JPH04275990A - 陶器製又は磁器製物品の施釉方法 - Google Patents
陶器製又は磁器製物品の施釉方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
どのような中空の容器に施釉する(即ち、釉薬を掛ける
)ための装置であって、前記物品を支持し物品を少なく
ともその一部を釉薬槽に浸すことができるように回転な
らびに旋回する少なくとも1つの釉薬容器を備えた少な
くとも1つの施釉ステーションを有する装置に関するも
のである。
型の施釉装置を記載しているが、その装置は複数の支持
アームを有するキャプスタンを有し、各支持アームは少
なくとも1個の釉薬容器のための加工品ホルダを備えて
おり、その釉薬容器は釉薬を掛けられる物品の底部を吸
引効果によってしっかり保持するものである。釉薬容器
はそれ自身の軸の周りを回転し、また釉薬槽の方向に傾
いて少なくとも物品の一部を釉薬に浸すため、適切な駆
動装置により作動させられる。釉薬容器の加工品ホルダ
へおよび支持アームへの取付は釉薬容器の傾き運動を約
120゜の角度範囲に制限するものである。
皿などの平たい物品の施釉には満足すべきものであるが
、椀、壷などの比較的深い中空の物品あるいは膨れのあ
る形状の物品に関しては、先行技術の施釉装置は物品に
均等に釉薬を掛け、また過剰な釉薬を適切に滴り落すた
めには不適切なものである。
改善された施釉装置を提供して前記の課題を解決するこ
とである。 特に、中空の物品を完全に自動化された
方法により信頼できる仕方で均等に施釉できる改良され
た施釉装置を提供することが本発明の目的である。
目的は、施釉される物品を保持する釉薬容器がそれ自身
の軸の周りに回転可能であり、また釉薬槽の側に傾ける
ことができるだけでなく、釉薬槽の液面に対し実質的に
垂直な方向に案内されて変位させる駆動装置を設けた装
置を提供することにより、本発明によって解決される。
をも可能にする駆動装置を提供することにより、深さの
深いまた腹部が膨れた形状の中空の物品を、内面および
外面に沿って確実に均一に釉薬を掛けることができる。 釉薬容器の垂直方向の動きの大きさを、施釉される物品
の深さおよび/あるいはその特定の形状に依存させるの
はふさわしい。
180゜の角度範囲で傾けることができ、それにより、
特に物品を釉薬槽から引き出す際に上下に垂直に動かす
時に、過剰な釉薬が釉薬槽へと流れ落ちあるいは滴り落
ちるようにすることができる。
位置から釉薬槽へ浸される箇所へと180゜傾けられる
位置まで旋回させられる。このようにして、釉薬容器を
旋回可能な角度範囲はかなり拡大されている。3つの異
なる変位モード(すなわち、回転運動、傾き運動、垂直
運動)を設けることにより、釉薬容器の動きあるいは制
御はいかなる適切な形も選択することができる。少なく
とも速度ならびに上下運動の範囲を制御するのは有利で
ある。
自身の軸の周りの回転ならびに傾き運動および/または
垂直上下運動は、物品の特定の特徴に応じて同期させる
ことができる。このようにして、不規則な形態の物品に
確実に施釉することができる。それに加え、釉薬容器の
それ自身の軸の周りの回転運動ならびに傾き運動および
/または垂直上下運動を別々に制御できるようにして、
釉薬容器の動作のモードに関するほとんど万能な制御シ
ステムを実現することが望ましい。
動を実行するための駆動装置は実質的に真っ直ぐな固定
の滑べり棒と、滑べり棒の上に沿って移動可能な、そし
て釉薬容器に動作的に連結されたキャリッジを有し、キ
ャリッジが実質的に垂直な方向に上下に動くようにされ
ている。しかし、釉薬容器を加工品ホルダに搭載して、
加工品ホルダが駆動装置の作用を受けるようにするのが
、好ましい。
有利な点を、図面を参照しながら以下により詳しく説明
する。
する要素は同じ参照番号で示されている。
例えば陶器あるいは磁器製の壷、椀などのような中空の
物品に施釉するための、本発明の施釉装置の一実施例が
略図によって示されている。図1の実施例は本発明を限
定するためのものではないが、施釉装置1は同時に3個
の物品2に施釉するように設計されており、その3個の
物品はコンベヤ19によって矢印30の方向に供給領域
Aへと運ばれ、その供給領域は、参照番号3で示される
センタリング・ステーションを含んでいる。コンベヤ1
9は互いに対し間隔をおいた2本のベルトを有するタイ
プのものであり、その2本のベルトの間に、例えば各物
品2の外側底面に適切なデータを押印することができる
ように、中間スペースが開いている。
工程のために、物品2はそれぞれ4つのローラ20のセ
ットによって適切に整列される。物品2は、整列あるい
はセンタリングされた後、対応する3個の吸引部材4の
セットにより捕らえら、取り上げられる。その吸引部材
4により物品2は一緒に運ばれ、参照番号5で示され図
2で詳しく示される施釉ステーションにある対応するセ
ットの釉薬ポットあるいは容器13に位置される。
2は、対応する3個の吸引部材6のセットにより釉薬容
器13から排出領域Cに位置する吸収性のコンベヤ・ベ
ルト8へと運ばれ、その後、矢印31で示されているよ
うにその後の処理へと進んで行く。物品2が吸収性のベ
ルト8に置かれる際に物品2を回して、施釉された物品
の基部あるいは底部から余分な釉薬を取り去ることがで
きるように、吸引部材6は回転可能である。
331号が参照される。この米国特許は概してここに開
示されたようなタイプの施釉装置の例を説明している。
セットおよび吸引部材6のセットは参照番号21で示さ
れるキャリッジを介して互いに連結されている。キャリ
ッジ21は、吸引部材4および吸引部材6を同時に変位
できるように支持バー22a、22bを介して吸引部材
4および吸引部材6に取り付けられている。キャリッジ
21は、間隔をおいて平行なガイド・レール23を走り
、モータ24によって駆動されて二重矢印32の方向に
変位する。モータ24は、ガイド・レール23の間にわ
たされた横バー25に動作連結されている。第2のモー
タ7は、横バー26を介してキャリッジ21に適切に接
続され、リンク・ロッド27により支持バー22aに連
接されており、キャリッジ21が適切な空気圧シリンダ
28およびガイド・レール29を介して二重矢印33の
方向に移動できるようになっている。このようにして、
吸引部材4および吸引部材6はモータ24および7によ
り水平にX軸およびY軸に沿って同時に位置を変えるこ
とができる。
5の好適な実施例の側面図が示されている。図2より、
施釉装置1の施釉ステーション5は参照番号10で示さ
れる加工品ホルダを含んでいることが分かるが、処理対
象の物品2は施釉装置1のさまざまな段階を通してこの
加工品ホルダ10により保持される。各加工品ホルダ1
0は1個の釉薬容器13を支持し、キャリッジ11に搭
載されている。二重矢印45で示されているように、キ
ャリッジ11は適切な駆動装置44(図3)、例えば空
気圧シリンダ/ピストン装置(図示されていない)、に
よって滑べり棒12に沿って実質的に垂直方向に上向き
および下向きに移動することができる。
タ14に動作連結されており、このモータ14により加
工品ホルダ10、また物品2を携えた釉薬容器13が軸
の周りに回転可能である。釉薬容器13の傾き運動を可
能にするために、加工品ホルダ10は制御可能なモータ
15の作用を更に受け、このモータ15により釉薬容器
13を約180゜反対向きに旋回させることができる。
形状をしており、その内部には釉薬の所定の量が収容さ
れ、物品2の底にも施釉できるようになっている。釉薬
容器13の上側には、物品を柔らかく支持できるように
、環状の弾性受け面40を設けることができる。受け面
40の弾性は、適切な材料を選択することにより、ある
いは適切な設計により、実現することができる。各釉薬
容器13の下端には中央突起41が設けられており、そ
れにより釉薬容器13は加工品ホルダ10に支持されて
いる。中央突起41は中央通路を有しており、この通路
は吸引パイプ42により釉薬容器13の内部へと延長さ
れている。この吸引パイプ42は、釉薬容器13の内部
に減圧を生成できるように吸引器(図示されていない)
へと接続されている。この減圧により、釉薬容器13の
受け面40に置かれた物品2は適正な位置にしっかりと
保持される。
みが示されている)は、その物品2に面する端に吸引カ
ップ43が設けられている。参照番号16で略図的に示
されているのは適切な駆動組立体であり、吸引部材4を
二重矢印34で示されているように垂直方向に動かすた
めのものである。このように、吸引部材4は矢印32、
33の方向に水平に、そして矢印34で示されたように
垂直方向に位置を変え、物品2を取り上げ、それらを施
釉ステーション5の釉薬容器13の上に適切に置くこと
ができる。
同様に駆動組立体の作用を受ける。
るだけではなく、矢印35(図1)に示されているよう
に吸引部材をその軸の回りに回転させ、物品2が吸収性
のベルト8に置かれる際、基部あるいは底のあたりの過
剰な釉薬を取り除けるようにされている。
材4のセットがコンベヤ・ベルト19から未加工の物品
2を取り上げるようとする状態であり、他方、吸引部材
6は施釉された物品2を吸収性のベルト8上に置こうと
する状態にキャリッジ21が位置しているところである
。キャリッジ21は、次いで、矢印36に示されている
ように左に移動して、吸引部材6が施釉された物品2を
釉薬容器13から取り上げ、矢印37の方向に水平に位
置を変え、吸引部材4が釉薬容器13に整列するするよ
うにする。吸引部材4が下げられ、未加工の物品2が釉
薬容器13の上に置かれる。続いて、キャリッジ21は
矢印38に示されているように右に移動し、矢印39の
方向へと初期位置に復帰し、その位置で吸引部材4は更
に未加工の物品2を取り上げ、吸引部材6は施釉された
物品2を吸収性のベルト8の上に置く。このようにして
、施釉装置1は実質的に4サイクル工程を実行する。 再び図2に戻るが、その図では施釉ステーション5
において物品2の施釉ステップが説明されている。以下
の個々の施釉ステップの説明は例示のためだけになされ
ていることを理解されたい。
れ釉薬容器13上に設置された後、物品2が、左下側に
破線で釉薬容器13’として示されているように、釉薬
通し17中の釉薬の溜りに浸されるように、各釉薬容器
13が旋回される。内面および外面の両方に均等に施釉
するように釉薬容器13を回転させつつ、同時に、釉薬
容器13を約180゜旋回するまで更に傾ける。この位
置において、物品2は釉薬槽に完全に沈められる。物品
2を釉薬通し17中へ浸す深さ、あるいはそのためのキ
ャリッジ11の動きは、物品2が釉薬の溜りによって完
全にまた均等に塗られるように選択される。同時に、釉
薬容器13のそれ自身の軸の周りの回転の速度ならびに
傾く速度および/あるいは傾き角は別々にあるいは組み
合せて制御・調整することができる。
右下側に破線で釉薬容器13’’として示されている位
置となる。この位置で、物品2は釉薬通し17の釉薬溜
りの液面18の少し上にまで伸びている。この位置で、
すなわち、釉薬槽の外部で、釉薬容器13は加工品ホル
ダ10を介して垂直方向に上限に動かされ、過剰な釉薬
が物品2から釉薬通し17へと流れ落ちるあるいは滴り
落ちるようにされる。その後、釉薬容器13はその最初
の位置に戻され、施釉された物品2が吸引部材6により
保持され取り上げられ、排出領域Cに位置する吸収性の
ベルト8へと運ばれる。
方向に制御可能であるため、施釉工程はいかなる適切な
方法でも実行することができ、以上に述べられた動作シ
ーケンスに限定されるべきではない。しかし、過剰な釉
薬を取り除くため、釉薬容器13の上下運動は、釉薬槽
から取り去られる、即ち、釉薬槽の液面18の上に伸び
る物品2と共に実行されるべきである。
例とは異なっていても良いことが当業者には了解できる
であろう。また、3個の吸引部材4および6の列を更に
続けて設けることもできる。しかし、1つの列当り少な
くとも2個の吸引部材4および6を設けるのが好ましい
。施釉装置1の出力は、望ましければ、米国特許第4,
995,331号の施釉装置のものと同様の円形のテー
ブルを用いることもできる。この場合、施釉ステーショ
ンは釉薬容器13のふさわしい動きが可能なように、変
更されるべきである。
ることもできるし、釉薬容器13の変位を特定の物品に
依存して選択・調整できる適切な制御装置46(図3)
により一斉に制御することもできる。また、釉薬容器の
ための制御装置46は用いられる釉薬の性質、例えば粘
度などを考慮にいれて変更することもできる。
回させるためにおよび/あるいは釉薬容器13を釉薬通
し17中の釉薬の液面18に対し実質的に垂直に動かす
ために、ユニバーサル型の駆動装置を用いることもでき
ることに注意されたい。
の施釉装置に実施されるものとして例示し説明したが、
示された詳細により限定されるものではない。本発明の
趣旨から外れることなく、様々な修正ならびに構造上の
変更が可能である。
。
に示す、本発明の施釉ステーションの側面図である。
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 施釉される物品の底部を吸引効果によ
り保持する少なくとも1個の釉薬容器(13)を備えた
少なくとも1個の施釉ステーション(5)を有し、該釉
薬容器(13)は、自分自身の軸の周りに回転可能で、
少なくとも一部を浸しまたそれから取り出すために釉薬
槽の方向に傾くことができる、陶器製あるいは磁器製の
物品のための施釉装置であって、施釉される前記物品(
2)を携えた該釉薬容器(13)が更に前記釉薬槽の液
面(18)に実質的に垂直な方向に動くことができるこ
とを特徴とする、陶器製あるいは磁器製の物品、特に椀
、壷、缶など、のための施釉装置。 - 【請求項2】 釉薬容器(13)を初期位置から約1
80゜の角度範囲で傾けることが可能であることを特徴
とする、請求項1の装置。 - 【請求項3】 釉薬容器(13)が、施釉される前記
物品(2)を釉薬槽に向けさせながら、前記釉薬槽の液
面(18)に対して実質的に垂直な方向に上下に直線的
に可動であることを特徴とする、請求項1および2のい
ずれか1項に記載の装置。 - 【請求項4】 前記垂直方向の上下運動が、実質的に
、前記物品が前記釉薬槽から引き出される際に行われる
ことを特徴とする、請求項3の装置。 - 【請求項5】 少なくとも前記上下運動の速度が制御
可能であることを特徴とする、請求項1ないし4のいず
れか1項の装置。 - 【請求項6】 前記釉薬容器(13)の前記自分自身
の軸の周りの回転運動ならびに前記傾き運動および/あ
るいは前記垂直方向の上下運動が前記物品に最適な方法
で同期させられていることを特徴する、請求項1ないし
5のいずれか1項の装置。 - 【請求項7】 前記釉薬容器(13)の前記自分自身
の軸の周りの回転運動ならびに前記傾き運動および/あ
るいは前記垂直方向の上下運動が別個に制御可能である
ことを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項の
装置。 - 【請求項8】 前記釉薬容器(13)が、前記釉薬槽
の液面(18)に実質的に垂直な方向に可動な加工品ホ
ルダ(10)に搭載されていることを特徴とする、請求
項1ないし7のいずれか1項の装置。 - 【請求項9】 前記上下運動が、真っ直ぐな滑べり棒
(12)により案内されて直線的に変位するキャリッジ
(11)に前記加工品ホルダ(10)を搭載することに
より実現されていることを特徴とする、請求項8の装置
。
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