JP2013140309A - 振れ補正装置、レンズ鏡筒、および光学機器 - Google Patents

振れ補正装置、レンズ鏡筒、および光学機器 Download PDF

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Abstract

【課題】小型かつ低コストで、シフト部材の光軸直交面内における回転を低減させる振れ補正装置を提供する。
【解決手段】振れ補正装置は、レンズを保持するシフト部材と、シフト部材を本体部に対して光軸と直交する面内の第1方向に移動させる第1駆動部と、シフト部材を本体部に対して光軸と直交する面内の第1方向と異なる第2方向に移動させる第2駆動部とを有し、第1駆動部は、第1マグネット、第1コイル、および、第1ヨークを光軸方向に順に配置して構成され、第2駆動部は、第2マグネット、第2コイル、および、第2ヨークを光軸方向に順に配置して構成され、第1ヨークは、第1方向と直交する方向に延びる端部に、第1方向に突出する突出部を有し、第2ヨークは、第2方向と直交する方向に延びる端部に、第2方向に突出する突出部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、像振れを補正するためにレンズをシフト移動させる振れ補正装置に関する。
従来から、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの光学機器において、手振れで生じる像振れを補正するためにレンズをシフト移動させるシフトユニット(振れ補正装置)が知られている。特許文献1には、補正レンズ群を移動させる振れ補正装置が開示されている。この振れ補正装置は、いわゆるムービングコイルタイプのシフトユニットであり、固定側のベース部材に駆動用磁石が配置され、可動側のシフト部材にヨークおよびコイルが配置されている。
駆動用磁石とヨークとの間には磁気吸引力が働くため、駆動用磁石とヨークとには磁気的に釣り合う位置が存在する。したがって、駆動用磁石とヨークとの位置関係がその釣り合い位置から変化した場合、元の位置に戻ろうとする力(引き戻し力)が働く。これにより、シフト部材を光軸に直交する面内の鉛直方向(ピッチ方向)および水平方向(ヨー方向)にそれぞれ駆動する二つの駆動部を備えたシフトユニットは、一方の位置変化が他方の引き戻し力を発生させる。
特許文献1には、ピッチ方向駆動部における引き戻し力を軽減させる振れ補正装置が開示されている。この振れ補正装置には、ヨークに光軸方向に突出した突起部が設けられている。磁気による力の大きさは距離の2乗に反比例する。このため、シフト部材が光軸直交面内で移動して駆動用磁石と突起部との間の距離が変化した場合、駆動用磁石と突起部との間に働く引き戻し力は移動を助長する方向に働く。
しかし、この場合にヨー方向駆動部では前記引き戻し力が生じるため、シフト部材を光軸直交面内で回転させるモーメントが発生する。このため、振れ補正動作中にシフト部材が自由に回転してしまう。その回転運動によりシフト部材が固定部材に接触すると、衝突音が発生し、また、画像に乱れを生じることがある。また接触により部品が破損すると、その後のシフト部材の駆動に支障をきたす場合がある。
特許文献2には、シフト部材の光軸直交面内における回転を規制するためのガイド軸を設けた振れ補正装置が開示されている。
特開2002−196382号公報 特許第3229899号公報
しかしながら、特許文献2に開示されているようなガイド軸を新たに設けると、振れ補正装置の小型化が妨げられる。また、装置構成の複雑化および部品点数の増加により、低コスト化も困難となる。
そこで本発明は、小型かつ低コストで、シフト部材の光軸直交面内における回転を低減させる振れ補正装置、レンズ鏡筒、および、光学機器を提供する。
本発明の一側面としての振れ補正装置は、レンズを保持するシフト部材と、前記シフト部材を本体部に対して光軸と直交する面内の第1方向に移動させる第1駆動部と、前記シフト部材を前記本体部に対して前記光軸と直交する面内の前記第1方向と異なる第2方向に移動させる第2駆動部とを有し、前記第1駆動部は、第1マグネット、第1コイル、および、第1ヨークを光軸方向に順に配置して構成され、前記第2駆動部は、第2マグネット、第2コイル、および、第2ヨークを前記光軸方向に順に配置して構成され、前記第1ヨークは、前記第1方向の側の端部に、前記第1方向に突出する突出部を有し、前記第2ヨークは、前記第2方向の側の端部に、前記第2方向に突出する突出部を有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、マグネットとヨークとの間に発生する引き戻し力が常に特定の方向に発生するため、回転モーメントによるロール挙動を低減した振れ補正装置を提供することができる。
本実施例におけるシフトユニットの分解斜視図である。 本実施例におけるシフトユニットのピッチ方向駆動部の断面図である。 従来例におけるシフトユニットの引き戻し力の説明図である。 本実施例におけるシフトユニットの引き戻し力の説明図である。 本実施例におけるレンズ鏡筒を備えた光学機器の構成図である。 本実施例における別形態のヨークを示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図1および図2を参照して、レンズL3(補正レンズ)を光軸直交方向に移動させるシフトユニット3(振れ補正装置)の構成について説明する。図1は、シフトユニット3の分解斜視図である。図2は、シフトユニット3のピッチ方向駆動部(第1駆動部)の拡大断面図であり、レンズL3の中心が光軸OA上にある場合を示している。
レンズL3は、ピッチ方向駆動部(ピッチ方向駆動用アクチュエータ)およびヨー方向駆動部(ヨー方向駆動用アクチュエータ)により、光軸直交面内で駆動される。ピッチ方向駆動用アクチュエータは、ピッチ方向(レンズ鏡筒の鉛直方向)の角度変化による像振れを補正するアクチュエータである。ヨー方向駆動用アクチュエータは、ヨー方向(レンズ鏡筒の水平方向)の角度変化による像振れを補正するためのアクチュエータである。ピッチ方向駆動用アクチュエータおよびヨー方向駆動用アクチュエータは、ピッチ方向およびヨー方向それぞれの位置センサおよび振れ検出センサからの情報に基づいて、独立に駆動制御される。また、ピッチ方向用のアクチュエータおよび位置センサと、ヨー方向用のアクチュエータおよび位置センサとは互いに略直交(90度)の角度をなすように配置されている。ただしこれらの構成自体は同一であるため、以下、ピッチ方向の構成についてのみ説明し、ヨー方向の構成については省略する。また特に指示がない限り、ピッチ方向の要素には添え字p、ヨー方向の要素には添え字yをそれぞれ付す。
22は、レンズL3を保持し、振れを補正するために光軸直交方向に変位させるシフト移動枠である。18は、マグネットベースである。マグネットベース18には、駆動用と位置検出用とを兼ねるマグネット24pが圧入保持されている。マグネット24pをマグネットベース18に圧入して組み込むことにより、組み込み後にマグネットベース18とマグネット24pとの相対位置関係がずれることはない。マグネットベース18は、シフト移動枠22とビスで固定される。このため、位置検出機能も兼ねているマグネット24pの位置は、レンズL3を保持しているシフト移動枠22に対して固定された位置に決定され、マグネット24pによってレンズL3の位置を正確に検出することができる。シフト移動枠22とマグネットベース18は、これらの間に金属プレート19が挟み込まれた状態でビスにより結合固定される。金属プレート19の材質としては、例えばステンレス鋼などが適して用いられる。本実施例において、シフト移動枠22およびマグネットベース18により、レンズL3を保持するシフト部材が構成される。
20は、シフトベース21(本体部)とマグネットベース18との間に配置された複数のボールである。本実施例では、光軸周りに3つのボール20が光軸直交面内において配置されている。これら3つのボール20は、後述のように、マグネット24pとヨーク29pとの間、および、マグネット24yとヨーク29yとの間にそれぞれ働く磁気吸引力により、シフトベース21とマグネットベース18とで挟持されている。ボール20とマグネットベース18との間には、前述した金属プレート19が配置される。金属プレート19が設けられていることにより、レンズ鏡筒が衝撃を受けた際にモールド部品であるマグネットベース18にボール20による打痕が付き、また長期間の振れ補正動作駆動で生じる磨耗によるシフトユニット3の駆動特性の劣化を防止できる。またボール20は、シフトベース21に形成されたボールフォルダ部21aで回転可能に保持される。なお、ボール20の材質としては、その近傍に配置されたマグネット24に吸着されないように、ステンレス鋼、またはSUS304などの非磁性体が好適である。
シフトベース21(ボールフォルダ部21aの光軸方向端面)とマグネットベース18(金属プレート19)にボール20を確実に当接させるための力は、マグネット24pとヨーク29p(固定ヨーク)との間に作用する磁気吸引力である。この磁気吸引力でマグネットベース18がシフトベース21に近づく方向に付勢されることにより、3つのボール20は、3つのボールフォルダ部21aの光軸方向端面と金属プレート19の3箇所に対して押圧状態で当接する。3つのボール20が当接する各面は、撮影光学系の光軸OAに対して直交方向に広がっている。3つのボール20の呼び径は同じである。このため、3つのボールフォルダ部21aにおいて光軸方向端面間の光軸方向における位置差を低減することにより、シフト移動枠22に保持されたレンズL3を光軸OAに対する倒れを生じさせずに光軸直交面内で移動させることができる。このように本実施例では、複数のボール20が光軸直交面内で転動することにより、シフト移動枠22およびマグネットベース18が光軸直交面内でシフト移動する。
次に、マグネットベース18(シフト部材)およびレンズL3を駆動するアクチュエータ(駆動部)について説明する。本実施例のアクチュエータは、シフト部材を本体部(シフトベース21)に対して光軸に直交する面内の第1方向および第2方向にそれぞれ移動させる第1駆動部および第2駆動部からなる。本実施例において、第1方向と第2方向は、光軸と直交する面内において互いに直交する方向であり、例えば、第1方向はピッチ方向、第2方向はヨー方向であるが、これに限定されるものではない。第1駆動部は、マグネット24p(第1マグネット)、コイル28p(第1コイル)、および、ヨーク29p(第1ヨーク)を光軸方向(より具体的には、光軸方向前側から光軸方向後側へ向かう方向)に順に配置して構成されている。同様に第2駆動部は、マグネット24y(第2マグネット)、コイル28y(第2コイル)、および、ヨーク29y(第2ヨーク)を光軸方向(より具体的には、光軸方向前側から光軸方向後側へ向かう方向)に順に配置して構成されている。なお、第1駆動部及び第2駆動部は、マグネット、コイル、および、ヨークを光軸方向後側から光軸方向前側へ向かう方向に順に配置して構成されてもよい。
本実施例において、ヨーク29pには、第1方向と直交する方向に延びる端部31p(一辺)の中央部に、第1方向に突出する突出部32pが形成されている。同様に、ヨーク29yには、第2方向と直交する方向に延びる端部31y(一辺)の中央部に、第2方向に突出する突出部32yが形成されている。
図2に示されるように、マグネット24pは光軸から放射方向に2極着磁されており、ヨーク23pはマグネット24pの光軸方向前側の磁束を閉じる。ヨーク23pは、マグネット24pに吸着固定されている。コイル28pはシフトベース21に接着固定されている。ヨーク29pは、マグネット24pの光軸方向後側の磁束を閉じるための固定ヨークである。ヨーク29pは、コイル28pに対してマグネット24pとは反対側に配置され、シフトベース21により保持されている。またヨーク29pは、光軸方向かつマグネット24p側(第1マグネット側)に突出する突起部30pを有する。同様にヨーク29yは、光軸方向かつマグネット24y側(第2マグネット側)に突出する突起部30yを有する。
マグネット24p、ヨーク23p、ヨーク29p、および、コイル28pにより磁気回路が構成される。なお、ヨーク23pおよびヨーク29pに用いられる材質としては、高い透磁率を有する、例えばSPCCなどの磁性体が適して用いられる。コイル28pに電流を流すと、マグネット24pの着磁境界に対して略直交する方向(実質的に直交と評価される方向)に、マグネット24pとコイル28pに発生する磁力線相互の反発によるローレンツ力が発生する。この力により、マグネットベース18は光軸直交方向に移動する。このように本実施例のアクチュエータは、いわゆるムービングマグネット型アクチュエータである。
このような構成を有するアクチュエータが、縦方向および横方向のそれぞれ配置されているため、マグネットベース18およびシフト移動枠22を、互いに略直交する2つの光軸直交方向に駆動することができる。また、縦方向および横方向の駆動合成により、マグネットベース18およびシフト移動枠22を光軸直交面内の所定の範囲内で自由に移動させることができる。なお、マグネットベース18が光軸直交方向に働くときの摩擦は、ボール20がボールフォルダ部21aの壁に当接しない限り、ボール20と金属プレート19との間およびボール20とボールフォルダ部21aとの間にそれぞれ発生する転がり摩擦のみである。このため、上記吸着力が作用するにもかかわらず、マグネットベース18(すなわちレンズL3を保持するシフト移動枠22)はスムーズに光軸直交面内で移動することができ、かつ微小な移動量制御も可能となる。なお、ボール20に潤滑油を塗布することで、更に摩擦力を低減させることができる。
次に、マグネットベース18およびレンズL3の位置検出について説明する。27pは、磁束密度を電気信号に変換するホール素子である。ホール素子27pは、FPC26(フレキシブルプリントケーブル)に半田付けされている。FPC26は、シフトベース21に対して位置決め固定されている。また、FPC押さえ金具25をビスでシフトベース21に対して固定することにより、FPC26の浮きを防止し、かつ、ホール素子27pの位置ずれを防止している。ホール素子27pおよびマグネット24pにより、マグネットベース18およびレンズL3の位置を検出する位置センサが構成される。マグネットベース18およびレンズL3が縦方向または横方向に駆動されたとき、ホール素子27pによりマグネット24pの磁束密度の変化が検出され、この磁束密度の変化を示す電気信号が出力される。制御回路(不図示)は、ホール素子27pの出力に基づいてマグネットベース18およびレンズL3の位置を検出する。なお、マグネット24pは、駆動用マグネットであるとともに、位置検出用マグネットとしても用いられている。
また、マグネット24pとヨーク29pとの間に働く吸着力は、クーロンの法則で示されるように、2物体の磁荷の強さと距離の2乗の逆数に比例する。このため、マグネット24pが駆動部の中心位置にあるとき、ピッチ方向とヨー方向の吸着力はそれぞれの方向で釣り合った状態となる。すなわち、マグネット24pとヨーク29pの突起部30pとの間に働く吸着力40a、40bが釣り合い、駆動用磁石であるマグネット24pとヨーク29pとの間の位置関係が定まる。このとき、ピッチ方向の引き戻し力50p(図2中の上方向)は略0であり、ヨー方向の引き戻し力50y(図2中の紙面直交方向)も略0である。
次に、図3を参照して、従来例におけるシフトユニット(駆動部およびシフト部材)の移動と吸着力による引き戻し力との関係について説明する。図3は、従来例におけるシフトユニットの引き戻し力の説明図である。図3(a)〜(c)は、ピッチ方向駆動部を、図3(d)、(e)はピッチ方向およびヨー方向の駆動部とシフト部材とを、それぞれシフトユニットの前側(被写体側)から見た図である。図3において、マグネット240(駆動用磁石)、ヨーク290、突起部300、および、レンズL3(補正レンズ)以外の部材は省略している。図3に示されるように、従来例におけるヨーク290の突起部300は、光軸直交面への投影形状が略長方形となっている。また、マグネット240pの四隅部に働く引き戻し力を、それぞれ、引き戻し力410、420、430、440とする。同様に、マグネット240yの四隅部に働く引き戻し力を、それぞれ、引き戻し力450、460、470、480とする。
図3(a)は、レンズL3の中心が光軸上にある場合のピッチ方向駆動部を示す。このとき、マグネット240pはヨーク290pに対して中心位置にあるため、四隅部の引き戻し力410、420、430、440は釣り合った状態にある。すなわち、ピッチ方向の引き戻し力500pおよびヨー方向の引き戻し力500yは略0である。図3(b)は、レンズL3の中心がピッチ方向(上方向)に距離dだけ移動した場合のピッチ方向駆動部を示す。前述のように、磁気による力の大きさは距離の2乗に反比例するため、突起部300pとの間に働く引き戻し力410p、420pよりも、引き戻し力430p、440pの方が大きい。したがって、引き戻し力500pは移動を助長する方向に働く。ここで、マグネット240pと突起部300pとの形状は駆動方向に対して対称であるため、引き戻し力410p、420pの大きさは互いに略等しく、また引き戻し力430p、440pの大きさも略等しい。また、ヨー方向には移動していないため、引き戻し力500yは図3(a)の場合と同様に略0である。
次に、図3(c)は、レンズL3の中心がヨー方向に距離dだけ移動した場合のピッチ方向駆動部を示す。この場合も、マグネット240pと突起部300pとの位置関係が変化して引き戻し力500yが発生する。すなわち、磁気的に安定する図3(a)の状態に戻そうとする方向の力が働く。ここで、マグネット240pと突起部300pとの形状は駆動方向に対して対称であるため、引き戻し力410y、430yの大きさは略等しく、また引き戻し力420y、440yの大きさも略等しい。また、ピッチ方向には移動していないため、引き戻し力500pは、図3(a)の場合と同様に略0である。
図3(d)は、レンズL3の中心がピッチ方向に距離dだけ移動した場合を示す。図3(b)を参照して説明したように、マグネット240pにはピッチ方向の引き戻し力500pが働くが、コイル(不図示)への通電で発生したローレンツ力600により、シフト部材の移動が可能である。一方、ヨー側のマグネット240yには、図3(c)を参照して説明したように、引き戻し力510yが働く。引き戻し力510yにより、シフト部材には光軸と平行な軸を中心とする回転モーメントが働く。その結果、図3(d)に示されるように、シフト部材には反時計回りのロール動作が発生する。そしてシフト部材は、回転モーメント、引き戻し力、および、ローレンツ力などの全てが釣り合う位置で静止する。
図3(e)は、図3(d)と逆方向にレンズL3の中心が距離dだけ移動した場合を示す。図3(d)と同様に、ヨー側のマグネット240yと突起部300yとに生じる引き戻し力510yにより、シフト部材には光軸と平行な軸を中心とする回転モーメントが働く。その結果、図3(e)に示されるようにシフト部材には時計回りのロール動作が発生する。そしてシフト部材は、回転モーメント、引き戻し力、および、ローレンツ力などの全てが釣り合う位置で静止する。
次に、図4および図6を参照して、本実施例におけるシフト部材(駆動部およびシフト部材)の移動と吸着力による引き戻し力の関係について説明する。図4は、本実施例におけるシフトユニットの引き戻し力の説明図である。図4(a)、(e)〜(g)は、ピッチ方向の駆動部を、図4(b)〜(d)は、ピッチ方向およびヨー方向の駆動部とシフト部材とを、それぞれシフトユニットの前側(被写体側)から見た図である。図6は、本実施例における別形態のヨークを示す図である。図4および図6において、マグネット24(駆動用磁石)、ヨーク29、突起部30、および、レンズL3以外の部材は省略している。
本実施例では、図4(a)に示されるように、マグネット24pの長手方向の幅Wa(幅Wc)とヨーク29pの長手方向の幅WB1は等しい。長手方向は、光軸と直交する面内において駆動軸の方向(駆動方向)と直交する第1方向である。すなわち、マグネット24pの第1方向(駆動方向)と直交する方向の幅Waとヨーク29pの第1方向と直交する方向に延びる端部B1の幅WB1は等しい。ここで、等しいとは、厳密に等しいことだけでなく略等しい(Wa≒WB1)場合も含む意味である。同様に、マグネット24yの第2方向(駆動方向)と直交する方向の幅とヨーク29yの第2方向と直交する方向に延びる端部の幅も等しい。
また、マグネット24pの短手方向の全体幅Wbとヨーク29pの短手方向の幅WD1はWb<WD1の関係を満たす。短手方向は、光軸と直交する面内において駆動方向と平行な第1方向である。すなわち、マグネット24pの第1方向の全体幅Wbは、ヨーク29pの第1方向に延びる端部D1の幅WD1よりも小さい。同様に、マグネット24yの第2方向の全体幅は、ヨーク29yの第2方向に延びる端部の幅よりも小さい。
図4(b)は、シフト部材が光軸中心位置に保持されている状態を示す。図4(c)は、シフト部材が光軸中心位置よりもピッチ方向の上方向に変位した状態を示す図である。図4(d)は、シフト部材が光軸中心位置よりもピッチ方向の下方向に変位した状態を示す図である。マグネット24pおよびヨーク29pのヨー方向のそれぞれの幅Wa、WB1はWa≒WB1の関係を満たすため、図4(b)〜(d)のいずれの場合にも引き戻し力は発生しない。一方、図4(c)、(d)の場合、ローレンツ力60によるマグネット24yとヨーク29yとの相対位置シフトに応じて、引き戻し力49p’、49p’’がそれぞれ生じる。このため、図4(b)に示されるマグネット24yおよびヨーク29yの位置に戻るようにモーメントが発生する。
以下、図4(b)〜(d)の場合にピッチ方向にそれぞれ発生する引き戻し力41p、41p’、41p’’に関して、図4(e)〜(g)を参照して詳述する。図4(e)は、シフト部材が光軸中心位置に保持されている場合(図4(b))におけるマグネット24pとヨーク29pの位置関係を示す図である。マグネット24pの長手方向の端部a(レンズL3から最も遠い側の端部)は、ヨーク29pの端部A1、A3と略同一位置にある。また、マグネット24pの長手方向の端部c(レンズL3に最も近い側の端部)は、ヨーク29pの端部B1(レンズL3に最も近い側の端部)よりも上側(レンズL3より遠い側)に位置している。このとき、マグネット24pの端部aは、ヨーク29pの端部A1、A3と略同一の位置にあるため、引き戻し力は生じていない。しかし、マグネット24pの端部cは、ヨーク29pの端部B1よりもヨーク内側(上側)に位置するため、図中の下方向に引き戻し力42pが生じる。このため、マグネット24pとヨーク29pとの間には、図中の下方向に引き戻し力41pが発生する。
図4(f)は、シフト部材が光軸中心位置よりもピッチ方向の上方向に変位した場合(図4(c))におけるマグネット24pとヨーク29pの位置関係を示す図である。マグネット24pの端部aは、ヨーク29pの端部A1、A3に対して図中の上方にはみ出しているため、引き戻し力43pが生じる。また、マグネット24pの端部aはヨーク29pの突出部32pの端部A2に近づくため、引き戻し力44pも生じる。更に、マグネット24pの端部cとヨーク29pの端部B1との間には引き戻し力45pが生じる。このような状態における引き戻し力41p’は、引き戻し力43p、44P、45pの合力(41p’=43p+44p+45p)で表され、図4(f)の下方向(ピッチ方向の下方向)の引き戻し力となる。
図4(g)は、シフト部材が光軸中心位置よりもピッチ方向の上方向に変位した場合(図4(d))におけるマグネット24pとヨーク29pの位置関係を示す図である。マグネット24pの端部aは、ヨーク29pの端部A1、A3に対して図中の下方に位置するため、引き戻し力46pが生じる。また、マグネット24pの端部aは、ヨーク29pの中央領域に位置する突起部30pの上側の端部E1に近づくため、引き戻し力47pが生じる。更に、マグネット24pの端部cとヨーク29pの端部B1との間には、引き戻し力48pが生じる。このような状態における引き戻し力41p’’は、引き戻し力46p、47p、48pの合力(41p’’=46p+47p+48p)で表され、図4(g)の下方向(ピッチ方向の下方向)の引き戻し力となる。
以上のとおり、本実施例の構成によれば、シフト部材が可動範囲内のいずれに位置している場合でも、ピッチ方向のマグネット24pとヨーク29pとの間にはピッチ方向下向きの引き戻し力が発生する。すなわち、マグネット24pとヨーク29pとの間に働く第1方向の引き戻し力は、シフト部材の可動範囲内においてゼロにならない。同様に、マグネット24yとヨーク29yとの間に働く第2方向の引き戻し力も、シフト部材の可動範囲内においてゼロにならない。更に本実施例では、マグネット24pとヨーク29pとの間に働く第1方向の引き戻し力は、シフト部材の可動範囲内において一定の方向(図中の下方向)に発生する。またヨー方向には、常にシフト部材を光軸中心位置(基準位置)に引き戻す力が発生する。同様に、マグネット24yとヨーク29yとの間に働く第2方向の引き戻し力は、シフト部材の可動範囲内において一定の方向(図4(b)〜(d)中の右方向)に発生する。これにより、シフト部材の可動範囲内において引き戻し力によるバネ性を略一定に保つことが可能となる。このため、シフト部材の可動範囲内で発生するロール挙動を安定化し、また、ローレンツ力に対する引き戻し力の安定化による制御性を向上させることができる。
本実施例において、ヨーク29p、29yは、駆動方向(ピッチ方向またはヨー方向)における一方側に凸形状を有するが、これに限定されるものではない。例えば図6に示されるように、ヨーク29pの駆動方向と直交する方向に延びる両端部に凸形状(突出部32p、33p)を有するように構成してもよい。図6では、端部A1、A3の間に端部A2を有する突出部32pが設けられているとともに、端部B1、B3の間に端部B2を有する突出部33pが設けられている。ヨーク29yについても同様である。なお本実施例において、ヨーク29の突起部30は無くてもよい。なお、本実施例の上記説明は主にピッチ方向の駆動に関して説明したが、ヨー方向の駆動についても同様の効果が得られる。
次に、図5を参照して、本実施例におけるレンズ鏡筒を備えた光学機器について説明する。図5は、本実施例における光学機器(撮像装置)の構成図である。光学機器120において、レンズL3を含むレンズユニット(レンズ鏡筒)を通してCCD113(撮像素子)に結像した被写体の像は、カメラ信号処理回路101に入力され、増幅やγ補正などの所定の処理が行われる。カメラ信号処理回路101からの出力信号(映像信号)は、AFゲート102またはAEゲート103を通過して所定の領域のコントラスト信号が取り出される。特にAFゲート102を通過したコントラスト信号は、AF回路104により高域成分に関する1つまたは複数の出力を生成する。
CPU105は、AEゲート103の信号レベルに応じて、露出が最適であるか否かを判別する。露出が最適でない場合、CPU105は絞りシャッター駆動源109を介して、最適な絞り値またはシャッター速度でシャッターを駆動するように、絞りシャッター駆動源109を制御する。オートフォーカス動作では、AF回路104にて生成された出力がピークを示すように、CPU105はフォーカス駆動源であるフォーカス駆動回路111を制御する。またCPU105は、適正露出を得るため、AEゲート103を通過した信号出力の平均値を所定の値として、絞りエンコーダ108の出力がこの所定の値となるように絞りシャッター駆動源109を制御し、絞りシャッターの開口径を制御する。
フォトインタラプタなどのエンコーダを用いたフォーカス原点センサ106は、フォーカスレンズ群の光軸方向の絶対位置を検出するための絶対基準位置を検出する。フォトインタラプタなどのエンコーダを用いたズーム原点センサ107は、ズームレンズ群の光軸方向の絶対位置を検出するための絶対基準位置を検出する。CPU105は、ズーム原点センサ107の情報に基づいて、ズーム駆動回路112を制御してズーム駆動源110を駆動する。撮像装置における振れ角度の検出は、例えば撮像装置に固定された振動ジャイロなどの角速度センサの出力を積分して行う。ピッチ角度検出センサ114およびヨー角度検出センサ115のそれぞれの出力は、CPU105で処理される。CPU105は、ピッチ角度検出センサ114からの出力に応じて、ピッチコイル駆動回路116を制御し、コイル28p(不図示)への通電制御を行う。またCPU105は、ヨー角度検出センサ115からの出力に応じて、ヨーコイル駆動回路117を制御し、コイル28y(不図示)への通電制御を行う。
以上の制御により、シフト移動枠22(図1参照)が光軸直交面内でシフト移動する。ピッチ位置検出センサ118およびヨー位置検出センサ119のそれぞれの出力は、CPU105で処理される。レンズL3(補正レンズ群)がシフト移動すると、レンズ鏡筒内の通過光束が曲げられる。このため、撮像装置に振れが生じることによって本来生ずるCCD113上での被写体像の変移を相殺する方向に、相殺する曲げ量だけ通過光束を曲げるようにレンズL3をシフト移動させる。これにより、撮像装置が振れても結像している被写体像がCCD113上で動かない、いわゆる振れ補正を行うことができる。CPU105は、ピッチ角度検出センサ114およびヨー角度検出センサ115により得られた撮像装置の振れ信号と、ピッチ位置検出センサ118およびヨー位置検出センサ119から得られたシフト量信号との差分に相当する信号(差分信号)を算出する。そしてCPU105は、この差分信号に対して増幅および位相補償を行い、ピッチコイル駆動回路116およびヨーコイル駆動回路117を用いてシフト移動枠22をシフト移動させる。この制御により、上記差分信号がより小さくなるようにレンズL3が位置決め制御され、目標位置に保たれる。
このときシフト移動枠22は、ピッチ方向およびヨー方向のコイルに流す電流量に応じて各々のコイルとマグネットとの間に発生するローレンツ力によりシフト移動する。しかし同時に、マグネットとヨークとの間で引き戻し力が発生することでシフト移動は妨げられる。この際に発生する引き戻し力がシフト移動枠22のシフト移動量に依存せずに一定量であれば、差分信号は一定量に保たれるため良好な制御が可能となる。
なお本実施例では、ムービングマグネット型のアクチュエータを用いてシフト移動枠22を駆動する場合について説明したが、これに限定されるものではない。本実施例は、コイル28およびヨーク29をマグネットベース18側に配置し、ヨーク23およびマグネット24をシフトベース21側に配置した所謂ムービングコイル型のアクチュエータを用いる場合にも適用可能である。
本発明の振れ補正装置によれば、マグネットとヨークとの間に発生する引き戻し力が常に特定の方向に発生するため、回転モーメントによるロール挙動を低減させることができる。また、引き戻し力が駆動範囲において常に安定しているためマグネットとコイルとの間に働くローレンツ力に対する引き戻し力が一定又は線形性を保持することが可能である。このため、小型かつ低コストで、シフト部材の光軸直交面内における回転を低減させる振れ補正装置、レンズ鏡筒、および、光学機器を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
3 シフトユニット(振れ補正装置)
24p、24y マグネット
28p、28y コイル
29p、29y ヨーク
L3 レンズ(補正レンズ群)

Claims (9)

  1. レンズを保持するシフト部材と、
    前記シフト部材を本体部に対して光軸と直交する面内の第1方向に移動させる第1駆動部と、
    前記シフト部材を前記本体部に対して前記光軸と直交する面内の前記第1方向と異なる第2方向に移動させる第2駆動部と、を有し、
    前記第1駆動部は、第1マグネット、第1コイル、および、第1ヨークを光軸方向に順に配置して構成され、
    前記第2駆動部は、第2マグネット、第2コイル、および、第2ヨークを前記光軸方向に順に配置して構成され、
    前記第1ヨークは、前記第1方向と直交する方向に延びる端部に、前記第1方向に突出する突出部を有し、
    前記第2ヨークは、前記第2方向と直交する方向に延びる端部に、前記第2方向に突出する突出部を有する、ことを特徴とする振れ補正装置。
  2. 前記第1マグネットの前記第1方向の全体幅は、前記第1ヨークの該第1方向に延びる端部の幅よりも小さく、
    前記第2マグネットの前記第2方向の全体幅は、前記第2ヨークの該第2方向に延びる端部の幅よりも小さい、ことを特徴とする請求項1に記載の振れ補正装置。
  3. 前記第1マグネットと前記第1ヨークとの間に働く前記第1方向の引き戻し力、および、前記第2マグネットと前記第2ヨークとの間に働く第2方向の引き戻し力は、前記シフト部材の可動範囲内においてゼロにならないことを特徴とする請求項1または2に記載の振れ補正装置。
  4. 前記第1マグネットと前記第1ヨークとの間に働く前記第1方向の引き戻し力、および、前記第2マグネットと前記第2ヨークとの間に働く第2方向の引き戻し力は、前記シフト部材の可動範囲内において一定の方向に発生することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の振れ補正装置。
  5. 前記第1マグネットの前記第1方向と直交する方向の幅と前記第1ヨークの該第1方向と直交する方向に延びる端部の幅は等しく、
    前記第2マグネットの前記第2方向と直交する方向の幅と前記第2ヨークの該第2方向と直交する方向に延びる端部の幅は等しい、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の振れ補正装置。
  6. 前記第1マグネットと前記第1ヨークとの間、および、前記第2マグネットと前記第2ヨークとの間にそれぞれ働く磁気吸引力により、前記シフト部材と前記本体部とで挟持された複数のボールを更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の振れ補正装置。
  7. 前記複数のボールが前記光軸に直交する面内で転動することにより、前記シフト部材が該面内でシフト移動することを特徴とする請求項6に記載の振れ補正装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の振れ補正装置を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 請求項8に記載のレンズ鏡筒を有することを特徴とする光学機器。
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