JP3523765B2 - 生体器官拡張器具 - Google Patents

生体器官拡張器具

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JP3523765B2 JP02613597A JP2613597A JP3523765B2 JP 3523765 B2 JP3523765 B2 JP 3523765B2 JP 02613597 A JP02613597 A JP 02613597A JP 2613597 A JP2613597 A JP 2613597A JP 3523765 B2 JP3523765 B2 JP 3523765B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管、胆管、気
管、食道、尿道、その他の臓器などの生体器官内に形成
された狭窄部の改善に使用される生体器官拡張器具に関
する。特に、血管内治療における狭窄病変、主に心血管
等の狭窄部位におけるPTCA施行後に行う生体器官拡
張用ステントを安全かつ、スムーズな操作性のもとに、
目的生体器官部位まで運ぶことの可能な生体器官拡張器
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、血管、胆管、食道、気管、尿
道、その他の臓器などの生体管腔または体腔の狭窄部に
ステントを留置して管腔または体腔空間を確保する生体
器官拡張法が行われている。これに使用されるステント
としては、機能および留置方法によって、バルーンエキ
スパンダブルステントとセルフエキスパンダブルステン
トとがある。
【0003】バルーンエキスパンダブルステントは、ス
テント自身に拡張機能はなく、ステントを目的部位に留
置するには、例えば、バルーンに装着されたステントを
目的部位まで挿入した後、バルーンを拡張させ、バルー
ンの拡張力によりステントを拡張(塑性変形)させ目的
部位の内面に密着させて固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バルーンエキスパンダ
ブルステントを備えた生体器官拡張器具では、ステント
はバルーン上に装着されて生体器官の狭窄部まで運ば
れ、狭窄部内にてバルーンを拡張させバルーンの拡張力
によりステントを押し拡げることにより、狭窄部内に留
置されその改善を行う。従来の器具においても、ステン
ト拡張用バルーンの先端側にステントの脱落防止用スト
ッパーを設けたものがある。しかし、ステントの後方へ
のズレに対する対処は十分なものではない。また、生体
器官拡張器具のバルーンは、ほぼ同一外径の円筒状に拡
張する拡張部の前後にテーパー部が形成されている。バ
ルーンの拡張部上に装着されたステントがバルーン上に
おいてずれると、ステントの一方の端部がバルーンのテ
ーパー状部分に位置することになる。この部分のバルー
ンはテーパー状にしか拡張しないため、ステントの拡張
不足を生じ、生体器官の狭窄部の改善も不十分なものと
なる。そこで、本発明の目的は、装着されているステン
トがずれることが少なく、かつ、ステントが多少ずれて
も、その端部に拡張不足を生じさせることなく全体を目
的とする形状に拡張することができる生体器官拡張器具
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、チューブ状のシャフト本体部と、該シャフト本体部
の先端部に設けられた折り畳みおよび拡張可能なバルー
ンと、折り畳まれた状態の前記バルーンを被包するよう
に装着され、かつ該バルーンの拡張により拡張されるス
テントとを備える生体器官拡張器具であって、前記シャ
フト本体部は、一端が前記バルーン内と連通するバルー
ン拡張用ルーメンを備え、前記バルーンは、該バルーン
拡張用ルーメン内に注入される流体によりほぼ同一径の
筒状に拡張する拡張可能部を備え、さらに、前記生体器
官拡張器具は、前記バルーンの前記拡張可能部の先端と
近接した位置に設けられ、前記ステントの先端方向への
移動を阻止する先端側ストッパーと、前記バルーンの前
記拡張可能部の後端と近接した位置に設けられ、前記ス
テントの後端側への移動を阻止する後端側ストッパー
と、前記バルーンの拡張可能部の内部の先端もしくは先
端付近となる位置の前記シャフト本体部の外面に固定さ
れた補強体とを備え、該補強体の先端は、前記ステント
の先端より生体器官拡張器具の先端側に位置するととも
に、該補強体の後端は、前記ステントの先端より生体器
官拡張器具の後端側に位置している生体器官拡張器具で
ある。
【0006】そして、前記バルーンは、前記シャフト本
体部との接合のために、前記拡張可能部の先端側に形成
された先端側接合部を備え、前記先端側ストッパーは前
記先端側接合部上に形成されていることが好ましい。ま
た、前記バルーンは、前記シャフト本体部との接合のた
めに、前記拡張可能部の先端側に形成された先端側接合
部および後端側に形成された後端側接合部を備え、前記
先端側ストッパーは前記先端側接合部上に、前記後端側
ストッパーは、前記後端側接合部上に形成されているこ
とが好ましい。また、前記先端側ストッパーと前記シャ
フト本体部の先端間は、シャフト本体部の先端に向かっ
て縮径するテーパー状となっていてもよい。前記バルー
ンは、前記拡張可能部の前後にテーパー状に拡張可能な
部分を実施的に備えていないものである。また、前記後
端側ストッパーは、前記シャフト本体部後端側に向かっ
て縮径するテーパー状となっていることが好ましい。ま
た、前記バルーンの拡張可能部は、ほぼ同一外径の円筒
状に拡張可能なものである。また、前記先端側ストッパ
ーおよび前記後端側ストッパーは、環状に形成されてお
り、これらストッパーの外径は、前記折り畳まれたバル
ーンに装着された状態のステントの外径とほぼ等しいか
若干大きいものであることが好ましい。さらに、前記生
体器官拡張器具は、前記バルーンの拡張可能部の内部の
後端もしくは後端付近となる位置の前記シャフト本体部
の外面に固定された補強体を備えていることが好まし
い。前記シャフト本体部は、例えば、該シャフト本体部
の先端にて開口するガイドワイヤールーメンを備えてい
る。また、前記シャフト本体部は、例えば、該シャフト
本体部の先端にて一端が開口し、他端がシャフト本体の
中間部にて開口するガイドワイヤールーメンを備えてい
る。また、前記生体器官拡張器具は、例えば、基端部か
ら先端側に延びる弾性芯材と、前記シャフト本体部の先
端部より突出する誘導部とを有するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の生体器官拡張器具を図面
に示した実施例を用いて説明する。図1は、本発明の生
体器官拡張器具の一実施例の正面図である。図2は、図
1に示した生体器官拡張器具の先端付近の拡大断面図で
ある。図3は、図1に示した生体器官拡張器具の中央接
合部部分の拡大断面図である。図4は、図1のA−A線
断面図である。図5は、図1のB−B線断面図である。
図6は、図3のC−C線断面図である。図7は、図3の
D−D線断面図である。図8は、図1に示した生体器官
拡張器具の後端部の拡大断面図である。図9は、本発明
の生体器官拡張器具に使用されるステントの一例を示す
斜視図である。
【0008】本発明の生体器官拡張器具1は、チューブ
状のシャフト本体部2と、シャフト本体部2の先端部に
設けられた折り畳みおよび拡張可能なバルーン3と、折
り畳まれた状態のバルーン3を被包するように装着さ
れ、かつバルーン3の拡張により拡張されるステント4
とを備える。シャフト本体部2は、一端がバルーン3内
と連通するバルーン拡張用ルーメン16を備え、バルー
ン3は、バルーン拡張用ルーメン16内に注入される流
体によりほぼ同一径の筒状に拡張する拡張可能部31を
備える。生体器官拡張器具1は、バルーン3の拡張可能
部31の先端と近接した位置に設けられ、ステント4の
先端方向への移動を阻止する先端側ストッパー5と、バ
ルーンの拡張可能部31の後端と近接した位置に設けら
れ、ステント4の後端側への移動を阻止する後端側スト
ッパー6とを備える。
【0009】そこで、本発明の生体器官拡張器具1をい
わゆるラピットエクスチェンジタイプと呼ばれ、シャフ
ト本体部2の中間部にガイドワイヤー導入口36が設け
られており、シャフト本体部2内にはこの導入口と連通
し先端にて開口するガイドワイヤールーメン15を備え
るものを用いて説明する。この生体器官拡張器具1で
は、シャフト本体部2は、シャフト本体部2の先端にて
一端が開口し、他端がシャフト本体部の中間部(後述す
る接合コネクター7部分)にて開口するガイドワイヤー
ルーメン15を備えている。
【0010】この生体器官拡張器具1は、シャフト本体
部2と、シャフト本体部2の先端部に固定されたステン
ト拡張用バルーン3と、このバルーン3を上に装着され
たステント4とを備える。シャフト本体部2は、中間部
に接合コネクター7が設けられており、接合コネクター
7を境に先端側シャフト部10と後端側シャフト部20
に区分されており、それぞれは構造が異なっている。後
端側シャフト部は、図2に示すようにガイドワイヤール
ーメン15を形成する内管12と、この内管12を被包
し、先端が内管12の先端より若干後端側に位置し、内
管12の外面との間にバルーン拡張用ルーメン16を形
成する外管13を備えている。
【0011】そして、バルーン3は、先端側接合部3a
および後端側接合部3bを有し、先端側接合部3aが内
管12の先端より若干後端側の位置に固定され、後端側
接合部3bが外管13の先端に固定されている。また、
バルーン3は、基端部付近にてバルーン拡張用ルーメン
16と連通している。
【0012】そして、内管12の先端には、バルーン3
の先端側接合部3aの先端部を被包するように先端側ス
トッパー5が固定されている。先端側ストッパー5は、
弾性材料により環状に形成されており、後端部の外径が
装着されるステント4の外径とほぼ等しいか若干大きい
ものとなっている。先端側ストッパー5は、先端に向か
ってなだらかに縮径するテーパー状となっている。この
ように形成することにより、先端側ストッパー5に狭窄
部への誘導機能を持たせることができ、ステント装着部
分を生体器官の狭窄部のへの挿入が容易となる。なお、
先端側ストッパーをストッパー部材とテーパー部材に区
分し、ストッパー部材をテーパー状とせず、ストッパー
部材とシャフト本体部の先端間にシャフト本体部の先端
側に向かって縮径するテーパー状部材を設けてもよい。
【0013】外管13の先端部には、バルーン3の後端
側接合部3bの後端部を被包するように、弾性材料によ
り形成された後端側ストッパー6が固定されている。こ
の後端側ストッパー6も外径(先端部の外径)が装着さ
れるステント4の外径とほぼ等しいか若干大きいものと
なっている。なお、後端側ストッパー6も先端側ストッ
パー5と同様に、図11に示すように、後端に向かって
(バルーン3と遠くなる方向に向かって)なだらかに縮
径するテーパー状としてもよい。なお、後端側ストッパ
ーをストッパー部材とテーパー部材に区分し、ストッパ
ー部材をテーパー状とせず、ストッパー部材の後方にシ
ャフト本体部の後端側に向かって縮径するテーパー状部
材を設けてもよい。上述したストッパーでは、ストッパ
ーがバルーン3の接合部の一部(少なくとも端部)を被
包しており、これにより、バルーン3の接合部の端部が
外部に露出しなくなり、バルーン3の接合補強となる。
【0014】そして、後述するステント4は、この2つ
のストッパー間に挟まれ、ストッパーを越える移動が防
止されており、さらに、ステント4の先端が先端側スト
ッパー5に近接し、ステント4の後端が、後端側ストッ
パー6に近接している。このため、ステント4の両端の
エッジが生体内への導入時に生体内壁(例えば、血管内
壁)と接触することがなく、生体内壁に損傷を与えにく
い。内管12としては、外径が0.35〜1.0mm、
好ましくは0.45〜0.8mmであり、内径が0.2
〜0.9mm、好ましくは0.35〜0.7mmであ
る。外管13としては、外径が0.6〜1.5mm、好
ましくは0.8〜1.1mmであり、内径が0.5〜
1.4mm、好ましくは0.7〜1.0mmである。
【0015】内管12、外管13ならびにストッパーの
形成材料としては、ある程度の可撓性を有するものが好
ましく、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体など、さらに、架橋もし
くは部分架橋物も含む)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド
エラストマー、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、シリコ
ーンゴム、ラテックスゴム等が使用でき、好ましくは上
記の熱可塑性樹脂であり、より好ましくは、架橋もしく
は部分架橋ポリオレフィンである。なお、先端側ストッ
パー5の形成材料は、内管12の形成材料に対して接着
性を有するものが用いられる。また、後端側ストッパー
6の形成材料は、外管13の形成材料に対して接着性を
有するものが用いられる。
【0016】バルーン3は、折り畳み可能なものであ
り、拡張させない状態では、内管12の外周に折りたた
まれた状態となることができるものである。バルーン3
は、装着されるステント4を拡張できるようにほぼ同一
径の筒状部分(好ましくは、円筒部分)となった拡張可
能部31を有している。上記の略円筒部分は、完全な円
筒でなくてもよく、多角柱状のものであってもよい。そ
して、バルーン3は、上述のように、先端側接合部3a
が内管12にまた後端側接合部3bが外管13の先端に
接着剤または熱融着などにより液密に固着されている。
また、このバルーン3には、拡張可能部31と接合部と
の間にはテーパー部が実質的に形成されていない、テー
パーレスバルーンとなっている。このため、先端側スト
ッパー5は、バルーン3の拡張可能部31の先端と近接
した位置のシャフト本体部2(正確には、内管12)に
設けられている。また、同様に、後端側ストッパー6
は、バルーン3の拡張可能部31の後端と近接した位置
のシャフト本体部2(正確には、外管13)に設けられ
ている。
【0017】バルーン3は、図2に示すように、バルー
ン3の内面と内管12の外面との間に拡張空間3cを形
成する。この拡張空間は、後端部ではその全周において
拡張用ルーメン16と連通している。このように、バル
ーン3の後端は、比較的大きい容積を有する拡張用ルー
メンと連通しているので、拡張用ルーメン16よりバル
ーン内への拡張用流体の注入が確実である。バルーン3
の形成材料としては、ある程度の可撓性を有するものが
好ましく、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、架橋型エチレン−
酢酸ビニル共重合体など)、ポリ塩化ビニル、ポリアミ
ドエラストマー、ポリウレタン、ポリエステル(例え
ば、ポリエチレンテレフタレート)、ポリアリレーンサ
ルファイド(例えば、ポリフェニレンサルファイド)等
の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が
使用できる。特に、延伸可能な材料であることが好まし
く、バルーン3は、高い強度および拡張力を有する二軸
延伸されたものが好ましい。
【0018】バルーン3の大きさとしては、拡張された
ときの円筒部分(拡張可能部31)の外径が、2〜4m
m、好ましくは2.5〜3.5mmであり、長さが10
〜50mm、好ましくは20〜40mmである。また、
先端側接合部3aの外径が、0.9〜1.5mm、好ま
しくは1〜1.3mmであり、長さが1〜5mm、好ま
しくは1〜1.3mmである。また、後端側接合部3b
の外径が、1〜1.6mm、好ましくは1.1〜1.5
mmであり、長さが1〜5mm、好ましくは2〜4mm
である。
【0019】そして、シャフト本体部2(この実施例で
は、内管12)には、先端側ストッパー5に近接しかつ
バルーン3の拡張可能部31の内部の先端付近となる位
置の外面に先端側補強体17が固定されている。同様
に、シャフト本体部2(この実施例では、内管12)に
は、後端側ストッパー6に近接しかつバルーン3の拡張
可能部31の内部の後端付近となる位置の外面に後端側
補強体18が固定されている。このような補強体を設け
ることにより、ストッパーとステント4間にて生体器官
拡張器具1がキンクすることを防止できる。
【0020】そして、先端側補強体17の先端は、上述
したステント4の先端より生体器官拡張器具の先端側に
位置することが好ましい。また、図2に示すように、先
端側補強体17の後端は、上述したステント4の先端よ
り生体器官拡張器具の後端側に位置している。また、後
端側補強体18の後端は、上述したステント4の後端よ
り生体器官拡張器具の後端側に位置することが好まし
い。なお、この実施例では、先端側補強体17はバルー
ン3の拡張可能部31の先端内部とほぼ一致する位置に
設けられている。また、後端側補強体18は、バルーン
3の拡張可能部31の先端内部とほぼ一致する位置に設
けられている。しかし、補強体は、若干バルーン3の内
方によった位置に設けてもよい。また逆に、補強体の一
部がバルーン3の接合部により被覆されるように設けて
もよい。さらに、補強体の一部がバルーン3の接合部な
らびに上述したストッパーに被包されるように設けても
よい。なお、先端側補強体17の先端の位置は、バルー
ン3の拡張可能部31の先端を0(基準)としたとき、
前後3ミリ(±3ミリ)以内となることが望ましい。
【0021】補強体は、所定の長さを有するリング状の
もの、もしくは線状体をコイル状に巻き付けたものなど
が好適である。さらに、補強体は、X線不透過材料(例
えば、金、白金、タングステンあるいはそれらの合金、
あるいは銀−パラジウム合金等)により形成することが
好ましい。このようにすることによりバルーン3の拡張
可能部31の先端および後端の位置、ひいては、ステン
ト4の先端および後端の位置をX線造影により確認する
ことできる。
【0022】本発明の生体器官拡張器具1に使用される
ステント4は、略管状体に形成され、生体内への挿入の
ための直径を有し、管状体の内部より半径方向外方に広
がる力が付加されたとき、言い換えればバルーン3が拡
張したときに拡張可能(伸張可能)なものであり、いわ
ゆるバルーンエキスパンダブルステントである。ステン
ト4としては、例えば、図9に示すように、ステント4
の軸方向に長くかつ中央部が開口した略楕円状もしくは
多角形状の構成要素22が、ステント4の中心軸に対し
てほぼ等角度間隔にて略円周上に配列され、かつ、構成
要素の円周方向の隣接部(側部)間が接続部23(23
a,23b,23c,23d)にて接続された環状ユニ
ット24(24a,24b,24c,24d,24e,
24f)からなり、かつ、複数の環状ユニット24a,
24b,24c,24d,24e,24fがステント4
の軸方向に並んでいる。さらに、一つの環状ユニット4
の接続部23と隣り合う環状ユニット24の接続部23
とが連結部25(25a,25b,25c,25d,2
5e)により少なくとも一カ所連結されているものが好
適である。しかし、ステント4の形状はこのようなもの
に限定されるものではなく、網目状などの公知のものが
使用できる。
【0023】ステント4の形成材料としては、ある程度
の生体適合性を有するものが好ましく、例えば、ステン
レス鋼、タンタルもしくはタンタル合金、プラチナもし
くはプラチナ合金、金もしくは金合金、コバルトベース
合金等が考えられる。またステント形状を作製した後に
貴金属メッキ(金、プラチナ)をしてもよい。ステンレ
ス鋼としては、最も耐腐食性のあるSUS316Lが好
適である。さらに、ステントの最終形状を作成したの
ち、焼なましすることが好ましい。焼きなましを行うこ
とにより、ステント全体の柔軟性および可塑性が向上
し、屈曲した血管内での留置性が良好となる。焼きなま
しを行わない場合に比べて、ステントを拡張した後の拡
張前形状に復元しようとする力、特に、屈曲した血管部
位で拡張したときに発現する直線状に復帰しようとする
力が減少し、屈曲した血管内壁に与える物理的な刺激が
減少し、再狭窄の要因を減少させることができる。焼き
なましは、ステント表面に酸化皮膜が形成されないよう
に、不活性ガス雰囲気下(例えば、アルゴンガス)に
て、900〜1200℃に加熱したのち、ゆっくりと冷
却することにより行うことが好ましい。
【0024】ステント4の非拡張時の直径は、0.9〜
1.5mm程度が好適であり、特に、1.0〜1.3m
mがより好ましい。また、一つの環状ユニットの長さ、
言い換えれば、一つの構成要素の軸方向の長さは、1.
5〜4.0mm程度が好適であり、特に、2.0〜3.
0mmがより好ましい。また、環状ユニットの数として
は、3〜10が好適である。ステント4の中央部の環状
ユニットの肉厚としては、0.05〜0.12mm程度
が好適であり、特に、0.06〜0.10mmが好適で
ある。両端部の環状ユニットの肉厚としては、0.05
〜0.07mm程度が好適である。両端部の環状ユニッ
トの肉厚は、中央部分の環状ユニットの肉厚の3/5〜
4/5程度が好適である。
【0025】次に、シャフト本体部2の後端側シャフト
部20について、図5および図8を用いて説明する。後
端側シャフト部20は、シャフトチューブ32とその後
端に固定されたハブ8とを備える。そして、シャフトチ
ューブ32内には、剛性付与体33が挿入されており、
剛性付与体33は後端部にてシャフトチューブ32に固
定され、先端は、シャフトチューブ32の先端より突出
し、後述する接合コネクター7を貫通し、先端側シャフ
ト内に延びている。この実施例では、剛性付与体33の
先端部は、先端側シャフトの内管12と外管13との
間、言い換えれば、バルーン拡張用ルーメン16内に到
達している。
【0026】剛性付与体33は、シャフトチューブ32
の基端より、その内部を先端側に延びている。また、剛
性付与体33は、シャフト本体部2の湾曲の障害となら
いように、基端部のみシャフトチューブ32もしくはハ
ブ8に固定されており、その他の部分、具体的には、シ
ャフトチューブ32の基端部を除く内部、接合コネクタ
ー7部分、先端側シャフト部(内管12および外管1
3)のいずれにも固定されていない。剛性付与体33
は、シャフトチューブ32の可撓性をあまり低下させる
ことなく、屈曲部位でのシャフトチューブ32の極度の
折れ曲がり、シャフトチューブ32の血管内での蛇行を
防止する。剛性付与体33は、線状体により形成されて
いることが好ましい。線状体としては、金属線であるこ
とが好ましく、線径0.05〜1.5mm、好ましくは
0.1〜1.0mmのステンレス鋼等の弾性金属、超弾
性合金などであり、特に好ましくは、ばね用高張力ステ
ンレス鋼、超弾性合金線である。
【0027】ここでいう超弾性合金とは一般に形状記憶
合金といわれ、少なくとも生体温度(37℃付近)で超
弾性を示すものである。特に好ましくは、49−53原
子%NiのTi−Ni合金、38.5−41.5重量%
ZnのCu−Zn合金、1−10重量%XのCu−Zn
−X合金(X=Be、Si、Sn、Al、Ga)、36
−38原子%AlのNi−Al合金等の超弾性合金が好
適に使用される。特に、上記のTi−Ni合金が望まし
い。また、Ti−Ni合金の一部を0.01〜10.0
原子%Xで置換したTi−Ni−X合金(X=Co,F
e,Mn,Cr,V,Al,Nb,W,Bなど)とする
か、またはTi−Ni合金の一部を0.01〜30.0
原子%Xで置換したTi−Ni−X合金(X=Cu,P
b,Zr)とすること、また、冷間加工率または/およ
び最終熱処理の条件を選択することにより、機械的特性
を適宜変えることができる。また、上記のTi−Ni−
X合金を用いて冷間加工率および/または最終熱処理の
条件を選択することにより、機械的特性を適宜変えるこ
とができる。
【0028】シャフトチューブ32は、基端において剛
性付与体33を固定しており、さらに、このシャフトチ
ューブ32の後端は、ハブ8に固定されている、シャフ
トチューブ32の基端より若干先端よりの位置に、バル
ーン拡張用流体流入口34が形成されている。ハブ8と
シャフトチューブ32の境界部の外面には、両者を被覆
するように、キンク防止用のチューブ35が取り付けら
れている。また、ハブ8の後端部は、バルーン拡張用流
体注入器具(例えば、シリンジ)の接続部となってい
る。シャフトチューブ32としては、外径が0.6〜
1.5mm、好ましくは0.8〜1.3mmであり、内
径が0.5〜1.4mm、好ましくは0.7〜1.2m
mである。
【0029】シャフトチューブ32の形成材料として
は、ある程度の可撓性を有するものが好ましく、例え
ば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体など)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド
エラストマー、ポリイミド、ポリウレタン等の熱可塑性
樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が使用でき、
好ましくは上記の熱可塑性樹脂である。なお、先端側ス
トッパー5の形成材料は、内管12の形成材料に対して
接着性を有するものが用いられる。また、後端側ストッ
パー6の形成材料は、外管13の形成材料に対して接着
性を有するものが用いられる。
【0030】先端側シャフト部と後端側シャフト部は、
接合コネクター7により接合されている。接合コネクタ
ー7は、図3、図6および図7に示すように、先端中心
より中央部へ軸方向にのび、中央部から湾曲し後端側の
外側面に到達する内管挿通路を備え、この挿通路内を内
管12の後端部は貫通し、接合コネクター7の側面より
突出する内管12の後端部が、ガイドワイヤー導入口3
6を形成している。また、接合コネクター7には、先端
から基端に延びるバルーン拡張用流体流通路37a,3
7bが形成されている。この実施例では、図7に示すよ
うに、2つのバルーン拡張用流体流通路が形成されてい
る。この流通路により、内管12と外管13の間により
形成されているバルーン拡張用ルーメン16とシャフト
チューブ32内に形成されているバルーン拡張用ルーメ
ン16とは連通している。また、上述のように、接合コ
ネクター7には、先端より基端まで貫通した剛性付与体
導通路が形成されており、これを剛性付与体33は貫通
している。
【0031】次に、本発明の他の実施例の生体器官拡張
器具を図10ないし図12を用いて説明する。図10
は、本発明の他の実施例の生体器官拡張器具の正面図で
ある。図11は、図10に示した生体器官拡張器具の先
端部の拡大断面図である。図12は、図10に示した生
体器官拡張器具の後端部の拡大断面図である。この実施
例の生体器官拡張器具100では、シャフト本体部10
2は、シャフト本体部102の先端にて一端が開口し、
シャフト本体部の後端部にて他端が開口するガイドワイ
ヤールーメン15を備えている。この実施例の生体器官
拡張器具100と図1ないし図7に示し上述した生体器
官拡張器具100との差異は、シャフト本体部102の
構造と後端側ストッパー6の形状のみであり、その他は
同じである。
【0032】この生体器官拡張器具100は、シャフト
本体部102と、シャフト本体部102の先端部に固定
されたステント拡張用バルーン3と、このバルーン3を
上に装着されたステント4とを備える。シャフト本体部
102は、内管12と外管13と分岐ハブ112とを備
えている。内管12は、内部にガイドワイヤーを挿通す
るためのガイドワイヤールーメン15を備えるチューブ
体である。内管12としては、長さは、100〜200
0mm、より好ましくは、150〜1500mm、外径
が、0.1〜1.0mm、より好ましくは、0.3〜
0.7mm、肉厚10〜150μm、より好ましくは、
20〜100μmのものである。そして、内管12は、
外管13の内部に挿通され、その先端部が外管13より
突出している。この内管12の外面と外管13の内面に
よりバルーン拡張用ルーメン16が形成されており、十
分な容積を有している。外管13は、内部に内管12を
挿通し、先端が内管12の先端よりやや後退した部分に
位置するチューブ体である。外管13としては、長さ
は、100〜2000mm、より好ましくは、150〜
1500mm、外径が、0.5〜1.5mm、より好ま
しくは、0.7〜1.1mm、肉厚25〜200μm、
より好ましくは、50〜100μmのものである。
【0033】この実施例の生体器官拡張器具100で
は、外管13は、先端側外管13aと本体側外管13b
により形成され、両者が接合されている。そして、先端
側外管13aは、本体側外管13bとの接合部より先端
側の部分において、テーパー状に縮径し、このテーパー
部より先端側が細径となっている。先端側外管13aの
細径部での外径は、0.50〜1.5mm、好ましくは
0.60〜1.1mmである。また、先端側外管13a
の基端部および本体側外管13bの外径は、0.75〜
1.5mm、好ましくは0.9〜1.1mmである。そ
して、バルーン3は、先端側接合部3aおよび後端側接
合部3bを有し、先端側接合部3aが内管12の先端よ
り若干後端側の位置に固定され、後端側接合部3bが外
管の先端に固定されている。また、バルーン3は、基端
部付近にてバルーン拡張用ルーメン16と連通してい
る。
【0034】そして、内管12の先端には、バルーン3
の先端側接合部3aの先端部を被包するように先端側ス
トッパー5が固定されている。先端側ストッパー5は、
弾性材料により環状に形成されており、後端部の外径が
装着されるステント4の外径とほぼ等しいか若干大きい
ものとなっている。また、先端側ストッパー5は、先端
に向かってなだらかに縮径するテーパー状となってい
る。このように形成することにより、先端側ストッパー
5に狭窄部への誘導機能を持たせることができ、ステン
ト装着部分を生体器官の狭窄部のへの挿入が容易とな
る。
【0035】また、外管13の先端部には、バルーン3
の後端側接合部3bの後端部を被包するように、弾性材
料により形成された後端側ストッパー6が固定されてい
る。この後端側ストッパー6も外径が装着されるステン
ト4の外径とほぼ等しいか若干大きいものとなってい
る。なお、後端側ストッパー6も先端側ストッパー5と
同様に、後端に向かって(バルーン3と遠くなる方向に
向かって)なだらかに縮径するテーパー状となってい
る。このようにすることにより、生体器官拡張器具を生
体内もしくはガイドカテーテル内からの抜去作業が容易
となる。なお、先端側ストッパーをストッパー部材とテ
ーパー部材に区分し、ストッパー部材をテーパー状とせ
ず、ストッパー部材の前方にシャフト本体部の先端側に
向かって縮径するテーパー状部材を設けてもよい。同様
に、後端側ストッパーをストッパー部材とテーパー部材
に区分し、ストッパー部材をテーパー状とせず、ストッ
パー部材の後方にシャフト本体部の後端側に向かって縮
径するテーパー状部材を設けてもよい。
【0036】そして、ステント4は、この2つのストッ
パー間に挟まれ、ストッパーを越える移動が防止されて
おり、さらに、ステント4の先端が先端側ストッパー5
に近接し、ステント4の後端が、後端側ストッパー6に
近接している。内管12、外管13ならびにストッパー
の形成材料としては、ある程度の可撓性を有するものが
好ましく、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体など)、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン等の熱可
塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が使用で
き、好ましくは上記の熱可塑性樹脂であり、より好まし
くは、ポリオレフィンである。なお、先端側ストッパー
5の形成材料は、内管12の形成材料に対して接着性を
有するものが用いられる。また、後端側ストッパー6の
形成材料は、外管13の形成材料に対して接着性を有す
るものが用いられる。
【0037】バルーン3は、折り畳み可能なものであ
り、拡張させない状態では、内管12の外周に折りたた
まれた状態となることができるものである。バルーン3
は、装着されるステント4を拡張できるようにほぼ同一
径の筒状部分(好ましくは、円筒部分)となった拡張可
能部31を有している。上記の略円筒部分は、完全な円
筒でなくてもよく、多角柱状のものであってもよい。そ
して、バルーン3は、上述のように、先端側接合部3a
が内管12にまた後端側接合部3bが外管13の先端に
接着剤または熱融着などにより液密に固着されている。
また、このバルーン3には、拡張可能部31と接合部と
の間にはテーパー部が実質的に形成されていない、テー
パーレスバルーンとなっている。このため、先端側スト
ッパー5は、バルーン3の拡張可能部31の先端と近接
した位置のシャフト本体部102(正確には、内管1
2)に設けられている。また、同様に、後端側ストッパ
ー6は、バルーン3の拡張可能部31の後端と近接した
位置のシャフト本体部102(正確には、外管13)に
設けられている。
【0038】バルーン3は、バルーン3の内面と内管1
2の外面との間に拡張空間3cを形成する。この拡張空
間3cは、後端部ではその全周において拡張用ルーメン
16と連通している。このように、バルーン3の後端
は、比較的大きい容積を有する拡張用ルーメンと連通し
ているので、拡張用ルーメン16よりバルーン内への拡
張用流体の注入が確実である。バルーン3の大きさなら
びに形成材料は、上述したものと同じである。
【0039】そして、シャフト本体部102(この実施
例では、内管12)には、先端側ストッパー5に近接し
かつバルーン3の拡張可能部31の内部の先端付近とな
る位置の外面に先端側補強体17が固定されている。同
様に、シャフト本体部102(この実施例では、外管1
3)には、後端側ストッパー6に近接しかつバルーン3
の拡張可能部31の内部の後端付近となる位置の外面に
後端側補強体18が固定されている。このような補強体
を設けることにより、ストッパーとステント間にて生体
器官拡張器具100がキンクすることを防止できる。そ
して、先端側補強体17の先端は、上述したステント4
の先端より生体器官拡張器具の先端側に位置することが
好ましい。また、図11に示すように、先端側補強体1
7の後端は、上述したステント4の先端より生体器官拡
張器具の後端側に位置している。また、後端側補強体1
8の後端は、上述したステント4の後端より生体器官拡
張器具の後端側に位置することが好ましい。
【0040】なお、この実施例では、先端側補強体17
はバルーン3の拡張可能部31の先端内部とほぼ一致す
る位置に設けられている。また、後端側補強体18は、
バルーン3の拡張可能部31の先端内部とほぼ一致する
位置に設けられている。しかし、補強体は、若干バルー
ン3の内方によった位置に設けてもよい。また逆に、補
強体の一部がバルーン3の接合部により被覆されるよう
に設けてもよい。さらに、補強体の一部がバルーン3の
接合部ならびに上述したストッパーに被包されるように
設けてもよい。なお、先端側補強体17の先端の位置
は、バルーン3の拡張可能部31の先端を0(基準)と
したとき、前後3ミリ(±3ミリ)以内となることが望
ましい。
【0041】補強体は、所定の長さを有するリング状の
もの、もしくは線状体をコイル状に巻き付けたものなど
が好適である。さらに、補強体は、X線不透過材料(例
えば、金、白金、タングステンあるいはそれらの合金、
あるいは銀−パラジウム合金等)により、形成すること
が好ましい。このようにすることによりバルーン3の拡
張可能部31の先端および後端の位置、ひいては、ステ
ント4の先端および後端の位置をX線造影により確認す
ることできる。本発明の生体器官拡張器具100に使
用されるステント4は、上述したものと同じである。
【0042】また、内管12と外管13との間(バルー
ン拡張用ルーメン16内)には、線状の剛性付与体33
が挿入されている。剛性付与体33は、生体器官拡張器
具100の可撓性をあまり低下させることなく、屈曲部
位での生体器官拡張器具100本体10の極度の折れ曲
がりを防止するとともに、生体器官拡張器具100の先
端部の押し込みを容易にする。線状体としては、金属線
であることが好ましく、線径0.05〜1.50mm、
好ましくは0.10〜1.00mmのステンレス鋼等の
弾性金属、超弾性合金などであり、特に好ましくは、ば
ね用高張力ステンレス鋼、超弾性合金線である。超弾性
合金としては、上述したものが好適に使用できる。
【0043】剛性付与体33の先端部は、他の部分より
研磨などの方法により細径となっている。この実施例で
は、細径部分の先端が、本体部外管13の先端部3b付
近まで延びている。なお、細径部分の先端は、外管13
の先端付近まで延びるものとしてもよい。なお、剛性付
与体33の先端は、外管13および内管12のいずれに
も固定されていない。剛性付与体33の細径部分の外径
は、基端側の外径の1/5〜1/10程度が好ましい。
さらに、剛性付与体33は、先端側より基部側の剛性が
高いものであることが好ましい。これは例えば、剛性付
与体33として先端側より基部側の横断面積が大きいも
のを用いることにより可能となる。また、剛性付与体3
3は、先端部がより柔軟であり、本体部が剛性の高いも
のとするために、剛性付与体33に使用される金属線を
冷間加工した後、先端側は高く本体側は低い温度勾配を
付けて焼鈍したものを用いてもよい。また、剛性付与体
33としては、細径の金属線を数本撚り合わせた撚線に
より形成してもよい。剛性付与体33の基端は、内管1
2の基端に固定されている。なお、外管13の基端に固
定してもよい。そして、剛性付与体33は、基端以外は
固定されていないため、ルーメン内で剛性付与体33は
動くことができる。
【0044】このような剛性付与体33を設けることに
より、生体器官拡張器具本体10が、血管内にて蛇行す
ることを防止する。このため、蛇行部にて、生体器官拡
張器具本体10の基端部にて与えた押込力が緩衝される
ことがなくなり、生体器官拡張器具本体10の基端部に
て与えた押込力を、生体器官拡張器具の先端まで確実に
伝達することができる。よって、生体器官拡張器具の操
作性、特に、生体器官拡張器具の先端部バルーンが取り
付けられている部分を血管内狭窄部に押し込む作業が容
易となるとともに、高度の血管内狭窄部(亜完全閉塞
部)にも、生体器官拡張器具の先端部を挿入することが
可能となる。
【0045】次に、この実施例の生体器官拡張器具10
0の基端部について、図12を用いて説明する。この実
施例の生体器官拡張器具100では、基端に分岐ハブ1
12が固定されている。分岐ハブ112は、ガイドワイ
ヤールーメン15と連通しガイドワイヤーポートを形成
するガイドワイヤー導入口109を有し、内管12に固
着された内管ハブ122と、バルーン拡張用ルーメン1
6と連通しインジェクションポート111を有し、外管
13に固着された外管ハブ123とからなっている。そ
して、外管ハブ123と内管ハブ122とは、固着され
ている。この分岐ハブ112の形成材料としては、ポリ
カーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリレ
ート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体等
の熱可塑性樹脂が好適に使用できる。
【0046】この実施例では、外管13の末端部には、
折曲がり防止用チューブ150を有している。折曲がり
防止用チューブ150は、熱収縮性を有するものにて、
熱収縮後の内径が外管13の外径より若干小さくなるよ
うに形成し、このように形成されたチューブ150を外
管13の末端部に被嵌し、加熱(例えば、熱風をあて
る)させて収縮させることにより取り付けられている。
そして、折曲がり防止用チューブ150は、外管ハブ1
23に止めピン152により固定されている。この固定
方法は、外管13の後端に後端部分以外の部分の外径が
外管13の内径とほぼ等しく、拡径した後端部分を有す
る止めピン152を差し込み、外管13をその先端から
外管ハブ123に挿入し、外管ハブ123の内面に設け
られた突起154を止めピン152の後端部分が越える
まで押し込むことにより行われている。さらに、外管ハ
ブ123と折曲がり防止用チューブ150との接触面に
接着剤を塗布して固着してもよい。
【0047】また、内管12の末端部には、折曲がり防
止用チューブ160を有している。このチューブ160
は、熱収縮性を有するものにて、熱収縮後の内径が内管
12の外径より若干小さくなるように形成され、この熱
収縮性を有するチューブ160を内管12の末端部に被
嵌し、加熱(例えば、熱風をあてる)させて収縮させる
ことにより容易に取り付けることができる。そして、剛
性付与体33の基端部は、この収縮チューブ160によ
り内管12の外面に固定されている。そして、折曲がり
防止用チューブ160を取り付けた内管12は、内管ハ
ブ122に固定されている。この固定方法は、内管12
の後端に後端部分以外の部分の外径が内管12の内径と
ほぼ等しく、拡径した後端部分を有する止めピン162
を差し込み、内管12をその先端から内管ハブ122に
挿入し、内管ハブ122の内面に設けられた突起164
を止めピン162の後端部分が越えるまで押し込むこと
により行われている。さらに、内管ハブ122と折曲が
り防止用チューブ160との接触面に接着剤を塗布して
固着してもよい。
【0048】外管ハブおよび内管ハブの形成材料として
は、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポ
リアリレート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共
重合体等の熱可塑性樹脂が好適に使用できる。そして、
内管ハブ122と外管ハブ123とは固定されている。
この固定は、外管13の基端部に取り付けられた外管ハ
ブ123の後端から内管12をその先端から挿入し接合
することにより行われている。またこの時、内管ハブ1
22と外管ハブ123との接合部に接着剤を塗布して行
うことにより確実に両者を固着することができる。な
お、生体器官拡張器具100の基端の構造は、上記のよ
うなものに限定されるものではなく、分岐ハブ112を
設けず、ガイドワイヤールーメン15、バルーン拡張用
ルーメン16それぞれに、例えば後端に開口部を形成す
るポート部材を有するチューブを液密に取り付けるよう
にしてもよい。
【0049】次に、本発明の他の実施例の生体器官拡張
器具81について、図13を用いて、説明する。図13
は、本発明の他の実施例の生体器官拡張器具の部分拡大
断面図である。この実施例の生体器官拡張器具81で
は、シャフト本体部は、シャフト本体部の先端より突出
する誘導部85を備えている。この実施例の生体器官拡
張器具81と図1ないし図7に示し上述した生体器官拡
張器具1との差異は、シャフト本体部の構造と後端側ス
トッパー96の形状のみであり、その他は同じである。
この生体器官拡張器具81は、シャフト本体部と、シャ
フト本体部の先端部に固定されたステント拡張用バルー
ン83と、このバルーン83上に装着されたステント7
4とを備える。シャフト本体部は、内部にバルーン拡張
用ルーメン90を備える管状体82と、弾性芯材84、
誘導部87と、ハブ組立体91とにより形成されてい
る。
【0050】この生体器官拡張器具81では、管状体8
2は、内側チューブ82bと、内側チューブ82bの表
面を被覆する外側チューブ82aとからなり、外側チュ
ーブ82aは、内側チューブ82bの先端部より突出
し、管状体82の先端部82cを形成している。さら
に、この実施例の生体器官拡張器具81では、内側チュ
ーブ82bの先端部が縮径しており、つまり、先端部を
形成する側壁が内側に変形している。この状態は、内側
チューブ82bの先端部をテーパー状に加工することに
より形成できる。また、内側チューブ82bの先端部の
外面を被覆する外側チューブ82aの外径が縮径するよ
うに形成し、この外側チューブ82aにより、内側チュ
ーブ82bの先端部を内側に変形させてることにより形
成できる。このように、内側チューブ82bを有する本
体部より外側チューブ82aのみにより形成される先端
部82cを小径のものとすることにより、より抹消側の
血管内に生体器官拡張器具81の先端部を挿入すること
ができる。さらに、上記のように、管状体82の本体部
82dより先端部82cに移行する部分を、先端側に向
かってテーパー状に縮径するように形成することによ
り、血管内への挿入がより容易となる。
【0051】この生体器官拡張器具81では、管状体8
2の本体部82dは、内側チューブを有することによ
り、生体器官拡張器具の基端部で与えた押し込み力の伝
達性(押し込み性、プッシャビリティ)およびトルクの
伝達性が高い。そして、先端部は、合成樹脂により形成
されている。管状体82は、弾性芯材84の外側に同軸
に形成され、弾性芯材84の先端より少し後退した位置
に先端が位置している。管状体82としては、長さは、
100〜4000mm、より好ましくは150〜160
0mm、外径が、0.3〜1.5mmより好ましくは
0.4〜1.2mmである。外側チューブ82aの成形
材料としては、可撓性を有する合成樹脂、例えば、ポリ
オレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体など)、ポリ塩化ビニル、ポリアミドエラスト
マー、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂あるいはポリイミ
ドが使用でき、より好ましくは、ポリオレフィン、ある
いはポリイミドである。内側チューブに被覆される部分
の外側チューブ82aの肉厚は、5〜300μm、好ま
しくは、10〜200μmである。
【0052】管状体82の外側チューブ82aとして
は、熱収縮チューブを用いてもよい。熱収縮チューブと
しては、加熱前の内径が内側チューブ82bの外径より
大きく、内部に内側チューブを挿通できるものであり、
加熱により全体がほぼ均一に収縮し、内側チューブ82
bの外面に密着するものが使用される。このような熱収
縮チューブは、成形時の内径が内側チューブの外径と同
じまたは若干小さく形成したものを、全体に拡径するよ
うに延伸し、加熱することにより、成形時の径または成
形時の径程度に収縮するものが好適に使用できる。熱収
縮チューブの材料としては、上記のように延伸でき、か
つ加熱することにより収縮する材料が使用され、例え
ば、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体な
ど)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミドエラ
ストマー等が使用できる。
【0053】内側チューブ82bとしては、上述した外
側チューブ用の合成樹脂、弾性金属管が使用できる。な
お、内側チューブを合成樹脂により形成する場合には、
外側チューブの形成樹脂より硬度の高いもの(硬いも
の)を用いることが好ましい。また、弾性金属管として
は、ステンレス管、超弾性金属管が使用できる。超弾性
合金としては、上述したものが好適に使用できる。そし
て、内側チューブ82bとしては、外径が、0.2〜
1.5mmより好ましくは、0.3〜1.2mm、肉厚
が、30〜200μm、より好ましくは、50〜150
μmのものであり、座屈強度(負荷時の降伏応力)は、
5〜200kg/mm2(22℃)、より好ましくは、
8〜150kg/mm2(22℃)、復元応力(徐荷時
の降伏応力)は、3〜180kg/mm2(22℃)、
より好ましくは、5〜130kg/mm2(22℃)で
ある。
【0054】弾性芯材84は、管状体82を挿通してお
り、先端には、誘導部85が固定されている。具体的に
は、弾性芯材84の先端には、コイルスプリング87に
より形成された誘導部85が取り付けられている。この
誘導部85内には、コイルスプリング87の延びを防止
するためのにワイヤー86が設けられている。このワイ
ヤー86は先端および基端がコイルスプリング87に固
定されている。そして、弾性芯材84は、先端部がより
先端側に向かって柔軟であることが好ましく、このた
め、先端に向かって徐々に細径になっている。特に、こ
の実施例では、弾性芯材84の先端部84aは、管状体
82の先端部82c(外側チューブのみで形成された部
分)での折れ曲がりをより防止するために、管状体82
の先端部82cに対応する本体部84bが、管状体82
の本体部82dに対応する部分より径が大きくなってお
り、管状体82と弾性芯材84との空隙(ルーメン9
0)が狭くなっている。
【0055】弾性芯材84の材質としては、ステンレス
鋼(好ましくは、バネ用高張力ステンレス鋼)、タング
ステン、タングステン・コバルト合金、ピアノ線(好ま
しくは、ニッケルメッキあるいはクロムメッキが施され
たピアノ線)、または超弾性合金などである。超弾性合
金としては、上述したものが好適に使用できる。そし
て、弾性芯材84の長さは、350〜4000mm、好
ましくは、550〜1800mm、座屈強度(負荷時の
降伏応力)は、30〜100Kg/mm2(22℃)、
より好ましくは40〜55Kg/mm2、復元応力(除
荷時の降伏応力)は、20〜80Kg/mm2(22
℃)、より好ましくは30〜35Kg/mm2である。
また、弾性芯材84の先端部の外径は、0.1〜1.0
mm、より好ましくは、0.15〜0.7である。ま
た、曲げ負荷は、0.1〜10g、好ましくは0.3〜
6.0g、復元負荷は、0.1〜10g、好ましくは
0.3〜6.0gである。
【0056】誘導部85は、生体器官拡張器具81を目
的とする血管部位に誘導するためのものであり、コイル
スプリング87により形成されている。そして、この誘
導部85は、柔軟性を有しており、誘導部85の先端
が、血管壁に当接した場合、最先端に力が集中せず、容
易に湾曲し、別方向に移行するように構成されている。
また、この誘導部85は、血管拡張用器具81の先端部
でもあるため、X線透視下において位置を容易に確認で
きることが好ましく、誘導部85の材質として、Pt、
Pt合金、W、W合金、Ag、Ag合金などを用いるこ
とが好ましい。また、誘導部85をより柔軟なものとす
ることが好ましく、このために、超弾性金属線(超弾性
合金線)、弾性金属線によりコイルスプリング87を形
成してもよい。超弾性合金としては、上述したものが好
適に使用できる。そして、誘導部は、外径が0.2〜
1.0mm、長さが2〜50mm程度が好ましい。ま
た、誘導部は、超弾性金属線を用いる場合は、座屈強度
(負荷時の降伏応力)は、5〜200kg/mm2(2
2℃)、より好ましくは8〜150kg/mm2、復元
応力(除荷時の降伏応力)は、3〜180kg/mm2
(22℃)、より好ましくは5〜150kg/mm2
ある。
【0057】そして、誘導部85の先端部85aは、極
細の金属線を加熱溶融して滑らかな凸曲面を有するヘッ
ドピース状に形成されていることが好ましい。誘導部8
5を形成するコイルスプリング87と弾性芯材84は、
ロウ材によって接合されている。また、コイルスプリン
グ87が伸びるのを防止するためのワイヤーの代わり
に、弾性芯材84を誘導部85の先端まで到達するもの
とし、その先端をコイルスプリング87に固定してもよ
い。
【0058】そして、バルーン83は、先端側接合部お
よび後端側接合部を有し、先端側接合部が弾性芯材84
の先端より若干後端側に固定され、後端側接合部が管状
体82の先端に固定されている。バルーン83は、後端
部付近にて、バルーン拡張用ルーメン90(管状体82
の内部)と連通している。そして、弾性芯材84の先端
から誘導部85の基端にかけて、バルーンの先端側接合
部の先端部を被包するように先端側ストッパー95が固
定されている。先端側ストッパー95は、弾性材料によ
り環状に形成されており、後端部の外径が装着されるス
テント74の外径とほぼ等しいか若干大きいものとなっ
ている。また、先端側ストッパー95は、先端に向かっ
てなだらかに縮径するテーパー状となっている。
【0059】また、管状体82の先端部には、バルーン
83の後端側接合部の後端部を被包するように、弾性材
料により形成された後端側ストッパー96が固定されて
いる。この後端側ストッパー96も外径が装着されるス
テント74の外径とほぼ等しいか若干大きいものとなっ
ている。なお、後端側ストッパー96も先端側ストッパ
ー95と同様に、後端に向かって(バルーンと遠くなる
方向に向かって)なだらかに縮径するテーパー状となっ
ている。そして、ステント74は、この2つのストッパ
ー間に挟まれ、ストッパーを越える移動が防止されてお
り、さらに、ステント74の先端が先端側ストッパー9
5に近接し、ステント74の後端が、後端側ストッパー
96に近接している。このため、ステント74の両端の
エッジが生体内への導入作業時の生体内壁(例えば、血
管内壁)に接触することがなく、生体内壁に損傷を与え
にくい。
【0060】ストッパーの形成材料としては、ある程度
の可撓性を有するものが好ましく、例えば、ポリオレフ
ィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体など)、ポリ塩化ビニル、ポリアミドエラストマー、
ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテ
ックスゴム等が使用でき、好ましくは上記の熱可塑性樹
脂であり、より好ましくは、ポリオレフィンである。
【0061】バルーン83は、折り畳み可能なものであ
り、拡張させない状態では、弾性芯材84の外周に折り
たたまれた状態となることができるものである。バルー
ン83は、装着されるステント74を拡張できるように
ほぼ同一径の筒状部分(好ましくは、円筒部分)となっ
た拡張可能部83aを有している。上記の略円筒部分
は、完全な円筒でなくてもよく、多角柱状のものであっ
てもよい。そして、バルーン83は、上述のように、先
端側接合部が弾性芯材84にまた後端側接合部が管状体
82の先端に接着剤または熱融着などにより液密に固着
されている。また、このバルーン83には、拡張可能部
83aと接合部との間にはテーパー部が実質的に形成さ
れていない、テーパーレスバルーンとなっている。この
ため、先端側ストッパー95は、バルーン83の拡張可
能部83aの先端と近接した位置のシャフト本体部(正
確には、弾性芯材84)に設けられている。また、同様
に、後端側ストッパー96は、バルーン83の拡張可能
部83aの後端と近接した位置のシャフト本体部(正確
には、管状体82)に設けられている。バルーン83
は、バルーン83の内面と弾性芯材84の外面との間に
拡張空間92を形成する。この拡張空間は、後端部では
その全周において拡張用ルーメン90(管状体82の内
部)と連通している。バルーン83の大きさ、形成材料
などについては、上述したものと同じである。
【0062】そして、シャフト本体部(この実施例で
は、弾性芯材84)には、先端側ストッパー95に近接
しかつバルーンの拡張可能部83aの内部の先端付近と
なる位置の外面に先端側補強体17が固定されている。
同様に、シャフト本体部(この実施例では、管状体8
2)には、後端側ストッパー96に近接しかつバルーン
の拡張可能部83aの内部の後端付近となる位置の外面
に後端側補強体18が固定されている。このような補強
体を設けることにより、ストッパーとステント74間に
て生体器官拡張器具がキンクすることを防止できる。先
端側補強体17の先端は、上述したステント74の先端
より生体器官拡張器具の先端側に位置することが好まし
い。また、図13に示すように、先端側補強体17の後
端は、上述したステント74の先端より生体器官拡張器
具の後端側に位置している。また、後端側補強体18の
後端は、上述したステント4の後端より生体器官拡張器
具の後端側に位置することが好ましい。
【0063】なお、この実施例では、先端側補強体17
はバルーンの拡張可能部83aの先端内部とほぼ一致す
る位置に設けられている。また、後端側補強体18は、
バルーンの拡張可能部83aの先端内部とほぼ一致する
位置に設けられている。しかし、補強体は、若干バルー
ンの内方によった位置に設けてもよい。また逆に、補強
体の一部がバルーンの接合部により被覆されるように設
けてもよい。さらに、補強体の一部がバルーンの接合部
ならびに上述したストッパーに被包されるように設けて
もよい。なお、先端側補強体17の先端の位置は、バル
ーンの拡張可能部83aの先端を0(基準)としたと
き、前後3ミリ(±3ミリ)以内内となることが望まし
い。
【0064】補強体としては、所定の長さを有するリン
グ状のもの、もしくは線状体をコイル状に巻き付けたも
のなどが好適である。さらに、補強体は、X線不透過材
料(例えば、金、白金、タングステンあるいはそれらの
合金、あるいは銀−パラジウム合金等)により、形成す
ることが好ましい。このようにすることによりバルーン
の拡張可能部83aの先端および後端の位置、ひいて
は、ステント74の先端および後端の位置をX線造影に
より確認することできる。本発明の生体器官拡張器具
に使用されるステント74についても、上述したものと
同じである。
【0065】そして、ハブ組立体91は、分岐した管状
体ハブ88と弾性芯材ハブ89とからなる。管状体ハブ
88は、管状体82の後端部に、接着剤94により固定
されている。そして、管状体ハブ88は、ルーメン90
と連通する開口部93を有し、この開口部93は、バル
ーン拡張用流体流入ポートを形成している。ハブ88の
材質としては、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン)、ポリカーボネイト、ポリアミド、
ポリサルホン、ポリアリレート、ブチレン−スチレン共
重合体、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体
などの熱可塑性樹脂が使用される。また、弾性芯材ハブ
89は、弾性芯材84の後端に設けられた拡径部84c
を収納可能な円柱状の凹部を有しており、この凹部内に
弾性芯材84の後端が収納されており、両者は、接着剤
99により固定されている。そして、図18に示すよう
に、管状体ハブ88と弾性芯材ハブ89とは固定されて
いる。この固定は、管状体ハブ88の後端に弾性芯材ハ
ブ84の先端を挿入し、弾性芯材ハブ89の先端部と管
状体ハブ88と後端部とを接合することにより行われ
る。またこの時、両者の接合部に接着剤を塗布して行う
ことにより確実に両者を固着することができる。
【0066】そして、上述したすべての実施例の生体器
官拡張器具において、血管内あるいはガイドカテーテル
内への挿入を容易にするために、シャフト本体部の外
面、拡張器具の先端部(先端側ストッパーから先端側)
の外面、後端側ストッパーの外面に潤滑性を呈するよう
にするための処理を施すことが望ましい。このような処
理としては、例えばポリ2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキ
シプロピルセルロース、メチルビニルエーテル無水マレ
イン酸共重合体、ポリエチレングリコール、ポリアクリ
ルアミド、ポリビニルピロリドン等の親水性ポリマーコ
ーティングあるいはポリジメチルシロキサンを主鎖に持
つ反応性シリコーン樹脂などの潤滑性を呈する物質をコ
ーティングもしくは固定することにより行うことができ
る。
【0067】
【発明の効果】本発明の生体器官拡張器具は、チューブ
状のシャフト本体部と、該シャフト本体部の先端部に設
けられた折り畳みおよび拡張可能なバルーンと、折り畳
まれた状態の前記バルーンを被包するように装着され、
かつ該バルーンの拡張により拡張されるステントとを備
える生体器官拡張器具であって、前記シャフト本体部
は、一端が前記バルーン内と連通するバルーン拡張用ル
ーメンを備え、前記バルーンは、該バルーン拡張用ルー
メン内に注入される流体によりほぼ同一径の筒状に拡張
する拡張可能部を備え、さらに、前記生体器官拡張器具
は、前記バルーンの前記拡張可能部の先端と近接した位
置に設けられ、前記ステントの先端方向への移動を阻止
する先端側ストッパーと、前記バルーンの前記拡張可能
部の後端と近接した位置に設けられ、前記ステントの後
端側への移動を阻止する後端側ストッパーと、前記バル
ーンの拡張可能部の内部の先端もしくは先端付近となる
位置の前記シャフト本体部の外面に固定された補強体と
を備える。このため、バルーン上に装着されているステ
ントがずれることが少なく、もしステントが多少ずれて
も、その端部は、バルーンのほぼ同一径の筒状に拡張す
る拡張可能部上に位置するため、バルーンを拡張するこ
とにより、ステント全体を目的とする形状に拡張するこ
とができ、ステントの端部付近に拡張不足が生じること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の生体器官拡張器具の一実施例
の正面図である。
【図2】図2は、図1に示した生体器官拡張器具の先端
付近の拡大断面図である。
【図3】図3は、図1に示した生体器官拡張器具の中央
接合部部分の拡大断面図である。
【図4】図4は、図1のA−A線断面図である。
【図5】図5は、図1のB−B線断面図である。
【図6】図6は、図3のC−C線断面図である。
【図7】図7は、図3のD−D線断面図である。
【図8】図8は、図1に示した生体器官拡張器具の後端
部の拡大断面図である。
【図9】図9は、本発明の生体器官拡張器具に使用され
るステントの一例を示す斜視図である。
【図10】図10は、本発明の他の実施例の生体器官拡
張器具の正面図である。
【図11】図11は、図10に示した生体器官拡張器具
の先端部の拡大断面図である。
【図12】図12は、図10に示した生体器官拡張器具
の後端部の拡大断面図である。
【図13】図13は、本発明の他の実施例の生体器官拡
張器具の部分拡大断面図である。
【符号の説明】 1 生体器官拡張器具 2 シャフト本体部 3 バルーン 4 ステント 5 先端側ストッパー 6 後端側ストッパー 81 生体器官拡張器具 100 生体器官拡張器具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 29/00 A61M 25/10

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ状のシャフト本体部と、該シャ
    フト本体部の先端部に設けられた折り畳みおよび拡張可
    能なバルーンと、折り畳まれた状態の前記バルーンを被
    包するように装着され、かつ該バルーンの拡張により拡
    張されるステントとを備える生体器官拡張器具であっ
    て、前記シャフト本体部は、一端が前記バルーン内と連
    通するバルーン拡張用ルーメンを備え、前記バルーン
    は、該バルーン拡張用ルーメン内に注入される流体によ
    りほぼ同一径の筒状に拡張する拡張可能部を備え、さら
    に、前記生体器官拡張器具は、前記バルーンの前記拡張
    可能部の先端と近接した位置に設けられ、前記ステント
    の先端方向への移動を阻止する先端側ストッパーと、前
    記バルーンの前記拡張可能部の後端と近接した位置に設
    けられ、前記ステントの後端側への移動を阻止する後端
    側ストッパーと、前記バルーンの拡張可能部の内部の先
    端もしくは先端付近となる位置の前記シャフト本体部の
    外面に固定された補強体とを備え、該補強体の先端は、
    前記ステントの先端より生体器官拡張器具の先端側に位
    置するとともに、該補強体の後端は、前記ステントの先
    端より生体器官拡張器具の後端側に位置していることを
    特徴とする生体器官拡張器具。
  2. 【請求項2】 前記バルーンは、前記シャフト本体部と
    の接合のために、前記拡張可能部の先端側に形成された
    先端側接合部を備え、前記先端側ストッパーは前記先端
    側接合部上に形成されている請求項1に記載の生体器官
    拡張器具。
  3. 【請求項3】 前記バルーンは、前記シャフト本体部と
    の接合のために、前記拡張可能部の後端側に形成された
    後端側接合部を備え、前記後端側ストッパーは、前記後
    端側接合部上に形成されている請求項1または2に記載
    の生体器官拡張器具。
  4. 【請求項4】 前記バルーンは、前記拡張可能部の前後
    にテーパー状に拡張可能な部分を実施的に備えていない
    ものである請求項1ないし3のいずれかに記載の生体官
    拡張器具。
  5. 【請求項5】 前記先端側ストッパーの先端側は、シャ
    フト本体部の先端側に向かって縮径するテーパー状とな
    っている請求項1ないし4のいずれかに記載の生体器官
    拡張器具。
  6. 【請求項6】 前記後端側ストッパーは、前記シャフト
    本体部後端側に向かって縮径するテーパー状となってい
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の生体器官拡張器
    具。
  7. 【請求項7】 前記先端側ストッパーおよび前記後端側
    ストッパーは、環状に形成されており、これらストッパ
    ーの外径は、前記折り畳まれたバルーンに装着された状
    態のステントの外径とほぼ等しいか若干大きいものであ
    る請求項1ないし6のいずれかに記載の生体器官拡張器
    具。
  8. 【請求項8】 前記生体器官拡張器具は、前記バルーン
    の拡張可能部の内部の後端もしくは後端付近となる位置
    の前記シャフト本体部の外面に固定された補強体を備え
    ている請求項1ないし7のいずれかに記載の生体器官拡
    張器具。
  9. 【請求項9】 前記シャフト本体部は、該シャフト本体
    部の先端にて開口するガイドワイヤールーメンを備えて
    いる請求項1ないし8のいずれかに記載の生体器官拡張
    器具。
  10. 【請求項10】 前記シャフト本体部は、該シャフト本
    体部の先端にて一端が開口し、他端がシャフト本体の中
    間部にて開口するガイドワイヤールーメンを備えている
    請求項1ないし9のいずれかに記載の生体器官拡張器
    具。
  11. 【請求項11】 前記シャフト本体部は、該シャフト本
    体部の先端にて一端が開口し、他端がシャフト本体の後
    端部にて開口するガイドワイヤールーメンを備えている
    請求項1ないし10のいずれかに記載の生体器官拡張器
    具。
  12. 【請求項12】 前記生体器官拡張器具は、基端部から
    先端側に延びる弾性芯材と、前記シャフト本体部の先端
    部より突出する誘導部とを備えている請求項1ないし1
    1のいずれかに記載の生体器官拡張器具。
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