JPH0124916Y2 - - Google Patents

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JPH0124916Y2
JPH0124916Y2 JP7829483U JP7829483U JPH0124916Y2 JP H0124916 Y2 JPH0124916 Y2 JP H0124916Y2 JP 7829483 U JP7829483 U JP 7829483U JP 7829483 U JP7829483 U JP 7829483U JP H0124916 Y2 JPH0124916 Y2 JP H0124916Y2
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JP
Japan
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main leg
iron core
core main
plate
reactor
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JP7829483U
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  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はリアクトルに関するものであり、特
に鉄心を改良したリアクトルに関するものであ
る。
第1図は従来のリアクトルを示す部分断面正面
図である。第1図において、1a〜1cはそれぞ
れ中空部を有し並設されたコイル、2a〜2cは
それぞれコイル1a〜1cの中空部内に貫通挿入
された鉄心主脚で、それぞれ積層鉄心からなる複
数の鉄心ブロツク201と、複数の鉄心ブロツク
201の相互間に設置された空隙スペーサ202
とから構成されている。上、下端枠3,4は例え
ばコ字状に形成され、鉄心主脚2a〜2cの上、
下端部に結合された上、下継鉄(図示せず)を挾
み締付けるものである。締付ボルト5は上、下端
枠3,4間に締付けられ、鉄心主脚2a〜2cを
締付けるものである。
従来のリアクトルは上記のように構成され、磁
束径路を構成する鉄心主脚2a〜2cに空隙スペ
ーサ202によつて断続的に空隙を設けて、この
空隙の磁気抵抗によつてリアクトルのインダクタ
ンスを設定している。しかし空隙の寸法を大きく
すると、空隙部分の漏れ磁束が増加し、この漏れ
磁束によつて鉄心ブロツク201の端部に発生す
るうず電流が増加して、局部過熱や損失の増加を
招く恐れがある。このため、所定のインダクタン
スを得るに必要な空隙長を多数の小ギヤツプに分
割して、鉄心主脚2a〜2c全長にわたつて分散
配置する構造が用いられる。すなわち、鉄心主脚
2a〜2cを複数の鉄心ブロツク201に分割
し、この複数の鉄心ブロツク201と空隙スペー
サ202とを交互に積重ねて構成される。
第2図は鉄心ブロツク201の一例を示す斜視
図である。すなわち鉄心ブロツク201はケイ素
鋼板を平行に積層して締付ボルト6により一体化
したものである。第3図は鉄心ブロツク201の
他の一例を示す斜視図である。すなわち鉄心ブロ
ツク201は放射状に配置したケイ素鋼板を接
着・固化して構成されている。また、空隙スペー
サ202には樹脂積層板が磁器が用いられる。
上記のように構成されたリアクトルにおいて、
空隙スペーサ202を隔てて配置された鉄心ブロ
ツク201間には、鉄心主脚2a〜2cを通過す
る磁束によつて、鉄心主脚2a〜2cの軸方向に
磁気吸引力が作用する。この磁気吸引力は磁束密
度の自乗に比例するので、磁気吸引力は電源周波
数の2倍の周波数で脈動し、鉄心ブロツク201
の変形、振動を惹起して、騒音や疲労破壊の原因
になるなどの障害を生じる。このため、鉄心ブロ
ツク201は樹脂により接着固化するとともに、
鉄心ブロツク201と空隙スペーサ202間も樹
脂により接着し、さらに、上、下端枠3,4間に
設けた締付ボルト5により軸方向に締付け一体化
するなどの方法がとられる。このため、鉄心主脚
2a〜2cは、構造が複雑で加工工数が多く、締
付ボルト5等の強大な軸方向締付機構を必要とす
るなどの欠点があつた。また、このような処置を
講じても、空隙スペーサ202の弾性係数は金属
材料に比べて小さく、磁気吸引力による変形振動
が大きくなる。さらに、鉄心ブロツク201等の
接着固化に用いる接着剤が、経年劣化するなどの
欠点があつた。
この考案は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、簡単な構造で所望の磁気抵抗を得るととも
に、機械的に強固で振動、騒音の低いリアクトル
を提供することを目的とする。
以下この考案の一実施例を図について説明す
る。第4図はこの考案に係るリアクトルの一実施
例を示す部分断面正面図、第5図は第4図の鉄心
主脚を構成する主脚板状部材を示す斜視図であ
る。なお図中第1図と同一部分には同一符号を付
している。第4図および第5図において、2A〜
2Cはコイル1a〜1cの中空部に貫通挿入され
た鉄心主脚で、それぞれケイ素鋼板203と非磁
性金属板204とを、鉄心主脚2A〜2Cの軸方
向に交互に溶接して主脚板状部材205を形成し
ている。さらに主脚板状部材205と上、下継鉄
6,7とは第6図aの組合せと、第6図bの組合
せとを交互に積層して枠状に重ね接合により結合
されている。
以上のように構成されたリアクトルでは、非磁
性金属板204が従来の空隙スペーサ202によ
つて形成された空隙部と同様に、リアクトルのイ
ンダクタンスの設定に必要な磁気抵抗を保持する
とともに、従来の空隙スペーサ202の如き樹脂
積層板等の非金属材料で構成された空隙に比べ
て、弾性係数が高く、かつ磁気吸引力による変形
を生じにくい特徴がある。また、非磁性金属板2
04とケイ素鋼板203とは溶接されているた
め、機械的に強固で従来の如き樹脂による接着と
異なり、経年劣化のおそれがない。さらに、鉄心
の如き主脚2A〜2Cは上、下継鉄6,7と重ね
接合により結合されているため、締付ボルト5な
どの軸方向の締付機構を必要とせず、簡単な構造
で機械的に強固な鉄心主脚2A〜2Cを構成する
ことができ、振動、騒音を低減することができ
る。
なお、非磁性金属板204としてステンレス鋼
板を用いると、電気抵抗が高く、磁束の通過によ
るうず電流損の発生を抑制することができる。
なおまた、上記の説明では、この考案を三相3
脚鉄心に適用する場合を述べたが、他の鉄心形
式、例えば三相5脚鉄心、単相3脚鉄心、単相2
脚鉄心などに利用できることはいうまでもない。
第7図は主脚板状部材205の製作方法を示す
平面図である。すなわち、鉄心主脚2A〜2Cの
幅より長さの長い長方形状のケイ素鋼板203と
非磁性金属板204とを、それぞれの長手方向側
端面が接するよう交互に溶接配置した後、図中の
点線で示すように溶接線に略直角に鉄心主脚2A
〜2Cの幅で切断することにより、第5図と同様
の主脚板状部材205を得ることができ、溶接、
切断の工数を低減することができる。
以上のようにこの考案によれば、鉄心主脚をケ
イ素鋼板と非磁性金属板とを鉄心主脚の軸方向に
交互に溶接してなる主脚板状部材を積層して構成
し、さらには継鉄と重ね接合することにより、簡
単な構造で磁気的に空隙を有し、機械的に堅固と
なり、振動、騒音が少く、かつ経年変化が少い等
の諸効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリアクトルを示す部分断面正面
図、第2図および第3図は第1図の鉄心ブロツク
の詳細を示す斜視図、第4図はこの考案に係るリ
アクトルの一実施例を示す部分断面正面図、第5
図は第4図の鉄心主脚を構成する主脚板状部材を
示す斜視図、第6図a,bは主脚板状部材と継鉄
との積層方法を示す展開図、第7図は第5図の主
脚板状部材の他の製作法を示す説明図である。 図において、1a〜1cはコイル、2A〜2C
は鉄心主脚、203はケイ素鋼板、204は非磁
性金属板、205は主脚板状部材、3,4は上、
下端枠、6,7は上、下継鉄である。なお各図中
同一部分には同一符号を付している。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 鉄心主脚と前記鉄心主脚に巻装されたコイル
    とを有するリアクトルにおいて、前記鉄心主脚
    を、ケイ素鋼板と非磁性金属板とを前記鉄心主
    脚の軸方向に交互に溶接してなる主脚板状部材
    を積層して構成したリアクトル。 2 鉄心主脚の端部は継鉄に結合され、前記鉄心
    主脚を構成する主脚板状部材と前記継鉄とは、
    重ね接合により結合されている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のリアクトル。 3 非磁性金属板はステンレス鋼板である実用新
    案登録請求の範囲第1項または第2項記載のリ
    アクトル。 4 主脚板状部材は、長方形状のケイ素鋼板と非
    磁性金属板とを、それぞれの長手方向側端面が
    接するように交互に溶接した後、前記溶接の溶
    接線にほぼ直交するように鉄心主脚の幅に切断
    してなる実用新案登録請求の範囲第1項ないし
    第3項の何れか一に記載のリアクトル。
JP7829483U 1983-05-23 1983-05-23 リアクトル Granted JPS59182919U (ja)

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JP7829483U JPS59182919U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 リアクトル

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JP7829483U JPS59182919U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 リアクトル

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JPS59182919U JPS59182919U (ja) 1984-12-06
JPH0124916Y2 true JPH0124916Y2 (ja) 1989-07-27

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