JP2000304335A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents
空気調和機の制御装置Info
- Publication number
- JP2000304335A JP2000304335A JP11116879A JP11687999A JP2000304335A JP 2000304335 A JP2000304335 A JP 2000304335A JP 11116879 A JP11116879 A JP 11116879A JP 11687999 A JP11687999 A JP 11687999A JP 2000304335 A JP2000304335 A JP 2000304335A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- air conditioner
- terminals
- transmitter
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既存の冷媒配管及び電力線(信号線)を有効
利用できる空気調和機を提供する。 【解決手段】 分離型の空気調和機の両ユニット間に設
けられ電力の供給を可能にする電力線と、熱源側の制御
部及び利用側制部間で信号線を接続した際に相互に信号
の授受を可能にさせる端子と、これらの端子にそれぞれ
接続され信号線が接続されている状態を擬似的に構成す
ると共に端子間を無線でつなげる送信機とを備えるもの
である。
利用できる空気調和機を提供する。 【解決手段】 分離型の空気調和機の両ユニット間に設
けられ電力の供給を可能にする電力線と、熱源側の制御
部及び利用側制部間で信号線を接続した際に相互に信号
の授受を可能にさせる端子と、これらの端子にそれぞれ
接続され信号線が接続されている状態を擬似的に構成す
ると共に端子間を無線でつなげる送信機とを備えるもの
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、熱源側ユニット
と利用側ユニットとからなる分離型の空気調和機に関
し、これらのユニット間での信号の授受に関するもので
ある。
と利用側ユニットとからなる分離型の空気調和機に関
し、これらのユニット間での信号の授受に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機としては、特開平5−
141742号公報に記載されているようなものがあっ
た。この公報に記載されたものはHVACユニット(暖
房換気空調ユニット)と指令センターとの間で制御信号
の授受を無線で行うものであり、信号線を用いることな
くそれぞれのHVACユニットの制御を行うことができ
ものであった。
141742号公報に記載されているようなものがあっ
た。この公報に記載されたものはHVACユニット(暖
房換気空調ユニット)と指令センターとの間で制御信号
の授受を無線で行うものであり、信号線を用いることな
くそれぞれのHVACユニットの制御を行うことができ
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来のエアコンディショニング装置(空気調和機)で
は、信号の授受がはじめから無線によるように構成され
ているものであり、ユニット、センターの機種毎に無線
の送信装置が設計され組み込まれていた。
従来のエアコンディショニング装置(空気調和機)で
は、信号の授受がはじめから無線によるように構成され
ているものであり、ユニット、センターの機種毎に無線
の送信装置が設計され組み込まれていた。
【0004】すなわち、ユニットとセンターとが近接し
有線(信号線)による接続が容易な際にも無線の送信装
置が必要となる問題点があり、また機種毎の設計が必要
となり極めて汎用性が悪いものであった。
有線(信号線)による接続が容易な際にも無線の送信装
置が必要となる問題点があり、また機種毎の設計が必要
となり極めて汎用性が悪いものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような問題点に対し
て本発明は、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用
側熱交換器を冷媒配管で環状に接続して冷凍サイクルを
構成すると共に、これら冷凍サイクルを構成する機器を
熱源側に設けられる熱源側ユニットと利用側に設けられ
る利用側ユニットとに分けて搭載する空気調和機におい
て、熱源側ユニットに搭載される機器の動作を制御する
熱源側の制御部と、利用側ユニットに搭載される機器の
動作を制御する利用側の制御部と、これら両ユニット間
に設けられ電力の供給を可能にする電力線と、熱源側の
制御部及び利用側制部間で信号線を接続した際に相互に
信号の授受を可能にさせる端子と、これらの端子にそれ
ぞれ接続され信号線が接続されている状態を擬似的に構
成すると共に端子間を無線でつなげる送信機とを備える
ことを特徴とするものであり、このような構成を用いる
ことによって、ユニット間で信号線の接続が難しいよう
なときに、それぞれのユニットの端子に送信機を接続し
てユニット間の信号の授受を無線に切り換えることがで
きるものである。
て本発明は、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用
側熱交換器を冷媒配管で環状に接続して冷凍サイクルを
構成すると共に、これら冷凍サイクルを構成する機器を
熱源側に設けられる熱源側ユニットと利用側に設けられ
る利用側ユニットとに分けて搭載する空気調和機におい
て、熱源側ユニットに搭載される機器の動作を制御する
熱源側の制御部と、利用側ユニットに搭載される機器の
動作を制御する利用側の制御部と、これら両ユニット間
に設けられ電力の供給を可能にする電力線と、熱源側の
制御部及び利用側制部間で信号線を接続した際に相互に
信号の授受を可能にさせる端子と、これらの端子にそれ
ぞれ接続され信号線が接続されている状態を擬似的に構
成すると共に端子間を無線でつなげる送信機とを備える
ことを特徴とするものであり、このような構成を用いる
ことによって、ユニット間で信号線の接続が難しいよう
なときに、それぞれのユニットの端子に送信機を接続し
てユニット間の信号の授受を無線に切り換えることがで
きるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、室内ユニット(利用側ユ
ニット)12と室外ユニット(熱源側ユニット)14と
から構成される分離型の空気調和機の冷凍サイクルを示
す概略図である。室内ユニット12と室外ユニット14
との間には、冷媒を循環させる太管の冷媒配管16A
と、細管の冷媒配管16Bとが対で設けられており、そ
れぞれの一端が室内ユニット12に設けられている利用
側熱交換器(熱交換器)18に接続されている。
ニット)12と室外ユニット(熱源側ユニット)14と
から構成される分離型の空気調和機の冷凍サイクルを示
す概略図である。室内ユニット12と室外ユニット14
との間には、冷媒を循環させる太管の冷媒配管16A
と、細管の冷媒配管16Bとが対で設けられており、そ
れぞれの一端が室内ユニット12に設けられている利用
側熱交換器(熱交換器)18に接続されている。
【0007】冷媒配管16Aの他端は、室外ユニット1
4のバルブ20Aに接続されている。このバルブ20A
は、マフラー22Aを介して四方弁24に接続されてい
る。この四方弁24には、それぞれがコンプレッサ(圧
縮機)26に接続されているアキュムレータ28とマフ
ラー22Bが接続されている。さらに、室外ユニット1
4には、熱交換器(熱源側熱交換器)30が設けられて
いる。この熱交換器30は、一方が四方弁24に接続さ
れ、他方がキャピラリチューブ32、ストレーナ34、
電動膨張弁36、モジュレータ38を介してバルブ20
Bに接続されている。
4のバルブ20Aに接続されている。このバルブ20A
は、マフラー22Aを介して四方弁24に接続されてい
る。この四方弁24には、それぞれがコンプレッサ(圧
縮機)26に接続されているアキュムレータ28とマフ
ラー22Bが接続されている。さらに、室外ユニット1
4には、熱交換器(熱源側熱交換器)30が設けられて
いる。この熱交換器30は、一方が四方弁24に接続さ
れ、他方がキャピラリチューブ32、ストレーナ34、
電動膨張弁36、モジュレータ38を介してバルブ20
Bに接続されている。
【0008】このバルブ20Bには、冷媒配管16Bの
他端が接続されており、これによって、室内ユニット1
2と室外ユニット14の間で冷媒が循環する冷凍サイク
ルが構成されている。
他端が接続されており、これによって、室内ユニット1
2と室外ユニット14の間で冷媒が循環する冷凍サイク
ルが構成されている。
【0009】エアコン10は、コンプレッサ26の運転
によってこの冷凍サイクル中を冷媒が循環されることに
より冷房または暖房運転が可能となっている。
によってこの冷凍サイクル中を冷媒が循環されることに
より冷房または暖房運転が可能となっている。
【0010】すなわち、冷房モードでは、コンプレッサ
26によって圧縮された冷媒が熱交換器30へ供給され
ることにより液化され、この液化された冷媒が室内ユニ
ット12の熱交換器18で気化することにより、熱交換
器18を通過する空気を冷却する。
26によって圧縮された冷媒が熱交換器30へ供給され
ることにより液化され、この液化された冷媒が室内ユニ
ット12の熱交換器18で気化することにより、熱交換
器18を通過する空気を冷却する。
【0011】また、暖房モードでは、逆に、コンプレッ
サ26によって圧縮された冷媒が、室内ユニット12の
熱交換器18で凝縮されることにより放熱し、この冷媒
が放熱した熱で熱交換器18を通過する空気を加熱す
る。
サ26によって圧縮された冷媒が、室内ユニット12の
熱交換器18で凝縮されることにより放熱し、この冷媒
が放熱した熱で熱交換器18を通過する空気を加熱す
る。
【0012】尚、冷凍サイクルは利用側熱交換器に温水
が循環する温水熱交換器を同一風路中に順に設け暖房時
にこの温水熱交換器の放熱を利用するようにしても良
い。暖房を必要としないときに、この温水熱交換器に温
水が流れ込まないように温水の流量を制御することは言
うまでもない。
が循環する温水熱交換器を同一風路中に順に設け暖房時
にこの温水熱交換器の放熱を利用するようにしても良
い。暖房を必要としないときに、この温水熱交換器に温
水が流れ込まないように温水の流量を制御することは言
うまでもない。
【0013】図1では、矢印によって冷房モード(冷房
運転)と暖房モード(暖房運転)におけるそれぞれの冷
媒の流れを示しており、四方弁24の切り換えによっ
て、運転モードが冷房モード(ドライモード)と暖房モ
ードとが切り換えられ、電動膨張弁36の弁開度を制御
することにより、冷媒の蒸発温度が調整される。
運転)と暖房モード(暖房運転)におけるそれぞれの冷
媒の流れを示しており、四方弁24の切り換えによっ
て、運転モードが冷房モード(ドライモード)と暖房モ
ードとが切り換えられ、電動膨張弁36の弁開度を制御
することにより、冷媒の蒸発温度が調整される。
【0014】室内ユニット12は図2に示されるよう
に、電源基板56、コントロール基板58及びパワーリ
レー基板60が設けられている。エアコン10を運転す
るための電力が供給される電源基板56には、モータ電
源62、制御回路電源64、シリアル電源66及び駆動
回路68が設けられている。また、コントロール基板5
8には、シリアル回路70、駆動回路72及びマイコン
74が設けられている。
に、電源基板56、コントロール基板58及びパワーリ
レー基板60が設けられている。エアコン10を運転す
るための電力が供給される電源基板56には、モータ電
源62、制御回路電源64、シリアル電源66及び駆動
回路68が設けられている。また、コントロール基板5
8には、シリアル回路70、駆動回路72及びマイコン
74が設けられている。
【0015】電源基板56の駆動回路68には、調和空
気を室内に供給するクロスフローファン44を駆動する
ファンモータ76(例えばDCブラシレスモータ)が接
続されており、コントロール基板58に設けられている
マイコン74からの制御信号に応じてモータ電源62か
ら駆動電力が供給される。このとき、マイコン74は、
駆動回路68からの出力電圧を12V〜36Vの範囲で
256ステップで変化させるように制御してファンモー
タ76の速度制御(クロスフローファン44の送風量の
制御)を行う。
気を室内に供給するクロスフローファン44を駆動する
ファンモータ76(例えばDCブラシレスモータ)が接
続されており、コントロール基板58に設けられている
マイコン74からの制御信号に応じてモータ電源62か
ら駆動電力が供給される。このとき、マイコン74は、
駆動回路68からの出力電圧を12V〜36Vの範囲で
256ステップで変化させるように制御してファンモー
タ76の速度制御(クロスフローファン44の送風量の
制御)を行う。
【0016】コントロール基板58の駆動回路72に
は、パワーリレー基板60及び調和空気の吐出方向を変
える上下フラップ54を操作する上下フラップモータ7
8が接続されている。パワーリレー基板60には、パワ
ーリレー80と温度ヒューズ等が設けられており、マイ
コン74からの信号によって、パワーリレー80を操作
し、室外ユニット14へ電力を供給するための接点80
Aを開閉する。エアコン10は、接点80Aが閉じられ
ることにより、室外ユニット14へ電力が供給されて運
転される。
は、パワーリレー基板60及び調和空気の吐出方向を変
える上下フラップ54を操作する上下フラップモータ7
8が接続されている。パワーリレー基板60には、パワ
ーリレー80と温度ヒューズ等が設けられており、マイ
コン74からの信号によって、パワーリレー80を操作
し、室外ユニット14へ電力を供給するための接点80
Aを開閉する。エアコン10は、接点80Aが閉じられ
ることにより、室外ユニット14へ電力が供給されて運
転される。
【0017】また、上下フラップモータ78は、マイコ
ン74の制御信号に応じて制御されて、上下フラップ5
4を操作する。上下フラップ54が、上下方向へスイン
グされることにより、室内ユニット12の吹出し口50
から吹出される空気の吹出し方向が上下方向に変えられ
る。
ン74の制御信号に応じて制御されて、上下フラップ5
4を操作する。上下フラップ54が、上下方向へスイン
グされることにより、室内ユニット12の吹出し口50
から吹出される空気の吹出し方向が上下方向に変えられ
る。
【0018】このように、エアコン10の室内ユニット
12では、クロスフローファン44の回転と、上下フラ
ップ54の操作が制御されることにより、所望の風量及
び風向または室内を快適にするために制御された風量及
び風向で空調された空気を室内へ吹出すことができるよ
うになっている。
12では、クロスフローファン44の回転と、上下フラ
ップ54の操作が制御されることにより、所望の風量及
び風向または室内を快適にするために制御された風量及
び風向で空調された空気を室内へ吹出すことができるよ
うになっている。
【0019】シリアル回路70は、マイコン74及び電
源基板56のシリアル電源66に接続され、さらに室外
ユニット14へ接続されている。マイコン74は、この
シリアル回路70を介して室外ユニット14との間でシ
リアル通信を行い、室外ユニット14の作動を制御する
ようになっている。
源基板56のシリアル電源66に接続され、さらに室外
ユニット14へ接続されている。マイコン74は、この
シリアル回路70を介して室外ユニット14との間でシ
リアル通信を行い、室外ユニット14の作動を制御する
ようになっている。
【0020】また、室内ユニット12には、リモコンか
らの操作信号を受信する受信回路及び運転表示用の表示
LED等を備えた表示基板82が設けられており、この
表示はマイコン74によって制御される。
らの操作信号を受信する受信回路及び運転表示用の表示
LED等を備えた表示基板82が設けられており、この
表示はマイコン74によって制御される。
【0021】また、マイコン74には、ROM75、室
内温度を検出する室温センサ84及び熱交換器18のコ
イル温度を検出する熱交温度センサ86が接続され、さ
らに、コントロール基板58に設けられているサービス
LED及び運転切換スイッチ88が接続されている。
尚、後述するリモコン120にも温度センサが設けられ
ており、室内温度は通常は、リモコン120によって計
測されて所定のタイミングで送出されてくるようになっ
ている。
内温度を検出する室温センサ84及び熱交換器18のコ
イル温度を検出する熱交温度センサ86が接続され、さ
らに、コントロール基板58に設けられているサービス
LED及び運転切換スイッチ88が接続されている。
尚、後述するリモコン120にも温度センサが設けられ
ており、室内温度は通常は、リモコン120によって計
測されて所定のタイミングで送出されてくるようになっ
ている。
【0022】ROM75には、冷房運転及び暖房運転の
各運転時の制御に必要な各種データが記憶されている。
尚、ROM75は外付けのROMであるため、ROMの
交換により前記各種データは容易に変更することができ
る。
各運転時の制御に必要な各種データが記憶されている。
尚、ROM75は外付けのROMであるため、ROMの
交換により前記各種データは容易に変更することができ
る。
【0023】運転切換スイッチ88は、通常運転とメン
テナンス時等に行う試験運転との切換用であると共に、
電源スイッチ88Aの接点を開放してエアコン10への
運転電力の供給を遮断できるようになっている。通常、
この運転切換スイッチ88は、通常運転に設定されてい
る。尚、サービスLEDは、メンテナンス時に点灯操作
することにより、サービスマンに自己診断結果を知らせ
るようになっている。
テナンス時等に行う試験運転との切換用であると共に、
電源スイッチ88Aの接点を開放してエアコン10への
運転電力の供給を遮断できるようになっている。通常、
この運転切換スイッチ88は、通常運転に設定されてい
る。尚、サービスLEDは、メンテナンス時に点灯操作
することにより、サービスマンに自己診断結果を知らせ
るようになっている。
【0024】この室内ユニット12は、端子板90の端
子90A、90B、90Cを介して室外ユニット14の
端子板92の端子A、端子B、端子Cに信号線(または
電力線)で接続することができる。
子90A、90B、90Cを介して室外ユニット14の
端子板92の端子A、端子B、端子Cに信号線(または
電力線)で接続することができる。
【0025】一方、図3に示されるように、室外ユニッ
ト14の、端子92A、92B、92Cはそれぞれ、室
内ユニット12の端子板90の端子90A、90B、9
0Cに信号線を介してで接続されることができる。
ト14の、端子92A、92B、92Cはそれぞれ、室
内ユニット12の端子板90の端子90A、90B、9
0Cに信号線を介してで接続されることができる。
【0026】これにより、室外ユニット14には、室内
ユニット12から運転電力が供給されると共に、室内ユ
ニット12との間でシリアル通信が可能となる。
ユニット12から運転電力が供給されると共に、室内ユ
ニット12との間でシリアル通信が可能となる。
【0027】この室外ユニット14には、整流基板9
4、コントロール基板96が設けられている。コントロ
ール基板96には、マイコン98と共に、ノイズフィル
タ100A、100B、100C、シリアル回路102
及びスイッチング電源104等が設けられている。
4、コントロール基板96が設けられている。コントロ
ール基板96には、マイコン98と共に、ノイズフィル
タ100A、100B、100C、シリアル回路102
及びスイッチング電源104等が設けられている。
【0028】整流基板94は、ノイズフィルタ100A
を介して供給される電力を整流し、ノイズフィルタ10
0B、100Cを介して平滑化してスイッチング電源1
04へ出力する。スイッチング電源104は、マイコン
98と共にインバータ回路106に接続されている。こ
れにより、マイコン98から出力される制御信号に応じ
た周波数の電力をインバータ回路106からコンプレッ
サモータ108へ出力して、コンプレッサ26を回転駆
動させるようになっている。
を介して供給される電力を整流し、ノイズフィルタ10
0B、100Cを介して平滑化してスイッチング電源1
04へ出力する。スイッチング電源104は、マイコン
98と共にインバータ回路106に接続されている。こ
れにより、マイコン98から出力される制御信号に応じ
た周波数の電力をインバータ回路106からコンプレッ
サモータ108へ出力して、コンプレッサ26を回転駆
動させるようになっている。
【0029】尚、マイコン98は、インバータ回路10
6から出力される電力の周波数が、オフまたは所定値
(例えば14Hz)以上(上限は運転電流の上限による)
の範囲となるように制御しており、これによって、コン
プレッサモータ108、すなわちコンプレッサ26の回
転数が変えられ、コンプレッサ26の能力(エアコン1
0の冷暖房能力)が制御される。
6から出力される電力の周波数が、オフまたは所定値
(例えば14Hz)以上(上限は運転電流の上限による)
の範囲となるように制御しており、これによって、コン
プレッサモータ108、すなわちコンプレッサ26の回
転数が変えられ、コンプレッサ26の能力(エアコン1
0の冷暖房能力)が制御される。
【0030】このコントロール基板96には、四方弁2
4及び熱交換器30を冷却するための図示しないファン
を駆動するファンモータ110、ファンモータコンデン
サ110Aが接続されている。また、室外ユニット14
には、外気温度を検出する外気温度センサ112、熱交
換器30の冷媒コイルの温度を検出するコイル温度セン
サ114及びコンプレッサ26の温度を検出するコンプ
レッサ温度センサ116が設けられており、これらがマ
イコン98に接続されている。
4及び熱交換器30を冷却するための図示しないファン
を駆動するファンモータ110、ファンモータコンデン
サ110Aが接続されている。また、室外ユニット14
には、外気温度を検出する外気温度センサ112、熱交
換器30の冷媒コイルの温度を検出するコイル温度セン
サ114及びコンプレッサ26の温度を検出するコンプ
レッサ温度センサ116が設けられており、これらがマ
イコン98に接続されている。
【0031】マイコン98は、運転モードに応じて四方
弁24を切り換えるとと共に、室内ユニット12からの
制御信号、外気温度センサ112、コイル温度センサ1
14及びコンプレッサ温度センサ116の検出結果の少
なくとも1つに基づいて、ファンモータ110のオン/
オフ及びコンプレッサモータ108の運転周波数(コン
プレッサ26の能力)等を制御するようになっている。
弁24を切り換えるとと共に、室内ユニット12からの
制御信号、外気温度センサ112、コイル温度センサ1
14及びコンプレッサ温度センサ116の検出結果の少
なくとも1つに基づいて、ファンモータ110のオン/
オフ及びコンプレッサモータ108の運転周波数(コン
プレッサ26の能力)等を制御するようになっている。
【0032】図4は端子90C、端子92Cから信号線
を外し送信機101、102を接続した構成を示す説明
図である。送信機101は室内ユニット12の端子板9
0の端子90A、90B、90Cに接続され、これら端
子を介して動作電力を得ると共に、端子90Cを介して
与えられる信号を送信機102へ送信するものである。
送信機102は室内ユニット14の端子板92の端子9
2A、92B、92Cに接続され、この端子板92を介
して動作電力を得ると共に、端子92Cを介して与えら
れる信号を送信機101へ送信するものである。
を外し送信機101、102を接続した構成を示す説明
図である。送信機101は室内ユニット12の端子板9
0の端子90A、90B、90Cに接続され、これら端
子を介して動作電力を得ると共に、端子90Cを介して
与えられる信号を送信機102へ送信するものである。
送信機102は室内ユニット14の端子板92の端子9
2A、92B、92Cに接続され、この端子板92を介
して動作電力を得ると共に、端子92Cを介して与えら
れる信号を送信機101へ送信するものである。
【0033】これら送信機101、102は、それぞれ
のユニットの端子板からは信号線がつながっている状態
と同じ状態が擬似的に再現されるようにインピーダンス
が設定されていると共に、信号線の断線異常をそれぞれ
のユニットが検知しないようにマスクされている。
のユニットの端子板からは信号線がつながっている状態
と同じ状態が擬似的に再現されるようにインピーダンス
が設定されていると共に、信号線の断線異常をそれぞれ
のユニットが検知しないようにマスクされている。
【0034】このように構成することによって、それぞ
れのユニットからは信号線がつながっているように見え
るので、相互に信号の授受が行え信号線でつながってい
ると同じように空気調和機の運転制御が行えるものであ
る。
れのユニットからは信号線がつながっているように見え
るので、相互に信号の授受が行え信号線でつながってい
ると同じように空気調和機の運転制御が行えるものであ
る。
【0035】図5は送信機101(または送信機10
2)の構成を示す概略図である。この図において、A、
B、Cはそれぞれ室内ユニット12の端子板の90A、
90B、90C(または室外ユニットの端子板の92
A、92B、92C)にそれぞれ接続されるものであ
る。106は電源装置であり、端子板から供給される電
力(交流100V)からこの送信機に必要な電圧(例え
ば図5に示すVcc)を生成する。
2)の構成を示す概略図である。この図において、A、
B、Cはそれぞれ室内ユニット12の端子板の90A、
90B、90C(または室外ユニットの端子板の92
A、92B、92C)にそれぞれ接続されるものであ
る。106は電源装置であり、端子板から供給される電
力(交流100V)からこの送信機に必要な電圧(例え
ば図5に示すVcc)を生成する。
【0036】抵抗105、フォトカプラ103の発光素
子、フォトカプラ104の受光素子がシリアルの送受信
端子(90C、または92Cであり、以下Cとする)と
共通端子(90B、または92Bであり、以下Bとす
る)との間に順に直列に接続されている。
子、フォトカプラ104の受光素子がシリアルの送受信
端子(90C、または92Cであり、以下Cとする)と
共通端子(90B、または92Bであり、以下Bとす
る)との間に順に直列に接続されている。
【0037】従って、送受信端子Cからシリアルの信号
が出力されると、フォトカプラ103の発光素子が発光
し、このフォトカプラの出力素子から信号が制御部(マ
イコン等)107に出力される。制御部107は1フレ
ーム分の信号を取り込むと、この信号を変調回路108
へ出力し、所定の周波数(対になる送信機の受信周波
数)で変調させた後送信アンテナ110から送信する。
が出力されると、フォトカプラ103の発光素子が発光
し、このフォトカプラの出力素子から信号が制御部(マ
イコン等)107に出力される。制御部107は1フレ
ーム分の信号を取り込むと、この信号を変調回路108
へ出力し、所定の周波数(対になる送信機の受信周波
数)で変調させた後送信アンテナ110から送信する。
【0038】また、制御部107は送信アンテナ110
を介して受信し、復調回路109で復調した後の信号が
認識可能なシリアル信号であった際に、この受信信号で
フォトカプラ104の発光素子を発光させ、このフォト
カプラ104の出力素子のON/OFFで送受信端子C
に受信信号を伝達するものである。
を介して受信し、復調回路109で復調した後の信号が
認識可能なシリアル信号であった際に、この受信信号で
フォトカプラ104の発光素子を発光させ、このフォト
カプラ104の出力素子のON/OFFで送受信端子C
に受信信号を伝達するものである。
【0039】このような送受信の際、制御部107は送
信信号と受信信号とが同時に送受信端子Cと共通端子B
との間に生じないように、適当に受信信号のフォトカプ
ラ104への出力を遅延するものである。すなわち受信
信号のフォトカプラ104への出力はフォトカプラ10
3の出力素子から信号が出力されていないときに行われ
るものである。
信信号と受信信号とが同時に送受信端子Cと共通端子B
との間に生じないように、適当に受信信号のフォトカプ
ラ104への出力を遅延するものである。すなわち受信
信号のフォトカプラ104への出力はフォトカプラ10
3の出力素子から信号が出力されていないときに行われ
るものである。
【0040】尚、送信機101(または102)は信号
の送受信に周波数の異なる2チャンネルを使用している
が、単一周波数の1チャンネルのみで信号の送受信を交
互に行うように構成しても良い。この際は、信号を受信
している際には信号の送信を、信号の受信後に行うよう
に構成すれば良い。
の送受信に周波数の異なる2チャンネルを使用している
が、単一周波数の1チャンネルのみで信号の送受信を交
互に行うように構成しても良い。この際は、信号を受信
している際には信号の送信を、信号の受信後に行うよう
に構成すれば良い。
【0041】このように、構成された空気調和機の実施
例として、既存の分離型の空気調和機からの取り替えの
際を説明する。特に既存の空気調和機として、室内ユニ
ットと室外ユニットとの間をつなぐ信号線がなく2本の
電力線のみで接続されている機種で、圧縮機の制御がこ
の電力線を介して電力を供給するか否かで行われ、圧縮
機のON/OFFが行われる空気調和機があり、この空
気調和機を3本の電力線(電力線1本、共通線1本、信
号線1本)を用いて、圧縮機の能力制御を可能として省
エネ効果を上げている空気調和機に取り替える際に関し
て説明する。
例として、既存の分離型の空気調和機からの取り替えの
際を説明する。特に既存の空気調和機として、室内ユニ
ットと室外ユニットとの間をつなぐ信号線がなく2本の
電力線のみで接続されている機種で、圧縮機の制御がこ
の電力線を介して電力を供給するか否かで行われ、圧縮
機のON/OFFが行われる空気調和機があり、この空
気調和機を3本の電力線(電力線1本、共通線1本、信
号線1本)を用いて、圧縮機の能力制御を可能として省
エネ効果を上げている空気調和機に取り替える際に関し
て説明する。
【0042】さらに既存の空気調和機の室内ユニットと
室外ユニットをつなげる電力線(信号線)、冷媒配管の
再配設が複雑であったり、壁や天井裏等に配設され実質
的に再配設が不可能な場合に、既存の冷媒配管を利用し
て新規に設置する空気調和機の冷媒配管を行い、次い
で、既存の2本の電力線(信号線)それぞれのユニット
の端子90A、90B、92A、92Bを接続し、さら
にそれぞれの送信機をそれぞれの端子板の90A〜90
C、92A〜92Cに接続すればよく、既存の設備を利
用して3本の電力線(信号線)を備える空気調和機を設
置することができるものである。
室外ユニットをつなげる電力線(信号線)、冷媒配管の
再配設が複雑であったり、壁や天井裏等に配設され実質
的に再配設が不可能な場合に、既存の冷媒配管を利用し
て新規に設置する空気調和機の冷媒配管を行い、次い
で、既存の2本の電力線(信号線)それぞれのユニット
の端子90A、90B、92A、92Bを接続し、さら
にそれぞれの送信機をそれぞれの端子板の90A〜90
C、92A〜92Cに接続すればよく、既存の設備を利
用して3本の電力線(信号線)を備える空気調和機を設
置することができるものである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気調和
機の制御装置では、利用側ユニット(室内ユニット)と
熱源側ユニット(室外ユニット)とを冷媒配管と電力線
(信号線)とでつなげるようにしたものおいて、ユニッ
ト間の信号の授受を無線で行うことを可能にすることに
よって、既存の配線を有効に活用することができように
なるものである。
機の制御装置では、利用側ユニット(室内ユニット)と
熱源側ユニット(室外ユニット)とを冷媒配管と電力線
(信号線)とでつなげるようにしたものおいて、ユニッ
ト間の信号の授受を無線で行うことを可能にすることに
よって、既存の配線を有効に活用することができように
なるものである。
【図1】本発明の実施例を示す空気調和機の冷凍サイク
ルを示す冷媒回路図である。
ルを示す冷媒回路図である。
【図2】室内ユニットの回路構成の概略を示すブロック
図である。
図である。
【図3】室外ユニットの回路構成の概略を示すブロック
図である。
図である。
【図4】ユニット間配線の概略構成を示す説明図であ
る。
る。
【図5】送信機の回路構成の概略を示すブロック図であ
る。
る。
12 室内ユニット 14 室外ユニット 90A〜90C 端子 92A〜92C 端子 103、104 フォトカプラ 107 制御部 108 変調回路 109 復調回路
Claims (1)
- 【請求項1】圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用
側熱交換器を冷媒配管で環状に接続して冷凍サイクルを
構成すると共に、これら冷凍サイクルを構成する機器を
熱源側に設けられる熱源側ユニットと利用側に設けられ
る利用側ユニットとに分けて搭載する空気調和機におい
て、熱源側ユニットに搭載される機器の動作を制御する
熱源側の制御部と、利用側ユニットに搭載される機器の
動作を制御する利用側の制御部と、これら両ユニット間
に設けられ電力の供給を可能にする電力線と、熱源側の
制御部及び利用側制部間で信号線を接続した際に相互に
信号の授受を可能にさせる端子と、これらの端子にそれ
ぞれ接続され信号線が接続されている状態を擬似的に構
成すると共に端子間を無線でつなげる送信機とを備える
ことを特徴とする空気調和気の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11116879A JP2000304335A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 空気調和機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11116879A JP2000304335A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 空気調和機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000304335A true JP2000304335A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14697908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11116879A Pending JP2000304335A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 空気調和機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000304335A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003036183A1 (fr) * | 2001-10-26 | 2003-05-01 | Daikin Industries, Ltd. | Systeme de commande de conditionneur d'air et conditionneur d'air |
JP2008502876A (ja) * | 2004-06-14 | 2008-01-31 | オージーディー・ヴィ−エイチヴィエーシー・インコーポレーテッド | 可適応hvac;交流モータ速度、気温、及び大気質制御装置 |
CN104279719A (zh) * | 2013-07-02 | 2015-01-14 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调系统及其通信方法 |
-
1999
- 1999-04-23 JP JP11116879A patent/JP2000304335A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003036183A1 (fr) * | 2001-10-26 | 2003-05-01 | Daikin Industries, Ltd. | Systeme de commande de conditionneur d'air et conditionneur d'air |
AU2002338209B2 (en) * | 2001-10-26 | 2005-11-10 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioner control system and air conditioner |
KR100569522B1 (ko) * | 2001-10-26 | 2006-04-07 | 다이킨 고교 가부시키가이샤 | 공기 조화 장치의 제어 시스템 및 공기 조화 장치 |
US7178738B2 (en) | 2001-10-26 | 2007-02-20 | Daikin Industries, Ltd. | Control system for air conditioner and air conditioner |
JP2008502876A (ja) * | 2004-06-14 | 2008-01-31 | オージーディー・ヴィ−エイチヴィエーシー・インコーポレーテッド | 可適応hvac;交流モータ速度、気温、及び大気質制御装置 |
US7797080B2 (en) | 2004-06-14 | 2010-09-14 | Ogd V-Hvac Inc. | Opto-programmed HVAC controller |
US7899579B2 (en) | 2004-06-14 | 2011-03-01 | Ogd V-Hvac, Inc. | Adaptable HVAC; AC motor speed, air temperature and air quality control system |
CN104279719A (zh) * | 2013-07-02 | 2015-01-14 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调系统及其通信方法 |
CN104279719B (zh) * | 2013-07-02 | 2017-05-10 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调系统及其通信方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109724218B (zh) | 一种多联机空调地暖系统及控制方法 | |
JP2000097473A (ja) | 空気調和機 | |
JPH1183112A (ja) | 空気調和機 | |
JP2000304335A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JP2000171072A (ja) | 空気調和機 | |
WO2023139828A1 (ja) | 空気調和機及び換気装置 | |
KR101155346B1 (ko) | 공기조화기 및 그 통신방법 | |
JP2000028191A (ja) | ワイヤレスリモコンシステム | |
JP2004340567A (ja) | マルチ型空気調和機 | |
JPH10267353A (ja) | 系統連系発電装置付空気調和機 | |
JPH10185275A (ja) | 空気調和機の運転制御装置 | |
WO2023139762A1 (ja) | 空気調和機及び換気装置 | |
JP2000205626A (ja) | 空気調和機 | |
KR20080021961A (ko) | 기지국의 공조 시스템 및 그 제어방법 | |
JP3118385B2 (ja) | 空気調和機 | |
CN221505258U (zh) | 一种双蒸发器空调系统 | |
JP2000074465A (ja) | 遠隔操作装置及び空気調和機 | |
KR0152142B1 (ko) | 공기조화기의 소비 전력량 계산 장치 및 그 제어방법 | |
JPH04273944A (ja) | 空気調和機 | |
JPH06323611A (ja) | 空気調和機のアドレス設定装置 | |
JP2000074467A (ja) | 空気調和機の制御方法およびその装置 | |
JP2001091012A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH10288378A (ja) | 系統連系発電装置付空気調和機 | |
JP2001091025A (ja) | 空気調和機 | |
JP2005156072A (ja) | 空気調和機 |