JPH0427230Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0427230Y2 JPH0427230Y2 JP15596986U JP15596986U JPH0427230Y2 JP H0427230 Y2 JPH0427230 Y2 JP H0427230Y2 JP 15596986 U JP15596986 U JP 15596986U JP 15596986 U JP15596986 U JP 15596986U JP H0427230 Y2 JPH0427230 Y2 JP H0427230Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- noise
- detection
- modulation degree
- comparator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 39
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims description 16
- 230000005684 electric field Effects 0.000 claims description 10
- 230000003321 amplification Effects 0.000 claims description 4
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Noise Elimination (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、車載用ラジオ受信機等の雑音除去回
路、特にその雑音検出方式の改良に関する。
路、特にその雑音検出方式の改良に関する。
[従来の技術]
車載用FM受信機は、車輌から発生する雑音を
取り除くために、通常ノイズキヤンセラと呼ばれ
る雑音除去回路を内蔵している。この雑音除去回
路は検波出力中に含まれる高調波から雑音を検出
して、この検出出力により検波出力をスイツチン
グして雑音を除去する。
取り除くために、通常ノイズキヤンセラと呼ばれ
る雑音除去回路を内蔵している。この雑音除去回
路は検波出力中に含まれる高調波から雑音を検出
して、この検出出力により検波出力をスイツチン
グして雑音を除去する。
第2図は雑音除去回路付近のラジオ受信機の構
成を示すブロツク図で、図中、破線で囲まれた部
分が雑音除去回路であり、1は中間周波増幅/検
波回路、2はバツフア、3は高域通過フイルタ、
4は雑音検出回路、5は単安定マルチバイブレー
タ、6は遅延回路、7はゲート回路、8はマルテ
イプレクサを表わす。
成を示すブロツク図で、図中、破線で囲まれた部
分が雑音除去回路であり、1は中間周波増幅/検
波回路、2はバツフア、3は高域通過フイルタ、
4は雑音検出回路、5は単安定マルチバイブレー
タ、6は遅延回路、7はゲート回路、8はマルテ
イプレクサを表わす。
第3図は雑音検出回路4の詳細な構成を示す回
路図であり、この回路は次のように動作する。
路図であり、この回路は次のように動作する。
車輌雑音が発生したり過変調が起こつたりする
と、高域通過フイルタ3を通つて高周波電圧を発
生する。トランジスタQ2の入力は、トランジス
タQ1に較べRa,Rbで分割された分だけ低くなつ
ており、トランジスタQ1とQ2で構成される差動
増幅器の出力が大きくなると、単安定マルチバイ
ブレータ5が発振し、ゲート回路7が開いて、検
波出力から雑音を除去する。
と、高域通過フイルタ3を通つて高周波電圧を発
生する。トランジスタQ2の入力は、トランジス
タQ1に較べRa,Rbで分割された分だけ低くなつ
ており、トランジスタQ1とQ2で構成される差動
増幅器の出力が大きくなると、単安定マルチバイ
ブレータ5が発振し、ゲート回路7が開いて、検
波出力から雑音を除去する。
以上が基本動作であり、Rbが雑音検出感度を
決定する抵抗であり、Rbを大きくする程雑音検
出感度が低下する。
決定する抵抗であり、Rbを大きくする程雑音検
出感度が低下する。
[考案が解決しようとする課題]
この回路では、雑音検出感度は一定であり、し
たがつて、音楽等の過変調が原因で検波出力に高
調波が増加しても、回路は検波出力をスイツチン
グして、雑音除去動作を開始し、かえつて音を歪
ませる結果になることがあつた。従来、この過変
調による雑音除去動作に対しては、雑音検出感度
を低下させて対処してきた。
たがつて、音楽等の過変調が原因で検波出力に高
調波が増加しても、回路は検波出力をスイツチン
グして、雑音除去動作を開始し、かえつて音を歪
ませる結果になることがあつた。従来、この過変
調による雑音除去動作に対しては、雑音検出感度
を低下させて対処してきた。
しかしながら、このような方式の雑音除去回路
では、本来の目的である車輌から発生する雑音を
十分に除去することができない欠点があつた。
では、本来の目的である車輌から発生する雑音を
十分に除去することができない欠点があつた。
本考案の目的は、車輌雑音除去性能と過変調に
よる除去動作の防止を両立させることができる雑
音除去回路を提供することである。
よる除去動作の防止を両立させることができる雑
音除去回路を提供することである。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するため、本考案は電界強度と
変調度に対応したSメータ電圧を出力する端子を
有する中間周波増幅/検波回路と該回路の検波出
力に含まれる雑音を検出する高域通過フイルタと
差動増幅器から成る雑音検出回路と、該回路の検
出出力に応答して上記検波出力より雑音を除去す
るゲイト回路と、を有するラジオ受信機の雑音除
去回路において、 前記Sメータ電圧と所定の電界強度基準値とを
比較する第1の比較器と、 前記Sメータ電圧から得られた前記変調度に対
応する信号と所定の変調度基準値とを比較する第
2の比較器と、 前記差動増幅器を構成する2つのトランジスタ
の一方のベースと設置間に接続された少なくとも
2つの雑音検出感度設定抵抗を、前記第1及び第
2の比較器の出力に応じて切換えるトランジスタ
を駆動する論理回路と、 を備えたことを要旨とする。
変調度に対応したSメータ電圧を出力する端子を
有する中間周波増幅/検波回路と該回路の検波出
力に含まれる雑音を検出する高域通過フイルタと
差動増幅器から成る雑音検出回路と、該回路の検
出出力に応答して上記検波出力より雑音を除去す
るゲイト回路と、を有するラジオ受信機の雑音除
去回路において、 前記Sメータ電圧と所定の電界強度基準値とを
比較する第1の比較器と、 前記Sメータ電圧から得られた前記変調度に対
応する信号と所定の変調度基準値とを比較する第
2の比較器と、 前記差動増幅器を構成する2つのトランジスタ
の一方のベースと設置間に接続された少なくとも
2つの雑音検出感度設定抵抗を、前記第1及び第
2の比較器の出力に応じて切換えるトランジスタ
を駆動する論理回路と、 を備えたことを要旨とする。
[作用]
雑音検出感度を高感度と低感度の2段階にし、
電界強度と変調度に応じて雑音検出感度を自動的
に切り換える。
電界強度と変調度に応じて雑音検出感度を自動的
に切り換える。
[実施例]
以下に、図面を参照しながら、実施例を用いて
本考案を一層詳細に説明するが、それらは例示に
過ぎず、本考案の枠を越えることなしにいろいろ
な変形や改良があり得ることは勿論である。
本考案を一層詳細に説明するが、それらは例示に
過ぎず、本考案の枠を越えることなしにいろいろ
な変形や改良があり得ることは勿論である。
第1図は本考案による雑音除去回路の構成を示
すブロツク図で、図中、第2図と共通する引用番
号は第2図におけるものと同じ回路を示し、9は
Sメータ出力端子、10,11は比較器、12は
増幅器、13は検波整流器、14はNAND回路、
Cは変調度を検出するために交流分のみを通過さ
せるキヤパシタであり、比較器10および11の
他方の入力に印加される基準電圧E1およびE2は
それぞれ検出したい電界強度および変調度に対応
する基準値に設定される。
すブロツク図で、図中、第2図と共通する引用番
号は第2図におけるものと同じ回路を示し、9は
Sメータ出力端子、10,11は比較器、12は
増幅器、13は検波整流器、14はNAND回路、
Cは変調度を検出するために交流分のみを通過さ
せるキヤパシタであり、比較器10および11の
他方の入力に印加される基準電圧E1およびE2は
それぞれ検出したい電界強度および変調度に対応
する基準値に設定される。
前記Sメータ出力端子9に出力されるSメータ
電圧は受信電波の電界強度と変調度に対応する。
電圧は受信電波の電界強度と変調度に対応する。
受信電波が中強電界強度であると、比較器10
に印加されるSメータ電圧は基準電圧E1よりも
高くなるので、比較器10の出力は高レベル、弱
電界強度になると、Sメータ電圧は基準電圧E1
より低くなるので比較器10の出力は低レベルと
なる。
に印加されるSメータ電圧は基準電圧E1よりも
高くなるので、比較器10の出力は高レベル、弱
電界強度になると、Sメータ電圧は基準電圧E1
より低くなるので比較器10の出力は低レベルと
なる。
またSメータ電圧はキヤパシタCを介してとり
出すことにより変調度に対応する交流成分が得ら
れ、これを増幅器12で増幅して整流器13で整
流した直流電圧が比較器11によつて基準電圧
E2と比較される。その結果、変調度が浅ければ
上記直流電圧は基準電圧E2より低くなるので、
比較器11の出力は低レベルで、変調度が深けれ
ば上記直流電圧は基準電圧E2よりも高くなるの
で、比較器11の出力は高レベルとなる。
出すことにより変調度に対応する交流成分が得ら
れ、これを増幅器12で増幅して整流器13で整
流した直流電圧が比較器11によつて基準電圧
E2と比較される。その結果、変調度が浅ければ
上記直流電圧は基準電圧E2より低くなるので、
比較器11の出力は低レベルで、変調度が深けれ
ば上記直流電圧は基準電圧E2よりも高くなるの
で、比較器11の出力は高レベルとなる。
上記比較器10,11の出力はNAND回路1
4の2つの入力に与えられる。該回路14の出力
はトランジスタQ3のベースに印加され、比較結
果に応じてQ3をオンオフすることにより雑音検
出感度設定抵抗Ra,Rbを切換えるようになつて
いる。
4の2つの入力に与えられる。該回路14の出力
はトランジスタQ3のベースに印加され、比較結
果に応じてQ3をオンオフすることにより雑音検
出感度設定抵抗Ra,Rbを切換えるようになつて
いる。
今、電界強度が弱いか、又は変調度が浅い時
は、車輌雑音が目立つ。この条件下では、比較器
10,11の出力の一方又は両方は低レベルとな
るので、NAND回路14の出力は高レベルとな
り、第1図のトランジスタQ3がオンとなるから、
雑音検出感度を決める抵抗Rcは短絡されてRbだ
けとなり、雑音検出感度が上がつて車輌雑音の除
去性能が向上する。
は、車輌雑音が目立つ。この条件下では、比較器
10,11の出力の一方又は両方は低レベルとな
るので、NAND回路14の出力は高レベルとな
り、第1図のトランジスタQ3がオンとなるから、
雑音検出感度を決める抵抗Rcは短絡されてRbだ
けとなり、雑音検出感度が上がつて車輌雑音の除
去性能が向上する。
反対に、電界強度が強く、なお且つ変調度が深
い時は、比較器10,11の出力は高レベルとな
るので、NAND回路14の出力は低レベルとな
り、トランジスタQ3がオフし、雑音検出感度を
決める抵抗はRb+Rcとなり雑音検出感度が下が
つて、過変調が原因となる雑音除去動作による音
の歪を防止する。なお、この条件下では車輌雑音
は電波が強いために抑圧されており、雑音検出感
度が低下しても支障がない。
い時は、比較器10,11の出力は高レベルとな
るので、NAND回路14の出力は低レベルとな
り、トランジスタQ3がオフし、雑音検出感度を
決める抵抗はRb+Rcとなり雑音検出感度が下が
つて、過変調が原因となる雑音除去動作による音
の歪を防止する。なお、この条件下では車輌雑音
は電波が強いために抑圧されており、雑音検出感
度が低下しても支障がない。
[考案の効果]
以上説明した通り、本考案によれば、車輌雑音
除去性能と過変調による除去動作の防止を両立さ
せることができるという利点が得られる。
除去性能と過変調による除去動作の防止を両立さ
せることができるという利点が得られる。
第1図は本考案による雑音除去回路の構成を示
すブロツク図、第2図は雑音除去回路付近のラジ
オ受信機の構成を示すブロツク図、第3図は従来
の雑音検出回路の回路図である。 1……中間周波増幅/検波回路、2……バツフ
ア、3……高域通過フイルタ、4……雑音検出回
路、5……単安定マルチバイブレータ、6……遅
延回路、7……ゲート回路、8……マルテイプレ
クサ、9……Sメータ出力端子、10,11……
比較器、12……増幅器、13……検波整流器、
14……NAND回路。
すブロツク図、第2図は雑音除去回路付近のラジ
オ受信機の構成を示すブロツク図、第3図は従来
の雑音検出回路の回路図である。 1……中間周波増幅/検波回路、2……バツフ
ア、3……高域通過フイルタ、4……雑音検出回
路、5……単安定マルチバイブレータ、6……遅
延回路、7……ゲート回路、8……マルテイプレ
クサ、9……Sメータ出力端子、10,11……
比較器、12……増幅器、13……検波整流器、
14……NAND回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 電界強度と変調度に対応したSメータ電圧を出
力する端子を有する中間周波増幅/検波回路と該
回路の検波出力に含まれる雑音を検出する高域通
過フイルタと差動増幅器から成る雑音検出回路
と、該回路の検出出力に応答して上記検波出力よ
り雑音を除去するゲイト回路と、を有するラジオ
受信機の雑音除去回路において、 前記Sメータ電圧と所定の電界強度基準値とを
比較する第1の比較器と、 前記Sメータ電圧から得られた前記変調度に対
応する信号と所定の変調度基準値とを比較する第
2の比較器と、 前記差動増幅器を構成する2つのトランジスタ
の一方のベースと接地間に接続された少なくとも
2つの雑音検出感度設定抵抗を、前記第1及び第
2の比較器の出力に応じて切換えるトランジスタ
を駆動する論理回路と、 を備えたことを特徴とする雑音除去回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15596986U JPH0427230Y2 (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15596986U JPH0427230Y2 (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6361832U JPS6361832U (ja) | 1988-04-23 |
JPH0427230Y2 true JPH0427230Y2 (ja) | 1992-06-30 |
Family
ID=31077148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15596986U Expired JPH0427230Y2 (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427230Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-09 JP JP15596986U patent/JPH0427230Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6361832U (ja) | 1988-04-23 |
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