JPH0428121Y2 - - Google Patents

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JPH0428121Y2
JPH0428121Y2 JP1986203502U JP20350286U JPH0428121Y2 JP H0428121 Y2 JPH0428121 Y2 JP H0428121Y2 JP 1986203502 U JP1986203502 U JP 1986203502U JP 20350286 U JP20350286 U JP 20350286U JP H0428121 Y2 JPH0428121 Y2 JP H0428121Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、看板用パネルに関し、より詳細に
いえば、所定の設置枠に対して、取り付けられる
看板用パネルに関する。
〈従来技術とその問題点〉 従来から、看板用パネルとしてのパネル本体を
備えるものとしては、鉄道の駅及びその周辺に立
てられている、いわゆる建植看板が知られてい
る。このような建植看板は、例えば、第4図に示
すように、適当な設置面(図示せず)に対して起
立固定された設置枠1と、この設置枠1に取り付
けられる矩形状のパネル本体2とにより構成され
ている。
設置枠1は、1対の支柱3,3を具備してお
り、これら支柱3,3には、パネル本体2支持用
の1対の鉄製アングル4,4が所定間隔を離して
直交状に取り付けられている。
一方、パネル本体2は、その芯材が複数本の木
製の角材5により形成されているものであつて、
その少なくとも片面部には、鋼板製の表面材6,
6が取り付けられている。
この場合、上記鉄製アングル4,4のうち、上
部のものには、取り付けたパネル本体2の上端部
を固定するための係止つめ7が設けられており、
また、下部のものには、取り付けた同パネル本体
2を釘打ちにて固着するのに便利なように、釘あ
な8が形成されている。
ところで、このような構成を採るパネル本体で
は、通常、木製の角材をその枠組み、芯材として
使用していることから、 重量の点で、比較的重いこと、 風圧等を受けた場合など強度の点で、比較的
弱いこと、 角材の反りや面材固定不良により板面が変形
し、いわゆる波打ちが生じて乱反射が起こり、
板面が見にくくなること、 風雨に晒されるなどして、木質部分が腐蝕
し、その耐久性は比較的短く、3〜4年の寿命
とされていること、 等の不都合が生じており、作業性の点、強度及び
耐久性の点、及び見難さの点で問題があつた。
〈目的〉 この考案は上記問題点に鑑みてなされたもので
あり、重量の軽減化を図つて種々の作業性を良く
し、また、強度性及び耐久性を向上させると共
に、板面を平坦に保持して乱反射を押さえ、板面
の表示内容を見易くして、しかも従来パネルとの
併用を図つて、取り付け時の便利性をも図つた看
板用パネルを提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するためのこの考案の看板用パ
ネルとしては、適宜対向配置される2枚の金属製
板材によりパネル本体の表面層を形成し、上記2
枚の金属製板材間に、合成樹脂の発泡体層を積層
して上記パネル本体の芯材を構成すると共に、上
記パネル本体の所定の角部に、釘受け部材を埋設
してなり、上記発泡体層は、スチレン−無水マレ
イン酸共重合体又はこれとその他の熱可塑性樹脂
とのブレンド品からなる発泡性熱可塑性樹脂粒子
を、加熱膨脹させて相互に熱融着させると同時
に、金属製板材に接着させたものである。
〈実施例〉 以下実施例を示す添付図面によつて詳細に説明
する。第1図は、起立した状態にある看板用パネ
ルのパネル本体11の斜視図であつて、パネル本
体11は、適宜対向配置されて表面層を形成する
2枚の金属製板材12,12′と、上記2枚の金
属製板材12,12′間に積層されてパネル本体
11の芯材を構成する合成樹脂の発泡体層13と
を具備している。
金属製板材12,12′としては、略矩形(長
方形、正方形を含む)に形成されており、アルミ
ニウム板、ステンレス板、鋼板等が適宜その使用
目的に応じて採用される。通常、汎用タイプの看
板用パネルとしては、例えば、厚さ:0.3mmの板
材で、高さ:180cm、幅:90cm又は180cmの寸法が
選ばれる。
なお、この実施例では、2枚の金属製板材1
2,12′の夫々対向する2辺(両側辺)に、上
記幅寸法に加えて、更に数センチの折り曲げ部1
5,15′が設けられている。これら折り曲げ部
15,15′は、互いに対向する側に向けて折り
曲げられ、若干の隙間14を設けた状態で、上記
パネル本体11の両側端面11a(第1図におい
ては左右側端面)の一部を形成している。折り曲
げ部15,15′は、パネル本体11の補強及び
端部保護に有用であつて、更に、パネル本体11
の厚みとしては、強度や重量を考慮して、ほぼ25
mm程度に設定されている。
また、隙間14は、後述するように、発泡体層
13を成形する際に、スチーム等の加熱媒体を注
入する部分となる。
ところで、この実施例では、折り曲げ部15,
15′が、金属製板材12,12′の夫々対向する
2辺に設けられたものについて説明しているが、
この他、金属製板材12,12′の他の対向する
2辺を加えて、4辺すべてに折り曲げ部15,1
5′が設けられるものであつても良いことはいう
までもない。これにより、パネル本体11の強度
が増大される。
発泡体層13は、例えば、無水マレイン酸が2
〜25重量%、スチレン98〜75重量%にて構成され
たスチレン−無水マレイン酸共重合体又は上記同
様に無水マレイン酸が2〜25重量%を含んだスチ
レン−無水マレイン酸共重合体とその他の発泡性
熱可塑性樹脂(例えば、ポリブタジエン等)との
混合品による発泡粒子から形成された合成樹脂発
泡体を主体とし、所定形状に成形されると同時
に、上記金属製板材12,12′に接合されてい
るものである。なお、発泡体層13と金属製板材
12,12′との接合については、後述の製造方
法において説明する。
次いで、この看板用パネルの特徴的構成要素の
1つとしては、第4図に示す従来使用の設置枠1
の釘あな8に対応する各角部に、補強部材兼用の
釘受け部材16を埋設していることである。
釘受け部材16は、パネル本体11が上記のよ
うな所定の設置枠に釘打ちにより固定される際
に、固定用の釘が打ち込まれる部分であつて、い
わゆる打釘の効きを良くするためのものである。
なお、ここでの釘受け部材16は、釘用のものに
限定されることなく、ネジ、ボルト等、その他の
通常一般に使用される固定部材の受部を意味する
ものとする。また、材質的には、木質材、或いは
硬質の合成樹脂発泡体の押出し成形品等が好適で
あり、釘、ネジ、ボルトその他の固定部材が容易
に抜けない程度の硬度を有するものであれば、そ
の種類は問わない。
次に、第2図、第3図に、上記構成よりなるパ
ネル本体11の製造方法について説明する。
第2図に示す製造方法では、例えば、蒸気室3
1を有する下型30上面に一方の金属製板材12
を載置し、蒸気室41を囲繞状に枠組みした側枠
型40を同下型30上に装備して、この側枠型4
0により上記金属製板材12の周囲を囲う。
次いで、金属製板材12上に、上述のスチレン
−無水マレイン酸共重合体又はこれとその他の熱
可塑性樹脂とのブレンド品からなる多数の発泡性
熱可塑性樹脂粒子aをほぼ平坦状に敷き、その上
に他方の金属製板材12′を載置し、蒸気室51
を有する上型50を適当高さ位置まで降して被
せ、型締めする。
このとき、金属製板材12,12′の間には、
樹脂粒子aがサンドイツチ状に充填されている。
そして、側枠型40の蒸気注入孔42から注入
される直接的な蒸気加熱と、金属製板材12,1
2′を介することによる下型30及び上型50の
各蒸気室31,51からの間接的な蒸気加熱とに
よつて、樹脂粒子aを加熱膨脹させ、相互に熱融
着させて発泡体層13を形成する。このとき、金
属製板材12,12′と発泡体層13との接着部
分では、この発泡体層13中に極性を有するマレ
イン酸が含まれていることから、発泡体層13の
金属製板材12,12′への接合性が高くなつて
おり、発泡体層13が金属製板材12,12′に
接着可能のパネル本体11を形成することができ
る。こうすることにより、この製造方法では、接
着剤の使用を省略できるので、作業工程上の効率
を向上させることができる。
また、第3図に示す場合の製造方法では、一対
の金属製板材12,12′を発泡体層13の所定
厚さに相当する間隔をあけて、型30,40,5
0により囲まれた空室内に装着しておき、この
後、樹脂粒子aを上記金属製板材12,12′間
の充填孔43から投入し、投入後は第2図に示す
製造方法の場合と同様に、樹脂粒子aを加熱膨脹
させ、相互に熱融着させて発泡体層13を形成す
ると共に、この発泡体層13を金属製板材12,
12′各々に同時に接着させパネル本体11を形
成することになる。
なお、上記パネル本体11の製造工程中、この
パネル本体11の所定角部に、上記釘受け部材1
6の埋設が行われていることはいうまでもない。
以上のような構成をとる看板用パネルのパネル
本体11では、発泡体層13が、上述のスチレン
−無水マレイン酸共重合体又はこれとその他の熱
可塑性樹脂とのブレンド品からなる多数の樹脂粒
子aを加熱膨脹させたものであるので、耐熱性に
優れ、例えば、パネル本体11が戸外に設置され
る場合での苛酷な温度変化に対しても熱的変形を
起こさないようにすることができる。
即ち、金属製板材12,12′に接合した部分
間には、二次発泡後も小さな隙間を有し、パネル
本体11を看板用パネルとして使用した場合等、
金属製板材12,12′の熱影響による発泡体層
13の膨脹を上記表面材部分の隙間部分で逃がす
ことができ、金属製板材12,12′の発泡体層
13との熱膨脹率の相違からくる全体の反りを防
止することができるからである。
なお、この考案の要旨を変更しない範囲で種々
の設計変更を施すことができる。
〈考案の効果〉 以上のように、この考案の看板用パネルによれ
ば、2枚の金属製板材間に、発泡体層を積層して
パネル本体の芯材を構成しているので 重量の点で、相当に軽くすることができ、固
定の設置枠への取り付け、取り外しにおける作
業性を良くすることができ、 発泡体層の金属製板材への全面的な積層を可
能とすることにより、強度の点でこれを強化す
ることができると共に、乱反射の原因となる板
面の変形を除去して、その表示内容を見易くす
ることができ、看板効果を高めることができ
る。
また、発泡体層に、耐水性、耐熱性等を特性
とする合成樹脂発泡体を採用することにより、
その耐久性を良くし、長期に亘つて安定的に使
用をすることができ、 しかも、発泡体層に釘受け部材を埋設したこ
とにより、従来既存の設置枠にも、容易に釘打
ち固定することができ、便利性を持たせること
ができる。加えて、発泡体層中に極性を有する
マレイン酸が含まれていることから発泡体層を
金属製板材に自己接着することができ、したが
つて接着剤の使用を省略でき、スチロール系の
発泡樹脂のコストが安いことと相まつて製造コ
ストを安くできるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るパネル本体
の斜視図、第2図及び第3図は夫々異なつたパネ
ル本体の製造工程途中を示す断面図、第4図は従
来の看板用パネル及びその設置枠を示す斜視図。 11……パネル本体、12,12′……金属製
板材、13……発泡体層、16……釘受け部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 適宜対向配置される2枚の金属製板材によりパ
    ネル本体の表面層を形成し、 上記2枚の金属製板材間に、合成樹脂の発泡体
    層を積層して上記パネル本体の芯材を構成すると
    共に、 上記パネル本体の所定の角部に、釘受け部材を
    埋設してなり、 上記発泡体層は、スチレン−無水マレイン酸共
    重合体又はこれとその他の熱可塑性樹脂とのブレ
    ンド品からなる発泡性熱可塑性樹脂粒子を、加熱
    膨脹させて相互に熱融着させると同時に、金属製
    板材に接着させたものであることを特徴とする看
    板用パネル。
JP1986203502U 1986-12-24 1986-12-24 Expired JPH0428121Y2 (ja)

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