JPH04273944A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は複数のリモ−トコントロ
−ラ（以下、リモコンと称する）を有する空気調和機に
関する。

【０００２】

【従来の技術】複数のリモコンを有する空気調和機につ
いて広く知られている。以下、２つのリモコン（第１及
び第２のリモコン）を有する空気調和機について説明す
る。第１及び第２のリモコンには設定温度、運転／停止
スイッチ、運転モ−ド（暖房、冷房、自動）を設定する
設定スイッチが設けられた操作部及び設定温度、運転／
停止、運転モ−ドを表示する表示部が設けられている。 さらに、第１及び第２のリモコンには上記操作部の操作
を判定する判定手段及びこの判定手段に基づいて操作部
の操作に対応した空調信号を作成する手段を有するマイ
クコンピュ−タよりなる制御部が内蔵され、この制御部
で作成された空調信号は送信回路から送信されていた。

【０００３】一方、空気調和機本体には上記送信回路か
ら送信された空調信号を受信する受信回路が設けられ、
さらにこの受信回路で受信された空調信号に基づいて空
気調和機を制御するマイクロコンピュ−タよりなる制御
部（室内制御部，室外制御部）が設けられている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このような２つのリモ
コンにより空気調和機を遠隔操作できるものにおいては
、第１のリモコンから本体に空調信号を送信して空気調
和機の運転を制御した後で、第２のリモコンから本体に
空調信号を送信して空気調和機の運転を制御したような
場合に、第１のリモコンの表示部に表示される表示内容
と第２のリモコンの表示部に表示される表示内容とが異
なる場合がある。

【０００５】このように第１のリモコンと第２のリモコ
ンの表示部の表示内容が食い違ってしまうと、使用者は
運転制御を変更する場合にどらちの表示内容を信用すれ
ば良いか紛らわしいかった。

【０００６】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
、その目的は複数のリモコンで空気調和機の運転を制御
可能なものにおいて、各リモコンの表示部には空気調和
機の実際の運転情報を統一的に表示できるようにするこ
とができる空気調和機を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１は複数のリモ−
トコントロ−ラを有する空気調和機において、各リモ−
トコントロ−ラは空調信号を発信する発信部と、空調信
号を受信する受信部と、空気調和機の運転状態を表示す
る表示部と、上記受信部で受信された空調信号に基づい
て上記表示部に空気調和機の運転状態を表示する表示制
御手段とを具備し、上記空気調和機の制御部は上記リモ
−トコントロ−ラからの空調信号を受信する受信部と、
空調信号を発信する発信部と、上記受信部で受信された
上記リモ−トコントロ−ラからの空調信号に基づいて空
気調和機の運転を制御する制御手段と、空気調和機の運
転状態を送信部を介して他のリモ−トコントロ−ラに送
信する送信手段とを具備したことを特徴とする空気調和
機である。

【０００８】請求項２は複数のリモ−トコントロ−ラを
有する空気調和機において、各リモ−トコントロ−ラは
空調信号を発信する発信部と、空調信号を受信する受信
部と、空気調和機の運転状態を表示する表示部と、上記
受信部で受信された空調信号に基づいて上記表示部に空
気調和機の運転状態を表示する表示制御手段とを具備し
、上記空気調和機の制御部は上記リモ−トコントロ−ラ
からの空調信号を受信する受信部と、上記受信部で受信
された上記リモ−トコントロ−ラからの空調信号に基づ
いて空気調和機の運転を制御する制御手段とを具備した
ことを特徴とする空気調和機である。

【０００９】

【作用】請求項１の発明は各リモコンには送信回路の他
に受信回路も具備しせておくと共に、空気調和機本体に
は受信回路の他に送信回路も具備させておく。そして、
リモコンからの空調信号を受信した空気調和機本体は該
空調信号に基づいて空気調和機を運転し、この運転状態
を他のリモコンに送信するようにしている。この信号を
受信したリモコンは自己の表示部の表示内容を切り換え
るようにしている。

【００１０】請求項２の発明は各リモコンには送信回路
の他に受信回路も具備しせておくと共に空気調和機本体
には受信回路を具備させておく。そして、リモコンから
の空調信号を受信した空気調和機本体は該空調信号に基
づいて空気調和機を運転する。また、上記リモコンから
送信された空調信号は他のリモコンでも受信されるため
、該空調信号に整合するようにその表示部の表示内容が
切り換えられる。

【００１１】

【実施例】以下図面を参照して本発明の第１実施例につ
いて説明する。図１において、能力可変圧縮機１、四方
弁２、室外熱交換器３、減圧器たとえば膨張弁５、室内
熱交換器６、前記四方弁２を順次連通し、ヒ―トポンプ
式冷凍サイクルを構成している。なお、室外熱交換器３
の近傍に室外ファン１２を設け、室内熱交換器６の近傍
に室内ファン１３を設けている。なお、能力可変圧縮機
１、四方弁２、室外熱交換器３、膨張弁５、室外ファン
１２などにより、室外ユニットを構成している。また、
室内熱交換器６、室内ファン１２などより、室内ユニッ
トを構成している。制御回路を図２に示す。

【００１２】図２において、商用交流電源３０に、室内
制御部４０の電源端子を接続し、その室内制御部４０の
電源端子に電源ライン３１を介して室外制御部５０を接
続する。

【００１３】上記室内制御部４０に、室内温度センサ４
１、受信回路４２、送信回路４３、室内ファン１３のフ
ァンモータ１３Ｍを接続する。受信回路４２は、リモコ
ン４４から送信される赤外線光を受信するものであり、
送信回路４３は室内制御部４０で作成された送信デ−タ
を赤外線信号としてリモコン４４に送信する回路である
。上記室外制御部５０に、四方弁２、膨張弁５、室外フ
ァン１２のファンモータ１２Ｍ、およびインバータ回路
５１を接続する。

【００１４】インバータ回路５１は、電源ライン３１の
交流電圧を整流し、それを室外制御部５０の指令に応じ
た周波数の交流電圧に変換し、出力するものである。こ
のインバータ回路５１の出力端に、能力可変圧縮機１の
圧縮機モータ１Ｍを接続する。そして、室内制御部４０
と室外制御部５０を電源電圧同期のシリアル信号ライン
３２によって相互に接続し、両者間のデータ転送を可能
としている。

【００１５】室内制御部４０および室外制御部５０は、
それぞれマイクロコンピュータおよびその周辺回路から
なり、当該空気調和機の全般にわたる制御を行なうもの
である。すなわち、室内制御部４０および室外制御部５
０において、少なくとも次の機能手段を備えている。

【００１６】１　　リモコン４４から冷房運転指定を受
けたとき冷房運転モ−ドを設定し、暖房運転指定を受け
たとき暖房運転モ−ドを設定し、自動運転指定を受けた
とき室内温度と予め記憶している設定温度Ｔｓ１，Ｔｓ
２との比較に応じて冷房運転モ−ドまたは暖房運転モ−
ドを設定する手段。

【００１７】２　　冷房運転モ−ドが設定されたとき、
圧縮機１の運転、四方弁２の非切換し、圧縮機１から吐
出される冷媒を四方弁２，室外熱交換器３、逆止弁４、
膨張弁５を通して室内熱交換器６に流し、その室内熱交
換器６を経た冷媒を四方弁２を通して圧縮機１に戻し、
冷房運転を実行する手段。

【００１８】３　　この冷房運転時、室内温度センサ４
１の検知温度とリモコン４４の設定温度との差を求め、
求めた差に応じて圧縮機１の運転周波数（インバータ回
路５１の出力周波数）を制御する手段。

【００１９】４　　リモコン４４からの指令が暖房運転
モ−ドであるとき、圧縮機１の運転、四方弁２の切換し
、圧縮機１から吐出される冷媒を四方弁２，室内熱交換
器６、室外熱交換器３に流し、その室外熱交換器３を経
た冷媒を四方弁２を通して圧縮機１に戻し、暖房運転を
実行する手段。

【００２０】５　　暖房運転時、リモコン４４の設定温
度と室内温度センサ４１の検知温度との差を暖房負荷と
して求め、その暖房負荷に応じて圧縮機１の運転周波数
（インバータ回路５１の出力周波数）を制御する手段。

【００２１】また、リモコン４４は例えば、マイクロコ
ンピュ−タよりなる制御部６１を有する。この制御部６
１には送信回路６２，受信回路６３，操作部６４，表示
部６５が接続される。上記操作部６４には運転／停止ス
イッチ、温度設定スイッチ、運転モ−ド指定スイッチ等
が設けられていおり、上記表示部６５には設定温度、運
転モ−ド（冷房運転、暖房運転、自動運転）を表示する
例えば液晶表示装置（ＬＣＤ）が設けられる。上記操作
部６４で設定されたデ−タは送信回路６２において対応
する赤外線信号に変換されて送信される。また、受信回
路６３は赤外線信号を受信する回路であり、この受信回
路で受信された信号は制御部６１に送られる。また、上
記表示部６５も表示制御は制御部６１により行われる。

【００２２】次に、上記のように構成された本発明の第
１実施例の動作について説明する。まず、使用者はリモ
コン４４の操作部６５より空気調和機の運転モ−ド（暖
房運転，冷房運転，自動運転）及び設定温度を指定して
運転スイッチを操作する。すると、リモコン４４により
図４に示す処理が行われる。まず、操作が有ったか判定
される（ステップＳ１）。前述した操作があった場合に
は、このステップＳ１において「ＹＥＳ」と判定されて
操作内容に対応した赤外線信号が送信回路６２から送信
されると共に、表示処理が行われる（ステップＳ２）。 例えば、リモコン４４操作により暖房運転と設定温度が
操作されれば、表示部６４に「暖房運転」の表示及び「
設定温度」の表示がなされる。そして、受信回路６３に
より受信された信号があるか判定される（ステップＳ３
）。上記受信回路６３において信号が受信されていない
場合には、上記ステップＳ１の処理が行われる。

【００２３】一方、上記ステップＳ３において「ＹＥＳ
」と判定された場合には受信内容に基づき表示部６４に
表示されている表示内容を変更する処理が行われる。 この処理については後で詳細に説明する。

【００２４】ところで、リモコン４４から信号が送信さ
れると、その信号は空気調和機本体の受信回路４２で受
信されるわけであるが、空気調和機本体の処理について
図３を参照して説明する。まず、受信回路４２で受信さ
れた信号があるか判定される（ステップＳ１１）。前述
した如く、リモコン４４から信号が送信された場合には
、このステップＳ１１で「ＹＥＳ」と判定され自動運転
モ−ドが設定されているか判定される（ステップＳ１２
）。このステップＳ１２の判定で自動運転モ−ドが設定
されていると判定された場合には、室温センサ４１で検
出される室温に基づき空気調和機の運転モ−ドが決定さ
れる。例えば、室温がＴＳ２　以上であれば冷房運転、
ＴＳ１　以下であれば暖房運転、ＴＳ１　とＴＳ２　の
間では送風運転と決定される（ＴＳ１　＜ＴＳ２　）。 そして、ステップＳ１４において、上記ステップＳ１３
で決定された運転モ−ドが実行される（ステップＳ１６
）。この運転モ−ドが実行された後、その動作内容（冷
房、暖房、送風）を示す信号は送信回路４３から送信さ
れる（ステップＳ１５）。

【００２５】このような空調機本体からの動作内容を示
す信号の送信はリモコン４４の受信回路４２で受信され
る。そして、前述したように図４の処理が行われ、ステ
ップＳ３及びＳ４の処理で表示部６４に表示されている
表示内容が変更される。

【００２６】一方、上記ステップＳ１２の判定で「ＮＯ
」と判定された場合には、受信信号に対する制御が実行
される。例えば、暖房運転が指定されていれば、暖房運
転が実行される。その後、上記ステップＳ１５の処理が
実行されて、その動作内容（冷房、暖房、送風）を示す
信号は送信回路４３から送信され、リモコン４４の表示
部６４の表示内容が変更される。

【００２７】上記実施例によれば、図５に示すように第
１のリモコンＡ１から空気調和機本体Ｂに送信すると、
その送信デ−タに基づいて空気調和機の運転が開始され
、その運転の動作内容は第２のリモコンＡ２に送信され
る。そして、第２のリモコンＡ２はその表示部の表示を
該運転の動作内容と等しくなるようにその表示内容を変
更する。このような処理によりリモコンが複数あった場
合でも各リモコンの表示部に表示される表示内容を統一
させることができる。

【００２８】次に、本発明の第２実施例について図６及
び図７を参照して説明する。まず、使用者はリモコン４
４の操作部６５より空気調和機の運転モ−ド（暖房運転
，冷房運転，自動運転）及び設定温度を指定して運転ス
イッチを操作する。すると、リモコン４４により図６に
示す処理が行われる。まず、操作が有ったか判定される
（ステップＳ２１）。前述した操作があった場合には、
このステップＳ２１において「ＹＥＳ」と判定されて操
作内容に対応した赤外線信号が送信回路６２から送信さ
れると共に、表示処理が行われる（ステップＳ２２）。 例えば、リモコン４４の操作により暖房運転と設定温度
が操作されれば、表示部６４に「暖房運転」の表示及び
「設定温度」の表示がなされる。そして、受信回路６３
により受信された信号があるか判定される（ステップＳ
２３）。上記受信回路６３において信号が受信されてい
ない場合には、上記ステップＳ１の処理が行われる。

【００２９】一方、上記ステップＳ２３において「ＹＥ
Ｓ」と判定された場合には受信内容に基づき表示部６４
に表示されている表示内容を変更する処理が行われる。 この処理については後で詳細に説明する。

【００３０】ところで、リモコン４４から信号が送信さ
れると、その信号は空気調和機本体の受信回路４２及び
別のリモコン４４の受信回路６３で受信されるわけであ
るが、空気調和機本体の処理について説明する。まず、
受信回路４２で受信された信号があるか判定され、受信
信号で指定された運転モ−ドで空気調和機が運転される
。

【００３１】また、別のリモコン４４の受信回路６３で
受信されると、ステップＳ２３及びＳ２４の処理が実行
されて表示部６４に表示されている表示内容が変更され
る。上記実施例によれば、図７に示すように第１のリモ
コンＡ１から送信デ−タが送信されると、その送信デ−
タは空気調和機本体Ｂ及び第２のリモコンＡ２で受信さ
れる。そして、その送信デ−タに基づいて空気調和機の
運転が開始される。また、第２のリモコンＡ２の表示部
の表示は該送信デ−タ基づいてを変更される。このよう
な処理によりリモコンが複数あった場合でも各リモコン
の表示部に表示される表示内容を統一させることができ
る。

【００３２】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、複
数のリモコンで空気調和機の運転を制御可能なものにお
いて、各リモコンの表示部には空気調和機の実際の運転
情報を統一して表示することができる空気調和機を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例及び第２実施例に係わる空
気調和機の冷凍サイクルを示す図。

【図２】本発明の第１実施例及び第２実施例に係わる空
気調和機本体の構成を示すブロック図。

【図３】第１実施例に係わる空気調和機の動作を示すフ
ロ−チャート。

【図４】第１実施例に係わるリモコンの動作を示すフロ
−チャート。

【図５】第１実施例の動作を簡単に説明するための図。

【図６】第２実施例に係わるリモコンの動作を示すフロ
−チャート。

【図７】第２実施例の動作を簡単に説明するための図。

【符号の説明】

４２…受信回路、４３…送信回路、４４…リモコン、６
１…制御回路、６２…送信回路、６３…受信回路、６４
…表示部、６５…操作部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数のリモ−トコントロ−ラを有する
   空気調和機において、各リモ−トコントロ−ラは空調信
   号を発信する発信部と、空調信号を受信する受信部と、
   空気調和機の運転状態を表示する表示部と、上記受信部
   で受信された空調信号に基づいて上記表示部に空気調和
   機の運転状態を表示する表示制御手段とを具備し、上記
   空気調和機の制御部は上記リモ−トコントロ−ラからの
   空調信号を受信する受信部と、空調信号を発信する発信
   部と、上記受信部で受信された上記リモ−トコントロ−
   ラからの空調信号に基づいて空気調和機の運転を制御す
   る制御手段と、空気調和機の運転状態を送信部を介して
   他のリモ−トコントロ−ラに送信する送信手段とを具備
   したことを特徴とする空気調和機。
2. 【請求項２】　　複数のリモ−トコントロ−ラを有する
   空気調和機において、各リモ−トコントロ−ラは空調信
   号を発信する発信部と、空調信号を受信する受信部と、
   空気調和機の運転状態を表示する表示部と、上記受信部
   で受信された空調信号に基づいて上記表示部に空気調和
   機の運転状態を表示する表示制御手段とを具備し、上記
   空気調和機の制御部は上記リモ−トコントロ−ラからの
   空調信号を受信する受信部と、上記受信部で受信された
   上記リモ−トコントロ−ラからの空調信号に基づいて空
   気調和機の運転を制御する制御手段とを具備したことを
   特徴とする空気調和機。