JPH0427232B2 - - Google Patents

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JPH0427232B2
JPH0427232B2 JP62030655A JP3065587A JPH0427232B2 JP H0427232 B2 JPH0427232 B2 JP H0427232B2 JP 62030655 A JP62030655 A JP 62030655A JP 3065587 A JP3065587 A JP 3065587A JP H0427232 B2 JPH0427232 B2 JP H0427232B2
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anhydride
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hydrazine
dispersion
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JP62030655A
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Bone Eurinnu
Ganyuuru Andore
Gyurutoneeru Berunaaru
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Arkema France SA
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Atochem SA
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Publication date
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Publication of JPS62223168A publication Critical patent/JPS62223168A/ja
Publication of JPH0427232B2 publication Critical patent/JPH0427232B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/09Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
    • C07D209/44Iso-indoles; Hydrogenated iso-indoles
    • C07D209/48Iso-indoles; Hydrogenated iso-indoles with oxygen atoms in positions 1 and 3, e.g. phthalimide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/56Ring systems containing three or more rings
    • C07D209/58[b]- or [c]-condensed
    • C07D209/724,7-Endo-alkylene-iso-indoles
    • C07D209/764,7-Endo-alkylene-iso-indoles with oxygen atoms in positions 1 and 3
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3412Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having one nitrogen atom in the ring
    • C08K5/3415Five-membered rings
    • C08K5/3417Five-membered rings condensed with carbocyclic rings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Fireproofing Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ポリハロゲンイミドの合成法、さら
に詳しく言えば、テトラブロモフタル酸等のハロ
ゲン化ジカルボン酸から誘導されるイミドの合成
法に関する。 ポリハロゲンイミド、特特にテトラブロモフタ
ルイミド及びビス(テトラブロモフタルイミド)
は、多くの易燃性材料、特にプラスチツク材料中
に混合されると難燃剤として周知の化合物であ
る。(例えば、エス エム スパツツ(S.M.
SPATZ)他著の論文「N置換テトラブロモフタ
ルイミド難燃添加剤」、インダストリアル アン
ド エンジニアリング ケミストリー プロダク
ト リサーチ アンド デベロツプメント
(Industrial and Engineering Chemistry
Product Research and Development)誌第8
巻第4号(1969)P397−P398やアメリカ合衆国
特許第3873567号、フランス国特許第2369261号及
び日本国特許出願第74−045062号、第75−064337
号を参照のこと。) しかしながら、上記の文献に記載された製造方
法では、生成物の収率が低い。また、生成物は、
通常黄色に着色している。例えそうでなくとも、
使用の際に着色してしまう。従つて、この生成物
を使用するとプラスチツク材料(合成物もしくは
成形材料)が着色される。これは多くの場合致命
的欠陥となり容認し難い。また、この生成物は、
高分子材料に料理を施す際の温度では揮発してし
まう物質を含むことが多いため、鋳型の腐食の原
因となる。さらに、この生成物の製造には、有機
溶媒(特に、キシレン、トルエン、アルコール、
酢酸エチル)を使用する。有機溶媒を使用する主
な理由は、有機溶媒が水と共沸混合物を形成する
ため、イミド化反応による縮合で生成した水を除
去できるという点と、有機溶媒がハロゲン化ジカ
ルボン酸無水物を溶解させるという点にある。こ
れらの有機溶媒を分離し、回収するにはコストが
かかるだけでなく、有機溶媒の蒸気の除去に適し
た乾燥手段が必要とされる。 上記の欠点は、ヒドラジンとハロゲン化ジカル
ボン酸無水物とから誘導されたポリハロゲンイミ
ドの場合に特に顕著に現われる。 しかし、本発明者は、ハロゲン化ジカルボン酸
無水物を溶解すること及び/または縮合により生
成した水を除去することのためには必ずしも有機
溶剤を使用する必要がなく、水性媒体中で特定の
条件を設定して操作を行うと極めて高い収率でし
かも反応により生成した水の除去と環境汚染の問
題なしに無色もしくはほとんど無色の生成物を得
ることができることを発見した。この生成物は使
用する前に精製しなくてもそのまま高分子材料の
難燃化処理に用いることができる。この高分子材
料の中には難燃化処理が高温、特に250℃を超え
る温度で行われるものも含まれる。 本発明に従うと、ヒドラジンとハロゲン化ジカ
ルボン酸無水物の縮合によるハロゲン化イミドの
製造方法であつて、該縮合反応は水性媒体中で、
40乃至225℃の範囲の温度でハロゲン化ジカルボ
ン酸無水物/ヒドラジンのモル比をほぼ2にして
実施することを特徴とするハロゲン化イミドの製
造方法が提供される。 使用できるハロゲン化ジカルボン酸無水物とし
て、特に以下のものを挙げることができる: −芳香族(ベンゼン、ナフタリン、アントラセ
ン)ジカルボン酸無水物で、特に以下の一般式
を有するもの: 但し、上記化学式において、Xは臭素もしくは
塩素原子を示し、mは2乃至4の整数であり、
n及びpは0乃至2の整数である; −脂環族ジカルボン酸無水物で、例えば以下の式
に対応する1,4,5,6,7,7−ヘキサブ
ロモビシクロ−〔2,2,1〕ヘプト−5−エ
ン−2,3−ジカルボン酸(ブロメンド酸)及
びこの物質の臭素を塩素で置換した同族体(ク
ロレンド酸): 但し、上記化学式において、Xは臭素もしくは
塩素原子を示す。脂環族ジカルボン酸無水物の
中では、ブロモフタル酸無水物を使用するのが
好ましい。例えば、3,4(もしくは3,6も
しくは4,5)−ジブロモフタル酸無水物、3,
4,6−トリブロモフタル酸無水物を用いると
よいが、特にテトラブロモフタル酸無水物が好
ましい。 本発明によると、単一のハロゲン化ジカルボン
酸無水物を用いてもよいし、複数のハロゲン化ジ
カルボン酸無水物の混合物を用いてもよい。市販
のハロゲン化ジカルボン酸無水物は、少量の無機
酸を含むことが多いが、使用前に精製することな
く、そのまま使用できる。使用されたハロゲン化
ジカルボン酸無水物の水溶液もしくは水性分散体
が強い酸性である(PH4未満)とき、特に良い結
果が得られるのが確認された。 本発明の方法において反応媒体を構成する水の
量は、広範囲に変化させることができる。水の量
に対する唯一の条件は、反応を起こす物質が適度
に分散し、良く撹拌できることである。この条件
を満たすには、通常、反応媒体中の固体物質の含
有量が約5乃至75重量%、好ましくは20乃至40重
量%になるように水の量を決めればよい。 温度が40乃至100℃の場合には反応は大気圧下
で行わせる。この温度より高温で225℃までの温
度では加圧して反応を行わせる。反応は、100乃
至225℃で行うのが好ましく、この範囲の温度に
対応する圧力は約1乃至25バールである。 水和物もしくはヒドラジニウム塩の形態のヒド
ラジン(例えば、硫酸塩、ヒドロハロゲン化物、
アセテート)はそのままで、もしくは希薄水溶液
にして用いることができる。特に、水溶液の形態
の市販のヒドラジン水和物を使用することが好ま
しい。本発明の方法は、あらかじめ加熱され、撹
拌されているハロゲン化ジカルボン酸無水物の溶
液または分散体中にヒドラジンを徐々に導入して
実施するのが好ましい。 反応時間は、広範囲に変えることができるが、
通常1乃至20時間である。反応媒体を冷却する
と、固体分散体が得られる。この生成物を濾過
し、必要に応じて中性になるまで水で洗浄し、従
来の乾燥手段を用いて乾燥させる。 本発明の方法を140℃以上の温度で実施すると
きには、得られる生成物は通常、以下の一般構造
式を有するビス−イミドからなる: 但し、Aは使用されたハロゲン化ジカルボン酸
無水物の残基を示す。 上記の温度より低い温度での反応により得られ
た生成物は、化学式()のビス−イミドのほか
に、反応前のハロゲン化ジカルボン酸無水物と以
下の化学式で表わされる、対応するN−アミノ−
イミドのほぼ等モル量ずつからなる混合物を最大
限80重量%まで含む: 但し、上記化学式において、Aは前記したのと
同様であり、N−アミノ−イミドは塩(硫酸塩、
ヒドロハロゲン化物、アセテート)の形態をとる
こともある。一般に、反応温度が140℃に近いほ
ど得られた生成物中のビス−イミド(化学式)
の含有量は多い。 さらに本発明に従うと、上記した縮合方法によ
り得られた生成物またはN−アミノ−イミドとハ
ロゲン化ジカルボン酸無水物のほぼ等量ずつから
なる混合物を80重量%まで含む、ハロゲン化ジカ
ルボン酸を主成分とする組成物を難燃剤として使
用することを特徴とするプラスチツク材料の不燃
化方法が提供される。 さらに本発明に従うと、上記縮合方法によつて
得られた生成物またはN−アミノ−イミドとハロ
ゲン化ジカルボン酸無水物のほぼ等量ずつからな
る混合物を80重量%まで含む、ハロゲン化ジカル
ボン酸を主成分とする組成物を含むことを特徴と
する不燃性プラスチツク材料が提供される。 使用するのが純粋なビス−イミドであればビス
−イミドとN−アミノ−イミドとハロゲン化ジカ
ルボン酸無水物との混合物であれ、本発明の方法
によつて得られた生成物は、あらゆる種類のプラ
スチツク材料の難燃剤として用いるのに非常によ
く適している。この生成物は、易燃性のプラスチ
ツク材料に対して5乃至40重量%混合するが、そ
の際、公知のどのような方法を用いてもよい。 以下の実施例は、本発明を説明するためのもの
であつて、本発明を何ら限定するものではない。
以下の実施例に現われる部およびパーセントは、
重量部及び重量パーセントを示す。 実施例 1 撹拌装置と還流冷却器を備えたガラス製の反応
装置内で、3000部の蒸留水に1114部の市販のテト
ラブロモフタル酸無水物を分散させる。この分散
体のPHは、2.2である。 この分散体を60℃に加熱した後、60部の100%
ヒドラジン水和物を20乃至30分かけて徐々に加え
る。次に反応混合物を100℃に加熱する。この温
度でまず反応を7時間行わせるが、その間分散体
は黄色である。次に、1600部の蒸留水を加え、さ
らに7時間の間100℃に保つ。すると、象牙色が
かつた白色の分散体が得られる。この分散体を冷
却し、次いで吸引濾過用漏斗で濾過する。濾過物
をPHが中性の値になるまで水で洗浄した後、110
乃至120℃にして真空中で乾燥させると、象牙色
を帯びた白色の生成物が得られる。この生成物の
収率は、96%を上回る。分析すると、この生成物
は主として、 40%のN,N′−ビス(テトラブロモフタルイ
ミド)と、 30.5%のN−アミノ−テトラブロモフタルイミ
ドと、 29.5%のテトラブロモフタル酸無水物と を含んでいることがわかる。 この割合は、テトラブロモフタル酸無水物のみ
を溶かす特殊な溶媒(メタノール)とN−アミノ
−テトラブロモフタルイミドのみを溶かす特殊な
溶媒(ジメチルスルホキシド)を使用して連続し
て抽出を行つて決定する。もちろん、N,N′−
ビス(テトラブロモフタルイミド)はこれらの溶
媒には溶けない。他の同定方法(分光分析法
NMR及びIR、熱分析法DTA及びGTA)もまた
様々な化合物を同定するために利用する。 実施例 2 実施例1と同様の操作を行う。但し、テトラブ
ロモフタル酸無水物の水性分散体にさらに2.5部
の96%硫酸を加える。このとき、PHは1.1である。 象牙色を帯びた白色の生成物が得られる。収率
は98%を上回る。この生成物は、主として、 29%のN,N−ビス(テトラブロモフタルイミ
ド)と、 36%のN−アミノ−テトラブロモフタルイミド
(一部は、硫酸塩として)と、 35%のテトラブロモフタル酸無水物と を含む。 実施例 3 撹拌装置を備えた容積1のオートクレーブ内
で、加熱ジヤケツトを用いて115℃に加熱した600
部の蒸留水に186部の市販のテトラブロモフタル
酸無水物を分散させる。分散体のPHは2.2である。 ポンプを用いて、この分散体に100部の蒸留水
で薄めた10部の100%ヒドラジン水和物を徐々に
導入する。導入の初期には、圧力は約3バールで
ある。これに対し導入の終わりには圧力は5バー
ルで、温度は130℃である。 この状態(5バール、130℃)を約8時間維持
する。次に冷却水を循環させて反応混合物を冷却
した後、得られた分散体を濾過する。濾過物をPH
が中性の値になるまで水で洗浄し、100乃至110℃
にして真空中で乾燥させると白色の生成物が得ら
れる。収率は97%である。この生成物は主とし
て、 95%のN,N′−ビス(テトラブロモフタルイ
ミドと、 2.6%のN−アミノ−テトラブロモフタルイミ
ドと、 2.4%のテトラブロモフタル酸無水物と を含む。 実施例 4 撹拌装置と加熱手段(例えば、二重ジヤケツ
ト)を備える容積6のオートクレーブ内で、
4500部の蒸留水に1335部の市販のテトラブロモフ
タル酸無水物を分散させる。分散体のPHは2.2で
ある。 この分散体を150℃に加熱する。次に、125部の
蒸留水で薄めた72部のヒドラジン水和物を徐々に
この分散体中に導入する。続いて、約5時間の間
圧力を5乃至6バールに維持する。 次に、冷却水を循環させて反応混合物を冷却し
た後、分散体を濾過する。濾過物をPHが中性の値
になるまで水で洗浄し、100乃至110℃にして真空
中で乾燥させると、白色の生成物が得られる。収
率は97%である。この生成物は、実質的に純粋な
N′,N−ビス(テトラブロモフタルイミド)か
らなる。 実施例 5 実施例1と同じ装置内で、3000部の蒸留水に
890部のクロレンド酸無水物(1,4,5,6,
7,7−ヘキサクロロビシクロ−〔2,2,1〕
ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボン酸)を分
散させる。次にこの混合物を60℃に加熱する。分
散体のPHは、約2である。 次に60部の100%ヒドラジン水和物を徐々に
(20乃至30分間かけて)加えた後、分散体を100℃
に加熱してこの温度を約12時間の間維持する。 蒸留によつて反応混合物の水分を一部除去し
て、水分を含んだペーストを得る。このペースト
からさらに水分を除く。次に、このペーストを中
性になるまで冷水で洗浄した後、8時間の間真空
にした100℃の恒温器中で乾燥させる。 この結果、象牙色を帯びた白色の生成物が得ら
れる。 この生成物は主として、 90%のN,N′−ビス(クロレンドイミド)と、 5%のN−アミノ−クロレンドイミドと、 5%のクロレンド酸無水物とを含む。 実施例 6 実施例1と同じ装置内で1000部の蒸留水に800
部のテトラクロロフタル酸無水物を分散させる。 この分散体はPHが約2である。この分散体を90
℃に加熱して、70部の100%ヒドラジン水和物を
約2時間かけて加える。98℃で約12時間反応させ
た後、分散体を冷却し、次いで濾過し、PHが中性
の値になるまで水で洗浄する。 真空にした恒温器内で濾過物を乾燥させると、
白色の生成物が得られる。収率は96%を上回る。
この生成物は主として、 68%のN,N′−ビス(テトラクロロフタルイ
ミド)と、 16%のN−アミノテトラクロロフタルイミド
と、 16%のテトラクロロフタル酸水和物とからな
る。 実施例 7 実施例1と同じ装置内で、4000部の蒸留水に
372部のテトラクロロフタル酸無水物と630部のテ
トラブロモフタル酸無水物を分散させる。 このようにして得られた分散体(約PH2)を90
℃に加熱して3乃至4時間かけて65部の100%ヒ
ドラジン水和物を加え、98℃で12時間反応させ
る。 この分散体を濾過した後、得られた固体をPHが
中性の値になるまで水で洗浄し、次いで真空中で
110乃至120℃にして8時間乾燥させると、白色の
生成物が得られる。収率は96%を上回る。この生
成物は主として、 50%のN,N′−ビス(テトラクロロフタルイ
ミド)と、N,N′−ビス(テトラブロモフタル
イミド)との混合物と、 25%のN−アミノテトラクロロフタルイミドと
N−アミノテトラブロモフタルイミドの混合物
と、 25%のテトラクロロフタル酸無水物とテトラブ
ロモフタル酸無水物の混合物からなる。 実施例 8 実施例1と同じ装置内で、500部の蒸留水に153
部の1,4,5,6,7,7−ヘキサブロモビシ
クロ−〔2,2,1〕ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボン酸無水物(ブロメンド酸無水物)を
分散させる。ブロメンド酸無水物は、ヘクサブロ
モシクロ−ペンタジエンとマレイン酸無水物から
調製される。分散体のPHは約2.3である。 この分散体を97℃に加熱して、6部の100%ヒ
ドラジン水和物を徐々に(20乃至30分かけて)加
え、次に約12時間の間100℃に維持する。 蒸留により水分を一部除去して、水分を含んだ
ペーストを得る。このペーストからさらに水分を
除去する。次にこのペーストをPHが中性の値にな
るまで冷水で洗浄した後、真空にした100乃至110
℃の恒温器中で8時間の間乾燥させる。この結
果、わずかに着色した生成物が得られる。この生
成物は主として、 65%のN,N−ビス(ブロメンドイミド)と、 17.5%のN−アミノブロメンドイミドと、 17.%のブロメンド酸無水物と、 からなる。 実施例 9(比較例) 実施例1と同じ装置内で、1500部のメタノール
に619部のテトラブロモフタル酸無水物を66℃で
溶解させる。完全に溶解させた後に、34部の100
%ヒドラジン水和物を加え、約8時間の間67℃に
維持する。 この溶液を冷却した後濾過する。得られた固体
物をまずメタノールで洗浄し、次いで水で洗浄す
ると、黄色の生成物が得られる。収率は約75%で
ある。この生成物はテトラブロモフタル酸無水物
を含まず、主にN−アミノテトラブロモフタルイ
ミドと少量のN,N−ビス(テトラブロモフタル
酸イミド)と同定できないその他の生成物とから
なる。 実施例 10(比較例) 実施例1と同じ装置内に、750部のジメチルホ
ルムアミド619部のテトラブロモフタル酸無水物
と1250部のキシレンを導入し、この混合物を100
℃に加熱する。すると黄色の溶液が得られる。こ
の溶液に34部の100%ヒドラジン水和物を加える。
次にこの溶液を138℃に加熱して、この温度を約
8時間の間維持する。この間、生成する水は、キ
シレンとの共沸蒸留によつて除去し続ける。 この溶液を冷却した後、濾過する。濾過して得
られた固体物をヘキサンで洗浄してから真空中で
乾燥させると、黄色の生成物が得られる。収率は
約78%である。この生成物はテトラブロモフタル
酸無水物を含まず、主にN,N′−ビス(テトラ
ブロモフタルイミド)と少量のN−アミノテトラ
ブロモフタルイミドと同定できない他の生成物と
からなる。 実施例 11 本発明による生成物がプラスチツク材料の難燃
剤としてどの程度有効であるかを以下の方法でテ
ストした。 遊星型混合装置すなわち「樽」型混合装置を用
いて、以下の表に示す割合で粉末状もしくは粒状
の樹脂とテストする難燃剤を混合する。必要に応
じて添加剤(三酸化アンチモン、パラフイン)も
混合する。均一に混合した後、適当な押出し機
(2本スクリユー型、1本スクリユー型、もしく
は「ビユス(Buss)」型)を用いて混合物を押出
し成形する。この装置は、ガス抜き手段を備えて
いる場合もあるし、備えていない場合もある。押
出し成形は、ポリマーの融解温度から決まる、樹
脂の供給者が指定した温度で実施する。得られた
成形物は粒状のこともある。次に、この成形物を
注入プレスを適切な温度で操作して測定に適した
形状に変形し、サンプルとする。このサンプルを
用いて、3.2mmと1.6mmの耐火性規格テストUL94
(NF T51072規格)と、酸素率10%規格テスト
(NF T51071)を行う。 A表は、ポリブチレンテレフタレート
(TMNO−ORGATER、本特許出願人によつて
市販の顆粒)について得られた結果を示す。 B表は、実施例1の生成物と以下に記載の樹脂
について得られた結果を示す。 −ポリプロピレン(PK−1060P、ヘキスト
(HOECHST)社によつて市販の粉末)、 −ポリアミド12(AMNO−RILSAN、本特許出
願人によつてて市販の顆粒)、 −ABS樹脂(UGIKRAL SF、セーデーエフ−
シミー(CdF−Chimie)社によつて市販の粉
末)。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヒドラジンと、下記の式()または
    (): または (ここで、Xは臭素または塩素原子を表し、m
    は2〜4の整数であり、nとpは0〜2の整数で
    ある) で表されるハロゲン化ジカルボン酸無水物または
    その混合物との縮合によるハロゲン化イミドの製
    造方法において、 縮合反応を水性媒体中で40〜225℃の範囲の温
    度でハロゲン化ジカルボン酸無水物/ヒドラジン
    のモル比をほぼ2にして実施することを特徴とす
    る方法。 2 縮合反応を140℃以上の温度で加圧下で行う
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 PHが4以下のハロゲン化ジカルボン酸無水物
    の水溶液または水性分散体を用いる特許請求の範
    囲第1項または第2項に記載の方法。 4 ジカルボン酸無水物がテトラブロモフタル酸
    無水物、テトラクロロフタル酸無水物、クロレン
    ド酸無水物、ブロメンド酸無水物およびこれらの
    混合物からなる群の中から選択される少なくとも
    1種である特許請求の範囲第1〜3項のいずれか
    一項に記載の方法。 5 ヒドラジンを水和物またはヒドラジニウム塩
    の形で使用する特許請求の範囲第1〜4項のいず
    れか一項に記載の方法。
JP62030655A 1986-02-12 1987-02-12 ハロゲン化イミドの製造方法 Granted JPS62223168A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8601917A FR2594121B1 (fr) 1986-02-12 1986-02-12 Procede de preparation d'imides halogenes, compositions les contenant et leur application comme agents d'ignifugation
FR8601917 1986-02-12

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3326623A Division JP2577336B2 (ja) 1986-02-12 1991-11-14 ハロゲン化イミドを含有する難燃剤組成物

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