
栓25及び切換弁26が取付けられており、同切換弁26に
は、カラン27とシャワーホース28の基端が接続されてい
る。
また、第1図に示すように、後側壁2の浴槽本体8の
直上方位置には、浴槽用の給湯・給水金具30を設けてお
り、同金具30は、別途設ける給湯機(図示せず)に連通
連結して、お湯張り等に利用可能としている。
また、第1図において、31はシャワーヘッド、32はシ
ャワーヘッド係止具である。
さらに、第1図中、36は浴槽エプロンであり、同浴槽
エプロン36により、後述する気泡発生浴槽Bの吸水配管
37と送水配管38を隠蔽している。
次に、浴室ユニットA内に設けた気泡発生浴槽B及び
その配管構造について、第2図を参照しながら説明す
る。
即ち、第2図及び第3図に示すように、浴槽本体8の
前壁と後壁には、背側用の噴出ノズル41,41と足側用の
噴出ノズル42,42を取付けている。
各ノズル41,41,42,42に、送水配管38を連通連結する
と共に、送気配管43を連通連結している。
そして、各ノズル41,41,42,42内において、送水配管3
8を通して送出される浴湯中に送気配管43を通して送出
される空気をエジェクタ効果を利用して吸入し、さらに
は混合して、各ノズル41,41,42,42より気泡混じりの浴
湯を浴槽本体8内へ噴出可能としている。
さらに、循環ポンプPと浴槽本体8との間には、第2
図に示すように、吸水配管37と送水配管38とを連通状態
に介設されている。
本実施例では、吸水配管37の一端を浴槽本体8の浴湯
吸入口39に連通連結するとともに、その他端を循環ポン
プPの吸入口P−1に連通連結している。
また、送水配管38は、その一端を浴槽本体8に取付け
た各ノズル41,41,42,42に連通連結するとともに、その
他端を循環ポンプPの吐出口P−2に連通連結してい
る。
また、循環ポンプPは、第2図に示すように、浴室ユ
ニットCの後側壁2と右側壁4とによって形成される隅
部に配設されており、モーターMにより駆動可能として
いる。
そして、浴槽本体8内の浴湯を、循環ポンプPの駆動
により浴湯吸入口39→吸水配管37→循環ポンプPの吸入
口P−1→循環ポンプPの吐出口P−2→送水配管38→
背側用及び足側用の各ノズル41,41,42,42→浴槽本体8
内に噴出させる浴湯循環流路を形成している。
浴室ユニットAの右側壁4で浴槽本体8の近傍には、
第2図に示すように、空気取入部45を設けるとともに、
同空気取入部45から各ノズル41,41,42,42に送気配管46
を連通連結している。
そして、バスルーム7内の空気を、空気取入部45→送
気配管43→送気配管46→背側用及び足側用の各ノズル4
1,41,42,42に送出することができるようにしている。
本考案は、上記した浴室ユニットAの構成において、
循環ポンプP及び循環ポンプPと浴槽本体8とを接続す
る配管構造を、浴室ユニットA内にコンパクトに配設し
たことを特徴とする。
即ち、第2図に示すように、浴室ユニットCの後側壁
2と右側壁4とによって形成される隅部において、ポン
プ支持台60の基端が、後側壁2に突設されており、同ポ
ンプ支持台60上に、循環ポンプPが固定状態に載置され
ている。そして、同循環ポンプPは、その上に積層状態
にモータMを取付けている。
さらに、かかる循環ポンプPとモータMとは、それら
を収納するために必要十分な収納空間を有するポンプケ
ーシングCによって囲繞されている。
また、浴槽本体8と循環ポンプPとを接続する配管で
ある吸水配管37と送水配管38とは、それらを収納するた
めに必要十分な収納空間を有する配管保護ボックスDに
よって囲繞されている。
このように、本実施例では、循環ポンプPと循環流路
を、それぞれ必要最小限の広さを有するポンプ保護ケー
シングCや配管保護ボックスDによって囲繞することに
したので、気泡発生浴槽B及びその付帯設備をコンパク
トに浴室ユニットAに収納する一方で、浴室ユニットA
内の自由空間を最大にすることができ、入浴者の入浴感
を高めることができる。
また、第4図及び第5図に他の実施例を示す。かかる
実施例は、ポンプ保護ケーシングCの平面形状を三角形
から矩形にしたことを特徴とする。
これによって、ポンプ保護ケーシングCの上面を小物
載置前として有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る気泡発生浴槽を具備した浴室ユニ
ットの斜視図、第2図は気泡発生浴槽の配管系統を示す
斜視図、第3図は第1図I−I線による断面図、第4図
及び第5図は他の実施例に係る気泡発生浴槽を具備した
浴室ユニットの断面平面図である。 図中、 A:浴室ユニット B:気泡発生浴槽 8:浴槽本体 P:循環ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橋田 光明 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)考案者 奥村 浩暁 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)考案者 橋 章郎 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)考案者 魚住 亨広 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−193048(JP,U) 実開 昭63−163356(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室ユニット内に気泡発生浴槽を配設する
    とともに、気泡発生浴槽の循環流路の一部を形成する循
    環ポンプを、気泡発生浴槽から離隔した位置にある浴室
    ユニットの隅部に配設し、浴室ユニットの床パン上部
    に、気泡発生浴槽と循環ポンプとを連通連結する吸水配
    管及び送水配管とを浴室ユニットの側壁に沿って配設し
    てなる浴室ユニットにおいて、 循環ポンプを被覆するポンプ保護ケーシングと、吸水配
    管及び送水配管とを被覆する配管保護ボックスとを浴室
    ユニットの側壁の内面に同側壁とは別個に設けたことを
    特徴とする気泡発生浴槽を備えた浴室ユニット。
  2. 【請求項2】前記ポンプ保護ケーシングは、平面視略三
    角形状であることを特徴とする請求項1記載の気泡発生
    浴槽を備えた浴室ユニット。
  3. 【請求項3】前記循環ポンプは、浴室ユニットの床パン
    の上方位置に床パンから間隔を開けて配設してなること
    を特徴とする請求項1記載の気泡発生浴槽を備えた浴室
    ユニット。
JP1990115876U 1990-11-01 1990-11-01 気泡発生浴槽を備えた浴室ユニット Expired - Lifetime JP2542633Y2 (ja)

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JPH0472151U JPH0472151U (ja) 1992-06-25
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JPH043076Y2 (ja) * 1987-04-15 1992-01-31

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JPH0472151U (ja) 1992-06-25

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