JPH1042496A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

Info

Publication number
JPH1042496A
JPH1042496A JP19092996A JP19092996A JPH1042496A JP H1042496 A JPH1042496 A JP H1042496A JP 19092996 A JP19092996 A JP 19092996A JP 19092996 A JP19092996 A JP 19092996A JP H1042496 A JPH1042496 A JP H1042496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
core
cores
linear motor
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19092996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3488574B2 (ja
Inventor
Norikuni Nishiyama
統邦 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP19092996A priority Critical patent/JP3488574B2/ja
Publication of JPH1042496A publication Critical patent/JPH1042496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3488574B2 publication Critical patent/JP3488574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Linear Motors (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で歯部への磁束の集中を適切に緩
和できるようにしてコギング力の影響を低減させ、これ
により一次側をスムーズに移動させる。 【解決手段】 二次側2と、二次側2に対向して設けら
れる一次側3とからリニアモータ1を構成した。一次側
3は、コアと、このコアに装着されるコイル15とから
構成した。コアは、複数の第1単位コア7及び第2単位
コア8を幅方向に重ね合わせて一体化する構成とした。
第1単位コア7は薄板部9に一定間隔で歯部10を設け
た櫛型の形状とし、第2単位コア8は、支持部12の下
部に一定間隔で歯部13を設けた櫛型の形状とした。そ
して、各歯部10,13が幅方向に重なるように第1単
位コア7及び第2単位コア8を交互に重ね合わせるとと
もに、幅方向に重ね合わされる歯部10,13に対して
コイル15を装着し、ボルト16、ナット17で第1単
位コア7及び第2単位コア8を結合一体化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交座標型ロボッ
ト等の直線移動機構に用いられるリニアモータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、極性が交互に異なるように複
数の永久磁石を直線状に敷設することにより固定子とし
ての二次側を構成し、この二次側にエアギャップを介し
て可動子としての一次側を対向して設けたリニアモータ
は一般に知られている。
【0003】このようなリニアモータにおいて、一次側
は、例えば特開平6−38500号公報に開示されるよ
うに多数の歯部を備えた櫛歯型のコアに複数のコイルが
装着された構成となっており、各コイルに対して所定の
順序で通電が行われることにより二次側に対して一次側
が所定方向に移動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のリニ
アモータでは、コアが上記のような櫛型となっていて、
二次側に対向する側で各歯部がスリットを介して分離し
ているために各歯部に磁束が集中し易く、歯部で磁束密
度が最も高く、その前後では磁束密度が著しく低くなっ
ている。そのため、一次側の移動に際して、推力は高め
られるが、その反面コア(歯部)と磁石との間の吸引に
よるいわゆるコギング力が大きく影響し、一次側のスム
ーズな移動を阻害するという問題がある。
【0005】そのため、例えば特開平6−54468号
公報に開示されるような電動機のステータ構造をリニア
モータに適用し、つまり、隣合う歯部の先端を互いに橋
結部で連結して歯部への磁束の集中を適度に緩和し、こ
れによって一次側の移動に際してのコギング力の影響を
低減することが考えられる。
【0006】しかしながら、磁束の変化は橋絡部の厚み
や幅等の形状に微妙に影響され、例えば、幅が広すぎる
と磁束が分散されすぎて一次側の推力を低下させ、逆
に、幅が狭いと歯部への磁束の集中が十分に緩和されな
い等、橋絡部の形状の特定が難しい。また、設計上有効
な形状が特定できたとしても、加工誤差等により十分に
橋絡部の機能が発揮されない場合もある。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、簡単な構成で歯部への磁束の集中を適
切に緩和できるようにしてコギング力の影響を低減さ
せ、これにより一次側をスムーズに移動させることがで
きるリニアモータを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のリニアモータ
は、極性が交互に異なる複数の永久磁石を移動方向に敷
設した二次側と、前記二次側にエアギャップを介して対
向して設けられる一次側とで構成されるリニアモータに
おいて、前記一次側は、コアと、このコアに装着される
コイルとからなり、前記コアは、上記移動方向と平面上
で直交する方向である幅方向に並べて設けられる複数の
第1単位コアと、各第1単位コアの間に介装される第2
単位コアと、これらの各単位コアを結合する結合手段と
から構成され、前記第1単位コアは、二次側に対向して
移動方向に延びる薄板部を有し、この薄板部に前記二次
側とは反対側に突出する複数の歯部を移動方向に一定間
隔で備えた櫛型に形成され、前記結合手段は、各第1単
位コアの歯部が第2コアを挾んで幅方向に互いに対応す
る状態で第1及び第2単位コアを結合一体化するように
構成され、上記コイルは、各第1及び第2単位コアが結
合一体化された状態で、幅方向に対応する各第1コアの
歯部にわたって巻回されてなるものである(請求項
1)。
【0009】このリニアモータの構成によれば、コアに
二次側に対向する薄板部が設けられこれに歯部が突設さ
れている、換言すれば、コアの各歯部の二次側への対向
部分が薄板部によって連結されているため、歯部への磁
束の集中が緩和され、歯部を中心としたその前後での磁
束変化が緩やかになる。また、第2単位コアの幅方向寸
法を変更して各第1単位コアの間隔を変化させることに
より、薄板部の厚み等の形状を一定としたまま歯部近傍
での磁束分布を変化させることが可能となる。
【0010】また、このリニアモータにおいて、第2単
位コアは、移動方向に延びる支持部を有し、この支持部
に前記二次側に向かって突出する複数の歯部を移動方向
に所定間隔で備えた櫛型に形成され、上記結合手段は、
各単位コアの歯部が幅方向に互いに重なるように第1及
び第2単位コアを結合一体化するように構成され、上記
コイルは、各第1及び第2単位コアが結合一体化された
状態で、幅方向に重なり合う各第1及び第2コアの各歯
部にわたって装着されていることが(請求項2)好まし
い。
【0011】このようにすると、第1及び第2単位コア
の各歯部をつなぐことにより永久磁石からの磁束がコイ
ルを通過し易くなり、大きな推力が要求される場合等に
有利となる。
【0012】さらに、コイルは、電線をボビンに巻回し
たものであって、ボビンを介して単位コアの歯部に装着
されるようにしておけばよい(請求項3)。
【0013】このようにすれば、ボビンを介して歯部に
装着するだけでコイルをコアに装着することができるた
め一次側の組立て性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。
【0015】図1及び図2は本発明に係るリニアモータ
の一例を示している。同図に示すようにリニアモータ1
は、固定子としての二次側2と、この二次側2の上方に
エアギャップを介して設けられる可動子としての一次側
3とから構成されている。
【0016】上記二次側2は、極性が交互に異なる複数
の永久磁石5が基台4上に左右方向(移動方向)に並設
されることにより構成されている。
【0017】一方、上記一次側3は、珪素鋼材からなる
コアと、このコアに装着されるコイル15とから構成さ
れている。
【0018】コイル15は、図示を省略しているが、角
筒状のボビンに予め電線が巻きつけられることによって
構成されている。
【0019】コアは、図2及び図3に示すように複数の
第1単位コア7及び第2単位コア8が幅方向(平面上で
移動方向に直交する方向)に重ね合わされて結合一体化
された構成となっており、図示の例では、4つの第1単
位コア7の間に3つの第2単位コア8が介装されて一体
化されている。
【0020】第1単位コア7は、左右方向に延びる薄板
部9の上部に一定間隔で柱状の歯部10を設けた櫛型の
形状となっており、各歯部10の上端部には幅方向に貫
通する貫通孔11がそれぞれ形成されている。一方、第
2単位コア8は、左右方向に延びる支持部12の下部に
一定間隔で柱状の歯部13を設けた櫛型の形状となって
おり、支持部12には、各歯部13に対応する部分に幅
方向に貫通する貫通孔14が形成されている。
【0021】各単位コア7,8において、第1単位コア
7及び第2単位コア8の各歯部10,13はそれぞれ左
右方向に同一間隔で設けられており、また、第1単位コ
ア7及び第2単位コア8の貫通孔11,14はそれぞれ
左右方向に同一間隔で設けられている。
【0022】そして、図1〜図3に示すように、歯部1
0及び歯部13が幅方向に互いに重なるように第1単位
コア7及び第2単位コア8が交互に重ね合わされるとと
もに、幅方向に重ね合わされる歯部10及び歯部13に
対してコイル15が装着され、第1単位コア7及び第2
単位コア8がボルト16及びナット17により結合一体
化されることによって一次側3が構成されている。
【0023】一次側3の組立ては、例えば、図2に示す
ように、歯部10が幅方向に対応するように各第1単位
コア7を適度な間隔で配置し、幅方向に対応する各歯部
10にコイル15を挿通する。そして、これらの各歯部
10の上方から各歯部10の間に歯部13を嵌め込みな
がら各第1単位コア7の間に第2単位コア8を介在さ
せ、その後、幅方向に対応する貫通孔11,14にわた
ってボルト16を挿通して反対側からナット17で締結
することにより各単位コア7,8を結合一体化する。こ
れにより一次側3が組立てられる。そして、この状態で
は、コイル15が第1単位コア7及び第2単位コア8の
各歯部10,13に挿通されるとともに、薄板部9及び
支持部12によって上下方向に挾まれ、コイル15がコ
アから離脱することがないようになっている。
【0024】以上のように構成されたリニアモータ1に
よれば、上記各コイル15に所定の順番で通電が行われ
ると、磁極と電極の相互作用により一次側3に推力が生
じて一次側3が移動する。
【0025】そして、このような一次側3の移動に際
し、リニアモータ1では上述のように各歯部10の二次
側2への対向部分が薄板部9によって連結された構造と
なっているために各歯部10,13への磁束の集中が適
度に緩和され、その結果、歯部10を中心したその左右
近傍での磁束の変化が緩やかになっている。
【0026】そのため、歯部に磁束が集中している従来
のこの種のリニアモータと比較するとコギング力による
一次側3の移動への影響が少なく、一次側3をスムーズ
に移動させることができる。
【0027】しかも、上記リニアモータ1では、第1単
位コア7と第2単位コア8とが重ね合わされることによ
りコアが構成されるようになっているため、歯部10,
13近傍での磁束分布を比較的簡単に調整することがで
きるという利点がある。
【0028】すなわち、歯部10,13近傍での磁束分
布は、薄板部9の面積と各薄板部9間の面積との割合に
よって変化し、薄板部9の面積が一定である上記コアで
は、各薄板部9の間隔を変化させることにより歯部1
0,13近傍での磁束分布を変化させることができる。
そのため、例えば、幅方向寸法の異なる複数種類の第2
単位コア8を予め準備しておいてこれらを選択的に第1
単位コア7に重ね合わせたり、あるいは第1単位コア7
と第2単位コア8との間に調整用のシム等を挾む等する
ことにより歯部10,13近傍での磁束分布を適宜変化
させ、これによりコギング力による影響が最も少なくな
るように歯部10,13近傍での磁束分布を調整するこ
とができる。また、第1単位コア7の幅寸法を変えるこ
とによって磁束分布を調整することもできる。
【0029】なお、上記のように磁束分布を変化させる
他の方法として、例えば、歯部及び薄板部が幅方向に連
続した構造において、薄板部の厚みを変化させる構造も
考えられるが、この場合には、推力確保のため薄板部を
かなり薄くし、かつ薄板部の厚みを微妙に調整しなけれ
ばならず、適切な磁束分布を得るには薄板部を極めて精
密に形成する必要があり製造が著しく難しくなる。しか
し、上記リニアモータ1によれば、薄板部9に適当な厚
さをもたせつつ、上記単位コア7,8の幅を変えたり、
シム等を挾み込むことにより微妙な磁束分布の調整が可
能であるため、薄板部9を精密に形成しなくても、磁束
分布を簡単に、かつ精密に調整することが可能であると
いう利点がある。
【0030】さらに、リニアモータ1の一次側3では、
コイル15が薄板部9及び支持部12の間に挾まれる構
造であるため、コイルとして上述のように予めボビンに
電線を巻回したコイル15を用いても、コイル15がコ
アから脱落することがない。従って、上記のようにボビ
ンに電線を巻回したコイル15を用いることができるこ
とにより一次側3の組立てが容易になる。また、従来の
コア形状として、櫛歯状コアにコイルを装着して歯部先
端に鉄等を接着剤で接着して磁界を形成するとともにコ
イルを固定するようにしたものがあるが、このようにす
ると、接着剤がエアギャップの寸法誤差の要因となる。
しかし、当実施形態によれば、接着剤を使用しないた
め、エアギャップの寸法精度向上にも有利となる。
【0031】なお、上記実施形態のリニアモータ1は、
本発明のリニアモータの一例であって、その具体的な構
成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であ
る。
【0032】例えば、上記コアを構成する各第2単位コ
ア8には歯部13が設けられ、この歯部13が第1単位
コア7の歯部10と重ね合わされるようになっている
が、必ずしも第2単位コア8に歯部13を設ける必要は
なく、支持部12のみからなる第2単位コアを用いるよ
うにしてもよい。但し、一次側3の推力との関係で永久
磁石5の磁束がコイル15を通過し易くする必要がある
場合等には、上記のように歯部13を備えた第2単位コ
ア8を用いる方が有利である。
【0033】また、第1単位コア7や第2単位コア8の
具体的な形状等も図1乃至3に限定されるものではなく
適宜設定するようにすればよい。
【0034】ところで、上記リニアモータ1では、コア
に上記薄板部9を設けることにより各歯部10,13へ
の磁束の集中を緩和し、これにより一次側3のスムーズ
な移動を確保するようにしているが、これ以外に、例え
ば以下のような構成を採用することによっても一次側を
スムーズに移動させることが可能となる。すなわち、一
般にリニアモータは、一次側の左右両端の歯部とそれ以
外の歯部での磁束密度に差が生じる傾向にあり、このよ
うな磁束密度の差に起因したコギング力の不均一により
一次側の移動が阻害される場合がある。
【0035】そこで、このような磁束密度差を緩和する
構成として図4に示すような構成が考えられる。以下、
この例について簡単に説明する。
【0036】同図に示すリニアモータ21も、二次側2
2と、二次側22の上方にエアギャップを介して設けら
れる一次側23とから構成されており、二次側22は、
極性が交互に異なる複数の永久磁石25が図外の基台上
に並設されることにより構成されている。
【0037】一次側23は、珪素鋼材からなるコアと、
このコアに装着されるコイル29とから構成されてい
る。コアは、同図に示すように、永久磁石25の配列方
向に延びる支持部26の下部に一定間隔で柱状の歯部2
7を設けた櫛型の形状となっており、これらの歯部27
にそれぞれコイル29が巻回されている。そして、この
コアの特徴点として、支持部26の両端部にはコイル2
9を装着しない補助歯28が歯部27に並べて設けられ
ている。
【0038】このような構成のリニアモータ21によれ
ば、左右両端の歯部27とそれ以外の歯部27での磁束
密度差が少なく、そのため一次側23の移動がスムーズ
に行われる。
【0039】但し、このような効果も、歯部27、補助
歯28及び永久磁石25の各寸法等が一定の条件を満た
す場合に効果がある。具体的には、図4に示すようにコ
アの左右両端の歯部27の中心から補助歯28の外側の
端部までの距離をD2(コア外位置)、コアの左右両端
の歯部27の中心から補助歯28の内側の端部までの距
離をD1(コア内位置)、永久磁石25の左右方向の寸
法をLとし、Lに対するD1,D2の値を種々変えた場
合につき、コギング指標(コギング力による一次側23
への影響を示すもので数値が低いほど影響が低い)を調
べると、図5のグラフに示すようになった。このグラフ
から、 D1<1/2×L D2≒0.8×n(n=整数) の条件を満たすように歯部27、補助歯28及び永久磁
石25の各寸法等を設定すれば、コギング力による影響
を効果的に低減できることが考察できる。
【0040】なお、このリニアモータ21の一次側23
は、コアが櫛型に形成されているが、例えば、上記リニ
アモータ1のように薄板部9を有するコアに対して補助
歯を設けるようにすれば、一次側の移動をよりスムーズ
に行わせることが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリニアモ
ータは、コアと、このコアに装着されるコイルとから一
次側を構成し、コアを、幅方向に並べて設けられる複数
の第1単位コアと、各第1単位コアの間に介装される第
2単位コアと、これらの各単位コアを結合する結合手段
とから構成し、第1単位コアに二次側に対向して移動方
向に延びる薄板部を設け、この薄板部に二次側とは反対
側に突出する複数の歯部を移動方向に一定間隔で形成
し、第1単位コアの歯部が第2単位コアを挾んで幅方向
に互いに対応する状態で第1及び第2単位コアを結合一
体化するように結合手段を構成し、各第1及び第2単位
コアを結合一体化した状態で、幅方向に対応する各第1
コアの歯部にわたってコイルを巻回するようにしたの
で、歯部への磁束集中を適度に緩和することができる。
そのため、歯部に磁束が集中している従来のこの種のリ
ニアモータと比較するとコギング力による一次側の移動
への影響が少なく、一次側をスムーズに移動させること
ができる。
【0042】しかも、第2単位コアの幅方向寸法を変更
することにより歯部及びその近傍での磁束分布を調整す
ることができるので、推力を確保しつつコギング力によ
る影響を少なくするように歯部近傍での磁束分布を比較
的簡単に調整することができる。
【0043】また、上記のような構成において、移動方
向に延びる支持部に二次側に向かって突出する複数の歯
部を移動方向に所定間隔で設けた櫛型の第2単位コアを
形成し、各単位コアの歯部が幅方向に互いに重なるよう
に第1及び第2単位コアを結合一体化するように結合手
段を構成し、各第1及び第2単位コアが結合一体化され
た状態で、各第1及び第2コアの各歯部にコイルを装着
するようにすれば、第1及び第2単位コアの各歯部をつ
なぐことにより永久磁石からの磁束がコイルを通過し易
くなり、そのため、推力との関係で歯部での磁束を強め
る必要がある場合に有利となる。
【0044】さらに、ボビンに電線を巻回することによ
りコイルを構成し、ボビンを介してコイルを上記単位コ
アの歯部に装着するようによれば、一次側の組立て性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリニアモータを示す側面図であ
る。
【図2】リニアモータの構成を示す分解斜視図である。
【図3】リニアモータの構成を示す断面図である。
【図4】リニアモータの他の構成を示す側面図である。
【図5】補助歯の形状とコギングによる影響との関係を
示す指標図である。
【符号の説明】
1 リニアモータ 2 二次側 3 一次側 4 基台 5 永久磁石 7 第1単位コア 8 第2単位コア 9 薄板部 10,13 歯部 12 支持部 14 貫通孔 15 コイル 16 ボルト 17 ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極性が交互に異なる複数の永久磁石を移
    動方向に敷設した二次側と、前記二次側にエアギャップ
    を介して対向して設けられる一次側とで構成されるリニ
    アモータにおいて、前記一次側は、コアと、このコアに
    装着されるコイルとからなり、前記コアは、前記移動方
    向と平面上で直交する方向である幅方向に並べて設けら
    れる複数の第1単位コアと、各第1単位コアの間に介装
    される第2単位コアと、これらの各単位コアを結合する
    結合手段とから構成され、前記第1単位コアは、二次側
    に対向して移動方向に延びる薄板部を有し、この薄板部
    に前記二次側とは反対側に突出する複数の歯部を移動方
    向に一定間隔で備えた櫛型に形成され、前記結合手段
    は、各第1単位コアの歯部が第2単位コアを挾んで幅方
    向に互いに対応する状態で第1及び第2単位コアを結合
    一体化するように構成され、前記コイルは、各第1及び
    第2単位コアが結合一体化された状態で、幅方向に対応
    する各第1コアの歯部にわたって装着されてなることを
    特徴とするリニアモータ。
  2. 【請求項2】 上記第2単位コアは、移動方向に延びる
    支持部を有し、この支持部に上記二次側に向かって突出
    する複数の歯部を移動方向に所定間隔で備えた櫛型に形
    成され、上記結合手段は、各単位コアの歯部が幅方向に
    互いに重なるように第1及び第2単位コアを結合一体化
    するように構成され、上記コイルは、各第1及び第2単
    位コアが結合一体化された状態で、幅方向に重なり合う
    各第1及び第2コアの各歯部にわたって装着されてなる
    ことを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  3. 【請求項3】 上記コイルは、電線をボビンに巻回した
    ものであって、ボビンを介して上記単位コアの歯部に装
    着されるものであることを特徴とする請求項2記載のリ
    ニアモータ。
JP19092996A 1996-07-19 1996-07-19 リニアモータ Expired - Lifetime JP3488574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19092996A JP3488574B2 (ja) 1996-07-19 1996-07-19 リニアモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19092996A JP3488574B2 (ja) 1996-07-19 1996-07-19 リニアモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1042496A true JPH1042496A (ja) 1998-02-13
JP3488574B2 JP3488574B2 (ja) 2004-01-19

Family

ID=16266043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19092996A Expired - Lifetime JP3488574B2 (ja) 1996-07-19 1996-07-19 リニアモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3488574B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100302404B1 (ko) * 1999-09-15 2001-11-07 정문술 가동 코일형 리니어 모터의 전기자 조립 방법
EP1213819A2 (en) * 2000-12-11 2002-06-12 Hitachi, Ltd. Linear motor
WO2005060076A1 (ja) * 2003-12-16 2005-06-30 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki リニアモータおよび吸引力相殺形リニアモータ
JP2009545940A (ja) * 2006-07-31 2009-12-24 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 力リプル補償式リニアモータ
WO2010053444A1 (en) * 2008-11-07 2010-05-14 Howe Yuen Lim Dual coil linear motor with compensated cogging and attraction force
WO2011158583A1 (ja) * 2010-06-16 2011-12-22 Thk株式会社 リニアモータ
JP2013176269A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Hitachi Metals Ltd リニアモータ
CN108418389A (zh) * 2018-03-29 2018-08-17 北京精雕科技集团有限公司 一种可减弱端部力影响的低推力波动永磁直线电机
JP2019187209A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 Kyb株式会社 筒型リニアモータ

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100302404B1 (ko) * 1999-09-15 2001-11-07 정문술 가동 코일형 리니어 모터의 전기자 조립 방법
EP1213819A2 (en) * 2000-12-11 2002-06-12 Hitachi, Ltd. Linear motor
EP1213819A3 (en) * 2000-12-11 2003-01-22 Hitachi, Ltd. Linear motor
WO2005060076A1 (ja) * 2003-12-16 2005-06-30 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki リニアモータおよび吸引力相殺形リニアモータ
JP2005184878A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Yaskawa Electric Corp リニアモータおよび吸引力相殺形リニアモータ
US7696651B2 (en) 2003-12-16 2010-04-13 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Linear motor
JP2009545940A (ja) * 2006-07-31 2009-12-24 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 力リプル補償式リニアモータ
WO2010053444A1 (en) * 2008-11-07 2010-05-14 Howe Yuen Lim Dual coil linear motor with compensated cogging and attraction force
WO2011158583A1 (ja) * 2010-06-16 2011-12-22 Thk株式会社 リニアモータ
JP2012005230A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Thk Co Ltd リニアモータ
CN102939703A (zh) * 2010-06-16 2013-02-20 Thk株式会社 线性电动机
US9490686B2 (en) 2010-06-16 2016-11-08 Thk Co., Ltd. Linear motor with reduced cogging
JP2013176269A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Hitachi Metals Ltd リニアモータ
CN108418389A (zh) * 2018-03-29 2018-08-17 北京精雕科技集团有限公司 一种可减弱端部力影响的低推力波动永磁直线电机
JP2019187209A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 Kyb株式会社 筒型リニアモータ
WO2019202919A1 (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 Kyb株式会社 筒型リニアモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3488574B2 (ja) 2004-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100443590B1 (ko) 리니어모터 및 그 제조방법
JP3945149B2 (ja) リニアモータとその製造方法
JP3230647B2 (ja) 直流リアクトル
JPH1042496A (ja) リニアモータ
JPH07131967A (ja) 偏平コイル形リニア・アクチュエータ
JP2954500B2 (ja) 電流変成器
JP2001145327A (ja) リニアモータの電機子
JP3817967B2 (ja) リニアモータ
JPH02246762A (ja) リニアモータ
JP2722497B2 (ja) 両側式リニアパルスモータ
JP4497986B2 (ja) クローポール型三相リニアモータ
JPH0649107Y2 (ja) リニアモ−タのモジュ−ルステ−タ
JP2564851B2 (ja) リニアdcブラシレスモータの界磁構造
JPS6253165A (ja) シ−トコイルモ−タ
JP2000311823A (ja) 内燃機関用点火コイルの閉磁路鉄心体
JPH04210768A (ja) リニアパルスモータの鉄心構造
JPH03270670A (ja) リニアモータ
JPS6392256A (ja) リニアパルスモ−タの1次コアの製造方法
JPS6380756A (ja) 平板状リニアパルスモ−タ
JP2000284031A (ja) 電流−磁束変換用の磁気回路
JPH05176521A (ja) リニアステップモータ
JPH0545106Y2 (ja)
JPS6392255A (ja) リニアパルスモ−タの1次コアの製造方法
JPH0345623B2 (ja)
JP3938728B2 (ja) 直線駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030930

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101031

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101031

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term