JPH0428232Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0428232Y2 JPH0428232Y2 JP14720884U JP14720884U JPH0428232Y2 JP H0428232 Y2 JPH0428232 Y2 JP H0428232Y2 JP 14720884 U JP14720884 U JP 14720884U JP 14720884 U JP14720884 U JP 14720884U JP H0428232 Y2 JPH0428232 Y2 JP H0428232Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- rotation speed
- terminal
- speed control
- current
- Prior art date
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- Expired
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、直流モータの正逆転駆動を制御する
回路に関するものである。
回路に関するものである。
従来、モータ駆動回路として、第2図に示すよ
うなものがあつた。
うなものがあつた。
すなわち、直流モータ13に対し正逆切換スイ
ツチ12を介して直流電源11を設け、直流モー
タ13の負側にモータ回転数制御IC14を設け
たものである。このモータ回転数制御IC14は
通常バイポーラ・モノシリツク構造のICが使用
される。
ツチ12を介して直流電源11を設け、直流モー
タ13の負側にモータ回転数制御IC14を設け
たものである。このモータ回転数制御IC14は
通常バイポーラ・モノシリツク構造のICが使用
される。
なお、抵抗15,16および17はモータ回転
数制御IC14とともに、回転数制御回路を構成
している。
数制御IC14とともに、回転数制御回路を構成
している。
モータ13を正転させるとき、スイツチ12は
A側に投入され、電源11の正側がモータ13の
正側端子に印加され、モータ13の負側端子はモ
ータ回転数制御IC14の出力端子に接続され
る。
A側に投入され、電源11の正側がモータ13の
正側端子に印加され、モータ13の負側端子はモ
ータ回転数制御IC14の出力端子に接続され
る。
この場合、モータ13の内部抵抗をRa、スイ
ツチ12の接点の接触抵抗をRdとすると、モー
タ回転数NMは、 NM=[R15Ir+{R15(1+1/K)+R16+R17}/
R16×Vref+IM(R15/K−Ra−Rd)]÷KE となる。
ツチ12の接点の接触抵抗をRdとすると、モー
タ回転数NMは、 NM=[R15Ir+{R15(1+1/K)+R16+R17}/
R16×Vref+IM(R15/K−Ra−Rd)]÷KE となる。
ここで、KEはモータ13の逆起電力定数
〔V/rpm〕、Irは基準電流源の電流〔A〕、Vrefは
基準電源の電圧〔V〕、IMはモータ13に流れる
電流である。
〔V/rpm〕、Irは基準電流源の電流〔A〕、Vrefは
基準電源の電圧〔V〕、IMはモータ13に流れる
電流である。
上式において分子第3項は、モータ13の電流
に比例して変化する誤差値である。通常スイツチ
12を使用しない場合は抵抗Rdは零あるから、
この第3項を零にするためにR15=K・Raに設定
される。
に比例して変化する誤差値である。通常スイツチ
12を使用しない場合は抵抗Rdは零あるから、
この第3項を零にするためにR15=K・Raに設定
される。
モータ13を逆転させるときは、スイツチ12
をB側へ投入する。電源11の正側がモータ13
の負側端子に接続され、モータ13の正側端子は
モータ回転数制御IC14の出力端子に接続さ
れるので、モータ13には負側端子から正側端子
へ向かつて電流が流れることになり、逆回転す
る。
をB側へ投入する。電源11の正側がモータ13
の負側端子に接続され、モータ13の正側端子は
モータ回転数制御IC14の出力端子に接続さ
れるので、モータ13には負側端子から正側端子
へ向かつて電流が流れることになり、逆回転す
る。
従来のモータ駆動回路は以上のように構成され
ているので、次のような問題点を有していた。
ているので、次のような問題点を有していた。
前記式の第3項をほぼ零にする必要があるた
め、スイツチ12として接点の接触抵抗Rdの
非常に小さなものを使用しなければならず、そ
のため高級で高価なスイツチを必要とした。
め、スイツチ12として接点の接触抵抗Rdの
非常に小さなものを使用しなければならず、そ
のため高級で高価なスイツチを必要とした。
スイツチ12に接点を使用している関係上、
回路全体としての信頼性も低下した。
回路全体としての信頼性も低下した。
また、モータ回転制御IC14に直列にスイ
ツチ12が挿入されているため、回転数制御特
性が悪化する。
ツチ12が挿入されているため、回転数制御特
性が悪化する。
本考案の目的は、上記従来の技術の問題点を克
服し、モータと回転数制御手段との間にスイツチ
を介在させないで、直接にモータの正逆転駆動を
制御し得る、改良されたモータ駆動回路を提供す
ることにある。
服し、モータと回転数制御手段との間にスイツチ
を介在させないで、直接にモータの正逆転駆動を
制御し得る、改良されたモータ駆動回路を提供す
ることにある。
以下、図によつて本考案を具体的に説明する。
第1図は本考案の一実施例よりなるモータ駆動
回路の回路図である。
回路の回路図である。
同図において、1は第1〜第5の電流制御素子
(具体的には、NPN型のパワートランジスタ)
QA〜QE、2はモータ13の負側端子Lと第3、
第4の電流制御素子QC〜QDの接続転との間に挿
入された抵抗である。2で示した抵抗RLはモー
タ13を回転数制御を行わないで正転、逆転駆動
を行う場合の電流制限のために機能する。
(具体的には、NPN型のパワートランジスタ)
QA〜QE、2はモータ13の負側端子Lと第3、
第4の電流制御素子QC〜QDの接続転との間に挿
入された抵抗である。2で示した抵抗RLはモー
タ13を回転数制御を行わないで正転、逆転駆動
を行う場合の電流制限のために機能する。
14はモータ回転数制御ICで、Aは誤差アン
プであり、その非反転入力(+)は端子Pに、反
転入力(−)は基準電源Vrefの負側と接続されて
いる。
プであり、その非反転入力(+)は端子Pに、反
転入力(−)は基準電源Vrefの負側と接続されて
いる。
Irは基準電流源で、Vrefの負側と端子Sの間に
接続されている。トランジスタQ1のベースは誤
差アンプAの出力に、エミツタは抵抗RE1を介し
て端子Sに、コレクタはVrefの正側を端子Rに接
続されている。
接続されている。トランジスタQ1のベースは誤
差アンプAの出力に、エミツタは抵抗RE1を介し
て端子Sに、コレクタはVrefの正側を端子Rに接
続されている。
トランジスタQ2,Q3、………Qoは、互いのコ
レクタが共通に端子Oに接続され、互いのベース
は共通にアンプAの出力に接続され、各エミツタ
はそれぞれ抵抗RE2,RE3、………、REoを介して
端子Sに接続されている。
レクタが共通に端子Oに接続され、互いのベース
は共通にアンプAの出力に接続され、各エミツタ
はそれぞれ抵抗RE2,RE3、………、REoを介して
端子Sに接続されている。
そして、トランジスタQ1のコレクタ電流IKと、
端子Oに流れ込む電流IOとの比が IK:IO=I:K となるように構成されている。
端子Oに流れ込む電流IOとの比が IK:IO=I:K となるように構成されている。
次に、モータ13の回転数を制御するための動
作について説明すると、モータ13の内部を抵抗
分Raと逆起電圧分Eaとする。今、バランス状態
が崩れてモータ13の回転数が下がつたとする
と、回転数に比例する逆起電圧Eaは減少し、S
点を基準としたO点の電位は上昇する。P点にお
いても比例関係をもつて電位が上昇し、誤差アン
プAの非反転入力端子が上昇し、その結果、出力
は上昇し、ドライブトランジスタQ1〜Qoをより
活性化させ、モータ13に流す電流を増加して、
回転数を上昇する方向に作用し、従つて、モータ
13は常に一定の回転数で回転することになる。
作について説明すると、モータ13の内部を抵抗
分Raと逆起電圧分Eaとする。今、バランス状態
が崩れてモータ13の回転数が下がつたとする
と、回転数に比例する逆起電圧Eaは減少し、S
点を基準としたO点の電位は上昇する。P点にお
いても比例関係をもつて電位が上昇し、誤差アン
プAの非反転入力端子が上昇し、その結果、出力
は上昇し、ドライブトランジスタQ1〜Qoをより
活性化させ、モータ13に流す電流を増加して、
回転数を上昇する方向に作用し、従つて、モータ
13は常に一定の回転数で回転することになる。
次に、本考案の動作について説明する。
モータ13を正転させる場合は、トランジスタ
QAとQDをオン状態にし、トランジスタQB,QCお
よびQEをオフ状態にする。
QAとQDをオン状態にし、トランジスタQB,QCお
よびQEをオフ状態にする。
その結果、モータ13の正側端子Hには電源の
正側端子VCCからトランジスタQAのコレクタ、エ
ミツタを介して正の電圧が印加される。モータ1
3の負側端子Lは、抵抗RLを介してトランジス
タQDのコレクタ、エミツタから電源の負側端子
GNDへ接続される。
正側端子VCCからトランジスタQAのコレクタ、エ
ミツタを介して正の電圧が印加される。モータ1
3の負側端子Lは、抵抗RLを介してトランジス
タQDのコレクタ、エミツタから電源の負側端子
GNDへ接続される。
また、トランジスタQEはオフ状態であるから
モータ回転数制御IC14の接地端子Sはオープ
ン状態になつている。この状態で、モータ13へ
は正方向に電流が流れ、正方向に回転する。
モータ回転数制御IC14の接地端子Sはオープ
ン状態になつている。この状態で、モータ13へ
は正方向に電流が流れ、正方向に回転する。
次に、モータ13を逆転させる場合には、トラ
ンジスタQBとQCをオンにし、トランジスタQA,
QDおよびQEをオフにする。
ンジスタQBとQCをオンにし、トランジスタQA,
QDおよびQEをオフにする。
その結果、モータ13の負側端子Lには電源
VCCからトランジスタQCのコレクタ、エミツタ及
び抵抗RLを介して正の電圧が印加され、モータ
13の正側端子HはトランジスタQBのコレクタ、
エミツタを介してGNDに接続される。
VCCからトランジスタQCのコレクタ、エミツタ及
び抵抗RLを介して正の電圧が印加され、モータ
13の正側端子HはトランジスタQBのコレクタ、
エミツタを介してGNDに接続される。
したがつて、モータ13には逆方向に電流が流
れ、逆方向に回転する。ここで、抵抗RLはモー
タ13の電流を制限するために使用しており、必
要に応じてシヨートさせて使用しても良い。
れ、逆方向に回転する。ここで、抵抗RLはモー
タ13の電流を制限するために使用しており、必
要に応じてシヨートさせて使用しても良い。
そして、モータ13の回転数を制御する場合
は、トランジスタQAとQEをオンにし、トランジ
スタQB,QCおよびQDをオンにする。
は、トランジスタQAとQEをオンにし、トランジ
スタQB,QCおよびQDをオンにする。
その結果、モータ13の正側端子Hには電源
VCCから正の電圧がトランジスタQAを介して印加
される。モータ回転数制御IC14の負側端子S
は、トランジスタQEを介してGNDに接続され
る。
VCCから正の電圧がトランジスタQAを介して印加
される。モータ回転数制御IC14の負側端子S
は、トランジスタQEを介してGNDに接続され
る。
したがつて、モータ13は抵抗15,16,1
7およびモータ回転数制御IC14により、一定
回転数に制御される。
7およびモータ回転数制御IC14により、一定
回転数に制御される。
以上のように本考案によれば、モータ13の非
制御状態での正逆転切換え駆動と、正転の回転数
制御状態がリレーのような機械的切換え手段を用
いずに実現できることになる。
制御状態での正逆転切換え駆動と、正転の回転数
制御状態がリレーのような機械的切換え手段を用
いずに実現できることになる。
なお、トランジスタQAおよびQCとしては、上
記実施例のようなNPNトランジスタのみならず、
PNPトランジスタも同様に用いることができる。
記実施例のようなNPNトランジスタのみならず、
PNPトランジスタも同様に用いることができる。
以上説明したように、本考案においてはモータ
と回転数制御手段との間にスイツチを挿入しない
で、5つの電流制御素子QA〜QEによりモータの
正逆転駆動と回転数制御状態を制御するように構
成しているので、次のような効果を奏することが
できる。
と回転数制御手段との間にスイツチを挿入しない
で、5つの電流制御素子QA〜QEによりモータの
正逆転駆動と回転数制御状態を制御するように構
成しているので、次のような効果を奏することが
できる。
モータの正・逆転時に、モータ回転数制御手
段の負側端子Sがオープン状態になるため、過
大電流が流れるのを阻止することができ、回転
数制御手段の破壊ないし劣化を防止できる。し
たがつて、信頼性の高いモータ駆動回路を実現
できる。
段の負側端子Sがオープン状態になるため、過
大電流が流れるのを阻止することができ、回転
数制御手段の破壊ないし劣化を防止できる。し
たがつて、信頼性の高いモータ駆動回路を実現
できる。
モータの回転数制御時には、電流制御素子
QB,QCおよびQDがオープン状態となるため、
回転数制御回路には何ら影響を与えない。ま
た、モータと回転数制御回路との間にスイツチ
が挿入されていないので、高精度で安定したモ
ータ回転数の制御をすることができる。
QB,QCおよびQDがオープン状態となるため、
回転数制御回路には何ら影響を与えない。ま
た、モータと回転数制御回路との間にスイツチ
が挿入されていないので、高精度で安定したモ
ータ回転数の制御をすることができる。
第1図は本考案の一実施例よりなるモータ駆動
回路の回路図、および第2図は従来例よりなる同
回路の回路図である。 1……電流制御素子(QA〜QE)、13……モー
タ、14……モータ回転数制御IC。
回路の回路図、および第2図は従来例よりなる同
回路の回路図である。 1……電流制御素子(QA〜QE)、13……モー
タ、14……モータ回転数制御IC。
Claims (1)
- 直流モータの正逆転駆動を制御する回路におい
て、電源の正側と負側の間に第1と第2の電流制
御素子を設け、その接続点を前記直流モータの正
側端子に接続し、前記電源の正側と負側の間に第
3の電流制御素子と第4の電流制御素子とを設け
て、その接続点を前記直流モータの負側端子に接
続するとともに、直流モータの負側にモータ回転
数制御手段を設け、該モータ回転数制御手段の負
側端子と前記電源の負側との間にさらに第5の電
流制御素子を設けたことを特徴とするモータ駆動
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14720884U JPH0428232Y2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14720884U JPH0428232Y2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6162596U JPS6162596U (ja) | 1986-04-26 |
JPH0428232Y2 true JPH0428232Y2 (ja) | 1992-07-08 |
Family
ID=30705445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14720884U Expired JPH0428232Y2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0428232Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-09-28 JP JP14720884U patent/JPH0428232Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6162596U (ja) | 1986-04-26 |
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