JPH0428375A - 医療用チューブ - Google Patents
医療用チューブInfo
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- JPH0428375A JPH0428375A JP2134607A JP13460790A JPH0428375A JP H0428375 A JPH0428375 A JP H0428375A JP 2134607 A JP2134607 A JP 2134607A JP 13460790 A JP13460790 A JP 13460790A JP H0428375 A JPH0428375 A JP H0428375A
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Landscapes
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、医療用チューブに関するものであり、さらに
詳細には、実質的にガイドワイヤを用いずに使用し得る
細い形状の医療用チューブであり、しかも、折れたり変
形したりしないで、非常に細い血管などの体腔内に容易
に挿入できる医療用チューブに関するものである。
詳細には、実質的にガイドワイヤを用いずに使用し得る
細い形状の医療用チューブであり、しかも、折れたり変
形したりしないで、非常に細い血管などの体腔内に容易
に挿入できる医療用チューブに関するものである。
[従来の技術]
体内に挿入するカテーテルは一般的に細いことが望まし
い。特に細い末梢血管に挿入するには、カテーテルの細
さがさらに重要となる。
い。特に細い末梢血管に挿入するには、カテーテルの細
さがさらに重要となる。
しかしながら、カテーテルを細くすると、従来のプラス
チック製では腰がなくなり、ガイドワイヤ又はスタイレ
ットと呼ばれる中芯を用いる必要があった。
チック製では腰がなくなり、ガイドワイヤ又はスタイレ
ットと呼ばれる中芯を用いる必要があった。
しかしながら、ガイドワイヤなども細くすると弱くなり
役にたたないばかりか、このような細いガイドワイヤを
作るのは困難であった。
役にたたないばかりか、このような細いガイドワイヤを
作るのは困難であった。
[発明が解決しようとする課題]
細い体腔内に選択的に挿入可能な極細型の医療用チュー
ブを提供することを目的とするものであ[課題を解決す
るだめの手段] 本発明者らは、細い体腔内に挿入するために、従来のガ
イドワイヤを細くすると腰かなくなり、挿入操作が困難
になり、太くしたりチューブ状にすると柔軟屈曲性が喪
失するという隘路を解決するために、細い形状記憶合金
製チューブを用いれば、挿入に必要な腰の強さと屈曲性
が得られることを見い出し、この知見に基づき本発明を
完成するに至った。
ブを提供することを目的とするものであ[課題を解決す
るだめの手段] 本発明者らは、細い体腔内に挿入するために、従来のガ
イドワイヤを細くすると腰かなくなり、挿入操作が困難
になり、太くしたりチューブ状にすると柔軟屈曲性が喪
失するという隘路を解決するために、細い形状記憶合金
製チューブを用いれば、挿入に必要な腰の強さと屈曲性
が得られることを見い出し、この知見に基づき本発明を
完成するに至った。
すなわち、本発明は次の各項の発明からなるものである
。
。
11mm以下の外径からなる形状記憶合金製チュブを有
することを特徴とする医療用チューブ。
することを特徴とする医療用チューブ。
2 1、mm以下の外径からなる形状記憶合金製チュー
ブに、金属製又は樹脂製チューブを並列的に設けたこと
を特徴とする医療用チューブ。
ブに、金属製又は樹脂製チューブを並列的に設けたこと
を特徴とする医療用チューブ。
3 1mm以下の外径からなる形状記憶合金製チューブ
の外側に、金属製又は樹脂製チューブを設けてなる2重
管構造としたことを特徴とする医療用チューブ。
の外側に、金属製又は樹脂製チューブを設けてなる2重
管構造としたことを特徴とする医療用チューブ。
4 チューブの少なくとも一つの先端部にバルーンを取
り付けたことを特徴とする請求項1〜3記載の医療用チ
ューブ。
り付けたことを特徴とする請求項1〜3記載の医療用チ
ューブ。
5 表面の少なくとも一部に抗血栓性材料が塗布されて
いる請求項1〜4記載の医療用チューブ。
いる請求項1〜4記載の医療用チューブ。
本発明に用いる形状記憶合金とは、加熱時のマルテンサ
イト変態終了点以上の温度では除荷によって7%程度の
歪みまでも完全に回復する物性を示す。
イト変態終了点以上の温度では除荷によって7%程度の
歪みまでも完全に回復する物性を示す。
この物性を十分に発揮させるためには、マルテンサイト
変態点が体温より低い温度であることが実用上望ましい
。
変態点が体温より低い温度であることが実用上望ましい
。
本発明医療用チューブは、材料に形状記憶合金を用いる
ことによって、マルテンサイト変態点以下の温度では比
較的柔軟な特性があり、また、マルテンサイト変態点以
上の超弾性領域では、変形歪みか大きくなっても応力は
大きく変化しない特性がある。これらの特性によって、
急角度で屈曲した体腔内の屈折点も反発力が少なく金属
チューブを容易に通過させることができる利点がある。
ことによって、マルテンサイト変態点以下の温度では比
較的柔軟な特性があり、また、マルテンサイト変態点以
上の超弾性領域では、変形歪みか大きくなっても応力は
大きく変化しない特性がある。これらの特性によって、
急角度で屈曲した体腔内の屈折点も反発力が少なく金属
チューブを容易に通過させることができる利点がある。
本発明に用いるマルテンサイト変態点を有する金属とし
ては、例えば、Ti−Ni系合金、T i −P d系
合金、Cu−Zu−AQ系合金、Cu−AQ−Ni系合
金、Co−Cr系合金、Mn系合金を使用することかで
きる。これらの合金の加熱条件や種類及び添加物などを
選択して、本発明の使用条件に適したマルテンサイト変
態点を選択することができる。
ては、例えば、Ti−Ni系合金、T i −P d系
合金、Cu−Zu−AQ系合金、Cu−AQ−Ni系合
金、Co−Cr系合金、Mn系合金を使用することかで
きる。これらの合金の加熱条件や種類及び添加物などを
選択して、本発明の使用条件に適したマルテンサイト変
態点を選択することができる。
本発明に係るマルテンサイト変態点を有する金属チュー
ブは、外径が1mm以下、好ましくは、0.5mm以下
の細いチューブであり、チューブの肉厚は0.05〜0
.3mm程度の薄い厚さよりなっている。
ブは、外径が1mm以下、好ましくは、0.5mm以下
の細いチューブであり、チューブの肉厚は0.05〜0
.3mm程度の薄い厚さよりなっている。
本発明医療用チューブの実施例により、本発明をさらに
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図は、本発明医療用チューブであるカテテルの側面
図であり、外径0.5mmで肉厚0 、1 mmの金属
チューブ1と基部2とからなるものであり、該金属チュ
ーブ1のlJ:@部が1字型になっているので、挿入に
際して先端が血管壁などを傷っけない。
図であり、外径0.5mmで肉厚0 、1 mmの金属
チューブ1と基部2とからなるものであり、該金属チュ
ーブ1のlJ:@部が1字型になっているので、挿入に
際して先端が血管壁などを傷っけない。
ここに用いた金属は30°Cのマルテンサイト変態点を
有するTi−Ni系金属を使用している。
有するTi−Ni系金属を使用している。
本使用例のカテーテルは、腰がある上に、チューブ状で
あるにも拘わらず、しなやかさを有しているので挿入操
作が容易であって、基部2から薬液の注入又は先端部か
ら体液の採取又は圧力の測定などを行うことができる。
あるにも拘わらず、しなやかさを有しているので挿入操
作が容易であって、基部2から薬液の注入又は先端部か
ら体液の採取又は圧力の測定などを行うことができる。
また、本使用例のカテーテルに45°Cのマルテンサイ
ト変態点を有するTi−Ni系金属を使用した場合は、
かなり柔軟性を有し、体腔内の屈曲部についても血管を
傷つけることなく、容易に挿入ができる。
ト変態点を有するTi−Ni系金属を使用した場合は、
かなり柔軟性を有し、体腔内の屈曲部についても血管を
傷つけることなく、容易に挿入ができる。
第2図は、第1図の実施例の金属チューブ1の先端を湾
曲状にして、先端部にバルーン3を取り付けた医療用ガ
イドワイヤである。バルーン3により、先端を第4図の
ように覆うことによって、挿入時の金属管の先端による
体腔壁の損傷を保護するとともに、わずかに膨張させて
、血流によって流して血流の下流方向に挿入したり、又
は、閉塞部をバルーン3により拡張したり、若しくは時
的に体腔を閉鎖したりすることかできる。
曲状にして、先端部にバルーン3を取り付けた医療用ガ
イドワイヤである。バルーン3により、先端を第4図の
ように覆うことによって、挿入時の金属管の先端による
体腔壁の損傷を保護するとともに、わずかに膨張させて
、血流によって流して血流の下流方向に挿入したり、又
は、閉塞部をバルーン3により拡張したり、若しくは時
的に体腔を閉鎖したりすることかできる。
第3図は、第2図のバルーン3付き金属チュブ1に並列
に外径0.3mmの軟質樹脂製並列チューブ4を固定し
た医療用チューブである。この医療用チューブの金属チ
ューブlは、従来のガイドワイヤと同じ機能を発揮して
体腔内に当該医療用チューブを挿入可能として、軟質樹
脂製並列チューブ4は挿入先端部に薬液の注ノい体液の
採取などを行うことができる。なお、第3図ではバルン
3は少し膨張させた状態を表している。
に外径0.3mmの軟質樹脂製並列チューブ4を固定し
た医療用チューブである。この医療用チューブの金属チ
ューブlは、従来のガイドワイヤと同じ機能を発揮して
体腔内に当該医療用チューブを挿入可能として、軟質樹
脂製並列チューブ4は挿入先端部に薬液の注ノい体液の
採取などを行うことができる。なお、第3図ではバルン
3は少し膨張させた状態を表している。
金属チューブ1と軟質樹脂製並列チューブ4との固定は
、基部2に近い部分5及び先端部分6の2箇所を固定し
ているが、この複合カテーテルにおいては少なくとも先
端部分の固定は必要であり、中間部分は必要に応して適
宜固定することができる。
、基部2に近い部分5及び先端部分6の2箇所を固定し
ているが、この複合カテーテルにおいては少なくとも先
端部分の固定は必要であり、中間部分は必要に応して適
宜固定することができる。
第3図に示すカテーテルによって、止血、血管の拡張、
薬液投与、血栓除去など多くの治療を行うことができる
。
薬液投与、血栓除去など多くの治療を行うことができる
。
第4図のカテーテルは、第3図において並列に設けた軟
質樹脂製並列チューブ4の代わりに、金属チューブ1の
外管として外径0.6mmの軟質樹脂製チューブ7を金
属チューブ1の外側にはめて2重管とした医療用チュー
ブであり、薬液の投与又は体液の採取は2重管の間隙か
ら行うことができるので、機能的には第3図のカテーテ
ルと同一であるか、第3図のものより薬液投与部分を選
択できる利点がある。この構造のカテーテルは、方のチ
ューブを前以て挿入し、後から先のチューブにスライド
させて他方のチューブを挿入することも可能である。
質樹脂製並列チューブ4の代わりに、金属チューブ1の
外管として外径0.6mmの軟質樹脂製チューブ7を金
属チューブ1の外側にはめて2重管とした医療用チュー
ブであり、薬液の投与又は体液の採取は2重管の間隙か
ら行うことができるので、機能的には第3図のカテーテ
ルと同一であるか、第3図のものより薬液投与部分を選
択できる利点がある。この構造のカテーテルは、方のチ
ューブを前以て挿入し、後から先のチューブにスライド
させて他方のチューブを挿入することも可能である。
ナオ、第4図ではバルーンか収縮している状態を表して
いる。
いる。
本発明の医療用チューブを使用する場合に、その用途に
応じて必要表面に抗血栓性材料でコティングしておくの
が望ましい。
応じて必要表面に抗血栓性材料でコティングしておくの
が望ましい。
抗血栓性コーティング材料としては、例えば、シリコー
ン、ウレタンとシロキサンのブロックポリマー、ポリエ
ーテル型ポリウレタンなどにより製造されたもの又はこ
れらの物質若しくはヘパリン、ウロキナーゼなどの生理
活性物質を表面に局在化させた材料、特にヘパリン化親
水性材料などをコーティングしたものを好適に使用する
ことができる。
ン、ウレタンとシロキサンのブロックポリマー、ポリエ
ーテル型ポリウレタンなどにより製造されたもの又はこ
れらの物質若しくはヘパリン、ウロキナーゼなどの生理
活性物質を表面に局在化させた材料、特にヘパリン化親
水性材料などをコーティングしたものを好適に使用する
ことができる。
また、このコーティングは、本発明の金属チューブの上
に、前以て可視性ポリマー物質で被覆した表面に施工す
ることによって、抗血栓性料の脱落を防止する点で望ま
しい。
に、前以て可視性ポリマー物質で被覆した表面に施工す
ることによって、抗血栓性料の脱落を防止する点で望ま
しい。
本発明医療用チューブに抗血栓性材料をコーティングす
ることによって、マルテンサイト変態点を有する金属合
金の成分に拘わりなく、医療用チューブ表面に血栓か発
生するのを防止することができる。
ることによって、マルテンサイト変態点を有する金属合
金の成分に拘わりなく、医療用チューブ表面に血栓か発
生するのを防止することができる。
[発明の効果]
本発明医療用チューブは、細い外径においても腰が大き
く体外での操作で先端部の方向が制御でき、しかも、屈
折歪みに対して破損しない特徴があり、従来のカテーテ
ルが挿入されていた体腔よりも非常に細い体腔内に容易
に挿入することができる利点がある。そして歪みが大き
くても応力が変化しないなどの超弾性金属の利点もあっ
て益々挿入操作を容易になる上、チューブ状であること
によって、バルーンを取り付けたり、薬液投与すること
かできる利点がある。
く体外での操作で先端部の方向が制御でき、しかも、屈
折歪みに対して破損しない特徴があり、従来のカテーテ
ルが挿入されていた体腔よりも非常に細い体腔内に容易
に挿入することができる利点がある。そして歪みが大き
くても応力が変化しないなどの超弾性金属の利点もあっ
て益々挿入操作を容易になる上、チューブ状であること
によって、バルーンを取り付けたり、薬液投与すること
かできる利点がある。
第1図は本発明の実施例のカテーテルであり、第2図は
本発明の他の実施例のバルーン付き医療用チューブであ
り、第3図は本発明の実施例の医療用チューブであり、
第4図は同じく医療用チュブの他の実施例である。 図中の符号は、1;金属チューブ、2;基部、3:バル
ーン、4;軟質樹脂製並列チューブ、5.6;固定部、
7:軟質樹脂製チューブである。 特許出願人 日本ゼオン株式会社
本発明の他の実施例のバルーン付き医療用チューブであ
り、第3図は本発明の実施例の医療用チューブであり、
第4図は同じく医療用チュブの他の実施例である。 図中の符号は、1;金属チューブ、2;基部、3:バル
ーン、4;軟質樹脂製並列チューブ、5.6;固定部、
7:軟質樹脂製チューブである。 特許出願人 日本ゼオン株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 1mm以下の外径からなる形状記憶合金製チューブ
を有することを特徴とする医療用チューブ。 2 1mm以下の外径からなる形状記憶合金製チューブ
に、金属製又は樹脂製チューブを並列的に設けたことを
特徴とする医療用チューブ。 3 1mm以下の外径からなる形状記憶合金製チューブ
の外側に、金属製又は樹脂製チューブを設けてなる2重
管構造としたことを特徴とする医療用チューブ。 4 チューブの少なくとも一つの先端部にバルーンを取
り付けたことを特徴とする請求項1〜3記載の医療用チ
ューブ。 5 表面の少なくとも一部に抗血栓性材料が塗布されて
いる請求項1〜4記載の医療用チューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2134607A JP2557276B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 医療用チューブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2134607A JP2557276B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 医療用チューブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0428375A true JPH0428375A (ja) | 1992-01-30 |
JP2557276B2 JP2557276B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=15132357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2134607A Expired - Fee Related JP2557276B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 医療用チューブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557276B2 (ja) |
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