JPH04282216A - 射出成形金型及び射出成形方法 - Google Patents
射出成形金型及び射出成形方法Info
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- JPH04282216A JPH04282216A JP6912191A JP6912191A JPH04282216A JP H04282216 A JPH04282216 A JP H04282216A JP 6912191 A JP6912191 A JP 6912191A JP 6912191 A JP6912191 A JP 6912191A JP H04282216 A JPH04282216 A JP H04282216A
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形金型及び及び
射出成形方法に関し、特にプラスチック成形品のバリの
発生防止を図った射出成形金型及び射出成形方法に関す
る。
射出成形方法に関し、特にプラスチック成形品のバリの
発生防止を図った射出成形金型及び射出成形方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、レンズ、プリズムなど光学部品の
プラスチック化が高精度が進んでいるが、この種の光学
部品のような高精度な成形品を射出成形によって得よう
とする場合、キャビティ圧力及び金型温度が高くなるの
で成形時にバリが出やすいという問題が生じている。こ
の問題は、金型の作り込み精度を非常に高いレベルで仕
上げる必要があり、さらに樹脂の圧力が金型にかかった
時の変形も考慮する必要があるので、コスト的にも技術
的にも非常に難しい問題とされているが、弾性変形可能
な部材を金型に組み込み、油圧制御によりクリアランス
の制御を行なってこの問題を解決しようとするものが提
案されている。この技術は、金型軸の外周面に形成した
嵌合溝に弾性変形可能な筒状のシェル体を被装し、金型
軸に嵌合溝と連通する油圧回路を形成し、油圧によりシ
ェル体を膨縮させて金型軸の外周面とインサートの間の
クリアランスを制御するようにしたものである。(特開
昭61−69410号公報参照)。
プラスチック化が高精度が進んでいるが、この種の光学
部品のような高精度な成形品を射出成形によって得よう
とする場合、キャビティ圧力及び金型温度が高くなるの
で成形時にバリが出やすいという問題が生じている。こ
の問題は、金型の作り込み精度を非常に高いレベルで仕
上げる必要があり、さらに樹脂の圧力が金型にかかった
時の変形も考慮する必要があるので、コスト的にも技術
的にも非常に難しい問題とされているが、弾性変形可能
な部材を金型に組み込み、油圧制御によりクリアランス
の制御を行なってこの問題を解決しようとするものが提
案されている。この技術は、金型軸の外周面に形成した
嵌合溝に弾性変形可能な筒状のシェル体を被装し、金型
軸に嵌合溝と連通する油圧回路を形成し、油圧によりシ
ェル体を膨縮させて金型軸の外周面とインサートの間の
クリアランスを制御するようにしたものである。(特開
昭61−69410号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、弾性変
形可能な部材を組み込んでクリアランス制御を行なおう
とする技術は、装置が大がかりになり、コスト的にも不
利であるという問題がある。
形可能な部材を組み込んでクリアランス制御を行なおう
とする技術は、装置が大がかりになり、コスト的にも不
利であるという問題がある。
【0004】なお、注型成形の場合では、弾性体である
シリコン含有エラストマーをガスケットとして型板と金
型駒との間に配し、重合過程で脈理等の欠陥を防ぐとい
うものも提案されている(特開平2−128810公報
参照)。注型成形の場合にはシリコン含有エラストマー
をガスケットとして用いることにより型構造上バリの問
題を解決できるが、大きな圧力のかかる射出成形におい
ては弾性体をガスケットとして用いることは困難であり
、かつ弾性体ガスケットの寸法精度も高度なものが要求
され、偏心等に非常に高い精度を要求されるため、光学
部品の成形においてはその調整が難しくなってしまうと
いう問題がある。
シリコン含有エラストマーをガスケットとして型板と金
型駒との間に配し、重合過程で脈理等の欠陥を防ぐとい
うものも提案されている(特開平2−128810公報
参照)。注型成形の場合にはシリコン含有エラストマー
をガスケットとして用いることにより型構造上バリの問
題を解決できるが、大きな圧力のかかる射出成形におい
ては弾性体をガスケットとして用いることは困難であり
、かつ弾性体ガスケットの寸法精度も高度なものが要求
され、偏心等に非常に高い精度を要求されるため、光学
部品の成形においてはその調整が難しくなってしまうと
いう問題がある。
【0005】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためのもので、簡単な構造でバリが出ない成形を行
なうことができる射出成形金型及び射出成形方法を提供
することを目的とする。
するためのもので、簡単な構造でバリが出ない成形を行
なうことができる射出成形金型及び射出成形方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形金
型は上記目的を達成するために、型板と金型駒周縁部の
キャビティ側合わせ部に耐熱性エラストマーを配してシ
ールしてなる射出成形金型において、上記型板と金型駒
周縁部の間に溝を形成し、該溝内に耐熱性エラストマー
を配してなる構成としたものである。上記溝は、上記金
型駒周縁部に形成した段部により上記型板のキャビティ
壁との間に形成したり、上記型板のキャビティ壁に形成
した段部により上記金型駒周縁部との間に形成して構成
することができる。
型は上記目的を達成するために、型板と金型駒周縁部の
キャビティ側合わせ部に耐熱性エラストマーを配してシ
ールしてなる射出成形金型において、上記型板と金型駒
周縁部の間に溝を形成し、該溝内に耐熱性エラストマー
を配してなる構成としたものである。上記溝は、上記金
型駒周縁部に形成した段部により上記型板のキャビティ
壁との間に形成したり、上記型板のキャビティ壁に形成
した段部により上記金型駒周縁部との間に形成して構成
することができる。
【0007】また本発明に係る射出成形方法は上記目的
を達成するために、型板と金型駒周縁部のキャビティ側
合わせ部に耐熱性エラストマーを配してシールする射出
成形方法において、上記型板と金型駒周縁部の間に形成
した溝内に耐熱性エラストマーを配してシールするよう
にしたものである。上記溝は、上記金型駒周縁部に形成
した段部により上記型板のキャビティ壁との間に形成し
たり、上記型板のキャビティ壁に形成した段部により上
記金型駒周縁部との間に形成したりすることができる。
を達成するために、型板と金型駒周縁部のキャビティ側
合わせ部に耐熱性エラストマーを配してシールする射出
成形方法において、上記型板と金型駒周縁部の間に形成
した溝内に耐熱性エラストマーを配してシールするよう
にしたものである。上記溝は、上記金型駒周縁部に形成
した段部により上記型板のキャビティ壁との間に形成し
たり、上記型板のキャビティ壁に形成した段部により上
記金型駒周縁部との間に形成したりすることができる。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す断面図、図2は同斜
視図である。図中1は型板、2は金型駒で、この実施例
は、金型駒2の外周縁部に段部3を形成し、この段部3
により型板1のキャビティ壁4との間に溝5を形成して
シール材6を入れ込んだものである。シール材6として
は成形時の型温に耐え、かつ圧力による変形を吸収でき
る耐熱性エラストマーであればよいが、特にRTVシリ
コーン接着剤は型を腐蝕することもなく、耐熱性、弾性
に優れているものが多く、また溝5内へ注入した後に硬
化させるようにすることができ、簡単にかつ安全に型板
1と金型駒2のクリアランス部分をシールすることが可
能となるので本発明の実施には最適である。またシリコ
ン変性ポリオレフィン、フロロシリコーンゴム等が採用
可能である。
る。図1は本発明の一実施例を示す断面図、図2は同斜
視図である。図中1は型板、2は金型駒で、この実施例
は、金型駒2の外周縁部に段部3を形成し、この段部3
により型板1のキャビティ壁4との間に溝5を形成して
シール材6を入れ込んだものである。シール材6として
は成形時の型温に耐え、かつ圧力による変形を吸収でき
る耐熱性エラストマーであればよいが、特にRTVシリ
コーン接着剤は型を腐蝕することもなく、耐熱性、弾性
に優れているものが多く、また溝5内へ注入した後に硬
化させるようにすることができ、簡単にかつ安全に型板
1と金型駒2のクリアランス部分をシールすることが可
能となるので本発明の実施には最適である。またシリコ
ン変性ポリオレフィン、フロロシリコーンゴム等が採用
可能である。
【0009】図3は本発明の第二実施例を示す断面図、
図4は同斜視図である。図中11は型板、12は金型駒
で、この実施例は、型板11のキャビティ壁13に段部
14を形成し、この段部14により型板11のキャビテ
ィ壁13と金型駒12の外周縁部との間に溝15を形成
してシール材16を入れ込んだものである。シール材6
としては先の実施例と同様のものを採用すればよい。
図4は同斜視図である。図中11は型板、12は金型駒
で、この実施例は、型板11のキャビティ壁13に段部
14を形成し、この段部14により型板11のキャビテ
ィ壁13と金型駒12の外周縁部との間に溝15を形成
してシール材16を入れ込んだものである。シール材6
としては先の実施例と同様のものを採用すればよい。
【0010】図5は本発明の第三の実施例を示す平面図
である。図中21は型板、22は金型駒で、fθレンズ
に代表される長尺の部品等を射出成形するための金型で
ある。この種の金型では、その形状から成形時に部品の
長手方向に大きな圧力がかかり、バリも長手方向に出や
すい。そこで、本実施例では溝23を全周に形成せず、
特にバリの出やすい部品の長手方向のみに設けてシール
材24を入れている。即ち、成形品形状から特にバリの
出やすいところのみ型板もしくは金型駒に加工を施すよ
うにしてもよい。
である。図中21は型板、22は金型駒で、fθレンズ
に代表される長尺の部品等を射出成形するための金型で
ある。この種の金型では、その形状から成形時に部品の
長手方向に大きな圧力がかかり、バリも長手方向に出や
すい。そこで、本実施例では溝23を全周に形成せず、
特にバリの出やすい部品の長手方向のみに設けてシール
材24を入れている。即ち、成形品形状から特にバリの
出やすいところのみ型板もしくは金型駒に加工を施すよ
うにしてもよい。
【0011】金型駒に溝加工を施して上述のような構造
の金型を実際に制作し、シール材としてRTVシリコン
接着剤を注入して成形したところ、金型温度170℃、
キャビティ圧1000kg/cm2の成形条件でも、バ
リは発生せず、かつシリコン接着剤の剥離もなく、良好
な成形品が得られた。
の金型を実際に制作し、シール材としてRTVシリコン
接着剤を注入して成形したところ、金型温度170℃、
キャビティ圧1000kg/cm2の成形条件でも、バ
リは発生せず、かつシリコン接着剤の剥離もなく、良好
な成形品が得られた。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る射出成形金型及び射出成形
方法は以上説明してきたように、型板と金型駒周縁部の
間に形成した溝内に耐熱性エラストマーを配して金型駒
のキャビティ側合わせ部をシールするようにしたので、
圧力が高くなる成形においても成形品の性能に影響が出
ない形でバリの発生を完全になくことができるようにな
るという効果がある。
方法は以上説明してきたように、型板と金型駒周縁部の
間に形成した溝内に耐熱性エラストマーを配して金型駒
のキャビティ側合わせ部をシールするようにしたので、
圧力が高くなる成形においても成形品の性能に影響が出
ない形でバリの発生を完全になくことができるようにな
るという効果がある。
【0013】また本発明によれば、大がかりなバリ防止
手段が不要なので、型構造の簡易化、型製造コストの低
下を大幅に図ることができ、さらにバリ取り装置も不要
となるので成形品コストを大きく下げることができるよ
うになるという効果がある。
手段が不要なので、型構造の簡易化、型製造コストの低
下を大幅に図ることができ、さらにバリ取り装置も不要
となるので成形品コストを大きく下げることができるよ
うになるという効果がある。
【図1】図1は本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図2は図1の実施例の斜視図である。
【図3】図3は本発明の第二実施例を示す断面図である
。
。
【図4】図4は図2の実施例の斜視図である。
【図5】図3は本発明の第三実施例を示す平面図である
。
。
1、11、21 型板
2、12、22 金型駒
3、14 段部
4、13 キャビティ壁5、15、23
溝 6、16、24 シール材
溝 6、16、24 シール材
Claims (6)
- 【請求項1】 型板と金型駒周縁部のキャビティ側合
わせ部に耐熱性エラストマーを配してシールしてなる射
出成形金型において、上記型板と金型駒周縁部の間に溝
を形成し、該溝内に耐熱性エラストマーを配したことを
特徴とするる射出成形金型。 - 【請求項2】 上記溝は、上記金型駒周縁部に形成し
た段部により上記型板のキャビティ壁との間に形成する
ものである請求項1の射出成形金型。 - 【請求項3】 上記溝は、上記型板のキャビティ壁に
形成した段部により上記金型駒周縁部との間に形成する
ものである請求項1の射出成形金型。 - 【請求項4】 型板と金型駒周縁部のキャビティ側合
わせ部に耐熱性エラストマーを配してシールする射出成
形方法において、上記型板と金型駒周縁部の間に形成し
た溝内に耐熱性エラストマーを配してシールすることを
特徴とする射出成形方法。 - 【請求項5】 上記溝は、上記金型駒周縁部に形成し
た段部により上記型板のキャビティ壁との間に形成する
ものである請求項4の射出成形方法。 - 【請求項6】 上記溝は、上記型板のキャビティ壁に
形成した段部により上記金型駒周縁部との間に形成する
ものである請求項4の射出成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6912191A JPH04282216A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 射出成形金型及び射出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6912191A JPH04282216A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 射出成形金型及び射出成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04282216A true JPH04282216A (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=13393498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6912191A Pending JPH04282216A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 射出成形金型及び射出成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04282216A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006198838A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Fuji Photo Film Co Ltd | プラスチック成形用金型 |
JP2012126126A (ja) * | 2010-11-23 | 2012-07-05 | Techno Polymer Co Ltd | 光照射成形用のゴム型 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP6912191A patent/JPH04282216A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006198838A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Fuji Photo Film Co Ltd | プラスチック成形用金型 |
JP2012126126A (ja) * | 2010-11-23 | 2012-07-05 | Techno Polymer Co Ltd | 光照射成形用のゴム型 |
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