JPH0229703Y2 - - Google Patents

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JPH0229703Y2
JPH0229703Y2 JP1983078293U JP7829383U JPH0229703Y2 JP H0229703 Y2 JPH0229703 Y2 JP H0229703Y2 JP 1983078293 U JP1983078293 U JP 1983078293U JP 7829383 U JP7829383 U JP 7829383U JP H0229703 Y2 JPH0229703 Y2 JP H0229703Y2
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coil
magnetic
pair
reactor
yoke members
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JP1983078293U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はリアクトルに関するものであり、例
えば分路リアクトル、直列リアクトルとして用い
られる例えば磁気シールドを有する空心形リアク
トル等のリアクトルに関するものである。
第1図aは従来のリアクトルである磁気シール
ドを有する空心形リアクトルを示す正面断面図、
第1図bは第1図aの側面断面図である。第1図
a,bにおいて、1はコイルで、絶縁物101に
覆われている。2はコイル1の周囲に設置された
磁気シールドで、例えばケイ素鋼板等の磁性材を
積層して形成され、コイル1の軸方向に直交する
ように互いに平行してコイル1の両端面近傍に設
置された一対のヨーク部材2a,2bと、コイル
1の軸方向に平行するように互いに平行に設置さ
れた一対のレツグ部材2c,2dとから枠状に構
成されている。3はコイル1の中空部に貫通挿入
して設置された非磁性材よりなるコイル芯枠、4
はコイル芯枠3の両端部を支持する支持部材、5
は磁気シールド2の上端面に沿つて設置された上
部端枠、6は磁気シールド2の下端面に沿つて設
置された下部端枠、7は上部端枠5と下部端枠6
とを介して磁気シールド2を締付ける締付けボル
ト、8はコイル1および磁気シールド2を収納す
るタンクである。
上記構成の空心形リアクトルの磁束分布は、第
2図に示すようになる。第2図の点線で示すよう
に、磁気シールド2はコイル1により発生した磁
束Fの帰路を形成しており、タンク8に対して磁
束Fを遮蔽し、磁束Fがタンク8に入射して漂遊
損失が発生することを防止している。
このような構成の空心形リアクトルでは、磁気
シールド2に入射する磁束Fによつて、磁気シー
ルド2の一対のヨーク部材2a,2bは、磁束密
度の自乗に比例する電磁力でコイル1の軸方向に
吸引される。磁束Fは交番磁束であり、磁束密度
も時間に対して周期的に変化する。このため磁気
シールド2の一対のヨーク部材2a,2bは、こ
の電磁力によつてコイル1の軸方向に振動する。
この磁気シールド2の振動振幅が大きい場合に
は、大きな騒音を発生したり、磁気シールド2の
振動がタンク8、外部付属品(図示せず)などに
伝播して、疲労破壊の原因になるなどの障害を生
じる。
このため従来では上記のような磁気シールド2
の振動を低減させるため以下のような構成のリア
クトルが考えられていた。第3図aは従来の改良
された空心形リアクトルを示す正面断面図、第3
図bは第3図aの側面断面図である。第3図a,
bにおいて、9はコイル1の中空部に貫通挿入さ
れコイル1と一体化された例えばステンレス等の
非磁性部材であり、一対のヨーク部材2a,2b
に結合されている。10は非磁性部材9をコイル
1と一体化するための例えば木材等のつめ物であ
る。
上記の構成によれば、磁気シールド2の一対の
ヨーク部材2a,2bの中央部に結合された非磁
性材9によつて、一対のヨーク部材2a,2b並
びに一対のレツグ部材2c,2dの剛性が高めら
れ、磁気シールド2の寸法、重量を増加させるこ
となく、電磁力による磁気シールド2の振動を低
減することが可能となる。
しかし上記構成のリアクトルにおいては、非磁
性部材9がその圧縮剛性で電磁力に抗するよう
に、一対のヨーク部材2a,2bと結合しなけれ
ばならない。そのためには非磁性部材9の曲げ剛
性を大きくし、自重などのたわみで圧縮剛性が低
下しないように一体化したものとしなければなら
ず、リアクトルの大容量化に伴ない非磁性部材9
の寸法、重量が増加して、その取り扱いが難しく
なり、一対のヨーク部材2a,2bと結合させる
組み立て作業が困難になる欠点があつた。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、
磁気シールド2の剛性を高めるための非磁性部材
を一体化せず、複数個で構成することにより、重
量を低減し、かつ一対のヨーク部材2a,2bと
結合させる組み立て作業を容易にする構成とした
リアクトルを提供することを目的とする。
以下この考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。第4図aはこの考案に係るリアクトルである
磁気シールドを有する空心形リアクトルの一実施
例を示す正面断面図、第4図bは第4図aの側面
断面図、第5図は第4図a,bに示す非磁性部材
の拡大斜視図である。図中第1図a,b並びに第
3図a,bと同一部分には同一符号を付してい
る。第4図a,bにおいて、9Aは非磁性部材
で、例えば合成樹脂積層板、不銹鋼などの非磁性
薄板で構成され、第5図に示すようにその断面形
状はコイル1の中空部内ではT字形状に、一対の
ヨーク部材2a,2bとの結合部は板状として重
ね結合を容易に行なえる形状としている。
このような断面形状とした非磁性部材9Aは、
断面二次モーメントの増大により曲げ剛性が大き
くなり、必要な圧縮剛性はその断面積で決まるの
で、複数個に分割することができる。
なお、上記実施例では非磁性部材9Aのコイル
1の中空部内の断面形状としてT字形状のものを
使用したが、溝形状やH形状など断面二次モーメ
ントの高い形状であれば前述と同様の効果があ
る。また、第4図a,bに示す実施例ではコイル
芯枠3および支持部材4を設けているが、非磁性
部材9Aによつてコイル1を支持することによ
り、コイル芯枠3および支持部材4の双方または
一方を省略することができる。
第6図aはこの考案に係るリアクトルの他の実
施例を示す正面図、第6図bは第6図aの側面図
である。第6図a,bにおいて、1a,1b,1
cは並設されたa相、b相、c相のコイル、2
A,2Bはa〜c相のコイル1a〜1cのそれぞ
れの軸方向に直交するようにa〜c相のコイル1
a〜1cの両端面近傍に設置された一対のヨーク
部材、5Aはヨーク部材2Aを締付ける上部端
枠、6Aはヨーク部材2Bを締付ける下部端枠、
9a,9b,9cはa,b,c相のコイル1a,
1b,1cの中空部に貫通挿入され、前記中空部
内の断面形状がT字形状に、一対のヨーク部材2
A,2Bとの結合部が板状に形成されて、一対の
ヨーク部材2A,2Bを結合するものである。
すなわち、第6図a,bの実施例のものは3相
のコイル1a〜1cを並列に配置し、コイル軸に
平行な一対のレツグ部材2c,2dを有しない3
相リアクトルに適用した場合を示すもので、第4
図a,bの実施例と同様の効果を有する。
この考案は以上のように構成され、一対のヨー
ク部材2a,2bもしくは2A,2Bを連結する
非磁性部材9Aもしくは9a〜9cの断面形状
を、コイル1もしくは1a〜1cの中空部内にお
いては断面二次モーメントの高い形状とし、一対
のヨーク部材2a,2bもしくは2A,2Bとの
結合部においては重ね結合の容易な板状とするこ
とにより、複数個の非磁性部材9Aもしくは9a
〜9cによつて強固にかつ容易に、一対のヨーク
部材2a,2bもしくは2A,2Bを結合するこ
とができ、組立て作業が容易となりリアクトルを
軽量にすることができる。
以上のようにこの考案によれば、組立て作業が
容易となり、リアクトルを軽量にできる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来のリアクトルである磁気シール
ドを有する空心形リアクトルを示す正面断面図、
第1図bは第1図aの側面断面図、第2図は第1
図a,bに示す空心形リアクトルの磁束分布図、
第3図aは従来の改良された空心形リアクトルを
示す正面断面図、第3図bは第3図aの側面断面
図、第4図aはこの考案に係るリアクトルである
磁気シールドを有する空心形リアクトルを示す正
面断面図、第4図bは第4図aの側面断面図、第
5図は第4図a,bに示す非磁性部材の拡大斜視
図、第6図aはこの考案に係るリアクトルの他の
実施例を示す正面図、第6図bは第6図aの側面
図である。 図において、1,1a〜1cはコイル、2は磁
気シールド、2a,2b,2A,2Bは一対のヨ
ーク部材、2c,2dは一対のレツグ部材、3は
コイル芯枠、4は支持部材、5,5Aは上部端
枠、6,6Aは下部端枠、7は締付けボルト、8
はタンク、9,9A,9a〜9cは非磁性部材で
ある。なお各図中同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空部を有するコイル、前記コイルの軸方向に
    直交するように前記コイルの両端部近傍に設置さ
    れ前記コイルの発生磁束を通す一対のヨーク部
    材、および前記コイルの中空部に貫通挿入され前
    記一対のヨーク部材を連結する複数の非磁性部材
    を備え、前記非磁性部材の前記コイルの中空部内
    の断面形状をT字形状もしくは溝形状またはH形
    状とし、前記非磁性部材の前記一対のヨーク部材
    と重ね結合される結合部の形状を板状としたリア
    クトル。
JP7829383U 1983-05-23 1983-05-23 リアクトル Granted JPS59182920U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7829383U JPS59182920U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 リアクトル

Applications Claiming Priority (1)

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JP7829383U JPS59182920U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 リアクトル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59182920U JPS59182920U (ja) 1984-12-06
JPH0229703Y2 true JPH0229703Y2 (ja) 1990-08-09

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ID=30208294

Family Applications (1)

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JP7829383U Granted JPS59182920U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 リアクトル

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5439861A (en) * 1977-09-06 1979-03-27 Mitsubishi Electric Corp Reactor

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5439861A (en) * 1977-09-06 1979-03-27 Mitsubishi Electric Corp Reactor

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JPS59182920U (ja) 1984-12-06

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