JPH04276096A - 文字,模様の形成方法 - Google Patents

文字,模様の形成方法

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JPH04276096A
JPH04276096A JP6111191A JP6111191A JPH04276096A JP H04276096 A JPH04276096 A JP H04276096A JP 6111191 A JP6111191 A JP 6111191A JP 6111191 A JP6111191 A JP 6111191A JP H04276096 A JPH04276096 A JP H04276096A
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JP
Japan
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film
patterns
characters
electrodeposition coating
plating
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Application number
JP6111191A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Kato
友昭 加藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラなどの光学機器、
音響機器、事務機、OA機器、家庭用電化製品あるいは
計器類などの部品に対して用いられる、文字,模様の形
成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、カメラなどの光学機器、音響
機器、事務機、OA機器、家庭用電化製品あるいは計器
類などの部品に、文字,模様を形成する方法としては、
時計文字板などに広く採用されている方法が公知である
。例えば、特開昭61−37998号公報記載の方法で
は、基材にメッキを施して、導電性の表面を構成すると
共に、上記導電性の表面にフォトレジストなどでマスキ
ングを行ない、この後、電着塗装膜を形成し、次いで、
上記フォトレジストの除去工程を経て、マスキングされ
ていた部分について異色調の電着塗装膜を形成して、文
字,模様を表現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の方法では、次のような欠点がある。すなわ
ち、文字,模様を表現する手段として、フォトレジスト
などの材料を用いてマスキングする場合には、当然のこ
とながら、レジスト塗布後にフォトマスクを介しての露
光、現像が行なわれるが、この間の工程が複雑で、かつ
長い時間を要するために量産性に欠けている。
【0004】また、フォトリソグラフィの技術を用いて
の文字,模様の形成は、基材の対象が平面に限られ、曲
面などの三次元形状の製品には適用できない欠点がある
【0005】本発明は上記事情にもとづいてなされたも
ので、フォトレジストを用いないで、容易に文字,模様
を表現でき、よりシンプルな工程で、汎用性があり、量
産性の上で有利な文字,模様の形成方法を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、導電性
基材上に金属メッキ皮膜および/または電着塗装膜を施
すことにより2色以上の皮膜を形成し、文字,模様を表
現するようにした文字,模様の形成方法において、導電
性基材の表面にパッド印刷により文字,模様の印刷膜を
形成し、該印刷膜以外の部分に電着塗装により電着塗装
膜を形成した後、前記印刷膜を除去して前記文字,模様
に対応した、電着塗装膜が形成されていない導電性基材
部分を露出し、該導電性基材部分に金属メッキ皮膜およ
び/または電着塗装膜を形成することを特徴とする文字
,模様の形成方法である。
【0007】以下、本発明について詳しく説明する。本
発明に用いる導電性基材としては、金属、あるいはプラ
スチックにメッキ又は真空蒸着等を施して金属化したも
の、あるいはプラスチックに導電塗料・導電ペーストを
適用したもの、あるいはセラミックにメッキ又は真空蒸
着等を施して金属化したもの、あるいはセラミックに導
電ペーストを適用したもの等を適宜用いることができる
【0008】本発明の文字,模様の形成方法は、先ず、
上記の導電性基材の表面に、パッド印刷により文字,模
様の印刷膜を形成する。具体的には、導電性基材上に次
工程の電着塗装膜を付着させない文字,模様の部分を形
成する。そのために、レジスト膜に、文字,模様に対応
して形成した凹部に、インクを埋め込み、そのインクを
ゴム弾性をもったパッドに転写し、上記インクをパッド
から導電性基材上に転写させ形成する。
【0009】次に、導電性基材の表面の印刷膜が形成さ
れた部分以外の部分に電着塗装により電着塗装膜を形成
する。具体的には、顔料を含むアニオン型あるいはカチ
オン型電着塗装液中で通電し、電着塗装膜を形成した後
、加熱硬化させる。
【0010】次いで、前記印刷膜を溶剤あるいはアルカ
リ水溶液などを用いて剥離、除去して、前記文字,模様
に対応した、電着塗装膜が形成されていない導電性基材
部分を露出する。
【0011】該導電性基材部分に金属メッキ皮膜および
/または電着塗装膜を形成することにより、文字,模様
を形成する。メッキ皮膜を形成する方法は通常のメッキ
の方法で行うことができ、用いるメッキ皮膜の種類は限
定されるものではなく、例えばNiメッキ、Auメッキ
、Ptメッキ、Snメッキ、Cuメッキ等があげられ、
それらは電着塗装膜の色との対比から適宜用いることが
できる。更に、好みに応じてメッキ皮膜上に透明な電着
塗装膜を形成することができる。
【0012】また、電着塗装膜を形成する方法は通常の
電着塗装の方法で行うことができ、電着塗装膜の種類は
限定されるものではなく、広範囲のものを用いることが
できる。
【0013】
【作用】本発明の文字,模様の形成方法においては、導
電性基材の表面にパッド印刷により文字,模様の印刷膜
を形成し、該印刷膜以外の部分に電着塗装により電着塗
装膜を形成し、前記印刷膜を除去して前記文字,模様に
対応した、電着塗装膜が形成されていない導電性基材部
分を露出し、該導電性基材部分に金属メッキ皮膜および
/または電着塗装膜を形成するので、従来の導電性の基
材に電着塗装用のレジスト膜を形成し、フォトリソグラ
フィ技術により文字,模様のマスキングを行なうように
、塗工、露光、現像などの処置に手間と時間を要するこ
とがなく、1回のパッド印刷の操作により文字,模様の
印刷膜を形成することができる。
【0014】また、導電性基材上にインクを付着させる
過程において、ゴム弾性をもったパッドを使用している
ために、導電性基材として平面に限定されることなく、
曲面などの三次元形状の製品にも文字,模様を形成する
ことが可能である。
【0015】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。 実施例1 図1は本発明の文字,模様の形成方法の一実施例を示す
工程図である。まず、合成樹脂のABS基板を、一般に
知られている触媒処理し、導電化すると共に、次いで、
無電解銅メッキ液(例えば、奥野製薬工業社製)を用い
てpH13.0、室温にて15分間メッキ処理し、その
後、電気ニッケルメッキ浴(ワット浴)を行なった結果
、10μm程度の厚さのニッケルを表面に形成した導電
性基材1を得た。このメッキ浴の条件は、50℃,5A
/dm2 、10分間である。
【0016】次いで、図1(a)に示すように、導電性
基材1の上にパッド印刷インク(SM−40  サンワ
化学社製)を用いて、所要の文字,模様、例えば製品名
マークの形状を有する、レジスト膜からなる印刷膜2を
パッド印刷により形成した後、80℃、30分間加熱し
て硬化させた。
【0017】次いで、アニオン系電着塗装液(ハニー化
成社製)を用いて、導電性基材1を陽極として、電圧1
00Vで2分間通電し、図1(b)に示すように、上記
導電性基材1の表面に黒色の電着塗装膜3を形成した後
、110℃、1時間加熱して電着塗装膜を硬化させた。
【0018】次いで、水酸化ナトリウム水溶液(10g
/l)を用いて、1分間スプレーを行ない、図1(c)
に示すように、レジスト膜からなる印刷膜2を除去し、
水洗した。
【0019】次いで、Niメッキ浴(ワット浴)を用い
て、メッキ条件80℃、5A/dm2 で、15分間メ
ッキを施し、図1(d)に示すように、導電性基材1の
上に電着塗装膜が形成されていない導電性基材部分5に
15μmの厚さのNiメッキ皮膜4を形成した。次いで
、金メッキ浴(田中貴金属社製)を用い、メッキ条件4
0℃、0.4A/dm2 で、5分間メッキを施し、導
電性基材1上に形成されたNiメッキ皮膜4の上に1μ
mの厚さの金メッキ層を形成した。
【0020】このようにして形成された製品名マークは
、製品規格にマッチし、また、本実施例の文字,模様の
形成方法は工程がシンプルで、手間および時間がかから
ず、量産性に適していた。
【0021】実施例2 実施例1と同様の方法により、合成樹脂基板の上に無電
解銅メッキ層を形成した。次いで、Snメッキ浴(硫酸
浴)を用いて、メッキ条件20℃、2A/dm2 、1
5分間メッキ処理を施し、15μm程度のSnメッキ層
を形成し、導電性基材を得た。次いで、図1(a)に示
すように、導電性基材1の上に、パッド印刷インク(セ
イコーアドバンス社製)を用いて、実施例1と同様の方
法により、所要の文字,模様、例えば製品名マークの形
状を有する、レジスト膜からなる印刷膜2を形成し、8
0℃、30分間加熱して硬化させた。
【0022】次いで、実施例1と同様の方法により、図
1(b)に示すように、導電性基材1の表面に黒色の電
着塗装膜3を形成し、これを110℃、1時間加熱して
硬化さた。
【0023】次いで、パッド印刷インク専用シンナー(
セイコーアドバンス社製)を用い、1分間スプレーを行
ない、図1(c)に示すようにレジスト膜からなる印刷
膜2を除去した。次いで、アニオン系電着塗装液(ハニ
ー化成社製)を用い、導電性基材1を陽極とし、80V
、3分間通電し、導電性基材1の黒色電着塗装膜が形成
されていない導電性基材部分5に、図1(d)に示すよ
うに、透明の電着塗装膜4を形成した。次いで、110
℃、1時間加熱して硬化させた。
【0024】このようにして形成された製品名マークは
、製品規格にマッチし、また、本実施例の文字,模様の
形成方法は工程がシンプルで、手間および時間がかから
ず、量産性に適していた。
【0025】実施例3 黄銅管をトリエタンで洗浄し、アルカリクリーナーで洗
浄した後、Niメッキ浴(ワット浴)を用いて、メッキ
条件が50℃、5A/dm2 、5分間でメッキし、5
μm厚のNiメッキ面を有する導電性基材を得た。次い
で、図1(a)に示すように、導電性基材1の上に、パ
ッド印刷インク(セイコーアドバンス社製)を用いて、
実施例1と同様の方法により、所要の文字,模様、例え
ば製品名マークの形状を有する、レジスト膜からなる印
刷膜2を形成し、80℃、30分間加熱して硬化させた
【0026】次いで、カチオン系電着塗装液(シミズ社
製)を用いて、導電性基材1を陰極とし、60Vで、2
分間通電し、白色の電着塗装膜3を形成し、これを14
0℃、1時間加熱して硬化させた。次いで、実施例1と
同様の方法により、図1(c)に示すようにレジスト膜
からなる印刷膜2を除去した。次いで、銅メッキ浴(硫
酸銅浴)を用い、メッキ条件が30℃、3A/dm2 
、15分間でメッキ処理を施し、白色電着塗装膜が形成
されていない導電性基材部分5に、図1(d)に示すよ
うに、厚さ約5μmの銅メッキ皮膜4を形成した。
【0027】次いで、カチオン系電着塗装液(シミズ社
製)を用い、導電性基材1を陰極とし60V、2分間通
電し、銅メッキ皮膜4の上に透明電着塗装膜を形成し、
140℃で、1時間加熱して硬化させた。
【0028】このようにして形成された製品名マークは
、製品規格にマッチし、また、本実施例の文字,模様の
形成方法は工程がシンプルで、手間および時間がかから
ず、量産性に適していた。
【0029】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、パ
ッド印刷によるマスキングと、電着塗装、あるいはメッ
キ技術を用いることによって、従来のフォトレジスト法
のような複雑で時間のかかる工程とは異なり、シンプル
で量産性のある工程のもとに、文字,模様を容易に形成
でき、また三次元的表面についても文字,模様の形成が
可能であり汎用性がある効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字,模様の形成方法の一実施例を示
す工程図である。
【符号の説明】
1  導電性基材 2  印刷膜 3  電着塗装膜 4  メッキ皮膜および/または電着塗装膜5  導電
性基材部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  導電性基材上に金属メッキ皮膜および
    /または電着塗装膜を施すことにより2色以上の皮膜を
    形成し、文字,模様を表現するようにした文字,模様の
    形成方法において、導電性基材の表面にパッド印刷によ
    り文字,模様の印刷膜を形成し、該印刷膜以外の部分に
    電着塗装により電着塗装膜を形成した後、前記印刷膜を
    除去して前記文字,模様に対応した、電着塗装膜が形成
    されていない導電性基材部分を露出し、該導電性基材部
    分に金属メッキ皮膜および/または電着塗装膜を形成す
    ることを特徴とする文字,模様の形成方法。
JP6111191A 1991-03-04 1991-03-04 文字,模様の形成方法 Pending JPH04276096A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012056519A1 (ja) * 2010-10-26 2012-05-03 Ykk株式会社 金属部品及び金属部品の形成方法
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