JPS6314411Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6314411Y2 JPS6314411Y2 JP14137382U JP14137382U JPS6314411Y2 JP S6314411 Y2 JPS6314411 Y2 JP S6314411Y2 JP 14137382 U JP14137382 U JP 14137382U JP 14137382 U JP14137382 U JP 14137382U JP S6314411 Y2 JPS6314411 Y2 JP S6314411Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- iron core
- electromagnetic induction
- laminate
- utility
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 19
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 claims description 12
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 2
- 229910000976 Electrical steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は電磁誘導機器の鉄心に関するもので
あり、特に鉄心にかかる機械力に対して十分な強
度を有する電磁誘導機器の鉄心に関するものであ
る。
あり、特に鉄心にかかる機械力に対して十分な強
度を有する電磁誘導機器の鉄心に関するものであ
る。
変圧器等の電磁誘導機器の鉄心は、方向性ケイ
素鋼帯が使用され、その優れた磁気特性を生かす
ため第1図に示すような構造が一般に採用されて
いる。
素鋼帯が使用され、その優れた磁気特性を生かす
ため第1図に示すような構造が一般に採用されて
いる。
第1図は従来の電磁誘導機器の鉄心を示す平面
図である。第1図において、1は横方向に設置さ
れた第1の鉄心積層板、2は縦方向に設置され端
部が第1の鉄心積層板1の端部に当接する第2の
鉄心積層板である。
図である。第1図において、1は横方向に設置さ
れた第1の鉄心積層板、2は縦方向に設置され端
部が第1の鉄心積層板1の端部に当接する第2の
鉄心積層板である。
第1図に示す従来の鉄心は、第1の鉄心積層板
1の端部と第2の鉄心積層板2の端部との当接部
である角部は、第2図イ、ロに示す構造のものを
交互に積重ねることによつて構成され、いわゆる
重ね接合(ラツプジヨイント)を形成している。
この構成は磁気特性上は優れた構造であるが、重
ね合わせ部(ラツプ部)の面積が比較的狭いた
め、相当大きな圧力で締付けてもラツプ部の摩擦
力が小さく、変圧器組立中に鉄心を吊上げる場合
や、運転中に短絡事故が発生した場合に、鉄心に
かかる機械力に耐えることができない。このた
め、前記のような機械力に耐える部品、例えば上
下ヨーク部締付枠を機械的に結合するタイボルト
を鉄心以外に設ける必要があり、構造が複雑とな
り、かつ高価になる欠点があつた。
1の端部と第2の鉄心積層板2の端部との当接部
である角部は、第2図イ、ロに示す構造のものを
交互に積重ねることによつて構成され、いわゆる
重ね接合(ラツプジヨイント)を形成している。
この構成は磁気特性上は優れた構造であるが、重
ね合わせ部(ラツプ部)の面積が比較的狭いた
め、相当大きな圧力で締付けてもラツプ部の摩擦
力が小さく、変圧器組立中に鉄心を吊上げる場合
や、運転中に短絡事故が発生した場合に、鉄心に
かかる機械力に耐えることができない。このた
め、前記のような機械力に耐える部品、例えば上
下ヨーク部締付枠を機械的に結合するタイボルト
を鉄心以外に設ける必要があり、構造が複雑とな
り、かつ高価になる欠点があつた。
この考案は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたものである。以下図面につ
いてこの考案の実施例を説明する。
去するためになされたものである。以下図面につ
いてこの考案の実施例を説明する。
第3図はこの考案に係る電磁誘導機器の鉄心の
一実施例を示す部分平面図である。第3図におい
て、1aは横方向に設置され矢印Aに示す圧延方
向を有する第1の鉄心積層板、2aは縦方向に設
置された端部が第1の鉄心1の端部に当接しかつ
矢印Bに示す圧延方向を有する第2の鉄心積層板
である。
一実施例を示す部分平面図である。第3図におい
て、1aは横方向に設置され矢印Aに示す圧延方
向を有する第1の鉄心積層板、2aは縦方向に設
置された端部が第1の鉄心1の端部に当接しかつ
矢印Bに示す圧延方向を有する第2の鉄心積層板
である。
第3図に示すこの考案の鉄心は、その積層の一
層の詳細を第4図に示すように、第1、第2の鉄
心積層板1a,2aの当接部の形状を、第1、第
2の鉄心積層板1a,2aの端部からなる角部の
内隅と外隅とを結ぶ線lの中点Pに対して点対称
とし、かつ互いに嵌合する凹凸部101a,10
2a,201a,202aを備えている。また凹
凸部101a,102a,201a,202a
は、内隅と外隅とを結ぶ線lの中点Pを通る線と
第2の鉄心積層板2aの圧延方向Bとなす角度α
が0゜<α<135゜となるのが好ましい。この角度α
を0゜<α<135゜とすることによつて、例えば鉄心
吊上げ時に、鉄心に上下にかかる機械力に十分耐
えることができる。また角度αは第1の鉄心1a
の圧延方向Aとなす角度であつてもよい。
層の詳細を第4図に示すように、第1、第2の鉄
心積層板1a,2aの当接部の形状を、第1、第
2の鉄心積層板1a,2aの端部からなる角部の
内隅と外隅とを結ぶ線lの中点Pに対して点対称
とし、かつ互いに嵌合する凹凸部101a,10
2a,201a,202aを備えている。また凹
凸部101a,102a,201a,202a
は、内隅と外隅とを結ぶ線lの中点Pを通る線と
第2の鉄心積層板2aの圧延方向Bとなす角度α
が0゜<α<135゜となるのが好ましい。この角度α
を0゜<α<135゜とすることによつて、例えば鉄心
吊上げ時に、鉄心に上下にかかる機械力に十分耐
えることができる。また角度αは第1の鉄心1a
の圧延方向Aとなす角度であつてもよい。
この考案は以上のように構成され、第1、第2
の鉄心積層板1a,2aの当接部の形状を、内隅
と外隅とを結ぶ線lの中点Pに対して点対称とす
ることにより鉄心積層板切断時にスクラツプが全
く発生せず、歩留りが良くなる。また、中点Pに
おいて当接部と第1、第2の鉄心積層板1a,2
aの圧延方向A,Bの何れか一方となす角度α
を、0゜<α<135゜にすることにより、第1、第2
の鉄心積層板1a,2aにかかる上下方向機械力
に十分耐えることができる。当接部は第3図に示
すように、第4図に示すものと対称に形成された
ものを交互に積層して構成されているため、通常
のラツプジヨイントとほぼ同様のラツプジヨイン
トが形成され、その当接部もほぼ内隅と外隅とを
結ぶ線lに沿つているので、その磁気特性は第1
図に示す従来の鉄心と殆ど変わることがない。
の鉄心積層板1a,2aの当接部の形状を、内隅
と外隅とを結ぶ線lの中点Pに対して点対称とす
ることにより鉄心積層板切断時にスクラツプが全
く発生せず、歩留りが良くなる。また、中点Pに
おいて当接部と第1、第2の鉄心積層板1a,2
aの圧延方向A,Bの何れか一方となす角度α
を、0゜<α<135゜にすることにより、第1、第2
の鉄心積層板1a,2aにかかる上下方向機械力
に十分耐えることができる。当接部は第3図に示
すように、第4図に示すものと対称に形成された
ものを交互に積層して構成されているため、通常
のラツプジヨイントとほぼ同様のラツプジヨイン
トが形成され、その当接部もほぼ内隅と外隅とを
結ぶ線lに沿つているので、その磁気特性は第1
図に示す従来の鉄心と殆ど変わることがない。
第5図はこの考案に係る電磁誘導機器の鉄心の
他の実施例を示す積層の一層の部分平面図であ
る。すなわち、第3図および第4図に示す実施例
のものは、当接部が直接で形成された場合を示し
たが、第5図に示す実施例のものは、当接部の一
部もしくは全部が曲線で形成された場合を示した
ものであり、その効果は何等変わるものではな
い。
他の実施例を示す積層の一層の部分平面図であ
る。すなわち、第3図および第4図に示す実施例
のものは、当接部が直接で形成された場合を示し
たが、第5図に示す実施例のものは、当接部の一
部もしくは全部が曲線で形成された場合を示した
ものであり、その効果は何等変わるものではな
い。
以上のようにこの考案によれば、機械耐力が増
大し、構造が簡単となり、かつ安価になる等の諸
効果を有する。
大し、構造が簡単となり、かつ安価になる等の諸
効果を有する。
第1図は従来の電磁誘導機器の鉄心を示す平面
図、第2図イ、ロは第1図の構成説明図、第3図
はこの考案に係る電磁誘導機器の鉄心の一実施例
を示す部分平面図、第4図は第3図の積層の一層
の詳細を示す部分平面図、第5図はこの考案に係
る電磁誘導機器の鉄心の他の実施例を示す積層の
一層の部分平面図である。 図において、1aは第1の鉄心積層板、101
a,102aは凹凸部、2aは第2の鉄心積層
板、201a,202aは凹凸部、lは内隅と外
隅とを結ぶ線、Pは中点、αは角度である。なお
各図中同一部分には同一符号を付している。
図、第2図イ、ロは第1図の構成説明図、第3図
はこの考案に係る電磁誘導機器の鉄心の一実施例
を示す部分平面図、第4図は第3図の積層の一層
の詳細を示す部分平面図、第5図はこの考案に係
る電磁誘導機器の鉄心の他の実施例を示す積層の
一層の部分平面図である。 図において、1aは第1の鉄心積層板、101
a,102aは凹凸部、2aは第2の鉄心積層
板、201a,202aは凹凸部、lは内隅と外
隅とを結ぶ線、Pは中点、αは角度である。なお
各図中同一部分には同一符号を付している。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 横方向に設置された第1の鉄心積層板、およ
び前記第1の鉄心積層板の端部に端部が当接し
縦方向に設置された第2の鉄心積層板を備え、
前記第1、第2の鉄心積層板の当接部の形状
を、前記第1、第2の鉄心積層板の端部からな
る角度の内隅と外隅とを結ぶ線の中点に対して
点対称とし、かつ互いに嵌合する凹凸部を備え
てなる電磁誘導機器の鉄心。 2 凹凸部は、内隅と外隅とを結ぶ線の中点を通
る線が、第1の鉄心積層板もしくは第2の鉄心
積層板の圧延方向となす角度αが、0゜<α<
135゜になるように形成された実用新案登録請求
の範囲第1項記載の電磁誘導機器の鉄心。 3 凹凸部は、直線で形成された実用新案登録請
求の範囲第1項または第2項記載の電磁誘導機
器の鉄心。 4 凹凸部は、その一部もしくは全部が曲線で形
成された実用新案登録請求の範囲第1項または
第2項記載の電磁誘導機器の鉄心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14137382U JPS5944021U (ja) | 1982-09-16 | 1982-09-16 | 電磁誘導機器の鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14137382U JPS5944021U (ja) | 1982-09-16 | 1982-09-16 | 電磁誘導機器の鉄心 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5944021U JPS5944021U (ja) | 1984-03-23 |
JPS6314411Y2 true JPS6314411Y2 (ja) | 1988-04-22 |
Family
ID=30316209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14137382U Granted JPS5944021U (ja) | 1982-09-16 | 1982-09-16 | 電磁誘導機器の鉄心 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5944021U (ja) |
-
1982
- 1982-09-16 JP JP14137382U patent/JPS5944021U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5944021U (ja) | 1984-03-23 |
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