JPH0427146Y2 - - Google Patents

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JPH0427146Y2
JPH0427146Y2 JP1983084759U JP8475983U JPH0427146Y2 JP H0427146 Y2 JPH0427146 Y2 JP H0427146Y2 JP 1983084759 U JP1983084759 U JP 1983084759U JP 8475983 U JP8475983 U JP 8475983U JP H0427146 Y2 JPH0427146 Y2 JP H0427146Y2
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JP
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silicon steel
reactor
magnetic shield
steel plates
laminated
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JP1983084759U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はリアクトルに関するものであり、特
に振動、騒音の低減を目的としてなされたリアク
トルに関するものである。
第1図イは従来のリアクトルである磁気シール
ド付空心形リアクトルを示す平断面図、第1図ロ
は第1図イの線ロ−ロにおける側断面図である。
第1図イ,ロにおいて、1はコイル、2はケイ素
鋼板を積層してなる磁気シールドで、四つのブロ
ツク2a〜2bで構成されている。磁気シールド
2の四隅は、第2図に示すような重ね合せ接合が
一般に用いられている。第2図は第1図イの部分
の部分詳細斜視図である。第2図において、ケ
イ素鋼板2a1,2a2はブロツク2aを構成
し、ケイ素鋼板2d1,2d2はブロツク2dを
構成するものである。
このように構成されたリアクトルにおいて、コ
イル1に通電すると、第3図に示すように磁束φ
を生じ、磁気シールド2のブロツク2c,2dは
吸引力Fを受けてたわみ、振動、騒音を生じる。
このときのたわみ量は、磁気シールド2の剛性
に、大きく左右される。第2図に示すように、ケ
イ素鋼板を単に積重ねたままでは、吸引力Fを受
ける磁気シールド2は、力学的には両端支持の梁
としてのふるまいを呈して、第4図に示すように
変形し、たわみ量δ1は次の〔1〕式で与えられ
る。
δ1=K1ωl3/EI 〔1〕 ただし ω:梁に働く力 l:支持点間距離 E:ケイ素鋼板のヤング率 I:断面二次モーメント K1:定数(=1/48) いま、第2図に示した重ね合せ接合部が、すべ
らず一体化されているものとすれば、この場合
は、第4図に相当する磁気シールド2の変形は第
5図のとおりとなり、たわみ量δ2は次の〔2〕式
で与えられる。
δ2=K2ωl3/EI 〔2〕 ただしK2:定数(=1/128) 〔1〕式と〔2〕式から明らかなように、ケイ
素鋼板の重ね合せ部分が一体化されている場合に
は、磁気シールド2のたわみ量は約1/2.7となる。
このため、従来は、ケイ素鋼板の重ね合せ接合
部を一体化されていると見做し得る状態にするた
め、第6図に示すように、ケイ素鋼板をその積層
方向に強固に締付ける方法がとられていた。即
ち、この方法によつて、第2図に示すケイ素鋼板
2a1と2d1,2a2と2d2の摩擦力に期待
していた。
第6図は従来の磁気シールドの締付状態を示す
平断面図である。第6図において、締付用プレー
ト3a,3bは磁気シールド2の積層表面全周に
渡つて配置されたものである。ボルト4およびナ
ツト5は締付用プレート3を締付けるものであ
る。
第6図に示す締付方法では、ケイ素鋼板接合部
の一体化を、摩擦力によつて得ているため、締付
用プレート3a,3b、ボルト4、ナツト5の締
付用部材に強固な構造が要求され、このために、
リアクトルが大形化する欠点があつた。また、摩
擦力は、ケイ素鋼板相互間の摩擦係数に左右さ
れ、同摩擦係数は不変の一定値ではないため、さ
らに強固に締付ける必要があつた。
この考案は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたものであり、ケイ素鋼板積
層端面を少なくとも一箇所積層方向に溶接して振
動、騒音を低減させたリアクトルを提供すること
を目的としたものである。
第7図はこの考案に係るリアクトルの磁気シー
ルドの一実施例を示す部分斜視図である。図中第
1図イ,ロおよび第2図と同一部分には同一符号
を付している。第7図において、溶接部分6a〜
6fは磁気シールド2を構成するブロツク2a,
2dのケイ素鋼板積層端面の一部を溶接によつて
一体化するものである。締付プレート3A,3B
は磁気シールド2の積層表面に配置されたもので
あり、例えばコ字状のチヤンネル材で構成され
る。
この考案は以上のように構成され、磁気シール
ド2を構成するケイ素鋼板積層端面は、溶接部分
6a〜6fにおいて、一体化され、強固な接合を
得ることができるため、磁気シールド2の振動、
騒音は大幅に抑制されるとともに、締付プレート
3A,3B等の締付部材は、従来に比較して簡単
なものでよい。
なお、上記実施例では磁気シールド付空心形リ
アクトルを例として説明したが、ギヤツプ付鉄心
形リアクトルのケイ素鋼板接合部に適用できるこ
とはいうまでもない。
以上のようにこの考案によれば、振動、騒音が
低減でき、磁気シールドの締付部材が簡単なもの
になる等の諸効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図イは従来のリアクトルである磁気シール
ド付空心形リアクトルを示す平断面図、第1図ロ
は第1図イの線ロ−ロにおける側断面図、第2図
は第1図イの部分の部分詳細斜視図、第3図は
従来のリアクトルの磁気シールドに働く吸引力の
説明図、第4図および第5図は従来のリアクトル
の磁気シールドが吸引力によりたわむ状態の説明
図、第6図は従来のリアクトルの磁気シールドの
締付状態を示す平断面図、第7図はこの考案に係
るリアクトルの磁気シールドの一実施例を示す部
分斜視図である。 図において、1はコイル、2は磁気シールド、
3A,3Bは締付プレート、4はボルト、5はナ
ツトである。なお各図中同一符号は同一部分もし
くは相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 積層したケイ素鋼板を磁心または磁気シールド
    として用いるリアクトルにおいて、積層端面が各
    角部の両側に来るように交互に前記ケイ素鋼板を
    積層し、かかるケイ素鋼板積層端部を、各角部の
    両側で各々少なくとも一箇所積層方向に溶接を施
    し、かつ、積層方向の両端に設けたプレートによ
    り、積層方向に締付けて相互に接合したことを特
    徴とするリアクトル。
JP8475983U 1983-06-01 1983-06-01 リアクトル Granted JPS59189223U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8475983U JPS59189223U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 リアクトル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8475983U JPS59189223U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 リアクトル

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Publication Number Publication Date
JPS59189223U JPS59189223U (ja) 1984-12-15
JPH0427146Y2 true JPH0427146Y2 (ja) 1992-06-30

Family

ID=30214727

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8475983U Granted JPS59189223U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 リアクトル

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JP (1) JPS59189223U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4830709U (ja) * 1971-08-19 1973-04-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59189223U (ja) 1984-12-15

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