JP2004343853A - リニアアクチュエータ、レンズ駆動装置、及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リニアアクチュエータ10は、ガイド軸12、14で案内される被駆動体22と、長手方向に沿ってN極とS極とに交互に着磁された固定界磁マグネット40と、被駆動体に取付けた扁平コイル46から成る可動電機子コイルとを備え、扁平コイルは固定界磁マグネットに対向している。偏平コイルの巻線のうち推力を発生する有効巻線部分46bの延在方向と、固定界磁マグネットのN極領域とS極領域との間の着磁極性境界40aの延在方向とを、所定角度θ1をもって互いに傾斜させた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リニアアクチュエータ、リニアアクチュエータを備えたレンズ駆動装置、及びレンズ駆動装置を搭載した撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、オートフォーカス機能や電動ズーム機能を備えたビデオカメラやデジタルスチルカメラ等のレンズ鏡筒には、フォーカシング用可動レンズやズーミング用可動レンズを光軸方向へ移動させるための駆動手段が設けられている。この種の駆動手段として、長手方向に沿ってN極とS極とに交互に着磁された細長い固定界磁マグネットと、固定界磁マグネットに対向するように配設され固定界磁マグネットの長手方向に移動自在に案内される可動電機子コイルとを備えたリニアアクチュエータが使用されている。この構成のリニアアクチュエータは、例えば下記の特許文献1及び2などに開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭57−52365号公報
【特許文献2】
特開平7−120653号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した構成の固定界磁マグネットでは、そのN極領域とS極領域との間の着磁極性境界の近傍に磁界分布の急変ないし乱れがある。そのため、例えば特許文献1のリニアアクチュエータでは、可動電機子コイルが固定界磁コイルに対して移動して、可動電機子コイルの巻線のうちの推力を発生する部分である有効巻線部分が着磁極性境界を通過する際に、比較的大きな推力リップルが発生することから、この特許文献1のリニアアクチュエータを可動レンズの駆動に使用した場合には、必要とされる滑らかなレンズ移動を実現することが困難である。特許文献2のリニアアクチュエータでは、この推力リップルの低減が図られているが、しかしながら、その低減のための構成は比較的複雑であり、そのことがリニアアクチュエータの小型化を困難にしている。レンズ鏡筒が年々小型化し、いかに小さくまとめるかが問われている現在、推力リップルの低減を、より簡明で小型化が容易な構成によって達成することが求められている。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑み成されたものであり、本発明の目的は、長手方向に沿ってN極とS極とに交互に着磁された細長い固定界磁マグネットと、固定界磁マグネットに対向して配設され固定界磁マグネットの長手方向に移動自在に案内される可動電機子コイルとを備えたリニアアクチュエータにおいて、簡明で小型化が容易な構成によってその推力リップルを低減することにある。また、本発明の更なる目的は、かかるリニアアクチュエータを備えたレンズ駆動装置を提供することにある。また、本発明の更なる目的は、かかるレンズ駆動装置を搭載した撮像装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明に係るリニアアクチュエータは、被駆動体と、前記被駆動体を所定方向にリニア移動自在に案内するリニアガイド部と、長手方向に沿ってN極とS極とに交互に着磁され前記所定方向に延在するように配設された固定界磁マグネットと、前記固定界磁マグネットに対向して前記被駆動体に取付けられ前記所定方向に並べて配設された複数の扁平コイルから成る可動電機子コイルとを備えたリニアアクチュエータにおいて、前記可動電機子コイルを構成している前記偏平コイルの巻線のうちの前記所定方向への推力を発生する有効巻線部分の延在方向と、前記固定界磁マグネットのN極領域とS極領域との間の着磁極性境界の延在方向とを、所定角度θをもって互いに傾斜させたことを特徴とする。
また、本発明に係るレンズ駆動装置は、鏡筒内に配設された可動レンズと、前記可動レンズを該鏡筒の軸心に沿って駆動するリニアアクチュエータとを備えたレンズ駆動装置であって、前記リニアアクチュエータは、前記可動レンズが取着された被駆動体と、前記被駆動体を前記軸心方向にリニア移動自在に案内するリニアガイド部と、長手方向に沿ってN極とS極とに交互に着磁され前記所定方向に延在するように配設された固定界磁マグネットと、前記固定界磁マグネットに対向して前記被駆動体に取付けられ前記所定方向に並べて配設された複数の扁平コイルから成る可動電機子コイルとを備え、前記可動電機子コイルを構成している前記偏平コイルの巻線のうちの前記所定方向への推力を発生する有効巻線部分の延在方向と、前記固定界磁マグネットのN極領域とS極領域との間の着磁極性境界の延在方向とを、所定角度θをもって互いに傾斜させたことを特徴とする。また、本発明に係る撮像装置は、撮像素子と、鏡筒内に配設され被写体像を前記撮像素子に導く可動レンズと、前記可動レンズを該鏡筒の軸心に沿って駆動するリニアアクチュエータとを備えた撮像装置であって、前記リニアアクチュエータは、前記可動レンズが取着された被駆動体と、前記被駆動体を前記軸心方向にリニア移動自在に案内するリニアガイド部と、長手方向に沿ってN極とS極とに交互に着磁され前記所定方向に延在するように配設された固定界磁マグネットと、前記固定界磁マグネットに対向して前記被駆動体に取付けられ前記所定方向に並べて配設された複数の扁平コイルから成る可動電機子コイルとを備え、前記可動電機子コイルを構成している前記偏平コイルの巻線のうちの前記所定方向への推力を発生する有効巻線部分の延在方向と、前記固定界磁マグネットのN極領域とS極領域との間の着磁極性境界の延在方向とを、所定角度θをもって互いに傾斜させたことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、可動電機子コイルを構成している扁平コイルの巻線のうちの被駆動体の駆動方向への推力を発生する有効巻線部分と、固定界磁コイルのN極領域とS極領域との間の着磁極性境界とを、従来のリニアアクチュエータの構成のように互いに平行にするのではなく、所定角度θをもって互いに傾斜させたため、可動電機子コイルが固定界磁コイルに対して移動して、ある1つの有効巻線部分がある1つの着磁極性境界を通過する際に、その有効巻線部分とその着磁極性境界とが完全に揃ってしまうということがない。そして、有効巻線部分は、その一端から他端へかけて、次第に着磁極性境界を超えて行くため、着磁極性境界の近傍における磁界分布の急変ないし乱れが可動電機子コイルへ及ぼす影響が平均化され、その結果、推力リップルが低減される。しかもこの推力リップルの低減は、固定界磁コイルの着磁極性境界の延在方向を傾斜させ、或いは、可動電機子コイルを構成している扁平コイルの有効巻線部分の延在方向を傾斜させるだけで達成されるため、追加部品を必要とせず、その構成は簡明であって、リニアアクチュエータ、レンズ駆動装置、撮像装置の小型化を容易にしている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るリニアアクチュエータを備えたレンズ駆動装置の要部斜視図、図2は図1のレンズ駆動機構の正面図、図3は図1のレンズ駆動機構を搭載したビデオカメラのズームレンズの部分を示したリニアアクチュエータの正面図、図4のA及びBは図1のリニアアクチュエータに用いられている扁平コイルと固定界磁マグネットとを示した図、図5は本発明の第2の実施の形態に係るリニアアクチュエータを備えたレンズ駆動装置の要部斜視図、図6のA及びBは図5のリニアアクチュエータに用いられている扁平コイルと固定界磁マグネットとを示した図、図7は図1及び図5のリニアアクチュエータに対して施すことのできる被駆動体及びヨークの構成に関する変更を説明するための図、図8は図1及び図5のリニアアクチュエータに対して施すことのできる被駆動体、可動電機子コイル、固定界磁マグネット、及びヨークの構成に関する変更を説明するためのレンズ駆動機構の要部斜視図、図9は図8の変更を説明するためのレンズ駆動機構の正面図である。
【0009】
図1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係るリニアアクチュエータ10を備えたレンズ駆動装置12の要部斜視図及び正面図であり、図3はこのレンズ駆動装置12を搭載したビデオカメラ(不図示)のズームレンズ14の部分を示した断面図である。
ビデオカメラ(撮像装置)は、撮像素子(不図示)と、鏡筒(不図示)内に配設され被写体像を前記撮像素子に導くズームレンズ14(可動レンズ)と、ズームレンズ14を鏡筒の軸心に沿って駆動するリニアアクチュエータ10とを備えている。なお、本発明は、ビデオカメラ以外の様々な撮像装置のレンズ駆動機構にも好適に適用でき、更には、レンズ駆動機構以外の種々の用途にも適用可能である。
図3に示すように、ズームレンズ14は、ズーミング用可動レンズ16とフォーカシング用可動レンズ18とを備えている。リニアアクチュエータ10は、一方の可動レンズ16をズームレンズ14の鏡筒20内においてこの鏡筒20の軸心に沿って駆動するために用いられており、他方の可動レンズ18は別のリニアアクチュエータによって駆動されている。
【0010】
図1〜図3に示すように、リニアアクチュエータ10は、被駆動体22と、この被駆動体22を所定方向にリニア移動自在に案内するリニアガイド部とを備えており、このリニアガイド部は、互いに平行に被駆動体22の駆動方向に延在する第1ガイド軸24と第2ガイド軸26とで構成されている。尚、第1ガイド軸24及び第2ガイド軸26は、図1では、図を見易くするために図示省略した。
【0011】
被駆動体22は、板状のベース部28と、このベース部28に立設された枠部30と、ベース部28の一側に固設されたガイドスリーブ32とを備えている。枠部30には、ズームレンズの可動レンズ16が取付けられている。ガイドスリーブ32には、第1ガイド軸24がガタなく摺動可能に嵌合するガイド孔36が形成されている。枠部30のガイドスリーブ32と反対側の位置にガイド爪38が形成されており、このガイド爪38は第2ガイド軸28の外周にガタなく摺動可能に係合している。第1及び第2ガイド軸24、26の延在方向はズームレンズの光軸方向に一致させてある。以上の構成により、可動レンズ16が、被駆動体22によってズームレンズの光軸方向へ移動されるようにしてある。
【0012】
リニアアクチュエータ10は、被駆動体22の移動方向に延在するように配設された細長い平板形状の固定界磁マグネット40と、この固定界磁マグネットに対向して被駆動体22に取付けられた可動電機子コイルとを備えており、固定界磁マグネット40は、その長手方向に沿ってN極とS極とに交互に着磁されている。
【0013】
リニアアクチュエータ10は更に、可動電機子コイルを間に挟んで対向配置された細長い平板形状の第1ヨーク(メインヨーク)42と第2ヨーク(対向ヨーク)44とを備えており、固定界磁マグネット40は、メインヨーク42の対向ヨーク44に対向する側面に取付けられている。対向ヨーク44は、被駆動体22の枠部30に形成された貫通孔45を貫通して延在している。対向ヨーク44と貫通孔45との間には、十分なクリアランスが設けられ、被駆動体22が移動する際に対向ヨーク44と貫通孔45とが接触して移動の妨げとならない様、配慮がなされている。
【0014】
可動電機子コイルは、被駆動体22のベース部28に取付けられた2個の扁平コイル46で構成された2相コイルである。各々の扁平コイル46は、巻線を平板形状に巻回して形成されており、また、それら2個の扁平コイル46は、被駆動体22の移動方向(即ち、固定界磁マグネット40の延在方向)に並べて配設されている。尚、本発明は、2相コイルとして構成した可動電機子コイルを用いるものに限られず、3相以上の多相コイルとして構成した可動電機子コイルを用いてもよい。また、2個の扁平コイル46はガイドスリーブ32に近接した箇所に取付けてあるが、このようにしたのは、推力が作用するそれら扁平コイル46の配設位置を第1ガイド軸24に近接させるためであり、これによって、第1ガイド軸24の外周面と、ガイドスリーブ32のガイド孔36の内周面との間に働く摩擦力を低減して、可動レンズ16を担持した被駆動体22が、より滑らかに移動できるようにしているのである。
【0015】
リニアアクチュエータ10は、被駆動体22の移動方向における位置を検出するための非接触型の位置検出機構を備えており、この位置検出機構は、被駆動体22のガイドスリーブ32に固設されて被駆動体22と一体に移動する可動マグネット52と、ズームレンズの鏡筒20の内壁に固設された磁気抵抗素子センサ(MRセンサ)54と、このMRセンサ54の抵抗値の変化を検出する検出回路(不図示)とで構成されている。
【0016】
可動マグネット52は、その長手方向に沿って細かなピッチでN極とS極とに交互に着磁された細長いマグネットであり、被駆動体22の移動方向に延在するようにして被駆動体22のガイドスリーブ32に固定されている。MRセンサ54は、可動マグネット52の側面に対向する位置に配設されている。被駆動体22が移動すると、可動マグネット52がMRセンサ54に対して相対的に移動するため、MRセンサ54に作用する可動マグネット52の磁界が変化し、MRセンサ54の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化をカウントすることによって被駆動体22の位置を正確に検出することができる。尚、被駆動体の位置を検出するための位置検出機構は図示例のものに限られず、既知のその他の位置検出手段を使用してもよいが、ただし非接触型の位置検出手段を用いることが好ましい。
【0017】
可動電機子コイルを構成している2個の扁平コイル46は、各々が不図示の電流制御回路に接続されている。電流制御回路は、被駆動体22の位置に応じてそれら扁平コイル46に流す電流を制御する。扁平コイル46に電流が流れると、それら扁平コイル46と、固定界磁マグネット40及びヨーク42、44によって形成されている磁界との間の電磁相互作用により、それら扁平コイル46に推力が作用し、それによって、可動レンズ16を担持した被駆動体22がズームレンズの光軸方向へ移動される。このように可動電機子コイルに流す電流を制御するための電流制御回路としては様々なものが公知となっており、それらのうちから適当なものを選択して使用すればよく、ここでは電流制御回路については詳述しない。
【0018】
図4のA及びBは、扁平コイル46と固定界磁マグネット40とを示した図である。扁平コイル46の各々は、図4のAに示したように、被駆動体22の移動方向Dに沿って延在する2辺46aと、被駆動体22の移動方向Dと直交する平面に沿って延在する2辺46bとを有する略々長方形の形状に巻回されている。扁平コイル46の巻線のうち、被駆動体22の移動方向Dへの推力を発生させるのは、後者の2辺46bに対応した巻線部分であり、それら巻線部分を、以下、有効巻線部分46bと呼ぶ。一方、前者の2辺46aに対応した巻線部分は、被駆動体22の移動方向Dへの推力とは無関係である。従って、扁平コイル46の有効巻線部分46bは、被駆動体22の移動方向Dと直交する平面に沿って延在しており、かかる構成の扁平コイルは、従来のリニアアクチュエータに一般的に用いられているものである。
【0019】
一方、固定界磁マグネット40は、そのN極領域とS極領域との間の着磁極性境界40aを傾斜させてあり、即ち、着磁極性境界40aが、被駆動体22の移動方向Dと直交する平面(この平面は図4では紙面に対して垂直に延在するため直線P1で表されている)に対して所定角度θ1で傾斜して延在するようにしてある。この角度θ1は、5度〜45度の範囲内の角度とすることが好ましい。
【0020】
以上の構成によれば、可動電機子コイルを構成している扁平コイル46の有効巻線部分46bと、固定界磁コイル40の着磁極性境界46aとが、従来のリニアアクチュエータの構成のように互いに平行となるのではなく、所定角度θ1をもって互いに傾斜することになる。そのため、可動電機子コイルが固定界磁コイルに対して移動して、ある1つの有効巻線部分がある1つの着磁極性境界を通過する際に、その有効巻線部分とその着磁極性境界とが完全に揃ってしまうということがない。そして、有効巻線部分46bは、その一端から他端へかけて、次第に着磁極性境界40aを超えて行くため、着磁極性境界40aの近傍における磁界分布の急変ないし乱れが可動電機子コイルへ及ぼす影響が平均化され、その結果、推力リップルが低減される。しかもこの推力リップルの低減は、固定界磁コイルの着磁極性境界の延在方向を傾斜させるだけで達成されるため、追加部品を必要とせず、その構成は簡明であって、リニアアクチュエータ、レンズ駆動装置、撮像装置の小型化を容易にするものである。
【0021】
図5は本発明の第2の実施の形態に係るリニアアクチュエータ10’を備えたレンズ駆動装置12’の要部斜視図であり、図6のA及びBはこのリニアアクチュエータ10’に用いられている扁平コイル46’と固定界磁マグネット40’とを示した図である。この第2の実施の形態に係るリニアアクチュエータ10’は、その扁平コイル46’及び固定界磁マグネット40’の構成が、第1の実施の形態に係るリニアアクチュエータ10の扁平コイル46及び固定界磁マグネット40の構成と異なっている。これら以外の部分については、第1の実施の形態に係るリニアアクチュエータ10の対応部分と同一構成であり、同一構成部分についての説明は省略する。尚、図5において、図1に示された構成要素と対応する構成要素には、同一の参照番号を付してある。
【0022】
第2の実施の形態に係るリニアアクチュエータ10’では、図6のAに示したように、その扁平コイル46’の各々が、被駆動体22の移動方向Dに沿って延在する2辺46a’と、被駆動体22の移動方向Dと直交する平面(この平面は図6では紙面に対して垂直に延在するため直線P2で表されている)に対して所定角度θ2で傾斜した2辺46b’とを有する略々平行四辺形の形状に巻回されている。この角度θ2は、5度〜45度の範囲内の角度とすることが好ましい。扁平コイル46’の巻線のうち、被駆動体22の移動方向Dへの推力を発生させるのは、後者の2辺46b’に対応した巻線部分であり、それら巻線部分を、以下、有効巻線部分46b’と呼ぶ。一方、前者の2辺46a’に対応した巻線部分は、被駆動体22の移動方向Dへの推力には無関係である。従って、扁平コイル46’の有効巻線部分46b’は、被駆動体22の移動方向Dと直交する平面に対して所定角度θ2をもって傾斜して延在している。
【0023】
一方、固定界磁マグネット40’は、そのN極領域とS極領域との間の着磁極性境界40a’が、被駆動体22の移動方向Dと直交する平面に沿って延在するようにしてあり、かかる構成の界磁マグネットは、従来のリニアアクチュエータにおいて一般的に用いられているものである。
【0024】
以上の構成によれば、可動電機子コイルを構成している扁平コイル46’の有効巻線部分46b’と、固定界磁コイル40’の着磁極性境界46a’とが、第1の実施の形態に係るリニアアクチュエータ10の場合と同様に、所定角度θ2をもって互いに傾斜することになる。そのため、可動電機子コイルが固定界磁コイルに対して移動して、ある1つの有効巻線部分がある1つの着磁極性境界を通過する際に、その有効巻線部分とその着磁極性境界とが完全に揃ってしまうということがない。そして、有効巻線部分46b’は、その一端から他端へかけて、次第に着磁極性境界40a’を超えて行くため、着磁極性境界40a’の近傍における磁界分布の急変ないし乱れが可動電機子コイルへ及ぼす影響が平均化され、その結果、推力リップルが低減される。しかもこの推力リップルの低減は、可動電機子コイルを構成している扁平コイルの有効巻線部分の延在方向を傾斜させるだけで達成されるため、追加部品を必要とせず、その構成は簡明であって、リニアアクチュエータ、レンズ駆動装置、撮像装置の小型化を容易にするものである。
【0025】
以上に説明した本発明の第1の実施の形態に係るリニアアクチュエータ10及び第2の実施の形態に係るリニアアクチュエータ10’に対しては、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更を施すことが可能であり、以下に、それら変更のうちの幾つかを図面を参照して説明する。
【0026】
図7は、リニアアクチュエータ10、10’に対して施すことのできる、被駆動体及びヨークの構成に関する変更を説明するための図である。先に説明したリニアアクチュエータ10、10’では、可動電機子コイルを構成している扁平コイル46を間に挟むようにして配設されたメインヨーク42及び対向ヨーク44を使用していた。これに対して、メインヨーク42だけを使用して、対向ヨーク44を使用しない構成とすることも可能であり、その場合には、図7に示したように、被駆動体22には、対向ヨークを挿通するための開口を設ける必要がなくなる。先に説明したリニアアクチュエータ10、10’にこの構成を適用するならば、扁平コイル46に作用する磁界はやや弱くなるが、構成が簡明になり、小型化する上で更に有利になるという利点が得られる。尚、図7中、図2に示されている部材に対応した部材には、同一の参照番号を付してある。
【0027】
図8及び図9は、リニアアクチュエータ10、10’に対して施すことのできる、被駆動体、可動電機子コイル、固定界磁マグネット、及びヨークの構成に関する変更を説明するための図であり、図8はレンズ駆動機構の要部斜視図、図9はその正面図である。先に説明したリニアアクチュエータ10、10’では、被駆動体22のベース部28、可動電機子コイルを構成している扁平コイル46ないし46’、固定界磁マグネット40ないし40’、及びヨーク42、44はいずれも平板形状であった。これに対して、それら部材を、図8及び図9に示したように、鏡筒120の軸心120aを中心とした円筒面に沿った形状に形成することも可能であり、そうすることによって、鏡筒を小型化する上で更に有利となる。尚、図8及び図9中、122は被駆動体、128は被駆動体のベース部、140は固定界磁マグネット、142はメインヨーク、144は対向ヨーク、145は貫通孔、146は扁平コイルである。また、図8及び図9に示した構成では更に、被駆動体の形状と、第1及び第2ガイド軸のレイアウトと、位置検出機構のレイアウトとを変更して、更に鏡筒の小型化に資するようにしてある。これに関して、図中、124は第1ガイド軸、126は第2ガイド軸、132は被駆動体のガイドスリーブ、138は被駆動体の係合爪、152は可動マグネット、154はMRセンサであり、それら部材の機能は、先に説明したリニアアクチュエータ10、10’における対応する部材の機能と同一である。
【0028】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、長手方向に沿ってN極とS極とに交互に着磁された細長い固定界磁マグネットと、固定界磁マグネットに対向して配設され固定界磁マグネットの長手方向に移動自在に案内される可動電機子コイルとを備えたリニアアクチュエータ、レンズ駆動装置、撮像装置において、簡明で小型化が容易な構成によってリニアアクチュエータの推力リップルを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るリニアアクチュエータを備えたレンズ駆動装置の要部斜視図である。
【図2】図1のレンズ駆動機構の正面図である。
【図3】図1のレンズ駆動機構を搭載したビデオカメラのズームレンズの部分を示したリニアアクチュエータの正面図である。
【図4】A及びBは図1のリニアアクチュエータに用いられている扁平コイルと固定界磁マグネットとを示した図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るリニアアクチュエータを備えたレンズ駆動装置の要部斜視図である。
【図6】A及びBは図5のリニアアクチュエータに用いられている扁平コイルと固定界磁マグネットとを示した図である。
【図7】図1及び図5のリニアアクチュエータに対して施すことのできる被駆動体及びヨークの構成に関する変更を説明するための図である。
【図8】図1及び図5のリニアアクチュエータに対して施すことのできる被駆動体、可動電機子コイル、固定界磁マグネット、及びヨークの構成に関する変更を説明するためのレンズ駆動機構の要部斜視図である。
【図9】図8の変更を説明するためのレンズ駆動機構の正面図である。
【符号の説明】
10……リニアアクチュエータ、10’……リニアアクチュエータ、12……レンズ駆動機構、12’……レンズ駆動機構、14……ズームレンズ、16……ズーミング用可動レンズ、20……鏡筒、22……被駆動体、24……第1ガイド軸、26……第2ガイド軸、40……固定界磁マグネット、40’……固定界磁マグネット、40a……着磁極性境界、40a’……着磁極性境界、42……第1ヨーク(メインヨーク)、44……第2ヨーク(対向ヨーク)、46……扁平コイル、46’……扁平コイル、46b……有効巻線部分、46b’……有効巻線部分。
Claims (11)
- 被駆動体と、
前記被駆動体を所定方向にリニア移動自在に案内するリニアガイド部と、
長手方向に沿ってN極とS極とに交互に着磁され前記所定方向に延在するように配設された固定界磁マグネットと、
前記固定界磁マグネットに対向して前記被駆動体に取付けられ前記所定方向に並べて配設された複数の扁平コイルから成る可動電機子コイルと、
を備えたリニアアクチュエータにおいて、
前記可動電機子コイルを構成している前記偏平コイルの巻線のうちの前記所定方向への推力を発生する有効巻線部分の延在方向と、前記固定界磁マグネットのN極領域とS極領域との間の着磁極性境界の延在方向とを、所定角度θをもって互いに傾斜させた、
ことを特徴とするリニアアクチュエータ。 - 前記偏平コイルの前記有効巻線部分が、前記所定方向と直交する平面に沿って延在しており、前記固定界磁マグネットの前記着磁極性境界が、前記所定方向と直交する平面に対して所定角度θで傾斜して延在していることを特徴とする請求項1記載のリニアアクチュエータ。
- 前記扁平コイルの前記有効巻線部分が、前記所定方向と直交する平面に対して前記所定角度θをもって傾斜して延在しており、前記固定界磁マグネットの前記着磁極性境界が、前記所定方向と直交する平面に沿って延在していることを特徴とする請求項1記載のリニアアクチュエータ。
- 前記所定角度θが、5度〜45度の範囲内の角度であることを特徴とする請求項1記載のリニアアクチュエータ。
- 前記固定界磁マグネットがヨークに取付けられていることを特徴とする請求項1記載のリニアアクチュエータ。
- 前記可動電機子コイルを間に挟んで対向配置された第1ヨーク及び第2ヨークを備えており、前記固定界磁マグネットが前記第1ヨークの前記第2ヨークに対向する側面に取付けられていることを特徴とする請求項1記載のリニアアクチュエータ。
- 前記リニアガイド部が、互いに平行に延在する第1ガイド軸と第2ガイド軸とで構成されており、前記被駆動体が、板状のベース部と、該ベース部に取付けられ第1ガイド軸が嵌合するガイド孔を有するガイドスリーブと、前記第2ガイド軸に係合するガイド爪とを備えており、前記可動電機子コイルが、前記ベース部上の前記ガイドスリーブに近接した箇所に取付けられていることを特徴とする請求項1記載のリニアアクチュエータ。
- 前記被駆動体の前記所定方向における位置を検出するための非接触型の位置検出機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のリニアアクチュエータ。
- 鏡筒内に配設された可動レンズと、
前記可動レンズを該鏡筒の軸心に沿って駆動するリニアアクチュエータとを備えたレンズ駆動装置であって、
前記リニアアクチュエータは、
前記可動レンズが取着された被駆動体と、
前記被駆動体を前記軸心方向にリニア移動自在に案内するリニアガイド部と、長手方向に沿ってN極とS極とに交互に着磁され前記所定方向に延在するように配設された固定界磁マグネットと、
前記固定界磁マグネットに対向して前記被駆動体に取付けられ前記所定方向に並べて配設された複数の扁平コイルから成る可動電機子コイルとを備え、
前記可動電機子コイルを構成している前記偏平コイルの巻線のうちの前記所定方向への推力を発生する有効巻線部分の延在方向と、前記固定界磁マグネットのN極領域とS極領域との間の着磁極性境界の延在方向とを、所定角度θをもって互いに傾斜させた、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 前記可動電機子コイル及び前記固定界磁マグネットが、前記鏡筒の軸心を中心とした円筒面に沿った形状に形成されていることを特徴とする請求項9記載のレンズ駆動装置。
- 撮像素子と、
鏡筒内に配設され被写体像を前記撮像素子に導く可動レンズと、
前記可動レンズを該鏡筒の軸心に沿って駆動するリニアアクチュエータとを備えた撮像装置であって、
前記リニアアクチュエータは、
前記可動レンズが取着された被駆動体と、
前記被駆動体を前記軸心方向にリニア移動自在に案内するリニアガイド部と、長手方向に沿ってN極とS極とに交互に着磁され前記所定方向に延在するように配設された固定界磁マグネットと、
前記固定界磁マグネットに対向して前記被駆動体に取付けられ前記所定方向に並べて配設された複数の扁平コイルから成る可動電機子コイルとを備え、
前記可動電機子コイルを構成している前記偏平コイルの巻線のうちの前記所定方向への推力を発生する有効巻線部分の延在方向と、前記固定界磁マグネットのN極領域とS極領域との間の着磁極性境界の延在方向とを、所定角度θをもって互いに傾斜させた、
ことを特徴とする撮像装置。
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