JP3817967B2 - リニアモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、推力リプルや可動子のヨーイング、ピッチングの小さいことが要求される一定速送り用や、高速位置決め用のリニアモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のリニアモータには、集中巻の電機子コイルを重ねずに配置したものがあるが、これらはコギング力が発生しないために、速度リプルの小さいことが要求される用途に適している。また、集中巻にしたコイルを重ねずに配置する簡単な構造であるため絶縁が容易であり、200Vといった電圧の用途にも適用が可能となっている。
従来のリニアモータを図8ないし図10に示す。図8はリニアモータの正断面図、図9は図8におけるA−A線に沿う平断面図、図10は電機子部を示す側面図である。
図8および図9において、リニアモータ1は、可動部2と固定部3とから構成されている。可動部2は、いわゆるコアレスタイプの電機子部4と、前記電機子部4を取り付けた電機子部支持体5とからなっている。前記電機子部4は、複数個の集中巻した電機子コイル6を有しており、これらの電機子コイル6は、樹脂7でモールドされている。
前記集中巻の電機子コイル6の形状は、図10に示すように、2次側部8a、8bと対向した主に推力を発生する2つのコイル辺6a、6bが平行した形状となっている。そして、この電機子コイル6を各々斜めに倒して、進行方向一列に配置している。このように電機子コイル6を斜めに倒して配置する理由は、スキュー効果を利用して推力リプルを低減するためである。
また、固定部3は、永久磁石からなるいわゆる界磁極としての2次側部8a、8bと、前記2次側部8a、8bを取り付けたいわゆるバックヨークとしての2次側部支持体9a、9bとを有している。前記2次側部8a、8bを構成する永久磁石は、隣接する永久磁石どうし、および対向する永久磁石どうしが異極になるように並べて配置されている。なお、前記2次側部8a、8bと前記電機子部4は、互いに向かい合って進行方向に平行に配置され、2つの2次側部支持体9a、9bは、支持部材10によって連結して支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来技術では、次のような問題があった。
(1) 複数の電機子コイルが進行方向に精度良く配置されなければ、推力リプルが発生する。
(2) 推力精度がコイル単体の寸法精度にも影響されやすく、推力リプルの低減が困難である。
(3) 推力リプルを低減するために、コイルを斜めに倒した場合、図11に示すように、1個の電機子コイルに発生する推力は進行方向に対して傾いているため、全電機子コイルに発生する合成推力も進行方向に対して同様に傾くことになり、可動子にヨーイングまたはピッチングが発生し、高速・高精度な位置決めができない。
本発明は、このような問題を解消するためになされたもので、推力リプルを低減し、かつ可動子のヨーイングやピッチングを防ぐことができるリニアモータを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明は、2次側部を取り付けた2次側部支持体と、前記2次側部に空隙を介して対向するとともに、複数個の集中巻した電機子コイルを有する電機子部を取り付けた電機子部支持体とを有し、前記2次側部と前記電機子部とが、互いに向かい合って進行方向に平行に配置されているリニアモータにおいて、前記電機子コイルの形状を三角形状とし、前記電機子部を、三角形状とした前記電機子コイルの底辺が上下交互になるように、進行方向に、重ねずに配置して構成するようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
なお、本発明におけるリニアモータの基本構造は、電機子部を除き、従来技術におけるリニアモータの構造と略同じであり、図8ないし図10と同一もしくは相当する部材は、同一符号を付し説明を省略する。
[第1の実施例]
図1は本発明の第1の実施例における電機子コイルの配置を示す電機子部の側面図である。図2は本発明の第1の実施例におけるリニアモータの推力発生を示す図である。
図1に示すように、電機子部4は、進行方向に一列に配備した集中巻の電機子コイル6を樹脂7でモールドして構成している。前記電機子コイル6は、二等辺三角形状に形成されており、隣り合う電機子コイル6の底辺6cが上下逆さになるように配置されている。
このように形成された電機子コイル6は、二等辺三角形の底辺6cを除く2辺のコイル辺6a、6bによって推力が発生する。これを図2を用いて説明する。2つのコイル辺6a、6bを貫く磁束は各々が逆方向であり、矢印Bで示す電流の方向も逆方向である。また、電機子コイル6が二等辺三角形状になっているため、矢印Cで示す推力方向は進行方向に対して左右に同角度傾斜しており、合成すると推力の方向は進行方向と一致する。つまり、1個の電機子コイル6に発生する推力の方向は、進行方向と一致していることになる。
したがって、スキュー効果によって推力リプルが低減するとともに、合成された推力が進行方向と一致するので、可動部2には全くヨーイングが発生しない。
[第2の実施例]
次に第2の実施例について説明する。
図3は、リニアモータの平断面図で、図9に相当する図である。
前記第1の実施例では、電機子コイル6は1層構造であったが、この第2の実施例では、電機子コイル6は2層構造になっている。
電機子部4は、その中央に電機子コイル6を貼り付けるための薄板状となった基板11を設け、その左右両側に電機子コイル6を配置している。この左右両側の電機子コイル6は、基板11上に接着で固定されている。電機子部4は、これら基板11と一体になったものを樹脂7でモールドして構成している。基板11は左右両側の電機子コイル6の絶縁の役割を果たすとともに、これらの電機子コイル6を結線するための回路パターンも施して結線板の役割をも果たしている。これにより、電機子コイル6の結線処理が非常に簡単になるとともに、基板11によって電機子部4の強度が大きく高くなる。
電機子部4のコイル配置を図4に示す。右側の電機子コイル6は第1の実施例で示した電機子コイル6と同一の形状を成しており、またその配置方法も同じである。左側の電機子コイル6も同様に配置されるが、右側の電機子コイル6を上下逆さまにしたものになっている。これも第1の実施例と同様の効果を得ることができるが、さらに、コイル数が増えて推力の方向も分散されるため、個々のコイル位置のバラツキによる推力リプルを低減することができる。
[第3の実施例]
図5は、第3の実施例を示す電機子部の電機子コイル配置図である。
この第3の実施例では、電機子コイル6の形状を直角三角形状としている。
右側の電機子コイル6と左側の電機子コイル6は、図2で示した配置と同じく、上下逆さになるように配置している。
このようにすることにより、右側の電機子コイル6もしくは左側の電機子コイル6のみでは、発生する推力の方向が進行方向と一致していなくても、右側の電機子コイル6と左側の電機子コイル6の合成の推力の方向は進行方向と一致するので、推力リプルを低減することができる。
[第4の実施例]
図6は、電機子コイル6の形状を従来技術と同様にしたものである。ただし、右側の電機子コイル6と左側の電機子コイル6は上下逆さになるように配置しており、電機子コイル6の倒れ方向を逆にしている。
このようにすることにより、第3の実施例と同様に、右側の電機子コイル6もしくは左側の電機子コイル6のみでは、発生する推力の方向が進行方向と一致していなくても、右側の電機子コイル6と左側の電機子コイル6の合成の推力の方向は進行方向と一致するので、推力リプルを低減することができる。
[第5の実施例]
上記各実施例では、本発明を、可動部2の電機子部4を固定部3の2次側部8a、8bで挟み込む構造のリニアモータに適用した例を示したが、本発明は、図7に示すように、片側だけに2次側部8aを配置した固定部3を有するリニアモータにおいても適用することができる。この場合の電機子コイル6の配置は、前記第1の実施例と同様にする。
このようにすることにより、第1の実施例と同様に、推力リプルを低減することができる。
なお、本発明は上記各実施例の構成に限ることはなく、次のような構成にしてもよい。
(1) 電機子部と2次側部は、いずれが固定部あるいは可動部でも構わない。
(2) 永久磁石形のリニアモータだけでなく、電磁石形のリニアモータでもよく、また、インダクション形のリニアモータや、リラクタンス形のリニアモータなど電機子を有するものであればどのようなリニアモータでもよい。
(3) 電機子部はコアレスタイプでなく、コアを有するタイプのものでもよい。
【0006】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、簡単な構成で推力リプルを低減し、かつ可動子のヨーイングやピッチングを防ぐことができるリニアモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すコイル配置図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるリニアモータの推力発生を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるリニアモータの平断面図で、図9に相当する図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すコイル配置図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示すコイル配置図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示すコイル配置図である。
【図7】本発明の第5の実施例を示す上面から見た断面図である。
【図8】従来技術におけるリニアモータを示す正断面図である。
【図9】図8におけるA−A線に沿う平断面図である。
【図10】従来技術におけるコイル配置図である。
【図11】従来技術におけるリニアモータの推力発生を示す図である。
【符号の説明】
1 リニアモータ、
2 可動部、
3 固定部、
4 電機子部、
5 電機子部支持体、
6 電機子コイル、
6a、6b コイル辺、
6c 底辺、
7 樹脂、
8a、8b 2次側部、
9a、9b 2次側部支持体、
10 支持部材、
11 基板

Claims (8)

  1. 2次側部を取り付けた2次側部支持体と、
    前記2次側部に空隙を介して対向するとともに、複数個の集中巻した電機子コイルを有する電機子部を取り付けた電機子部支持体とを有し、
    前記2次側部と前記電機子部とが、互いに向かい合って進行方向に平行に配置されているリニアモータにおいて、
    前記電機子コイルの形状を三角形状とし、
    前記電機子部を、三角形状とした前記電機子コイルの底辺が上下交互になるように、進行方向に、重ねずに配置して構成したことを特徴とするリニアモータ。
  2. 前記電機子部の両側に電機子コイルを配置し、これらの電機子コイルに空隙を介して対向するように2次側部を配置したことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 前記電機子部の中心に非磁性材である薄板の基板を設け、前記基板の左側と右側にそれぞれ前記電機子コイルを取り付けて構成したことを特徴とする請求項2に記載のリニアモータ。
  4. 前記電機子を、前記基板の左側に取り付けた前記電機子コイルと、前記基板の右側に取り付けた前記電機子コイルとが、上下逆になるように配置して構成したことを特徴とする請求項2または3に記載のリニアモータ。
  5. 前記電機子部の片側に、空隙を介して2次側部を配置したことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  6. 前記電機子部に非磁性材である薄板の基板を設け、前記基板に前記電機子コイルを取り付けたことを特徴とする請求項5に記載のリニアモータ。
  7. 前記基板が、絶縁かつ前記電機子コイルの結線の手段を有することを特徴とする請求項2から6のいずれかの項に記載のリニアモータ。
  8. 2次側部を取り付けた2次側部支持体と、
    前記2次側部に空隙を介して対向するとともに、複数個の集中巻した電機子コイルを有する電機子部を取り付けた電機子部支持体とを有し、
    前記2次側部と前記電機子部とが、互いに向かい合って進行方向に平行に配置されているリニアモータにおいて、
    前記電機子部の中心に非磁性材である薄板の基板を設け、前記基板の左側と右側にそれぞれ前記電機子コイルを取り付け、前記基板の左側と右側に取り付けた前記電機子コイルを斜めに倒して配置するとともに、前記基板の左側に取り付けた前記電機子コイルの傾斜方向と、前記基板の右側に取り付けた前記電機子コイルの傾斜方向とを逆にしたことを特徴とするリニアモータ。
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