JPS5929679B2 - 金属板への部分着色法 - Google Patents

金属板への部分着色法

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JPS5929679B2
JPS5929679B2 JP13263276A JP13263276A JPS5929679B2 JP S5929679 B2 JPS5929679 B2 JP S5929679B2 JP 13263276 A JP13263276 A JP 13263276A JP 13263276 A JP13263276 A JP 13263276A JP S5929679 B2 JPS5929679 B2 JP S5929679B2
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JP
Japan
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paint
metal
resist film
coloring
metal plate
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JP13263276A
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English (en)
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JPS5357145A (en
Inventor
秀記 粟野
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属表面にパターン状の凹部を形成し、その
凹部に精確に着色塗料を施す金属への部分着色法に関す
る。
従来、金属特にステンレス鋼への着色法としてすでに酸
化着色法および通常のユリ塗装法等が知られている。
酸化着色法を例にとれば、金属表面の酸化着色であるた
め、金属光沢がそのまま生かされる長所がある。しかし
その反面図柄に耐酸性が悪く、しかも凸部あるいは未着
色部と同一平面上での着色であるため接触摩耗による図
柄の剥奪が起こヤやすい欠点がある。一方、通常の塗装
法による金属面への着色は、塗料と金属との密着力が不
充分なことが多く、耐久性に乏しい。凹部のみに塗料を
施すのであれば、耐久性も増すのであるが、残念ながら
、通常の塗装法や印刷法では凹部のみに精確に塗料を施
すことは困難である。本発明は以上のような問題点を踏
まえ、微細にして精確な図柄を充分な耐久性をもつて金
属板に形成する方法である。具体的には、金属板の表面
に所望パターンの非導電性レジスト被膜を形成し、該レ
ジスト被膜に覆われていない金属露出面を適当な深さま
でエッチングしてパターン凹部を形成し、電着塗装法に
より該凹部を電着塗料にて着色し、加熱乾燥した後、前
記レジスト被膜を除去する工程を含むことを特徴とする
金属板への部分着色法である。
以下、更に本発明の着色法を図面に従つて工程順に説明
する。第1図において、金属板1は鉄、アルミニウム、
ステンレス鋼、銅等である。・これに施すレジスト被膜
2は耐酸性で非導電性のものであれば良い。例えば、イ
ンキ、塗料、感光性樹脂、ワニス、ラツカー等である。
パターン状にレジスト被膜2を施す手段としては、まず
感光性樹脂を一様全面に塗布し、パターン状に露光して
未硬化部を溶剤除去する方法があり、他に各種版式の印
刷法、例えばスクリーン印刷法によりレジスト被膜2を
パターン状に塗布する方法を採用してもよい。一般的に
は、マスキング法によつて金属板1上に絶縁性のパター
ンレジスト被膜2を形成するといウ表現になる。レジス
ト被膜2を施された金属板1は、第2図に示すように次
のエッチング工程で適当な深さdまで蝕刻され、凹部3
を形成される。
なお図中5は保護膜であシ、金属板1が裏面から腐食さ
れるのを妨げる。エッチング法としては、化学エッチン
グ法、電解エッチング法のほか、スパッターエッチング
やプラズマエッチングのようなドライプロセスも採用で
きる。通常エッチング深さdは20〜50μでも良いが
、希望するならば、その深さdは限定されるものではな
い。凹部3を形成された金属板1は続いて比較的低濃度
に塗料を醇かし込んだ水嬉液タンク中に、金属板1を通
常は陽極にして、浸漬する。
この時、レジスト被膜2は付けたままであることに注意
を要する。この状態でもうひとつの対電極との間で通電
を行ない、金属板1の凹部3のみに均一な塗膜4を電気
的に析出塗装する。ここに用いる塗料としては、エポキ
シ系、フエノ=ルアルキド系、アミノアルキッド系、ア
クリル系等の樹脂をベースにした塗料であつて、その樹
脂分子中の多数のカルボキシノ堪により水中で負の電位
をもつて帯電し、コロイド分散系となるものである。一
方顔料の微粒子も水中では表面電位によジ同様に負に帯
電しているから問題はない。更に、塗料が電気的に凹部
3に析出塗裟される機構を説明すれば、塗料の負のコロ
イド分散系に電位がかかると粒子は正の電極、即ち陽極
に向かつて移動し、陽極Q金属板1に達した粒子は放電
して電気を失い。不洛化(非水溶性)になつて凹部3の
表面に凝集析出する。更に電場を印加すれば塗膜中の水
分が抜ける、いわゆる脱水現象が起こる。両極にかける
電圧は30〜80程度が適当で、通電時間は塗膜4の厚
みにも依るが1〜2分間で充分な場合が多い。
本発明では塗料はエツチングされたばか)の粗い表面に
施されるので、得られる塗膜の金属に対する密着力は非
常に高いものである。塗膜の色は一種に限らない。色数
に応じて塗料槽を用意し、塗料を施したくない部所は絶
縁性物質でオーバコートして何度も電着塗装を行なえば
良い。この電着塗装後、第3図に示す状態の金属板1は
、熱乾燥に付される。
塗膜の永久固化と塗膜の耐久性を向上させるため、欠か
せないものである。最後にレジスト袖膜2を藩剤による
かあるいはアルカリ水溶液等によう洗浄除去すれば、本
発明の部分着色法は一応の完成を見る。得られた金属着
色板に表面保護層を施すなク、その他の用途のため任意
の化学的物理的処理を加えたジすることは自由である。
本発明は以上のような金属への部分着色方法であ)、本
発明によれば、従来通常の印刷法では困難とされた凹部
への塗装が可能となク、しかも得られる図形模様は微細
なものを精確に得ることができる。
さらに、エツチングしたばかシの粗い面に塗料を施すこ
とになるので、塗膜と金属面の接着性は良好であり、金
属へ着色する従来O通常の塗装法の欠点であつた塗膜の
金属面への密着力の弱さも、本発明によつて解決された
といえる。また、本発明の着色法によシ得られる金属着
色板の塗膜は凹部に施されているので、接触摩耗による
図柄の剥離が起こらず、したがつて経年使用に耐える堅
牢性がある。本発明の着色法は、各種金属装飾板、ネー
ムプレート、金具製造品のアート材のほか、プリント回
路板等の精密部品にも、その製造に適用することができ
る極めて優れたものである。以下に本発明の実施例を述
べる。
〔実施例 1〕 ステンレス鋼上にフオトレジストを一様に塗布した後、
所望の遮光パターンを有する―スクを介して露光焼付現
像を行ない、パターン状の非一導電性レジスト被膜を形
成した。
次ぎに、ポータ濃度40ジ,温度45℃の塩化第二鉄溶
液でステンレス鋼板の露出面のみ30μエツチングして
凹部を形成した。さらにこのものを前述の電着塗料タン
ク中に浸漬し、ステンレス鋼板を陽極にして80で1分
間通電した。その後、水洗し、210℃の熱風オーブン
中で30分間乾燥を行ない、しかるのちフオトレジスト
をキシレンにて除去したところ、エツチングされた精密
な凹部のみに正確に塗料着色がなされた美麗な立体感の
ある部分着色金属装飾板が得られた。着色塗膜の密着性
も良好であつた。〔実施例 〕 ステンレス鋼板上にシルクスクリーン印刷機にようスク
リーンプロセスインキ(セリコール社製)PC922イ
ンキ)を使用して所定の図柄パターンを印刷し、これを
レジスト被膜とした。
実施例1と同様の条件でエツチングして凹部を形成し、
これを電着塗料(オリジン電気(株)製商品名オリジヤ
#220,関西ペイント(株)製商品名エレクトロン#
2400,#3000等)を容かした水后液槽に浸漬し
た。以下実施例1と同様に50V,2分間の電着塗装を
行ない、その後水洗し、180℃の熱風オーブン中で2
0分間乾喋させ、レジストを5(L荷性ソーダ液で除去
した。得られた金属装飾アート材は、エツチングされた
凹部のみが着色され、美麗な立体感のある部分着色化粧
板であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは本発明の着色法を工程順に示す
拡大断面図である。 1・・・・・・金属板、2・・・・・・レジスト被膜、
3・・・・・・凹部、4・・・・・・塗膜、5・・・・
・・保護膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属板の表面に所望パターンの非導電性レジスト被
    膜を形成し、該レジスト被膜に覆われていない金属露出
    面を適当な深さまでエッチングしてパターン凹部を形成
    し、電着塗装法により該凹部を電着塗料にて着色し、熱
    乾燥した後、前記レジスト被膜を除去する工程を含むこ
    とを特徴とする金属板への部分着色法。
JP13263276A 1976-11-04 1976-11-04 金属板への部分着色法 Expired JPS5929679B2 (ja)

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JPS5357145A JPS5357145A (en) 1978-05-24
JPS5929679B2 true JPS5929679B2 (ja) 1984-07-21

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JPS5357145A (en) 1978-05-24

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