JP6526107B2 - 外周部鉄心を含むリアクトル - Google Patents

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Description

本発明は、外周部鉄心を含むリアクトルに関する。
リアクトルは複数の鉄心コイルを含んでおり、各鉄心コイルは鉄心と該鉄心に巻回されたコイルとを含んでいる。そして、複数の鉄心の間には所定のギャップが形成されている。例えば特許文献1および特許文献2を参照されたい。
特開2000−77242号公報 特開2008−210998号公報
ところで、リアクトルの外周部鉄心が複数の外周部鉄心部分から構成されていて、外周部鉄心の内側に複数の鉄心コイルが配置されている場合がある。そのようなリアクトルにおいては、各鉄心は外周部鉄心部分のそれぞれと一体的に構成されている。そして、リアクトルの中心において互いに隣接する鉄心の間には所定のギャップが形成されている。このような場合には、外周部鉄心を堅固に保持する目的で、リアクトルの中心に貫通孔を形成して、貫通孔内にロッドを通し、ロッドの両端をバネ板金などでリアクトルの端面に固定することが考えられる。
しかしながら、リアクトルの中心にはギャップが位置しているので、貫通孔を形成することによって、ギャップ長さがその分だけ短くなる。そして、貫通孔には磁束が通過しない部分があるので、ギャップ長さが短くなると、想定されたインダクタンスを確保できない。このため、必要なギャップ長さを確保するためには、鉄心の幅を大きくしてギャップを半径方向外側に延ばす必要があり、その結果、鉄心および外周部鉄心が大型化するという問題がある。
それゆえ、大型化することなしに、複数の鉄心を堅固に保持することのできるリアクトルが望まれている。
本開示の1番目の態様によれば、コア本体を具備し、該コア本体は、複数の外周部鉄心部分から構成された外周部鉄心と、前記複数の外周部鉄心部分の内面に結合された少なくとも三つの鉄心と、前記少なくとも三つの鉄心に巻回されたコイルと、を含んでおり、前記少なくとも三つの鉄心のうちの一つの鉄心と該一つの鉄心に隣接する他の鉄心との間には磁気的に連結可能なギャップが形成されており、さらに、前記外周部鉄心と前記ギャップとの間の領域において前記コア本体の内部を通って前記少なくとも三つの鉄心の両端部を互いに固定する固定具を具備する、リアクトルが提供される。
1番目の態様においては、固定具は、外周部鉄心とギャップとの間の領域においてコア本体の内部を通っているので、ギャップ長さを確保するために鉄心の幅を大きくする必要はない。従って、大型化することなしに、複数の鉄心を堅固に保持することができる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれら目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明解になるであろう。
第一の実施形態におけるリアクトルの斜視図である。 第一の実施形態におけるリアクトルのコア本体の断面図である。 固定具の斜視図である。 固定具の取付を説明するための図である。 別のリアクトルのコア本体の断面図である。 他の実施形態におけるリアクトルにて使用される板状部材の斜視図である。 第二の実施形態におけるリアクトルのコア本体の断面図である。 第二の実施形態におけるリアクトルにて使用される板状部材の斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
以下の記載では、三相リアクトルを例として主に説明するが、本開示の適用は、三相リアクトルに限定されず、各相で一定のインダクタンスが求められる多相リアクトルに対して幅広く適用可能である。また、本開示に係るリアクトルは、産業用ロボットや工作機械におけるインバータの一次側および二次側に設けるものに限定されず、様々な機器に対して適用することができる。
図1は第一の実施形態におけるリアクトルの斜視図である。図2は第一の実施形態におけるリアクトルのコア本体の断面図である。図1および図2に示されるように、リアクトル6のコア本体5は、環状の外周部鉄心20と、外周部鉄心20の内側に配置された三つの鉄心コイル31〜33とを含んでいる。図1においては、略六角形の外周部鉄心20の内側に鉄心コイル31〜33が配置されている。これら鉄心コイル31〜33はコア本体5の周方向に等間隔で配置されている。
なお、外周部鉄心20が他の回転対称形状、例えば円形であってもよい。そのような場合には、後述する端板81は外周部鉄心20に対応した形状であるものとする。また、鉄心コイルの数は3の倍数であればよく、その場合には、リアクトル6を三相リアクトルとして使用できる。
図面から分かるように、それぞれの鉄心コイル31〜33は、外周部鉄心20の半径方向に延びる鉄心41〜43と、該鉄心に巻回されたコイル51〜53とを含んでいる。なお、図1および後述する図4においては、簡潔にする目的で、コイル51〜53の図示を省略している。
外周部鉄心20は周方向に分割された複数、例えば三つの外周部鉄心部分24〜26より構成されている。外周部鉄心部分24〜26は、それぞれ鉄心41〜43に一体的に構成されている。外周部鉄心部分24〜26および鉄心41〜43は、複数の鉄板、炭素鋼板、電磁鋼板を積層するか、または圧粉鉄心から形成される。このように外周部鉄心20が複数の外周部鉄心部分24〜26から構成される場合には、外周部鉄心20が大型である場合であっても、そのような外周部鉄心20を容易に製造できる。なお、鉄心41〜43の数と、外周部鉄心部分24〜26の数とが必ずしも一致していなくてもよい。
コイル51〜53は外周部鉄心部分24〜26と鉄心41〜43との間に形成されるコイルスペース51a〜53aに配置される。コイルスペース51a〜53aにおいては、コイル51〜53の内周面および外周面はコイルスペース51a〜53aの内壁に隣接している。
さらに、鉄心41〜43のそれぞれの半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心近傍に位置している。図面においては鉄心41〜43のそれぞれの半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心に向かって収斂しており、その先端角度は約120度である。そして、鉄心41〜43の半径方向内側端部は、磁気的に連結可能なギャップ101〜103を介して互いに離間している。
言い換えれば、鉄心41の半径方向内側端部は、隣接する二つの鉄心42、43のそれぞれの半径方向内側端部とギャップ101、102を介して互いに離間している。他の鉄心42、43についても同様である。なお、ギャップ101〜103の寸法は互いに等しいものとする。
このように、図1に示される構成では、コア本体5の中心部に位置する中心部鉄心が不要であるので、コア本体5を軽量かつ簡易に構成することができる。さらに、三つの鉄心コイル31〜33が外周部鉄心20により取囲まれているので、コイル51〜53から発生した磁場が外周部鉄心20の外部に漏洩することもない。また、ギャップ101〜103を任意の厚さで低コストで設けることができるので、従来構造のリアクトルと比べて設計上有利である。
さらに、本開示のコア本体5においては、従来構造のリアクトルに比較して、相間の磁路長の差が少なくなる。このため、本開示においては、磁路長の差に起因するインダクタンスのアンバランスを軽減することもできる。
再び図1を参照すると、コア本体5の端面の中心には、固定具90が配置されている。固定具90は鉄心41〜43の両端面を互いに固定する役目を果たす。図3は固定具の斜視図である。図3に示されるように、固定具90は、板状部材91、92と、板状部材91、92を互いに連結する複数の棒状部材93とを含んでいる。これら固定具90の部品は非磁性材料、例えばアルミニウム、SUS、樹脂などから構成されているのが好ましく、これにより、磁場が固定具を通過するのを避けられる。
図1から分かるように、板状部材91、92はコア本体5の両端面にそれぞれ配置される。板状部材91、92はギャップ101〜103を含みうる面積を有する三角形状であるのが好ましく、これにより、板状部材91、92がコイル51〜53に干渉しないようになる。また、板状部材91、92が他の形状であってもよい。なお、板状部材91、92の代わりに棒状部材93を互いに支持する他の部材、例えば枠体などを使用しても良い。
複数の棒状部材93は、外周部鉄心20とギャップ101〜103との間の領域においてコア本体5の内部を通っている。棒状部材93はコア本体5の高さ(積層方向高さ)よりもわずかながら大きい。また、棒状部材93の両端部にはネジ山部が形成されており、それにより、それぞれの棒状部材93は板状部材91、92に形成された孔に螺合されるようになる。
図4は固定具の取付を説明するための図である。図示されるように、板状部材91に複数の棒状部材93が予め取付けられている。複数の棒状部材93は、固定具90がコア本体5に取付けられたときに、外周部鉄心20とギャップ101〜103との間の領域に配置されるように位置決めされている。
次いで、板状部材91および棒状部材93をコア本体5の一方の端面に向かって移動させ、それにより、棒状部材93を外周部鉄心20とギャップ101〜ギャップ103との間の領域に通過させる。板状部材91がコア本体5の一方の端面に到達すると、棒状部材93の先端はコア本体5の他端から突出する。次いで、コア本体5の他方の端面側に板状部材92を配置し、棒状部材93を回転させて、板状部材92に螺合させる。なお、板状部材91、92と棒状部材93とを連結させるために、他の留め具、例えばネジ、ボルトなどを使用してもよい。
前述したように板状部材91および板状部材92の面積はギャップ101〜103を含みうる。このため、棒状部材93によって板状部材91および板状部材92の間にコア本体5が軸方向に挟込まれると、複数の鉄心41〜43の両端部が互いに堅固に保持されるようになる。
ところで、図5は別のリアクトルのコア本体の断面図である。図5に示される別のリアクトルのコア本体5’は、図2を参照して説明したコア本体5と概ね同様の構成である。コア本体5’の中心には軸方向に延びる貫通孔100が形成されている。そして、棒状部材99が貫通孔に挿入されている。棒状部材99の両端部は、固定用バネ板金により、コア本体5の両端部に固定され、その結果、鉄心41〜43の両端部が互いに固定される。
図5においては、単一の棒状部材99が鉄心41〜43の両端部を固定するので、貫通孔100の寸法を比較的大きくする必要がある。その結果、図5に示されるギャップ101〜103の長さL0は、図2に示されるギャップ101〜103の長さL1よりも短くなる。このため、想定されたインダクタンスを確保するためには、鉄心41〜43の幅を大きくして、図5に示されるギャップ101〜103の長さを長さL1まで大きくする必要があった。
これに対し、本開示においては、固定具90の棒状部材93が外周部鉄心20とギャップ101〜103との間の領域を通るので、貫通孔100をコア本体5の中心に形成する必要がない。このため、固定具90を配置する際にギャップ101〜103の長さL1は変化せず、必要なギャップ長さL1を確保するために鉄心の幅を大きくする必要もない。このため、本開示においては、コア本体5が大型化するのを避けることが可能となる。
さらに、図6は他の実施形態におけるリアクトルにて使用される板状部材の斜視図である。板状部材91の一面には略Y字形状の凸部95が設けられている。図6に示される凸部95は、ギャップ101〜103の数と同じ数の隆起部96a〜96cより構成されている。これら隆起部96a〜96cはギャップ101〜103に対応するように周方向に等間隔に配置されている。隆起部96a〜96cを含む凸部95はギャップ101〜103に係合可能に構成されている。なお、板状部材92にも同様な凸部95が設けられていても良い。ただし、一方の板状部材91にのみ凸部95が設けられていれば十分である。
また、隆起部96a〜96cの先端近傍には、凹部97a〜97cがそれぞれ形成されている。これら凹部97a〜97cには棒状部材93の一端が前述したように螺合する。なお、図面には示さないものの、凸部95が備えられていない板状部材91、92にも、棒状部材93が係合するための凹部または貫通孔が形成されているものとする。
凸部95を備えた板状部材91、92を用いて鉄心41〜43の両端部が互いに固定された場合には、凸部95がギャップ101〜103に係合するので、鉄心41〜43をさらに堅固に固定できる。また、リアクトル5の駆動時に固定具90が回転または移動する可能性がなくなるので、リアクトル5の駆動時における振動および騒音の発生を抑えられる。従って、凸部95はギャップ101〜103に少なくとも部分的に係合するように形成されていれば十分であり、例えば凸部95が二つの隆起部96aのみを含んでいてもよい。
さらに、図6に示されるような凸部95を備えている場合には、凸部95が蓋として機能するので、異物がギャップ101〜103に侵入するのを防止できる。また、凸部95はギャップ101〜103の寸法を保持する役目を果たしうる。
ところで、図2に示されるコア本体5以外のコア本体に前述した駆動時に固定具90を取付けてもよい。例えば図7は第二の実施形態におけるリアクトルのコア本体の断面図である。図7に示されるコア本体5は、略八角形状の外周部鉄心20と、外周部鉄心20の内方に配置された、前述したのと同様な四つの鉄心コイル31〜34とを含んでいる。これら鉄心コイル31〜34はコア本体5の周方向に等間隔で配置されている。また、鉄心の数は4以上の偶数であるのが好ましく、それにより、コア本体5を備えたリアクトルを単相リアクトルとして使用できる。
図面から分かるように、外周部鉄心20は周方向に分割された四つの外周部鉄心部分24〜27より構成されている。それぞれの鉄心コイル31〜34は、半径方向に延びる鉄心41〜44と該鉄心に巻回されたコイル51〜54とを含んでいる。そして、鉄心41〜44のそれぞれの半径方向外側端部は、外周部鉄心部分21〜24のそれぞれと一体的に形成されている。なお、鉄心41〜44の数と、外周部鉄心部分24〜27の数とが必ずしも一致していなくてもよい。図2に示されるコア本体5も同様である。
さらに、鉄心41〜44のそれぞれの半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心近傍に位置している。図7においては鉄心41〜44のそれぞれの半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心に向かって収斂しており、その先端角度は約90度である。そして、鉄心41〜44の半径方向内側端部は、磁気的に連結可能なギャップ101〜104を介して互いに離間している。
図7には固定具90の板状部材91が破線で示されている。板状部材91はギャップ101〜104を含みうる面積を有する正方形状であり、板状部材92(図示しない)も同様な形状である。従って、図7等には示さない棒状部材93によって板状部材91および板状部材92の間にコア本体5が軸方向に挟込まれると、鉄心41〜44の両端部が互いに固定されるようになる。
図8は第二の実施形態におけるリアクトルにて使用される板状部材の斜視図である。板状部材91の一面には略X字形状の凸部95が設けられている。図8に示される凸部95は、ギャップ101〜103に係合可能に構成された、前述したのと同様な隆起部96a〜96dを含んでいる。さらに、隆起部96a〜96dの先端近傍には、前述したのと同様な凹部97a〜97dがそれぞれ形成されている。このような凸部95を備えた板状部材91、92を使用した場合には、凸部95がギャップ101〜104に係合するので、鉄心41〜44をさらに堅固に固定できる。このため、前述したのと同様な効果が得られる。
本開示の態様
1番目の態様によれば、コア本体(5)を具備し、該コア本体は、複数の外周部鉄心部分(24〜27)から構成された外周部鉄心(20)と、前記複数の外周部鉄心部分の内面に結合された少なくとも三つの鉄心(41〜44)と、前記少なくとも三つの鉄心に巻回されたコイル(51〜54)と、を含んでおり、前記少なくとも三つの鉄心のうちの一つの鉄心と該一つの鉄心に隣接する他の鉄心との間には磁気的に連結可能なギャップ(101〜104)が形成されており、さらに、前記外周部鉄心と前記ギャップとの間の領域において前記コア本体の内部を通って前記少なくとも三つの鉄心の両端部を互いに固定する固定具(90)を具備する、リアクトル(6)が提供される。
2番目の態様によれば、1番目の態様において、前記固定具は、前記コア本体の両端面に配置された板状部材と、前記コア本体の内部を通って前記板状部材を互いに連結する棒状部材とを含む。
3番目の態様によれば、2番目の態様において、前記板状部材には、前記ギャップに少なくとも部分的に係合する凸部が形成されている。
4番目の態様によれば、1番目から3番目のいずれかの態様において、前記少なくとも三つの鉄心コイルの数は3の倍数である。
5番目の態様によれば、1番目から3番目のいずれかの態様において、前記少なくとも三つの鉄心コイルの数は4以上の偶数である。
6番目の態様によれば、1番目から5番目のいずれかの態様において、前記固定具は非磁性材料から形成されている。
態様の効果
1番目の態様においては、固定具は、外周部鉄心とギャップとの間の領域においてコア本体の内部を通っているので、ギャップ長さを確保するために鉄心の幅を大きくする必要はない。従って、大型化することなしに、複数の鉄心を堅固に保持することができる。
2番目の態様においては、固定具を比較的簡易に構成できる。
3番目の態様においては、凸部がギャップに係合するので、鉄心をさらに堅固に固定できる。さらに、異物がギャップに侵入するのを防止できると共に、ギャップの寸法を保持することができる。
4番目の態様においては、リアクトルを三相リアクトルとして使用できる。
5番目の態様においては、リアクトルを単相リアクトルとして使用できる。
6番目の態様においては、非磁性材料は、例えばアルミニウム、SUS、樹脂などであるのが好ましく、これにより、磁場が固定具を通過するのを避けられる。
典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、前述した変更および種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
5 コア本体
6 リアクトル
20 外周部鉄心
24〜27 外周部鉄心部分
31〜33 鉄心コイル
41〜44 鉄心
51〜54 コイル
90 固定具
91、92 板状部材
93 棒状部材
95 凸部
96a〜96d 隆起部
97a〜97d 凹部
101〜104 ギャップ

Claims (8)

  1. コア本体を具備し、
    該コア本体は、複数の外周部鉄心部分から構成された外周部鉄心と、前記複数の外周部鉄心部分の内面に結合された少なくとも三つの鉄心と、前記少なくとも三つの鉄心に巻回されたコイルと、を含んでおり、前記少なくとも三つの鉄心のそれぞれの半径方向内側端部は前記外周部鉄心の中心近傍に位置していて前記外周部鉄心の中心に向かって収斂しており、
    前記少なくとも三つの鉄心のうちの一つの鉄心と該一つの鉄心に隣接する他の鉄心との間には磁気的に連結可能なギャップが形成されており、前記少なくとも三つの鉄心の前記半径方向内側端部は、磁気的に連結可能なギャップを介して互いに離間しており、
    さらに、
    前記外周部鉄心と前記ギャップとの間の領域において前記外周部鉄心の内部を通っていて、前記コア本体の軸線方向における前記少なくとも三つの鉄心の両端部を互いに固定する固定具を具備する、リアクトル。
  2. コア本体を具備し、
    該コア本体は、複数の外周部鉄心部分から構成された外周部鉄心と、前記複数の外周部鉄心部分の内面に結合された少なくとも三つの鉄心と、前記少なくとも三つの鉄心に巻回されたコイルと、を含んでおり、前記少なくとも三つの鉄心のそれぞれの半径方向内側端部は前記外周部鉄心の中心近傍に位置していて前記外周部鉄心の中心に向かって収斂しており、
    前記少なくとも三つの鉄心のうちの一つの鉄心と該一つの鉄心に隣接する他の鉄心との間には磁気的に連結可能なギャップが形成されており、前記少なくとも三つの鉄心の前記半径方向内側端部は、磁気的に連結可能なギャップを介して互いに離間しており、
    さらに、
    前記外周部鉄心と前記ギャップとの間の領域において前記外周部鉄心の内部を通って前記少なくとも三つの鉄心の両端部を互いに固定する固定具を具備し、
    前記固定具は、前記コア本体の両端面に配置された板状部材と、前記外周部鉄心の内部を通って前記板状部材を互いに連結する棒状部材とを含む、リアクトル。
  3. コア本体を具備し、
    該コア本体は、複数の外周部鉄心部分から構成された外周部鉄心と、前記複数の外周部鉄心部分の内面に結合された少なくとも三つの鉄心と、前記少なくとも三つの鉄心に巻回されたコイルと、を含んでおり、前記少なくとも三つの鉄心のそれぞれの半径方向内側端部は前記外周部鉄心の中心近傍に位置していて前記外周部鉄心の中心に向かって収斂しており、
    前記少なくとも三つの鉄心のうちの一つの鉄心と該一つの鉄心に隣接する他の鉄心との間には磁気的に連結可能なギャップが形成されており、前記少なくとも三つの鉄心の前記半径方向内側端部は、磁気的に連結可能なギャップを介して互いに離間しており、
    さらに、
    前記外周部鉄心と前記ギャップとの間の領域において前記外周部鉄心の内部を通って前記少なくとも三つの鉄心の両端部を互いに固定する固定具を具備し、
    前記固定具は、前記コア本体の両端面に配置された板状部材と、前記外周部鉄心の内部を通って前記板状部材を互いに連結する棒状部材とを含んでおり、
    前記板状部材には、前記ギャップに少なくとも部分的に係合する凸部が形成されている、リアクトル。
  4. 前記固定具は、前記コア本体の両端面に配置された板状部材と、前記外周部鉄心の内部を通って前記板状部材を互いに連結する棒状部材とを含む、請求項1に記載のリアクトル。
  5. 前記板状部材には、前記ギャップに少なくとも部分的に係合する凸部が形成されている、請求項2に記載のリアクトル。
  6. 前記少なくとも三つの鉄心コイルの数は3の倍数である、請求項1から5のいずれか一項に記載のリアクトル。
  7. 前記少なくとも三つの鉄心コイルの数は4以上の偶数である、請求項1から5のいずれか一項に記載のリアクトル。
  8. 前記固定具は非磁性材料から形成されている請求項1から7のいずれか一項に記載のリアクトル。
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