JPS6013069B2 - 金属板への多色着色法 - Google Patents

金属板への多色着色法

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JPS6013069B2
JPS6013069B2 JP684677A JP684677A JPS6013069B2 JP S6013069 B2 JPS6013069 B2 JP S6013069B2 JP 684677 A JP684677 A JP 684677A JP 684677 A JP684677 A JP 684677A JP S6013069 B2 JPS6013069 B2 JP S6013069B2
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JP
Japan
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metal plate
coloring
resist film
colored
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JP684677A
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秀記 粟野
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属板にパターン状に多色着色する方法に関す
る。
従来、金属板特にステンレス鋼への着色法として酸化着
色法及び通常の印刷塗装法などが知られている。
特開昭51一30545号に代表されるような酸化着色
法は金属光沢が生かされる長所があるが、着色図柄の耐
酸性が悪く、かつ表面状態の不均一により色調が安定せ
ず、しかも凸部あるいは未着色部と同一平面上での着色
であるため接触摩耗による図柄の剥離が起りやすい欠点
があった。他方、通常の塗装法による金属面への着色は
塗料と金属との密着力が不充分で耐久性に乏しい。かか
る鑑点から本発明者は特願昭51−132632号にお
いて、微細にして精確な図柄を充分な耐久性をもって金
属板に形成するための金属板の着色法を開示した。しか
し、この方法は金属板に単一色のみを着色するのに適し
ている方法であった。ここに本発明者は上記着色法を改
良して金属板への多色着色法を提供するものである。具
体的には、金属板の表面に所望のパターンの非導電性レ
ジスト被膜を形成し、該レジスト被膜で覆われていない
金属板露出面を適当な深さまでエッチングして凹部を形
成し、該凹部を電着塗装法により露着塗料で第1色に着
色し、熱乾燥した後レジスト被膜を除去し、第1色の亀
着塗料上にスクリーン印刷法、オフセット印刷法、タコ
印刷法、フレキソ印刷法等の印刷法によりインキで第2
色を着色し、熱乾燥する工程を含む金属板への多色着色
法を提供する。
以下、本発明の多色着色法を図面に従って工程順に説明
する。
まず、第1図に示すように金属板1の表面に非導電性レ
ジスト被膜2を形成する。
金属板1は鉄、アルミニウム、ステンレス鋼、銅などエ
ッチング可能な材料であれば制限はない。非導電性レジ
スト被膜2としては、例えばインキ、塗料、感光性樹脂
、ワニス、ラッカー等があり、耐酸性のものが好ましい
。非導電性レジスト被膜2はインキの場合には各種の印
刷法により、感光性樹脂の場合には写真法によるなどそ
れぞれ通常の方法によって所望のパターンに形成される
。非導電性レジスト被膜2を施された金属板1は第2図
のように適当な深さdまでエッチングされて凹部3が形
成される。
図中の5はエッチング保護膜であり、金属板1が髪から
腐食されるのを防いでいる。エッチング法としては化学
エッチング法、電解エッチング法のほか、スパッターェ
ッチング及びプラズマエッチングなどのドライブロセス
を用いることもできる。エッチングの深さdは所望に応
じて適時選択できるが、一般的には約20〜50仏でよ
い。凹部3が形成された金属板1は非導電性レジスト被
膜2を付けたまま露着塗装される。
即ち、軍着塗料を溶かし込んだ水溶液タンク中に金属板
1を陽極として浸潰し、対電極との間で通電する。その
結果、第3図に示すように凹部のみに第1色の亀着塗料
層4が形成される。軍着塗料としては、ェポキシ系、フ
ェノールアルキツド系、アミノアルキッド系、アクリル
系等の樹脂をベースにした塗料であって、その樹脂分子
中の多数のカルボキシル基により水中で負に帯電し、コ
ロイド分散系となるものである。尚、この塗料中の顔料
の微粒子も水中では表面電位により負に帯電している。
電着塗装法はかかる塗料の負のコロイド分散系に電位を
かけ、負に帯電した塗料粒子を陽極の金属板1に移動さ
せ、粒子は金属板の露出面である凹部3に達して放電し
、不熔化して析出するものである。レジスト被膜2は非
導電性であるからこの上に塗料が析出することはない。
両極にかける電圧は30〜80V程度が適当で、通電時
間は電着塗料層4の厚さに依るが通常は約1〜2分で充
分である。霞着塗装後、金属板を熱乾燥して塗料層4を
永久固化させると共にその耐久性を向上させる。
本方法によれば、塗料はエッチングされた直後の凹部3
の粕面に直接塗装されるので、なにも加工していない金
属板表面に塗装された通常の塗料層よりも密着性がよく
耐久性に富む。次に、レジスト被膜2を溶剤又はアルカ
リ水溶液等により洗浄除去して第4図に示す第1色のみ
着色された金属板を得る。
第2色以後はそれぞれのパターンにより順次スクリーン
印刷法等で露着塗料層4上にインキ層を形成し、熱乾燥
して形成される。
インキは金属用印刷インキを用いる必要がなく使用用途
に応じて広い範囲で任意に選択できる。従って、色に制
限がなく再現性も良好である。得られるパターンは2色
に限らず、例えば第5図に示すごとく第1色目に緑色の
亀着塗料層4、その上に第2色目として黄色のインキ層
6及び第3色目として赤色のインキ層7をそれぞれのパ
ターンに従って形成することも、また4色以上の着色も
可能である。得られた金属着色板には所望に応じて表面
保護層を施したり、その他の用途のための任意の化学的
物理的処理を施してもよい。本方法によれば従来通常の
印刷法では困難とされた金属板表面、特にその凹部への
微細で精確な多色着色が可能となった。
特に、第1色はエッチングされた金属板組面に施される
ので接着性が従来よりも著しく向上するとともに、第2
色的じ汎降は露着塗料の樹脂上に施されるのでこれまた
接着性が強い。また、簡単な工程で多色着色ができるの
で色彩感に富んだ複雑な図柄を金属板に施すことができ
る。またこれらの図柄は全て凹部に施されているので接
触摩耗による剥離が起らず堅牢性が大きい。本方法は各
種金属装飾板、ネームプレート、家具調度品のアート材
などの製造に適用することができる。実施例 ステンレス鋼板上にフオトレジストを塗布した後、所定
の模様を焼付、現像してパターン状に非導電性レジスト
被膜を形成した。
次に、400ボーメ、45qoの塩化第二鉄水溶液で露
出面を約30仏エッチングして凹部を形成した。これを
アクリル系樹脂をベースとした緑色の電着塗料タンクに
浸潰し、金属板を陽極として80Vで1分間通電した。
その後水洗し、210q0熱風オーブン中で3び分間乾
燥させ、キシレンでレジスト被膜を剥離して凹部のみ緑
色に着色された金属板を得た。次に、緑色に着色された
範囲内にのみ印刷しうるようなパターンを持つシルクス
クリーン版を用意し、東洋インキ製SSCTCインキ(
赤)を使用して第2色を印刷した。最後に8000の熱
風オーブン中で1び分間乾燥して、緑色と赤色に着色さ
れたステンレス鋼製の化粧板が得られた。着色層はエッ
チングされた凹部に施されているので、少々の外力に対
しても磯れた耐摩耗性を示し、インキの剥離現象は起こ
らなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の多色着色法を工程順に示
した拡大断面図である。 1・・・金属板、2・・・レジスト被膜、3・・・凹部
、4・・・露着塗料層、6・・・第2色インキ層、7・
・・第3色インキ層。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属板の表面に所望のパターンの非導電性レジスト
    被膜を形成し、該レジスト被膜に覆われていない金属板
    露出面を深さまでエツチングして凹部を形成し、該凹部
    を電着塗装法により電着塗料で第1色に着色し、熱乾燥
    した後レジスト被膜を除去し、第1色の電着塗料層上に
    スクリーン印刷法等によりインキで第2色を着色し、熱
    乾燥する工程を含む金属板への多色着色法。 2 第2色を着色後、スクリーン印刷法等によりインキ
    で第3色以下を順次着色する工程を含むことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の多色着色法。
JP684677A 1977-01-26 1977-01-26 金属板への多色着色法 Expired JPS6013069B2 (ja)

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JPS5393138A JPS5393138A (en) 1978-08-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619583A (ja) * 1984-06-22 1986-01-17 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> 金属表面の装飾方法
JPS6137978A (ja) * 1984-07-27 1986-02-22 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> 金属表面の装飾方法

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