JP2518231Y2 - 浴槽の設置構造 - Google Patents

浴槽の設置構造

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JP2518231Y2
JP2518231Y2 JP1990006075U JP607590U JP2518231Y2 JP 2518231 Y2 JP2518231 Y2 JP 2518231Y2 JP 1990006075 U JP1990006075 U JP 1990006075U JP 607590 U JP607590 U JP 607590U JP 2518231 Y2 JP2518231 Y2 JP 2518231Y2
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光明 橋田
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東陶機器株式会社
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、浴槽の設置構造に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、浴槽の備付けの構造としては、例えば、特開昭
48-68360や特開昭51-70069や特開昭52-125065等のよう
に、浴槽の底部や浴室床面等に工夫をこらし、埋め込み
式としたり、備付け作業を簡略化する構造としており、
その目的はもっぱら保温効果の増大をはかりあるいは防
水性、耐震性を高めることであり、最終的には燃費の節
約を行えるようにしている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、循環ポンプ等で浴湯を循環させる浴槽、特
に、浴槽本体内にエアを噴出させたり、気泡混じりの浴
湯を噴出させたりする気泡発生浴槽においては、従来の
技術の浴槽据え付け構造をそのまま適用することができ
ない欠点があった。
なぜならば、第6図において、集合住宅101に設けた
気泡発生浴槽102は、モータポンプ103により高噴出圧の
噴流を浴槽内に行うものであるために、高圧の噴流が浴
湯に入る時に大きな騒音を生起し、しかも、かかる騒音
は、浴槽自体の共振を生起し、騒音を増幅することにな
る。
そして、かかる騒音、振動は、集合住宅101におい
て、壁面104を介して階下に不快な騒音振動として伝わ
り、また深夜での操作は近所に多大な迷惑をかけるおそ
れがあった。
このように、気泡発生浴槽では、保温や燃費節約等の
要求よりも如何に噴流に伴う騒音からの振動を防止する
かということが浴槽備付けの構造において要求される。
また、気泡発生浴槽のみならず、循環ポンプ等を使用
する浴槽においても配管等を介して浴槽自体に振動が伝
達されるものであり、従来の上記技術ではその防振効果
を有益に得ることができなかった。
即ち、かかる騒音振動を防止するために、例えば、浴
槽の底部を支持する従来の技術で対応しようとすると、
浴槽の底部と床面との間に防振部材を介設すると共に、
リム部の下方にリムの下面に接触しないようにエプロン
部を設け、リム部とエプロン部の間隙にシール材を張付
けたりしてばならず、リム部とエプロン部の間の間隙を
設けるための施工が難しく、施工性が著しく悪くなって
しまうという問題があった。その防振効果を有益に得る
ことができない欠点があった。
(ニ)課題を解決するための手段 この考案は、浴槽本体に設けた噴流ノズルより気泡混
じりの浴湯を噴出可能に構成した気泡発生浴槽におい
て、同浴槽本体の周縁に突設したリムと、浴槽本体を支
持する建築躯体との間に、支持部材を介設し、更には支
持部材と建築躯体との間には防振部材を介設してなる浴
槽の設置構造を提供せんとするものである。
(ホ)作用・効果 浴槽のリムの下方に防振部材を配設しで浴槽を支持し
たことにより、浴室への振動の伝達を低減でき、騒音を
防止できる。
また、浴槽をリム部で支持するために、浴槽の底部を
浮かせて施工することになり施工性が著しく向上する。
浴槽のリムと防振部材との間に、支持部材を介設した
ことにより、支持部材が浴槽の荷重を支持し、荷重を分
散すると共に振動を均一に分散するため、防振部材の設
計が容易となり、また、防振部材の形状や材質等の選定
も容易となる。ここにおいて、浴槽本体のリムは、支持
部材上に載置されて、支持部材でリムを介して建築躯体
に浴槽本体を支持すべく構成しているので、建築躯体の
所定個所に確実に設置固定することができる。
そして、この支持部材は防振部材を介して浴室等の建
築躯体に固定されているので、浴槽本体からの振動はリ
ムを介して伝わらんとしても防振部材により阻止され、
浴室等の建築躯体に伝わらないものである。
このように、この考案では、浴槽本体がリムを介して
据付けられるものであるから、振動が下方より浴室等の
建築躯体に伝わりにくくなり、リムを支持する支持部材
にのみ伝達するが、この支持部材の下方の防振部材で浴
室等の建築躯体には伝達されることはなく、浴槽本体の
下底面を支持する構造に比し、浴室への振動の伝達を可
及的に低減できる効果を有する。
(ヘ)実施例 この考案の実施例を図面に基づき詳説すれば次の通り
である。なお、本実施例では、浴槽としては浴槽本体内
に気泡混じりの浴湯を噴出可能に構成した気泡発生浴槽
を用いて説明する。
即ち、第1図は気泡発生浴槽Aの全体図を示している
ものであり、浴室R中には、浴槽本体1が設置されてお
り同浴槽本体1の前後壁には背用噴流ノズル2、足用噴
流ノズル3がそれぞれ2個づつ設けられており、又側壁
には腹用噴流ノズル4が左右1個ずつ設けられている。
各噴流ノズル2,3,4には、浴槽本体1を囲繞した噴流
パイプ5が連通連設されており、同噴流パイプ5はポン
プ部6に接続されている。又浴槽本体1の側壁下部には
吸水孔7が設けられており、吸水孔7とポンプ部6との
吸入側との間には吸水パイプ8が介設されている。
ポンプ部6はモータ9により作動されるように構成さ
れており、かかるポンプ部6、モータ9の周辺には制御
部10が配設されている。
また、浴槽本体1のリムLの所要個所には、空気取り
込み機構を内蔵した操作盤12が設けられており、同空気
取り込み機構は浴槽本体の外周を囲繞した空気吸入パイ
プ13に連通連設されており、空気吸入パイプ13からは、
更に、各噴流ノズルの一部に空気送りのための枝パイプ
14が延設されており、ポンプからノズルを介しての浴湯
の噴出に伴うエゼクト効果により、空気がノズルに吸入
されるように構成されている。
このように、浴槽本体1は気泡噴流のための機構が設
けられており、特にモータ9はインバータ15により回転
数の制御が行われてポンプ部6の吐出圧が自由に変えら
れ、制御部10との組合せにより各種噴流形態の気泡発生
浴槽を提供できるように構成されているものであり、具
体的には、浴槽本体1内に貯留された浴湯はインバータ
15により制御されたモータ9によりポンプ部6に吸水パ
イプ8を介して吸入され、噴流パイプ5を介して各噴流
ノズル2,3,4より噴出されることにより、浴槽本体1内
とポンプ部6とを循環するように構成されている。
そして、かかる浴湯の噴流に伴い、空気は空気吸入パ
イプ13より各噴流ノズル2に引き込まれて気泡となり、
浴湯と共に浴槽本体1内へ噴出されていくものである。
かかる機能を果たす気泡発生浴槽Aでは、浴室R内に
載置固定されていると共にモータ9、ポンプ部6、制御
部10等は屋外装置aとして浴室R外に設置されている。
従って、浴室Rと屋外Hとの間に設置された外壁Wに
は、浴槽本体1と屋外装置aとの間に介設した噴流パイ
プ5及び吸水パイプ8が挿貫されている。
このように構成された気泡発生浴槽では、次の構成に
要旨がある。
即ち、浴槽のリムLの下方に防振部材Cを配設して浴
槽を支持する構成とし、また、浴槽のリムLと防振部材
Cとの間に、支持部材を介設したことにある。本実施例
においては、浴槽本体1の周縁に突設したリムLを、支
持部材としての方形枠体M上に載置することにより方形
枠体MでリムLを介して浴槽本体1を支持すべく構成す
ると共に、方形枠体Mを防振部材Cを介して浴室Rに固
定すべく構成したものである。
浴槽本体1の開口周縁には、水平方向にリムLが一定
幅員をもって突設されており、このリムL上には、空気
取り込み機構を内蔵した操作盤12が設けられている。
かかるリムLは、リムLと略同じ大きさの方形状の方
形枠体M上に載置される。
即ち、方形枠体Mは浴槽本体1と別体に構成されたも
のであり、アルミ素材、FRP、鋳物、合成樹脂等より構
成されるものであり、浴槽本体1の周側に立設した支持
壁m上に載置される。
しかも、方形枠体Mの下方には、シリコン等の防振部
材Cを介設して方形枠体Mから建築躯体としての支持壁
mへの振動の伝達を防止している。
このように、浴槽本体1を据えつけるに際しては、ま
ず、浴室Rの床面r上に建築躯体としての支持壁mを方
形枠状に立設し、同支持壁mの上端面に方形枠体Mを防
振部材Cを介して載置し、更に、この方形枠体M中に浴
槽本体1を挿入しながらリムLを方形枠体M上に載置す
ることにより据付け作業を終了するものである。
さらに、浴槽本体1のリムLの外側端部と外壁Wの内
側面とには、第2図に示すように、防振部材Cを介設し
ており、同部材Cによって浴槽本体1から外壁Wへの振
動の伝達を防止している。
そして、浴槽本体1の外底面16及び周側面には、接触
するものがなく、中空に浮いた状態としている。
従って、振動が浴槽本体1の下方から浴室Rに伝わる
ことはなく、リムLを支持する方形枠体Mにのみ伝達す
るが、この方形枠体Mの下方の防振部材Cで浴室Rに伝
達されることはなく、浴槽本体1の下底面を支持する構
造に比べ、浴室Rへの振動の伝達を可及的に低減するこ
とができる。
また、浴槽本体1の底部を浮かせて施工することにな
り施工性が著しく向上することになる。
さらに、浴槽本体1のリムLと防振部材Cとの間に、
方形枠体Mを介設したことにより、方形枠体Mが浴槽の
荷重を支持し、荷重を分散すると共に振動を均一に分散
するため、防振部材Cの設計が容易となり、また、防振
部材Cの形状や材質等の選定も容易となる。
なお、必要により、リムLと方形枠体Mとの間にも防
振部材Cを介設することにより、更に防振効果を上げる
ことができる。
また、第4a図は、本考案の他の実施例を示し、外壁W
の内側面に設けた支持壁m上に、断面略L字状とした方
形枠体Mを載置して、同方形枠体Mによって、湾曲した
浴槽本体1のリムLを支持している。
かかる方形枠体Mは、リム載置部M-1に浴槽本体1の
リムLを載置した際に、同リムLが外壁Wの内側面に接
触しないようにしている。
そして、リムLと外壁Wの内側面にとの間には、防水
用シール材17を充填して、防水加工を施している。
なお、18は外壁Wの内側面に貼付けたタイルを示す。
特に、本実施例では、第5図に示すように、浴槽本体
1をリムLによって支持すると共に、屋外装置aに防振
用ゴム脚部19を設けており、気泡発生時に、上記の防振
構造及びゴム脚部19によって浴槽本体1と屋外装置aと
を積極的に振動させることにより、外壁W及び床面への
防振を行うようにしている。
また、本考案は、浴槽本体1の側部にポンプ部6を内
蔵したタイプのものについても利用することかでき、浴
槽本体1とポンプ部6とを一体的に振動させて、効果的
な防振を行うことができる。なお、支持部材を、本実施
例では方形枠体Mとして説明したが、方形形状に限ら
ず、例えば、一対の平行な桟状のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の浴槽の設置構造による浴室内の斜視
図、第2図は、同要部の断面図、第3図は、方形枠体の
説明図、第4図及び第4a図は、他の実施例の断面説明
図、第5図は、全体側面図、第6図は集合住宅における
気泡発生浴槽からの振動を示す説明図。 図面中、 A:気泡発生浴槽、a:屋外装置 R:浴室、H:屋外 W:外壁 1:浴槽本体、2:背用噴流ノズル 3:足用噴流ノズル、4:腹用噴流ノズル 5:噴流パイプ、6:ポンプ部 7:吸水孔、8:吸水パイプ 9:モータ、10:制御部 12:操作盤、13:空気吸入パイプ 14:枝パイプ、15:インバータ 16:外底面、m:支持壁 M:方形枠体、M-1:リム載置部 L:リム、C:防振部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体に設けた噴流ノズルより気泡混じ
    りの浴湯を噴出可能に構成した気泡発生浴槽において、 同浴槽本体の周縁に突設したリムと、浴槽本体を支持す
    る建築躯体との間に、支持部材を介設し、更には支持部
    材と建築躯体との間には防振部材を介設してなる浴槽の
    設置構造。
JP1990006075U 1990-01-25 1990-01-25 浴槽の設置構造 Expired - Lifetime JP2518231Y2 (ja)

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JPS5239612Y2 (ja) * 1973-08-29 1977-09-08

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